JPH0642796A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH0642796A JPH0642796A JP4198331A JP19833192A JPH0642796A JP H0642796 A JPH0642796 A JP H0642796A JP 4198331 A JP4198331 A JP 4198331A JP 19833192 A JP19833192 A JP 19833192A JP H0642796 A JPH0642796 A JP H0642796A
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- Japan
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- air
- heat exchangers
- refrigerant
- indoor heat
- indoor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】各吹出口から吹出される熱交換空気の温度を必
要に応じて、容易に調節できるようにして、空調快適性
の向上と、消費電力のロスを抑制できる空気調和機を提
供する。 【構成】複数の室内側熱交換器6,8を並列に接続した
冷凍サイクルを構成するとともに、各室内側熱交換器
6,8を単体の筐体14内に仕切板15を介して収容
し、それぞれに対向して室内送風機11,12を配設
し、かつ互いに異なる方向に向けられた吹出口16a,
16bを備え、各室内側熱交換器の冷媒導入側と冷媒導
出側のそれぞれに冷媒通過量を制御する機械式制御弁7
aと7b,9aと9bを設け、これら制御弁を同時に開
閉量調節してそれぞれの室内側熱交換器と熱交換する被
空調室空気の温度を調節する制御回路10を備えた。
要に応じて、容易に調節できるようにして、空調快適性
の向上と、消費電力のロスを抑制できる空気調和機を提
供する。 【構成】複数の室内側熱交換器6,8を並列に接続した
冷凍サイクルを構成するとともに、各室内側熱交換器
6,8を単体の筐体14内に仕切板15を介して収容
し、それぞれに対向して室内送風機11,12を配設
し、かつ互いに異なる方向に向けられた吹出口16a,
16bを備え、各室内側熱交換器の冷媒導入側と冷媒導
出側のそれぞれに冷媒通過量を制御する機械式制御弁7
aと7b,9aと9bを設け、これら制御弁を同時に開
閉量調節してそれぞれの室内側熱交換器と熱交換する被
空調室空気の温度を調節する制御回路10を備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば天井吊形とし
て用いられ、1つの筐体に複数の室内側熱交換器を備え
て、異なる方向に熱交換空気を吹出すようにした空気調
和機に係り、特にそれぞれの室内側熱交換器に対する温
度制御手段に関する。
て用いられ、1つの筐体に複数の室内側熱交換器を備え
て、異なる方向に熱交換空気を吹出すようにした空気調
和機に係り、特にそれぞれの室内側熱交換器に対する温
度制御手段に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的、被空調室面積が広く、大きな空
調空間を対象にした場合には、たとえば天井吊形の空気
調和機が多用される。
調空間を対象にした場合には、たとえば天井吊形の空気
調和機が多用される。
【0003】この種の空気調和機は、複数の室内側熱交
換器を並列に接続した冷凍サイクルを構成するととも
に、上記各室内側熱交換器は天井に配置される単体の筐
体内に仕切板を介して収容される。
換器を並列に接続した冷凍サイクルを構成するととも
に、上記各室内側熱交換器は天井に配置される単体の筐
体内に仕切板を介して収容される。
【0004】上記筐体内の、それぞれの室内側熱交換器
には、室内送風機が対向して配設され、かつ天井に沿う
筐体面には互いに異なる方向に向けられた一対の吹出口
が設けられる。
には、室内送風機が対向して配設され、かつ天井に沿う
筐体面には互いに異なる方向に向けられた一対の吹出口
が設けられる。
【0005】それぞれの吹出口は、上記仕切板に仕切ら
れた両側に位置し、したがって、室内送風機の作用によ
り室内側熱交換器に導かれ、冷凍サイクル運転によって
室内側熱交換器と熱交換した空気が、それぞれの吹出口
