JPH0643438Y2 - シャッタードアの移動中柱構造 - Google Patents
シャッタードアの移動中柱構造Info
- Publication number
- JPH0643438Y2 JPH0643438Y2 JP3421887U JP3421887U JPH0643438Y2 JP H0643438 Y2 JPH0643438 Y2 JP H0643438Y2 JP 3421887 U JP3421887 U JP 3421887U JP 3421887 U JP3421887 U JP 3421887U JP H0643438 Y2 JPH0643438 Y2 JP H0643438Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- pillar
- moving
- ceiling
- rail portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シヤツタードアの移動中柱構造に関するもの
である。
である。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、建物の大開口部では、左右方向中間部を中柱で
仕切つて数連のシヤツタードア(シヤツターカーテン)
が開閉できるように構成されている。ところがこの場
合、ドアを上昇して開口した時に中柱が邪魔になり、そ
こでこの中柱を吊車に吊持し、該吊車が開口部上方に架
設された中柱用レール上を走行することで、中柱を開口
部中間の躯体天井側に設けられる天井側中間レールに対
応するセツト位置と開口部側方の格納位置とに移動でき
る移動型とし、これによつて中柱の移動が簡単にできる
ようにしたものがある。
仕切つて数連のシヤツタードア(シヤツターカーテン)
が開閉できるように構成されている。ところがこの場
合、ドアを上昇して開口した時に中柱が邪魔になり、そ
こでこの中柱を吊車に吊持し、該吊車が開口部上方に架
設された中柱用レール上を走行することで、中柱を開口
部中間の躯体天井側に設けられる天井側中間レールに対
応するセツト位置と開口部側方の格納位置とに移動でき
る移動型とし、これによつて中柱の移動が簡単にできる
ようにしたものがある。
しかるに、この様な移動中柱においては、移動中柱に設
けられるレール部と躯体天井側に建付けられる天井側中
間レールとを、ドアの開閉移動がガタツキなく円滑に行
われるよう連結する必要があるので、レール部上端と天
井側中間レール下端との間隙は僅かな寸法に設定される
ことになる。ところが、中柱は縦長状であつて、上部側
が吊車に吊持されているため、これを移動させる際、ど
うしても中柱が傾斜状になつてその上端部が天井側中間
レールにぶつかつたりして、レール端部を損傷する不都
合が生じたり、また移動操作がやり難いという欠点があ
つた。
けられるレール部と躯体天井側に建付けられる天井側中
間レールとを、ドアの開閉移動がガタツキなく円滑に行
われるよう連結する必要があるので、レール部上端と天
井側中間レール下端との間隙は僅かな寸法に設定される
ことになる。ところが、中柱は縦長状であつて、上部側
が吊車に吊持されているため、これを移動させる際、ど
うしても中柱が傾斜状になつてその上端部が天井側中間
レールにぶつかつたりして、レール端部を損傷する不都
合が生じたり、また移動操作がやり難いという欠点があ
つた。
そこで、移動中柱全体を上下昇降できるようにしてレー
ル端部の損傷等を回避することが提唱されるが、このも
のでは、移動中柱の昇降操作が重いうえ、レール部か端
と床面とのあいだが逆に開いてしまうという問題が有
る。
ル端部の損傷等を回避することが提唱されるが、このも
のでは、移動中柱の昇降操作が重いうえ、レール部か端
と床面とのあいだが逆に開いてしまうという問題が有
る。
[問題を解決する手段] 本考案は上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃す
ることができるシヤツタードアの移動中柱構造を提供す
ることを目的として創案されたものであつて、中柱を吊
持する吊車が、開口部上方に架設された中柱用レール上
