JPH0642462A - 往復動圧縮機 - Google Patents
往復動圧縮機Info
- Publication number
- JPH0642462A JPH0642462A JP4215680A JP21568092A JPH0642462A JP H0642462 A JPH0642462 A JP H0642462A JP 4215680 A JP4215680 A JP 4215680A JP 21568092 A JP21568092 A JP 21568092A JP H0642462 A JPH0642462 A JP H0642462A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- crankcase
- cylinder head
- piston
- dead center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/12—Casings; Cylinders; Cylinder heads; Fluid connections
- F04B39/127—Mounting of a cylinder block in a casing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 往復動圧縮機の上死点隙間容積を小さくし、
吐出量を一定にする。 【構成】 クランクケース21上側のシリンダ固定部2
1Bには、段部22Bと、該段部22B内に形成され、
シリンダ3の下端面が移動できる平端な底面22Aとか
らなる楕円形凹部22を設け、シリンダヘッド23下側
には、楕円形凹部22に対向させて平端な底面24B
と、該底面24Bを取囲む段部24Aとからなる楕円形
凹部24を設ける。これにより、該各楕円形凹部22,
24内でシリンダ3を移動してシリンダ3の取付位置を
調整できるようにする。ピストン4が上死点にあるとき
に、該ピストン4を支持する連接棒5のシリンダ3内で
の傾き加減に応じて上死点隙間容積を増減させることが
できる。
吐出量を一定にする。 【構成】 クランクケース21上側のシリンダ固定部2
1Bには、段部22Bと、該段部22B内に形成され、
シリンダ3の下端面が移動できる平端な底面22Aとか
らなる楕円形凹部22を設け、シリンダヘッド23下側
には、楕円形凹部22に対向させて平端な底面24B
と、該底面24Bを取囲む段部24Aとからなる楕円形
凹部24を設ける。これにより、該各楕円形凹部22,
24内でシリンダ3を移動してシリンダ3の取付位置を
調整できるようにする。ピストン4が上死点にあるとき
に、該ピストン4を支持する連接棒5のシリンダ3内で
の傾き加減に応じて上死点隙間容積を増減させることが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のエアサ
スペンションに空気を供給する車高調整用空気圧縮機に
用いて好適な往復動圧縮機に関する。
スペンションに空気を供給する車高調整用空気圧縮機に
用いて好適な往復動圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術による往復動圧縮機として空気
圧縮機を例に挙げ、図5を用いて説明する。
圧縮機を例に挙げ、図5を用いて説明する。
【0003】図中、1はクランクケースを示し、該クラ
ンクケース1は紙面の前後方向に伸長する略円筒状に形
成された筒状部1Aと、該筒状部1Aの上側に形成され
た平坦面からなるシリンダ固定部1Bを有し、該シリン
ダ固定部1Bの中央には筒状部1Aの外側に向けて開口
する貫通穴1Cが形成されている。そして、シリンダ固
定部1Bには、該貫通穴1Cの周囲に環状段部1Dが形
成され、該環状段部1D内には後述するシリンダ3の下
端側が係合するようになっている。また、シリンダ固定
部1Bの外周側は厚肉となり、上下方向に有底のねじ穴
1E,1E…が4個(2個のみ図示)形成されている。
ンクケース1は紙面の前後方向に伸長する略円筒状に形