から被空調室の異なる方向に吹出されることとなる。
れた両側に位置し、したがって、室内送風機の作用によ
り室内側熱交換器に導かれ、冷凍サイクル運転によって
室内側熱交換器と熱交換した空気が、それぞれの吹出口
から被空調室の異なる方向に吹出されることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
タイプの空気調和機は、上述したように、被空調室面積
が比較的広い所に用いられるので、各室内側熱交換器に
おいて、常に平均した空調能力が要求されるわけではな
い。
タイプの空気調和機は、上述したように、被空調室面積
が比較的広い所に用いられるので、各室内側熱交換器に
おいて、常に平均した空調能力が要求されるわけではな
い。
【0007】たとえば、一方の吹出口の吹出方向と対向
する部位にのみ人がおり、もしくは人が集中し、他方の
吹出口の吹出方向と対向する部位には人がいない、もし
くは極く小人数しかいない場合がある。この状態では、
人の多い方向側の室内側熱交換器の熱容量が不足し、逆
の方向の室内側熱交換器はほとんど無駄な能力を費やし
ていることとなる。
する部位にのみ人がおり、もしくは人が集中し、他方の
吹出口の吹出方向と対向する部位には人がいない、もし
くは極く小人数しかいない場合がある。この状態では、
人の多い方向側の室内側熱交換器の熱容量が不足し、逆
の方向の室内側熱交換器はほとんど無駄な能力を費やし
ていることとなる。
【0008】従来の冷凍サイクルでは、各室内側熱交換
器に導かれる冷媒の流量を、各室内側熱交換器単位で制
御するようになっておらず、また、それぞれの熱交換器
に対向して備えられる上記室内送風機も同様である。
器に導かれる冷媒の流量を、各室内側熱交換器単位で制
御するようになっておらず、また、それぞれの熱交換器
に対向して備えられる上記室内送風機も同様である。
【0009】そのため、互いの吹出口の吹出対象範囲
は、常に同一温度の制御となってしまい、いわゆるキメ
の細かい空調調節ができないので、消費電力のロスに繋
がる不具合を有している。
は、常に同一温度の制御となってしまい、いわゆるキメ
の細かい空調調節ができないので、消費電力のロスに繋
がる不具合を有している。
【0010】本発明は、このような事情によりなされた
ものであり、その目的とするところは、各吹出口から吹
出される熱交換空気の温度を必要に応じて、容易に調節
できるようにして、空調快適性の向上と、消費電力のロ
スを可能な限り抑制できるようにした空気調和機を提供
することにある。
ものであり、その目的とするところは、各吹出口から吹
出される熱交換空気の温度を必要に応じて、容易に調節
できるようにして、空調快適性の向上と、消費電力のロ
スを可能な限り抑制できるようにした空気調和機を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、
本発明は、
【0012】複数の室内側熱交換器を並列に接続した冷
凍サイクルを構成するとともに、各室内側熱交換器を単
体の筐体内に仕切板を介して収容し、それぞれに対向し
て室内送風機を配設し、かつ互いに異なる方向に向けら
れた吹出口を備えた空気調和機において、上記冷凍サイ
クルにおける各室内側熱交換器の冷媒導入側と冷媒導出
側のそれぞれに冷媒通過量を制御する制御弁を設け、
凍サイクルを構成するとともに、各室内側熱交換器を単
体の筐体内に仕切板を介して収容し、それぞれに対向し
て室内送風機を配設し、かつ互いに異なる方向に向けら
れた吹出口を備えた空気調和機において、上記冷凍サイ
クルにおける各室内側熱交換器の冷媒導入側と冷媒導出
側のそれぞれに冷媒通過量を制御する制御弁を設け、
【0013】各系統の両制御弁を同時に開閉量調節し
て、それぞれの室内側熱交換器と熱交換して得られる熱
交換空気の温度を調節する手段を備えたことを特徴とす
る空気調和機である。
て、それぞれの室内側熱交換器と熱交換して得られる熱
交換空気の温度を調節する手段を備えたことを特徴とす
る空気調和機である。
【0014】
【作用】上述のような構成を採用することにより、各系
統の制御弁を同時に開閉量調節して、各室内側熱交換器
と熱交換して吹出口から吹出される熱交換空気の温度を
調節できる。したがって、必要な空調対象範囲のみの空
調が可能となり、いわゆるキメの細かい空調運転が得ら
れる。
統の制御弁を同時に開閉量調節して、各室内側熱交換器
