JPH0643013B2 - テープ式物品搬送装置 - Google Patents

テープ式物品搬送装置

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JPH0643013B2
JPH0643013B2 JP1084883A JP8488389A JPH0643013B2 JP H0643013 B2 JPH0643013 B2 JP H0643013B2 JP 1084883 A JP1084883 A JP 1084883A JP 8488389 A JP8488389 A JP 8488389A JP H0643013 B2 JPH0643013 B2 JP H0643013B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、連続帯状のテープを利用して物品を間欠的に
搬送するテープ式物品搬送装置に関するものである。
[従来の技術] 近年、工場自動化に伴い自動組立装置が種々提案されて
いるが、これらの自動組立装置においては、組立等され
る物品(部品)等を早くかつ確実に、さらには安く供給
する点をその技術課題としている。
すなわち、一般的で最も普及している従来の自動組立装
置への部品供給方法は、供給される部品の外形形状、重
量、材質等を考慮した部品載置用のパレツトを用意し、
予めそのパレツト上に部品を整列状態で載置させてお
き、その後、パレツトを所定の位置まで搬送し、パレツ
ト上から自動組立装置により順次に部品を取り出して組
み立てるパレツト方式が用いられていた。このようなパ
レツト方式は比較的に大型の部品には適用可能であり一
応の効果があつたが、ネジ等の小物部品をパレツト方式
で取り扱うには、形状が小さく過ぎ、しかも使用数量も
多いためこのパレツト方式を実施することには無理があ
つた。
また、仮にパレツトをネジ等の小物部品を適用しようと
しても方向性を揃えてパレツトに載置させることは工数
がかかり非常に困難であつた。
この不具合点に鑑みて、ネジ等の小物部品に関してはバ
ラバラに容器内に収納しておき、容器を振動させること
により部品の方向性を揃えるとともに、整列状態にして
1個ずつ供給することのできる振動式パーツフイーダ方
式を採用している例もあつた。
しかしながら、上記のパレツト方式並びに振動パーツフ
イーダ方式のいづれにおいても、複数種類の物品を供給
する場合には、夫々の外形形状に即したパレツトもしく
は振動式パーツフイーダ等を準備しなければならない不
具合があつた。
そこで、上記の不具合点を解消するようにしたカセツト
方式が、特開昭60−48855になる『部品供給装
置』で提案されている。本願は第9図の外観斜視図(但
し、本願では第4図)に示されているようにカセツト内
に部品を連続収容するようにしたものである。
すなわち、第9図において、二点鎖線図示のカセツトケ
ース100内には3個のスタツドSが内面から垂設され
ており、これらのスタツドS周りにはリール103,1
05,104とが夫々回動自在かつ駆動力を得るように
して設けられており、複数回数接着又は接離自在のベル
ト101とベルト102とを捲き取るようにしてリール
103内に巻き取る状態で保持するように構成してい
る。
そして、このカセツト100においては、搬送される物
品109は予めベルト101,102間に挟まれて連続
供給されてリール103に送り取られるようにしてい
る。
次に、巻き取り用のリール104,105を回動するこ
とによつて、ベルト101,102は各々ローラ10
6,1.107,108に沿つて巻き取られるが、その
途中でベルト101,102の接着状態が剥されて、挟
み込まれていた部品109が外部に現われることから、
ロボツトハンド等によつて部品109を取り出して組み
付等をするようにしていた。また、部品の有無の検出は
行なつていなかつた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来例のカセツト形式においては、
部品を単にテープ間で挟持するだけなので部品をテープ
上において正確に位置決めすることができない結果、部
品の組立装置に備えられたロボツトハンド等による取り
出し動作ができない問題点と、繰り返し接離可能なテー
プは接離限界回数があり、その回数を越えるとテープを
交換しなければならない問題点と、さらにまた、テープ
をリールに巻き取る際にテープにタワミが生じてしまい
確実に部品を送ることができない問題点と、部品の有無
