JPH0642598A - 可変オリフィス逆止弁を有する液圧テンショナ - Google Patents

可変オリフィス逆止弁を有する液圧テンショナ

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JPH0642598A
JPH0642598A JP5115855A JP11585593A JPH0642598A JP H0642598 A JPH0642598 A JP H0642598A JP 5115855 A JP5115855 A JP 5115855A JP 11585593 A JP11585593 A JP 11585593A JP H0642598 A JPH0642598 A JP H0642598A
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JP
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chamber
plunger
spring
fluid
check valve
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JP5115855A
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Philip J Mott
フィリップ・ジェイ・モット
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BorgWarner Automotive Transmission and Engine Component Corp
Original Assignee
BorgWarner Automotive Transmission and Engine Component Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体圧が低いとき或いはゼロでもチエーンそ
の他にある程度の張力を与え得る液圧テンショナを得
る。 【構成】 液圧テンショナは、ハウジング24の取り付
け空洞23内に滑り可能に嵌められかつばね26及び流
体により突出方向に偏倚されたプランジャ22を有す
る。流体を取り付け空洞内に流してプランジャを突出さ
せるが空洞から外に流さない可変オリフィス逆止弁1が
配置されている。可変オリフィス逆止弁1はばねコイル
が通常接触している円筒状圧縮ばね2でよい。ばね2
は、一端に上ばねキャップ7を、他端に下ばねリテーナ
4を有している。上ばねキャップ7及び下ばねリテーナ
4はばねのそれぞれの端部にモールドされている。この
ような構造により、上ばねキャップ7及び下ばねリテー
ナ4はばねに確実に固定される。プランジャ22には円
筒状の内側ラチェット20によって機械式非戻り能力が
与えられ、そのラチェットは取り付け空洞23内に配置
されかつプランジャが係合する二つの螺旋開口28を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液圧テンショナに関し、
特に、コイルばね型逆止弁又は可変オリフィス逆止弁及
び二重螺旋内側ラチェットを有する液圧テンショナに関
し、逆止弁及びラチェットのどちらも、チエーン、ベル
ト等のような巻掛け伝動装置に一定の張力を加え或いは
張力を保持するために有用である。コイルばね型逆止弁
は、逆止弁のコイルばねに直接モールドされた(mol
ded)上ばねキャップと下ばねリテーナとを有する。
【0002】
【従来の技術】液圧テンショナのような張力付与装置
は、チエーンが複数のスプロケット間を移動するとき、
伝動チエーン又は他の伝動装置用の制御装置として使用
される。一般に、騒音、滑り又は歯付きベルトの場合に
は歯の非かみ合いを防止するために、チエーンにある程
度の張力を加えてそれを保持することが重要である。こ
のような滑りの阻止は、歯の飛び越しがカム軸のタイミ
ングを数度遅らせ(throw off)、恐らくエン
ジンを不動作にし或いは損傷を発生させるので、内燃エ
ンジンのチエーンで駆動されるカム軸には特に重要であ
る。しかしながら、内燃エンジンが動作する苛酷な環境
において、ベルト張力は、温度の幅広い変化及びチエー
ン及びテンショナを含むエンジンの種々の部品間の直線
膨張係数間の相違により、非常に高いレベルと低いレベ
ルとの間で変化する。更に、長期の使用中のチエーン要
素の摩耗によりチエーンの張力は減少する。したがっ
て、チエーンの張り側の過剰の張力を除去する並びに張
力の緩み側で必要な張力を確保する何らかの手段を設け
ることが必要である。加えて、カム軸及びクランク軸に
よって発生される捩り振動によりベルト張力はかなりひ
どく変化する。この張力の変化によりチエーンは伸びて
しまい、その伸びはベルトの剛さによる。
【0003】巻掛け伝動装置の張力を制御するために使
用された装置の一つの例は、木村その他の米国特許第
