JP2560349Y2 - ギター弦の保持構造 - Google Patents
ギター弦の保持構造Info
- Publication number
- JP2560349Y2 JP2560349Y2 JP1992084308U JP8430892U JP2560349Y2 JP 2560349 Y2 JP2560349 Y2 JP 2560349Y2 JP 1992084308 U JP1992084308 U JP 1992084308U JP 8430892 U JP8430892 U JP 8430892U JP 2560349 Y2 JP2560349 Y2 JP 2560349Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holding
- rear position
- adjusting screw
- position adjusting
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D3/00—Details of, or accessories for, stringed musical instruments, e.g. slide-bars
- G10D3/12—Anchoring devices for strings, e.g. tail pieces or hitchpins
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D3/00—Details of, or accessories for, stringed musical instruments, e.g. slide-bars
- G10D3/14—Tuning devices, e.g. pegs, pins, friction discs or worm gears
- G10D3/147—Devices for altering the string tension during playing
- G10D3/153—Tremolo devices
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D3/00—Details of, or accessories for, stringed musical instruments, e.g. slide-bars
- G10D3/14—Tuning devices, e.g. pegs, pins, friction discs or worm gears
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H3/00—Instruments in which the tones are generated by electromechanical means
- G10H3/12—Instruments in which the tones are generated by electromechanical means using mechanical resonant generators, e.g. strings or percussive instruments, the tones of which are picked up by electromechanical transducers, the electrical signals being further manipulated or amplified and subsequently converted to sound by a loudspeaker or equivalent instrument
- G10H3/14—Instruments in which the tones are generated by electromechanical means using mechanical resonant generators, e.g. strings or percussive instruments, the tones of which are picked up by electromechanical transducers, the electrical signals being further manipulated or amplified and subsequently converted to sound by a loudspeaker or equivalent instrument using mechanically actuated vibrators with pick-up means