の検出がなされていないことから、全自動のロボツトハ
ンド動作ができない問題点があつた。
したがつて、本発明のテープ式物品搬送装置は上述の問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、テープ
上において正確に物品の位置決めができて物品をロボツ
ト装置等によつて取り扱うことができ、テープ交換が不
要で、そして、テープを巻き取る際にテープにタワミが
生じることが無いので確実に物品を搬送することがで
き、部品の有無の検出を可能にして、全自動のロボツト
ハンド動作ができるようにしたテープ式物品搬送装置を
提供することにある。
[課題を達成するための手段]及び[作用] 上述の課題を解決し、目的を達成するために、物品の製
造を行う製造ステーシヨンと、製造された物品の加工ま
たは組み立てを行う加工/組み立てステーシヨンとに移
送接続されるテープ式物品搬送装置であつて、テープ式
物品搬送装置は製造された物品を収納する収納部を有し
てなる複数のテープと、テープの連続搬送のために巻き
取り/巻き戻し駆動を行うテープ駆動手段と、テープの
収納部に対して物品を取り出し/収納するロボツト装置
とを具備してなり、テープ式物品搬送装置を製造ステー
シヨンに対して移送接続したときに、ロボツト装置によ
る物品の収納動作に連動して、収納部内の残個数を増算
するとともに、テープ式物品搬送装置を加工/組み立て
ステーシヨンに対して移送接続したときに、ロボツト装
置による物品の取り出し動作に連動して、収納部内の残
個数を減算する計数手段を備えることで、計数手段の演
算動作によりテープの収納部に収納される物品と、取り
出される物品の個数を正確に把握して全自動運転を可能
にするように働く。
[実施例] 以下に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、テープに部品Pを収納並びに取り出す様子を
表した基本原理図である。第1図において、テープによ
り部品Pが搬送並びに取り出し可能にされる基本原理に
ついて説明すると、搬送テープ3には図示のように部品
Pの外形寸法(奥行、幅、高さ)より若干分大きな内寸
を有した凹部3aが同一間隔で連続に設けられている。
また、搬送テープ3の両縁部の近傍にはピツチ穴3bが
図示のように連続的に穿設されており、後述のスプロケ
ツト12とピツチ穴3bが係合して搬送テープ3に駆動
力を伝えるようにしている。さらにまた、カバーテープ
5は凹部3a内部にセツトされた部品Pを図示のように
覆うことで、凹部3a内部にセツトされた部品Pをセツ
ト位置に保持しておくとともに、取り出し可能にするた
めに設けられるものである。
即ち、図中の破線図示の矢印方向に搬送テープ3とカバ
ーテープ5とが移動される状態では、部品Pは破線図示
の矢印方向に移動されてきて搬送テープ3の凹部3a内
部にセツトされた後に、カバーテープ5により部品Pの
上面部を覆うようにする一方、図中の実線図示の矢印方
向に搬送テープ3が移動されるとともに、スタツドS回
りに回動自在にされているガイドローラ17により方向
転換されたカバーテープ5も実線図示の矢印方向に移動
される状態では、部品Pはその上面が露呈することから
実線図示の矢印方向に取り出し可能となる。このように
して、部品Pを収容した後に、テープはリール内部に巻
き取られて連続収容並びに連続供給をするようにしてい
る。
次に、第2図は実施例のテープ式物品搬送装置50の概
略構成を示した側面図であり、上述の搬送テープ3とカ
バーテープ5とが各リール内部に巻き取られる様子を表
している。
第2図において、板材料を図示の外形にして加工される
基板1には不図示の補強部材が一体的に設けられてお
り、以下に述べる構成部品の全てを基本的には片支持で
きるだけの強度が備わつている。この基板1には図中の
記号Sで示されているスタツドSが基板1と一体構成さ
れる不図示の骨組み上から垂設されており、リール並び
にホイール他を回転、回動自在にして軸支するようにし
ている。
次に、前述のようにして、部品Pを凹部3aにセツト状
態にした搬送テープ3とカバーテープ5は図示のように
凹部3aの開口部をカバーテープ5により覆うようにさ
れて部品装着リール6により巻き取られるようにしてい
るが、このために部品装着リール6とカバーテープ5の
巻き取り並びに供給を行なうカバーテープ巻き取り用リ
ール8と、搬送テープ3の巻き取り並びに供給を行なう
テープ巻き取り用リール7の夫々はスタツドSの回りに
回動自在にされる一方、これらのリールの回転中心部6