成された筒状部1Aと、該筒状部1Aの上側に形成され
た平坦面からなるシリンダ固定部1Bを有し、該シリン
ダ固定部1Bの中央には筒状部1Aの外側に向けて開口
する貫通穴1Cが形成されている。そして、シリンダ固
定部1Bには、該貫通穴1Cの周囲に環状段部1Dが形
成され、該環状段部1D内には後述するシリンダ3の下
端側が係合するようになっている。また、シリンダ固定
部1Bの外周側は厚肉となり、上下方向に有底のねじ穴
1E,1E…が4個(2個のみ図示)形成されている。
【0004】2は前記クランクケース1の筒状部1A内
に回転可能に設けられたクランクを示し、該クランク2
は前記クランクケース1の筒状部1Aのほぼ中心を軸方
向に伸長し、図示しない駆動源としての電動モータに連
結される駆動軸部2Aと、該駆動軸部2Aの先端側に径
方向に所定寸法離間して設けられたクランク部2Bと、
該クランク部2Bに対向して設けられたバランサ2Cと
から構成されている。
に回転可能に設けられたクランクを示し、該クランク2
は前記クランクケース1の筒状部1Aのほぼ中心を軸方
向に伸長し、図示しない駆動源としての電動モータに連
結される駆動軸部2Aと、該駆動軸部2Aの先端側に径
方向に所定寸法離間して設けられたクランク部2Bと、
該クランク部2Bに対向して設けられたバランサ2Cと
から構成されている。
【0005】3はシリンダを示し、該シリンダ3は例え
ばシームレスパイプを所定寸法に切断して円筒状に形成
したもので、該シリンダ3はクランクケース1と後述す
るシリンダヘッド6とを固定する後述のボルト16,1
6,…を締め付けることによって、下端側が前記クラン
クケース1の環状段部1D内に係合し、上端側が後述す
るシリンダヘッド6の円形凹部6D内に係合してクラン
クケース1とシリンダヘッド6との間に挟持されてい
る。
ばシームレスパイプを所定寸法に切断して円筒状に形成
したもので、該シリンダ3はクランクケース1と後述す
るシリンダヘッド6とを固定する後述のボルト16,1
6,…を締め付けることによって、下端側が前記クラン
クケース1の環状段部1D内に係合し、上端側が後述す
るシリンダヘッド6の円形凹部6D内に係合してクラン
クケース1とシリンダヘッド6との間に挟持されてい
る。
【0006】4は前記シリンダ3内に往復動可能に挿嵌
されたピストン、5は該ピストン4を前記クランク2の
クランク部2Bに連結する連接棒を示し、該連接棒5は
上側が小端部(図示せず)、下側が大端部5Aとなり、
該連接棒5は小端部がピストン4に連結され、大端部5
Aがクランク2のクランク部2Bに連結されている。
されたピストン、5は該ピストン4を前記クランク2の
クランク部2Bに連結する連接棒を示し、該連接棒5は
上側が小端部(図示せず)、下側が大端部5Aとなり、
該連接棒5は小端部がピストン4に連結され、大端部5
Aがクランク2のクランク部2Bに連結されている。
【0007】6は前記シリンダ3上に搭載されたシリン
ダヘッドを示し、該シリンダヘッド6は厚肉の四角筒状
に形成された周壁部6Aと、該周壁部6Aの下側を閉塞
する底部6Bとを有する箱状に形成され、周壁部6Aの
4隅には上下方向にボルト挿通穴6C,6C,…(2個
のみ図示)が穿設されている。また、底部6Bの下面側
中央には前記シリンダ3の上端側が係合する円形凹部6
Dが形成され、底部6Bの上面側中央には該円形凹部6
Dと対向するように弁体保持部6Eが突設されている。
ダヘッドを示し、該シリンダヘッド6は厚肉の四角筒状
に形成された周壁部6Aと、該周壁部6Aの下側を閉塞
する底部6Bとを有する箱状に形成され、周壁部6Aの
4隅には上下方向にボルト挿通穴6C,6C,…(2個
のみ図示)が穿設されている。また、底部6Bの下面側
中央には前記シリンダ3の上端側が係合する円形凹部6
Dが形成され、底部6Bの上面側中央には該円形凹部6
Dと対向するように弁体保持部6Eが突設されている。
【0008】7はシリンダヘッド6に設けられた吸気弁
を示し、該吸気弁7は前記弁体保持部6Eから底部6B
にかけて上下方向に穿設され、円形凹部6D側の開口部