- G10H3/18—Instruments in which the tones are generated by electromechanical means using mechanical resonant generators, e.g. strings or percussive instruments, the tones of which are picked up by electromechanical transducers, the electrical signals being further manipulated or amplified and subsequently converted to sound by a loudspeaker or equivalent instrument using mechanically actuated vibrators with pick-up means using a string, e.g. electric guitar
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Stringed Musical Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はギター弦の保持構造に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なギター弦の保持構造を図
7ないし図9に示す。符号80はギター、81はボディ
本体、82はネック、83は弦である。図示のように、
弦83はその一端がネック82のチューニングボルト8
4に取り付けられ、他端がボディ本体81に配置された
ブリッジ部85に取付けられることによって張設され
る。
7ないし図9に示す。符号80はギター、81はボディ
本体、82はネック、83は弦である。図示のように、
弦83はその一端がネック82のチューニングボルト8
4に取り付けられ、他端がボディ本体81に配置された
ブリッジ部85に取付けられることによって張設され
る。
【0003】ブリッジ部85には、例えば図のように、
断面略L字形状に形成されたブリッジプレート86が配
置されていて、このプレート86上に各弦83の高さ位
置および長さ(張力)の調節を行うサドル87が配置さ
れる。サドル87は、図9から明らかなように、該サド
ル87の上下方向に貫設螺着された高さ位置調節ネジ8
9によってサドルの高さ位置を調整することができ、ま
た、後端頭部88Aが前記ブリッジプレート86の立上
がり部86Aに係着された前後位置調節ネジ88をサド
ル87の前後方向に螺着することによってサドルの前後
位置を調整することができるようになっている。
断面略L字形状に形成されたブリッジプレート86が配
置されていて、このプレート86上に各弦83の高さ位
置および長さ(張力)の調節を行うサドル87が配置さ
れる。サドル87は、図9から明らかなように、該サド
ル87の上下方向に貫設螺着された高さ位置調節ネジ8
9によってサドルの高さ位置を調整することができ、ま
た、後端頭部88Aが前記ブリッジプレート86の立上
がり部86Aに係着された前後位置調節ネジ88をサド
ル87の前後方向に螺着することによってサドルの前後
位置を調整することができるようになっている。
【0004】そして、弦83はこのサドル87の上部周
面上の弦保持部90に保持されるものであるから、前記
した高さ位置調節ネジ89および前後位置調節ネジ88
を各々適宜回動することによって、弦83の高さおよび
長さ(張力)が調整される。
面上の弦保持部90に保持されるものであるから、前記
した高さ位置調節ネジ89および前後位置調節ネジ88
を各々適宜回動することによって、弦83の高さおよび
長さ(張力)が調整される。
【0005】しかしながら、かかる従来構造にあって
は、サドル87の位置保持の応力が結果的にブリッジプ
レート86の立上がり部86Aに係着される前後位置調
節ネジ88の頭部88Aに集中することになる。また、
高さ位置調節ネジ89によってサドル高さを高くしたり
低くしたりした場合には、前後位置調節ネジ88の頭部
88Aとブリッジプレート86の立上がり部86Aとの
係着が傾斜状となって安定しない。
は、サドル87の位置保持の応力が結果的にブリッジプ
レート86の立上がり部86Aに係着される前後位置調
節ネジ88の頭部88Aに集中することになる。また、
高さ位置調節ネジ89によってサドル高さを高くしたり
低くしたりした場合には、前後位置調節ネジ88の頭部
88Aとブリッジプレート86の立上がり部86Aとの
係着が傾斜状となって安定しない。
【0006】これらのことは、演奏中の弦の振動エネル
ギーによってサドルががたついたり、あるいは音程や弦
高さの狂いを発生させる原因となりかねない。
ギーによってサドルががたついたり、あるいは音程や弦
高さの狂いを発生させる原因となりかねない。
【0007】さらに、従来の構造では、各弦に対応する
各前後位置調節ボルト88のすべてが、ブリッジプレー
ト86に立設された単一の立上がり部86Aに係着され
るものであるから、当該ブリッジ部85におけるデザイ
ンが制限され、自由な設計によって意匠効果を高めるこ
とが困難であった。
各前後位置調節ボルト88のすべてが、ブリッジプレー
ト86に立設された単一の立上がり部86Aに係着され
るものであるから、当該ブリッジ部85におけるデザイ
ンが制限され、自由な設計によって意匠効果を高めるこ
とが困難であった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】この考案はこのような