c,7c,8cは夫々のテープ端が固定部6d,7d,
8dにおいて固定されるようにしており、各リールの回
転中心部6c,7c,8cの外周面により夫々のテープ
を巻き取るようにしている。これらの各リールには夫々
回動手段が設けられるが、この回動手段はリールの外周
縁部に対して当接状態で回動駆動力を伝達するようにし
ている。
したがつて、部品装着用リール6、テープ巻き取り用リ
ール7、カバーテープ巻き取り用リール8には駆動力を
与える回動手段が夫々設けられている。
第3図は回動手段の内、部品装着用リール6の駆動組立
体13を示した外観図である。第3図において、テープ
巻き取り用リール7、カバーテープ巻き取り用リール8
にも同様な構成の駆動組立体14、15が夫々設けられ
ており、駆動組立体13で代表して説明を行ない駆動組
立体14、15の説明を割愛する。
第3図において、上述の種々のテープを駆動する一方、
テープに張力を発生させる為のモータ13aの出力軸の
両端にはウレタンゴム製のゴムローラ13bが1対固着
されている。これらのゴムローラ13bの外周面は部品
装着用リール6のハブ6a,6bの外周縁部と夫々付勢
力をもつて当接されるようにするために、モータ13a
は基板1から垂設されているスタツドS回りに回動自在
に軸支されるアーム部材13cの先端部に図示のように
設けられており、図示の当接位置になるようにしてい
る。
さらに、このアーム部材13cの他端部13dとスタツ
ドSとの間には引つ張りバネ13eが張設されており、
アーム部材13cを時計回転方向に回動させる付勢力を
与えるようにしており、ゴムローラ13bの外周面が部
品装着用リール6のハブ6a,6bの外周縁部に対して
付勢力をもつて当接され摩擦駆動するようにしている。
再度、第2図において、第3図に基づいて説明したよう
に構成されているモータ13a、14a,15aからは
図中の二点鎖線で図示された配線が制御装置10との間
に夫々なされており、後述の駆動をモータ13a、14
a,15aが行うようにしている。
この制御装置10にはカウンターが内蔵されるととも
に、切換スイッチ10aとカウンタ10bとが外部から
操作できる位置に設けられており、切換スイッチ10a
を後述の動作モード切換をする際に使用する一方、カウ
ンタ10bは部品Pの収容個数を計数表示するために設
けられている。
この制御部10は、図示のようにテープ式物品搬送装置
50に組み込まれており、後述の組立装置M並びに部品
製造装置Nに対してセツトされると信号、電源線が組立
装置M並びに部品製造装置Nとの間で自動連結されるよ
うにしている。
また、テープ式物品搬送装置50を部品製造装置Nまた
は組立装置Mにセツトすると、自動的に電源が投入よう
にするとともに、上述の切換スイッチ10aの行なう動
作モード切換を自動的に行なう事も可能である。
次に、破線で図示されているステツピングモータ9は図
中の二点鎖線で図示された配線が制御装置10との間に
なされており、制御装置部10からの制御により駆動さ
れるようにしているが、このステツピングモータ9の回
動駆動力は破線図示のベルト11を介してスタツドS廻
りに回動自在にされているスプロケツト12のスプロケ
ツトギア12bに回動駆動力を伝達するようにしてい
る。
このスプロケツト12の外周面には搬送テープ3のピツ
チ穴3bと係合するピン12aが搬送テープ3のピツチ
穴3bと等間隔にされて植設されており、搬送テープ3
をステツピングモータ9の回動駆動により搬送できるよ
うにしている。このスプロケツト12は2個がスプロケ
ツトギア12bと一体的に構成されており、搬送テープ
3の2列のピツチ穴3bに係合するようにしている。
この2個のスプロケツト12の間には搬送テープ3の凹
部3aの隣合う位置にされた2個の部品有無センサー2
0が凹部3aと同ピツチにされた基板1に対して固定さ
れており、凹部3a内の部品Pの有無検出と計数とを行
なうようにしている。
次に、基板1上のスタツドS廻り回動自在に軸支されて
いるガイドローラ16は、搬送テープ3の搬送移動方向
を図示のように垂直方向からスプロケツト12に向かう
ように変更させるために設けられている。
またガイドローラ16と同様に軸支されているガイドロ
ーラ17は、カバーテープ5の搬送移動方向を図示のよ
うにスプロケツト12に向かう方向から、部品装着用リ
ール6に向かう方向に変更させる為に設けられている。
さらにまた、図示のように基板1上に設けられており板
材料に円弧を形成するように加工形成されているガイド
