JPH0643387U - 減衰力可変型緩衝器 - Google Patents

減衰力可変型緩衝器

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JPH0643387U
JPH0643387U JP7790392U JP7790392U JPH0643387U JP H0643387 U JPH0643387 U JP H0643387U JP 7790392 U JP7790392 U JP 7790392U JP 7790392 U JP7790392 U JP 7790392U JP H0643387 U JPH0643387 U JP H0643387U
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JP
Japan
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adjuster
port
damping force
hole
range
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JP7790392U
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Inventor
康次 澤井
三千也 中村
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調整子の変形による寸法精度の悪化を防止で
き、ストッパ部材の小型化が可能で適用緩衝器サイズの
汎用性を高めることができ、製造コストの低減が可能な
減衰力可変型緩衝器の提供。 【構成】 ピストンロッド17の先端に螺合されたスタ
ッド3の貫通穴3b内に回動可能に設けられ、その一端
側の側面に平面部12eが形成された調整子12と、調
整子12が挿通される中央穴19aの内周側には平面部
12eが当接することで調整子12の回動範囲を規制す
るストッパ部19cを有すると共に、外周にはスタッド
3の大径穴3h内底面に形成された縦溝3jに係合する
複数の下向き突起部19bを有するストッパプレート1
9とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のサスペンションに用いるのに最適な、減衰力レンジを変化 可能な緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の減衰力可変型緩衝器としては、例えば、実開昭63−33038号公報 、または、実開昭63−33040号公報に記載されているようなものが知られ ている。
【0003】 この従来の減衰力可変型緩衝器は、緩衝器の伸行程時に画成された2室間の流 体の流通を制限することで減衰力を発生する伸側減衰バルブと、緩衝器の圧行程 時に画成された2室間の流体の流通を制限することで減衰力を発生する圧側減衰 バルブと、該両減衰バルブをバイパスして2室間を連通するバイパス流路と、該 バイパス流路に配設されて流路断面積を変更可能な可変絞り部を有した調整子と を備えたもので、前記調整子を回転させて可変絞り部の絞り開度を変化させるこ とによってバイパス流路の流路断面積を変化させ、これにより、伸側及び圧側の 減衰力レンジを変化可能に構成されたものであった。
【0004】 そして、前記調整子側にはその径方向に穿設された横孔に位置決め用ピンを圧 入して固定すると共に、その外周部となるスタッド側の開口穴内には位置決め用 ピンが当接することで調整子の回動範囲を規制するストッパ部材が設けられた構 造となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の減衰力可変型緩衝器にあっては、調整子の回 動範囲を規制する手段として位置決め用ピンが用いられていることから、調整子 に穿設された横孔に対して位置決め用ピンを圧入する工程を必要とし、この圧入 の際の衝撃力で、調整子にふれや曲がり等の変形を生じさせ、これにより、寸法 精度を悪化させる恐れがあるという問題点があった。