現状に鑑み提案されたものであって、弦のための確実な
保持が可能で、あわせてブリッジ部におけるデザインの
自由度が大きく、弦の本数にも容易に対応することがで
きる新規なギター弦の保持構造を提供しようとするもの
である。
現状に鑑み提案されたものであって、弦のための確実な
保持が可能で、あわせてブリッジ部におけるデザインの
自由度が大きく、弦の本数にも容易に対応することがで
きる新規なギター弦の保持構造を提供しようとするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この考案は、
ギターのボディ本体に配置されたベース板と、前記ベー
ス板上に各ギター弦に対応してそれぞれ配置され、ギタ
ー弦保持部を有するとともに、高さ位置調節ネジが上下
方向に螺着され、かつ後端に係着頭部を有する前後位置
調節ネジが前後方向に螺着されたサドル部材と、円柱状
本体を有し、かつ該円柱状本体の一方の端面から割溝が
形成されているとともに、前記割溝に前記前後位置調節
ネジを挿通保持する保持部が形成された前後位置調節ネ
ジ保持部材と、前記ベース板上に前記各サドル部材に対
応してそれぞれ固着され、回動保持部材を回動可能に保
持する保持孔部を備え、かつ前記前後位置調節ネジの係
着頭部を係着する係着部が形成されているとともに、前
記保持孔部に挿入された前後位置調節ネジ保持部材の割
溝を緊締または弛緩する締付ネジが螺着された固定部材
とからなることを特徴とするギター弦の保持構造に係
る。
ギターのボディ本体に配置されたベース板と、前記ベー
ス板上に各ギター弦に対応してそれぞれ配置され、ギタ
ー弦保持部を有するとともに、高さ位置調節ネジが上下
方向に螺着され、かつ後端に係着頭部を有する前後位置
調節ネジが前後方向に螺着されたサドル部材と、円柱状
本体を有し、かつ該円柱状本体の一方の端面から割溝が
形成されているとともに、前記割溝に前記前後位置調節
ネジを挿通保持する保持部が形成された前後位置調節ネ
ジ保持部材と、前記ベース板上に前記各サドル部材に対
応してそれぞれ固着され、回動保持部材を回動可能に保
持する保持孔部を備え、かつ前記前後位置調節ネジの係
着頭部を係着する係着部が形成されているとともに、前
記保持孔部に挿入された前後位置調節ネジ保持部材の割
溝を緊締または弛緩する締付ネジが螺着された固定部材
とからなることを特徴とするギター弦の保持構造に係
る。
【0010】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説
明する。図1はこの考案のギター弦の保持構造の一実施
例の要部を示す斜視図、図2はそのサドル部材および前
後位置調節ネジ保持部材を表わす分解斜視図、図3は同
じくその固定部材の斜視図、図4は図1の4−4線にお
ける断面図、図5は同じく図1の5−5線における断面
図、図6はこの考案構造のギターのボディ本体への装着
例を示した要部の断面図である。
明する。図1はこの考案のギター弦の保持構造の一実施
例の要部を示す斜視図、図2はそのサドル部材および前
後位置調節ネジ保持部材を表わす分解斜視図、図3は同
じくその固定部材の斜視図、図4は図1の4−4線にお
ける断面図、図5は同じく図1の5−5線における断面
図、図6はこの考案構造のギターのボディ本体への装着
例を示した要部の断面図である。
【0011】図1に図示したように、この考案のギター
弦保持構造は、ベース板20とサドル部材30と前後位
置調節ネジ保持部材40と固定部材50とからなる。
弦保持構造は、ベース板20とサドル部材30と前後位
置調節ネジ保持部材40と固定部材50とからなる。
【0012】まず、ベース板20について説明すると、
このベース板20は従来のブリッジプレートに対応する
もので、例えば金属の平板状物よりなり、ギターのボデ
ィ本体上面に配置される。
このベース板20は従来のブリッジプレートに対応する
もので、例えば金属の平板状物よりなり、ギターのボデ
ィ本体上面に配置される。
【0013】実施例のベース板20は、図6に図示した
ように、トレモロユニットUを構成しており、ベース板
20下部には垂下部70が形成され、ボディ本体Bの空
所Sに上下方向aに揺動自在に保持される。図6におい
て、符号71はベース板20に設けられた弦10の透
孔、72は垂下部70の弦挿通部、73は弦止め12の
係止部、75はスプリング、76はスプリング75のボ
ディ本体への固定部材、79はベース板20先端の係着
部である。なお、この考案は、図6のようなトレモロ構
造に限定されるものではないことはいうまでもない。
ように、トレモロユニットUを構成しており、ベース板
20下部には垂下部70が形成され、ボディ本体Bの空
所Sに上下方向aに揺動自在に保持される。図6におい
て、符号71はベース板20に設けられた弦10の透
孔、72は垂下部70の弦挿通部、73は弦止め12の
係止部、75はスプリング、76はスプリング75のボ
ディ本体への固定部材、79はベース板20先端の係着
部である。なお、この考案は、図6のようなトレモロ構
造に限定されるものではないことはいうまでもない。
