JPH0642822A - 太陽熱利用システム - Google Patents

太陽熱利用システム

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JPH0642822A
JPH0642822A JP3358736A JP35873691A JPH0642822A JP H0642822 A JPH0642822 A JP H0642822A JP 3358736 A JP3358736 A JP 3358736A JP 35873691 A JP35873691 A JP 35873691A JP H0642822 A JPH0642822 A JP H0642822A
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heat
medium liquid
circulation
collector
floor
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Yasuo Okamoto
康男 岡本
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CHIRIYUU TEKKOSHO YUGEN
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 太陽熱をできる限り有効に利用し得る太陽熱
利用システムを得る。 【構成】 集熱器循環ポンプ26,床暖房器循環ポンプ
38,熱交換器循環ポンプ48が運転される際には、集
熱器10からの熱媒液は管24を経て開口32から吐き
出され、直ちに開口42から管34に吸い込まれる。床
暖房器12に循環させられた熱媒液の熱はコンクリート
層150に蓄えられる。金属管20内の水は熱交換器1
8において温められ、給湯タンク14内に蓄えられる。
床暖房器循環ポンプ38が停止させられれば集熱器10
からの熱媒液は開口32から熱媒液保持タンク16内に
吐き出され、熱交換器18にのみに利用される。このよ
うに、集熱器10において温められた熱媒液を有効に利
用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は太陽熱利用システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】集熱器と、蓄熱床を有する床暖房器とが
直列に接続された太陽熱利用床暖房システムは既に知ら
れている。このシステムにおいては、集熱器と蓄熱床と
の間を熱媒液が循環させられ、集熱器により集められた
熱が蓄熱床に蓄えられる。蓄えられた熱は適宜床に与え
られて室内の暖房が行われる。また、集熱器で集められ
た熱により水が温められる太陽熱利用給湯システムも知
られている。このシステムにおいては、集熱器と熱交換
器との間を熱媒液が循環させられ、熱交換器において水
が温められ、給湯タンク内に蓄えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、太陽熱利用床
暖房システムにおいては、温暖期には床暖房が不要であ
るため、集熱器によって温められた熱媒液が無駄になっ
てしまう。第一発明は、この事情を背景として、太陽熱
をできる限り無駄なく利用し得る太陽熱利用システムを
得ることを課題としてなされたものである。
【0004】第二発明は、第一発明に係る太陽熱利用シ
ステムにおいて、集熱器で温められた熱媒液の循環路
を、切換弁を用いないで切り換えることができるように
し、あるいは切換弁の使用数を減らすことを課題として
なされたものである。第三発明は、第二発明に係る太陽
熱利用システムにおいて、集熱器で温められた熱媒液が
床暖房器に優先的に利用され得るようにすることを課題
としてなされたものである。第四発明は、第一発明に係
る太陽熱利用システムにおいて、集熱器の集熱状況を検
出する熱媒液温センサを集熱器から離れた位置に設け得
るようにすることを課題としてなされたものである。例
えば、循環制御装置の制御が集熱器の集熱状況に基づい
て行われる場合には、集熱器内の熱媒液の温度を検出す
ることが必要になる。しかし、熱媒液温センサを集熱器
に取り付けると、集熱器は多くの場合屋根の上など接近
し難い場所に設けられるため、熱媒液温センサにも接近
し難くなって保守、点検に不便となり、また、長い配線
が必要となって工事費等が高くなってしまう。この問題
を解決することが第四発明の課題なのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第一発明の太陽熱利用システムは、屋外に配設さ
れ、熱媒液を太陽熱で温める集熱器と、床の下部に配設
され、熱媒液によって温められる蓄熱床を有する床暖房
器と、熱媒液の熱を水に伝達する熱交換器によって温め
られた湯を蓄える給湯タンクと、集熱器と床暖房器とを
直列に含む第一循環路において熱媒液を循環させる第一
循環手段と、集熱器と熱交換器とを直列に含み、床暖房
器を含まない第二循環路において熱媒液を循環させる第
二循環手段と、第一循環手段のみが作動する第一状態と
第二循環手段のみが作動する第二状態との少なくとも2
状態を含む複数の状態に切換可能な循環制御手段とを含
むように構成される。
【0006】第二発明の太陽熱利用システムは、第一循
環手段が、熱媒液保持タンクと集熱器と床暖房器とを環
状に接続する第一循環路と、その第一循環路に設けられ
た少なくとも1つの循環ポンプとを含むとともに、その
第一循環路の集熱器から熱媒液保持タンクへの戻り通路
部の端と熱媒液保持タンクから床暖房器への往き通路部
の端とが熱媒液を保持する熱媒液保持タンク内で互いに
対向するようにされる。
【0007】第三発明の太陽熱利用システムは、熱媒液
保持タンクに、そのタンク内部を上部と下部とに仕切る
仕切板が設けられるとともに、それら上部と下部とを互
いに連通させる連通路が設けられ、戻り通路部の端と往
き通路部の端とが上部内において互いに対向させられる
一方、熱交換器が下部内の熱媒液と給湯タンク内の水と
の間の熱交換を行うようにされる。
【0008】第四発明の太陽熱利用システムにおいて
は、第一循環路と第二循環路とが集熱器からの流出路の
一部を共有し、その共有部において熱媒液を流れさせる
少なくとも1つの循環ポンプが第一循環路と第二循環路
との少なくとも一方の循環路の途中に設けられ、その共
有部に熱媒液の温度を検出する熱媒液温センサが設けら
れ、かつ、太陽熱利用システムに、作動開始指令に応じ
て循環ポンプをその循環ポンプが熱媒液を集熱器から熱
媒液温センサまで流れさせるのに必要な時間より長い設
定時間だけ強制的に作動させる強制作動手段が設けられ
る。
【0009】
【作用】第一発明の太陽熱利用システムにおいて、第一
循環手段のみが作動する第一状態においては、集熱器に