【0006】 また、位置決め用ピンが調整子の外周に突出した状態となることから、その外 周に設けられるストッパ部材の外形が大きくなり、このため、適用緩衝器サイズ の汎用性に劣るという問題点があった。即ち、特に、ストッパ部材の外形より径 の小さいピストンロッドを用いる場合にあっては、スタッドとピストンロッドと の中間にアダプタを介さないと連結できなくなり、従って、このような場合にあ っては、アダプタを設ける分だけコストが高くつくと共に、アダプタで長くなる 分だけピストンのストローク範囲が小さくなってしまうという不具合を生じさせ る。
【0007】 また、スタッド側の開口穴に対するストッパ部材の位置決めのために2本のピ ンの打ち込み作業が必要であるため、作業工数の増加により製造コストが高くつ くという問題点があった。
【0008】 本考案は、上述のような従来の問題点に着目して成されたもので、調整子の変 形による寸法精度の悪化を防止でき、ストッパ部材の小型化が可能で適用緩衝器 サイズの汎用性を高めることができると共に、製造コストの低減が可能な減衰力 可変型緩衝器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述のような目的を達成するために、本考案の減衰力可変型緩衝器では、シリ ンダ内を2室に画成して設けられたバルブボディと、バルブボディの軸心部に設 けられた筒状部材と、筒状部材の中空部内において回動可能に設けられ、その一 端側の側面に切欠状の平坦部が形成された調整子と、筒状部材の周壁を径方向に 貫通して形成されたポートと、ポートと符合する調整子に形成され、調整子の回 動に基づきポートとの間に可変絞り部を形成する連通路と、ポート及び連通路を 経由して2室間を連通する流路と、調整子が挿通される中央穴の内周側には前記 平坦部が当接することで調整子の回動範囲を規制する内向き突起部を有すると共 に、外周には筒状部材の装着穴内底面に形成された縦溝に係合する複数の下向き 突起部を有するストッパ部材と、を備えた構成とした。
【0010】
【作用】
本考案の減衰力可変型緩衝器では、調整子を回動させることにより流路の途中 に介装された可変絞り部の絞り開度を変化させ、これにより、緩衝器の減衰力レ ンジを変化させることができる。
【0011】 そして、調整子は、ストッパ部材の内向き突起部に調整子の平坦部が当接する ことでその回動範囲が規制されるもので、この内向き突起部は、調整子の一側に 切欠状に形成された平坦部側に突出する状態で形成されると共に、位置決め用の 突起部は下向きであることから、ストッパ部材の外径を小さくでき、これにより 、適用緩衝器サイズの汎用性が高くなる。即ち、ストッパ部材の外形を小さくで きる分、アダプタを用いずにスタッドを連結可能なピストンロッドの最小径を小 さくすることができるようになる。
【0012】 また、ストッパの形成に際し、調整子側には平坦部が切欠状に形成されるのみ で、調整子に衝撃を与えるピンの圧入等の工程を必要としないことから、圧入工 程で生じる調整子の変形による寸法精度の悪化を回避することができる。
【0013】 また、ストッパ部材の組み付けに際しては、その下向き突起部を筒状部材にお ける装着穴の縦孔内に係合させるもので、この下向き突起部の係合により、スト ッパ部材の位置決めが容易に行なわれるため、位置決めピンの打ち込み作業を必 要とする従来の場合に比べて作業工数を低減することができ、これにより、製造 コストを低減することができる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。 まず、実施例の構成について説明する。
【0015】 図1は、本考案実施例の減衰力可変型緩衝器の主要部を示す断面図であって、 図中1は円筒状のシリンダを示している。このシリンダ1は、摺動自在に装填さ れたピストン(バルブボディ)2によって上部室Aと下部室Bとに画成され、両 室A,Bには油等の流体が充填されている。
【0016】 前記ピストン2は、スタッド(筒状部材)3の先端小径部3aに取り付けられ ている。そして、このスタッド3は、ピストンロッド17の先端ねじ部17aに 螺合して取り付けられている。
【0017】 即ち、前記スタッド3の先端小径部3aに、圧側チェックボディ7,圧側チェ ックバルブ8,ワッシャ5a,カラー4a,ワッシャ5b,圧側減衰バルブ6, ピストン2,伸側減衰バルブ9,ワッシャ5c,伸側チェックボディ10,伸側 チェックバルブ11,ワッシャ5d,カラー4bを順次装着し、最後にナット1 6で締結している。
