JPH0643598B2 - チキソトロピー性酸―研摩剤清浄剤およびその製造方法 - Google Patents

チキソトロピー性酸―研摩剤清浄剤およびその製造方法

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JPH0643598B2
JPH0643598B2 JP58148175A JP14817583A JPH0643598B2 JP H0643598 B2 JPH0643598 B2 JP H0643598B2 JP 58148175 A JP58148175 A JP 58148175A JP 14817583 A JP14817583 A JP 14817583A JP H0643598 B2 JPH0643598 B2 JP H0643598B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 硬質ガラス性表面、例えば、洗面所、浴槽、便所等に生
じる汚れを除去するのがしばしば極めて困難である。こ
の様な汚れが生じる場合、硬水塩および(または)鉄残
留物が有機成分(大便および藻類)と結合して沈着する
ため、除去が特に困難であることがある。粉末状研摩清
浄剤はこの様な汚れを除去すべく習慣的に使用されてき
た。しかしながら、近年、この様な汚れを除去するため
に液状またはゲル状清浄剤が特に開発されてきている。
最も一般的には、この様な清浄剤には、通例の界面活性
剤および洗浄剤成分とともに、比較的強い酸および研摩
成分が配合されている。酸成分は汚れの硬水成分を攻撃
するのに非常に有用であり、かつ有機物質を加水分解す
るのに役立つ。研摩剤はそのすり落す作用により汚れを
表面から物理的に除去するのに効果的である。また、洗
浄剤および界面活性剤は、酸および研摩剤とともに、こ
の様な汚れの付着した表面を清浄するのに大変に効果的
であることがある。
この様な清浄剤の効果は、清浄剤物質が長い時間にわた
つて汚れの付着した部分と接融したままでいることがで
きるならば高められる。しかしながら、この様な汚れは
非常にしばしば傾斜した表面または垂直な表面に生じ
る。液状清浄剤はこの様な表面からは非常に速く流出す
るので、それらの効果は大きく低下する。従つて、傾斜
したまたは垂直の表面へ物理的に広く行きわたるまで付
着する濃縮および(または)粘性の高い液状清浄配合物
を製造する試みが行われてきた。この様な清浄剤は垂直
表面へ付着するために比較的粘性でなければならないこ
とが認められる。他方、この様な液状清浄剤をスクイズ
びんまたは他の同様の容器からスプレーすることにより
塗布することが全く望ましい。粘性の高い配合物におい
ては、スクイズびんのノズルから粘性物質を押出すべく
かなりの圧力をかけることが必要である。かくの如く、
比較的濃い粘いの付着性清浄剤を製造し、同時に使用者
がこの清浄剤を何の苦労もなしにスクイズ容器から塗布
することができるという慎重なバランスを維持しなけれ
ばならない。
上記問題に対する明らかな一つの解決策はこの様な酸−
研摩剤清浄剤をチキソトロピーの形で調製することにあ
る。チキソトロピー性組成物は撹拌または揺動されると
き比較的流動性になる特性を表わすが、放置および静止
状態のときは、非常に粘性でありかつゲル様の状態に戻
る。従つて、この様なチキソトロピー特性は本明細書で
述べる目的のために有用な清浄剤組成物のためには非常
に望ましいと思われる。
この様なチキソトロピー性清浄剤の追加の望ましい特性
は分離することなしに研摩剤粒子を長時間懸濁させる能
力であり、すなわちシネレシスが低い。かくの如く、塗
布する前に、普通、放置中分離しているであろう研摩剤
粒子を再懸濁するために、この様な清浄剤を撹拌する必
要はない。
従つて、全体的に見て、酸−研摩剤含有清浄剤を増粘形
態またはチキソトロピー形態で製造することは本明細書
で述べる目的で非常に望しいと思われる。
実際、増粘清浄剤は、例えば、米国特許第3,997,460号
(Sirine等、1975年12月14日発行)明細書に開示された
清浄剤により立証されるように製造されている。この引
用特許明細書には、硬質表面上の汚れを除去するために
効果的である増粘研摩清浄剤が記載されている。製品は
鉱酸ならびに汚れの機械的除去に役立つべく清浄剤に懸
濁された研摩剤を含んでいる。この調製法では、研摩剤
