JPH0642990Y2 - 運送用パレット - Google Patents
運送用パレットInfo
- Publication number
- JPH0642990Y2 JPH0642990Y2 JP1989091861U JP9186189U JPH0642990Y2 JP H0642990 Y2 JPH0642990 Y2 JP H0642990Y2 JP 1989091861 U JP1989091861 U JP 1989091861U JP 9186189 U JP9186189 U JP 9186189U JP H0642990 Y2 JPH0642990 Y2 JP H0642990Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- woven
- pallet
- resin
- woven fabric
- skin layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Pallets (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はフォークリフト等における荷物台として用いら
れる運送用パレットに関するものである。
れる運送用パレットに関するものである。
従来この種の運送用パレットとして木製や合成樹脂発泡
体製のものが知られている。
体製のものが知られている。
しかしながら木製の運送用パレットの場合、強度的に不
充分であったり腐蝕し易く、合成樹脂発泡体の場合は軽
量であって耐腐蝕性は改善されているものの強度的に未
だ不充分なことがあるとともにその表面に滑り止め用の
凹凸を形成することから製作コストが高くなるという不
都合を有している。
充分であったり腐蝕し易く、合成樹脂発泡体の場合は軽
量であって耐腐蝕性は改善されているものの強度的に未
だ不充分なことがあるとともにその表面に滑り止め用の
凹凸を形成することから製作コストが高くなるという不
都合を有している。
パレット材1の少なくとも上面に、低打込密度で織成す
ることにより大きい縫目を具備せしめたガラス繊維製の
織布2に熱硬化性樹脂3を低樹脂含有率で含浸硬化し表
面に該織布2の織目を顕出させた表皮層4を形成して成
る運送用パレットに係るものである。
ることにより大きい縫目を具備せしめたガラス繊維製の
織布2に熱硬化性樹脂3を低樹脂含有率で含浸硬化し表
面に該織布2の織目を顕出させた表皮層4を形成して成
る運送用パレットに係るものである。
パレット材の少なくとも上面にガラス繊維の織布に熱硬
化性樹脂を含浸硬化してなる表皮層が形成され、ガラス
繊維の織布により積載許容荷重が高まり、織布は低打込
密度で織成され且つ樹脂を低樹脂含有率にするため、織
布の織目により形成される方形枠が大きくなり且つ該織
目が表面に顕出し、積荷の滑り止め作用が生ずる。
化性樹脂を含浸硬化してなる表皮層が形成され、ガラス
繊維の織布により積載許容荷重が高まり、織布は低打込
密度で織成され且つ樹脂を低樹脂含有率にするため、織
布の織目により形成される方形枠が大きくなり且つ該織
目が表面に顕出し、積荷の滑り止め作用が生ずる。
第1図、第2図は本考案の実施例を示し、1はパレット
材であって、この場合木材製となっている。
材であって、この場合木材製となっている。
2はガラス繊維の織布であって、たとえば仕上厚さ0.25
mm以上、経糸打込密度ECG75 1/5、12本/25mm、緯糸打込
密度ECG150 1/9、12本/25mm幅のガラス繊維製の織布2
や仕上厚さ0.25mm以上、経糸打込密度ECG75 1/2、20本/
25mm幅、緯糸打込密度ECG75 1/2、19本/25mm幅のものが
用いられ、この織布2でパレット材1の上面、周面及び
底面の全面を包み込んでいる。
mm以上、経糸打込密度ECG75 1/5、12本/25mm、緯糸打込
密度ECG150 1/9、12本/25mm幅のガラス繊維製の織布2
や仕上厚さ0.25mm以上、経糸打込密度ECG75 1/2、20本/
25mm幅、緯糸打込密度ECG75 1/2、19本/25mm幅のものが
用いられ、この織布2でパレット材1の上面、周面及び
底面の全面を包み込んでいる。
3は熱硬化性樹脂、この場合不飽和ポリエステル樹脂が
用いられ、硬化材や過酸化物を添加し、これを繊維含有
率30%〜60%にして織布2に塗布含浸して硬化し、表皮
層4を形成している。
用いられ、硬化材や過酸化物を添加し、これを繊維含有
率30%〜60%にして織布2に塗布含浸して硬化し、表皮
層4を形成している。
この場合さらに顔料を添加し、カラフルなものとしてい
る。
る。
この実施例は上記構成であるから、パレット材1はガラ
ス繊維の織布2で包み込まれているので耐腐蝕性が向上
するとともにガラス繊維により強度が高まって積載許容
荷重限度が向上し、しかも織布は低打込密度で織成され
且つ樹脂を低樹脂含有率にするため第2図の如く織布2