おいて温められた熱媒液は床暖房器に送られて蓄熱床を
温め、第二循環手段のみが作動する第二状態において
は、その熱媒液は熱交換器に送られて水を温める。温暖
期には床暖房が不要であるため、第二循環手段のみが作
動する第二状態に切り換えられ、集熱器によって温めら
れた熱媒液は床暖房器には送られないで、熱交換器に送
られ、水を温める。さらに、必要に応じて他の作動状態
を準備することもできる。例えば、暖房が幾分必要な初
春,晩秋期には水を温めるのに必要な量以上の熱が集熱
器において集められることもあるため、その場合のため
に第一循環循環手段および第二循環手段が作動し、集熱
器において温められた熱媒液が蓄熱床と水との両方を温
める第三状態を準備しておくのである。これら少なくと
も第一状態および第二状態を含む作動状態の切換えは循
環制御手段によって行われる。
【0010】第二発明の太陽熱利用システムにおいて
は、集熱器から熱媒液保持タンクへの戻り通路部の端と
熱媒液保持タンクから床暖房器への往き通路部の端とが
熱媒液保持タンク内で互いに対向しているため、循環ポ
ンプの作動により、集熱器で温められた熱媒液が戻り通
路部の端から熱媒液保持タンク内へ吐き出される際に、
往き通路部の端から床暖房器へ熱媒液が吸い込まれてい
れば、集熱器で温められた熱媒液は熱媒液保持タンク内
で殆ど拡散せずに床暖房器に供給される。集熱器からの
戻り通路と床暖房器への往き通路とが互いに接続されて
いるに等しいことになるのである。それに対して、往き
通路部の端から床暖房器へ熱媒液が吸い込まれていなけ
れば、戻り回路部の端から吐き出された熱媒液は熱媒液
保持タンクに収容される。往き通路部の端と戻り通路部
の端との間隔はこれが可能な大きさに決定されるのであ
り、それによって集熱器において温められた熱媒液が床
暖房器へ循環させられる状態と、熱媒液保持タンクに収
容される状態との切換えが可能となるのである。なお、
戻り回路部の端から吐き出される熱媒液の量が往き通路
部の端から吸い込まれる熱媒液の量より多い場合には、
戻り回路部の端から吐き出された熱媒液の一部が熱媒液
保持タンク内に収容され、少ない場合には戻り回路部の
端から吐き出された熱媒液とともに熱媒液保持タンク内
の熱媒液が往き通路部の端から吸い込まれる。戻り回路
部の端から吐き出される熱媒液の量と往き回路部の端か
ら吸い込まれる熱媒液の量とが同じである必要はないの
である。
【0011】第三発明の太陽熱利用システムにおける熱
媒液保持タンクの内部は、仕切板によって上部と下部と
に仕切られている。仕切板の上部においては、集熱器か
ら熱媒液保持タンクへの戻り通路部の端があり、その端
から温められた熱媒液が吐出され、仕切板の下部におい
ては、そこの熱媒液と給湯タンク内の水との間で熱交換
が行われるため、仕切板の上部の熱媒液の温度は下部の
それより高くなる。仕切板はその上部と下部との間の熱
媒液の混合を防止するものであり、仕切板に設けられた
連通路はその上部と下部との間の熱媒液の流通を許容す
るものである。連通路は仕切板の中間部に形成された少
なくとも1個の孔であっても、熱媒液保持タンクの内側
面と仕切板の縁との間に形成された隙間であっても、熱
媒液保持タンクの外部に形成され、上部と下部とを連通
させる管路であってもよい。
【0012】熱媒液保持タンク内の熱媒液は熱交換器に
おける給湯タンクの水との熱交換によって冷やされる。
それでも、往き通路部の端から吸い込まれる熱媒液が、
すべて戻り通路部の端から吐出された熱媒液であれば床
暖房器へ高い温度の熱媒液を循環させることができる
が、往き通路部の端から吸い込まれる熱媒液が、熱媒液
保持タンク内の熱媒液を含む場合には、床暖房器へ供給
される熱媒液の温度が低くなってしまう。そこで、第三
発明においては、熱交換器に利用される熱媒液と集熱器
からの戻り通路部の端付近の熱媒液とを仕切板で仕切る
ことによって、集熱器からの戻り通路部の端がある側の
熱媒液をそうでない側の熱媒液より高温に保つようにし
たのである。これによって、集熱器からの戻り通路部の
端に対向して設けられている床暖房器への往き通路部の
端からは、熱媒液保持タンク内の高温側の熱媒液が吸い
込まれることになる。
【0013】第四発明の太陽熱利用システムにおいて
は、集熱器の集熱状況を検出するための熱媒液温センサ
が、第一循環路と第二循環路とが共有する集熱器からの
流出路に設けられ、かつ、循環ポンプが作動開始指令に
応じて熱媒液を集熱器から熱媒液温センサまで流れさせ
るのに必要な時間より長い設定時間だけ強制的に作動さ
せられる。これによって集熱器において温められた熱媒
液が熱媒液温センサに到達するため、集熱器から離れた
位置で集熱器の集熱状況を検出することができる。
【0014】
【発明の効果】第一発明の太陽熱利用システムによれ
ば、太陽熱で温められた熱媒液を有効に、無駄なく利用
することができる。第二発明の太陽熱利用システムによ
れば、切換弁を設けなくても、集熱器において温められ
た熱媒液を床暖房器に循環させる状態と、熱交換器に循
環させる状態とに切り換えることができる。そのため、
切換弁の使用個数が減り、あるいは切換弁が不要となっ
て、コストダウンを図ることができる。また、集熱器に
おいて温められた熱媒液と床暖房器に循環させられる熱
媒液の量が異なっていても、その過不足分を熱媒液保持
タンクにおいて調節することができる。第三発明の太陽
熱利用システムによれば、集熱器において温められた熱
媒液が床暖房器に優先的に利用される。すなわち、床暖
房器に熱媒液保持タンク内の高温側熱媒液が供給された
め、床暖房を良好に行うことができる。第四発明の太陽
熱利用システムによれば、集熱器の集熱状況を検出する
ための熱媒液温センサを集熱器から離れた位置に設ける
ことが可能となり、保守,点検が容易になるとともに、
熱媒液温センサへの配線が短くなってコスト低減が可能
となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の太陽熱利用システムの一実施
例を図面を用いて詳細に説明する。図1において、10
は集熱器、12は床暖房器、14は給湯タンク、16は
熱媒液保持タンクである。集熱器10は屋根上に配設さ
れており、熱媒液を太陽熱で温めるものである。床暖房
器12は床の下部に配設され、熱媒液によって温められ
る蓄熱床を有するものであり、その温められた蓄熱床が
室内を温める。給湯タンク14は熱交換器18において
熱媒液で温められた湯を蓄えるものであり、その湯は浴
室,洗面所,台所等に供給される。
【0016】熱交換器18は熱媒液保持タンク16の中
間部に設けられており、熱交換管路としての金属管20
を備えている。熱交換器18内の熱媒液は金属管20内
の水を温める。なお、金属管20は単純なつづら折れ状
に図示されているが、実際には、らせん状に多数回巻か