レール18は、搬送テープ3の上を覆うカバーテープ5
を円弧の外周に沿つて案内するために設けられるもので
ある。
さらに、基台1の左右端近傍のスタツドS廻りに回動自
在に軸支されている1対のカムフオロアー19は、テー
プ式物品搬送装置50全体を後述する組立装置Mもしく
は部品製造装置Nにセツトする際に相対位置決めをする
案内ガイドとして用いられるものである。
次に、第4図(a)、(b)はロボツトハンドHを備え
た組立装置Mまたは部品製造装置Nにテープ式物品搬送
装置50をセツトする様子を表した外観斜視図であり、
組立装置Mまたは部品製造装置Nと一体的にされて設け
られている装着部22に挿入された後に、相対位置決め
をする案内ガイドとして1対のカムフオロアー19が装
着部22の掛止溝22aに落ち込むように作用して所定
位置にセツトされる様子を示している。
これらの組立装置Mまたは部品製造装置Nにはロボツト
ハンドHが夫々設けられているが、ロボツトハンドHの
動きはテープ式物品搬送装置50のステツピングモータ
9と完全に同期しており部品製造装置Nで製造された部
品Pを、搬送テープ3の凹部3a内に部品Pが収納され
ていない状態では部品製造装置Nにテープ式物品搬送装
置50をセツトする一方、搬送テープ3の凹部3a内に
部品Pが収納されている状態では組立装置Mに対して部
品Pを供給するようにしている。
次に、テープ式物品搬送装置50の動作説明を第5図の
テープ式物品搬送装置50の動作説明図に基づいて説明
する。
本図において、テープ式物品搬送装置50の搬送テープ
3の凹部3a内に部品Pが空になつており、部品製造装
置Nで製造される部品Pを搬送テープ3の凹部3a内に
収納させる動作モードを破線図示の矢印で、搬送テープ
3の凹部3a内に部品Pが満杯になつており、部品Pを
組立装置Mに供給される動作モードを実線図示の矢印で
夫々別けて説明する。
(部品製造装置Nで製造される部品Pを搬送テープ3に
収容する動作モード) 部品製造装置Nにカムフオロアー19を案内ガイドさせ
てセツトして、搬送テープ3の凹部3a内に部品Pを収
納する作業を行なうに際は、搬送テープ3はテープ巻き
取り用リール7によりフル状態にされて捲かれる状態に
される一方、カバーテープ5もカバーテープ巻き取り用
リール8にフルに巻き取られている。
したがつて、部品装着用リール6は空の状態にされてお
り部品装着用リール6の回転中心部6cに搬送テープ3
とカバーテープ5が重ね合わされた端部が固定されてい
るだけの状態になつている。
次に、制御部10のスイッチ10aが自動的に収容側に
セツトされる。または手動セツトする。すると、搬送テ
ープ3の凹部3a内に部品Pを収容するために駆動組立
体13、14、15とステツピングモータ9の夫々が回
動されるが、部品装着用リール6とカバーテープ巻き取
り用リール8とテープ巻き取り用リール7とスプロケツ
トホイール12を破線図示の矢印方向に夫々回動させ
て、第1図における破線矢印方向にテープを夫々移動さ
せてゆき、搬送テープ3の凹部3a内に部品Pを収容し
てゆき、部品装着用リール6をフル状態の巻き取り状態
にさせる一方、テープ巻き取り用リール7及びカバーテ
ープ巻き取り用リール8を空の状態にする。
この際に、テツピングモータ9が間欠的に回動される一
方、駆動組立体13,14,15も所定の駆動力で回動
されるが、特にステツピングモータ9の駆動力により搬
送される搬送テープ3はスプロケツトホイール12によ
り移動搬送させられる。この移動搬送力により巻き取り
用リール7には破線矢印方向の回転力を与えることにな
るが、この動作状態では回動組立体14の駆動力はテー
プ巻き取り用リール7に対しては実線矢印方向の回動駆
動力を与えており、この回動駆動力は搬送テープ3に加
わつている張力より十分に小さく設定してあり、搬送テ
ープ3のタルミを防止できるようにしている。
一方、回動組立体13による回動駆動力は部品装着リー
ル6を破線矢印方向に回動させるが、この破線矢印方向
の回動により搬送テープ3及びカバーテープ5を部品装
着用リール6に巻き取るとともに、カバーテープ5に加
わる張力によりカバーテープ巻き取り用リール8も破線
矢印方向に回転させることになるが、部品装着用リール
6の回動駆動力を搬送テープ3の張力よりも小さく設定
しており、搬送テープ3のタルミが発生しないようにし
ている。
次に、カバーテープ巻き取り用リール8に対して回動駆
動力を与えている回動組立体15の回転力はカバーテー
プ5に加わるている張力より小さく設定してありカバー