4,708,696号に記載されている。木村その他の
米国特許は、チャンバ内に滑り可能に嵌められかつばね
により突出方向に偏倚されたプランジャを有する液圧ボ
ール式逆止弁を示している。伸びるロッドがチエーンの
緩みの度合いにしたがって張力を加える。逆止弁のボー
ルとシートとの間に形成された隙間は流体の自由な流れ
を許容する。それ故、オイルポンプその他のような外部
流体源からの液圧はハウジングに形成された通路を通し
てチャンバ内に流れ、液圧とばね力との組み合わせた作
用によってプランジャを容易に進める。
【0004】一方、プランジャが逆方向に移動しようと
すると、ボールはボールシートとしっかりと接触し、チ
ャンバからの流体の流出を制限する。プランジャとハウ
ジングの壁との間の小さな隙間のみが流体の逃げを許容
し、それによってプランジャが引っ込み得る。このよう
な場合、テンショナはいわゆる非戻り機能、すなわち一
方向の移動は容易で他の方向の移動は困難な機能を達成
する。
【0005】しかしながら、上記のテンショナの構造
は、エンジンが低油圧又は無油圧でアイドリング又は休
止しているときのように所定の張力を常に保持すること
をできなくしている。チャンバに適切な油圧が供給され
ていないと、或いはチャンバが十分な油で満たされてい
ないと、プランジャは両方向に容易に移動可能になって
非戻り機能を失い、チエーンに所定の張力を保持できな
いことにより振動及び騒音を発生する。更に、全流れ状
態に開き又はその状態から閉じるボール式逆止弁の応答
時間はいくらか制限されている。これに比較して、パウ
ル・ジュニア(Paul Jr.)の米国特許第3,8
96,834号に示されるようなばね逆止弁は、幾つか
の利点を提供する。特に、このような逆止弁は構造が簡
単で、全流れ状態に開き又はその状態から閉じるのにボ
ール式逆止弁より早い応答時間に特徴を有する。
【0006】スズキ(Suzuki)の米国特許第4,
874,352号に示されるようなプランジャの外面に
形成されたラチェットを設けることは、低油圧でもプラ
ンジャを外側に伸ばしておく機械式非戻り機構を提供す
る。しかしながら、このような設計は、プランジャの外
面を滑らかな円筒状面にできないので、プランジャ空洞
の密封及びプランジャへの圧力の保持の問題が起こる。
【0007】それ故、プランジャの内部にラチェットを
設けることは望ましい。レノルド(Renold)の英
国特許第1,018,211号はそのようなテンショナ
を使用するための螺旋のチャンネルを開示している。螺
旋のチャンネルはプランジャに取り付けられた片持ち梁
式ピンを受ける。しかしながら、ピンが片持ちされてい
るので、曲げを受け易い。加えて、内側ラチェットの一
方の側のみがプランジャと係合するので、内側ラチェッ
トとプランジャとの間の力の分布が非対称になる、すな
わちプランジャの内側壁の一方の側から伸びる一方のピ
ンのみが螺旋のチャンネルと係合する。したがってプラ
ンジャの内側ラチェットのかじりがより発生し易い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ほぼ
一定の張力を保持できるチエーン、ベルト又は同様の巻
掛け伝動装置用のテンショナを提供することである。本
発明の他の目的は、テンショナへの流体圧が低いとき又
はゼロのときチエーンその他にある程度の張力を与える
ことができる液圧テンショナを提供することである。
【0009】本発明の更に別の目的は、チエーン等の張
力を機械式に保持する改良した内部ラチェット装置を有
する液圧テンショナを提供することである。本発明の更
に別の目的は、テンショナを容易に密封できそれによっ
てテンショナ内の流体圧を保持できる液圧テンショナを
提供することである。
【0010】本発明の更に別の目的は、内部ラチェット
及びプランジャが円滑にかつ有効に動作できる信頼性の
ある設計の液圧テンショナを提供することである。本発
明の更に別の目的は、高い応答周期を与えかつ全流れ状
態への敏速な開き又はその状態からの敏速な閉じを与え
るように形成されたばね式逆止弁を有する液圧テンショ
ナを提供することである。
【0011】本発明の更に別の目的は、上キャップ及び
下リテーナがばねに直接モールドされているばね式逆止
弁を有する液圧テンショナを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の一つの発明は、回
転する部材間の巻掛け伝動装置用の液圧テンショナにお
いて、流体が満たされた第1のチャンバ及び流体が満た
された第2のチャンバを有し、第2のチャンバが大気と
連通しているハウジングと、前記第1のチャンバ内に配
置されかつ伝動装置に当接して回転する部材間の張力を
調節するように前記第1のチャンバから伸びることがで
きるプランジャと、前記プランジャを前記伝動装置の方
向に偏倚するばねと、前記第2のチャンバから前記第1
のチャンバに流体を流しかつ前記第1のチャンバから前
記第2のチャンバに流体を流さないように配置された弾