れている。なお、複数に分岐した細管とそれらに固定さ
れた多数のフィンとを有する構造のものとすれば熱交換
を一層効率よく行うことができる。
【0017】熱媒液保持タンク16内の熱交換器18の
上方には仕切板21が設けられている。仕切板21はタ
ンク16の断面と同じ形状の板状部材の周縁の一部が切
欠かれることによって形成されたものであり、その切欠
部が仕切板21の上部の熱媒液と下部の熱媒液とを互い
に連通させる連通路とされている。また、熱媒液保持タ
ンク16の天板と熱媒液の液面との間には空間が設けら
れており、熱媒液が高温となって膨張しても熱媒液保持
タンク16がその熱媒液を収容できるようにされてい
る。
【0018】集熱器10と熱媒液保持タンク16とは管
22,24によって接続されており、管22の途中には
集熱器循環ポンプ26が設けられている。管22の一端
部は熱媒液保持タンク16の下部に接続され、他端は後
述する集熱器10の液路30(図3参照)に接続されて
いる。管24の一端部は液路30に接続され、他端部は
熱媒液保持タンク16に仕切板21より上方において接
続され、図2に示すように開口32を有している。
【0019】床暖房器12と熱媒液保持タンク16とは
架橋ポリエチレン,ポリブテン等の合成樹脂製の管3
4,36によって接続されており、管34の途中には床
暖房器循環ポンプ38が設けられている。管34の一端
部は熱媒液保持タンク16の底板および仕切板21を貫
通して上方に延び、上端部がほぼ直角に曲げられ、図2
に示すように先端部が拡開させられた開口42を有して
いる。他端部は床暖房器12の管44に接続されてい
る。
【0020】前記開口32と開口42とは、開口32の
直径の1.5倍の間隔をあけて互いに対向させられてい
る。集熱器循環ポンプ26および床暖房器循環ポンプ3
8が作動している状態では、集熱器10で温められた熱
媒液が開口32から吐き出され、そのまま開口42から
吸い込まれて管34を経て床暖房器12に循環させられ
る。開口32から吐き出された熱媒液は殆ど熱媒液保持
タンク16内へ拡散することなく、管24と管34とは
実質的に接続されているに等しいこととなるのである。
また、開口42の先端部が拡開させられているため、開
口32から吐き出された熱媒液を漏れ少なく開口42か
ら吸い込むことができる。一方、集熱器循環ポンプ26
が作動状態であり、床暖房器循環ポンプ38が非作動状
態である場合には、開口32から吐き出された熱媒液は
全て熱媒液保持タンク16へ流入する。管24と管34
との接続部に切換弁を設けなくても、床暖房器循環ポン
プ38の作動状態を切り換えることによって、集熱器1
0で温められた熱媒液の循環路を切り換えることができ
るのである。この切り換えを良好に行うための開口3
2,42間の間隔は、管24,34内の熱媒液の流速に
よって変わるが、一般的には、開口32の直径の1/4
〜4倍の範囲が望ましく、1/2〜2倍の範囲が特に望
ましい。
【0021】このように、本実施例においては開口32
から吐き出された熱媒液と開口42から吸い込まれる熱
媒液の量とがほぼ同じであるため、開口32から吐き出
された熱媒液が殆ど全部開口42から吸い込まれるよう
にされているが、後述するように集熱器10に含まれる
集熱箱の数等によって、開口32から吐き出される熱媒
液と開口42から吸い込まれる熱媒液の量とが一致しな
い場合がある。開口32から吐き出される熱媒液の量が
開口42から吸い込まれる熱媒液の量より少ない場合に
は、開口42から開口32から吐き出された熱媒液とと
もに熱媒液保持タンク16内の熱媒液も吸い込まれ、開
口32から吐き出される熱媒液の量が開口42から吸い
込まれる熱媒液の量より多い場合には、開口32から吐
出された熱媒液の一部が熱媒液保持タンク16内に収容
される。このように、開口32と開口42とがタンク1
6内で接続されずに配設されているため、それらの量が
異なっていても不都合が生じることはない。
【0022】前記管36の一端部は管44に接続され、
他端部は熱媒液保持タンク16の下部の仕切板21の下
方に接続されている。
【0023】金属管20の一端部は管46によって給湯
タンク14の下部に接続され、他端部は管47によって
中間部に接続されている。また、管20の途中には熱交
換器循環ポンプ48が取り付けられている。
【0024】以上のように、熱媒液保持タンク16の内
部は仕切板21によって仕切られており、その上部には
開口32,42が配設され、下部には管22,36,熱
交換器18が配設されている。仕切板21には切欠が設
けられているが、上部と下部との間で熱媒液が混じり合
うことが極力防止されているため、仕切板21の上部の
熱媒液は下部の熱媒液より高温に保たれる。したがっ
て、開口42から吸い込まれる量が開口32から吐出さ
れる熱媒液の量より多い場合でも、開口42からは高温
側の熱媒液が吸い込まれることとなり、床暖房器12内
の管44には高温側の熱媒液が供給されることになる。
また、切欠によって、仕切板21の上部と下部との必要
最小限の流通は許容される。
【0025】以下、集熱器10,床暖房器12,給湯タ
ンク14についてそれぞれ説明する。集熱器10は実願
平1─81120の明細書に記載されているため詳細な
説明は省略するが、図3ないし図5に示すように3個の
集熱箱50,52,54を備えている。図4において図
面の上方が屋根の上方である。すなわち、集熱箱54は
集熱箱50の上方に位置しており、集熱箱50と集熱箱
52とは同一高さに隣接して配設されている。
【0026】集熱箱50,52,54は瓦等の屋根材が
不要な屋根一体型とされている。野地板56上に防水シ
ート58,防水板59が敷設され、その上に直接集熱箱
50,52,54が配設されているのである。また、互
いに隣接する集熱箱50,52の間には後述する溝60
が形成され、雨水が集熱箱の下方に入り込まないように
なっている。溝60は支持台62上に形成され、支持台
62は防水シート58を介して屋根の野地板56上に固
定されている。また、防水板59は両側縁が上方に曲げ
られた形状を成しており、その曲げられて成る側板63
と支持台62の側面64とが当接し、支持台62の側面
64が濡れないように保護される。また、これら集熱箱
50,52,54は後述する集熱箱固定脚が溝60に固
定されることによって、屋根上に固定されるようになっ
ている。
【0027】集熱箱50,52,54の構造は互いに同
じものであるため、集熱箱50について説明する。集熱
箱50は、図3に示すように、浅い箱状の本体65、そ
の上部開口を覆うガラス板66,その本体65の底部に
配設された断熱材68,断熱材68の上に配設され、液
路30を形成する受熱体70等を備えている。液路30
は互いに連通させられており、その両端部は集熱箱50