と熱交換して吹出口から吹出される熱交換空気の温度を
調節できる。したがって、必要な空調対象範囲のみの空
調が可能となり、いわゆるキメの細かい空調運転が得ら
れる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。図1は、空気調和機の冷凍サイクルを示す。
説明する。図1は、空気調和機の冷凍サイクルを示す。
【0016】図中1は圧縮機であり、この圧縮冷媒吐出
部1aに、四方弁2、室内側並列回路3、減圧装置であ
るキャピラリチューブ4、室外側熱交換器5、さらに室
外側熱交換器5から上記圧縮機1の冷媒吸込部1bに、
順次ヒ−トポンプ式の冷凍サイクルを構成するよう冷媒
管Pを介して連通されてなる。
部1aに、四方弁2、室内側並列回路3、減圧装置であ
るキャピラリチューブ4、室外側熱交換器5、さらに室
外側熱交換器5から上記圧縮機1の冷媒吸込部1bに、
順次ヒ−トポンプ式の冷凍サイクルを構成するよう冷媒
管Pを介して連通されてなる。
【0017】上記室内側並列回路3は、ここでは冷媒管
が2本に分岐され、かつ互いに並列に接続される。そし
て、一方の分岐冷媒管Paに、第1の室内側熱交換器6
が設けられるとともに、この両側に機械式制御弁7a,
7bが設けられる。他方の分岐冷媒管Pbには、第2の
室内側熱交換器8が設けられるとともに、この両側に機
械式制御弁9a,9bが設けられる。
が2本に分岐され、かつ互いに並列に接続される。そし
て、一方の分岐冷媒管Paに、第1の室内側熱交換器6
が設けられるとともに、この両側に機械式制御弁7a,
7bが設けられる。他方の分岐冷媒管Pbには、第2の
室内側熱交換器8が設けられるとともに、この両側に機
械式制御弁9a,9bが設けられる。
【0018】各機械式制御弁7a,7b,9a,9b
は、冷媒の流通量を制御するようになっていて、各分岐
系統における機械式制御弁7aと7b,9aと9bは、
互いに電気的に接続されるとともに、それぞれはマイコ
ンなどからなる制御回路10に電気的に接続される。
は、冷媒の流通量を制御するようになっていて、各分岐
系統における機械式制御弁7aと7b,9aと9bは、
互いに電気的に接続されるとともに、それぞれはマイコ
ンなどからなる制御回路10に電気的に接続される。
【0019】各分岐系統における制御弁7aと7b,9
aと9bは、制御回路10からの制御信号を受けて、常
に互いに同時に、同量の開閉量制御がされるようになっ
ている。
aと9bは、制御回路10からの制御信号を受けて、常
に互いに同時に、同量の開閉量制御がされるようになっ
ている。
【0020】一方、各室内側熱交換器6,8に対向し
て、それぞれ室内送風機11,12が配置され、かつ室
外側熱交換器5に対向して室外送風機13が配置され
る。各送風機11,12,13は、ここでは図示しない
が、上記制御回路10に電気的に接続されていて、駆動
制御されるようになっている。図4に示すように、空気
調和機の室内ユニットYが構成される。
て、それぞれ室内送風機11,12が配置され、かつ室
外側熱交換器5に対向して室外送風機13が配置され
る。各送風機11,12,13は、ここでは図示しない
が、上記制御回路10に電気的に接続されていて、駆動
制御されるようになっている。図4に示すように、空気
調和機の室内ユニットYが構成される。
【0021】すなわち、被空調室Rの天井面に、ユニッ
ト本体である筐体14が嵌め込まれる。上記筐体14内
は仕切板15によって2室に仕切られ、それぞれの空間
室a,bに、上記室内側並列回路3を構成する先に説明
した第1,第2の室内側熱交換器6,8と、それぞれに
対向する室内送風機11,12が配設される。
ト本体である筐体14が嵌め込まれる。上記筐体14内
は仕切板15によって2室に仕切られ、それぞれの空間
室a,bに、上記室内側並列回路3を構成する先に説明
した第1,第2の室内側熱交換器6,8と、それぞれに
対向する室内送風機11,12が配設される。
【0022】さらに、筐体14の天井面に沿う面には、
それぞれの空間室a,bに連通する吹出口16a,16
bおよび吸込口17が設けられる。特に、各吹出口16
a,16bには、図示しない風向案内板が設けられてい
て、ここから吹き出される熱交換空気のある程度の風向
調節を可能としているが、基本的には、被空調室R内を
略2分して吹出すように、互いに異なる方向に向けられ
る。
それぞれの空間室a,bに連通する吹出口16a,16