性装置を有する可変オリフィス逆止弁であって、前記第
2のチャンバ内の前記流体が少なくとも第1の圧力に達
したとき前記第2のチャンバから前記第1のチャンバに
流体を流す可変オリフィス逆止弁と、を備えて構成され
ている。本願の他の発明は、回転する部材間の巻掛け伝
動装置用の液圧テンショナにおいて、流体が満たされた
第1のチャンバ及び流体が満たされた第2のチャンバを
有し、第2のチャンバが外部圧力源と連通しているハウ
ジングと、前記第1のチャンバ内に配置されかつ伝動装
置に当接して回転する部材間の張力を調節するように前
記第1のチャンバから伸びることができるプランジャ
と、前記プランジャが前記伝動装置と接触したときに内
側に移動するのを阻止するように前記プランジャ内に配
置されたラチェットであって、二つの螺旋状開口を有す
円筒状の本体を備え、前記開口が前記プランジャと連通
し、前記プランジャが軸方向に運動すると相対回転運動
するラチェットと、前記プランジャを前記伝動装置の方
向に偏倚するばねと、前記第2のチャンバから前記第1
のチャンバに流体を流しかつ前記第1のチャンバから前
記第2のチャンバに流体を流さないように配置された弾
性装置を有する可変オリフィス逆止弁であって、前記第
2のチャンバ内の前記流体が少なくとも第1の圧力に達
したとき前記第2のチャンバから前記第1のチャンバに
流体を流す可変オリフィス逆止弁と、を備えて構成され
ている。
【0013】
【作用】本発明の一つの特徴によれば、巻掛け伝動装
置、例えば一対のスプロケットのような少なくとも二つ
の回転する部材を連結するチエーン用のテンショナが提
供される。内部に流体チャンバが設けられたプランジャ
はハウジング内の取り付け空洞内に滑り可能に嵌められ
ている。プランジャをチエーンに向かって突出する方向
に偏倚するためにばねが設けられている。可変オリフィ
スを有する逆止弁が、ハウジングと流体チャンバとの間
に設けられて流体がプランジャの流体チャンバ内に流れ
るのを許容するように、また逆に流れるのを阻止するよ
うに、設けられている。好ましい実施例において、円筒
状のばね逆止弁が可変オリフィスを提供するために使用
される。このばね逆止弁は、チエーン又は他の形式の巻
掛け伝動装置によって偏倚方向と反対の方向に負荷がプ
ランジャに加えられたとき流体の流出を阻止し、それに
よってチャンバ内の流体圧を増加する。
【0014】本発明の他の特徴によれば、逆止弁は下ば
ねリテーナ及び上ばねキャップがばねに直接モールドす
ることによってつくられている。これにより、ばねと下
ばねリテーナと上ばねキャップとの間の密なシールが確
保される。このようなシールは弁が適切にかつ信頼をも
って動作するために重要である。加えて、この構造は、
下ばねリテーナ及び上ばねキャップがばねに直接モール
ドされるので、製造が簡単になり、コストを低減でき
る。
【0015】本発明の他の特徴によれば、プランジャの
内側に内側ラチェット、特に一対の突起を介してプラン
ジャと係合する二つの螺旋チャンネルを有するシリンダ
が設けられている。このように、内側ラチェットはプラ
ンジャがハウジング内に押し戻される量、すなわち「非
戻り」機能を制限する作用をする。それ故、これはチエ
ーンに一定の張力を保持する。特に、内側ラチェットは
プランジャの制限された段階的引っ込みを許容する。エ
ンジンが始動されるときのように油圧が存在しなくて
も、プランジャはラチェットの作用により突出した位置
に保持される。したがって、内側ラチェットはチエーン
の張力を一定に保つ作用をする。二つの螺旋チャンネル
形状が使用されるので、プランジャの内部の間にかかっ
ておりかつ両チャンネルに係合する単一のピンが使用さ
れ得る。すなわち片持ち梁式ピンは必要でない。加え
て、二つの螺旋チャンネル形状は各チャンネル間の力の
対称的な分配を可能にする。したがって、プランジャと
内側ラチェットとの間のかじりすなわちトラブルが発生
する可能性は減少される。
【0016】更に、上記のばね逆止弁と非戻り機能付き
二重螺旋内側ラチェットとを組み合わせて採用すること
が可能でありかつ好ましい。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図において、図11は本発明による円筒状
ばね逆止弁の一つの実施例の断面を示している。示され
るように、本発明は、図9に最もよく示されるように、
取り付け空洞23を有するハウジング24を備え、その
取り付け空洞内にプランジャ22が取り付けられてい
る。取り付け空洞23、したがってプランジャ22は底
の通路50を通してハウジング24の流体溜めチャンバ
51と連通している。図1に示されるように、取り付け
空洞に配置された逆止弁1は取り付け空洞23内への流
体の流れは許容するが、その空洞から外への流体の流れ
は許容しない。図9に示されるように、プランジャ22
は取り付け空洞23内に滑り可能に嵌まっている。プラ
ンジャ22の穴21内に配置された偏倚ばね26はプラ
ンジャをハウジング24から外に偏倚する。プランジャ