の上側板の右端部および下側板の左端部からそれぞれ突
出させられ、接続部72,74とされている。
【0028】集熱箱50の右側板76,左側板77の上
縁は水平方向に曲げられた後下方に曲げられ、断面形状
がL字形のフランジ79,80とされている。このフラ
ンジ79,80の上面には前述のガラス板66が載せら
れており、ガラス押さえ82により固定されている。液
路30には熱媒液が満たされており、その熱媒液は太陽
の放射熱によって温められる。
【0029】図4に示すように、右側板76のフランジ
79には集熱箱50を固定する固定脚92が2個隔たっ
て取り付けられている。固定脚92はL字形の板状部材
であって、垂直部94と水平部96とを備えており、水
平部96の先端部にはU字形の切欠98が形成されてい
る。同様に左側板77のフランジ80には固定脚100
が2個隔たって取り付けられている。
【0030】固定脚92と固定脚100とは図示するL
の距離,すなわち、固定脚の幅以上の距離だけ互いにず
れた位置に取り付けられている。横方向に隣接する集熱
箱50と集熱箱52とにおいて、固定脚92と固定脚1
02とが干渉しないようにされているのである。
【0031】溝60は、図5に示すように、複数個の溝
部材110,112等が支持台62上に一列に並べら
れ、複数個の取付金具114(図3参照)により支持台
62に固定されることによって形成されている。溝部材
110,112等は断面がコの字形状の長手部材であ
り、屋根の上方に位置する溝部材110の下端部が屋根
の下方に位置する溝部材112の上端部の上に重ねられ
て並べられる。溝60の長さは、溝部材の個数や重ね量
を変更することによって調節することができる。
【0032】取付金具114は、図3に示すように、断
面が概してM字形の部材であり、その底部116が溝部
材110の底部118に当接させられ、下方に延びた両
側板120が支持台62の両側面64に防水板59の側
板63の外方からそれぞれ釘止めされている。底部11
6には固定脚固定ボルト124,隙間カバー固定ボルト
126がそれぞれ上向きに溶接によって固着されてい
る。ボルト124はボルト126より短いものである。
固定脚固定ボルト124に固定脚92の切欠98を係合
させてナット128を螺合することによって、固定脚9
2を取付金具114に固定することができる。前述のよ
うに集熱箱50は固定脚92が溝60に固定され、ま
た、同様に固定脚100が溝129に固定されることに
よって屋根上に固定される。
【0033】ボルト126は隣接する集熱箱50,52
上に掛け渡された隙間カバー130を固定するものであ
る。また、集熱箱が1個だけ配設される場合の集熱箱、
あるいは複数個配設される集熱箱のうち端に位置する集
熱箱では、その集熱箱と瓦等の屋根材との間に隙間カバ
ーが取り付けられる。
【0034】隣接する集熱箱50,52において、集熱
箱50の固定脚92と集熱箱52の固定脚102とを溝
60に固定する際に、もし固定脚62,102が互いに
合致する位置にあれば、これら固定脚92,102を重
ねて固定するか、固定脚92,102を溝60の幅方向
に並べて、異なるボルトでそれぞれ固定するか、いずれ
かの方法によらなければならない。前者の場合には、集
熱箱50,52のいずれか一方において、固定脚の取付
け高さが固定脚の厚み分だけずれてしまい、その集熱箱
が傾いたり、集熱箱の下面と防水シート58との間に隙
間が生じたりする。また、後者の場合には溝60の幅を
広くしなければならない。
【0035】それに対して、本実施例では固定脚92と
固定脚102との取り付け位置が固定脚の幅以上ずれて
いるため、固定脚92,102が干渉することはなく、
これらを重ねて固定したり、溝60の幅を広くしたりす
る必要がない。
【0036】上記溝60の下流側の端部には図5に示す
ように案内板132が固定されている。案内板132は
底板133と側壁134とから成る部材であり、底板1
33の上流側端部が溝部材112の下流側端部の下に挿
入され、側壁134が溝60の長手方向に斜めに対向す
る姿勢で支持台62に固定されている。溝60を流れて
きた雨水は案内板132の側壁134に沿って集熱箱5
2の下方の防水板59上に案内される。
【0037】隣接する支持台62の下端部上にさん13
6が掛け渡されて固定されている。そして、図6に示す
ように、集熱箱52のガラス板66の下側からカバー1
37が下方に延び出させられており、カバー137はそ
の一端がガラス押さえ82によってガラス板66ととも
にフランジ138に固定され、中間の段部においてさん
136に固定されている。また、防水シート58,防水
板59はその下端部が瓦135の上に載せられている。
【0038】上下方向に隣接する集熱箱50と集熱箱5
4とにおいて、集熱箱50の接続部72と集熱箱54の
接続部140とが可撓管(銅管でも可)142によって
接続されている。また、接続部74は管22に接続され
集熱箱50を熱媒液保持タンク14に連通させている。
【0039】上下方向に隣接する集熱箱50,54を直
管で接続する場合には、両集熱箱50,54の流路30
の接続部同士が同軸に対向することと、集熱箱内の熱媒
液の流路長を最長にするために1個の集熱箱における2
個の接続部が対角線上に位置していることとの2つの要
件を満たすようにしなければならない。そのため、下部
左端と上部右端とに接続部を設けた集熱箱と、下部右端
と上部左端とに接続部を設けた集熱箱とをそれぞれ製作
し、上下方向に互いに異なる集熱箱同士が隣接するよう
に配設して、同軸に対向する接続部同士を直管で接続す
るか、あるいは、液路30の接続部を1個の集熱箱の上
部の左右両端と下部の左右両端との合計4ヵ所に設け、
同軸に対向する接続部同士を直管で接続し、不用な接続
部をプラグで塞ぐかの方法によらなければならない。
【0040】前者の方法による場合は、2種類の集熱箱
を製作しなければならず、後者の方法による場合には、
接続作業が煩わしい。また、集熱箱が熱せられて膨張し
たり、振動によって移動させられたりして集熱箱間の距
離が変化すると、接続が外れてしまうことがある。
【0041】それに対して、本実施例のように集熱箱5
0,54を可撓管142で接続すれば、同軸の接続部同
士を接続する必要がないため、2種類の集熱箱を製作し
たり、接続部を4個設けたりする必要がなく、1個ずつ
の接続部がそれぞれ対角位置に設けられた1種類の集熱
箱を製作すればよい。また、集熱箱の膨張,振動等によ
って集熱箱間の距離が変化してもこれらを接続する管が
外れることが回避される。
【0042】また、集熱器10の集熱状況を検出するた
めの熱媒液温センサ144が熱媒液保持タンク16内の
集熱器10からの管24の開口32の近傍に取り付けら
れている。熱媒液温センサ144で検出された温度が高
い場合には集熱器10で温められた熱媒液の温度が高く