が略円錐状の弁座部8Aとなった吸気孔8と、該吸気孔
8内に設けられた弁体9と、該弁体9を弁座部8Aに向
けて付勢する弁ばね10とから構成されている。ここ
で、シリンダヘッド6には弁座部8Aよりも上側で、吸
気孔8と周壁部6Aの外側とを連通する図示しない吸気
ポ−トが形成されている。そして、吸気弁7はピストン
4がシリンダ3内を下向きに移動する吸気行程で、弁体
9が弁座部8Aから離座して開弁し、このとき吸気孔8
を介して吸気ポ−トとシリンダ3内の圧縮室Aとを連通
させるようになっている。
を示し、該吸気弁7は前記弁体保持部6Eから底部6B
にかけて上下方向に穿設され、円形凹部6D側の開口部
が略円錐状の弁座部8Aとなった吸気孔8と、該吸気孔
8内に設けられた弁体9と、該弁体9を弁座部8Aに向
けて付勢する弁ばね10とから構成されている。ここ
で、シリンダヘッド6には弁座部8Aよりも上側で、吸
気孔8と周壁部6Aの外側とを連通する図示しない吸気
ポ−トが形成されている。そして、吸気弁7はピストン
4がシリンダ3内を下向きに移動する吸気行程で、弁体
9が弁座部8Aから離座して開弁し、このとき吸気孔8
を介して吸気ポ−トとシリンダ3内の圧縮室Aとを連通
させるようになっている。
【0009】11は前記吸気弁7に隣接してシリンダヘ
ッド6に設けられた吐出弁を示し、該吐出弁11は弁体
保持部6Eから底部6Bにかけて段付形成された吐出孔
12と、該吐出孔12内で底部6Bと弁体保持部6Eと
の間に形成された環状の段部からなる弁座部12Aと、
該吐出孔12内に設けられた弁体13と、該弁体13を
弁座部12Aに向けて付勢する弁ばね14とから構成さ
れている。ここで、シリンダヘッド6には弁座部12A
よりも上側で、吐出孔12と周壁部6Aとを連通する図
示しない吐出ポ−トが形成されている。そして、該吐出
弁11はピストン4がシリンダ3内を上向きに移動する
圧縮行程で、弁体13が弁座部12Aから離座して開弁
し、このとき吐出孔12を介して吐出ポ−トとシリンダ
3内の圧縮室Aとを連通させるようになっている。
ッド6に設けられた吐出弁を示し、該吐出弁11は弁体
保持部6Eから底部6Bにかけて段付形成された吐出孔
12と、該吐出孔12内で底部6Bと弁体保持部6Eと
の間に形成された環状の段部からなる弁座部12Aと、
該吐出孔12内に設けられた弁体13と、該弁体13を
弁座部12Aに向けて付勢する弁ばね14とから構成さ
れている。ここで、シリンダヘッド6には弁座部12A
よりも上側で、吐出孔12と周壁部6Aとを連通する図
示しない吐出ポ−トが形成されている。そして、該吐出
弁11はピストン4がシリンダ3内を上向きに移動する
圧縮行程で、弁体13が弁座部12Aから離座して開弁
し、このとき吐出孔12を介して吐出ポ−トとシリンダ
3内の圧縮室Aとを連通させるようになっている。
【0010】15は前記シリンダヘッド6の上側を施蓋
するように設けられた上カバーを示し、該上カバー15
は四角形板状をなし、その4隅には前記シリンダヘッド
6の各ボルト挿通穴6Cに対応した位置にボルト挿通穴
15A,15A,…(2個のみ図示)が穿設されてい
る。
するように設けられた上カバーを示し、該上カバー15
は四角形板状をなし、その4隅には前記シリンダヘッド
6の各ボルト挿通穴6Cに対応した位置にボルト挿通穴
15A,15A,…(2個のみ図示)が穿設されてい
る。
【0011】16,16,…は前記シリンダヘッド6を
上カバー15と共に前記クランクケース1上に締着する
締着部材としてのボルトを示し、該各ボルト16は前記
シリンダヘッド6上に上カバー15を衝合させた状態で
各ボルト挿通穴6C,15A内に挿通され、クランクケ
ース1の各ねじ穴1Eに締着することによって、前記シ
リンダ3をシリンダヘッド6とクランクケース1の間に
挟持し、固定するようになっている。
上カバー15と共に前記クランクケース1上に締着する
締着部材としてのボルトを示し、該各ボルト16は前記
シリンダヘッド6上に上カバー15を衝合させた状態で
各ボルト挿通穴6C,15A内に挿通され、クランクケ