【0014】サドル部材30は、前記したベース板20
上に各ギター弦10に対応してそれぞれ配置される。サ
ドル部材30は、図のように、ギター弦10を保持する
周面状の溝からなる弦保持部31を有する。
上に各ギター弦10に対応してそれぞれ配置される。サ
ドル部材30は、図のように、ギター弦10を保持する
周面状の溝からなる弦保持部31を有する。
【0015】また、サドル部材30の両側にはサドル高
さを調節する高さ位置調節ネジ32,32が上下方向に
螺着されているとともに、サドル30の前後方向にはサ
ドルの前後位置を調節する前後位置調節ネジ35が螺着
されている。前後位置調節ネジ35の後端には係着頭部
が形成されている。なお、図2において符号33,33
は高さ位置調節ネジ32のためのネジ孔、34は前後位
置調節ネジ35のためのネジ孔である。
さを調節する高さ位置調節ネジ32,32が上下方向に
螺着されているとともに、サドル30の前後方向にはサ
ドルの前後位置を調節する前後位置調節ネジ35が螺着
されている。前後位置調節ネジ35の後端には係着頭部
が形成されている。なお、図2において符号33,33
は高さ位置調節ネジ32のためのネジ孔、34は前後位
置調節ネジ35のためのネジ孔である。
【0016】次に、前後位置調節ネジ保持部材40は、
図2からよく理解されるように、円柱状本体41を有
し、かつ該円柱状本体の一方の端面一方の端面41aか
ら割溝42が形成されている。そして、この割溝42に
対して直交状に前記した前後位置調節ネジ35を挿通保
持するための保持部45が設けられる。
図2からよく理解されるように、円柱状本体41を有
し、かつ該円柱状本体の一方の端面一方の端面41aか
ら割溝42が形成されている。そして、この割溝42に
対して直交状に前記した前後位置調節ネジ35を挿通保
持するための保持部45が設けられる。
【0017】この保持部45は割溝42の圧縮または弛
緩によって該保持部45に保持される前後位置調節ネジ
35を固定しまたは自由状態に保持するものである。な
お、符号46は割溝の締付凹部である。
緩によって該保持部45に保持される前後位置調節ネジ
35を固定しまたは自由状態に保持するものである。な
お、符号46は割溝の締付凹部である。
【0018】固定部材50は、図1のように、各弦10
のサドル部材30に対応して、すなわち弦の本数に対応
してその数だけそれぞれ独立してベース板20上に固設
される。各固定部材50は、図5の断面図から明らかな
ように、ベース板20の所定位置に裏面側からネジ57
によって固定される。符号58は回り止め用に突設され
た突部で、ベース板20の孔28に嵌着される。
のサドル部材30に対応して、すなわち弦の本数に対応
してその数だけそれぞれ独立してベース板20上に固設
される。各固定部材50は、図5の断面図から明らかな
ように、ベース板20の所定位置に裏面側からネジ57
によって固定される。符号58は回り止め用に突設され
た突部で、ベース板20の孔28に嵌着される。
【0019】この固定部材50は、その斜視図である図
3および取付け状態の断面図である図4ならびに図5か
ら明らかなように、前述した前後位置調節ネジ保持部材
40を回動可能に保持する保持孔部51を備えており、
後部には前後位置調節ネジ35の係着頭部36を係着す
る係着部52が形成されている。
3および取付け状態の断面図である図4ならびに図5か
ら明らかなように、前述した前後位置調節ネジ保持部材
40を回動可能に保持する保持孔部51を備えており、
後部には前後位置調節ネジ35の係着頭部36を係着す
る係着部52が形成されている。
【0020】保持孔部51は、前後位置調節ネジ保持部
材40を回動自在に保持する部分で、該前後位置調節ネ
ジ保持部材40の円柱状本体41が少なくとも所定角度
摺接して回動することができる内周面51Aを有する。
材40を回動自在に保持する部分で、該前後位置調節ネ
ジ保持部材40の円柱状本体41が少なくとも所定角度
摺接して回動することができる内周面51Aを有する。
【0021】また、固定部材50後部の係着部52は、
前記したように、前後位置調節ネジ35の係着頭部36
を係着する部分であるが、この前後位置調節ネジ35は
該ネジ保持部材40の回動に伴って上下方向に可動する
ものであるから、図のように上下方向の長穴部59によ
って構成される。また、上下方向に移動する前後位置調
節ネジ35の係着頭部36の係着を確実にするために、
係着部52を図3のような上下方向の凸曲面Rによって
構成することが好ましい。
前記したように、前後位置調節ネジ35の係着頭部36
を係着する部分であるが、この前後位置調節ネジ35は
該ネジ保持部材40の回動に伴って上下方向に可動する
ものであるから、図のように上下方向の長穴部59によ
って構成される。また、上下方向に移動する前後位置調
節ネジ35の係着頭部36の係着を確実にするために、
係着部52を図3のような上下方向の凸曲面Rによって
構成することが好ましい。
【0022】さらに、固定部材50上部のネジ孔53に
は締付ネジ55が螺着される。この締付ネジ55は、当
該固定部材50の保持孔部51に挿入された前後位置調