の織目により形成される方形枠が大きくなり且つ該織目
が表面に顕出し、積荷の滑り止め作用が生じ、積荷の滑
りによる事故を防ぐことができ、かつガラス繊維の織布
を用いるため低コスト化を図ることができる。
ス繊維の織布2で包み込まれているので耐腐蝕性が向上
するとともにガラス繊維により強度が高まって積載許容
荷重限度が向上し、しかも織布は低打込密度で織成され
且つ樹脂を低樹脂含有率にするため第2図の如く織布2
の織目により形成される方形枠が大きくなり且つ該織目
が表面に顕出し、積荷の滑り止め作用が生じ、積荷の滑
りによる事故を防ぐことができ、かつガラス繊維の織布
を用いるため低コスト化を図ることができる。
尚、パレット材1の材質は木製に限らず合成樹脂発泡体
等のものが用いられる。
等のものが用いられる。
また表皮層4はパレット材1の全面でなくとも少なくと
も上面に形成することによりほぼ同様な作用効果を得
る。
も上面に形成することによりほぼ同様な作用効果を得
る。
また織布の織組織、打込密度、層数及び樹脂含有率は適
宜選定されるものである。
宜選定されるものである。
また熱硬化性樹脂3としては他にエポキシ樹脂、ビニー
ルエステル樹脂が用いられる。
ルエステル樹脂が用いられる。
本考案は上述の如く、パレット材の少なくとも上面に表
皮層が形成され、この表皮層のガラス繊維によって強度
が高まって積載許容荷重限度が向上し、かつ織布は低打
込密度で織成され且つ樹脂を低樹脂含有率にするため織
布の織目により形成される方形枠が大きくなり且つ該織
目が顕出し、この織目が積荷の滑り止め作用を生じ、積
荷の滑りによる事故を防ぐことができ、しかもガラス繊
維の織布を用いるため低コスト化を図ることができる。
皮層が形成され、この表皮層のガラス繊維によって強度
が高まって積載許容荷重限度が向上し、かつ織布は低打
込密度で織成され且つ樹脂を低樹脂含有率にするため織
布の織目により形成される方形枠が大きくなり且つ該織
目が顕出し、この織目が積荷の滑り止め作用を生じ、積
荷の滑りによる事故を防ぐことができ、しかもガラス繊
維の織布を用いるため低コスト化を図ることができる。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は全体斜
視図、第2図はその部分断面図である。 1…パレット材、2…織布、3…熱硬化性樹脂、4…表
皮層。
視図、第2図はその部分断面図である。 1…パレット材、2…織布、3…熱硬化性樹脂、4…表
皮層。
Claims (1)
- 【請求項1】パレット材の少なくとも上面に、低打込密
度で織成することにより大きい縫目を具備せしめたガラ
ス繊維製の織布に熱硬化性樹脂を低樹脂含有率で含浸硬
化し表面に該織布の織目を顕出させた表皮層を形成して
成る運送用パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989091861U JPH0642990Y2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 運送用パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989091861U JPH0642990Y2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 運送用パレット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0332037U JPH0332037U (ja) | 1991-03-28 |
JPH0642990Y2 true JPH0642990Y2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=31641322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989091861U Expired - Lifetime JPH0642990Y2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 運送用パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642990Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4716676U (ja) * | 1971-03-27 | 1972-10-26 |
-
1989
- 1989-08-03 JP JP1989091861U patent/JPH0642990Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0332037U (ja) | 1991-03-28 |
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