を走行して開口部中間の躯体天井側に設けられる天井側
中間レールに対応するセツト位置と開口部側方の格納位
置とに移動する移動中柱であつて、該移動中柱を、吊車
に吊持される支柱部と、該支柱部に上下移動自在に設け
られる上レール部および支柱部に一体的に固定される下
レール部からなるレール部とで構成する一方、支柱部に
は、上レール部を上動して上端部が天井側中間レールに
連続する連続姿勢と、下動して天井側中間レールから離
間する離間姿勢とに変姿せしめるための作動部材が設け
られていることを特徴とするものである。
ることができるシヤツタードアの移動中柱構造を提供す
ることを目的として創案されたものであつて、中柱を吊
持する吊車が、開口部上方に架設された中柱用レール上
を走行して開口部中間の躯体天井側に設けられる天井側
中間レールに対応するセツト位置と開口部側方の格納位
置とに移動する移動中柱であつて、該移動中柱を、吊車
に吊持される支柱部と、該支柱部に上下移動自在に設け
られる上レール部および支柱部に一体的に固定される下
レール部からなるレール部とで構成する一方、支柱部に
は、上レール部を上動して上端部が天井側中間レールに
連続する連続姿勢と、下動して天井側中間レールから離
間する離間姿勢とに変姿せしめるための作動部材が設け
られていることを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、中柱を移動する場
合に、該中柱のレール部上端が天井側中間レールに接触
することが無いようにしたものである。
合に、該中柱のレール部上端が天井側中間レールに接触
することが無いようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1はオーバーヘツド式ドアのドア体、2は
建物開口部の左右両側方に取付けられた案内レールであ
つて、該案内レール2の上端部は、躯体天井部に設けら
れる略水平状の天井側レール2aに対して円弧状部を経て
一連状に連結形成されており、これらは何れも従来通り
の構成になつている。
面において、1はオーバーヘツド式ドアのドア体、2は
建物開口部の左右両側方に取付けられた案内レールであ
つて、該案内レール2の上端部は、躯体天井部に設けら
れる略水平状の天井側レール2aに対して円弧状部を経て
一連状に連結形成されており、これらは何れも従来通り
の構成になつている。
一方、3は開口部の中間部にセツトされる移動中柱であ
つて、該移動中柱3の左右両側方には前記案内レール2
と略同溝形をしたレール部が後述するように設けられて
いる。また、この移動中柱3のセツト位置に対応する建
物天井部には天井側中間レール2bが設けられており、そ
うしてドア1は、この天井側レール2a、2b、案内レール
2、そして移動中柱3側のレール部に案内されて上下動
して開口部の開閉をするようになつている。4は上部に
設けられた巻取ドラム5によつて巻取られるワイヤであ
つて、このワイヤ4の他端はドア1の下端縁に固定され
ており、ワイヤ4の巻取り巻戻しによつてドア1は上下
開閉移動するようになつている。また、6は巻取ドラム
5を巻取り方向に付勢している弾機である。
つて、該移動中柱3の左右両側方には前記案内レール2
と略同溝形をしたレール部が後述するように設けられて
いる。また、この移動中柱3のセツト位置に対応する建
物天井部には天井側中間レール2bが設けられており、そ
うしてドア1は、この天井側レール2a、2b、案内レール
2、そして移動中柱3側のレール部に案内されて上下動
して開口部の開閉をするようになつている。4は上部に
設けられた巻取ドラム5によつて巻取られるワイヤであ
つて、このワイヤ4の他端はドア1の下端縁に固定され
ており、ワイヤ4の巻取り巻戻しによつてドア1は上下
開閉移動するようになつている。また、6は巻取ドラム
5を巻取り方向に付勢している弾機である。
一方、7は支柱部3aの略中心部に上下動自在に設けられ
た作動杆、8は該作動杆7を上下動操作するためのハン
ドルであつて、このハンドル8の押下げ操作で作動杆7
は梃子構造によつて押上げられ、またハンドル8の押上
げ作動で作動杆7は引下げられるようになつている。な