bおよび吸込口17が設けられる。特に、各吹出口16
a,16bには、図示しない風向案内板が設けられてい
て、ここから吹き出される熱交換空気のある程度の風向
調節を可能としているが、基本的には、被空調室R内を
略2分して吹出すように、互いに異なる方向に向けられ
る。
【0023】上記筐体14にはまた、先に説明した制御
回路(同図では図示しない)を備えていて、被空調室R
にいる人Mが操作するリモートコントロール式の操作器
(以下、リモコン、と省略する)18からの発振電波を
受けて、指示された制御をなす。
回路(同図では図示しない)を備えていて、被空調室R
にいる人Mが操作するリモートコントロール式の操作器
(以下、リモコン、と省略する)18からの発振電波を
受けて、指示された制御をなす。
【0024】上記リモコン18は、図2に示すように、
電源スイッチ20と、一対のスペース設定スイッチA2
1,B22と、室温設定スイッチ23と、表示部24
と、および図示しない運転切換設定スイッチ、送風量調
節スイッチ、電源ランプなどを備える。
電源スイッチ20と、一対のスペース設定スイッチA2
1,B22と、室温設定スイッチ23と、表示部24
と、および図示しない運転切換設定スイッチ、送風量調
節スイッチ、電源ランプなどを備える。
【0025】しかして、冷凍サイクル運転を開始するこ
とにより、冷房運転を指示した場合には、圧縮機1−四
方弁2−室外側熱交換器5−キャピラリチューブ4−室
内側並列回路3−四方弁2−圧縮機1の順に冷媒が導か
れ、各室内側熱交換器6,8で冷媒が蒸発し、室内送風
機11,12の駆動によって導かれる被空調室空気と熱
交換する。ここで得られた冷気は、各吹出口16a,1
6bから吹出され、被空調室Rの冷房作用をなす。
とにより、冷房運転を指示した場合には、圧縮機1−四
方弁2−室外側熱交換器5−キャピラリチューブ4−室
内側並列回路3−四方弁2−圧縮機1の順に冷媒が導か
れ、各室内側熱交換器6,8で冷媒が蒸発し、室内送風
機11,12の駆動によって導かれる被空調室空気と熱
交換する。ここで得られた冷気は、各吹出口16a,1
6bから吹出され、被空調室Rの冷房作用をなす。
【0026】暖房運転を指示した場合には、圧縮機1−
四方弁2−室内側並列回路3−キャピラリチューブ4−
室外側熱交換器5−四方弁2−圧縮機1の順に冷媒が導
かれ、各室内側熱交換器6,8で冷媒が凝縮し、室内送
風機11,12の駆動によって導かれる被空調室空気と
熱交換する。ここで得られた暖気は、各吹出口16a,
16bから吹出され、被空調室Rの暖房作用をなす。
四方弁2−室内側並列回路3−キャピラリチューブ4−
室外側熱交換器5−四方弁2−圧縮機1の順に冷媒が導
かれ、各室内側熱交換器6,8で冷媒が凝縮し、室内送
風機11,12の駆動によって導かれる被空調室空気と
熱交換する。ここで得られた暖気は、各吹出口16a,
16bから吹出され、被空調室Rの暖房作用をなす。
【0027】また、冷房,暖房のいずれの運転において
も、被空調室R内の一方部位に集中した空調作用を必要
とするときは、リモコン18に対して、その部位に向く
空調スペースの設定をなす。
も、被空調室R内の一方部位に集中した空調作用を必要
とするときは、リモコン18に対して、その部位に向く
空調スペースの設定をなす。
【0028】たとえば図4に示すように、吹出口16a
に略対向する部位に人Mがおり、あるいは多人数の人が
おり、吹出口16bに略対向する部位に人がいない、あ
るいはほとんどいない場合には、吹出口16aから吹出
される熱交換空気量を大とし、吹出口16bから吹出さ
れる熱交換空気量を、極端な温度変化を抑制できる必要
最低量に調節する。
に略対向する部位に人Mがおり、あるいは多人数の人が
おり、吹出口16bに略対向する部位に人がいない、あ
るいはほとんどいない場合には、吹出口16aから吹出
される熱交換空気量を大とし、吹出口16bから吹出さ
れる熱交換空気量を、極端な温度変化を抑制できる必要
最低量に調節する。
【0029】この場合には、リモコン18のスペース設
定釦A21を押す。この信号を制御回路10が受けて、
空間室a側に配置される室内側熱交換器6側の分岐系統
の両機械式制御弁7a,7bを、設定温度に対応する範
囲で最大量開放させ、他方の熱交換器8側の分岐系統の
両機械式制御弁9a,9bを最小量に閉成する。
定釦A21を押す。この信号を制御回路10が受けて、