【0018】 また、前記スタッド3には、その軸芯部に貫通穴(中空部)3bが穿設される と共に、その周壁を直径方向に貫通する状態で上方から順に、第1ポート3c, 第2ポート3d,第3ポート3e,第4ポート3f及び第5ポート3gが穿設さ れている。尚、前記第2ポート3dと第3ポート3eは軸方向同一位置に形成さ れている。また、第2ポート3dと第4ポート3fだけは周方向同一位置に形成 されているが、その他の第1・第3・第5ポート3c,3e,3gはそれぞれ周 方向に位相をずらせた位置に形成されている(図4,5,6参照)。
【0019】 さらに、前記スタッド3の貫通穴3bには、調整子12が、その下端を環状の ロアブッシュ14で支持されて回動自在に設けられている。
【0020】 この調整子12は、その軸心部に、その下端が前記下部室Bに連通した中空部 12aを有した筒状に形成され、また、その周壁には、前記第1ポート3cと中 空部12aとを連通する第1横孔12bと、第2ポート3dと第4ポート3fと 第5ポート3gとを連通する縦溝(連通路)12cと、第3ポート3eと中空部 12aとを連通する第2横孔(連通路)12dが形成されている。
【0021】 本考案実施例では、伸行程で流体が流通可能な流路としては図示の4つの流路 がある。即ち、伸側内側溝2fの位置から伸側減衰バルブ9の内側及び外周部を 開弁して下部室Bに至る伸側第1流路Dと、第2ポート3d及び第4ポート3f を経由して伸側外側溝2gの位置から伸側減衰バルブ9の外周部を開弁して下部 室Bに至る伸側第2流路Eと、第2ポート3d及び第5ポート3gを経由して伸 側チェックバルブ11を開弁して下部室Bに至る伸側第3流路Fと、第3ポート 3e及び中空部12aを経由して下部室Bに至るバイパス流路Gとである。
【0022】 一方、圧行程で流体が流通可能な経路としては図示の3つの流路がある。即ち 、圧側減衰バルブ6を開弁して上部室Aに至る圧側第1流路Hと、中空部12a 及び第1ポート3cを経由して圧側チェックバルブ8を開弁して上部室Aに至る 圧側第2流路Jと、中空部12a及び第3ポート3eを経由して上部室Aに至る 前記バイパス流路Gとである。
【0023】 前記スタッド3の上端面側には、貫通穴3bより大径の大径穴3hが形成され 、この大径穴3hの環状底部とピストンロッド17の下端面との間に、ストッパ プレート(ストッパ部材)19が挟持状態で設けられている。そして、ピストン ロッド17における、調整子12の上端面と対向する下端面には、アッパブッシ ュ22,低摩擦材より成るスラストワッシャ20及び鋼板製スラストワッシャ2 1を収容すると共に調整子12の上端部を回動自在に挿入可能な大径穴17cが 形成されている。
【0024】 また、前記ストッパプレート19は、ステップモータの原点出しを行なうため に調整子12の回動範囲を規制するためのもので、図2及び図3にその詳細を示 すように、調整子12の上端部を回転可能に挿通する中央穴19aを有する環状 に形成されている。そして、ストッパプレート19の外周部には互いに平行な直 線部が切欠形成され、両直線部の中央部には、下方へ向けて垂直に折曲された状 態で一対の位置決め用突起部(下向き突起部)19b,19bが形成されている 。また、ストッパプレート19の内周部にはその径方向に対向して山形に突出す る一対のストッパ部(内向き突起部)19c,19cが形成されている。そして 、前記貫通穴3bの内周壁面には、大径穴3hの底面側から両突起部19b,1 9bを挿入係止可能な半円状の位置決め用縦溝3j,3jがドリル加工によって 形成されている。
【0025】 一方、前記貫通穴19a内に挿通される調整子12の上端部は、両側面の切削 加工により、平行な一対の平面部(平坦部)12e,12eを有する平板状に形 成されていて、前記両ストッパ部19c,19cに両平面部12e,12eが当 接することでその回動範囲が規制されるように構成されている。
【0026】 また、調整子12の回動は、コントロールロッド15により成されるもので、 このコントロールロッド15は、ピストンロッド17の貫通穴17b内を貫通し て上端部まで延在され、ピストンロッド17の図外の車体取付部に設けられたス テップモータによりステップ回動されるようになっている。
【0027】 そして、前記調整子12は、その回動に基づいて減衰力ポジションを図4〜図 6に示す3つのポジションの範囲内で任意のポジション位置に切り換え可能とな っている。