22のヘッド25はハウジング24から外側に伸びかつ
チエーン(図示せず)と係合し、それによって張力を与
える。内側ラチェット20がプランジャ22の穴21内
に嵌められ、増加する内側移動のみ許容する。内側ラチ
ェット20は図8に示されるように二つの螺旋チャンネ
ル28を有し、プランジャ22の壁に横切って取り付け
られたピン29がそのチャンネル内に係合している。チ
ャンネルの各々の一つの壁40は、プランジャ22が内
側に移動するときピン29と係合するようにぎざぎざに
すなわち波形になっている。このような係合により、プ
ランジャ22は内側に単に増加する段階(increm
ental step)で移動できる。プランジャ22
のヘッド25における排出穴33は、プランジャが内側
に移動したとき、流体がプランジャ22の内側穴21及
び取り付け空洞23から出るのを許容する。したがっ
て、ばね逆止弁1によって溜めチャンバ51内に逆流す
るのが阻止された流体は、排出されてプランジャのヘッ
ド25がチエーンと接触する領域を潤滑する。
【0018】図1ないし図3は本発明に使用されている
ばね逆止弁1の一つの実施例を詳細に示している。ばね
逆止弁1は円筒状圧縮ばね2を利用し、そのばねにおい
てコイル3は通常互いに接触した状態になっている。も
ちろん、コイル間に通常隙間が存在するようにばねのコ
イルが通常非接触状態になっている引っ張りばね(この
場合では伸びた状態のばね)を利用するもの、又は截頭
円錐形の圧縮ばね(この場合では縮んだ状態のばね)を
利用するものなど、他のばね形状でもよい。
【0019】ばね逆止弁1は円筒状の圧縮ばね2からつ
くられ、そのばねにおいてコイル3は通常互いに接触し
た状態になっていて、その状態ではコイル間に隙間がな
い。したがって、コイル間で流体は流れることができ
ず、弁は閉じている。逆止弁組立体1は下に下ばねリテ
ーナ4をかつ上に上ばねキャップ7を有する圧縮ばね2
からつくられている。下にばねリテーナ4はオリフィス
6を有し、そのオリフィスは下ばねリテーナ4の下表面
8に接近した容積(volume)からばねコイル3に
よって囲まれた容積に流体が流れるのを許容する。特
に、図7に示されるように、オリフィス6は、ばね逆止
弁組立体1が取り付け空洞23の底に配置されたときハ
ウジング24内の油通路50に相当する。上ばねキャッ
プ7はばね2の上端を密封するために使用される。した
がって、ばねコイル3が通常互いに接触している位置に
あるので、ばねコイルによって閉ざされた空間内にオリ
フィス6を通して図1で線Oで示されるように流れる流
体は、逃げるのが阻止される。しかしながら、十分な圧
力になると、ばねコイル3によって閉ざされた空間内の
流体はコイルを離し、それによって流体は図2において
線Pで示されるようにコイル間を通して流れることがで
きる。
【0020】図4ないし図6を参照して、同じ部品に同
じ参照番号が使用されている本発明の他の実施例におい
て、下ばねリテーナ4及び上ばねキャップ7がばね2に
直接モールド又は一体成形されている。特に、下ばね端
部76は半径方向外側に曲げられて下保持部分を形成し
ている。上ばね端部77は半径方向内側に曲げられて上
保持部分を形成している。この形状はモールドされた部
分をばね2に直接機械的に固定するのに有用であり、上
ばねキャップ7が液圧によってばね2から外される可能
性を少なくしている。加えて、下ばねリテーナ4及び上
ばねキャップ7はばね2に直接モールドされているの
で、製造コストが低くなる。もちろん、ばね端部76、
77に保持部分を形成するために技術的に知られた他の
方法も使用でき、それは本発明の範囲内である。
【0021】下ばねリテーナ4及び上ばねキャップ7の
ための好ましい材料はナイロンである。好ましくは、ば
ね2は0.27(ポンド/インチ)のばね率を有しかつ
約0.064kg(0.14ポンド)の予備負荷が加え
られている。図6に示される好ましい実施例の寸法は次
の通りである。 A=1.27mm(0.050インチ) B=1.32mm(0.052インチ) C=6.35mm(0.250インチ) D=2.74mm(0.108インチ) E=14.17mm(0.558インチ) F=7.32mm(0.288インチ) G=1.27mm(0.050インチ) H=3.81mm(0.150インチ) I=19.05mm(0.750インチ) J=3.86mm(0.152インチ) K=1.27mm(0.050インチ)×45度 L=4.78mm(0.188インチ)
【0022】この好ましい実施例において、ばね2の直
径は約4.76mm(0.1875インチ)で、コイル
3の直径は約0.46mm(0.018インチ)であ
る。もちろんこの実施例の変形は可能で、なお本発明の
範囲内にある。
【0023】図7及び図8は請求の範囲に記載されてい
る装置に使用されている二重螺旋内側ラチェット20を
示す。図9及び図10は内側ラチェット20の置き換え
を示している請求の範囲に記載の装置の展開図である。