節ネジ保持部材40の割溝42を圧縮または弛緩して、
該保持部45に保持された前後位置調節ネジ35を固定
または自由状態に保持する。実施例では前記のように割
溝締付のための締付凹部46が形成されているので、こ
の締付ネジ55は当該締付凹部46に対応する位置に設
けられる。
は締付ネジ55が螺着される。この締付ネジ55は、当
該固定部材50の保持孔部51に挿入された前後位置調
節ネジ保持部材40の割溝42を圧縮または弛緩して、
該保持部45に保持された前後位置調節ネジ35を固定
または自由状態に保持する。実施例では前記のように割
溝締付のための締付凹部46が形成されているので、こ
の締付ネジ55は当該締付凹部46に対応する位置に設
けられる。
【0023】以上の構成よりなるこの考案のギター弦の
保持構造によれば、弦の高さまたは長さを調整しようと
するときには、まず、固定部材50の締付ネジ55を緩
め、その保持孔部51に挿入された前後位置調節ネジ保
持部材40の割溝42を弛緩して、該保持部45に保持
された前後位置調節ネジ35を自由状態に保持する。
保持構造によれば、弦の高さまたは長さを調整しようと
するときには、まず、固定部材50の締付ネジ55を緩
め、その保持孔部51に挿入された前後位置調節ネジ保
持部材40の割溝42を弛緩して、該保持部45に保持
された前後位置調節ネジ35を自由状態に保持する。
【0024】そして、弦高さを調整する場合には、図4
に図示のように、サドル部材30の高さ位置調節ネジ3
2を回動してサドル部材30を所定高さとする。このと
き、該サドル部材30に螺着された前後位置調節ネジ3
5の先端が上下動し、これに伴って、前後位置調節ネジ
保持部材40が固定部材50の保持孔部51を回動して
所定角度位置で保持される。
に図示のように、サドル部材30の高さ位置調節ネジ3
2を回動してサドル部材30を所定高さとする。このと
き、該サドル部材30に螺着された前後位置調節ネジ3
5の先端が上下動し、これに伴って、前後位置調節ネジ
保持部材40が固定部材50の保持孔部51を回動して
所定角度位置で保持される。
【0025】弦高さだけの調整の場合は、この後固定部
材50の締付ネジ55を締め付け、保持部材40の割溝
42を圧縮して前後位置調節ネジ35を固定する。前後
位置調節ネジ35は、後端の係着頭部36が固定部材5
0の係着部52に係着されるとともに、保持部材40の
割溝42の圧縮によって保持部45に確実に保持され
る。
材50の締付ネジ55を締め付け、保持部材40の割溝
42を圧縮して前後位置調節ネジ35を固定する。前後
位置調節ネジ35は、後端の係着頭部36が固定部材5
0の係着部52に係着されるとともに、保持部材40の
割溝42の圧縮によって保持部45に確実に保持され
る。
【0026】弦の長さもあわせて調整する場合には、前
後位置調節ネジ保持部材40の割溝42を弛緩した状態
で、前後位置調節ネジ35を回動してサドル部材30に
対する螺着長を変化させて該サドル部材30の前後位置
を調節する。前後位置調節後、固定部材50の締付ネジ
55を締め付け、保持部材40の割溝42を圧縮して前
後位置調節ネジ35を固定することは、前記のとおりで
ある。
後位置調節ネジ保持部材40の割溝42を弛緩した状態
で、前後位置調節ネジ35を回動してサドル部材30に
対する螺着長を変化させて該サドル部材30の前後位置
を調節する。前後位置調節後、固定部材50の締付ネジ
55を締め付け、保持部材40の割溝42を圧縮して前
後位置調節ネジ35を固定することは、前記のとおりで
ある。
【0027】
【考案の効果】以上図示し説明したように、この考案の
ギター弦の保持構造によれば、サドル部材の位置保持
が、前後位置調節ネジの係着頭部と固定部材における係
着部との係合に加え、固定部材に回動自在に保持された
保持部材の保持部による前後位置調節ネジ本体の締付固
定によってなされるので、強固かつ確実に行なうことが
できる。
ギター弦の保持構造によれば、サドル部材の位置保持
が、前後位置調節ネジの係着頭部と固定部材における係
着部との係合に加え、固定部材に回動自在に保持された
保持部材の保持部による前後位置調節ネジ本体の締付固
定によってなされるので、強固かつ確実に行なうことが
できる。
【0028】また、従来構造のように、サドル部材の位
置保持がブリッジプレートに係着される前後位置調節ネ
ジの頭部に集中することがなくなり、加えてその係着状
態も安定する。従って、演奏中にサドルががたついた
り、あるい音程や弦高さの狂いを発生させるおそれは解
消され、弦のための確実な保持が可能でなる。
置保持がブリッジプレートに係着される前後位置調節ネ
ジの頭部に集中することがなくなり、加えてその係着状
態も安定する。従って、演奏中にサドルががたついた
り、あるい音程や弦高さの狂いを発生させるおそれは解
消され、弦のための確実な保持が可能でなる。
【0029】さらに、この考案構造によれば、固定部材
が各弦に対応してそれぞれ独立して設けられるので、ブ
リッジ部におけるデザインの自由度が大きく、その意匠
性を向上させることができる。もちろん、弦の本数の変
化にも容易に対応することができる。
が各弦に対応してそれぞれ独立して設けられるので、ブ