お、この作動杆7の上動により、躯体側に別途設けられ
た中柱固定用の施錠手段10を作動せしめ、下動により、
躯体天井側レール2a内に出没する落下防止装置11を作動
せしめるようになつており、これによつて、移動中柱3
が所定のセツト位置に無い時には、ドア1の天井側レー
ル2a内の通路が遮断されてドア1が落下することがな
く、安全性を確保できるようになつている。また、9は
移動中柱3の上端部に取付けられた吊車であつて、開口
部上梁に設けられた中柱用レール12上を転動し、移動中
柱3を吊持している。
た作動杆、8は該作動杆7を上下動操作するためのハン
ドルであつて、このハンドル8の押下げ操作で作動杆7
は梃子構造によつて押上げられ、またハンドル8の押上
げ作動で作動杆7は引下げられるようになつている。な
お、この作動杆7の上動により、躯体側に別途設けられ
た中柱固定用の施錠手段10を作動せしめ、下動により、
躯体天井側レール2a内に出没する落下防止装置11を作動
せしめるようになつており、これによつて、移動中柱3
が所定のセツト位置に無い時には、ドア1の天井側レー
ル2a内の通路が遮断されてドア1が落下することがな
く、安全性を確保できるようになつている。また、9は
移動中柱3の上端部に取付けられた吊車であつて、開口
部上梁に設けられた中柱用レール12上を転動し、移動中
柱3を吊持している。
前記移動中柱は、吊車9に吊持される支柱部3aと、レー
ル部を構成する下レール部3bおよび上レール部3cとを有
して形成されるが、下レール部3bは支柱部3aに一体的に
固着され、上レール部3cは下レール部3bの上端に形成の
傾斜ガイド面3dに沿つて上下移動するようになつてい
る。一方、作動杆7の上端部には、左右レール部間に位
置し、そして作動杆7の上下移動に伴い上レール部3c位
置と下レール部3b位置とのあいだを上下動する頭部7cが
設けられると共に、作動杆7と上レール部3cとのあいだ
には、該上レール部3cを傾斜ガイド面3dに沿つて下方に
付勢する弾機33が介装されている。尚、32は上レール部
3cをガイドするピースガイドである。そしてこのもの
は、第3図(A)に示されるように、作動杆7を上動せ
しめたときには、頭部7cが左右上レール部3c間に位置
し、これによつて上レール部3cは、下レール部3bの略面
一状に連続し、天井側中間レール2bとのあいだに僅かな
間隙D0しかない連結姿勢状態となる。
ル部を構成する下レール部3bおよび上レール部3cとを有
して形成されるが、下レール部3bは支柱部3aに一体的に
固着され、上レール部3cは下レール部3bの上端に形成の
傾斜ガイド面3dに沿つて上下移動するようになつてい
る。一方、作動杆7の上端部には、左右レール部間に位
置し、そして作動杆7の上下移動に伴い上レール部3c位
置と下レール部3b位置とのあいだを上下動する頭部7cが
設けられると共に、作動杆7と上レール部3cとのあいだ
には、該上レール部3cを傾斜ガイド面3dに沿つて下方に
付勢する弾機33が介装されている。尚、32は上レール部
3cをガイドするピースガイドである。そしてこのもの
は、第3図(A)に示されるように、作動杆7を上動せ
しめたときには、頭部7cが左右上レール部3c間に位置
し、これによつて上レール部3cは、下レール部3bの略面
一状に連続し、天井側中間レール2bとのあいだに僅かな
間隙D0しかない連結姿勢状態となる。
一方、第3図(B)に示されるように、作動杆7を下動
せしめたときには、頭部7cが左右下レール部3b間に入り
込むと共に弾機33を伸長させることになる。この結果、
上レール部3cは、傾斜ガイド面3d、ピースガイド32、そ
して頭部7cに形成される傾斜ガイド面7dにガイドされな
がら下方に移動することになり、これによつて、上レー
ル部3cと天井側中間レール2bとの間隙Dが大きく確保さ
れる離間姿勢状態となるように設定されており 叙述の如く構成された本考案の実施例において、ドア1
を閉めたい時には、開口部の壁側に収納されていた移動
中柱3を中柱レール12に沿つて中間の所定のセツト位置
まで移動させる。そしてこの移動時においては作動杆7
を下動させておくことで、上レール部3cは下動して、第
3図(B)に示す如く、中柱用レール12の下面と中柱3