を液状成分に長時間にわたつて効果的に懸濁させるべく
増粘剤としていぶしたシリカを利用している。特許を受
けた組成物についてのひとつの主要な難点は製品が老化
するにつれて粘度が増大することである。この様な配合
物はたなに上げられて放置されているとき、次第により
粘性になり、実際、結局はゲル化するほどの粘性にな
る。従つて、それらをもはや容器から流出または押出す
ことができない。故に、この様な製品は、貯蔵安定性が
低く、このため商業的に利用されていない。この様な組
成物はシリカ増粘成分を利用しているが、シリカが約1
〜5重量%の範囲で存在する場合でさえ過度の増粘が生
じる。5%の上限で、高い増粘は非常に急速に生じ、製
品はすぐに硬化して上記の剛質ゲルとなる。
米国特許第2,257,467号明細書(1941年9月30日発行、J
aeobson等)には、硬質表面を清浄するのに有用なゲル
状酸ペースト清浄剤を得るべくシリカを強酸と共に利用
したいくらか類似の清浄組成物が記載されている。しか
し、製品はペーストまたはゼリーであり、界面活性剤お
よび研摩剤を全く含有していない。
従つて、本発明は、硬質表面上の汚れを効果的に除去す
るために強酸および研摩剤の含有物の望ましい特性を有
し、「スクイズ」容器から容易に塗布でき、傾斜したお
よび垂直の表面への粘着が良好であり、しかも同様に、
容器中に長時間放置するとき望ましくない粘性の高いま
たは比較的固形の組成物へ濃縮または硬化しない清浄剤
組成物に関するものである。
発明の概要 簡単に述べると、本発明の組成物は、研摩剤および鉱酸
成分を含有するチキソトロピー表面粘着性清浄剤に関す
る。この清浄剤は主として次の成分よりなる。
(イ) 約0.05〜2.0重量%の範囲における陽イオン性、ま
たは非イオン性界面活性剤 (ロ) 組成物の約0.5〜20重量%量の鉱酸、例えば、塩酸 (ハ) 1〜15重量%量の細く分割された不活性研摩材、
例えば、砂 (ニ) 6重量%よりわずかに多い量から9重量%よりわ
ずかに少ない量までの量よりなる、変性されたシリカよ
りなるチキソトロピー研摩剤懸濁剤 (ホ) 水 (ヘ) 所望に応じた少量の染料、顔料および香料 本発明の組成物に使用するチキソトロピー研摩材懸濁剤
の選択はあらゆる点で重要である。具体的には、変性さ
れたシリカは、チキソトロピーでありかつ高温環境にさ
え長時間放置しても事実上高い増粘を全く示さない組成
物を製造するために絶対的に必要であることが確認され
た。また、調製においてこの様なシリカ剤を利用する
と、少ないシネレシスで研摩剤を懸濁させる清浄組成物
が生じる。
従つて、本発明の目的は硬質なガラス質表面上に強く付
着した汚れを除去するのに有用である清浄組成物を提供
することである。
本発明の他の目的は強酸性でありかつ同時に汚れの機械
的除去用の研摩剤を含有する清浄組成物を製造すること
である。
本発明のさらに他の目的はチキソトロピー特性を示す清
浄組成物を提供することである。
本発明のなお他の目的は液状成分に懸濁した研摩剤を含
有するが、シネレシスの少ない清浄組成物を提供するこ
とである。
また、本発明の他の目的は過酷な温度条件下で長時間に
わたつて所定の粘度を保持する清浄組成物を提供するこ
とである。
以上の目的および他の目的が本発明により達成されるこ
とは本明細書の一部をなす添付図面を参照して以下説明
することによりより良く理解されよう。
発明の具体的な説明 本発明の清浄剤は洗面所、浴槽、便所などの硬質表面上
の汚れを除去するのに有用であるチキソトロピー性の酸
−研摩剤清浄剤である。清浄剤の種々の成分はチキソト
ロピー性組成物、すなわち放置中のときは濃い流体のま
まであり、撹拌すると比較的流動的になる組成物を製造
すべく選択される。本発明の清浄剤では、またシネレシ
スすなわちゲル相からの液体の分離をすることが少な
く、研摩剤粒子が長時間にわたつて懸濁され続ける。
清浄剤の粘度は、硬水、鉄および(または)有機物の汚
れが便器、洗面所、浴槽等の内面に見られる平滑な垂直
表面に清浄剤が付着するに十分粘性であるほどの粘度で
ある。清浄剤の垂直表面への付着は、存在する鉱酸が汚
れの一部である硬水および(または)鉄塩を最も効果的
に攻撃するので重要である。また、高い粘度は、研摩剤
が汚れと隣接し続けかつ汚れとスクラツビング接触する
ことを可能とする。
清浄剤は、チキソトロピー性であることによつて、貯蔵