集熱状況が良好であり、その熱媒液が床暖房器12や熱
交換器18に使用し得る状態であることを示している。
この、熱媒液温センサ144で検出された温度は制御装
置146に供給される。
【0043】熱媒液温センサ144は、上述のように集
熱器10から離れた位置に取り付けられているため、集
熱器循環ポンプ26が非作動状態の場合には集熱器10
の集熱状況を検出することができない。そのため、集熱
器循環ポンプ26が非作動状態の間は、一定時間(例え
ば15分)毎に集熱器循環ポンプ26のスイッチがON
状態にされて集熱器循環ポンプ26が設定時間作動させ
られるようになっている。この設定時間は、集熱器循環
ポンプ26が熱媒液を集熱器10から熱媒液保持タンク
16まで流れさせるのに必要な時間の2倍程度とされて
おり、制御装置146に内蔵のタイマによって計測され
る。集熱器循環ポンプ26が設定時間作動させられる
と、集熱器10によって温められた熱媒液が熱媒液温セ
ンサ144に到達するとともに途中の管24も温めら
れ、熱媒温センサ144によって集熱器10内の熱媒液
の温度を検出することができるのである。上記設定時間
の間は床下温センサ156の検出も行われ、集熱器10
と床暖房器12との間で熱媒液を循環させるべきか否か
の判定が行われる。作動開始指令信号を発するためのス
イッチとタイマとを含むスイッチ回路により強制作動手
段が構成されているのである。
【0044】このように、熱媒液温センサ144を屋根
上の集熱器10自体に取り付けなくても、集熱器10の
集熱状況を検出することができる。そして、熱媒液温セ
ンサ144を地上の熱媒液保持タンク16に取り付ける
ことによって、熱媒液温センサ144の保守,点検を容
易に行うことができるとともに熱媒液温センサ144を
集熱器10に取り付ける場合より工事費も安くなる。さ
らに配線に必要なリード線等を短くすることができるた
めこの点からもコストの低減が可能となる。この効果は
床暖房器12,熱交換器18のいずれか一方のみが設け
られている場合にも適用することができる。
【0045】床暖房器12は、図7に示すように蓄熱床
としてのコンクリート層150と、その内部に配設され
た管44とを備えたものである。床暖房器12は地面の
上に断熱材152が敷設され、その上に配設されてい
る。また、その床暖房器12の上面には床材154が密
着させられている。管44は、コンクリート層150の
下から1/3〜1/4の位置に2重の渦巻き状に配設さ
れている。すなわち、管44は床材154の縁部から中
央部に向かって渦巻き状に配設された後、中央部から縁
部に向かって渦巻き状に配設されているのであり、一端
部が管34に他端部が管36にそれぞれ接続されてい
る。コンクリート層150内における隣接する管44の
ピッチは150〜200mmとされている。この管44
は長いものを用い、コンクリート層150内において接
続部がないようにされている。
【0046】管44はコンクリート層150の下部に埋
設されているため、管44内の熱媒液はコンクリート層
150の上部の多くの部分を暖めることができ、コンク
リート層150は多くの熱を蓄えることができる。ま
た、コンクリート層150の上部を厚くすることによっ
て管44内の熱媒液の温度のピークとコンクリート層1
50の上面の温度のピークとをずらすことができるた
め、昼間の暖かい間にコンクリート層150を温め、夜
間寒くなってから床材154を温めることができる。ま
た、管44が渦巻き状に配設されていることによって、
床材154が均一に温められる。
【0047】コンクリート層150には、床下温センサ
156取り付け用管158が埋設されている。管158
の一端部はコンクリート層150の外側壁に開口させら
れ、他端部はコンクリート層150の中間部の、管44
に近接した位置にある。床下温センサ156は管158
の開口から挿入され、そのセンサ部が管158の他端部
に位置するようにされている。なお、管158は前記一
端部が下方となり、他端部が上方となるように僅かに傾
斜させられており、雨水等が管158内に入り込まない
ようにされている。
【0048】このようにセンサ取り付け用の管158を
埋設し、その内部に床下温センサ156を設置すること
によって、コンクリート層150を壊さなくても、床下
温センサ156を容易に取り外すことができる。また、
管158の他端部を平面視においてコンクリート層の中
央部に配設することによって平均的な床下温度を検出す
ることができる。床下温センサ156によって検出され
た床下温度は制御装置146に供給される。
【0049】床暖房器12と熱媒液保持タンク14とを
接続する管34,36の途中には管160,161によ
ってボイラ162が接続されている。管160と管34
との接続には切換弁163が設けられており、切換弁1
63は制御装置146によって切り換えられ、床暖房器
12を熱媒液保持タンク16に連通させたり、ボイラ1
62に連通させたりする。ボイラ162が作動させられ
ると、切換弁163が切り換えられ、管160と管34
とが接続され、床暖房循環ポンプ38が作動させられる
ようになっている。逆に、ボイラ162が非作動状態に
切り換えられれば、切換弁163が切り換えられ、床暖
房循環ポンプ38が停止させられる。
【0050】コンクリート層150内には、サーモスタ
ット165が設置されている。図8に示すように、サー
モスタット165は電子式のものであり、サーモスタッ
ト制御部166およびセンサ部167を備えている。セ
ンサ部167は温度が上昇すると抵抗値が低下するNT
Cサーミスタから成っており、図9に示すような温度特
性を有するものである。センサ部167はリード線16
8によってサーモスタット制御部166に接続されてお
り、センサ部167からの信号に基づいて床暖房器循環
ポンプ38,ボイラ162の発停を制御する。リード線
168にはセンサ部167と並列に抵抗Rが接続され、
途中にスイッチSが設けられている。
【0051】スイッチSがOFF状態では、センサ部1
67の抵抗値がサーモスタット制御部166により検出
される。しかし、スイッチSがON状態では、抵抗Rと
センサ部167とが並列に接続されるため、サーモスタ
ット制御部166により検出される抵抗値はセンサ部1
67単独の抵抗値より小さくなる。すなわち、図9に示
すように、実際には床下温度がT1で抵抗値はR1であ
るが、抵抗Rが並列に接続されると、全体の抵抗値がR
2になり、その結果、制御部166において、実際の温
度T1より高い温度T2として検出されることになるの
である。本実施例においては、サーモスタット制御部1
66の設定温度は35°C、抵抗Rによる温度差は4°
Cとされている。
【0052】ボイラ162が作動させられると、抵抗R
がリード線168に接続され、サーモスタット制御部1
