JPH0643116A - 検反装置 - Google Patents
検反装置Info
- Publication number
- JPH0643116A JPH0643116A JP19872492A JP19872492A JPH0643116A JP H0643116 A JPH0643116 A JP H0643116A JP 19872492 A JP19872492 A JP 19872492A JP 19872492 A JP19872492 A JP 19872492A JP H0643116 A JPH0643116 A JP H0643116A
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- JP
- Japan
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- light
- woven fabric
- light receiving
- weft
- woven cloth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03J—AUXILIARY WEAVING APPARATUS; WEAVERS' TOOLS; SHUTTLES
- D03J1/00—Auxiliary apparatus combined with or associated with looms
- D03J1/007—Fabric inspection on the loom and associated loom control
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)
- Looms (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】織布に織り段などの緯糸方向の欠点が発生して
もその欠点を確実に検知する。 【構成】織前W1とエキスパンションバー3との間には
メインノズル7と反対側となる織布Wの端部に検反装置
8が配設されている。検反装置8は上部に窓9aを備え
た収容ボックス9と反射板10とを備え、織布Wは収容
ボックス9と反射板10にて挟まれて移動する。収容ボ
ックス9内には検出窓11aを備えたセンサヘッド11
が固定され、センサヘッド11は検出窓11aから織布
Wに対して光を照射し、その光は反射板10にて反射さ
れて検出窓11aに入射される。センサヘッド11内に
は互いに平行に配列された複数の受光素子を備えた空間
フィルタが配設され、この空間フィルタには入射光に基
づく織布Wの像が結像される。その際、緯糸Yの像は受
光素子の長手方向と平行な状態でその長手方向に直交し
て移動する。
もその欠点を確実に検知する。 【構成】織前W1とエキスパンションバー3との間には
メインノズル7と反対側となる織布Wの端部に検反装置
8が配設されている。検反装置8は上部に窓9aを備え
た収容ボックス9と反射板10とを備え、織布Wは収容
ボックス9と反射板10にて挟まれて移動する。収容ボ
ックス9内には検出窓11aを備えたセンサヘッド11
が固定され、センサヘッド11は検出窓11aから織布
Wに対して光を照射し、その光は反射板10にて反射さ
れて検出窓11aに入射される。センサヘッド11内に
は互いに平行に配列された複数の受光素子を備えた空間
フィルタが配設され、この空間フィルタには入射光に基
づく織布Wの像が結像される。その際、緯糸Yの像は受
光素子の長手方向と平行な状態でその長手方向に直交し
て移動する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は織布の欠点を光学的に検
出する検反装置に関するものである。
出する検反装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】織布の検反工程を製織工程から切り離し
て織布の良否判定を行う場合には、織布を織り上げた後
でなければ織布の良否を判定することができない。その
ため、綜絖あるいは筬羽間への経糸通しの際の通し違
い、あるいは開口運動の際の上下経糸同士の絡みによる
経糸の連れ込みが生じても織り上げ完了時まで織機の稼
働が継続され、このような経方向の欠点が織り上げ完了
時まで続いてしまう。このような織布の欠点は製織中に
早期に発見して修復されることが望ましい。
て織布の良否判定を行う場合には、織布を織り上げた後
でなければ織布の良否を判定することができない。その
ため、綜絖あるいは筬羽間への経糸通しの際の通し違
い、あるいは開口運動の際の上下経糸同士の絡みによる
経糸の連れ込みが生じても織り上げ完了時まで織機の稼
働が継続され、このような経方向の欠点が織り上げ完了
時まで続いてしまう。このような織布の欠点は製織中に
早期に発見して修復されることが望ましい。
【0003】この問題を解決する方法として本願出願人
は特願平3−139145号において、織機に設置され
ることにより製織工程において織布の欠点を検反するこ
とができる検反装置を提案している。
は特願平3−139145号において、織機に設置され
ることにより製織工程において織布の欠点を検反するこ
とができる検反装置を提案している。
【0004】図8に示すように、この検反装置41は織
前W1とエキスパンションバー42との間に設置され、
上部に透明な材質からなる窓43が嵌め込まれた収容ボ
ックス44と、収容ボックス44の上面に窓43を覆う
ように配置された反射板45とを備えている。この反射
板45の織布Wと対向する下面は鏡面に加工されてい
る。そして、織前W1にて織成された織布Wは巻取りロ
ーラに巻き取られながら収容ボックス44の上面と反射
板45の下面にて挟まれた状態で移動する。
前W1とエキスパンションバー42との間に設置され、