中および使用前の長時間にわたつて研摩剤粒子が清浄剤
全体内に効果的に懸濁されている。所望の場合、容器を
穏やかに数回振つて清浄剤のチキソトロピーの液状化を
誘発し、それによつて清浄剤を容器に設けられたオリフ
イスから汚れの付いた表面上へ押出せばよい。
チキソトロピー性かつ増粘懸濁剤組成物の選択は本発明
の清浄剤についてはきわめて重要な点である。上述のよ
うに、この様な作用剤は沈澱シリカである。
増粘目的でシリカを利用することは当業界で述べられて
来た(例えば、前述の米国特許第 3,997,460号明細書を参照)。しかしながら、この様な
従来技術の増粘清浄剤組成物は経時的に徐々に濃くかつ
より粘性になる傾向がある。実際、これらの組成物につ
いては流出不可能であるほどに濃くなることがある。こ
の様な組成物では、慣習的に増粘剤としていぶしシリカ
(Fumed silica)が利用されてきた。
細く分割されたシリカ生成物どれを使用しても、本発明
に利用されるような組成物を効果的に増粘させるように
思われる。実際、シリカはこの様な組成物を効果的に増
粘させるものである。しかしながら、全く驚くことに
は、微粒状シリカ生成物、すなわち、変性されたシリカ
のみが非流動性生成物となるような粘度の増加を持続す
ることなしに本発明の組成物を増粘することができるこ
とが確認された。この様な沈澱シリカは時間の経過とと
もに上昇して望ましくない粘度を生じる現象を起すこと
なく清浄剤組成物を効果的に増粘させる。
本組成物では、生成物が沈澱シリカ増粘剤を9重量%ま
での量で含有するときでさえ容易に流出可能な組成物が
生成するということはなおさらに驚くべきことである。
対照してみると、上記米国特許第3,997,460号明細書に
記載された配合物は最高5%の増粘剤レベルに制限され
ており、このより低い濃度レベルでも、この様な配合物
は結局硬化し、容器から取り出すのに極めて困難にな
る。
必須のシリカ成分は沈澱シリカである。最も好ましい沈
澱シリカは、少ないシネレシスで粘度の安定な懸濁液を
最も効率的に生成させるように「変性された」シリカで
ある。これらシリカは内部構造を調整すべく特許方法
(J.M.Huber Co.)によつて製造された合成沈澱シリカ
である。この部類のシリカの調製および物理的特性は米
国特許第3,893,840号、第4,067,746号,第4,132,806号
および第4,156,717号明細書に述べられている。これら
の合成沈澱シリカはJ.M.Huber Co.(Havre de Grace,Ne
w Jersey)からも得ることができる。これら特許工程か
ら得られることができる種々の沈澱シリカのうち、「Ze
othix 265」(商標)のシリカは特に好ましい。
「Zeosyl 200」という沈澱シリカもまた、効率的ではな
いが、所望の酸−研摩剤清浄剤配合物を製造することが
可能である。
Zeothix 265は水性媒体中で調製された沈澱シリカであ
り、十分にヒドロキシル化された表面を有している。こ
れは1平方ナノメーターあたり8〜10個のシラノール基
密度を有し、いぶしシリカよりは比較的極性である表面
を生じる。6.5〜7.5の間のpH(5%)、0.08〜0.11g/cm
3(5〜7ポンド/ft)の間の内部密度、25℃で2.0
g/mmの密度、1.5〜2.0ミクロンの平均凝集体サイズ
(Coulter計数法)、1.45〜1.46の屈折率、および250〜
300m2/gの表面積(BET)を有する白色粉末である。上
述のように、関連する方法によつて製造された他の類似
する変性されたシリカをZeothix 265の代わりに使用し
てもよい。
沈澱シリカは清浄剤組成物中に、6重量%よりやや多い
量から9重量%よりやや少ない量まで、最も好ましくは
約7〜8.5重量%の量存在する。
界面活性剤は本発明の配合物の必要な成分である。それ
らは組成物に洗浄特性を与えるものである。かなりの程
度水素結合することができるどの界面活性剤、すなわ
ち、シリカ成分に対して水素結合することができるどの
界面活性剤も使用可能である。この様な界面活性剤は好
ましくは陽イオン性のものであるが、非イオン性および
両性のものもまた有用である。陰イオン性のものは避け
るべきである。
組成物中には約0.05〜2重量%の界面活性剤が含まれて
いる。しかしながら、約0.25〜1.0%の界面活性剤を含
むことが好ましい。陽イオン性界面活性剤を使用する場