【0028】 まず、図5に示す第1減衰力ポジションでは、第1〜第5ポート3c,3d, 3e,3f,3gの全てが開かれていて、前記伸行程における4つの流路D,E ,F,Gと、圧行程における3つの流路H,J,Gのすべてが流通可能となって いる。
【0029】 また、図4に示す第2減衰力ポジションでは、第1ポート3cのみが開かれ、 その他の第2〜第5ポート3d,3e,3f,3gは閉じられていて、伸側第1 流路Dと、圧側第1流路Hと、圧側第2流路Jとが流通可能となっている。
【0030】 また、図6に示す第3減衰力ポジションでは、第2ポート3c,第4ポート3 f及び第5ポート3gが開かれ、第1ポート3c及び第3ポート3eが閉じられ ていて、伸側第1〜第3流路D,E,F及び圧側第1流路Hが流通可能となって いる。
【0031】 また、図5に示す第1減衰力ポジションから図4に示す第2減衰力ポジション 方向へ切り換えるべく調整子12を反時計方向に回動させていくと、第2〜第5 ポートの開度が絞られて、バイパス流路Gと伸側第2流路Eと伸側第3流路Fの 流路断面積を減少させる方向に変化させることができる。
【0032】 また、図5に示す第1減衰力ポジションから図6に示す第3減衰力ポジション 方向へ切り換えるべく調整子12を時計方向に回動させていくと、第1ポート及 び第3ポートの開度が絞られて、バイパス流路Gと圧側第2流路Jと伸側第3流 路Fの流路断面積を減少させる方向に変化させることができる。
【0033】 以上のように、第3ポート3eと第2横孔12dとの間で伸側・圧側共通可変 絞り部Rを形成し、第2ポート3dと縦孔12cとの間で伸側第1可変絞り部S を形成し、第4ポート3fと縦孔12cとの間で伸側第2可変絞り部Tを形成し 、第5ポート3gと縦孔12cとの間で伸側第3可変絞り部Uを形成し、第1ポ ート3cと第1横孔12bとの間で圧側可変絞り部Vを形成している。
【0034】 次に、実施例の作用について説明する。 (a)減衰力制御開始時 緩衝器の減衰力制御を開始するに際しては、まず、ステップモータの原点出し が行なわれる。 即ち、このステップモータの原点出しは、ステップモータ自体は360度回転 可能で、基本となる0点が存在しないことから、調整子12側を基本となる原点 位置まで回動させるために行なわれるもので、調整子12の平面部12e,12 eがストッパプレート19のストッパ部19c,19cに当接するまで、ステッ プモータがステップ駆動される。 そして、この原点位置からステップモータを所定のステップ数だけ回転駆動さ せることにより、任意の減衰力ポジションへの切り換えが行なわれる。
【0035】 (b)第1減衰力ポジション制御時 図5に示す第1減衰力ポジションでは、第1〜第5ポート3c,3d,3e, 3f,3gの全てが開かれていて、前記伸行程における4つの流路D,E,F, Gと、圧行程における3つの流路H,J,Gのすべてが流通可能となっている。 従って、伸行程時には、低ピストン速度域では、流体が流通抵抗の最も小さい バイパス流路Gを流通し、ピストン速度が早くなるにつれて、伸側第3流路F, 伸側第2流路E,伸側第1流路Dの順に流通を開始し、これにより、伸行程の減 衰力レンジはソフトレンジの状態となる。 一方、圧行程時には、低ピストン速度域では、流体が流通抵抗の最も小さいバ イパス流路Gを流通し、ピストン速度が早くなるにつれて、圧側第2流路J,圧 側第1流路Dの順に流通を開始し、これにより、圧行程の減衰力レンジもソフト レンジの状態となる。
【0036】 (c)第2減衰力ポジション制御時 図4に示す第2減衰力ポジションでは、第1ポート3cのみが開かれ、その他 の第2〜第5ポート3d,3e,3f,3gは閉じられていて、伸側第1流路D と、圧側第1流路Hと、圧側第2流路Jとが流通可能となっている。 従って、伸行程時には、流体が伸側減衰バルブ9を開弁して伸側第1流路Dを 流通し、これにより、伸行程の減衰力レンジはハードレンジの状態となる。 一方、圧行程時には、低ピストン速度域では、流体が流通抵抗の小さい圧側第 2流路Jを流通し、高ピストン速度域では圧側第1流路Hを流通し、これにより 、圧行程の減衰力レンジはソフトレンジの状態となる。