ース1の各ねじ穴1Eに締着することによって、前記シ
リンダ3をシリンダヘッド6とクランクケース1の間に
挟持し、固定するようになっている。
【0012】従来技術による往復動圧縮機は以上に述べ
た構成を有するもので、次にその作動について述べる。
た構成を有するもので、次にその作動について述べる。
【0013】図示しない電動モータにより、クランク2
の駆動軸部2Aを図中右方向に回転させると、クランク
部2Bに連結された連接棒5の大端部5Aは該駆動軸部
2Aと共に回転し、ピストン4がシリンダ3内を上死点
から下死点に向けて移動する吸気行程で吸気弁7が開弁
し、吸気孔8を介して吸気ポ−トからシリンダ3内に空
気を吸入する。次いで、ピストン4が下死点から上死点
まで移動する圧縮行程で吐出弁11が開弁し、吐出孔1
2を介して吐出ポ−トから圧縮室A内の圧縮空気を吐出
する。
の駆動軸部2Aを図中右方向に回転させると、クランク
部2Bに連結された連接棒5の大端部5Aは該駆動軸部
2Aと共に回転し、ピストン4がシリンダ3内を上死点
から下死点に向けて移動する吸気行程で吸気弁7が開弁
し、吸気孔8を介して吸気ポ−トからシリンダ3内に空
気を吸入する。次いで、ピストン4が下死点から上死点
まで移動する圧縮行程で吐出弁11が開弁し、吐出孔1
2を介して吐出ポ−トから圧縮室A内の圧縮空気を吐出
する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による往復動圧縮機では、ピストン4が上死点に
あるときにピストン4の上面とシリンダヘッド6の円形
凹部6Dとの間の圧縮室Aに多少の隙間Gが形成され、
この隙間Gはクランクケース1,クランク2,シリンダ
3,ピストン4,連接棒5,シリンダヘッド6,…等の
個々の部品の寸法誤差や各部品間相互の組合わせによっ
て増減する。このため、シリンダ3の内径と隙間Gとの
積からなる「上死点隙間容積」は各製品毎に異なり、こ
の上死点隙間容積が大きいと往復動圧縮機の圧縮比が小
さくなり、圧縮空気の吐出量が小さくなるという問題が
ある。
来技術による往復動圧縮機では、ピストン4が上死点に
あるときにピストン4の上面とシリンダヘッド6の円形
凹部6Dとの間の圧縮室Aに多少の隙間Gが形成され、
この隙間Gはクランクケース1,クランク2,シリンダ
3,ピストン4,連接棒5,シリンダヘッド6,…等の
個々の部品の寸法誤差や各部品間相互の組合わせによっ
て増減する。このため、シリンダ3の内径と隙間Gとの
積からなる「上死点隙間容積」は各製品毎に異なり、こ
の上死点隙間容積が大きいと往復動圧縮機の圧縮比が小
さくなり、圧縮空気の吐出量が小さくなるという問題が
ある。
【0015】一方、この「上死点隙間容積」を小さくす
るためには、許容範囲内でシリンダ3の長さ寸法をでき
るだけ小さく、連接棒5の長さ寸法をできるだけ大きく
形成すればよいと考えられるが、この場合、他の部品と
の組合わせによって生じる組立て時の寸法誤差によっ
て、ピストン4が上死点に到達する前にシリンダヘッド
6に衝突してしまう不良品が多数発生するという問題が
ある。
るためには、許容範囲内でシリンダ3の長さ寸法をでき
るだけ小さく、連接棒5の長さ寸法をできるだけ大きく
形成すればよいと考えられるが、この場合、他の部品と
の組合わせによって生じる組立て時の寸法誤差によっ
て、ピストン4が上死点に到達する前にシリンダヘッド
6に衝突してしまう不良品が多数発生するという問題が
ある。
【0016】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は組立時にシリンダの取付位置を
移動調整可能にすることによって上死点隙間容積を可及
的に小さくでき、圧縮比を大きくして所定の吐出量を確
保し、さらに製品毎の吐出量を一定にできるようにした
往復動圧縮機を提供することを目的としている。
されたもので、本発明は組立時にシリンダの取付位置を
移動調整可能にすることによって上死点隙間容積を可及
的に小さくでき、圧縮比を大きくして所定の吐出量を確
保し、さらに製品毎の吐出量を一定にできるようにした
