JPH0642698U - 球形圧縮パッキン内蔵絞り出し容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】従来の絞り出し容器は、後半になってくると両
手で何度も擦り上げる必要があり、多くの中身を残した
まま捨てられている。したがって多くの無駄と不便が有
り、その無駄と不便を同時に解決する。 【構成】筒状の軟体容器の中に球形体又は楕円球形体を
設け、容器の片側を接着プレスすると同時に真空防止の
穴を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

（イ）本案は歯磨きチューブ等の内部の底に有動性を持たせた球形体又は球形 楕円体の圧縮パッキンを設置し、そのチューブの底の外側から、内蔵され ている球形体パッキンの下半分の位置を親指と人差し指の２本で軽く押さ えるだけでパッキンが上部へ移動しチューブの中身をピッタリ隅々まで、 余すことなく簡単に絞り出せる機能を有する物であります。 （ロ）従来、各種の絞り出し容器の中身の使用操作方法として、通常片手又は 両手の指等で繰り返し擦り圧力を加え中身を取り出し、少しでも有効に使 い果たそうと、チューブ（容器）の外側を何度も何度も繰り返し擦り上げ るという大変な不便さと多くの無駄を残し捨てられて居るのが現状です。 （ハ）現在最も機能的と思われる、ラミネート・チューブ使用の容器があるが 確かに使用後も原形を保持する使いやすさを有しているが、ご承知の様に 従来の絞り出し容器の特性から中身のほとんどが柔らかい半練り状であり 便利であるはずの原形を保つという利点によって、その絞り出し口から逆 に空気を吸い込む為、内部の乾燥と後半の使用時に、吸い込まれた空気と 内容物が出口付近で絡まるという支障を来たし、残り少なくなった中身を 出口付近に擦り集める際、容器内部に多くの空間が発生している為中身の 収集が他の容器より反って難しく、これも有効的機能を有していません。 （ニ）以上本案は前記の如き欠点を除去し、中身材料を無駄無く有効に使用す る為に、極限まで無駄を廃しより機能的にせんとするものであります。以 下、本案の仕組みと機能の実施の一例を別紙図面に基ずき詳細に説明致し ます。 （ホ）別紙図面の

【図１】は本案に係わる、球形圧縮パッキン内蔵絞り出し容 器です、ビニール等の軟体性樹脂を用いて、

【図２】のＸ−Ｘ線断面図の 様に製造し、これの容器の内側に滑性加工を施し、又、これも滑性加工さ れた樹脂性の球形体パッキンを、容器内の径に適度な寸法の物を

【図２】 の（２）の様に挿入設置し、その下側を

【図１】の（３）の様に接着プレ スすると同時に、

【図１】の（４）の如く空気穴を残す様に設けます。本 案の球形圧縮パッキン内蔵絞り出し容器の使用方法を説明致しますと、

【 図２】の（イ）の位置を３６０度、どの位置を押しても内蔵されている
球 形体パッキンが、上部に移動し容器内の物質が押し出され抽出口に設けて いるキャップのネジ部分以外は、ほぼ完全に使い果たす事が容易に可能で す。 尚、容器の抽出部分の残された中身の使用には

【図３】の（２）の様に凸 面を設ければこの部分の中身も簡単に使い果たせます。

【図４】は絞り出し容器の中身が浸透通過性の極度に高い物とか、あるい は毒性の高い物の場合に備え、その防止の為に密着範囲を素材に合わせて 増した状態が球形楕円体と成ることを表した図であります、又使用目的と デザインによっては必要な機能と形状を有した物であります、以上本案の 球形圧縮パッキン内蔵絞り出し容器の、図面の説明を終えさせて頂きます 。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本実用新案の斜視図である

【図２】 図１のＸ−Ｘ線断面図である

【図３】 他の形態の側面図である

【図４】 用途別形態の側面図である

【符号の説明】

（１）本体容器 （２）は球形体パッキン （３）
は接着プレス部 （４）は空気穴 （５）凸部加工楕円球形体 （６）
楕円球形体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）滑性度の高い軟体樹脂素材等で製造
   された筒状の絞り出し容器内部の底部に、球形体又は球
   形楕円体等の圧縮パッキンの設置を特徴とした絞り出し
   容器。 （ロ）容器の底方向端部に、球形体を絞り上げる際に発
   生する真空抵抗を無くする為の空気穴を残し、容器内の
   球形体の抜け落ちを防止できるように接着プレスされて
   いることを特徴とした絞り出し容器。