66が温度を実際より高く検出する。この検出温度が3
5°C(床下温度が31°C)に達すると、ボイラ16
2の作動が停止させられる。ボイラ162の非作動中
は、抵抗Rがリード線168から切断され、床下温度が
サーモスタット制御部166により正しく検出される。
その検出温度が35°Cに達すると、床暖房器循環ポン
プ38へ電流が供給されなくなる。
【0053】ボイラ162が作動している時は、床下温
度は上昇し続け、必要以上にコンクリート層150を加
熱してしまうおそれがあり、エネルギが無駄となるため
設定温度が31°Cとされる。しかし、床暖房器12に
集熱器10において温められた熱媒液が循環させられて
いる場合には、その熱を無駄なく蓄熱床に蓄えた方がよ
いため、設定温度が31°Cより高い値35°Cとされ
る。1個のサーモスタットを用いて設定温度を2段に切
り換えることができるのである。
【0054】給湯タンク14には、図1に示すように、
前述の管20の他に管176,178が接続されてい
る。管176の一端部は給湯タンク14の底部に接続さ
れ、他端部は減圧弁180を経て水道管に接続されてい
る。管176は途中で分岐させられ、止め弁184を経
てボイラ186に連通させられている。減圧弁180は
水道管の水圧を所望の水圧に調節するものであり、止め
弁184が開放状態ではボイラ186に水が供給され
る。また、給湯タンク14の底部には水ぬき弁188が
取り付けられている。
【0055】管178の一端部は給湯タンク14の上端
部に接続され、他端部は止め弁190,192およびボ
イラ186を経て、先端に蛇口194,196が取り付
けられている。管178は途中で分岐させられており、
その分岐させられた管の先端には蛇口198が取り付け
られている。給湯タンク14内の湯が蛇口198を経て
浴槽200に供給されるのである。また、管178には
エア抜き弁202,安全弁204が取り付けられてい
る。給湯タンク14内の湯は止め弁190,192の切
換えによって、蛇口194,196に供給されたり、浴
槽200に供給されたりする。浴槽200は管206に
よってボイラ186に接続させられており、浴槽200
の湯の温度が低い場合には、浴槽200内の湯をボイラ
186に循環させて温めることができる。
【0056】また、給湯タンク14の底部付近には給湯
タンク14内の湯の温度を検出する湯温センサ208が
取り付けられており、湯温センサ208によって検出さ
れた湯温は制御装置146に供給される。
【0057】制御装置146は2個の差温サーモ装置
A,Bやタイマを備えたスイッチ回路を含み、熱媒液温
センサ144,床下温センサ156,湯温センサ208
の信号に基づいて、切換弁163,ポンプ26,38,
48,ボイラ168を制御するものである。切換弁16
3,ポンプ26,38,48はそれらを駆動させる図示
しないモータに接続されており、モータの運転が制御装
置146に制御されることによってそれら切換弁16
3,ポンプ26,38,48の作動が制御されるのであ
る。また、ポンプ26,38,48,熱媒液保持タンク
14,制御装置146等はケース210に収容されてお
り、ケース210には図示しない制御盤が取り付けら
れ、その制御盤にはポンプ26,38,48に接続され
ているモータを直接運転,停止させる手動スイッチ等が
取り付けられている。
【0058】差温サーモ装置Aは熱媒液温センサ144
によって検出された温度を高温側温度とし、床下温セン
サ156によって検出された温度を低温側温度として、
それらの温度差が7度以上の場合であって、かつ、床下
温度が設定値より低い場合には、集熱器循環ポンプ26
と床暖房器循環ポンプ38とを作動させ、温度差が3度
以下の場合あるいは床下温度が設定値より高い場合には
それら両方を非作動状態にさせるようになっている。
【0059】差温サーモ装置Bは差温サーモ装置Aと同
様に、熱媒液温センサ144によって検出された温度と
湯温センサ208によって検出された温度との差が7度
以上の場合には集熱器循環ポンプ26と熱交換器循環ポ
ンプ48とを作動させ、温度差が3度以下の場合にはそ
れらの両方を非作動状態にさせるようになっている。差
温サーモ装置AおよびBはそれぞれ独立に制御を行うも
のである。
【0060】以上のように構成された太陽熱利用システ
ムの作動を説明する。本実施例の太陽熱利用システムに
おいては、集熱器循環ポンプ26が非作動状態である間
は、15分毎に集熱器循環ポンプ26が設定時間作動さ
せられる。この設定時間の間は床暖房循環ポンプ38お
よび熱交換器循環ポンプ48は作動させられず、集熱器
循環ポンプ26および差温サーモA,B,床下温センサ
156等が作動させられる。したがって、集熱器10内
の熱媒液が熱媒液温センサ144に到達すると、集熱器
10内の熱媒液の温度が熱媒液温センサ144によって
検出され、制御装置146に取り込まれる。制御装置1
46では、その温度および差温サーモA,Bの状態に基
づいてシステムの作動態様が決定され、ポンプ26,3
8,48の作動が制御される。制御の一例を表1に示
す。
【0061】
【表1】
【0062】差温サーモ装置AおよびBがONで床下温
度が低い場合には、集熱器循環ポンプ26,床暖房器循
環ポンプ38および熱交換器循環ポンプ48が作動させ
られる。集熱器10において温められた熱媒液は開口3
2から吐き出され、直ちに開口42から管34に吸い込
まれて、床暖房器12に循環させられる。熱媒液はコン
クリート層150を温め、その熱はコンクリート層15
0に蓄えられる。また、管20を循環させられる水は熱
交換器18において熱媒液によって温められ、温められ
た湯が給湯タンク14に蓄えられる。
【0063】開口32から吐き出される熱媒液は殆ど熱
媒液保持タンク16へ拡散することなく開口42から吸
い込まれる。さらに、熱媒液保持タンク16の内部が仕
切板21によって仕切られ、その上部に開口32と開口
42とがあり、下部に熱交換器18があるため、上部の
熱媒液は下部の熱媒液より温度が高くなる。そのため、
温められた熱媒液が床暖房器12に優先的に利用され
る。
【0064】給湯タンク14に蓄えられた湯の温度が十
分でない場合には、その湯がボイラ186で温められて
から蛇口194,196に供給される。また、浴槽20
0の湯温が低い場合には、その湯が管206を経てボイ
ラ186で温められる。たとえ給湯タンク14内に蓄え
られた湯の温度が十分高くなくても、熱交換器18にお
いて水を温めることによって、ボイラ186で使用され
る燃料を減らすことができ、省エネルギを図ることがで
きる。また、コンクーリト層150にはサーモスタット
165が設けられているため、床下温度が35°Cに達
すると床暖房循環ポンプ38が非作動状態にされ、以後
は集熱器10により温められた熱媒液が専ら給湯タンク
14の水を温めるのに使用される。