内側ラチェット20はプランジャ22の内側穴21内に
受けられている。内側ラチェット20はタブ11を限定
するように使用されるひだを作る切り抜き10を有す
る。内側ラチェット20のタブ11は内側に折り曲げら
れて内側ラチェット20の表面を提供し、その表面は図
11に示されるように偏倚ばね26と係合している。し
たがって、タブ11は偏倚ばね26を内側ラチェット2
0とプランジャ22との間に配置するために使用され
る。プランジャ22はハウジング24の取り付け空洞2
3内に受けられている。プランジャ22の内側穴21は
一端が実質的に閉じられていて、内側ラチェット20が
端部に接触し、その結果、偏倚ばね26はプランジャ2
2のヘッド25をハウジング24から離れる方向にかつ
チエーン(図示せず)に向かって偏倚し、それによって
チエーンに張力を作用させる。
【0024】内側ラチェット20は、プレート19を二
つの螺旋チャンネル28を有するシリンダ27に巻いて
つくられる。各チャンネル28内にはピン29が図9及
び図10に示されるように突出し、そのピンはプランジ
ャ22の内側穴21の内側を横切って固定されている。
各螺旋チャンネル28は二つの壁、すなわち第1の滑ら
かな壁39と第2のぎざぎざ状すなわち波形の壁40と
が形成されている。ピンは突起を形成する。
【0025】動作において、チエーンが緩むと、ピン2
9は各螺旋チャンネル28の滑らかな壁39の各々に沿
って滑る。シリンダ27は、プランジャ22及びシリン
ダ27が偏倚ばね26の偏倚作用の下で相対的に離れる
ように移動すると、回転される。もしプランジャ22が
例えばチエーンの振動によって取り付け空洞23内に押
し戻されると、ピン29は各チャンネル28の各波形の
壁40に向かって動かされ、各チャンネル28のへこみ
42と係合する。一度ピン29が各へこみ42と係合す
ると、シリンダ27のプランジャ22に関するそれ以上
の引っ込みは阻止される。
【0026】プランジャ22のヘッド25は、チエーン
の緩みを吸収するようにハウジング24から外側に偏倚
されるが、増加する戻り運動のみに制限される。各増加
に許される特定の戻り移動量は螺旋チャンネル28の幅
によって制限される。各チャンネル28の幅は、例えば
温度変化の結果としてチエーンに張りが発生するのを許
容するように選択される。
【0027】テンショナの内側ラチェットシリンダ27
及びプランジャ22をヘッド25がチエーンに当接して
張力を与えるように適所に取り付けるのを容易にするた
めに、偏倚ばね26をシリンダ27とプランジャ22と
の間で圧縮しかつシリンダ27を僅かの距離だけ取り付
け空洞23の開口端を越えて突出させてそのシリンダ及
びプランジャを共にロックすることが必要である。一度
テンショナが取り付け穴52を介して適所に嵌合されて
固定されると、テンショナはシリンダ27をプランジャ
22から必然的に解放し、その結果、偏倚ばね26はプ
ランジャ22のヘッド25を取り付け空洞23の開口端
を越えて偏倚し、それによってチエーンに張力を加え
る。
【0028】このために、ヘッド25から遠いシリンダ
27の端部近くの各螺旋チャンネル28の滑らかな壁3
9に段43(図4に描かれかつ詳細が図8に示されてい
る)が設けられる。シリンダ27とプランジャ22とを
共にロックするために、シリンダは偏倚ばね26の偏倚
に抗して嵌められかつピン29が圧力を僅かに解放して
各段43に係合するまで回転される。段43はピン29
がチャンネル28内で偏倚ばね26の作用の下で滑り移
動するのを防止し、かつこれによってシリンダ27とプ
ランジャ22とを共にロックする。
【0029】各波形の壁40には段43の近くにへこみ
42がある。このへこみ42はシリンダ27の軸線に平
行に段43を通して線から偏らされている。段43に最
も近いへこみ42の壁45はへこみ42に導く傾斜面を
形成している。もし、ロック位置にあるときにシリンダ
27とプランジャ22とが共に圧縮されると、ピン29
は線A上を(図13に描かれている)移動して壁45と
接触し、かつ更に圧縮すると壁45に沿って滑り、その
結果、シリンダ27及びプランジャ22は、ピン29が
図8に破線で示された位置46で各螺旋チャンネル28
の各へこみの内に移動するまで、相対的に回転される。
引き続いてシリンダ27及びプランジャ22を解放する
と、ピン29は偏倚ばね26の作用の下で線C上を移動
し、各滑らかな壁39の領域47と接触する。ピン29
は段と再度係合することはなくかつシリンダ27及び2
2は解放され、その結果偏倚ばね26はヘッド25をチ
エーンに対して偏倚可能である。もちろん、プランジャ
をハウジング内に固定してテンショナの取り付けを可能
にするために技術的に知られた他の方法を使用できる
が、これは本発明の範囲内である。
【0030】図9は本発明の液圧テンショナの一つの実
施例の展開状態を斜視図で示す。ハウジング24は図1
4に最もよく示されるように圧力穴50を有する取り付
け空洞23を備え、溜めチャンバ51からの加圧した油