合、一般市販の第四級塩のいずれか、例えば、バーダツ
ク20(Lonza Inc.(Fair Lawn,New Jersey)から市販)
が界面活性剤成分として特に望ましい。バーダツク20
は、アルキル(C−14、50%;C−12、40%;C−16、
10%)ジメチルベンジルアンモニウムクロライド40%、
オクチル−デシルジメチルベンジルアンモニウムクロラ
イド30%、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド
15%、およびジデシルジメチルアンモニウムクロライド
15%よりなる第四級界面活性剤である。これらアンモニ
ウムクロライドはアルコール水溶液として販売されてい
るものである。かくの如く、バーダツク2050は水とアル
コール中の上記バーダツク20の塩の50%溶液である。こ
の様な第四級塩は効果的な清浄作用をなすだけではな
く、望ましい消毒剤特性をも有している。
陽イオン性第四級界面活性剤が最も好ましいが、シリカ
と水素結合することもできる他の界面活性剤を代用して
もよい。例えば、中位または高位のHLB値を持つ非イオ
ン性界面活性剤は有用である。アルキルフエノキシポリ
エトキシエタノール、例えば、トリトン(Rohm and Haa
s(philadephia,Pennsylvania)より市販)などの一般
市販ポリ(オキシアルキレン)アルコールは全く好適で
ある。脂肪アルコールのポリエチレングリコールエーテ
ル、例えば、シエルケミカルCo.から市販されているネ
オドール(Shell Chemical Co.)、などの他の非イオン
性界面活性剤もまた配合物中に代用することができる。
アミンオキシドおよび両性界面活性剤もまた使用するこ
とができる。
配合物中に存在する界面活性剤の量は先に述べたように
約0.05〜2重量%の範囲内にあるべきである。好ましい
範囲は約0.25〜1.0%である。界面活性剤の濃度は所望
範囲にあることは重要である。濃度があまりにも低い
と、不十分な粘性となり、研摩剤が沈降することがあ
る。濃度があまりにも高いと、粘度が望ましくない高い
レベルまで増大する。かくの如く、第四級界面活性剤を
2%より多く添加すると、清浄剤を容器から押出しにく
くなるほどの粘度となる。この点において、約7,000〜1
2,000CPS範囲の粘度(本明細書に記載の粘度はヘリパス
スタンドを備えたLVTモデルのブルツクフイールド粘度
計により、スピンドルT−D6rpmで測定したものであ
る)は本発明のチキソトロピー性組成物にとつて理想的
である。しかしながら、約4,000〜20,000CPSの範囲内の
粘度を有する配合物は使用可能である。しかしこれらよ
り低いおよび高い範囲では、研摩剤を十分に再懸濁また
はチキソトロピー体を液化するのにさらに揺る必要があ
る。これらの粘度では、組成物は容器から容易に押し出
すことができるが、同時に垂直表面に全く十分に粘着す
る。
組成物の粘度を数値に調節すべく、界面活性剤および増
粘剤の相対量を上記の範囲内で変えてもよいこともまた
わかる。界面活性剤の増加量は増粘剤の低減量で相殺し
てもよく、その逆も同様である。
本発明の組成物に鉱酸を利用することもまた望ましい。
最も頻繁に使用される鉱酸は、容易な入手性、低コスト
および高い効果性の理由で、塩酸である。例えば、燐
酸、硫酸、などの他の鉱酸もまた使用することができ
る。一般に、鉱酸は硬水および鉄汚れを効果的に溶解除
去するのに少なくとも0.5重量%必要とする。鉱酸はま
た非常に効果的な速効性消毒作用を示す。しかしなが
ら、鉱酸は組成物の約0.5〜20重量%の範囲内での量存
在することが最も好ましい。
清浄剤組成物の研摩剤成分は汚れを表面から物理的に取
除くために最も必要である。研摩剤は組成物の約1〜15
重量%の量存在すべきである。どの好適な酸安定研摩剤
を使用してもよいが、容易な入手性および低コストの理
由で砂が好ましい。研摩剤粒子サイズは大変小さくなく
てはならなず、すなわち約40〜400メッシュ(好ましい
サイズは140〜約200メッシュである)であるべきであ
る。この様な粒子範囲では、研摩剤は均一で安定な分散
液に容易に懸濁し、それでも粒子は適切な洗浄特性をな
すに十分大きい。他の酸不活性研摩剤、例えば、カオリ
ン、軽石、珪藻土、板状珪藻土、珪素質粘土等を部分的
または全体的に砂の代わりに使用してもよい。