空間室a側に配置される室内側熱交換器6側の分岐系統
の両機械式制御弁7a,7bを、設定温度に対応する範
囲で最大量開放させ、他方の熱交換器8側の分岐系統の
両機械式制御弁9a,9bを最小量に閉成する。
【0030】このような、各制御弁7a,7b,9a,
9bに対する開度設定により、室内側熱交換器6,8を
通過する冷媒量が調節され、したがってここに導かれる
熱交換空気に対する熱交換量が相違する。
9bに対する開度設定により、室内側熱交換器6,8を
通過する冷媒量が調節され、したがってここに導かれる
熱交換空気に対する熱交換量が相違する。
【0031】冷房運転の場合には、吹出口16aから多
量の冷気が吹出されて、人Mのいる部位に対する集中的
な冷房作用をなす一方、吹出口16bからはわずかの量
の冷気しか吹出されないから、この吹出し方向に対し
て、極く最小限の冷房作用が行われる。
量の冷気が吹出されて、人Mのいる部位に対する集中的
な冷房作用をなす一方、吹出口16bからはわずかの量
の冷気しか吹出されないから、この吹出し方向に対し
て、極く最小限の冷房作用が行われる。
【0032】また、上述の状態から、リモコン18に設
けられた室温検知子(図示しない)が設定温度以下を検
知すると、制御回路10は、閉成側の機械式制御弁9
a,9bを徐々に開放し、逆に開放側の機械式制御弁7
a,7bを徐々に閉成する。
けられた室温検知子(図示しない)が設定温度以下を検
知すると、制御回路10は、閉成側の機械式制御弁9
a,9bを徐々に開放し、逆に開放側の機械式制御弁7
a,7bを徐々に閉成する。
【0033】その結果、各室内側熱交換器6,8と熱交
換して得られる熱交換空気の温度が平均化し、被空調室
Rが全体的に安定した温度に制御される。このような制
御は、冷房運転ばかりでなく、暖房運転時においても、
いずれかのスペース設定釦A21,B22が押された後
は必ず行われることとなる。
換して得られる熱交換空気の温度が平均化し、被空調室
Rが全体的に安定した温度に制御される。このような制
御は、冷房運転ばかりでなく、暖房運転時においても、
いずれかのスペース設定釦A21,B22が押された後
は必ず行われることとなる。
【0034】上記リモコン18のいずれのスペース設定
釦A21,B22も押さない場合には通常の制御とな
り、かつ初期状態時の各制御弁7a,7b,9a,9b
開度は全て50:50となる。
釦A21,B22も押さない場合には通常の制御とな
り、かつ初期状態時の各制御弁7a,7b,9a,9b
開度は全て50:50となる。
【0035】なお、上記実施例においては、制御弁とし
て、機械式のものを適用して説明したが、これに限定さ
れない。たとえば図4に示すように、基本的に同一の冷
凍サイクル構成において、各分岐系統における室内側熱
交換器6,8の両側に電子制御弁27a,27b,29
a,29bを備えるようにしてもよい。(他の構成部品
は、上記実施例で説明したものと全く同一であるので、
同番号を付して新たな説明は省略する)
て、機械式のものを適用して説明したが、これに限定さ
れない。たとえば図4に示すように、基本的に同一の冷
凍サイクル構成において、各分岐系統における室内側熱
交換器6,8の両側に電子制御弁27a,27b,29
a,29bを備えるようにしてもよい。(他の構成部品
は、上記実施例で説明したものと全く同一であるので、
同番号を付して新たな説明は省略する)
【0036】この場合においても、各分岐系統における
電子制御弁27aと27b,29aと29bは、互いに
電気的に接続されるとともに、それぞれは上記制御回路
10に電気的に接続される。すなわち、各分岐系統にお
ける電子制御弁27aと27b,29aと29bは、上
記実施例と全く同様に、制御回路10からの制御信号を
受けて、常に互いに同時に、同量の開閉制御をなす。ま
た、上記室温検知子は、リモコン18に設けられたもの
で説明したが、これに限定されることはなく、上記各吹
出口16a,16bに設けてもよい。
電子制御弁27aと27b,29aと29bは、互いに
電気的に接続されるとともに、それぞれは上記制御回路
10に電気的に接続される。すなわち、各分岐系統にお
ける電子制御弁27aと27b,29aと29bは、上
記実施例と全く同様に、制御回路10からの制御信号を
受けて、常に互いに同時に、同量の開閉制御をなす。ま
た、上記室温検知子は、リモコン18に設けられたもの
で説明したが、これに限定されることはなく、上記各吹
