JPH0643735B2 - 断熱パネル及びその接合構造 - Google Patents

断熱パネル及びその接合構造

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JPH0643735B2
JPH0643735B2 JP2444489A JP2444489A JPH0643735B2 JP H0643735 B2 JPH0643735 B2 JP H0643735B2 JP 2444489 A JP2444489 A JP 2444489A JP 2444489 A JP2444489 A JP 2444489A JP H0643735 B2 JPH0643735 B2 JP H0643735B2
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JP
Japan
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heat insulating
panel
metal plates
panel body
moisture
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JP2444489A
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JPH02204559A (ja
Inventor
眞紀雄 谷口
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Daido Steel Sheet Corp
Original Assignee
Daido Steel Sheet Corp
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は高湿多湿の工場等の屋根に採用される断熱パネ
ル及びその接合構造に関する。
【従来の技術】
従来にあっては、第5図に示すように(実開昭56−3
9531号)、上下の金属板1、2間に断熱材3が充填
されて形成されている断熱パネルA′同士は側部間にパ
ッキン9が介装されて突き合わされ、一方の断熱パネル
A1′の山部4に他方の断熱パネルA2′の被覆片8が被覆
され、スコッチテクスである固着具10が被覆片8から
山部4を貫通させて支持部材12に打入されて接合され
ており、接合部には化粧カバー14が被嵌されている。
【発明が解決しようとする課題】
従来にあっては、高温高湿の工場等においては、断熱パ
ネルA′の接合において断熱材3はEPTパッキン又は
サイドシール材等透湿性の大きいもので被覆されている
だけであり、継ぎ目から6からの透湿により断熱パネル
A′に内部結露が発生してしまい断熱性が低下したり、
金属板1、2を腐食してしまっていた。又、固着具10
により支持部材12との間ヒートブリッジが形成され接
合部での断熱性が損なわれるとと共に表面結露が発生し
てしまっていた。 本発明は上記問題を解決するために為されたものであ
り、その目的とするところは断熱パネルの内部に結露を
発生させることがなく、しかも接合部のヒートブリッジ
を軽減することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明の断熱パネルは、上下の金属板1、2間に断熱材
3を充填させて一側に山部4を有するパネル本体5を形
成し、パネル本体5の両側面の上下の金属板1、2の側
縁間で断熱材3が露出する継ぎ目6に不透湿フィルム7
を貼着して成るものであり、又、本発明の断熱パネルの
接合構造は、上下の金属1、2間に断熱材3を充填させ
て一側に山部4を有するパネル本体4を形成し、パネル
本体5の両側面上下の金属板1、2の側縁間で断熱材3
が露出する継ぎ目6に不透湿フィルム7を貼着し、パネ
ル本体5の他側の上端から一側の山部4に被覆させる被
覆片8を延出させて断熱パネルAを形成し、断熱パネル
A同士を側部間にパッキン9を介装させて突き合わせ、
一方の断熱パネルA1の山部4に他方の断熱パネルA2の被
覆片8を被覆し、固着具10を被覆片8から山部4を貫
通させて不透湿テープ11を敷設した支持部材12に打
入し、固着具10の頭部10aにプラスチックキャップ
13を被嵌させ、断熱パネルA同士の接合部に化粧カバ
ー14を取付けて成るものであり、これらの構成により
上記課題が解決されたものである。 [作用] パネル本体5の継ぎ目6に不透湿フィルム7を貼着して
いるので、断熱パネルAが透湿することがなく、内部結
露が発生することがないものであり、又、断熱パネルA
同士を側部間にパッキン9を介装させて突き合わせ、一
方の断熱パネルA1の山部4に他方の断熱パネルA2の被覆
片8を被覆し、固着具10を被覆片8から山部4を貫通
させて不透湿テープ11を敷設した支持部材12に打入
し、固着具10の頭部10aにプラスチックキャップ13
を被嵌させ、断熱パネルA同士の接合部に化粧カバー1
4を取付けているので、断熱パネルAに内部結露が発生
することがなく、断熱パネルA自体の断熱性が確保さ
れ、しかもプラスチックキャップ13により固着具10
のヒートブリッジも軽減され、化粧カバー14により形
成される空気層15により断熱パネルA同士の接合部に
おける断熱性も確保され、高温多湿の工場等においても
好適に採用されるものである。 以下本発明を添付の図面に示す実施例に基づいて説明す
る。 金属板1、2としてが着色亜鉛鉄板、カラーアルミニウ
ム板、着色アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板、ステンレ
ス鋼板、チタン鋼板などが採用される。この上下の金属
1、2間にポリオール、イソシアネート、触媒、発泡剤
などが配合された硬質ウレタンフォームやイソシアヌレ
ートフォーム、フェノールフォームのような発泡性合成
樹脂材料が注入され、発泡されて断熱材3が充填されパ
ネル本体5が形成されている。 第1図に示すように金属板1、2が折曲加工されてパネ
ル本体5の一側部には山部4が、中央部には複数の凸状
部4aが設けられており、山部4の内側面の中央部には係
止段部16が設けられ、外側面の下部には挿入凸部17
が突設されている。パネル本体5の他側部には上側の金