チキソトロピー体を揺らすことにより容器のオリフイス
から容易に噴出するに十分液化する粘度範囲にするに十
分な水が組成物に添加されている。
さらには、当業者には周知のように、種々の補助剤、着
臭剤等を添加してもよい。色を与えるに十分な量の染料
を洗浄剤に非常に有利に添加することができる。色は清
浄剤がより美的満足感を与えること以外に大変有用なか
つ独特な目的を果たすことができる。特に、色は対象
物、例えば、便器のどの部分に清浄剤が付着したかを示
すことができる。清浄剤の付着特性のため、清浄剤を使
用する者は便器内の汚れが効果的に洗浄さえるように十
分な清浄剤と近接しているかどうかを知るでしよう。好
適な芳香剤もまた快い臭いを組成物に与える目的で組成
物に添加してもよい。
均一で安定なチキソトロピー性分散液を得るために、清
浄剤の諸成分を混合する順序は重要である。特に、沈澱
シリカチキソトロピー剤をまず所望量の水、および酸と
混合して分散液を形成する。撹拌は激しくなくてもよい
が、しかしプロペラ型または同様の型の撹拌器による如
く良好な混合を、水および酸に増粘剤を十分に分散させ
るに十分な時間行なう。より遅い速度で撹拌し続けなが
ら、次いで研摩剤をチキソトロピー剤−水−酸分散液に
添加し、混合を続けて安定な均一懸濁液の達成を確実に
する。次いで、他の諸成分、すなわち、界面活性剤、染
料、香料等を分散液中に混合(あわ立ちを最少にすべく
低速混合)して安定な均一組成物を製造する。
以下の表Iに、本発明による数種の組成物のいくつかの
例を記載する。
また、香料を、例えば、数十分の1%、添加して生成物
に望ましい臭を効果的に与えてもよい。
他の配合物については、種々の成分が本明細書に記載の
部類範囲内かつ%限度範囲内に入る限り、本発明により
それらを調製することができる。
砂研摩剤を10%含有する沈澱シリカ増粘配合物のシネレ
シスについてのいろいろな界面活性剤の効果を試験する
ために、多くの組成物を調製し、それらのシネレシスを
84日間にわたつて測定した。以下の表IIに、試験の結果
を記載する。
添付図面に、本発明の組成物のいくつかの例を開示す
る。かくの如く、第1図および第3図には、シリカ(ゼ
オシツクス)7.5%、砂10%およびバーダツク界面活性
剤0.25%、0.50%、0.75%、1.0%および1.5%、を各々
有する組成物を開示する。残部は水である。この様な組
成物は本発明の清浄剤の典型的なものである。しかしな
がら、上述の限度範囲内の諸成分の変更もまた有用であ
る。
いろいろな条件下で、安定な粘度を有する組成物を生成
させる変性されたシリカの特定能力はこの明細書に添付
された図に示されている。第1図および第2図を比較す
ると、同一の貯蔵条件下、すなわち、21℃(70゜F)
で、沈澱シリカと第四級界面活性剤バーダツク2050との
混合物は、粘度が80日より多い期間極めて安定である組
成物を生成させるものであることが明らかとなろう。こ
の安定性は第2図により示された安定性とは対照的であ
り、第2図の場合、いぶしシリカ(Cab-O-Sil)と種々
の量で混合された同一の第四級界面活性剤は同一期間に
わたつて大きな粘度変動を示した。
第3図および第4図には、貯蔵条件がなおより厳しい、
すなわち38℃(100゜F)である以外は、いぶしシリカ組
成物に対して沈澱シリカで安定化された第四級界面活性
剤間の同じ対比を示してある。
第5図には、比較的厳しい貯蔵条件49℃(120゜F)下
で、いぶしシリカ(Cab-O-Sil M5)で安定化された清浄
剤組成物と対照して沈澱シリカ(ゼオシツクス 265)
で安定化された清浄剤組成物に与えられた安定性を端的
に示す。
第6図には、なおより厳しい貯蔵条件60℃(140゜F)下
で、いぶしシリカ組成物と対照して清浄剤組成物の粘度
を安定化させる沈澱シリカ(ゼオシツクス)の能力をな
おより端的に示す。
かくの如く、変性されたシリカは最も厳しい温度条件下
でさえ、長い時間にわたつて清浄剤組成物の粘度を維持
する劇的に効果的な能力を有することが図から明らかで
ある。
この対比は、図において、沈澱シリカ(ゼオシツクス)
レベルがいぶしシリカ(Cab-O-Sil)レベルの2倍であ
るとき、なおより顕著である。普通、シリカ含有量が多
ければ多いほど、配合物の粘度は高くなる。かくの如
く、沈澱シリカ増粘配合物の粘度レベルおよび粘度安定