出口16a,16bに設けてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
冷凍サイクルにおける各室内側熱交換器の冷媒導入側と
冷媒導出側のそれぞれに冷媒通過量を制御する制御弁を
設け、各室内側熱交換器両側の制御弁を同時に開閉量調
節して、それぞれの熱交換空気温度を調節する手段を備
えたから、各吹出口から吹出される熱交換空気の温度を
必要に応じて、容易に調節できるようになり、空調快適
性の向上と、省電力に役立つなどの効果を奏する。
冷凍サイクルにおける各室内側熱交換器の冷媒導入側と
冷媒導出側のそれぞれに冷媒通過量を制御する制御弁を
設け、各室内側熱交換器両側の制御弁を同時に開閉量調
節して、それぞれの熱交換空気温度を調節する手段を備
えたから、各吹出口から吹出される熱交換空気の温度を
必要に応じて、容易に調節できるようになり、空調快適
性の向上と、省電力に役立つなどの効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示す、空気調和機の冷凍サ
イクル構成図。
イクル構成図。
【図2】同実施例の、リモコンの一部省略した正面図。
【図3】他の実施例の、冷凍サイクル構成図。
【図4】リモコン操作を説明する図。
6,8…室内側熱交換器、14…筐体、15…仕切板、
11,12…室内送風機、16a,16b…吹出口、7
a,7b,9a,9b…機械式制御弁、10…制御回
路、18…リモコン、27a,27b,29a,29b
…電子制御弁。
11,12…室内送風機、16a,16b…吹出口、7
a,7b,9a,9b…機械式制御弁、10…制御回
路、18…リモコン、27a,27b,29a,29b
…電子制御弁。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の室内側熱交換器を並列に接続した冷
凍サイクルを構成するとともに、各室内側熱交換器を単
体の筐体内に仕切板を介して収容し、それぞれに対向し
て室内送風機を配設し、かつ互いに異なる方向に向けら
れた吹出口を備えた空気調和機において、上記冷凍サイ
クルにおける各室内側熱交換器の冷媒導入側と冷媒導出
側のそれぞれに冷媒通過量を制御する制御弁を設け、各
系統の両制御弁を同時に開閉量調節して、それぞれの室
内側熱交換器と熱交換して得られる熱交換空気の温度を
調節する手段を備えたことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4198331A JPH0642796A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4198331A JPH0642796A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642796A true JPH0642796A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16389338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4198331A Pending JPH0642796A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0642796A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2019087353A1 (ja) * | 2017-11-02 | 2020-04-23 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
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1992
- 1992-07-24 JP JP4198331A patent/JPH0642796A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2019087353A1 (ja) * | 2017-11-02 | 2020-04-23 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
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