の上端面とは大きい間隔Dの離間姿勢状態となる。そし
て移動中柱3がセツト位置に位置したら、作動杆7を上
動させて上レール部3cを上動せしめると、上レール部3c
は、天井側中間レール2bの下端面に対して小さい間隔D0
の連結姿勢状態となる。
せしめたときには、頭部7cが左右下レール部3b間に入り
込むと共に弾機33を伸長させることになる。この結果、
上レール部3cは、傾斜ガイド面3d、ピースガイド32、そ
して頭部7cに形成される傾斜ガイド面7dにガイドされな
がら下方に移動することになり、これによつて、上レー
ル部3cと天井側中間レール2bとの間隙Dが大きく確保さ
れる離間姿勢状態となるように設定されており 叙述の如く構成された本考案の実施例において、ドア1
を閉めたい時には、開口部の壁側に収納されていた移動
中柱3を中柱レール12に沿つて中間の所定のセツト位置
まで移動させる。そしてこの移動時においては作動杆7
を下動させておくことで、上レール部3cは下動して、第
3図(B)に示す如く、中柱用レール12の下面と中柱3
の上端面とは大きい間隔Dの離間姿勢状態となる。そし
て移動中柱3がセツト位置に位置したら、作動杆7を上
動させて上レール部3cを上動せしめると、上レール部3c
は、天井側中間レール2bの下端面に対して小さい間隔D0
の連結姿勢状態となる。
この様に、本考案が実施されたものにおいては、移動中
柱3の移動時には、天井側中間レール2bと移動中柱3の
レール部上端とが互いに当接しない広い間隙Dを確保で
きるものでありながら、移動中柱3を所定のセツト位置
にセツトせしめて中柱として使用するときには、上レー
ル部3cを上動せしめることで、天井側中間レール2bと上
レール部3cと殆んど接する状態の小さな間隙D0にまで狭
められレール接続面の段違い等が無く円滑となり、これ
によつてドア1の円滑な開閉作動が行われる。
柱3の移動時には、天井側中間レール2bと移動中柱3の
レール部上端とが互いに当接しない広い間隙Dを確保で
きるものでありながら、移動中柱3を所定のセツト位置
にセツトせしめて中柱として使用するときには、上レー
ル部3cを上動せしめることで、天井側中間レール2bと上
レール部3cと殆んど接する状態の小さな間隙D0にまで狭
められレール接続面の段違い等が無く円滑となり、これ
によつてドア1の円滑な開閉作動が行われる。
しかもこの天井側中間レールと移動中柱側レール部との
間隙の大小変位は、従来の移動中柱全体を上下動するも
のではなく、支柱部3a、下レール部3bは上下動すること
はなくそのままで、上レール部3cのみを上下動するもの
であるため、上下動操作が大幅に軽減されるうえ、下レ
ール部3bまでもが上昇することがないため、セツト位置
に位置せしめて連結姿勢状態としたとき、下レール部3b
の下端が床面から持上がつて間隙が生じてしまうという
問題も確実に回避することができる。
間隙の大小変位は、従来の移動中柱全体を上下動するも
のではなく、支柱部3a、下レール部3bは上下動すること
はなくそのままで、上レール部3cのみを上下動するもの
であるため、上下動操作が大幅に軽減されるうえ、下レ
ール部3bまでもが上昇することがないため、セツト位置
に位置せしめて連結姿勢状態としたとき、下レール部3b
の下端が床面から持上がつて間隙が生じてしまうという
問題も確実に回避することができる。
尚、本考案は前記実施例に限定されないものであること
は勿論であつて、第4図に示す第二実施例のようにして
もよい。つまりこのものは、移動中柱31の上レール部31
cが前記第一実施例のように傾斜面に沿つて上下移動す
るものではなく、垂直状に上下動するものである。その
ため、支柱部31aに下レール部31bを一体的に設けると共
に、該下レール部31bの上端部に上レール部31cの下端部
を上下移動自在にガイドするピースガイド42を一体的に
設けたものである。また、43は上下辺43aと43bと縦辺43
cとで略コ字状に形成された切換体43であつて、この切
換体上下辺43a、43bには作動杆7が遊嵌する貫通孔44が
穿設されており、また前記縦辺43cはブラケツト45を介
して上レール部31cが一体的に固定されている。一方、