上部に透明な材質からなる窓43が嵌め込まれた収容ボ
ックス44と、収容ボックス44の上面に窓43を覆う
ように配置された反射板45とを備えている。この反射
板45の織布Wと対向する下面は鏡面に加工されてい
る。そして、織前W1にて織成された織布Wは巻取りロ
ーラに巻き取られながら収容ボックス44の上面と反射
板45の下面にて挟まれた状態で移動する。
【0005】そして、移動する織布Wに対して、収容ボ
ックス44内ではセンサヘッド46が織布Wの幅方向を
走行レール47に沿って所定速度で往復移動する。その
際、センサヘッド46は検出窓46aから織布Wに対し
て垂直に光を照射し、織布Wに照射された光は織布Wの
裏面で直接あるいは織布Wの経糸Tの間隙を通って反射
板45の下面にて反射される。センサヘッド46はその
反射光を検出窓46aから受光し、特に織布Wの経糸方
向の欠点を検反するようになっている。
ックス44内ではセンサヘッド46が織布Wの幅方向を
走行レール47に沿って所定速度で往復移動する。その
際、センサヘッド46は検出窓46aから織布Wに対し
て垂直に光を照射し、織布Wに照射された光は織布Wの
裏面で直接あるいは織布Wの経糸Tの間隙を通って反射
板45の下面にて反射される。センサヘッド46はその
反射光を検出窓46aから受光し、特に織布Wの経糸方
向の欠点を検反するようになっている。
【0006】すなわち、図9に示すように、センサヘッ
ド46の内部には投光器48が設置され、投光器48か
らの光の通過経路にハーフミラー49が配置されてい
る。ハーフミラー49の同図上方には織布Wから所定距
離Hをおいて凸レンズ50が、凸レンズ50から所定距
離Dをおいて空間フィルタ51がそれぞれ設けられてい
る。投光器48から照射された光はハーフミラー49で
反射して織布Wに垂直に照射され、織布Wの上面(同図
における下面)側に配置された反射板45に経糸Tの間
隙から達して反射する。そして、この反射光がハーフミ
ラー49を透過して凸レンズ50を経て空間フィルタ5
1に集束され、明るさとして結像する。
ド46の内部には投光器48が設置され、投光器48か
らの光の通過経路にハーフミラー49が配置されてい
る。ハーフミラー49の同図上方には織布Wから所定距
離Hをおいて凸レンズ50が、凸レンズ50から所定距
離Dをおいて空間フィルタ51がそれぞれ設けられてい
る。投光器48から照射された光はハーフミラー49で
反射して織布Wに垂直に照射され、織布Wの上面(同図
における下面)側に配置された反射板45に経糸Tの間
隙から達して反射する。そして、この反射光がハーフミ
ラー49を透過して凸レンズ50を経て空間フィルタ5
1に集束され、明るさとして結像する。
【0007】空間フィルタ51は一定ピッチPで配設さ
れた多数の受光素子52a,52bを備えた2個の櫛型
フィルタ部53a,53bが対向配置されて構成されて
いる。各櫛型フィルタ部53a,53bから延出する各
受光素子52a,52bの長手方向は織布Wの経糸Tの
像と平行になるように配置されている。その結果、空間
フィルタ51に結像する織布Wの経糸Tの像は受光素子
52a,52bの長手方向と平行になった状態でその長
手方向に対して垂直に移動する。こうして経糸T方向の
検出感度を高くして特に織布Wの経方向の欠点を検知す
るようになっている。
れた多数の受光素子52a,52bを備えた2個の櫛型
フィルタ部53a,53bが対向配置されて構成されて
いる。各櫛型フィルタ部53a,53bから延出する各
受光素子52a,52bの長手方向は織布Wの経糸Tの
像と平行になるように配置されている。その結果、空間
フィルタ51に結像する織布Wの経糸Tの像は受光素子
52a,52bの長手方向と平行になった状態でその長
手方向に対して垂直に移動する。こうして経糸T方向の
検出感度を高くして特に織布Wの経方向の欠点を検知す
るようになっている。
【0008】そして、両櫛型フィルタ部53a,53b
は受光した光を電気信号に変換して出力し、各櫛型フィ
ルタ部53a,53bからの出力の差分を差動演算回路
54より求めている。そして、この差分に基づく出力信
号の出力周波数fのゲインが予め設定した値を越えた時
に、判定回路55が織布Wに経糸切れ等の欠点があるこ
とを判定し、ランプ点灯や警告音発生等の適宜な方法に
より警告を行うようにしている。
は受光した光を電気信号に変換して出力し、各櫛型フィ
ルタ部53a,53bからの出力の差分を差動演算回路
54より求めている。そして、この差分に基づく出力信
号の出力周波数fのゲインが予め設定した値を越えた時
に、判定回路55が織布Wに経糸切れ等の欠点があるこ
とを判定し、ランプ点灯や警告音発生等の適宜な方法に
より警告を行うようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この検反装
置41では前述のように空間フィルタ51に結像される
経糸Tの像を受光素子52a,52bの長手方向と平行
になった状態でその長手方向に垂直に移動させることに
より、経糸方向における検反精度を向上させている。そ
の結果、空間フィルタ51に結像される緯糸の像は受光
素子52a,52bの長手方向に直交した状態でその長
手方向に沿って移動するため、緯糸方向の欠点に対する
検出感度は極めて低いものであった。そのため、この検
反装置41は、特に織布Wの経糸方向の異常のみを正確
に検反し、緯糸方向の異常を検反することができないの
が現状であった。
置41では前述のように空間フィルタ51に結像される
経糸Tの像を受光素子52a,52bの長手方向と平行
になった状態でその長手方向に垂直に移動させることに
より、経糸方向における検反精度を向上させている。そ
の結果、空間フィルタ51に結像される緯糸の像は受光
素子52a,52bの長手方向に直交した状態でその長
手方向に沿って移動するため、緯糸方向の欠点に対する
検出感度は極めて低いものであった。そのため、この検
反装置41は、特に織布Wの経糸方向の異常のみを正確
に検反し、緯糸方向の異常を検反することができないの
が現状であった。
【0010】製織時には織機を停止させて再起動する際
に発生する止段や織機の運転中にできる機械段などのい
わゆる織り段が発生する。織り段はその形態によって緯
糸間隔が広くなった薄段と緯糸間隔が狭くなった厚段と
に分けられる。しかし、これらの織り段は緯糸方向にで
きた欠点であるため検反装置41によっては検知されな
かった。その結果、緯糸方向の欠点である織り段が発生
しても織布Wはそのまま織り続けられてしまうという問
題があった。
に発生する止段や織機の運転中にできる機械段などのい
わゆる織り段が発生する。織り段はその形態によって緯
糸間隔が広くなった薄段と緯糸間隔が狭くなった厚段と
に分けられる。しかし、これらの織り段は緯糸方向にで
きた欠点であるため検反装置41によっては検知されな
かった。その結果、緯糸方向の欠点である織り段が発生
しても織布Wはそのまま織り続けられてしまうという問
題があった。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は織布に織り段などの緯糸
方向の欠点が発生してもその欠点を確実に検知すること
ができる検反装置を提供することにある。
れたものであって、その目的は織布に織り段などの緯糸
方向の欠点が発生してもその欠点を確実に検知すること
ができる検反装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、移動する織布に対してその検反領域に光を
照射する発光体と、細長形状の受光素子をその長手方向
が互いにほぼ平行となるように一定間隔をおいて配列さ
れてなるとともに検反領域からの反射光に基づく織布の
像を受光して電気信号に変換する受光体と、前記受光体
からの検出信号に基づいて織布の欠点の有無を判定する
判定手段とを備えた検反装置において、織布の少なくと
も一方の織り端に固定して配設されるとともに、前記受
光体に結像する織布の緯糸の像が前記受光素子の長手方
向に対して平行な状態で受光素子の長手方向と一致しな
い方向に移動するように前記受光体を配設した。
決するため、移動する織布に対してその検反領域に光を
照射する発光体と、細長形状の受光素子をその長手方向
が互いにほぼ平行となるように一定間隔をおいて配列さ
れてなるとともに検反領域からの反射光に基づく織布の
像を受光して電気信号に変換する受光体と、前記受光体
からの検出信号に基づいて織布の欠点の有無を判定する
判定手段とを備えた検反装置において、織布の少なくと
も一方の織り端に固定して配設されるとともに、前記受
光体に結像する織布の緯糸の像が前記受光素子の長手方
向に対して平行な状態で受光素子の長手方向と一致しな
い方向に移動するように前記受光体を配設した。
【0013】
【作用】従って、本発明によれば、移動する織布に対し
て織布の織り端にある検反領域に発光体から光が照射さ
れる。その検反領域からの反射光は織布の像として受光
体に結像される。その際、受光体に結像される織布の緯
糸の像は受光素子の長手方向に対して平行となるととも
に、受光素子の長手方向と一致しない方向に移動する。
つまり、緯糸の像は受光素子の長手方向に対して平行な
ままの状態で、平行に配列された複数の受光素子を順次
横切ってゆく。そして、受光素子は緯糸の像を明るさと
し受光して電気信号に変換し、検出信号として判定手段
へ出力される。判定手段はその検出信号に基づいて織布
の欠点の有無を判定する。従って、織布の緯糸の像は受
光素子の長手方向に対して平行となった状態で各受光素
子を横切ってゆくので、織布の緯糸方向に対する検出感
度は良好となる。その結果、織布にできた織り段などの
緯糸方向の欠点は正確に検知される。また、織布の緯糸
方向にできる織り段などの欠点は織布の幅方向に沿って
発生するので織布の端部を検反すれば充分に検知され
る。
て織布の織り端にある検反領域に発光体から光が照射さ
れる。その検反領域からの反射光は織布の像として受光
体に結像される。その際、受光体に結像される織布の緯
糸の像は受光素子の長手方向に対して平行となるととも
に、受光素子の長手方向と一致しない方向に移動する。
つまり、緯糸の像は受光素子の長手方向に対して平行な
ままの状態で、平行に配列された複数の受光素子を順次
横切ってゆく。そして、受光素子は緯糸の像を明るさと
し受光して電気信号に変換し、検出信号として判定手段
へ出力される。判定手段はその検出信号に基づいて織布
の欠点の有無を判定する。従って、織布の緯糸の像は受
光素子の長手方向に対して平行となった状態で各受光素
子を横切ってゆくので、織布の緯糸方向に対する検出感
度は良好となる。その結果、織布にできた織り段などの
緯糸方向の欠点は正確に検知される。また、織布の緯糸
方向にできる織り段などの欠点は織布の幅方向に沿って
発生するので織布の端部を検反すれば充分に検知され
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例の検反装
置をエアジェット式の織機に設置した場合について図1
〜図7に従って説明する。
置をエアジェット式の織機に設置した場合について図1
〜図7に従って説明する。
【0015】図7に示すように、開口装置を構成する綜
絖枠1の開口運動により形成される経糸Tの開口に緯入
れされた緯糸Yが筬2によって織布Wの織前W1に打ち
付けられ、織布Wが形成される。織布Wはエキスパンシ
ョンバー3を経由して織布引取部を構成するプレスロー
ラ4及びサーフェスローラ5の協働による引き取り作用
によって所定速度で引き取られ、巻取りローラ6に巻き
取られる。
絖枠1の開口運動により形成される経糸Tの開口に緯入
れされた緯糸Yが筬2によって織布Wの織前W1に打ち
付けられ、織布Wが形成される。織布Wはエキスパンシ
ョンバー3を経由して織布引取部を構成するプレスロー
ラ4及びサーフェスローラ5の協働による引き取り作用
によって所定速度で引き取られ、巻取りローラ6に巻き
取られる。
【0016】図1に示すように、織前W1とエキスパン
ションバー3との間にはメインノズル7と反対側となる
織布Wの端部に検反装置8が配設されている。検反装置
8は上部に透明な材質からなる窓9aを備えた収容ボッ
クス9と窓9aを覆うように配置された反射板10とを
備えている。この反射板10は織布Wと対向する下面が
鏡面に加工され、織布Wの外側となる端部にてボルト1
0aにより収容ボックス9に固定されている。そして、
織前W1にて織成された織布Wは巻取りローラ6に巻き
取られながら同図における右側端部を収容ボックス9の
上面と反射板10の下面にて挟まれた状態で移動するよ
うになっている。
ションバー3との間にはメインノズル7と反対側となる
織布Wの端部に検反装置8が配設されている。検反装置
8は上部に透明な材質からなる窓9aを備えた収容ボッ
クス9と窓9aを覆うように配置された反射板10とを
備えている。この反射板10は織布Wと対向する下面が
鏡面に加工され、織布Wの外側となる端部にてボルト1
0aにより収容ボックス9に固定されている。そして、
織前W1にて織成された織布Wは巻取りローラ6に巻き
取られながら同図における右側端部を収容ボックス9の
上面と反射板10の下面にて挟まれた状態で移動するよ
うになっている。
【0017】そして、収容ボックス9内には検出窓11
aを備えたセンサヘッド11が固定され、その長手方向
は織布Wの幅方向となるとともに、検出窓11aが織布
Wの裏面と対向するように配設されている。このセンサ
ヘッド11は配線ケーブル11bを介して図示しない電
源と接続されている。
aを備えたセンサヘッド11が固定され、その長手方向
は織布Wの幅方向となるとともに、検出窓11aが織布
Wの裏面と対向するように配設されている。このセンサ
ヘッド11は配線ケーブル11bを介して図示しない電
源と接続されている。
【0018】センサヘッド11は、図2に示すような構
成となっている。すなわち、同図に示すようにセンサヘ
ッド11のケース12内部には前方(同図における左
方)に発光体としての投光器13が下向きに固定され、
この投光器13の下方にはハーフミラー14が垂直方向
に対して45度傾斜した状態で配置されている。さら
に、ハーフミラー14の前方にはミラー15が垂直方向
に対してハーフミラー14とは異なる方向に45度傾斜
した状態で配置されている。ミラー15の上方には検出
窓11aに嵌め込まれた状態で凸レンズ16が配置され
ている。また、ハーフミラー14の後方には凸レンズ1
7が配置され、凸レンズ17の後方には差動構成の受光
体としての空間フィルタ18が設置されている。
成となっている。すなわち、同図に示すようにセンサヘ
ッド11のケース12内部には前方(同図における左
方)に発光体としての投光器13が下向きに固定され、
この投光器13の下方にはハーフミラー14が垂直方向
に対して45度傾斜した状態で配置されている。さら
に、ハーフミラー14の前方にはミラー15が垂直方向
に対してハーフミラー14とは異なる方向に45度傾斜
した状態で配置されている。ミラー15の上方には検出
窓11aに嵌め込まれた状態で凸レンズ16が配置され
ている。また、ハーフミラー14の後方には凸レンズ1
7が配置され、凸レンズ17の後方には差動構成の受光
体としての空間フィルタ18が設置されている。
【0019】図3に示すように、空間フィルタ18はそ
の受光面18aに受光量に応じた電気信号を出力する受
光素子19a,19bが一定ピッチPで平行に4つずつ
配設する2個の櫛型フィルタ部20a,20bが対向配
置されて構成されている。各受光素子19a,19bは
両櫛型フィルタ部20a,20bからピッチPよりも充
分に長く延出し、互いの隙間に入り込むように対向して
形成されている。そして、空間フィルタ18は受光素子
19a,19bの長手方向が受光面18aに結像する織
布Wの像の移動方向と直交するように固定されている。
すなわち、緯糸Yの像が受光素子19a,19bの長手
方向と常に平行となるとともに、受光素子19a,19
bの長手方向に直交して受光面18a上を移動するよう
になっている。なお、投光器13からの直接光が空間フ
ィルタ18に入射しないように配置されている。
の受光面18aに受光量に応じた電気信号を出力する受
光素子19a,19bが一定ピッチPで平行に4つずつ
配設する2個の櫛型フィルタ部20a,20bが対向配
置されて構成されている。各受光素子19a,19bは
両櫛型フィルタ部20a,20bからピッチPよりも充
分に長く延出し、互いの隙間に入り込むように対向して
形成されている。そして、空間フィルタ18は受光素子
19a,19bの長手方向が受光面18aに結像する織
布Wの像の移動方向と直交するように固定されている。
すなわち、緯糸Yの像が受光素子19a,19bの長手
方向と常に平行となるとともに、受光素子19a,19
bの長手方向に直交して受光面18a上を移動するよう
になっている。なお、投光器13からの直接光が空間フ
ィルタ18に入射しないように配置されている。
【0020】空間フィルタ18の出力信号は差動演算回
路21、全波整流回路22、尖頭値検波回路23、ロー
パスフィルタ24、比較回路25で処理された後、セン
サヘッド11の外に設けられた判定回路26に配線ケー
ブル11bを介して出力される。
路21、全波整流回路22、尖頭値検波回路23、ロー
パスフィルタ24、比較回路25で処理された後、セン
サヘッド11の外に設けられた判定回路26に配線ケー
ブル11bを介して出力される。
【0021】差動演算回路21は各櫛型フィルタ部20
a,20bからの各出力信号に基づいてその出力差分を
求めて出力信号SG1として出力する。全波整流回路2
2はその出力信号SG1を全波整流して出力信号SG2
として出力し、尖頭値検波回路23はその出力信号SG
2のピーク値をホールドした状態で整形して出力信号S
G3として出力する。さらに、ローパスフィルタ24は
その出力信号SG3を平滑化処理して出力信号SG4と
して出力する。そして、比較回路25はローパスフィル
タ24の出力信号SG4を入力して予め設定された基準
値Et(EN/2)より大きいか否かを判断し、大きい場合
にはその大きな状態の継続時間をクロックパルスCLK
で計数し、その計数値yを継続時間Bとして判定回路2
6に出力する。
a,20bからの各出力信号に基づいてその出力差分を
求めて出力信号SG1として出力する。全波整流回路2
2はその出力信号SG1を全波整流して出力信号SG2
として出力し、尖頭値検波回路23はその出力信号SG
2のピーク値をホールドした状態で整形して出力信号S
G3として出力する。さらに、ローパスフィルタ24は
その出力信号SG3を平滑化処理して出力信号SG4と
して出力する。そして、比較回路25はローパスフィル
タ24の出力信号SG4を入力して予め設定された基準
値Et(EN/2)より大きいか否かを判断し、大きい場合
にはその大きな状態の継続時間をクロックパルスCLK
で計数し、その計数値yを継続時間Bとして判定回路2
6に出力する。
【0022】判定回路26は継続時間Bと予め設定した
基準時間tsとを比較し、継続時間Bが基準時間tsを越え
た時、織布Wに織り段などの異常があると判断する。な
お、基準時間tsは予め試験運転で求める。また、判定回
路26の判定信号は織機の制御装置や作業者に異常を知
らせる報知装置に出力され、緯糸Yの異常が検出された
ときには、初期の運転を停止させたりランプ、ブザー等
で作業者に知らせるようになっている。
基準時間tsとを比較し、継続時間Bが基準時間tsを越え
た時、織布Wに織り段などの異常があると判断する。な
お、基準時間tsは予め試験運転で求める。また、判定回
路26の判定信号は織機の制御装置や作業者に異常を知
らせる報知装置に出力され、緯糸Yの異常が検出された
ときには、初期の運転を停止させたりランプ、ブザー等
で作業者に知らせるようになっている。
【0023】次に、上記のように構成された検反装置の
作用について説明する。織布Wの検反を行う場合には、
図示しない電源から配線ケーブル11bを介してセンサ
ヘッド11に給電されると、図2に示すように、センサ
ヘッド11の内部では投光器13が発光する。投光器1
3の光は下方へ照射され、ハーフミラー14にて水平方
向に反射された後、さらにミラー15にて上方へ反射さ
れる。ミラー15からの光は凸レンズ16にて平行光と
なり、検出窓11aを通って織布Wの端部の検反領域に
対して垂直に照射される。
作用について説明する。織布Wの検反を行う場合には、
図示しない電源から配線ケーブル11bを介してセンサ
ヘッド11に給電されると、図2に示すように、センサ
ヘッド11の内部では投光器13が発光する。投光器1
3の光は下方へ照射され、ハーフミラー14にて水平方
向に反射された後、さらにミラー15にて上方へ反射さ
れる。ミラー15からの光は凸レンズ16にて平行光と
なり、検出窓11aを通って織布Wの端部の検反領域に
対して垂直に照射される。
【0024】織布Wに照射された光は織布Wの裏面で直
接あるいは織布Wの緯糸Yの間隙を通って反射板10の
下面にて反射され、反射光として再び検出窓11aから
入射する。この反射光は凸レンズ16を通過するととも
にミラー15で水平方向に反射され、ハーフミラー14
を透過して凸レンズ17にて集束されて空間フィルタ1
8の受光面18aに織布Wの模様として結像する。この
織布Wの像は織布Wの製織に伴う移動により空間フィル
タ18の受光面18a上を移動する。その際、緯糸Yの
像は受光素子19a,19bの長手方向に対して常に平
行となった状態で受光素子19a,19bの長手方向に
対して直交(図3における経糸方向)して受光面18a
上を移動する。そして、受光素子19a,19bは緯糸
Yの像を明るさとして受光し、両櫛型フィルタ部20
a,20bから電気信号に変換されて差動演算回路21
へ出力される。
接あるいは織布Wの緯糸Yの間隙を通って反射板10の
下面にて反射され、反射光として再び検出窓11aから
入射する。この反射光は凸レンズ16を通過するととも
にミラー15で水平方向に反射され、ハーフミラー14
を透過して凸レンズ17にて集束されて空間フィルタ1
8の受光面18aに織布Wの模様として結像する。この
織布Wの像は織布Wの製織に伴う移動により空間フィル
タ18の受光面18a上を移動する。その際、緯糸Yの
像は受光素子19a,19bの長手方向に対して常に平
行となった状態で受光素子19a,19bの長手方向に
対して直交(図3における経糸方向)して受光面18a
上を移動する。そして、受光素子19a,19bは緯糸
Yの像を明るさとして受光し、両櫛型フィルタ部20
a,20bから電気信号に変換されて差動演算回路21
へ出力される。
【0025】ここで、図4に示すように、凸レンズ16
に入射する像の長さをL0、空間フィルタ18の受光面
18aに結像する像の長さをL1とすると、結像倍率m
は次式で表される。
に入射する像の長さをL0、空間フィルタ18の受光面
18aに結像する像の長さをL1とすると、結像倍率m
は次式で表される。
【0026】m=L1/L0 また、差動演算回路21から出力される出力信号SG1
の出力周波数fは空間フィルタ18を構成する両櫛型フ
ィルタ部20a,20bの受光素子19a,19bのピ
ッチP、織布Wの移動速度(製織速度)をVとすると次
式で表される。
の出力周波数fは空間フィルタ18を構成する両櫛型フ
ィルタ部20a,20bの受光素子19a,19bのピ
ッチP、織布Wの移動速度(製織速度)をVとすると次
式で表される。
【0027】f=(m/P)V 結像倍率m、ピッチPは一定であるため、織布Wの移動
速度Vに比例する出力信号が得られる。
速度Vに比例する出力信号が得られる。
【0028】図5に示すように、検反領域において緯糸
Yに異常がない場合には、両櫛型フィルタ部20a,2
0bからの各出力に基づいて差動演算回路21から出力
される出力信号SG1の振幅値が所定のレベルENより小
さな変動レベルになる。逆に、緯糸Yに織り段などの異
常がある場合には、出力信号SG1の振幅値が所定のレ
ベルENより大きな変動レベルになる。差動演算回路21
からの出力信号SG1は全波整流回路22で全波整流さ
れて出力信号SG2として出力され、出力信号SG2は
尖頭値検波回路23でピーク値ホールドされて出力信号
SG3として出力される。さらに、出力信号SG3はロ
ーパスフィルタ24で平滑化処理を受けて出力信号SG
4として比較回路25に出力される。
Yに異常がない場合には、両櫛型フィルタ部20a,2
0bからの各出力に基づいて差動演算回路21から出力
される出力信号SG1の振幅値が所定のレベルENより小
さな変動レベルになる。逆に、緯糸Yに織り段などの異
常がある場合には、出力信号SG1の振幅値が所定のレ
ベルENより大きな変動レベルになる。差動演算回路21
からの出力信号SG1は全波整流回路22で全波整流さ
れて出力信号SG2として出力され、出力信号SG2は
尖頭値検波回路23でピーク値ホールドされて出力信号
SG3として出力される。さらに、出力信号SG3はロ
ーパスフィルタ24で平滑化処理を受けて出力信号SG
4として比較回路25に出力される。
【0029】比較回路25では出力信号SG4が予め設
定された基準値Etよりも大きいか否かが判断され、大き
な場合にはその大きな状態の継続時間Bがクロックパル
スCLKで計数され、その計数値yが継続時間Bとして
判定回路26に出力される。そして、継続時間Bが基準
時間tsより長ければ判定回路26で異常有りと判断され
る。差動演算回路21の出力信号SG1の変動レベルが
所定のレベルENより小さな場合は、比較回路25におい
て継続時間Bが計数されず、比較回路25から判定回路
26へのクロックパルスCLKの出力がないため、判定
回路26は異常なしと判断する。この判断に基づきラン
プ点灯や警告音発生等の適宜な方法で警告が行われる。
定された基準値Etよりも大きいか否かが判断され、大き
な場合にはその大きな状態の継続時間Bがクロックパル
スCLKで計数され、その計数値yが継続時間Bとして
判定回路26に出力される。そして、継続時間Bが基準
時間tsより長ければ判定回路26で異常有りと判断され
る。差動演算回路21の出力信号SG1の変動レベルが
所定のレベルENより小さな場合は、比較回路25におい
て継続時間Bが計数されず、比較回路25から判定回路
26へのクロックパルスCLKの出力がないため、判定
回路26は異常なしと判断する。この判断に基づきラン
プ点灯や警告音発生等の適宜な方法で警告が行われる。
【0030】従って、本実施例の検反装置によれば、空
間フィルタ18の両櫛型フィルタ部20a,20bから
延出する各受光素子19a,19bの長手方向が受光面
18aに結像する織布Wの緯糸Yの像と平行となるよう
に配置されている。その結果、空間フィルタ18に結像
される緯糸Yの像は受光素子19a,19bの長手方向
と平行になった状態でその長手方向に直交して移動する
ため、緯糸方向における欠点の検出感度は極めて良好と
なる。従って、織機を停止させて再起動する際に発生す
る止段や織機の運転中にできる機械段などの織り段が発
生しても、その織り段を確実に検知することができる。
また、検反装置8を緯糸Yの緩みが発生し易いメインノ
ズル7の反対側となる織布Wの端部に配設したので、織
り段を効率良く検知することができる。
間フィルタ18の両櫛型フィルタ部20a,20bから
延出する各受光素子19a,19bの長手方向が受光面
18aに結像する織布Wの緯糸Yの像と平行となるよう
に配置されている。その結果、空間フィルタ18に結像
される緯糸Yの像は受光素子19a,19bの長手方向
と平行になった状態でその長手方向に直交して移動する
ため、緯糸方向における欠点の検出感度は極めて良好と
なる。従って、織機を停止させて再起動する際に発生す
る止段や織機の運転中にできる機械段などの織り段が発
生しても、その織り段を確実に検知することができる。
また、検反装置8を緯糸Yの緩みが発生し易いメインノ
ズル7の反対側となる織布Wの端部に配設したので、織
り段を効率良く検知することができる。
【0031】また、センサヘッド11は窓9aに透明な
部材が嵌め込まれた収容ボックス9内に収容されて外部
と遮断されているため、埃や風綿が収容ボックス9内に
侵入できないので埃や風綿によるセンサヘッド11の誤
検出を防止することができる。また、織布Wは収容ボッ
クス9の窓9aに摺接しながら移動するため窓9aの清
掃効果を有している。そのため、窓9aに埃や風綿が付
着することがなく、窓9aの上面は常に清浄な状態に維
持されるので埃や風綿によるセンサヘッド11の誤検出
を防止することもできる。
部材が嵌め込まれた収容ボックス9内に収容されて外部
と遮断されているため、埃や風綿が収容ボックス9内に
侵入できないので埃や風綿によるセンサヘッド11の誤
検出を防止することができる。また、織布Wは収容ボッ
クス9の窓9aに摺接しながら移動するため窓9aの清
掃効果を有している。そのため、窓9aに埃や風綿が付
着することがなく、窓9aの上面は常に清浄な状態に維
持されるので埃や風綿によるセンサヘッド11の誤検出
を防止することもできる。
【0032】さらに、収容ボックス9は織布Wの下側に
配置されているため、緯糸挿入ミス及び経糸切れ時にお
ける織前W1付近での修復作業、あるいは筬等の保守作
業の邪魔にならない。また、センサヘッド11が配置さ
れた織布Wの下方には、工場の照明等による外乱光がほ
とんどないため、外乱光の入射を防止する特別な対策を
取る必要がない。
配置されているため、緯糸挿入ミス及び経糸切れ時にお
ける織前W1付近での修復作業、あるいは筬等の保守作
業の邪魔にならない。また、センサヘッド11が配置さ
れた織布Wの下方には、工場の照明等による外乱光がほ
とんどないため、外乱光の入射を防止する特別な対策を
取る必要がない。
【0033】そして、この検反装置8では織布Wの上側
に配置された反射板10からの反射光を受光する方法を
採用しているため、反射板10を備えず織布Wの裏面に
て直接反射した光を検知する方法に比べて受光素子19
a,19bにて受光される光量を多くすることができ
る。そのため、より一層精度の高い検反を実現すること
ができる。
に配置された反射板10からの反射光を受光する方法を
採用しているため、反射板10を備えず織布Wの裏面に
て直接反射した光を検知する方法に比べて受光素子19
a,19bにて受光される光量を多くすることができ
る。そのため、より一層精度の高い検反を実現すること
ができる。
【0034】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記実施例では、検反装置8のみを織布Wの端部
に配設して織布Wの緯糸方向の欠点を検知させたが、従
来の経糸不良を検知する検反装置41と併用することも
できる。この場合、織布Wの欠点を経糸方向または緯糸
方向に関係なく検反することができる。
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記実施例では、検反装置8のみを織布Wの端部
に配設して織布Wの緯糸方向の欠点を検知させたが、従
来の経糸不良を検知する検反装置41と併用することも
できる。この場合、織布Wの欠点を経糸方向または緯糸
方向に関係なく検反することができる。
【0035】(2)上記実施例では、検反装置8をエア
ジェット式の織機にメインノズル7と反対側となる織布
Wの端部に配設したが、検反装置8はグリッパ式やレピ
ア式など他の種類の織機に利用してもよい。また、検反
装置8の配設場所は織機の種類に応じて織り段ができ易
い場所に適宜設定することができ、さらに織前W1とエ
キスパンションバー3との間に限定されず、プレスロー
ラ4と巻取りローラ6との間としてもよい。
ジェット式の織機にメインノズル7と反対側となる織布
Wの端部に配設したが、検反装置8はグリッパ式やレピ
ア式など他の種類の織機に利用してもよい。また、検反
装置8の配設場所は織機の種類に応じて織り段ができ易
い場所に適宜設定することができ、さらに織前W1とエ
キスパンションバー3との間に限定されず、プレスロー
ラ4と巻取りローラ6との間としてもよい。
【0036】(3)上記実施例では、検反装置8を1台
配設したが、検反装置8の配設数は複数台としてもよ
い。例えば、織布Wの両端部に配設して一層確実な検反
を図ることもできる。
配設したが、検反装置8の配設数は複数台としてもよ
い。例えば、織布Wの両端部に配設して一層確実な検反
を図ることもできる。
【0037】(4)上記実施例では検反装置8を織機に
設置して製織工程において織布Wの欠点を検知させた
が、この検反装置8を製織工程後の検反工程において単
独に使用してもよい。
設置して製織工程において織布Wの欠点を検知させた
が、この検反装置8を製織工程後の検反工程において単
独に使用してもよい。
【0038】(5)上記実施例では両櫛型フィルタ部2
0a,20bに延出形成された受光素子19a,19b
を4対として空間フィルタ18を構成したが、空間フィ
ルタ18を構成する受光素子19a,19bの対数は適
宜設定することができる。
0a,20bに延出形成された受光素子19a,19b
を4対として空間フィルタ18を構成したが、空間フィ
ルタ18を構成する受光素子19a,19bの対数は適
宜設定することができる。
【0039】(6)上記実施例では、検反装置8の収容
ボックス9内でセンサヘッド11を固定設置したが、織
布Wの緯糸Yの像が受光素子19a,19bの長手方向
とより一層精度良く平行となるように、センサヘッド1
1または空間フィルタ18を回動制御させてもよい。そ
の際、センサヘッド11からの検反信号に基づくフィー
ドバック制御を行うことにより検反精度をより一層向上
させることができる。
ボックス9内でセンサヘッド11を固定設置したが、織
布Wの緯糸Yの像が受光素子19a,19bの長手方向
とより一層精度良く平行となるように、センサヘッド1
1または空間フィルタ18を回動制御させてもよい。そ
の際、センサヘッド11からの検反信号に基づくフィー
ドバック制御を行うことにより検反精度をより一層向上
させることができる。
【0040】(7)上記実施例では、収容ボックス9を
織布Wの下側に配設したが、収容ボックス9は織布Wの
上側に配設してもよい。また、センサヘッド11は収容
ボックス9内に収容しなくてもよい。
織布Wの下側に配設したが、収容ボックス9は織布Wの
上側に配設してもよい。また、センサヘッド11は収容
ボックス9内に収容しなくてもよい。
【0041】(8)上記実施例では収容ボックス9の窓
9aの上側に反射板10を配置したが、反射板10を配
置しなくてもよい。この場合、織布Wの裏面にて反射し
た光を検出することにより織布Wの欠点を判別すること
ができる。
9aの上側に反射板10を配置したが、反射板10を配
置しなくてもよい。この場合、織布Wの裏面にて反射し
た光を検出することにより織布Wの欠点を判別すること
ができる。
【0042】(9)上記実施例では反射板10が片持ち
の形で固定されているが、この反射板10を織布Wの幅
よりも長いものとし、織布Wの幅の両端側で固定しても
よい。このようにすれば、機台振動を受け難い安定した
構造とすることができる。
の形で固定されているが、この反射板10を織布Wの幅
よりも長いものとし、織布Wの幅の両端側で固定しても
よい。このようにすれば、機台振動を受け難い安定した
構造とすることができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、織
布に織り段などの緯糸方向の欠点が発生してもその欠点
を確実に検知することができるという優れた効果を奏す
る。
布に織り段などの緯糸方向の欠点が発生してもその欠点
を確実に検知することができるという優れた効果を奏す
る。
【図1】本発明を具体化した一実施例における検反装置
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】一実施例においてセンサヘッドの一部破断した
斜視図である。
斜視図である。
【図3】一実施例において空間フィルタの正面図及び空
間フィルタからの出力信号が判定処理される順序を示す
ブロック図である。
間フィルタからの出力信号が判定処理される順序を示す
ブロック図である。
【図4】一実施例においてレンズと受光部の関係を示す
概略図である。
概略図である。
【図5】一実施例において差動演算回路からの出力信号
が整形される順序を示す波形図である。
が整形される順序を示す波形図である。
【図6】一実施例の検反装置における図1のA−A線断
面図である。
面図である。
【図7】一実施例における織機に設置された検反装置を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図8】従来技術の検反装置の斜視図である。
【図9】従来技術の検反装置における検反の原理図であ
る。
る。
13…発光体としての投光器、18…受光体としての空
間フィルタ、19a,19b…受光素子、21…判定手
段としての作動演算回路、22…判定手段としての全波
整流回路、23…判定手段としての尖頭値検波回路、2
4…判定手段としてのローパスフィルタ、25…判定手
段としての比較回路、26…判定手段としての判定回
路、W…織布、Y…緯糸。
間フィルタ、19a,19b…受光素子、21…判定手
段としての作動演算回路、22…判定手段としての全波
整流回路、23…判定手段としての尖頭値検波回路、2
4…判定手段としてのローパスフィルタ、25…判定手
段としての比較回路、26…判定手段としての判定回
路、W…織布、Y…緯糸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 敦久 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 移動する織布に対してその検反領域に光
を照射する発光体と、細長形状の受光素子をその長手方
向が互いにほぼ平行となるように一定間隔をおいて配列
されてなるとともに検反領域からの反射光に基づく織布
の像を受光して電気信号に変換する受光体と、前記受光
体からの検出信号に基づいて織布の欠点の有無を判定す
る判定手段とを備えた検反装置において、 織布の少なくとも一方の織り端に固定して配設されると
ともに、前記受光体に結像する織布の緯糸の像が前記受
光素子の長手方向に対して平行な状態で受光素子の長手
方向と一致しない方向に移動するように前記受光体を配
設した検反装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19872492A JPH0643116A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 検反装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19872492A JPH0643116A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 検反装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0643116A true JPH0643116A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16395941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19872492A Pending JPH0643116A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 検反装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643116A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114565607A (zh) * | 2022-04-01 | 2022-05-31 | 南通沐沐兴晨纺织品有限公司 | 基于神经网络的织物缺陷图像分割方法 |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP19872492A patent/JPH0643116A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114565607A (zh) * | 2022-04-01 | 2022-05-31 | 南通沐沐兴晨纺织品有限公司 | 基于神经网络的织物缺陷图像分割方法 |
CN114565607B (zh) * | 2022-04-01 | 2024-06-04 | 汕头市鼎泰丰实业有限公司 | 基于神经网络的织物缺陷图像分割方法 |
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