テープ5のタルミを防止するためのものである。
また、ステツピングモータ9は部品Pの収容と取り出し
時に取り出し部2に搬送テープ3の凹部3aが正確に間
欠駆動される様に予め設定されている。
したがつて、部品製造機NのロボツトハンドHの動きは
ステツピングモータ9と完全に同期しており部品製造機
で製造された部品Pを、取り出し部2にスプロケツト1
2により送られてきた搬送テープ3の凹部3a内に正確
に収容できるようにしている。
このようにして、部品装着用リール6がフル状態の巻き
取り状態にされる。
(部品Pを搬送テープ3から組立装置Mに供給する動作
モード)。
部品装着用リール6がフル状態の巻き取り状態にされる
と、今度はテープ式物品搬送装置50を部品製造機にセ
ツトした状態から外して、第4図(a)に図示したロボ
ツトハンドHを備えた組立装置Mに対してテープ式物品
搬送装置50のカムフオロアー19を案内してセツトす
る。
次に、制御部10のスイッチ10aを供給側に自動また
は手動セツトする。
この後に、駆動組立体13、14、15とステツピング
モータ9の夫々が回動される結果、部品装着用リール6
とカバーテープ巻き取り用リール8とテープ巻き取り用
リール7とスプロケツトホイール12の夫々が実線図示
の矢印方向に夫々回動されて、第1図における実線矢印
方向に夫々のテープを移動させてゆき、搬送テープ3の
凹部3a内に収容されている部品Pを取り出し部2にお
いてロボツトハンドHにより取り出せるようにしてい
る。
次に、ステツピングモータ9の駆動力により搬送テープ
3が実線図示の矢印方向に搬送され、それにより部品装
着用リール6に実線図示の矢印方向の回転力を与える。
一方、回動組立体15の駆動力によりカバーテープ巻き
取りリール8は実線図示の矢印方向に回動され、カバー
テープ5を実線図示の矢印方向に搬送させる。また、回
動組立体13の駆動力は部品装着用リール6に破線図示
の矢印方向の回転力を与えているが、この回転力は搬送
テープ3及びカバーテープ5の張力よりも小さく設定し
てあり、搬送テープ3及びカバーテープ5のタルミを防
止するようにしている。
一方、回動組立体14の駆動力はテープ巻き取り用リー
ル7を実線図示の矢印方向に回転させ搬送テープ3を巻
き取るとともに、その回転力を搬送テープ3の張力より
小さく設定されており、搬送テープ3のタルミを防止す
るようにしている。
このようにして搬送テープ3に収納されていた部品Pが
取り出し部2において全て取り出されるとテープ式物品
搬送装置50が組立装置Mから取り外され、再び部品製
造機に取り付けられて部品Pを収容する。
以下、上記の動作を繰り返す事によつて、部品製造装置
Nで製造される部品Pを組立装置Mに供給する。ここ
で、テープ式物品搬送装置50を多数準備しておけば、
組立装置M並びに部品製造装置Nの可動率を高めること
が出来ることから、第4図に図示のようにテープ式物品
搬送装置50は複数個(図では2個)セツトできるよう
にしている。
次に、テープ式物品搬送装置50の動作説明の内、制御
装置10の行なう制御の説明をフローチヤート図に基づ
いて行なう。
第6図はテープ式物品搬送装置50の概略構成ブロツク
図であり、本図におけるテープ式物品搬送装置50の構
成は、第2図に基づいて説明した構成の制御装置10に
接続される構成部品、要素を示したものであり、第2図
で説明済みの構成部品、要素には第2図と同様の番号、
符合を付して説明を割愛する。
さて、第6図において駆動組立体13、14、15とス
テツピングモータ9の夫々を構成するモータ、とステツ
ピングモータには制御装置10に接続されて駆動電圧電
流を発生するモータドライバーが接続されている。この
制御装置10には、更に警報装置Aが接続されており、
異常発生を作業者に知らせるようにしている。また、部
品製造装置Nまたは組立装置Mの中央制御装置に光信号
結合等されて、信号のやり取りと電源供給をする光コネ
クタCと電源コネクタCとは夫々が制御装置に接続
されている。
以上の構成のテープ式物品搬送装置50の動作説明を第
7図と第8図のフローチヤート図に基づいて行なう。
先ず、第7図のフローチヤート図は部品製造装置Nで製
造される部品Pを搬送テープ3に収容する動作モードを
示しており、部品製造装置Nにカムフオロアー19を案
内ガイドさせてセツトするとステツプS10で電源が自
動投入されてステツプS11に進み、部品有無センサー
20により部品Pの『有無』が判断されてオフ状態すな
わち部品『無』が判断されると中央制御装置に部品供給