作動杆7の上方には、上ピン47と下ピン48とが切換体上
下辺43a、43b間に在るように設置されている。また、49
は支柱部31dの上端に一体的に設けたストツパ板であつ
て、該ストツパ板49には作動杆7が上下貫通する孔が穿
設されている。そして作動杆7の上動で上ピン47も上昇
して切換体上辺43aに接し、切換体43と一体の上レール
部31cを、上ピン47が切換体上辺43aに接するまでピース
ガイド42に沿つて摺動押上げることとなつて天井側中間
レール2bとの間隙Dが僅かな連続姿勢状態となるように
配慮されているが、この場合に、作動杆7の上動ストロ
ークEと上レール部31cの上動ストロークDとが相違し
ていても支障がない構成になつている。また、中柱移動
のため作動杆7を押下げて下ピン48が切換体下辺43bに
接当させることで、天井側中間レール2bと上レール部31
cとの間隔Dが大きくなる離間姿勢状態となつて、中柱3
1が傾いたとしても何ら問題はない。
は勿論であつて、第4図に示す第二実施例のようにして
もよい。つまりこのものは、移動中柱31の上レール部31
cが前記第一実施例のように傾斜面に沿つて上下移動す
るものではなく、垂直状に上下動するものである。その
ため、支柱部31aに下レール部31bを一体的に設けると共
に、該下レール部31bの上端部に上レール部31cの下端部
を上下移動自在にガイドするピースガイド42を一体的に
設けたものである。また、43は上下辺43aと43bと縦辺43
cとで略コ字状に形成された切換体43であつて、この切
換体上下辺43a、43bには作動杆7が遊嵌する貫通孔44が
穿設されており、また前記縦辺43cはブラケツト45を介
して上レール部31cが一体的に固定されている。一方、
作動杆7の上方には、上ピン47と下ピン48とが切換体上
下辺43a、43b間に在るように設置されている。また、49
は支柱部31dの上端に一体的に設けたストツパ板であつ
て、該ストツパ板49には作動杆7が上下貫通する孔が穿
設されている。そして作動杆7の上動で上ピン47も上昇
して切換体上辺43aに接し、切換体43と一体の上レール
部31cを、上ピン47が切換体上辺43aに接するまでピース
ガイド42に沿つて摺動押上げることとなつて天井側中間
レール2bとの間隙Dが僅かな連続姿勢状態となるように
配慮されているが、この場合に、作動杆7の上動ストロ
ークEと上レール部31cの上動ストロークDとが相違し
ていても支障がない構成になつている。また、中柱移動
のため作動杆7を押下げて下ピン48が切換体下辺43bに
接当させることで、天井側中間レール2bと上レール部31
cとの間隔Dが大きくなる離間姿勢状態となつて、中柱3
1が傾いたとしても何ら問題はない。
そしてこのものでは、前記第一実施例のものと同様、上
レール部31cのみが上下動するものであるため、軽い操
作でよいことになるが、このものはさらに上レール部の
上下動がガイドピース42に案内される垂直状であるため
構造が簡単になると共に、ガイドピース42が上動した上
レール部31cと下レール部31bとのあいだを塞いているた
め、ドア1の開閉作動に支障を来すことはない。
レール部31cのみが上下動するものであるため、軽い操
作でよいことになるが、このものはさらに上レール部の
上下動がガイドピース42に案内される垂直状であるため
構造が簡単になると共に、ガイドピース42が上動した上
レール部31cと下レール部31bとのあいだを塞いているた
め、ドア1の開閉作動に支障を来すことはない。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成したものである
から、大開口部の中間部に移動中柱を設けるものであり
ながら、該移動中柱は、上レール部が天井側中間レール
との間隔が狭くなつて連続する連続姿勢と離間する離間
姿勢とに変姿することができ、従つて、移動中柱を移動
させるときには、離間姿勢として仮令傾斜させたとして
も天井側レール部に接触することなく素早く移動できる
ようにしても、天井中間レール位置にセツトしたときに
は、上レール部を上動せしめて連続姿勢にすることで、
移動中柱側のレール部と天井側中間レールとのあいだの