リッジ部におけるデザインの自由度が大きく、その意匠
性を向上させることができる。もちろん、弦の本数の変
化にも容易に対応することができる。
【図1】この考案のギター弦の保持構造の一実施例の要
部を示す斜視図である。
部を示す斜視図である。
【図2】そのサドル部材および前後位置調節ネジ保持部
材を表わす分解斜視図である。
材を表わす分解斜視図である。
【図3】同じくその固定部材の斜視図である。
【図4】図1の4−4線における断面図である。
【図5】同じく図1の5−5線における断面図である。
【図6】この考案構造のギターのボディ本体への装着例
を示した要部の断面図である。
を示した要部の断面図である。
【図7】従来の一般的なギターの一例を示す平面図であ
る。
る。
【図8】その側面図である。
【図9】従来のギター弦保持構造の一例を示す断面図で
ある。
ある。
10 ギター弦 20 ベース板 30 サドル部材 35 前後位置調節ネジ 40 前後位置調節ネジ保持部材 42 割溝 50 固定部材 51 保持孔部 55 締付ネジ
Claims (2)
- 【請求項1】 ギターのボディ本体に配置されたベース
板と、 前記ベース板上に各ギター弦に対応してそれぞれ配置さ
れ、ギター弦保持部を有するとともに、高さ位置調節ネ
ジが上下方向に螺着され、かつ後端に係着頭部を有する
前後位置調節ネジが前後方向に螺着されたサドル部材
と、 円柱状本体を有し、かつ該円柱状本体の一方の端面から
割溝が形成されているとともに、前記割溝に前記前後位
置調節ネジを挿通保持する保持部が形成された前後位置
調節ネジ保持部材と、 前記ベース板上に前記各サドル部材に対応してそれぞれ
固着され、前後位置調節ネジ保持部材を回動可能に保持
する保持孔部を備え、かつ前記前後位置調節ネジの係着
頭部を係着する係着部が形成されているとともに、前記
保持孔部に挿入された前後位置調節ネジ保持部材の割溝
を緊締または弛緩する締付ネジが螺着された固定部材と
からなることを特徴とするギター弦の保持構造。 - 【請求項2】 請求項1において、固定部材の係着部が
上下方向の凸曲面によって形成されたギター弦の保持構
造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992084308U JP2560349Y2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | ギター弦の保持構造 |
US08/104,367 US5355759A (en) | 1992-11-11 | 1993-08-09 | Holding structure for guitar strings |
KR1019930018392A KR100188558B1 (ko) | 1992-11-11 | 1993-09-13 | 기타의 현 지지구조 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992084308U JP2560349Y2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | ギター弦の保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0643696U JPH0643696U (ja) | 1994-06-10 |
JP2560349Y2 true JP2560349Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=13826870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992084308U Expired - Fee Related JP2560349Y2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | ギター弦の保持構造 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5355759A (ja) |
JP (1) | JP2560349Y2 (ja) |
KR (1) | KR100188558B1 (ja) |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5696335A (en) * | 1995-06-07 | 1997-12-09 | Rose; Floyd D. | Tuning systems for stringed instruments |
US5717150A (en) * | 1995-06-07 | 1998-02-10 | Rose; Floyd D. | Tuning systems for stringed instruments |
US5589653A (en) * | 1995-06-07 | 1996-12-31 | Rose; Floyd D. | Tuning systems for stringed instruments |