可能を指示する。一方、ステツプS11で部品有無セン
サー20により部品Pの『有』が判断されてオン状態に
されるとステツプS13に進み、残数(N)の増算が行
なわれる。次にステツプS14では残数(N)が設定残
数よりも多いが等いかの判断がなされ、多いか等しい場
合にはステツプS15において、警報装置Aを動作させ
て満杯が間近であることを知らせる。一方、次にステツ
プS14で残数(N)が設定残数よりも少ない場合には
ステツプS16に進み残数(N)が満杯数と等しいかど
うかの判断がなされ等しい場合には、ステツプS18に
進み装置が停止されて後に、ステツプS19において異
常状態の警報が成される。
一方、ステツプS16において、残数(N)が満杯数と
等しくない場合にはステツプS17に進み、ロボツトハ
ンドHとの同期動作に基づいてステツプモータSM9が
逆転(第5図の破線矢印方向)する一方、駆動組立体1
3、14、15の夫々を構成するモータ13a、14
a、15aに夫々15V(ボルト),5V,5Vの駆動
電圧電源を供給して、前述の各リールを駆動するように
して各テープに適度な張力を発生させてタルミを除去す
るようにする。この動作を繰り返し行ない、Nが満杯に
なるまで継続させる。
次に、部品Pを搬送テープ3から組立装置Mに供給する
動作モードの説明を第8図のフローチヤート図に基づい
て行なう。
部品装着用リール6がフル状態の巻き取り状態にされる
と、今度はテープ式物品搬送装置50を部品製造装置N
にセツトした状態から外して、第4図に図示したロボツ
トハンドHを備えた組立装置Mに対してテープ式物品搬
送装置50のカムフオロアー19を案内してセツトする
が、この時に、制御部10のスイッチ10aは供給側に
手動または自動的にセツトされるとともに、続くステツ
プS30で電源が自動投入されてから、ステツプS31
に進み、部品有無センサー20により部品Pの『有無』
が判断されてオン状態すなわち部品Pの『有』が判断さ
れると組立装置Mの中央制御装置に部品取り出し可能を
指示する。
一方、ステツプS31で部品有無センサー20により部
品Pの『無』が判断されてオフ状態にされるとステツプ
S33に進み、残数(N)の減算が行なわれる。
次にステツプS34では残数(N)が設定残数よりも多
いか等いかの判断がなされ、少ない場合にはステツプS
35において警報装置Aを動作させて残数が少ないこと
を知らせる。
一方、ステツプS34において残数(N)が設定残数よ
り多いか等しい判断がなされるとステツプS36に進み
残数(N)が『0』か否かの判断が行なわれ『0』の場
合には、ステツプS39に進み、装置が停止され次のス
テツプS40において警報装置Aを動作させて終了す
る。また、ステツプS36において残数(N)が『0』
ではないと判断されるとステツプS37に進み、部品有
無センサー20の連続オフ状態検出回数nが(Q)より
も多いか否かの判断がなされ、多い場合にはステツプS
39に進み、装置が停止され次のステツプS40におい
て警報装置Aを動作させて終了する。
一方、連続オフ状態検出回数nが(Q)よりも少ない場
合にはステツプS38に進み、ステツプモータ9が正転
(第5図の実線矢印方向)させる一方、駆動組立体1
3、14、15の夫々を構成するモータ13a、14
a、15aに夫々5V(ボルト),15V,5Vの駆動
電圧電源を供給して、前述の各リールを駆動するように
して各テープに適度な張力を発生させてタルミを除去す
るようにする。この動作を繰り返し行ない、Nが『0』
になるまで継続させる。
以下、上記の動作を繰り返す事によつて、部品製造装置
Nで製造される部品Pを組立装置Mに供給する。
尚、上記実施例において制御部10はテープ式物品搬送
装置50に組み込まれており、組立装置M並びに部品製
造装置にセツトされると信号線が自動連結されるように
しているが単独で機能するものでも良い。
以上説明したように組立部品をその形状に合つた凹部の
設けられたテープで搬送することによつて、組立部品の
取り付け及び取り出し際の正確な位置決めが可能となつ
た。また従来はかなり困難であつた小物物品の搬送供給
の自動化がロボツト等により容易にできるようになつ
た。
また搬送テープとカバーテープは接着等を行う事なく巻
き取られるため、半永久的に繰り返し使用する事が可能
となり、テープを交換する必要が全くなくなつた結果、
大幅にランニングコストを下げる事ができた。
さらにまた、駆動用のステツピングモータ9と回動組立
体13,14,15を使用しているためにテープのタワ