間隙が殆どない連結状態にすることができて、ドアの開
閉作動に支障を来すことがなく、円滑な開閉作動を確実
に行うことができる。
から、大開口部の中間部に移動中柱を設けるものであり
ながら、該移動中柱は、上レール部が天井側中間レール
との間隔が狭くなつて連続する連続姿勢と離間する離間
姿勢とに変姿することができ、従つて、移動中柱を移動
させるときには、離間姿勢として仮令傾斜させたとして
も天井側レール部に接触することなく素早く移動できる
ようにしても、天井中間レール位置にセツトしたときに
は、上レール部を上動せしめて連続姿勢にすることで、
移動中柱側のレール部と天井側中間レールとのあいだの
間隙が殆どない連結状態にすることができて、ドアの開
閉作動に支障を来すことがなく、円滑な開閉作動を確実
に行うことができる。
しかもこの天井側中間レールと移動中柱側レール部との
間隙の大小変化は、従来の中柱全体を上下動するもので
はなく、支柱部、下レール部は上下動することはなく、
上レール部のみが上下動するものであるため、上下動操
作が軽くなるうえ、下レール部までもが上昇することが
ないため、天井側中間レールとの間隔を小さくなるよう
にしたとき、下レール部の下端が床面から持上がつて間
隙が生じてしまうという問題も回避することができる。
間隙の大小変化は、従来の中柱全体を上下動するもので
はなく、支柱部、下レール部は上下動することはなく、
上レール部のみが上下動するものであるため、上下動操
作が軽くなるうえ、下レール部までもが上昇することが
ないため、天井側中間レールとの間隔を小さくなるよう
にしたとき、下レール部の下端が床面から持上がつて間
隙が生じてしまうという問題も回避することができる。
図面は本考案に係るシヤツタードアの移動中柱構造の一
実施例を示したものであつて、第1図はオーバーヘツド
式ドアの内観正面図、第2図は要部側面図、第3図
(A)、(B)は移動中柱のセツト状態時、移動状態時
の要部側面図、第4図(A)、(B)は第二実施例の移
動中柱の要部側面図ある。 図中、1はドア体、2は案内レール、2bは天井側中間レ
ール、3は移動中柱、3aは支柱部、3bは下レール部、3c
は上レール部、3dは傾斜面、7は作動杆、8はハンド
ル、9は吊車、31は他例の移動中柱、31aは支柱部、31b
は下レール部、31cは上レール部、42はピースガイド、4
3は切換体である。
実施例を示したものであつて、第1図はオーバーヘツド
式ドアの内観正面図、第2図は要部側面図、第3図
(A)、(B)は移動中柱のセツト状態時、移動状態時
の要部側面図、第4図(A)、(B)は第二実施例の移
動中柱の要部側面図ある。 図中、1はドア体、2は案内レール、2bは天井側中間レ
ール、3は移動中柱、3aは支柱部、3bは下レール部、3c
は上レール部、3dは傾斜面、7は作動杆、8はハンド
ル、9は吊車、31は他例の移動中柱、31aは支柱部、31b
は下レール部、31cは上レール部、42はピースガイド、4
3は切換体である。
Claims (2)
- 【請求項1】中柱を吊持する吊車が、開口部上方に架設
された中柱用レール上を走行して開口部中間の躯体天井
側に設けられる天井側中間レールに対応するセツト位置
と開口部側方の格納位置とに移動する移動中柱であつ
て、該移動中柱を、吊車に吊持される支柱部と、該支柱
部に上下移動自在に設けられる上レール部および支柱部
に一体的に固定される下レール部からなるレール部とで
構成する一方、支柱部には、上レール部を上動して上端
部が天井側中間レールに連続する連続姿勢と、下動して
天井側中間レールから離間する離間姿勢とに変姿せしめ
るための作動部材が設けられていることを特徴とするシ
ヤツタードアの移動中柱構造。 - 【請求項2】前記レール部には、上動した上レール部と
下レール部とのあいだに形成される間隙を塞ぐためのピ
ースガイドが設けられていることを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第1項記載のシヤツタードアの移動中柱