【0037】 (d)第3減衰力ポジション制御時 図6に示す第3減衰力ポジションでは、第2ポート3c,第4ポート3f及び 第5ポート3gが開かれ、第1ポート3c及び第3ポート3eが閉じられていて 、伸側第1〜第3流路D,E,F及び圧側第1流路Hが流通可能となっている。 従って、伸行程時には、低ピストン速度域では、流体が流通抵抗の小さい伸側 第3流路Fを流通し、ピストン速度が早くなるにつれて、伸側第2流路E及び伸 側第1流路Dを流通し、これにより、伸行程の減衰力レンジはソフトレンジの状 態となる。 一方、圧行程時には、流体が圧側減衰バルブ6を開弁して圧側第1流路Hを流 通し、これにより、圧行程の減衰力レンジはハードレンジの状態となる。
【0038】 (e)第1減衰力ポジションと第2減衰力ポジション間制御時 図5に示す第1減衰力ポジションから図4に示す第2減衰力ポジション方向へ 切り換えるべく調整子12を反時計方向に回動させていくと、第2〜第5ポート の開度が絞られて、バイパス流路Gと伸側第2流路Eと伸側第3流路Fの流路断 面積が減少してくるため、この流路断面積の減少に比例して、伸行程の減衰力が 次第に高くなる。 つまり、調整子12を第1減衰力ポジション位置から反時計方向に回動させる ことにより、圧行程側の減衰力レンジはソフトレンジ状態のままで、伸行程側の 減衰力レンジのみをハードレンジ方向へ変化させることができる。
【0039】 (f)第1減衰力ポジションと第3減衰力ポジション間制御時 図5に示す第1減衰力ポジションから図6に示す第3減衰力ポジション方向へ 切り換えるべく調整子12を時計方向に回動させていくと、第1ポート及び第3 ポートの開度が絞られて、バイパス流路Gと圧側第2流路Jと伸側第3流路Fの 流路断面積が減少してくるため、この流路断面積の減少に比例して、圧行程の減 衰力が次第に高くなる。 つまり、調整子12を第1減衰力ポジション位置から時計方向に回動させるこ とにより、伸行程側の減衰力レンジはソフトレンジ状態のままで、圧行程側の減 衰力レンジのみをハードレンジ方向へ変化させることができる。
【0040】 以上説明したようにこの実施例の減衰力可変型緩衝器では、伸行程及び圧行程 の内のいずれか一方の工程側の減衰力レンジがハードレンジである時には、その 逆行程側の減衰力レンジが常にソフトレンジとなっていることから、低周波と高 周波とが複合された路面入力に対しても、快適な乗り心地と操縦安定性を確保す ることができるという特徴を有している。
【0041】 また、調整子12は、ストッパプレート19のストッパ部19cに調整子12 の平面部12eが当接することでその回動範囲が規制されるもので、このストッ パ部19cは、調整子12の両側面に切削加工により形成された平面部12e側 に突出する状態で形成されることから、ストッパプレート19の外径を小さくす ることができ、従って、適用緩衝器サイズの汎用性を高めることができるという 特徴を有している。即ち、ストッパ部材の外形を小さくできる分、アダプタを用 いずにスタッドを連結可能なピストンロッドの最小径を小さくすることができる ようになる。
【0042】 また、調整子12側には平面部が切削加工されるのみで、調整子12に衝撃を 与えるピンの圧入等の工程を必要としないので、圧入工程で生じる調整子12の 変形による寸法精度の悪化を回避することができるという特徴を有している。
【0043】 また、スタッド3の大径穴3h内にストッパプレート19の両下向き突起部1 9bを圧入する操作だけでストッパプレート19の位置決めが容易に行なわれる ため、位置決めピンを用いる従来の場合に比べて作業工数を少なくすることがで き、これにより、製造コストを低減させることができるようになるという特徴を 有している。
【0044】 以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は、この実 施例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計変更 等があっても本考案に含まれる。
【0045】 例えば、実施例では、調整子を回動させるようにした場合を示したが、回動と 軸方向スライドとを組み合わせることもできる。
【0046】 また、実施例では、バルブボディとしてピストンを示したが、例えば、シリン ダ内の室とシリンダ外のリザーバ室とを画成するベース等、他のものにも適用で きる。
【0047】 また、実施例では、ストッパプレートを位置決めするための縦孔として断面半 円の溝状に形成した場合を示したが、単なるドリル孔状のものであってもよい。