往復動圧縮機を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、クランクケース
の上側には、シリンダの端面が移動可能な平端面からな
るシリンダ位置決め面部を設け、該シリンダ位置決め面
部内でクランクケースに対する前記シリンダの取付位置
をクランクの軸線方向に略直交する方向へ移動調整でき
るようにしたことにある。
ために本発明が採用する構成の特徴は、クランクケース
の上側には、シリンダの端面が移動可能な平端面からな
るシリンダ位置決め面部を設け、該シリンダ位置決め面
部内でクランクケースに対する前記シリンダの取付位置
をクランクの軸線方向に略直交する方向へ移動調整でき
るようにしたことにある。
【0018】
【作用】上記構成により、シリンダの取付位置を各位置
決め面部内で移動させ、ピストンが上死点にあるときに
該ピストンを支持する連接棒のシリンダ内での傾き加減
を調整すれば、該連接棒の傾き加減に応じて上死点隙間
容積を増減させることができ、圧縮比を調整することが
できる。
決め面部内で移動させ、ピストンが上死点にあるときに
該ピストンを支持する連接棒のシリンダ内での傾き加減
を調整すれば、該連接棒の傾き加減に応じて上死点隙間
容積を増減させることができ、圧縮比を調整することが
できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基
づき詳述する。なお、実施例では前記従来技術で述べた
構成要素と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明
を省略する。
づき詳述する。なお、実施例では前記従来技術で述べた
構成要素と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明
を省略する。
【0020】図中、21は本実施例で用いるクランクケ
ースを示し、該クランクケース21は従来技術で述べた
クランクケース1とほぼ同様に、筒状部21A,シリン
ダ固定部21B,貫通穴21C,有底のねじ穴21D,
21D,…とを備えて構成されるものの、該クランクケ
ース21にはシリンダ固定部21Bの上面側にシリンダ
位置決め面部としての楕円形凹部22が形成されてい
る。ここで、該楕円形凹部22はシリンダ固定部21B
の貫通穴21Cの周囲に、クランク2の軸線方向と直交
する方向、即ち、図1中の左,右方向に延びるようにシ
リンダ固定部21Bよりも一段低く形成された底面22
Aと、該底面22Aの周辺部分をなす段部22Bとから
構成され、該底面22Aはシリンダ3の下端面が移動可
能な平坦面となっている。そして、段部22Bは、後述
するシリンダヘッド23に設けた楕円形凹部24の段部
24A(図2参照)と同一形状をなし、クランク2の軸
線方向、即ち紙面の前後方向の径寸法がシリンダ3の外
径に係合し、シリンダ3に対してクランク2の軸線方向
の移動を規制するようになっている。
ースを示し、該クランクケース21は従来技術で述べた
クランクケース1とほぼ同様に、筒状部21A,シリン
ダ固定部21B,貫通穴21C,有底のねじ穴21D,
21D,…とを備えて構成されるものの、該クランクケ
ース21にはシリンダ固定部21Bの上面側にシリンダ
位置決め面部としての楕円形凹部22が形成されてい
る。ここで、該楕円形凹部22はシリンダ固定部21B
の貫通穴21Cの周囲に、クランク2の軸線方向と直交
する方向、即ち、図1中の左,右方向に延びるようにシ
リンダ固定部21Bよりも一段低く形成された底面22
Aと、該底面22Aの周辺部分をなす段部22Bとから
構成され、該底面22Aはシリンダ3の下端面が移動可
能な平坦面となっている。そして、段部22Bは、後述
するシリンダヘッド23に設けた楕円形凹部24の段部
24A(図2参照)と同一形状をなし、クランク2の軸
線方向、即ち紙面の前後方向の径寸法がシリンダ3の外
径に係合し、シリンダ3に対してクランク2の軸線方向
の移動を規制するようになっている。
【0021】23はシリンダ3上に搭載されるシリンダ