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3421887U JPH0643438Y2 (ja) | 1986-07-18 | 1987-03-09 | シャッタードアの移動中柱構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61-110061 | 1986-07-18 | ||
JP11006186 | 1986-07-18 | ||
JP3421887U JPH0643438Y2 (ja) | 1986-07-18 | 1987-03-09 | シャッタードアの移動中柱構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63101687U JPS63101687U (ja) | 1988-07-01 |
JPH0643438Y2 true JPH0643438Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=33031541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3421887U Expired - Lifetime JPH0643438Y2 (ja) | 1986-07-18 | 1987-03-09 | シャッタードアの移動中柱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643438Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-09 JP JP3421887U patent/JPH0643438Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63101687U (ja) | 1988-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2448856B1 (en) | Method and arrangement for opening and closing a suspended ceiling or corresponding of an elevator car and also a locking device | |
JPH0643438Y2 (ja) | シャッタードアの移動中柱構造 | |
JP4253394B2 (ja) | 巻胴式エレベーター | |
JPH0138212Y2 (ja) | ||
JP3903310B2 (ja) | 建築用シャッターにおける可動式ガイドレール | |
JP4407988B2 (ja) | 引戸装置 | |
JPH0257640B2 (ja) | ||
JP3021124U (ja) | 簡易型移動間仕切り | |
JPH0455195Y2 (ja) | ||
JPH0616022Y2 (ja) | 補助ドア付き折り畳み扉 | |
KR100271023B1 (ko) | 엘리베이터의 승장 도어 개폐장치 | |
KR200184501Y1 (ko) | 엘리베이터의 승장도어용 웨이트 | |
JP4731061B2 (ja) | シャッター収納ケースの開閉装置 | |
JP3083788U (ja) | 生地などを利用した、横方向に操作可能な間仕切り用ロールスクリーン | |
JP2006036433A (ja) | 昇降機の対面扉衝突防止装置 | |
JP3683204B2 (ja) | 移動壁 | |
JP3785623B2 (ja) | 建築用シャッターにおける可動式ガイドレール構造 | |
JPH0617967Y2 (ja) | チエン式オ−バ−ヘツドドアにおけるチエン収納構造 | |
WO2020003350A1 (ja) | エレベータの制御盤 | |
JP2727890B2 (ja) | 小形エレベーター装置 | |
JP2521161B2 (ja) | 移動式間仕切装置 | |
JPH07233686A (ja) | 電動可動中柱の安全装置 | |
JPH071032Y2 (ja) | カーテン装置 | |
JP2505412Y2 (ja) | 移動壁引戸のダンパ | |
JP2539022Y2 (ja) | オーバーヘツドドアのガイドレール構造 |