【0048】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案の減衰力可変型緩衝器では、筒状部材の中空 部内において回動可能に設けられ、その一側面に切欠状の平坦部が形成された調 整子と、調整子の平坦部と同一平面上の筒状部材に位置決め固定され、調整子が 挿通される中央穴の内周側には平坦部が当接することで調整子の回動範囲を規制 する内向き突起部を有するストッパ部材とを備えた手段としたことで、調整子側 には平坦部が切削加工されるのみで、調整子に衝撃を与えるピンの圧入等の工程 を必要としないことから、圧入工程で生じる調整子の変形による寸法精度の悪化 を回避することができるという効果が得られる。
【0049】 また、ストッパ部材の内向き突起部は、調整子の一側に切欠状に形成された平 坦部側に突出する状態で形成されると共に、位置決め用の突起部は下向きである ことから、ストッパ部材の外径を小さくすることができ、これにより、適用緩衝 器サイズの汎用性を高めることができるようになるという効果が得られる。
【0050】 また、前記ストッパ部材の外周には筒状部材の装着穴底部に形成された縦孔に 係合する複数の下向き突起部を有した構成としたことで、筒状部材における装着 穴の縦孔内に下向き突起部を圧入係合させる操作だけで、その位置決めが容易に 行なわれるため、位置決めピンの打ち込み作業を必要とする従来の場合に比べて 作業工数を低減することができ、これにより、製造コストを低減させることがで きるようになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の減衰力可変型緩衝器の要部を示
す断面図(図2のP−P断面)である。
【図2】図1のC−C断面図である。
【図3】調整子部分の分解斜視図である。
【図4】第2減衰力ポジション位置を示す断面図で、
(イ) は図1のK−K断面図,(ロ)は図1のL−L及びM
−M断面図,(ハ) は図1のN−N断面図である。
【図5】第1減衰力ポジション位置を示す断面図で、
(イ) は図1のK−K断面図,(ロ)は図1のL−L及びM
−M断面図,(ハ) は図1のN−N断面図である。
【図6】第3減衰力ポジション位置を示す断面図で、
(イ) は図1のK−K断面図,(ロ)は図1のL−L及びM
−M断面図,(ハ) は図1のN−N断面図である。
【符号の説明】
A 上部室 B 下部室 F 伸側第3流路(流路) G バイパス流路(流路) J 圧側第2流路(流路) R 伸側・圧側共通可変絞り部 S 伸側第1可変絞り部 U 伸圧第3可変絞り部 V 圧側可変絞り部 1 シリンダ 2 ピストン(バルブボディ) 3 スタッド(筒状部材) 3b 貫通穴(中空部) 3c 第1ポート 3d 第2ポート 3e 第3ポート 3f 第4ポート 3g 第5ポート 3h 大径穴(装着穴) 3j 位置決め用縦溝(縦孔) 12 調整子 12c 縦孔(連通路) 12d 第2横孔(連通路) 12e 平面部(平坦部) 19 ストッパプレート(ストッパ部材) 19a 中央穴 19b 位置決め用突起部(下向き突起部) 19c ストッパ部(内向き突起部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内を2室に画成して設けられた
    バルブボディと、 バルブボディの軸心部に設けられた筒状部材と、 筒状部材の中空部内において回動可能に設けられ、その
    一端側の側面に切欠状の平坦部が形成された調整子と、 筒状部材の周壁を径方向に貫通して形成されたポート
    と、 ポートと符合する調整子に形成され、調整子の回動に基
    づきポートとの間に可変絞り部を形成する連通路と、 ポート及び連通路を経由して2室間を連通する流路と、 調整子が挿通される中央穴の内周側には前記平坦部が当
    接することで調整子の回動範囲を規制する内向き突起部
    を有すると共に、外周には筒状部材の装着穴内底面に形
    成された縦溝に係合する複数の下向き突起部を有するス
    トッパ部材と、を備えたことを特徴とする減衰力可変型
    緩衝器。
JP7790392U 1992-11-12 1992-11-12 減衰力可変型緩衝器 Pending JPH0643387U (ja)

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