ヘッドを示し、該シリンダヘッド23は従来技術で述べ
たシリンダヘッド6とほぼ同様に、周壁部23A,底部
23B,4個のボルト挿通穴23C,23C,…および
弁体保持部23Dを備えて箱状に形成されるものの、該
シリンダヘッド23の底部23Bには、前記クランクケ
ース21のシリンダ固定部21Bに形成した楕円形凹部
22に対向させて、シリンダ位置決め面部としての楕円
形凹部24が形成されている。ここで、該楕円形凹部2
4は図2に示す如く、楕円形状に形成された段部24A
と、該段部24Aの内側に一段低い平坦面として形成さ
れ、シリンダ3の上端面が移動可能となった底面24B
とから構成されている。
ヘッドを示し、該シリンダヘッド23は従来技術で述べ
たシリンダヘッド6とほぼ同様に、周壁部23A,底部
23B,4個のボルト挿通穴23C,23C,…および
弁体保持部23Dを備えて箱状に形成されるものの、該
シリンダヘッド23の底部23Bには、前記クランクケ
ース21のシリンダ固定部21Bに形成した楕円形凹部
22に対向させて、シリンダ位置決め面部としての楕円
形凹部24が形成されている。ここで、該楕円形凹部2
4は図2に示す如く、楕円形状に形成された段部24A
と、該段部24Aの内側に一段低い平坦面として形成さ
れ、シリンダ3の上端面が移動可能となった底面24B
とから構成されている。
【0022】25はシリンダヘッド23に設けられた吸
気弁を示し、該吸気弁25は従来技術で述べた吸気弁7
とほぼ同様に、シリンダヘッド23の底部23Bから弁
体保持部23Dにかけて穿設され、弁座部26Aが形成
された吸気孔26と、該吸気孔26内に設けられた弁体
27と、該弁体27を弁座部26Aに向けて付勢する弁
ばね28とから構成され、前記シリンダヘッド23には
吸気孔26を周壁部23Aの外側へ連通させる図示しな
い吸気ポ−トが形成されている。そして、該吸気弁25
は吸気行程で開弁し、このとき吸気孔26を介して吸気
ポ−トとシリンダ3内の圧縮室Aとを連通させるように
なっている。
気弁を示し、該吸気弁25は従来技術で述べた吸気弁7
とほぼ同様に、シリンダヘッド23の底部23Bから弁
体保持部23Dにかけて穿設され、弁座部26Aが形成
された吸気孔26と、該吸気孔26内に設けられた弁体
27と、該弁体27を弁座部26Aに向けて付勢する弁
ばね28とから構成され、前記シリンダヘッド23には
吸気孔26を周壁部23Aの外側へ連通させる図示しな
い吸気ポ−トが形成されている。そして、該吸気弁25
は吸気行程で開弁し、このとき吸気孔26を介して吸気
ポ−トとシリンダ3内の圧縮室Aとを連通させるように
なっている。
【0023】29は前記吸気弁25に隣接してシリンダ
ヘッド23に設けられた吐出弁を示し、該吐出弁29は
従来技術で述べた吐出弁11とほぼ同様に、シリンダヘ
ッド23の底部23Bから弁体保持部23Dにかけて穿
設され、中間に弁座部30Aが形成された吐出孔30
と、該吐出孔30内にに設けられた弁体31と、該弁体
31を弁座部30Aに向けて付勢する弁ばね32とから
構成され、前記シリンダヘッド23には吐出孔30を周
壁部23Aの外側へ連通させる図示しない吸気ポ−トが
形成されている。そして、該吐出弁29は吐出行程で開
弁し、このとき吐出孔30を介して吸気ポ−トとシリン
ダ3内の圧縮室Aとを連通させるようになっている。
ヘッド23に設けられた吐出弁を示し、該吐出弁29は
従来技術で述べた吐出弁11とほぼ同様に、シリンダヘ
ッド23の底部23Bから弁体保持部23Dにかけて穿
設され、中間に弁座部30Aが形成された吐出孔30
と、該吐出孔30内にに設けられた弁体31と、該弁体
31を弁座部30Aに向けて付勢する弁ばね32とから
構成され、前記シリンダヘッド23には吐出孔30を周
壁部23Aの外側へ連通させる図示しない吸気ポ−トが
形成されている。そして、該吐出弁29は吐出行程で開
弁し、このとき吐出孔30を介して吸気ポ−トとシリン
ダ3内の圧縮室Aとを連通させるようになっている。
【0024】本実施例による空気圧縮機は以上の如く構
成され、続いてその組立て工程について説明する。