US5689075A (en) * | 1995-06-07 | 1997-11-18 | Rose; Floyd D. | Tuning systems for stringed instruments |
US5700965A (en) * | 1995-06-07 | 1997-12-23 | Rose; Floyd D. | Tuning systems for stringed instruments |
US5705760A (en) * | 1995-06-07 | 1998-01-06 | Rose; Floyd D. | Tuning systems for stringed instruments |
US5539143A (en) * | 1995-06-07 | 1996-07-23 | Rose; Floyd D. | Tuning systems for stringed instruments |
US5684256A (en) * | 1995-06-07 | 1997-11-04 | Rose; Floyd D. | Tuning systems for stringed instruments |
US5522299A (en) * | 1995-06-07 | 1996-06-04 | Rose; Floyd D. | Tuning systems for stringed instruments |
US5537907A (en) * | 1995-06-07 | 1996-07-23 | Rose; Floyd D. | Tuning systems for stringed instruments |
JP3447967B2 (ja) * | 1998-12-24 | 2003-09-16 | 星野楽器株式会社 | アコースティックギターのブリッジ機構 |
CN101540162A (zh) | 2002-01-11 | 2009-09-23 | 弗洛伊德·D·罗斯 | 用于弦乐器的弦马组件 |
US7327109B1 (en) | 2005-01-20 | 2008-02-05 | John Hagen | Adjustable bridge for acoustic stringed instruments |
KR100778460B1 (ko) | 2006-11-23 | 2007-11-21 | 강태욱 | 기타의 베이스 브리지 |
FR2927459A1 (fr) * | 2007-12-17 | 2009-08-14 | Richard Heaney | Percutrum barytar:extension du pied pour jouer des accompagnements baryton de guitare. |
WO2010083295A2 (en) * | 2009-01-15 | 2010-07-22 | Babicz Jeffrey T | Stringed instrument string action adjustment |
US8076559B2 (en) * | 2009-09-18 | 2011-12-13 | Richard Warren Toone | Intonation cantilever |
JP2012181380A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Hideo Hashimoto | 弦楽器の昇降調弦装置および方法 |
US8710338B2 (en) * | 2011-11-16 | 2014-04-29 | David E. Galatas | Apparatus for tuning a musical instrument, and a related instrument |
US9123312B2 (en) | 2012-01-19 | 2015-09-01 | Geoffrey Lee McCabe | Tuning mechanisms |
US9502006B1 (en) | 2014-09-14 | 2016-11-22 | Guitar Hospital, Inc. | Load displacement assembly and a stringed musical instrument including the same |
US9595245B2 (en) | 2015-04-28 | 2017-03-14 | Geoffrey Lee McCabe | Locking bearing mechanisms for fulcrum tremolo |
US9734804B1 (en) | 2015-10-11 | 2017-08-15 | Geoffrey Lee McCabe | Drop tuner for fulcrum tremolo |
US9847076B1 (en) | 2016-10-18 | 2017-12-19 | Geoffrey Lee McCabe | Tremolo spring and stabilizer tuner |