ミ等によるテープの巻き取りミスや部品Pの落下等のト
ラブルが殆ど発生しなくなつた。
更に、テープ駆動部をテープ式物品搬送装置50の外部
に設け共通に使用する事もできる。
尚、上記実施例において部品Pは直方体であるが、これ
以外に部品Pの正確な位置決めができるように搬送テー
プ3の凹部3aを形成すえば複雑な形状な部品にも使用
可能であることは言うまでもない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、物品の製造ステ
ーシヨンと、物品の加工/組み立てステーシヨンとに適
宜移送接続するとともに、ロボツト装置により物品の収
納、取り出しをテープの収納部に対して行う場合におい
て、物品の残個数を正確に把握して、的確な全自動運転
ができるテープ式物品搬送装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図はテープに部品Pを収納並びに取り出す様子を表
した基本原理図、 第2図は実施例のテープ式物品搬送装置50の概略構成
を示した側面図、 第3図は回動手段の内、部品装着用リール6の駆動組立
体13を示した外観図、 第4図(a)はロボツトハンドHを備えた組立装置Mに
テープ式物品搬送装置50をセツトする様子を表した外
観斜視図、 第4図(b)はロボツトハンドHを備えた部品製造装置
Nにテープ式物品搬送装置50をセツトする様子を表し
た外観斜視図、 第5図はテープ式物品搬送装置50の動作説明図、 第6図はテープ式物品搬送装置50の概略構成ブロツク
図、 第7図と第8図はフローチヤート図、 第9図は特開昭60−48855になる『部品供給装
置』で提案されている第4図である。 図中、1……基板、2……取り出し部、3……搬送テー
プ、3a……凹部、3b……ピツチ穴、5……カバーテ
ープ、6……部品装着用リール、7……テープ巻き取り
用リール、8……カバーテープ巻き取り用リール、9…
…ステツピングモータ、10……制御装置、11……ベ
ルト、12……スプロケツト、13,14,15……回
動組立体、16,17……ガイドローラ、18……ガイ
ドレール、19……カムフオロアー、20……部品有無
センサー、50……テープ式物品搬送装置、P……部
品、H……ロボツトハンド、M……組立装置、N……部
品製造装置、S……スタツド、A……警報装置、C
…光コネクタ、C……電源コネクタである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品の製造を行う製造ステーシヨンと、前
    記製造された物品の加工または組み立てを行う加工/組
    み立てステーシヨンとに移送接続されるテープ式物品搬
    送装置であつて、 該テープ式物品搬送装置は前記製造された前記物品を収
    納する収納部を有してなる複数のテープと、該テープの
    連続搬送のために巻き取り/巻き戻し駆動を行うテープ
    駆動手段と、前記テープの前記収納部に対して前記物品
    を取り出し/収納するロボツト装置とを具備してなり、 前記テープ式物品搬送装置を前記製造ステーシヨンに対
    して前記移送接続したときに、前記ロボツト装置による
    前記物品の収納動作に連動して、前記収納部内の残個数
    を増算するとともに、前記テープ式物品搬送装置を前記
    加工/組み立てステーシヨンに対して前記移送接続した
    ときに、前記ロボツト装置による物品の取り出し動作に
    連動して、前記収納部内の残個数を減算する計数手段を
    備えることを特徴とするテープ式物品搬送装置。
JP1084883A 1989-04-05 1989-04-05 テープ式物品搬送装置 Expired - Lifetime JPH0643013B2 (ja)

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US08/062,039 US5289625A (en) 1989-04-05 1993-05-17 Method for supplying articles and apparatus therefor

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JPH0775808B2 (ja) * 1985-03-26 1995-08-16 松下電器産業株式会社 電子部品自動実装機

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