性はいぶしシリカ安定化配合物より明らかに優れてい
る。
本発明の清浄剤組成物は不透明なチキソトロピー性液体
である。それらは、硬質表面上の硬水汚れまたはさび汚
れに塗布する場合、それら汚れを除去する優れた能力を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は種々の量の好ましい第四級界面活性剤との組合
せで、沈澱シリカ(ゼオシツクス)増粘剤7.5%および
研摩剤10%よりなる組成物の21℃(70゜F)での経時的
粘度安定性を示す線図、第2図は種々の量の好ましい第
四級界面活性剤との組合せで、いぶしシリカ(Cab-O-Si
l)増粘剤および研摩剤10%よりなる組成物の21℃(70
゜F)での経時的粘度不安定性を示す線図、第3図は第
1図のものと同一の組成物の38℃(100゜F)での粘度安
定性を示す線図、第4図は第2図のものと同一の組成物
の38℃(100゜F)での粘度不安定性の増加を示す線図、
第5図は種々の量の界面活性剤との組合せで研摩剤10%
を含む同一組成物において沈澱シリカ(ゼオシツクス26
5)と対比して、いぶしシリカ(Cab-O-Sil M5)研摩剤
および界面活性剤の組成物の49℃(120゜F)で粘度を比
較する線図、および第6図はいぶしシリカ組成物を沈澱
シリカ組成物に対して、極めて苛酷な温度条件60℃(14
0゜F)で比較する第5図と同様の線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−115708(JP,A) 特公 昭50−15239(JP,B1)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水素結合可能な0.05〜2重量%の陽イ
    オン性または非イオン性界面活性剤、0.5〜20重量
    %の酸、1〜15重量%の研摩材、約6〜9重量%の沈
    殿シリカ懸濁剤、および残余の水よりなることを特徴と
    するチキソトロピー性硬質表面清浄剤。
  2. 【請求項2】界面活性剤が陽イオン界面活性剤である、
    特許請求の範囲第1項記載の洗浄剤。
  3. 【請求項3】陽イオン性界面活性剤が第四級アンモニウ
    ム塩である、特許請求の範囲第3項記載の洗浄剤。
  4. 【請求項4】界面活性剤が非イオン性界面活性剤であ
    る、特許請求の範囲第1項記載の洗浄剤。
  5. 【請求項5】酸が鉱酸である、特許請求の範囲第1項記
    載の洗浄剤。
  6. 【請求項6】鉱酸が塩酸である、特許請求の範囲第5項
    記載の洗浄剤。
  7. 【請求項7】研摩材がすなである、特許請求の範囲第5
    項記載の洗浄剤。
  8. 【請求項8】着色剤および芳香剤が少量存在する、特許
    請求の範囲第1項記載の洗浄剤。
  9. 【請求項9】界面活性剤が約0.25〜1.0重量%存
    在する第四級アンモニウム塩であり、酸が約0.5〜2
    0重量%存在する塩酸であり、研摩材が約1〜15重量
    %存在する細かく分割されたすなであり、沈殿シリカ懸
    濁剤が約7〜8.5重量%存在し、および残部が水であ
    る、特許請求の範囲第1項記載の洗浄剤。
  10. 【請求項10】水素結合可能な0.05〜2重量%の陽
    イオン性または非イオン性の界面活性剤、0.5〜20
    重量%の酸、1〜15重量%の研摩材、約6〜9重量%
    の沈殿シリカ懸濁剤および残余の水からなる、チキソト
    ロピー洗浄剤の製造方法であって、 (a)上記沈殿シリカ、酸及び水を混合して良好な分散
    液を生成させ、 (b)これに上記研摩材を添加して連続攪拌し、 (c)残りの諸成分を泡立ちを最小限にするように添加
    することにより組成物を完成させることからなる、 チキソトロピー性洗浄剤の製造方法。
  11. 【請求項11】界面活性剤が第四級アンモニウム塩であ
    る、特許請求の範囲第11項記載の製造方法。
JP58148175A 1982-08-16 1983-08-15 チキソトロピー性酸―研摩剤清浄剤およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0643598B2 (ja)

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