【0065】差温サーモ装置Aおよび差温サーモ装置B
がONで床下温度が高い場合には、床暖房循環ポンプ2
6が非作動状態にされる。集熱器循環ポンプ26の作動
により、集熱器10で温められた熱媒液が熱媒液保持タ
ンク16に戻され、仕切板21の切欠を経て、熱交換器
18に供給される。熱交換器循環ポンプ48の作動によ
り、給湯タンク14内の水は金属管20内を循環させら
れ、熱交換器18において熱媒液によって温められ、温
められた湯が給湯タンク14に戻される。仕切板21の
下部はその上部より熱媒液の温度は低いが、床暖房器循
環ポンプ38の非作動状態ではその温度差は小さく、給
湯タンク14の水が十分温められる。夏季等には熱媒液
によって温められた湯の温度が十分に高くなり、ボイラ
186を作動させる必要がない場合もある。
【0066】差温サーモ装置AのみがONの場合には集
熱器循環ポンプ26と床暖房器循環ポンプ38とが作動
させられ、集熱器10において温められた熱媒液は床暖
房器12のみに循環させられる。
【0067】差温サーモ装置BのみがONの場合には集
熱器循環ポンプ26と熱交換器循環ポンプ48とが作動
させられる。前述の差温サーモA,BがONで床下温度
が高い場合と同様に、集熱器10で温められた熱媒液は
熱媒液保持タンク16内に吐き出され、仕切板21を経
て熱交換器18に供給され、そこで金属管20内の水が
温められる。
【0068】差温サーモ装置AおよびBがOFFで床下
温度が高い場合には、ポンプ26,38,48はすべて
非作動状態にされる。集熱器10,床暖房器12,給湯
タンク14の温度差が小さい場合にはポンプを作動させ
ても無駄であるからであり、15分毎に集熱器循環ポン
プ26が設定時間ずつ作動させられても、その設定時間
の間に差温サーモA,BのいずれかがONにならなけれ
ば、太陽熱利用システムは非運転状態に戻る。
【0069】上記のように差温サーモ装置A,BがOF
Fの場合でも、極寒期等、床暖房が必要である場合に
は、使用者がタイマを設定しておけば、深夜、ボイラ1
62が自動的に作動させられるとともに切換弁163が
切り換えられて管34が管160を経てボイラ162に
連通させられる。床暖房器循環ポンプ38が作動させら
れると、ボイラ162内の熱媒液が管160,34を経
て床暖房器12に循環させられ、蓄熱床を温め、起床時
には部屋が暖房されている。
【0070】コンクリート層150にはサーモスタット
165が設けられているため、床下温度が31°Cに達
するとボイラ162の作動が停止させられる。また、夜
が明けて集熱器10による集熱が可能になると予測され
る時間より一定時間前にはタイマの作動によってボイラ
162の運転が自動的に停止させられる。これによって
ボイラ162の運転時間が短縮され、床暖房に太陽熱が
有効に利用される。
【0071】本実施例では前述のように熱媒液温センサ
144が熱媒液保持タンク16内の開口32の近傍に取
り付けられているため、一度、集熱器循環ポンプ26が
非作動状態になると、熱媒液温センサ144が集熱器1
0の集熱状況を検出できなくなってしまい、差温サーモ
装置A,Bにおける高温側の温度が低くなり、各ポンプ
26,38,48の非作動状態が保たれてしまう。その
ため、集熱器循環ポンプ26が非作動状態である間に
は、15分毎に集熱器循環ポンプ26のみが設定時間だ
け作動させられるようにされている。
【0072】また、制御装置146が差温サーモ装置
A,Bを備えることによって制御を的確に無駄なく行う
ことができる。仮に、差温サーモ装置を備えず、各ポン
プ26,38,48を個々に制御する場合には、個々の
ポンプの作動,非作動による8種類の制御があるが、そ
の内には意味のない制御も含まれている。集熱器循環ポ
ンプ26のみが作動させられる場合、熱交換器循環ポン
プ48のみが作動させられる場合等であり、各ポンプを
個々に制御する場合には、これらの場合を禁止としなけ
ればならず、制御回路が複雑になる等の問題が生じるの
である。
【0073】本発明の別の実施例を図10,図11に示
す。上記実施例では、集熱器と床暖房器と熱媒液保持タ
ンクとを環状に接続する循環路に循環ポンプが2個設け
られていたが、以下に示す別の実施例のように方向切換
弁を設けることによって循環ポンプを1個にすることも
可能である。
【0074】図10に示すように、管22と管36との
分岐点に方向切換弁230が設けられている。方向切換
弁230はモータ232に接続されており、モータ23
2は制御装置146によって制御される。
【0075】方向切換弁230が図中の原位置にある場
合には集熱器循環ポンプ26の作動により、集熱器10
によって温められた熱媒液は開口32から熱媒液保持タ
ンク16内へ吐き出される。モータ232によって方向
切換弁230が反時計回りに90度回転させられると、
集熱器10によって温められた熱媒液は床暖房器12に
供給され、床暖房器12を循環した後の熱媒液は管36
を経て集熱器10に還流させられる。このように、方向
切換弁230の切換えによって、集熱器10によって温
められた熱媒液は床暖房器12に送られる状態と、熱交
換器18に送られる状態とに切り換えられる。
【0076】また、図11に示すように、管24と管3
4との分岐点に方向切換弁240が設けられている。方
向切換弁240はモータ242に接続されており、モー
タ242は制御装置146によって制御される。
【0077】方向切換弁240が図中の原位置にある場
合には集熱器循環ポンプ26の作動により、集熱器10
によって温められた熱媒液は開口32から熱媒液保持タ
ンク16内へ吐き出される。モータ242によって、方
向切換弁240が反時計回りに90度回転させられる
と、集熱器10によって温められた熱媒液は管34を経
て床暖房器12に供給され、床暖房器12循環後の熱媒
液は管36を経て熱媒液保持タンク16の下部に戻され
る。このように、方向切換弁240の切換えによって、
集熱器10によって温められた熱媒液は熱交換器18の
みに送られる状態と、床暖房器12と熱交換器18との
両方に送られる状態とに切り換えられる。
【0078】本発明のさらに別の実施例を図12に示
す。上記実施例では、熱交換器18が熱媒液保持タンク
16内に設けられていたのに対して、本実施例では給湯
タンク14内に設けられている。給湯タンク14内に設
けられた熱交換器250は渦巻き状の金属管251を備
えており、その金属管251の一端部は管252に接続
され、管252は熱媒液保持タンク16の底面を貫通し
その先端は仕切板21の下方に位置している。また、金
属管251の他端部は管254を介して熱媒液保持タン
ク16の下部に接続されている。また、管252の途中
には熱交換器循環ポンプ256が設けられている。熱交
換器を給湯タンク14内に設けた場合と、熱媒液保持タ
ンク16内に設けた場合とを比較すると、熱媒液保持タ