が取り付け空洞23内に導入されるようにしている。ば
ね逆止弁組立体1は取り付け空洞23の底に取り付けら
れている。この形状により、圧力穴50はばね逆止弁組
立体1を受け、それによって油が溜めチャンバ51から
取り付け空洞23内にのみ流すが、外側へ逆には流さな
い。偏倚ばね26は、図11に最も良く示されるよう
に、下ばねキャップ4の内側リセス5内に係合するよう
に配置されている。内側ラチェット20がプランジャ2
2の内側穴21内に配置されている。プランジャ22は
ピン29を備え、そのピンは内側ラチェット20の螺旋
チャンネル28内に係合するように内側穴21を横切っ
てかつその内側穴の間に取り付けられている。したがっ
て、プランジャ22及び内側ラチェット20は共に滑り
可能に固定されている。プランジャ22の第2の穴すな
わち排出ポート33内にはプラグ34が配置され、その
プラグは円周面に螺旋溝35を有している。この形状に
より、プラグ34及び第2の穴すなわち排出ポート33
は、第2の穴33の壁表面とプラグ34の螺旋溝35と
によって限定されたオリフィス36を形成する。これに
より、少量の流体又は油がプランジャ22の内側穴21
からプランジャのヘッド25の外側に排出ポート33の
オリフィス36によって供給され、チエーン(図示せ
ず)を潤滑するのを許容する。加えて、図11に最も良
く示されるように、潤滑穴53がハウジング24に設け
られて追加の潤滑剤がチエーンに供給されるようにす
る。潤滑穴53は通路54を介して溜めチャンバ51と
接続されている。
【0031】もちろん、図4、図5、図6、図10及び
図12に描かれた液圧テンショナの実施例は上記と同じ
方法で動作することは当業者には容易に理解できる。
【0032】テンショナの動作は次の通りである。駆動
状態の下でもしチエーンに緩み状態が発生すると、プラ
ンジャ22が偏倚ばね26の偏倚作用によりハウジング
24から外側に突出する。プランジャ22が突出する
と、内側穴21及び取り付け空洞23の容積が膨張し、
したがってこの容積内の流体の圧力が降下する。これに
より、ばね逆止弁組立体1を横切って圧力差が発生して
圧縮ばね2を伸ばし、それによって流体をハウジング2
4の油通路50を通して内側穴21内に供給する。した
がって、内側穴21及び取り付け空洞23の容積内の油
の圧力は増加し、それによって偏倚ばね26を助けてプ
ランジャ22をハウジング24の外に突出させておきか
つチエーンに張力を加える。
【0033】チエーンが過剰に引っ張られた状態におい
て、押圧負荷がプランジャ22に偏倚ばね26の偏倚方
向と逆の方向に加えられる。このとき、ばね逆止弁組立
体1は内側穴21及び取り付け空洞23からの油の流出
を阻止するように作用し、穴内の非圧縮性流体である油
はプランジャ22の引っ込みを阻止する。同時に、上述
のような内側ラチェット20がプランジャ22のピン2
9と係合する。プランジャ22の引っ込みは、ピン29
がチャンネル28の各波形の壁40のへこみ42とかみ
合い係合することによって阻止される。したがって、プ
ランジャ22は偏倚ばね26並びに内側穴21及び取り
付けくぼみ23内の油の圧力だけでなく、内側ラチェッ
ト20のチャンネル28とのピン29との係合によって
段階的に阻止される。このように、プランジャ22は引
っ込まないように保持される。
【0034】図15は、円筒状ばね逆止弁でなくボール
形逆止弁を利用する本発明の代わりの実施例を示す。こ
の相違以外のこの実施例の全ての特徴は同じである。ボ
ール形逆止弁組立体60はオリフィス62を有するボー
ルシート61からつくられる。ベレビルシール67が取
り付け空洞23内でボールシート61の縁をシールする
ように設けられている。オリフィス62より大きな直径
を有するボール63がボールシート61の上側に着座す
る。ばね65がケージ66とボール63との間に設けら
れてボールをオリフィス62に向かって偏倚する。この
ような構造において、ボール63はばね65の偏倚によ
って通常オリフィス62を塞ぎ、その結果、流体はオリ
フィスを通して流れることができない、すなわち、ボー
ル形逆止弁はばね形逆止弁組立体と同じ機能を提供す
る。同様に、この第2の実施例のテンショナは上記のば
ね逆止弁付きテンショナと同じ方法で動作する。
【0035】上記は本発明の好ましい実施例について述
べている。本発明の範囲内で種々の変更、改良を行うこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、テンショナへの流体圧
が低いとき又はゼロのときでもチエーンその他にある程
度の張力を与えることができ、チエーン等の張力を機械
式に保持することができ、内部を容易に密封できそれに
よってテンショナ内の流体圧を保持できる。
【0010】本発明の更に別の目的は、内部ラチェット
及びプランジャが円滑にかつ有効に動作できる信頼性の
ある設計の液圧テンショナを提供する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテンショナの円筒状ばね逆止弁の斜視
図であって、下リテーナ部分への入口を示しかつばねの
コイルが通常互いに接触している弁の閉じ状態を示す図
である。
【図2】本発明の円筒状ばね逆止弁の部分の斜視図であ
って、ばねのコイルが伸ばされて接触していない弁開き
状態を示す図である。
【図3】本発明の一実施例による円筒状ばね逆止弁の断
面図である。
【図4】本発明のテンショナの円筒状ばね逆止弁の他の
実施例の斜視図であって、下リテーナ部分への入口を示
しかつばねのコイルが通常互いに接触している弁の閉じ
状態を示す図である。
【図5】本発明の図4の円筒状ばね逆止弁の斜視図であ
って、ばねのコイルが伸ばされて接触していない弁開き
状態を示す図である。
【図6】図4の円筒状ばね逆止弁の断面図であって、ば
ねに直接モールドされた上ばねキャップ及び下ばねリテ
ーナを示す図である。
【図7】本発明の内側ラチェット部分の平面図であっ
て、それが最終の円筒状の形状に丸められる前の状態を
示す図である。
【図8】本発明の二重螺旋内側ラチェットの斜視図であ
って、それが最終の円筒状の形状に丸められた後の状態
を示す図である。
【図9】本発明の液圧テンショナの展開斜視図であっ
て、図3の円筒状ばね逆止弁及び二重螺旋内側ラチェッ
トを示す図である。
【図10】本発明の液圧テンショナの展開斜視図であっ
て、図6の円筒状ばね逆止弁及び二重螺旋内側ラチェッ
トを示す図である。
【図11】組み立てられた液圧テンショナの断面図であ
って、図3の円筒状ばね逆止弁及び二重螺旋内側ラチェ
ットを示す図である。
【図12】組み立てられた液圧テンショナの断面図であ
って、図6の円筒状ばね逆止弁を示す図である。
【図13】内側ラチェットの螺旋チャンネルのリセス及
びへこみの部分平面図である。
【図14】本発明に有用なテンショナのハウジングの断
面図である。
【図15】本発明の液圧テンショナの代わりの実施例の
展開斜視図であって、ボール式逆止弁及び二重螺旋内側
ラチェットを示す図である。
【符号の説明】
1 逆止弁 2 圧縮ばね 3 コイル 4 リテーナ 6 オリフィス 7 ばねキャップ 20 ラチェット 22 プランジャ 23 空洞 24 ハウジング 25 ヘッド 28 螺旋チャン
ネル 29 突起すなわちピン 39、40 壁 60 逆止弁 61 ボールシー
ト 62 オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップ・ジェイ・モット アメリカ合衆国ニューヨーク州13053,ド ライデン,キンバリー・サークル 1

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する部材間の巻掛け伝動装置用の液
    圧テンショナにおいて、 流体が満たされた第1のチャンバ(23)及び流体が満
    たされた第2のチャンバ(51)を有し、第2のチャン
    バが大気と連通しているハウジング(24)と、 前記第1のチャンバ(23)内に配置されかつ伝動装置
    に当接して回転する部材間の張力を調節するように前記
    第1のチャンバから伸びることができるプランジャ(2
    2)と、 前記プランジャ(22)を前記伝動装置の方向に偏倚す
    るばね(26)と、 前記第2のチャンバ(51)から前記第1のチャンバ
    (23)に流体を流しかつ前記第1のチャンバ(23)
    から前記第2のチャンバ(51)に流体を流さないよう
    に配置された弾性装置(2)を有する可変オリフィス逆
    止弁(1)であって、前記第2のチャンバ内の前記流体
    が少なくとも第1の圧力に達したとき前記第2のチャン
    バ(51)から前記第1のチャンバ(23)に流体を流
    す可変オリフィス逆止弁と、を備えた液圧テンショナ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液圧テンショナにおい
    て、前記弾性装置が、更に、互いに接触する位置にある
    コイルを有する圧縮ばね(2)を備え、前記ばねのコイ
    ルは、前記第2のチャンバ(51)内の前記流体が少な
    くとも前記第1の圧力に達したとき互いに接触しない位
    置に移動するように形成されている液圧テンショナ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の液圧テンショナにおい
    て、前記逆止弁(1)が第1の端部及び第2の端部を有
    するばね(2)を備え、前記第1の端部が第1の保持部
    分(77)を有し、前記第2の端部が第2の保持部分
    (76)を有し、前記逆止弁が、更に、前記第1の保持
    部分にモールドされた上ばねキャップ(7)と前記第2
    の保持部分(76)にモールドされた下ばねリテーナ
    (44)とを備える液圧テンショナ。
  4. 【請求項4】 回転する部材間の巻掛け伝動装置用の液