成され、続いてその組立て工程について説明する。
【0025】まず、図1および図2は各部品の寸法誤差
が大きい場合を示し、組立時には、各ボルト16によっ
てシリンダヘッド23、上カバー15等をクランクケー
ス21に締着する前に、連接棒5によってクランク2に
連結されたピストン4をシリンダ3に挿嵌した状態で、
シリンダ3の下端面をクランクケース21の楕円形凹部
22の底面22Aに摺接させながら、図中左右方向に移
動させる。ここで、ピストン4が上死点にあるときにシ
リンダ3の上端部とピストン4の上面の間に形成される
隙間Gは連接棒5のシリンダ3内での傾き加減によって
増減するから、この隙間Gを測定しながらシリンダ3の
位置を移動調整すれば、上死点隙間容積をある範囲内で
任意に調整することができる。こうしてシリンダ3の位
置決めを行った後に、シリンダヘッド23および上カバ
ー15をシリンダ3の上側に取付け、各ボルト16を締
着することによってクランクケース21に固定すれば、
シリンダ3は上,下両端面が楕円形凹部24の底面24
Bと楕円形凹部22の底面22Aとによって挟持され、
一定位置に固定される。
が大きい場合を示し、組立時には、各ボルト16によっ
てシリンダヘッド23、上カバー15等をクランクケー
ス21に締着する前に、連接棒5によってクランク2に
連結されたピストン4をシリンダ3に挿嵌した状態で、
シリンダ3の下端面をクランクケース21の楕円形凹部
22の底面22Aに摺接させながら、図中左右方向に移
動させる。ここで、ピストン4が上死点にあるときにシ
リンダ3の上端部とピストン4の上面の間に形成される
隙間Gは連接棒5のシリンダ3内での傾き加減によって
増減するから、この隙間Gを測定しながらシリンダ3の
位置を移動調整すれば、上死点隙間容積をある範囲内で
任意に調整することができる。こうしてシリンダ3の位
置決めを行った後に、シリンダヘッド23および上カバ
ー15をシリンダ3の上側に取付け、各ボルト16を締
着することによってクランクケース21に固定すれば、
シリンダ3は上,下両端面が楕円形凹部24の底面24
Bと楕円形凹部22の底面22Aとによって挟持され、
一定位置に固定される。
【0026】次に、図3および図4は各部品の寸法誤差
が小さい場合を示し、この場合には、シリンダ3をクラ
ンクケース21のシリンダ固定部21Bのほぼ中央に取
付ければ、前述の如く、わずかの調整を行うことによ
り、ピストン4とシリンダヘッド23との間に生じる隙
間Gを適正な値に調整することができ、上死点隙間容積
を所定値に合わせることができる。
が小さい場合を示し、この場合には、シリンダ3をクラ
ンクケース21のシリンダ固定部21Bのほぼ中央に取
付ければ、前述の如く、わずかの調整を行うことによ
り、ピストン4とシリンダヘッド23との間に生じる隙
間Gを適正な値に調整することができ、上死点隙間容積
を所定値に合わせることができる。
【0027】本実施例による空気圧縮機は以上に述べた
構成を有するもので、その基本的な作動においては従来
技術によるものと格別差異はない。
構成を有するもので、その基本的な作動においては従来
技術によるものと格別差異はない。
【0028】然るに本実施例では、クランクケース21
の上側のシリンダ固定部21Bには、クランク2の軸線
方向と直交方向に延びる楕円形の段部22Bと、該段部
22B内に形成され、シリンダ3の下端面が移動可能な
平端面としての底面22Aとからなる楕円形凹部22を
設け、シリンダヘッド23の下側面には、前記楕円形凹
部22に対向させてシリンダ3の端面が移動可能な平端
面としての底面24Bと、該底面24Bを取り囲み前記
段部22Bと同様な楕円形状に形成された段部24Aか
らなる楕円形凹部24を設け、該各楕円形凹部22,2
4内でシリンダ3の取付位置を移動調整できるようにし
たから、空気圧縮機を組立てる際にシリンダ3の取付位
置を各楕円形凹部22,24内で移動させ、ピストン4
が上死点にあるときに、該ピストン4を支持する連接棒
5のシリンダ3内での傾き加減に応じて、圧縮室Aとし