US9484007B1 (en) | 2015-11-18 | 2016-11-01 | Geoffrey Lee McCabe | Tremolo stop tuner and tremolo stabilizer |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4031799A (en) * | 1976-01-26 | 1977-06-28 | Fender C Leo | Bridge for stringed instruments |
US4128033A (en) * | 1977-07-25 | 1978-12-05 | Petillo Phillip J | Tailpiece |
US4281576A (en) * | 1979-10-29 | 1981-08-04 | Fender C Leo | Bridge for stringed instruments |
US4541320A (en) * | 1983-01-20 | 1985-09-17 | Sciuto Michael N | Stringed instrument saddle lock |
US4625613A (en) * | 1984-04-04 | 1986-12-02 | Steinberger Sound Corporation | Adjustable bridge and tuning unit for a stringed musical instrument |
-
1992
- 1992-11-11 JP JP1992084308U patent/JP2560349Y2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-08-09 US US08/104,367 patent/US5355759A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-09-13 KR KR1019930018392A patent/KR100188558B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5355759A (en) | 1994-10-18 |
KR940012231A (ko) | 1994-06-23 |
KR100188558B1 (ko) | 1999-06-01 |
JPH0643696U (ja) | 1994-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2560349Y2 (ja) | ギター弦の保持構造 | |
US5208409A (en) | Violin shoulder rest | |
US4574678A (en) | String locking assembly for a musical instrument | |
JPH0145076B2 (ja) | ||
JPS6343505Y2 (ja) | ||
JP2000187482A (ja) | アコースティックギターのブリッジ機構 | |
JP2592685Y2 (ja) | シンバルの締付装置 | |
USRE32863E (en) | Locking nut assembly for a guitar | |
US5708225A (en) | Guitar apparatus | |
US6806411B1 (en) | Microtuner for stringed musical instruments | |
US5373769A (en) | Variably adjustable tremolo anchor | |
JP3062085B2 (ja) | ドラム椅子のがたつき防止機構 | |
US7081575B1 (en) | Musical instrument with detachable neck | |
KR20030029447A (ko) | 트레몰로유닛을 갖는 일렉트릭기타 | |
US5212329A (en) | Electric guitar mountable upon acoustic guitar | |
US4464970A (en) | Guitar bridge system | |
JPH067317B2 (ja) | 弦楽器用弦取付装置 | |
KR102182446B1 (ko) | 바이올린의 어깨받침대 | |
US5404786A (en) | Drum mounting arrangement | |
US20040159204A1 (en) | Removable nut assembly, methods and kits for stringed musical instruments | |
KR100494761B1 (ko) | 트레몰로유닛을 갖는 일렉트릭기타 | |
JPH032947Y2 (ja) | ||
US5847295A (en) | Tuning device for string instruments | |
JPH0317356Y2 (ja) | ||
JP3221831U (ja) | ブリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |