JPH0643075A - サンプル容器内のサンプルからの集ガス装置 - Google Patents
サンプル容器内のサンプルからの集ガス装置Info
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- JPH0643075A JPH0643075A JP5128290A JP12829093A JPH0643075A JP H0643075 A JPH0643075 A JP H0643075A JP 5128290 A JP5128290 A JP 5128290A JP 12829093 A JP12829093 A JP 12829093A JP H0643075 A JPH0643075 A JP H0643075A
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- headspace
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N30/00—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
- G01N30/02—Column chromatography
- G01N30/04—Preparation or injection of sample to be analysed
- G01N30/06—Preparation
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N1/00—Sampling; Preparing specimens for investigation
- G01N1/02—Devices for withdrawing samples
- G01N1/22—Devices for withdrawing samples in the gaseous state
- G01N1/2226—Sampling from a closed space, e.g. food package, head space
- G01N2001/2229—Headspace sampling, i.e. vapour over liquid
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャリヤガスをサンプル容器に注入すること
なく、該容器内のガスサンプルを分析器などに移送する
ことができる装置を提供する。 【構成】 先ず、サンプル容器50を上昇させて該容器
の隔壁54を外部ヘッドスペース102のプローブ11
0に貫通させ、シャトルバルブ130を介して、該容器
内のヘッドスペース52に収容されているサンプルガス
を外部ヘッドスペース内に移送する。次に、スイッチン
グバルブ104を介して、キャリアガス供給源200か
らキャリアガスを外部ヘッドスペースに送り、該スペー
ス内のサンプルガスを分析器210に移送する。
なく、該容器内のガスサンプルを分析器などに移送する
ことができる装置を提供する。 【構成】 先ず、サンプル容器50を上昇させて該容器
の隔壁54を外部ヘッドスペース102のプローブ11
0に貫通させ、シャトルバルブ130を介して、該容器
内のヘッドスペース52に収容されているサンプルガス
を外部ヘッドスペース内に移送する。次に、スイッチン
グバルブ104を介して、キャリアガス供給源200か
らキャリアガスを外部ヘッドスペースに送り、該スペー
ス内のサンプルガスを分析器210に移送する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスクロマトグラフィ
に関するものであり、とりわけ、サンプル容器からガス
サンプルを引き出すための装置に関するものである。
に関するものであり、とりわけ、サンプル容器からガス
サンプルを引き出すための装置に関するものである。
【0002】
【技術背景】ガスクロマトグラフィは、固体、液体、お
よび気体混合物の定性的分析と定量的分析の両方に関す
る分析技法である。この技法は、サンプルに含まれてい
る成分の分析を可能にするので、実験室セッティングお
よび産業セッティングの両方において重要である。クロ
マトグラフ分析のサンプルを得ることの可能な方法がい
くつか存在する。ヘッドスペース・サンプリングとして
知られる技法の1つによって、サンプル容器に密閉され
た液体または固体から気相サンプルが得られる。一般
に、サンプルを保持するサンプル容器は、チャンバ内に
おいて気密シーリングが施され、所定の温度まで加熱ま
たは冷却される。適応する条件下において、サンプルに
含まれている、あるいは溶存している物質が、気相サン
プルを形成する。本書で用いられるように、「ヘッドス
ペース」という用語は、密封したサンプル容器の固体ま
たは液体サンプルが占めていない部分を表しているが、
一方、ヘッドスペースは、サンプルの平衡化の後、サン
プルガスと置換されるか、または混合される他のガスが
占めることも可能である。従って、例えば、密封された
容器内の炭酸水を加熱すると、水から二酸化炭素が放散
して、部分的に満たされた容器に残っている液体の上方
のヘッドスペースをふさぐことになる。しかし、サンプ
ル容器が完全に満たされる例の場合、「ヘッドスペー
ス」は、サンプル容器の外側の閉領域に形成される。
よび気体混合物の定性的分析と定量的分析の両方に関す
る分析技法である。この技法は、サンプルに含まれてい
る成分の分析を可能にするので、実験室セッティングお
よび産業セッティングの両方において重要である。クロ
マトグラフ分析のサンプルを得ることの可能な方法がい
くつか存在する。ヘッドスペース・サンプリングとして
知られる技法の1つによって、サンプル容器に密閉され
た液体または固体から気相サンプルが得られる。一般
に、サンプルを保持するサンプル容器は、チャンバ内に
おいて気密シーリングが施され、所定の温度まで加熱ま
たは冷却される。適応する条件下において、サンプルに
含まれている、あるいは溶存している物質が、気相サン
プルを形成する。本書で用いられるように、「ヘッドス
ペース」という用語は、密封したサンプル容器の固体ま
たは液体サンプルが占めていない部分を表しているが、
一方、ヘッドスペースは、サンプルの平衡化の後、サン
プルガスと置換されるか、または混合される他のガスが
占めることも可能である。従って、例えば、密封された
容器内の炭酸水を加熱すると、水から二酸化炭素が放散
して、部分的に満たされた容器に残っている液体の上方
のヘッドスペースをふさぐことになる。しかし、サンプ
ル容器が完全に満たされる例の場合、「ヘッドスペー
ス」は、サンプル容器の外側の閉領域に形成される。
【0003】ヘッドスペース・サンプルガスの成分は、
容器に残っているサンプルの固相および/または液相
と、動的な平衡がとれる。すなわち、各気体成分の分子
は、同じ分子がサンプルから揮発するのと同じ割合で、
絶えず再溶解する。この平衡化は、温度および圧力とい
った他の条件だけでなく、ヘッドスペース成分の濃度が
一定にとどまる場合に限って、維持される。標準的な技
法では、平衡のとれたヘッドスペースの一部が除去され
ることによって、揮発化した成分の濃度が低下し、平衡
状態が乱される。この結果、ヘッドスペース領域が、サ
ンプリングを施されている間、追加揮発性成分が、該領
域に入ることが可能になる。サンプルの全ての成分が、
同じ割合で揮発するわけではないので、集められたサン
プルが、いくつかのより揮発性の高い成分によって濃縮
され、分析しても、不正確な結果を生じることになる。
ヘッドスペース・サンプリングの目的は、各種成分の相
対濃度を乱さないで、サンプルのアリコート(aliq
uot)を除去することにあるので、これは望ましくな
い。
容器に残っているサンプルの固相および/または液相
と、動的な平衡がとれる。すなわち、各気体成分の分子
は、同じ分子がサンプルから揮発するのと同じ割合で、
絶えず再溶解する。この平衡化は、温度および圧力とい
った他の条件だけでなく、ヘッドスペース成分の濃度が
一定にとどまる場合に限って、維持される。標準的な技
法では、平衡のとれたヘッドスペースの一部が除去され
ることによって、揮発化した成分の濃度が低下し、平衡
状態が乱される。この結果、ヘッドスペース領域が、サ
ンプリングを施されている間、追加揮発性成分が、該領
域に入ることが可能になる。サンプルの全ての成分が、
同じ割合で揮発するわけではないので、集められたサン
プルが、いくつかのより揮発性の高い成分によって濃縮
され、分析しても、不正確な結果を生じることになる。
ヘッドスペース・サンプリングの目的は、各種成分の相
対濃度を乱さないで、サンプルのアリコート(aliq
uot)を除去することにあるので、これは望ましくな
い。
【0004】先行技術によるヘッドスペース・サンプリ
ング・システムの場合、サンプル容器は、一般に、ダイ
ヤフラムまたは隔壁によって密封されているが、他のタ
イプのシールもまた知られている。プローブは、隔壁を
貫通して、サンプルのヘッドスペースからガスクロマト
グラフの分離カラムの入口に、サンプルガスの流れを生
じさせ、このサンプルガスの流れは、バルブによって制
御される。分離カラムの入口は、バルブを介して、キャ
リヤガスの供給源にも接続されている。例えば、Pos
pisilの米国特許第4,464,940号に開示さ
れるシステムの場合、まず、キャリヤガスをヘッドスペ
ースにポンプで送り込むことによって、圧力が増大し、
バルブがキャリヤガスを切り離して、プローブを分離カ
ラムに接続し、この結果、キャリヤガスとサンプル蒸気
とを加えたものが分離カラムに流入する、すなわち高圧
から低圧に流れることが可能になる。しかし、現在利用
されているこのヘッドスペース技法および他のヘッドス
ペース技法において、ヘッドスペースは、(キャリヤガ
スの直接の導入、または別のやり方で生じる圧力の増大
によって)大幅に乱され、従って、上述のように、分離
カラムに注入されるサンプルは、乱されなかったヘッド
スペースに含まれるものと全く同じというわけではな
い。ヘッドスペースの乱れ、または歪みは、ヘッドスペ
ースの加圧時、または、隔壁に貫通するプローブからの
引き出し時に生じる。
ング・システムの場合、サンプル容器は、一般に、ダイ
ヤフラムまたは隔壁によって密封されているが、他のタ
イプのシールもまた知られている。プローブは、隔壁を
貫通して、サンプルのヘッドスペースからガスクロマト
グラフの分離カラムの入口に、サンプルガスの流れを生
じさせ、このサンプルガスの流れは、バルブによって制
御される。分離カラムの入口は、バルブを介して、キャ
リヤガスの供給源にも接続されている。例えば、Pos
pisilの米国特許第4,464,940号に開示さ
れるシステムの場合、まず、キャリヤガスをヘッドスペ
ースにポンプで送り込むことによって、圧力が増大し、
バルブがキャリヤガスを切り離して、プローブを分離カ
ラムに接続し、この結果、キャリヤガスとサンプル蒸気
とを加えたものが分離カラムに流入する、すなわち高圧
から低圧に流れることが可能になる。しかし、現在利用
されているこのヘッドスペース技法および他のヘッドス
ペース技法において、ヘッドスペースは、(キャリヤガ
スの直接の導入、または別のやり方で生じる圧力の増大
によって)大幅に乱され、従って、上述のように、分離
カラムに注入されるサンプルは、乱されなかったヘッド
スペースに含まれるものと全く同じというわけではな
い。ヘッドスペースの乱れ、または歪みは、ヘッドスペ
ースの加圧時、または、隔壁に貫通するプローブからの
引き出し時に生じる。
【0005】従って、ヘッドスペース技法は、ヘッドス
ペース・サンプルが比較的高圧において平衡がとれると
いう点に依存して、サンプルを膨張によって、サンプリ
ングループに送り込むか、あるいは直接分離カラムのヘ
ッドに送り込むことによって、サンプリングを実施す
る。いずれの場合でも、実際のヘッドスペース・ガス
は、膨張によって体積が増大することによって希釈され
る。従って、より低いか、あるいは等しい圧力で、分析
器の入り口にヘッドスペース・サンプルを供給するのが
望ましい。このようなシステムの場合、オリジナルのサ
ンプルから気体のヘッドスペース・サンプルを分離する
プロセスにおいては、膨張は生じない。
ペース・サンプルが比較的高圧において平衡がとれると
いう点に依存して、サンプルを膨張によって、サンプリ
ングループに送り込むか、あるいは直接分離カラムのヘ
ッドに送り込むことによって、サンプリングを実施す
る。いずれの場合でも、実際のヘッドスペース・ガス
は、膨張によって体積が増大することによって希釈され
る。従って、より低いか、あるいは等しい圧力で、分析
器の入り口にヘッドスペース・サンプルを供給するのが
望ましい。このようなシステムの場合、オリジナルのサ
ンプルから気体のヘッドスペース・サンプルを分離する
プロセスにおいては、膨張は生じない。
【0006】サンプルからの気体の組成を歪ませたり、
あるいは乱したりすることなく、密封したサンプル容器
のヘッドスペースから気相サンプルをサンプリングする
ことも望ましい。
あるいは乱したりすることなく、密封したサンプル容器
のヘッドスペースから気相サンプルをサンプリングする
ことも望ましい。
【0007】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、キャリヤガス
をサンプル容器に注入することなく、密封したサンプル
容器から分析器にガスサンプルを移送するための装置を
提供することにある。
をサンプル容器に注入することなく、密封したサンプル
容器から分析器にガスサンプルを移送するための装置を
提供することにある。
【0008】
【発明の概要】従って、サンプル容器に選択的に接続
し、さらに切り離し、分離することの可能な外部ヘッド
スペースを設けて、外部ヘッドスペースに移送されたガ
スをガスクロマトグラフィのような分析器に移送できる
ようにすることによって、分析器に対するサンプル容器
内のガスの移送が可能になる。
し、さらに切り離し、分離することの可能な外部ヘッド
スペースを設けて、外部ヘッドスペースに移送されたガ
スをガスクロマトグラフィのような分析器に移送できる
ようにすることによって、分析器に対するサンプル容器
内のガスの移送が可能になる。
【0009】本発明は、サンプル容器に選択的に接続可
能な外部ヘッドスペースで構成される、密封サンプル容
器に収容されたサンプルからガスを集めるための装置を
提供する。いくつかの実施例では、サンプル容器を外部
ヘッドスペースに密封して接続するプローブを設けるこ
とが可能であり、また隔壁がプローブによって貫通され
る実施例では、シャトルバルブ(shuttle va
lve)によって、プローブを通るガスの流れを制御す
るのが望ましい。このような実施例では、シャトルバル
ブは、プローブと同軸をなすように配置するのが望まし
く、サンプル容器の移動によってプローブの軸方向部分
に沿って移動するようになっている。従って、プローブ
が、サンプル容器を貫通すると、ガスは、サンプル容器
からプローブを介して外部ヘッドスペースに流入するこ
とが可能になる。サンプルを除去すると、シャトルバル
ブは、プローブを密封し、外部ヘッドスペースからのガ
スの漏出を防ぐ働きをする。
能な外部ヘッドスペースで構成される、密封サンプル容
器に収容されたサンプルからガスを集めるための装置を
提供する。いくつかの実施例では、サンプル容器を外部
ヘッドスペースに密封して接続するプローブを設けるこ
とが可能であり、また隔壁がプローブによって貫通され
る実施例では、シャトルバルブ(shuttle va
lve)によって、プローブを通るガスの流れを制御す
るのが望ましい。このような実施例では、シャトルバル
ブは、プローブと同軸をなすように配置するのが望まし
く、サンプル容器の移動によってプローブの軸方向部分
に沿って移動するようになっている。従って、プローブ
が、サンプル容器を貫通すると、ガスは、サンプル容器
からプローブを介して外部ヘッドスペースに流入するこ
とが可能になる。サンプルを除去すると、シャトルバル
ブは、プローブを密封し、外部ヘッドスペースからのガ
スの漏出を防ぐ働きをする。
【0010】本発明には、サンプル容器から外部ヘッド
スペースを分離するための手段を含むことも可能であ
る。これは、例えば、ガスサンプルを外部ヘッドスペー
スからこのために設けられた出口ポートに移送するため
に設けられた、スイッチングバルブによって実施するこ
とが可能である。本発明の望ましい実施例の場合、出口
ポートは、ガスクロマトグラフに接続されている。スイ
ッチングバルブは、キャリヤガス供給源、および外部ヘ
ッドスペースに設けられた入口ポートにも接続し、スイ
ッチングバルブを正確に配置すると、キャリヤガスが入
口ポートを通って流れ、外部ヘッドスペースに収容され
ているガスを出口ポートを介して分析器に流入させるよ
うにするのが望ましい。本発明の望ましい実施例のいく
つかにおいて、外部ヘッドスペースの形状は、入口ポー
トと出口ポートの間に延びるカーブした中空の部分を設
け、プローブからカーブした外部ヘッドスペースへのガ
スの流入を可能にすることによって最適化される。
スペースを分離するための手段を含むことも可能であ
る。これは、例えば、ガスサンプルを外部ヘッドスペー
スからこのために設けられた出口ポートに移送するため
に設けられた、スイッチングバルブによって実施するこ
とが可能である。本発明の望ましい実施例の場合、出口
ポートは、ガスクロマトグラフに接続されている。スイ
ッチングバルブは、キャリヤガス供給源、および外部ヘ
ッドスペースに設けられた入口ポートにも接続し、スイ
ッチングバルブを正確に配置すると、キャリヤガスが入
口ポートを通って流れ、外部ヘッドスペースに収容され
ているガスを出口ポートを介して分析器に流入させるよ
うにするのが望ましい。本発明の望ましい実施例のいく
つかにおいて、外部ヘッドスペースの形状は、入口ポー
トと出口ポートの間に延びるカーブした中空の部分を設
け、プローブからカーブした外部ヘッドスペースへのガ
スの流入を可能にすることによって最適化される。
【0011】本発明の実施例のいくつかでは、サンプル
からのガス成分の移送の改善は、サンプルを振動(vi
brating)および/または撹拌(agitati
ng)することによって促進することができる。従っ
て、本発明の実施例のいくつかでは、サンプル容器の局
所化された超音波振動を誘導するための超音波振動器が
提供される。さらに、ガスサンプルがヘッドスペース全
体に拡散するのに要する時間は、外部ヘッドスペースに
フレキシブルな部分と、このフレキシブルな部分を振動
させるための振動器を設けて、外部ヘッドスペースを撹
拌することによって、サンプルのヘッドスペースのガス
を撹拌することにより、短縮することができる。本発明
のもう1つの実施例では、隔壁または他のシールに押し
つけられるストップが設けられており、またサンプル容
器とストップの間に振動を誘発し、隔壁または他のシー
リング手段の動きによって、ヘッドスペースのガスを撹
拌するための振動手段が設けられている。
からのガス成分の移送の改善は、サンプルを振動(vi
brating)および/または撹拌(agitati
ng)することによって促進することができる。従っ
て、本発明の実施例のいくつかでは、サンプル容器の局
所化された超音波振動を誘導するための超音波振動器が
提供される。さらに、ガスサンプルがヘッドスペース全
体に拡散するのに要する時間は、外部ヘッドスペースに
フレキシブルな部分と、このフレキシブルな部分を振動
させるための振動器を設けて、外部ヘッドスペースを撹
拌することによって、サンプルのヘッドスペースのガス
を撹拌することにより、短縮することができる。本発明
のもう1つの実施例では、隔壁または他のシールに押し
つけられるストップが設けられており、またサンプル容
器とストップの間に振動を誘発し、隔壁または他のシー
リング手段の動きによって、ヘッドスペースのガスを撹
拌するための振動手段が設けられている。
【0012】これらの実施例のいずれにおいても、本発
明の装置は、さらに、該装置内に1つ以上の温度制御ゾ
ーンを形成するための装置を備えていることが望まし
い。
明の装置は、さらに、該装置内に1つ以上の温度制御ゾ
ーンを形成するための装置を備えていることが望まし
い。
【0013】本発明には、さらに、サンプル容器に収容
されるサンプルのヘッドスペースからガスを集めるため
の方法も開示されている。まず、実質的に一定容積の外
部ヘッドスペースがサンプル容器に接続されており、サ
ンプル容器に収容されているガスを外部ヘッドスペース
に流入させることが可能になる。外部ヘッドスペース
は、次に、サンプル容器から分離され、外部ヘッドスペ
ース内のガスが移送される。望ましい実施例の場合、該
方法は、プローブをサンプル容器に密封状態で挿入する
ステップと、バルブを開いて、サンプルのヘッドスペー
スを外部ヘッドスペースに接続するステップから構成さ
れる。サンプルガスは、従って、サンプルのヘッドスペ
ースから外部ヘッドスペースに流入することが可能にな
る。次に、バルブが閉じ、スイッチングバルブが開い
て、外部ヘッドスペースが出口ポートに接続され、外部
ヘッドスペース内から分析器にガスを移送することが可
能になる。
されるサンプルのヘッドスペースからガスを集めるため
の方法も開示されている。まず、実質的に一定容積の外
部ヘッドスペースがサンプル容器に接続されており、サ
ンプル容器に収容されているガスを外部ヘッドスペース
に流入させることが可能になる。外部ヘッドスペース
は、次に、サンプル容器から分離され、外部ヘッドスペ
ース内のガスが移送される。望ましい実施例の場合、該
方法は、プローブをサンプル容器に密封状態で挿入する
ステップと、バルブを開いて、サンプルのヘッドスペー
スを外部ヘッドスペースに接続するステップから構成さ
れる。サンプルガスは、従って、サンプルのヘッドスペ
ースから外部ヘッドスペースに流入することが可能にな
る。次に、バルブが閉じ、スイッチングバルブが開い
て、外部ヘッドスペースが出口ポートに接続され、外部
ヘッドスペース内から分析器にガスを移送することが可
能になる。
【0014】
【実施例】図1を参照すると、サンプル容器50のヘッ
ドスペース52内のガスを引き出して、その組成をあま
り乱すことなく、ガスクロマトグラフ210のような分
析器に注入することを可能にする外部ヘッドスペース装
置100が示されている。図1には、プローブ110
を、サンプル容器50を密封する隔壁54または他のシ
ーリング手段を介して、サンプルのヘッドスペース52
に挿入するステップ時における装置100が示されてい
る。隔壁により密封されるサンプル容器以外のサンプル
容器が利用される可能性があり、従って、上述のプロー
ブ110以外の手段を設けて、サンプルガスをサンプル
容器から解放することも可能である。プローブ110
が、隔壁54を貫通し、サンプル容器50も、シャトル
バルブ130に係合して、これを開くことになるまで、
矢印で示すように、サンプル容器50全体が、上昇して
温度制御ゾーン120に入り込む。温度制御ゾーン12
0の構成および働きは、サンプルにおけるガスの揮発性
および他の要因によって左右される。当該技術の通常の
技能者には、その構成および働きだけでなく、温度制御
ゾーン120におけるパラメータの決定についても、周
知のところである。
ドスペース52内のガスを引き出して、その組成をあま
り乱すことなく、ガスクロマトグラフ210のような分
析器に注入することを可能にする外部ヘッドスペース装
置100が示されている。図1には、プローブ110
を、サンプル容器50を密封する隔壁54または他のシ
ーリング手段を介して、サンプルのヘッドスペース52
に挿入するステップ時における装置100が示されてい
る。隔壁により密封されるサンプル容器以外のサンプル
容器が利用される可能性があり、従って、上述のプロー
ブ110以外の手段を設けて、サンプルガスをサンプル
容器から解放することも可能である。プローブ110
が、隔壁54を貫通し、サンプル容器50も、シャトル
バルブ130に係合して、これを開くことになるまで、
矢印で示すように、サンプル容器50全体が、上昇して
温度制御ゾーン120に入り込む。温度制御ゾーン12
0の構成および働きは、サンプルにおけるガスの揮発性
および他の要因によって左右される。当該技術の通常の
技能者には、その構成および働きだけでなく、温度制御
ゾーン120におけるパラメータの決定についても、周
知のところである。
【0015】本発明の望ましい実施例の場合、外部ヘッ
ドスペース102は、プローブ110によってサンプル
のヘッドスペース52に直接接続される。サンプルのヘ
ッドスペース52から外部ヘッドスペース102へのガ
スの通路は、シャトルバルブ130によって調整される
のが最も望ましい。シャトルバルブ130は、サンプル
容器50が押し上げられてプローブ110に適合する時
に、この上昇移動がシャトルバルブ130を変位させ、
ヘッドスペース52のガスがプローブを介して外部ヘッ
ドスペース102に進入するように構成することが最も
好ましい。従って、シャトルバルブ130は、プローブ
110まわりに同軸をなすように配置するのが望まし
い。図1および図2を比較すると明らかなように、シャ
トルバルブ130は、サンプル容器50と係合すること
によって、プローブ110の軸方向の長さの一部に沿っ
て移動する。図2に見えるスプリング132によって、
サンプル容器50の移動に対抗するバイアス(bia
s)が、シャトルバルブ130に加えられる。図2にも
示すように、プローブ110は、外部ヘッドスペース1
02から近い近位端から、その全長よりも短い遠位端に
近いポイントまで延びる軸方向の中空部分112を備え
るように、構成するのが望ましい。軸方向の中空部分1
12は、従って、盲穴(blind hole)であ
る。しかし、望ましい実施例の場合、側方通路114
が、軸方向の中空部分112に対して実質的に垂直に設
けられている。図1に示すように、サンプル容器50
が、プローブ110の軸方向の長さに沿ってシャトルバ
ルブ130を移動させると、側方通路114が開き、ガ
スが、プローブ110を介して、サンプルのヘッドスペ
ース52と外部ヘッドスペース102の間を流れること
が可能になる。図2に示すように、サンプル容器を取り
外すと、シャトルバルブ130によって側方通路114
がカバーされ、外部ヘッドスペース102へ流入し、あ
るいは外部ヘッドスペース102から流出するガスが有
効に密封される。他の実施例の場合、シャトルバルブ1
30の代わりに、他のタイプのバルブおよび配管接続部
を用いて、やはり同じ効果を挙げることが可能である。
ドスペース102は、プローブ110によってサンプル
のヘッドスペース52に直接接続される。サンプルのヘ
ッドスペース52から外部ヘッドスペース102へのガ
スの通路は、シャトルバルブ130によって調整される
のが最も望ましい。シャトルバルブ130は、サンプル
容器50が押し上げられてプローブ110に適合する時
に、この上昇移動がシャトルバルブ130を変位させ、
ヘッドスペース52のガスがプローブを介して外部ヘッ
ドスペース102に進入するように構成することが最も
好ましい。従って、シャトルバルブ130は、プローブ
110まわりに同軸をなすように配置するのが望まし
い。図1および図2を比較すると明らかなように、シャ
トルバルブ130は、サンプル容器50と係合すること
によって、プローブ110の軸方向の長さの一部に沿っ
て移動する。図2に見えるスプリング132によって、
サンプル容器50の移動に対抗するバイアス(bia
s)が、シャトルバルブ130に加えられる。図2にも
示すように、プローブ110は、外部ヘッドスペース1
02から近い近位端から、その全長よりも短い遠位端に
近いポイントまで延びる軸方向の中空部分112を備え
るように、構成するのが望ましい。軸方向の中空部分1
12は、従って、盲穴(blind hole)であ
る。しかし、望ましい実施例の場合、側方通路114
が、軸方向の中空部分112に対して実質的に垂直に設
けられている。図1に示すように、サンプル容器50
が、プローブ110の軸方向の長さに沿ってシャトルバ
ルブ130を移動させると、側方通路114が開き、ガ
スが、プローブ110を介して、サンプルのヘッドスペ
ース52と外部ヘッドスペース102の間を流れること
が可能になる。図2に示すように、サンプル容器を取り
外すと、シャトルバルブ130によって側方通路114
がカバーされ、外部ヘッドスペース102へ流入し、あ
るいは外部ヘッドスペース102から流出するガスが有
効に密封される。他の実施例の場合、シャトルバルブ1
30の代わりに、他のタイプのバルブおよび配管接続部
を用いて、やはり同じ効果を挙げることが可能である。
【0016】外部ヘッドスペース102は、サンプル容
器50を包囲する温度制御ゾーン120と同じ温度にな
るように温度制御するのが最も望ましい。従って、プロ
ーブ110によって隔壁54に穴をあけ、シャトルバル
ブ130を開くと、ヘッドスペース52のガスは、平衡
に達するまで、外部ヘッドスペース102に流入する。
外部ヘッドスペース102からのガスの流出は、本発明
の外部ヘッドスペース・サンプリング装置100と、キ
ャリヤガス供給源200と、ガスクロマトグラフ210
または他の分析器の間に、配置するのが望ましい4ポー
トスイッチングバルブ104の位置によって、調節する
のが望ましい。もちろん、通常の技能者であれば容易に
明らかになるように、4ポートスイッチングバルブ10
4の代わりに、他の多様なタイプのバルブおよび配管装
置を利用して、同じ流路を形成し、同じ結果を得ること
が可能である。
器50を包囲する温度制御ゾーン120と同じ温度にな
るように温度制御するのが最も望ましい。従って、プロ
ーブ110によって隔壁54に穴をあけ、シャトルバル
ブ130を開くと、ヘッドスペース52のガスは、平衡
に達するまで、外部ヘッドスペース102に流入する。
外部ヘッドスペース102からのガスの流出は、本発明
の外部ヘッドスペース・サンプリング装置100と、キ
ャリヤガス供給源200と、ガスクロマトグラフ210
または他の分析器の間に、配置するのが望ましい4ポー
トスイッチングバルブ104の位置によって、調節する
のが望ましい。もちろん、通常の技能者であれば容易に
明らかになるように、4ポートスイッチングバルブ10
4の代わりに、他の多様なタイプのバルブおよび配管装
置を利用して、同じ流路を形成し、同じ結果を得ること
が可能である。
【0017】図2には、サンプルのヘッドスペース52
からのサンプルガスの移送が示されている。図示によれ
ば、サンプル容器50は、プローブ110およびシャト
ルバルブ130に係合した位置から押し下げられてい
る、すなわち温度制御ゾーンから引き戻されている。上
述のように、シャトルバルブ130からサンプル容器が
外されると、プローブ110が密封され、外部ヘッドス
ペース102内のサンプルガスの漏出が防止される。サ
ンプル容器50が取り除かれると、4ポートスイッチン
グバルブ104が、注入位置にスイッチされる。図2に
示すように、注入位置につくと、キャリヤガス供給源2
00は、入口ポート103において外部ヘッドスペース
102に接続され、キャリヤガスが外部ヘッドスペース
102に流入し、サンプルガスと混合することが可能に
なる。スイッチングバルブ104のもう1つのポートに
よって、出口ポート105において、外部ヘッドスペー
ス102とガスクロマトグラフ210または他の分析器
との間が接続される。従って、キャリヤガスは、外部ヘ
ッドスペース102に流入し、外部ヘッドスペースから
サンプルガスを一掃して、ガスクロマトグラフ210ま
たは他の計器に送り込む。本発明の操作によって、サン
プル容器50内において、例えば、過度の加圧といっ
た、大幅な乱れを生じることのないようにして、サンプ
ル容器50からガスクロマトグラフ210のような分析
器に、サンプルからのガスを移送することが可能にな
る。
からのサンプルガスの移送が示されている。図示によれ
ば、サンプル容器50は、プローブ110およびシャト
ルバルブ130に係合した位置から押し下げられてい
る、すなわち温度制御ゾーンから引き戻されている。上
述のように、シャトルバルブ130からサンプル容器が
外されると、プローブ110が密封され、外部ヘッドス
ペース102内のサンプルガスの漏出が防止される。サ
ンプル容器50が取り除かれると、4ポートスイッチン
グバルブ104が、注入位置にスイッチされる。図2に
示すように、注入位置につくと、キャリヤガス供給源2
00は、入口ポート103において外部ヘッドスペース
102に接続され、キャリヤガスが外部ヘッドスペース
102に流入し、サンプルガスと混合することが可能に
なる。スイッチングバルブ104のもう1つのポートに
よって、出口ポート105において、外部ヘッドスペー
ス102とガスクロマトグラフ210または他の分析器
との間が接続される。従って、キャリヤガスは、外部ヘ
ッドスペース102に流入し、外部ヘッドスペースから
サンプルガスを一掃して、ガスクロマトグラフ210ま
たは他の計器に送り込む。本発明の操作によって、サン
プル容器50内において、例えば、過度の加圧といっ
た、大幅な乱れを生じることのないようにして、サンプ
ル容器50からガスクロマトグラフ210のような分析
器に、サンプルからのガスを移送することが可能にな
る。
【0018】次に、図3を参照すると、代替形式の外部
ヘッドスペース102が示されている点を除くと、図2
と同様の図が示されている。この実施例の場合、外部ヘ
ッドスペース102は、キャリヤガスの入口ポート10
3と、外部ヘッドスペース102を4ポートスイッチン
グバルブ104に接続する出口ポート105との間に、
カーブ形状を備えている。このカーブ部分は、また、プ
ローブ110と交差して、図1に示す、上述の移送ステ
ップ時に、サンプルのヘッドスペース52からガスを受
け入れることができるようにする。この実施例の場合、
外部ヘッドスペース102は、一掃されなかった領域を
除去し、外部ヘッドスペースチャンバ102の実質的に
全てのガスを有効に一掃して、ガスクロマトグラフ21
0に送り込む渦を発生させる、形状をなしている。通常
の技能者であれば容易に分かるように、「カーブ」形状
は、トロイダルまたは他の環状セグメントとすることも
可能であり、円弧セグメント、または、双曲線または他
の形状を示すことも可能である。カーブした外部ヘッド
スペースの設計および構成については、サンプルガスの
性質とキャリヤガスの圧力および流量の両方に加え、通
常の技能者であれば実現する他の要素も考慮する必要が
ある。
ヘッドスペース102が示されている点を除くと、図2
と同様の図が示されている。この実施例の場合、外部ヘ
ッドスペース102は、キャリヤガスの入口ポート10
3と、外部ヘッドスペース102を4ポートスイッチン
グバルブ104に接続する出口ポート105との間に、
カーブ形状を備えている。このカーブ部分は、また、プ
ローブ110と交差して、図1に示す、上述の移送ステ
ップ時に、サンプルのヘッドスペース52からガスを受
け入れることができるようにする。この実施例の場合、
外部ヘッドスペース102は、一掃されなかった領域を
除去し、外部ヘッドスペースチャンバ102の実質的に
全てのガスを有効に一掃して、ガスクロマトグラフ21
0に送り込む渦を発生させる、形状をなしている。通常
の技能者であれば容易に分かるように、「カーブ」形状
は、トロイダルまたは他の環状セグメントとすることも
可能であり、円弧セグメント、または、双曲線または他
の形状を示すことも可能である。カーブした外部ヘッド
スペースの設計および構成については、サンプルガスの
性質とキャリヤガスの圧力および流量の両方に加え、通
常の技能者であれば実現する他の要素も考慮する必要が
ある。
【0019】図1〜3に示す本発明の実施例によれば、
サンプル容器50を加圧せずに、ガスサンプルを発生さ
せるシステムが得られる。サンプル容器50内のサンプ
ルのヘッドスペース52は、あまり乱されたり、あるい
は希釈されたりすることはない。本発明のシステムは、
従って、先行技術に見受けられるものに比べて本質的に
感度が高い。さらに、本発明のシステムは、一定容積の
サンプルガスをクロマトグラフまたは他の計器に注入す
るので、先行技術において用いられるヘッドスペース・
サンプリング法よりも再現性の高い結果が得られる。
サンプル容器50を加圧せずに、ガスサンプルを発生さ
せるシステムが得られる。サンプル容器50内のサンプ
ルのヘッドスペース52は、あまり乱されたり、あるい
は希釈されたりすることはない。本発明のシステムは、
従って、先行技術に見受けられるものに比べて本質的に
感度が高い。さらに、本発明のシステムは、一定容積の
サンプルガスをクロマトグラフまたは他の計器に注入す
るので、先行技術において用いられるヘッドスペース・
サンプリング法よりも再現性の高い結果が得られる。
【0020】本発明のヘッドスペース・サンプリング・
システムに関するもう1つの実施例が、図4〜5に示さ
れている。図1〜3に関連して上述した実施例の場合
は、ガスは、サンプルのヘッドスペース52から拡散
し、サンプル容器50を密封する隔壁54を貫通するプ
ローブ110を介して、外部ヘッドスペース102に入
り込んだ。しかし、サンプルからのガスの発生を促進す
るため、サンプルの穏やかな撹拌または混合によって、
ガス/液体界面に、例えば、新鮮な多量の液体を生じさ
せることが可能である。本発明のこのような実施例にお
いて利用される撹拌または混合の程度は、上述の先行技
術による加圧ヘッドスペース・サンプリング・システム
に見受けられるほどではなく、穏やかである。すなわ
ち、本発明は、サンプル容器50内の圧力を大幅に増す
ことを意図したものではない。本発明による撹拌は、例
えば、サンプル容器50に超音波振動を加える超音波処
理装置を利用して行うことが可能である。サンプルに超
音波を加えると、サンプルからサンプルのヘッドスペー
ス52へのガス成分のガス放出の割合が増すことにな
る。この結果、超音波を加えることによって、サンプル
におけるキャビテーションが増すため、サンプルの液相
と気相の間における平衡化が促進されることになる。そ
の他の利点として、このような超音波撹拌を利用する
と、上述の熱的に制御されるゾーン120を高温にする
必要がなくなる。通常の技能者であれば、サンプル容器
50に局所的超音波振動を付与するのに有効な方法およ
び装置を熟知するところである。
システムに関するもう1つの実施例が、図4〜5に示さ
れている。図1〜3に関連して上述した実施例の場合
は、ガスは、サンプルのヘッドスペース52から拡散
し、サンプル容器50を密封する隔壁54を貫通するプ
ローブ110を介して、外部ヘッドスペース102に入
り込んだ。しかし、サンプルからのガスの発生を促進す
るため、サンプルの穏やかな撹拌または混合によって、
ガス/液体界面に、例えば、新鮮な多量の液体を生じさ
せることが可能である。本発明のこのような実施例にお
いて利用される撹拌または混合の程度は、上述の先行技
術による加圧ヘッドスペース・サンプリング・システム
に見受けられるほどではなく、穏やかである。すなわ
ち、本発明は、サンプル容器50内の圧力を大幅に増す
ことを意図したものではない。本発明による撹拌は、例
えば、サンプル容器50に超音波振動を加える超音波処
理装置を利用して行うことが可能である。サンプルに超
音波を加えると、サンプルからサンプルのヘッドスペー
ス52へのガス成分のガス放出の割合が増すことにな
る。この結果、超音波を加えることによって、サンプル
におけるキャビテーションが増すため、サンプルの液相
と気相の間における平衡化が促進されることになる。そ
の他の利点として、このような超音波撹拌を利用する
と、上述の熱的に制御されるゾーン120を高温にする
必要がなくなる。通常の技能者であれば、サンプル容器
50に局所的超音波振動を付与するのに有効な方法およ
び装置を熟知するところである。
【0021】図4には、本発明の実施例のいくつかに有
効な一層の改善が示されている。このような実施例の場
合、サンプルのヘッドスペース52と外部ヘッドスペー
ス302の間におけるガスの交換を促進するため、外部
ヘッドスペース302自体が撹拌される。図示のよう
に、フレキシブルな部分303を備えた可変容積外部ヘ
ッドスペースチャンバ302が設けられている。振動器
304を利用して、外部ヘッドスペース302のフレキ
シブルな部分303を動かすことによって、外部ヘッド
スペース302の容積がわずかに変動し、サンプルのヘ
ッドスペース52のガスが撹拌されることになる。しか
し、留意すべきは、外部ヘッドスペース302の平均容
積は一定のままであり、従って、図1〜3に関連して上
に説明した加圧に関する本発明の利点はやはり得ること
ができる。図5に示すように、サンプル容器50の隔壁
54を曲げるための外部ヘッドスペース装置100の一
部に、ストップ56を固定することができる。ストップ
56に向けてサンプル容器を移動させることによって、
サンプルのヘッドスペース52の容積が変動する。仮想
線で示すように、隔壁54が曲がると、サンプルのヘッ
ドスペース52の容積が変動する。図4〜5の実施例の
いずれにおいて、隔壁54に付与される動きは、低周波
運動とすることも可能であるし、あるいは超音波で誘導
することも可能である。
効な一層の改善が示されている。このような実施例の場
合、サンプルのヘッドスペース52と外部ヘッドスペー
ス302の間におけるガスの交換を促進するため、外部
ヘッドスペース302自体が撹拌される。図示のよう
に、フレキシブルな部分303を備えた可変容積外部ヘ
ッドスペースチャンバ302が設けられている。振動器
304を利用して、外部ヘッドスペース302のフレキ
シブルな部分303を動かすことによって、外部ヘッド
スペース302の容積がわずかに変動し、サンプルのヘ
ッドスペース52のガスが撹拌されることになる。しか
し、留意すべきは、外部ヘッドスペース302の平均容
積は一定のままであり、従って、図1〜3に関連して上
に説明した加圧に関する本発明の利点はやはり得ること
ができる。図5に示すように、サンプル容器50の隔壁
54を曲げるための外部ヘッドスペース装置100の一
部に、ストップ56を固定することができる。ストップ
56に向けてサンプル容器を移動させることによって、
サンプルのヘッドスペース52の容積が変動する。仮想
線で示すように、隔壁54が曲がると、サンプルのヘッ
ドスペース52の容積が変動する。図4〜5の実施例の
いずれにおいて、隔壁54に付与される動きは、低周波
運動とすることも可能であるし、あるいは超音波で誘導
することも可能である。
【0022】本発明の上述の実施例の場合、本発明に関
連した単純な空気圧によって、熱分析(pyrolys
is)の応用例も可能になる。一般に約100℃で行わ
れる従来の高温処理に対して、温度制御ゾーン120の
温度がほぼ300℃程度になる点を除けば、熱分析は、
ヘッドスペース・サンプリングと同様である。
連した単純な空気圧によって、熱分析(pyrolys
is)の応用例も可能になる。一般に約100℃で行わ
れる従来の高温処理に対して、温度制御ゾーン120の
温度がほぼ300℃程度になる点を除けば、熱分析は、
ヘッドスペース・サンプリングと同様である。
【0023】本発明においては、隔壁54またはサンプ
ル容器の密封に用いられる他の手段にプローブを挿入す
るステップと、バルブ130を開いて、サンプルのヘッ
ドスペース52を外部ヘッドスペース103に接続する
ステップとからなるのが最も望ましい、部分的に満たさ
れ、密封されたサンプル容器内に収容されているサンプ
ルのヘッドスペース52からガスを集める方法も開示さ
れる。これによって、サンプルのヘッドスペース52か
ら外部ヘッドスペース102へのガスの流入が可能にな
る。次に、バルブ130が閉じ、スイッチングバルブ1
04が開くと、外部ヘッドスペース102と出口ポート
105が接続され、外部ヘッドスペース102からのガ
スの移送が可能になる。
ル容器の密封に用いられる他の手段にプローブを挿入す
るステップと、バルブ130を開いて、サンプルのヘッ
ドスペース52を外部ヘッドスペース103に接続する
ステップとからなるのが最も望ましい、部分的に満たさ
れ、密封されたサンプル容器内に収容されているサンプ
ルのヘッドスペース52からガスを集める方法も開示さ
れる。これによって、サンプルのヘッドスペース52か
ら外部ヘッドスペース102へのガスの流入が可能にな
る。次に、バルブ130が閉じ、スイッチングバルブ1
04が開くと、外部ヘッドスペース102と出口ポート
105が接続され、外部ヘッドスペース102からのガ
スの移送が可能になる。
【0024】本発明のいくつかの実施例では、プローブ
110を挿入するステップは、サンプル容器50をプロ
ーブ110に逆らって移動させるステップから構成する
のが望ましい。他の実施例では、バルブ130を開くス
テップが、サンプル容器50をプローブ110と相対的
に移動させるステップから構成される。本発明のいくつ
かの実施例の場合、ガスの流動を可能にするもう1つの
ステップが、サンプルを撹拌するステップから構成され
る。このステップは、例えば、サンプル容器50を振動
させるか、あるいは、サンプル容器50をプローブ11
0と相対的にまたはストップ56に逆らって移動させ、
この結果、サンプル容器50の開口部をカバーする隔壁
54が曲がるようにすることによって、実現可能であ
る。また、外部ヘッドスペース302は、フレキシブル
な部分303を具備するように構成することも可能であ
り、サンプルのヘッドスペースを撹拌するもう1つのス
テップは、外部ヘッドスペース302のフレキシブルな
部分303を振動させて、サンプルと外部ヘッドスペー
スの間におけるガスの移送率を高めることによって実施
可能である。本発明のいくつかの実施例の場合、バルブ
130を閉じるステップは、サンプル容器50をプロー
ブ110と相対的に移動させることから構成される。最
後に、本発明の方法のいくつかの望ましい実施例の場
合、外部ヘッドスペース102からのガスの移送ステッ
プは、外部ヘッドスペース102に接続された入口ポー
ト103を介してキャリヤガスを流すステップから構成
され、外部ヘッドスペース102のガスは、出口ポート
105を介して一掃される。
110を挿入するステップは、サンプル容器50をプロ
ーブ110に逆らって移動させるステップから構成する
のが望ましい。他の実施例では、バルブ130を開くス
テップが、サンプル容器50をプローブ110と相対的
に移動させるステップから構成される。本発明のいくつ
かの実施例の場合、ガスの流動を可能にするもう1つの
ステップが、サンプルを撹拌するステップから構成され
る。このステップは、例えば、サンプル容器50を振動
させるか、あるいは、サンプル容器50をプローブ11
0と相対的にまたはストップ56に逆らって移動させ、
この結果、サンプル容器50の開口部をカバーする隔壁
54が曲がるようにすることによって、実現可能であ
る。また、外部ヘッドスペース302は、フレキシブル
な部分303を具備するように構成することも可能であ
り、サンプルのヘッドスペースを撹拌するもう1つのス
テップは、外部ヘッドスペース302のフレキシブルな
部分303を振動させて、サンプルと外部ヘッドスペー
スの間におけるガスの移送率を高めることによって実施
可能である。本発明のいくつかの実施例の場合、バルブ
130を閉じるステップは、サンプル容器50をプロー
ブ110と相対的に移動させることから構成される。最
後に、本発明の方法のいくつかの望ましい実施例の場
合、外部ヘッドスペース102からのガスの移送ステッ
プは、外部ヘッドスペース102に接続された入口ポー
ト103を介してキャリヤガスを流すステップから構成
され、外部ヘッドスペース102のガスは、出口ポート
105を介して一掃される。
【0025】本発明のいくつかの実施例について、詳細
に述べ、解説してきたが、これらの実施例は、例示のた
めのものであって、本発明の範囲を制限することを意図
したものではない。明細書および図面を精査することに
よって、通常の技能者であれば、本発明の数多くの修
正、適応、および、変更が可能であることは即座に明ら
かになるであろう。従って、本発明の範囲を確認するた
めには、付属の請求項を参照することが望ましい。
に述べ、解説してきたが、これらの実施例は、例示のた
めのものであって、本発明の範囲を制限することを意図
したものではない。明細書および図面を精査することに
よって、通常の技能者であれば、本発明の数多くの修
正、適応、および、変更が可能であることは即座に明ら
かになるであろう。従って、本発明の範囲を確認するた
めには、付属の請求項を参照することが望ましい。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
キャリヤガスをサンプル容器に注入することなく、密封
したサンプル容器から分析器にガスサンプルを移送する
ことができるため、この移送時におけるサンプル容器内
のヘッドスペースに大幅な乱れを発生させることがな
い。
キャリヤガスをサンプル容器に注入することなく、密封
したサンプル容器から分析器にガスサンプルを移送する
ことができるため、この移送時におけるサンプル容器内
のヘッドスペースに大幅な乱れを発生させることがな
い。
【0027】この結果、ヘッドスペースの平衡状態が乱
されることなく、ヘッドスペースに存在していたサンプ
ルガス成分を集めることができるため、正確なサンプル
ガス成分の分析を行うことができる。
されることなく、ヘッドスペースに存在していたサンプ
ルガス成分を集めることができるため、正確なサンプル
ガス成分の分析を行うことができる。
【図1】本発明のヘッドスペース・サンプリング装置を
示す図で、ガスサンプルの引き出し状態を示している。
示す図で、ガスサンプルの引き出し状態を示している。
【図2】図1と同じ本発明のヘッドスペース・サンプリ
ング装置を示す図で、外部ヘッドスペースからサンプル
容器を取り除いた状態を示している。
ング装置を示す図で、外部ヘッドスペースからサンプル
容器を取り除いた状態を示している。
【図3】本発明のヘッドスペース・サンプリング装置に
おける他の外部ヘッドスペースの実施例を示す図であ
る。
おける他の外部ヘッドスペースの実施例を示す図であ
る。
【図4】本発明のヘッドスペース・サンプリング装置に
おけるさらに他の外部ヘッドスペースの実施例を示す図
で、ガスサンプルの拡散を改良するために外部ヘッドス
ペースを攪拌可能にした例である。
おけるさらに他の外部ヘッドスペースの実施例を示す図
で、ガスサンプルの拡散を改良するために外部ヘッドス
ペースを攪拌可能にした例である。
【図5】本発明のヘッドスペース・サンプリング装置の
一部における他の実施例を示す図で、サンプルからのガ
スの発生を促進させるためにサンプルのヘッドスペース
を攪拌可能にした例である。
一部における他の実施例を示す図で、サンプルからのガ
スの発生を促進させるためにサンプルのヘッドスペース
を攪拌可能にした例である。
50 サンプル容器 52 ヘッドスペース 54 隔壁 56 ストップ 100 外部ヘッドスペース・サンプリング装置 102,302 外部ヘッドスペース 103 入口ポート 104 スイッチングバルブ 105 出口ポート 110 プローブ 112 プローブの軸方向の中空部分 114 プローブの中空部分112に対して垂直な側
方通路 120 温度制御ゾーン 130 シャトルバルブ 132 スプリング 200 キャリヤガス供給源 210 ガスクロマトグラフ 303 フレキシブルな部分 304 振動器
方通路 120 温度制御ゾーン 130 シャトルバルブ 132 スプリング 200 キャリヤガス供給源 210 ガスクロマトグラフ 303 フレキシブルな部分 304 振動器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーブン ジェイムズ エンゲル アメリカ合衆国ペンシルバニア州ケネット スクェアー 1600 チェリル レーン (72)発明者 キンバー ディー フォーゲルマン アメリカ合衆国デラウエア州ホッケシン 710 ローラ レイン
Claims (1)
- 【請求項1】 サンプル容器(50)内のサンプルから
ガスを集めるための装置であって、 外部ヘッドスペース(102)をサンプル容器(50)
から分離するための手段(130)と、 外部ヘッドスペース(102)の内容物を次工程に移送
させるための手段(104)とを具備し、 選択的にサンプル容器(50)に接続可能な、実質的に
一定容積の外部ヘッドスペース(102)からなること
を特徴とするサンプル容器内のサンプルからの集ガス装
置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/877,909 US5363707A (en) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | Headspace sampling system |
US877909 | 1992-05-01 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0643075A true JPH0643075A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=25370972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5128290A Pending JPH0643075A (ja) | 1992-05-01 | 1993-04-30 | サンプル容器内のサンプルからの集ガス装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5363707A (ja) |
EP (1) | EP0567782A1 (ja) |
JP (1) | JPH0643075A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2001330596A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-30 | Sgt Exploitatie Bv | サンプリングチューブを脱着するための組立体、前記組立体用に明白に意図されたアダプタとサンプリングチューブ、および、前記組立体を形成するための部品キット |
JP2010540965A (ja) * | 2007-12-05 | 2010-12-24 | オールテック・アソシエイツ・インコーポレーテッド | サンプルの画分を収集しサンプルを分析するための方法および装置 |
JP2016065885A (ja) * | 2016-01-29 | 2016-04-28 | 株式会社島津製作所 | 容器保持機構及びこれを備えた分析装置 |
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---|---|---|---|---|
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US5792423A (en) * | 1993-06-07 | 1998-08-11 | Markelov; Michael | Headspace autosampler apparatus and method |
GB9405150D0 (en) * | 1994-03-16 | 1994-04-27 | Neotronics Ltd | Testing vessel |
US5548721A (en) * | 1994-04-28 | 1996-08-20 | Harris Corporation | Method of conducting secure operations on an uncontrolled network |
LU88675A1 (de) * | 1995-10-30 | 1997-04-30 | Euratom | Verfahren und Vorrichtung zur Analyse von fluechtigen Substanzen in Gasen |
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