    圧テンショナにおいて、 流体が満たされた第1のチャンバ(23)及び流体が満
    たされた第2のチャンバ(51)を有し、第2のチャン
    バが外部圧力源と連通しているハウジング(24)と、 前記第1のチャンバ(23)内に配置されかつ伝動装置
    に当接して回転する部材間の張力を調節するように前記
    第1のチャンバから伸びることができるプランジャ(2
    2)と、 前記プランジャが前記伝動装置と接触したときに内側に
    移動するのを阻止するように前記プランジャ内に配置さ
    れたラチェット(20)であって、二つの螺旋状開口
    (28)を有す円筒状の本体を備え、前記開口が前記プ
    ランジャと連通し、前記プランジャが軸方向に運動する
    と相対回転運動するラチェットと、 前記プランジャ(22)を前記伝動装置の方向に偏倚す
    るばね(26)と、 前記第2のチャンバ(51)から前記第1のチャンバ
    (23)に流体を流しかつ前記第1のチャンバ(23)
    から前記第2のチャンバ(51)に流体を流さないよう
    に配置された弾性装置(2)を有する可変オリフィス逆
    止弁(1)であって、前記第2のチャンバ内の前記流体
    が少なくとも第1の圧力に達したとき前記第2のチャン
    バ(51)から前記第1のチャンバ(23)に流体を流
    す可変オリフィス逆止弁と、を備えた液圧テンショナ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の液圧テンショナにおい
    て、前記ばね(2)が、更に、互いに接触する位置にあ
    るコイルを有する圧縮ばね(2)を備え、前記ばねのコ
    イルは、前記第2のチャンバ(51)内の前記流体が少
    なくとも前記第1の圧力に達したとき互いに接触しない
    位置に移動するように形成されている液圧テンショナ。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の液圧テンショナにおい
    て、前記逆止弁(1)が第1の端部及び第2の端部を有
    するばね(2)を備え、前記第1の端部が第1の保持部
    分(77)を有し、前記第2の端部が第2の保持部分
    (76)を有し、前記逆止弁が、更に、前記第1の保持
    部分にモールドされた上ばねキャップ(7)と前記第2
    の保持部分(76)にモールドされた下ばねリテーナ
    (4)とを備える液圧テンショナ。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の液圧テンショナにおい
    て、前記ラチェットの前記開口(28)が第1の壁(3
    9)及び第2の壁(40)を有し、前記プランジャ(2
    2)が少なくとも一つの突起(29)を有し、前記突起
    は前記プランジャが軸方向外側に移動するときに前記開
    口の前記第1の壁の少なくとも一つと係合し、かつ前記
    プランジャが軸方向内側に移動するときに前記開口の前
    記第2の壁の少なくとも一つと係合する液圧テンショ
    ナ。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載の液圧テンショナにおい
    て、更に、前記各開口の前記第1の壁(39)にリセス
    (43)を備え、前記突起(29)は前記プランジャ
    (22)が軸方向外側に移動するのを阻止するように前
    記リセスと係合しかつ前記突起は前記プランジャ(2
    2)が前記リセスの反対の位置で前記偏倚及び傾斜面の
    作用に抗して軸方向内側に相対的に移動することによっ
    て前記リセスと離れ、前記リセス傾斜面は、前記プラン
    ジャが軸方向に移動して前記突起が前記リセスから離れ
    るのを許容するようにかつ前記突起が前記傾斜面と滑り
    接触のを許容して前記部材が前記偏倚作用の下で相対移
    動するように解放されたとき前記突起が前記リセスと再
    度係合しないように、形成されかつ配置されている液圧
    テンショナ。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の液圧テンショナにおい
    て、前記螺旋状開口の各々の前記第2の壁(40)が前
    記第1の壁(39)よりも前記突起の滑り移動に対して
    大きな抵抗を有する液圧テンショナ。
  10. 【請求項10】 請求項4に記載の液圧テンショナにお
    いて、前記第2の壁(40)に波形が形成されている液
    圧テンショナ。
JP5115855A 1992-05-19 1993-05-18 可変オリフィス逆止弁を有する液圧テンショナ Pending JPH0642598A (ja)

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