属1の側縁が延出されて略山形の被覆片8が形成されて
おり被覆片8の先端は下方に折曲されて係止折曲片18
が形成されており、外側面の下部には挿入凹部19が形
成されている。パネル本体5の両側面の上下の金属板
1、2の側縁間で断熱材3が露出する継ぎ目6には、例
えばクラフト紙にポリエチレンを100μ以上コーティ
ングして形成されたような不透湿フィルム7が貼着され
て、断熱パネルAが構成されている。 而して、断熱パネルA同士は側部間にパッキン9が介装
されてブチルテープのような不透湿テープ11が敷設さ
れた母屋である支持部材12上で突き合わされ、一方の
断熱パネルA1の山部4に他方の断熱パネルA2の被覆片8
が被覆されて係止折曲片18が係止段部16に係止さ
れ、挿入凸部17が挿入凹部19に挿入され、スコッツ
テクスである固着具10が固定金具20、シーリングテ
ープ36を介して被覆片8から山部4を貫通させて支持
部材12に打入されて接合固定されている。固着具10
の頭部10aにはプラスチックキャップ13が被嵌され、
断熱パネルA同士の接合部には化粧カバー14が固定金
具20の両側縁で係止されて取付けられており、空気層
15が形成されている。この実施例では挿入凸部17の
凹所21にブチルテープが貼着されて断熱パネルA同士
の側部間の下部に防湿層22が形成されている。棟軒方
向では断熱パネルA同士は突き合わせ部間にブチルテー
プのような防湿層が形成されており、断熱パネルAの横
及び縦方向において完全な防湿性が確保されている。 この断熱パネルAは次のようにして製造される。第4図
に示すように上下側の金属板1、2となる金属フープ材
23、24がそれぞれペイオフリール25、26に巻取
られている。ペイオフリール25から供給された金属フ
ープ材23は成形ロールにより連続的に山部4と凸状部
4aと被覆片8が形成され、金属フープ材24は成形ロー
ル28により両端部が折曲成形される。次に、金属フー
プー材23、24は予熱室29で23〜45℃で予熱さ
れ、この後、発泡樹脂注入装置30により金属フープ材
23、24間に発泡性合成樹脂材料が注入される。この
後、金属フープ材料23、24がダブルコンベア31間
を移動する間に加熱されて発泡性合成樹脂材料が発泡し
て金属フープ材23、24間に発泡性合成樹脂層が形成
されて断熱材3が充填される。ダブルコンベア31の両
側にはサイドコンベア32が設置され、搬送するサイド
シール材33により金属フープ材23、24の両側面が
押さえられて、発泡性合成樹脂樹脂材料が漏れないよう
にされる。この場合、サイドシール材33の表面側に不
透湿フィルム7を配置して金属フープ材23、24の両
側面に押し付けることにより断熱材3に貼着させるよう
にしてもよい。次に、三段成形機34により被覆片8の
先端が折曲されて係止折曲片18が形成され、この後、
走間切断機35により、所定寸法に切断されて断熱パネ
ルAが製造されるのである。不透湿フィルム7は所定寸
法に切断した後に貼着してもよい。
【発明の効果】
本発明の断熱パネルにあっては、パネル本体両側面の上
下の金属板の側縁間で断熱材が露出する継ぎ目に不透湿
フィルムを貼着しているので、断熱材が透湿することが
なく、内部結露が発生することがないものであり、又、
本発明の接合構造にあっては、断熱パネル同士を側部間
にパッキンを介装させて突き合わせ、一方の断熱パネル
の山部に他方の断熱パネルの被覆片を被覆し、固着具を
被覆片から山部を貫通させて不透湿テープを敷設した支
持部材に打入し、固着具の頭部にプラスチックキャップ
を被嵌させ、断熱パネル同士の接合部に化粧カバーを取
付けているので、断熱パネルに内部結露が発生すること
がなく、断熱パネル自体の断熱性が確保され、しかもプ
ラスチックキャップにより固着具のヒートブリッジが軽
減され、化粧カバーにより形成される空気層により断熱
パネル同士の接合部における断熱性も確保され、高湿多
湿の工場等においても好適に採用されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の断熱パネルの一実施例を示す断面図、
第2図は同上のX部の拡大図、第3図は同上の接合構造
を示す断面図、第4図(a)(b)は同上の製造装置を示す概
略側面図及び概略平面図、第5図は従来例を示す断面図
であって、Aは断熱パネル、1、2は金属板、3は断熱
材、4は山部、5はパネル本体、6は継ぎ目、7は不透
湿フィルム、8は被覆片、9はパッキン、10は固着
具、11は不透湿テープ、12は支持部材、13はプラ
スチックキャップ、14は化粧カバー、22は防湿層で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下の金属板間に断熱材を充填させて一側
    に山部を有するパネル本体を形成し、パネル本体の両側
    面の上下の金属板の側縁間で断熱材が露出する継ぎ目に
    不透湿フィルムを貼着して成ることを特徴とする断熱パ
    ネル。
  2. 【請求項2】上下の金属板間に断熱材を充填させて一側
    に山部を有するパネル本体を形成し、パネル本体の両側
    面の上下の金属板の側縁間で断熱材が露出する継ぎ目に
    不透湿フィルムを貼着し、パネル本体の他側の上端から
    一側の山部に被覆させる被覆片を延出させて断熱パネル
    を形成し、断熱パネル同士を側部間にパッキンを介装さ
    せて突き合わせ、一方の断熱パネルの山部に他方の断熱
    パネルの被覆片を被覆し、固着具を被覆片から山部を貫
    通させて不透湿テープを敷設した支持部材に打入し、固
    着具の頭部にプラスチックキャップを被嵌させ、断熱パ
    ネル同士の接合部に化粧カバーを取付けて成ることを特
    徴とする断熱パネルの接合構造。
  3. 【請求項3】断熱パネル同士の側部間の下部に防湿層を
    形成して成ることを特徴とする請求項2記載の断熱パネ
    ルの接合構造。
JP2444489A 1989-02-01 1989-02-01 断熱パネル及びその接合構造 Expired - Lifetime JPH0643735B2 (ja)

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