ンク16と給湯タンク14とを接続する管内を、前者で
は給湯タンク14内のほぼ常温の水が流れさせられるの
に対して、後者では温められた熱媒液が流れさせられる
こととなるため、後者の方が厳寒期において凍結し難い
という利点がある。熱媒液が不凍液である場合には、こ
の利点が一層顕著になる。
【0079】なお、上記実施例では、開口32から吐出
された熱媒液が確実に開口42から吸い込まれるように
するために開口42の先端部が拡開させられていたが、
管34の直径を管24の直径より大きく(例えば、20
〜30%)しても同様な効果が得られる。勿論、先端部
を拡開させたり、直径を大きくすることは不可欠ではな
い。
【0080】また、上記実施例においては、蓄熱床とし
てのコンクリート層150の上面に接して床材154が
配設されていたが、コンクリート層150の上面と床材
154との間にさんを介在させてもよい。このようにコ
ンクリート層150と床材154との間に隙間を設ける
ことによって、暖房効率は多少低下するものの、コンク
リート層150に直接床材154を配設する場合より、
床材154の感触を柔らかくすることができる。
【0081】また、上記実施例においては、コンクリー
ト層150内に1個の渦巻きが形成されていたが、十分
長い管が得られない場合には、コンクリート層150内
に複数個の渦巻きを形成するようにすることもできる。
【0082】また、上記実施例においては制御装置に差
温サーモ装置を含む電子回路が使用されていたが、マイ
クロコンピュータを使用してもよい。さらに、上記実施
例における集熱器循環ポンプの強制作動開始指令信号
は、タイマによって一定時間毎に発せられたが、使用者
が手動スイッチをON状態に切り換えることによって発
せられるようにしてもよい。
【0083】熱媒液は水,不凍液,その他熱容量の大き
いものであればどのようなものでもよく、また、上記実
施例では熱媒液温センサが熱媒液保持タンク内に取り付
けられていたが、管24の途中に取り付けてもよい。
【0084】さらに、上記実施例では床暖房器において
コンクリート層に管が一段に設置されていたが、2段あ
るいは3段に重ねて設置してもよく、コンクリート層に
金属等を混ぜて熱容量を大きくすることも可能である。
また蓄熱床はコンクリート層に限らず、熱容量の大きい
もの例えば、砂利層等であってもよい。
【0085】その他、いちいち例示することはしない
が、特許請求の範囲を逸脱することなく当業者の知識に
基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である太陽熱利用システムを
示す図である。
【図2】上記実施例における熱媒液保持タンクの一部断
面図である。
【図3】上記実施例における集熱箱の断面図である。
【図4】上記実施例における集熱器の平面図である。
【図5】上記実施例における集熱器の溝の一部を示す斜
視図である。
【図6】上記実施例における集熱器の一部断面図であ
る。
【図7】上記実施例における床暖房器の断面図である。
【図8】上記実施例のサーモスタットを示す回路図であ
る。
【図9】上記実施例のセンサ部の温度特性を示す図であ
る。
【図10】本発明の別の実施例の太陽熱利用システムの
一部を示す図である。
【図11】本発明のさらに別の実施例の太陽熱利用シス
テムの一部を示す図である。
【図12】本発明のさらに別の実施例の太陽熱利用シス
テムの一部を示す図である。
【符号の説明】
10 集熱器 12 床暖房器 14 給湯タンク 16 熱媒液保持タンク 18 熱交換器 20 管 22 管 24 管 26 集熱器循環ポンプ 32 開口 34 管 36 管 38 床暖房器循環ポンプ 42 開口 48 熱交換器循環ポンプ 144 熱媒液温センサ 146 制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外に配設され、熱媒液を太陽熱で温め
    る集熱器と、 床の下部に配設され、前記熱媒液によって温められる蓄
    熱床を有する床暖房器と、 前記熱媒液の熱を水に伝達する熱交換器によって温めら
    れた湯を蓄える給湯タンクと、 前記集熱器と前記床暖房器とを直列に含む第一循環路に
    おいて前記熱媒液を循環させる第一循環手段と、 前記集熱器と前記熱交換器とを直列に含み、前記床暖房
    器を含まない第二循環路において前記熱媒液を循環させ
    る第二循環手段と、 前記第一循環手段のみが作動する第一状態と前記第二循
    環手段のみが作動する第二状態との少なくとも2状態を
    含む複数の状態に切換可能な循環制御手段とを含むこと
    を特徴とする太陽熱利用システム。
  2. 【請求項2】 当該太陽熱利用システムが、前記熱媒液
    を保持する熱媒液保持タンクを含み、かつ、前記第一循
    環手段が、その熱媒液保持タンクと前記集熱器と前記床
    暖房器とを環状に接続する前記第一循環路と、その第一
    循環路に設けられた少なくとも1つの循環ポンプとを含
    むとともに、その第一循環路の前記集熱器から前記熱媒
    液保持タンクへの戻り通路部の端と前記熱媒液保持タン
    クから前記床暖房器への往き通路部の端とが前記熱媒液
    保持タンク内で互いに対向していることを特徴とする請
    求項1記載の太陽熱利用システム。
  3. 【請求項3】 前記熱媒液保持タンクに、そのタンク内
    部を上部と下部とに仕切る仕切板が設けられるととも
    に、それら上部と下部とを互いに連通させる連通路が設
    けられ、前記戻り通路部の端と前記往き通路部の端とが
    前記上部内において互いに対向させられる一方、前記熱
    交換器が前記下部内の熱媒液と前記給湯タンク内の水と
    の間の熱交換を行うものとされた請求項2記載の太陽熱
    利用システム。
  4. 【請求項4】 前記第一循環路と前記第二循環路とが前
    記集熱器からの流出路の一部を共有し、その共有部にお
    いて熱媒液を流れさせる少なくとも1つの循環ポンプが
    前記第一循環路と前記第二循環路との少なくとも一方の
    循環路の途中に設けられ、その共有部の途中に熱媒液の
    温度を検出する熱媒液温センサが設けられ、かつ、当該
    太陽熱利用システムに、作動開始指令に応じて前記循環
    ポンプをその循環ポンプが前記熱媒液を前記集熱器から
    前記熱媒液温センサまで流れさせるのに必要な時間より
    長い設定時間だけ強制的に作動させる強制作動手段が設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の太陽熱利
    用システム。
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