て画成される上死点隙間容積を増減させることができ、
これにより、各部品の寸法誤差の影響を排除して上死点
隙間容積を可及的に小さくできると共に、各製品毎の圧
縮比を一定の値に調整することができ、吐出量を所定値
に揃えることができる。そして、製品組立途中でシリン
ダ3に対して連接棒5が長過ぎたり、ピストン4の取付
位置が上過ぎたりした場合には、図1に示す如く、シリ
ンダ3を各楕円形凹部22,24内で大きく移動させる
ことによって、隙間Gを調整でき、製品組立後にピスト
ン4がシリンダヘッド23に衝突するような不良品が発
生するのを防止することができる。
の上側のシリンダ固定部21Bには、クランク2の軸線
方向と直交方向に延びる楕円形の段部22Bと、該段部
22B内に形成され、シリンダ3の下端面が移動可能な
平端面としての底面22Aとからなる楕円形凹部22を
設け、シリンダヘッド23の下側面には、前記楕円形凹
部22に対向させてシリンダ3の端面が移動可能な平端
面としての底面24Bと、該底面24Bを取り囲み前記
段部22Bと同様な楕円形状に形成された段部24Aか
らなる楕円形凹部24を設け、該各楕円形凹部22,2
4内でシリンダ3の取付位置を移動調整できるようにし
たから、空気圧縮機を組立てる際にシリンダ3の取付位
置を各楕円形凹部22,24内で移動させ、ピストン4
が上死点にあるときに、該ピストン4を支持する連接棒
5のシリンダ3内での傾き加減に応じて、圧縮室Aとし
て画成される上死点隙間容積を増減させることができ、
これにより、各部品の寸法誤差の影響を排除して上死点
隙間容積を可及的に小さくできると共に、各製品毎の圧
縮比を一定の値に調整することができ、吐出量を所定値
に揃えることができる。そして、製品組立途中でシリン
ダ3に対して連接棒5が長過ぎたり、ピストン4の取付
位置が上過ぎたりした場合には、図1に示す如く、シリ
ンダ3を各楕円形凹部22,24内で大きく移動させる
ことによって、隙間Gを調整でき、製品組立後にピスト
ン4がシリンダヘッド23に衝突するような不良品が発
生するのを防止することができる。
【0029】また、本実施例ではクランクケース21お
よびシリンダヘッド23に設けた各楕円形凹部22,2
4はクランク2の軸線方向と直交方向に延び、クランク
2の軸線方向にはシリンダ3の移動を規制する寸法に形
成したから、連接棒5がほとんど傾斜することがないク
ランク2の軸線方向についてはシリンダ3の位置合わせ
を省略でき、組立て作業を簡単に行うことができる。
よびシリンダヘッド23に設けた各楕円形凹部22,2
4はクランク2の軸線方向と直交方向に延び、クランク
2の軸線方向にはシリンダ3の移動を規制する寸法に形
成したから、連接棒5がほとんど傾斜することがないク
ランク2の軸線方向についてはシリンダ3の位置合わせ
を省略でき、組立て作業を簡単に行うことができる。
【0030】なお、前記実施例では、シリンダ位置決め
面部は楕円形の段部22B,24Aと、該各段部22
B,24A内に一段低く形成した平坦面からなる底面2
2A,24Bからなる楕円形凹部22,24を設けるも
のとして説明したが、本発明はこれに限るものではな
く、単に平坦面によって構成してもよい。
面部は楕円形の段部22B,24Aと、該各段部22
B,24A内に一段低く形成した平坦面からなる底面2
2A,24Bからなる楕円形凹部22,24を設けるも
のとして説明したが、本発明はこれに限るものではな
く、単に平坦面によって構成してもよい。
【0031】また、前記実施例においては、クランクケ
ース21およびシリンダヘッド23の双方にシリンダ位
置決め面部を形成した構成を示したが、シリンダとシリ
ンダヘッドとは相対的な移動ができないように、例えば
図5に示す従来技術のようなシリンダ3とシリンダヘッ
ドとの嵌合関係とするとともに、シリンダヘッドおよび
上カバーのボルト挿通穴をシリンダ3の移動方向に伸び
る長穴に形成し、クランクケース21に対してのみシリ
ンダ3を移動可能にして適宜の位置に調整した後、シリ
ンダヘッド、シリンダ3およびクランクケース21を各
ボルト16によって締結するような構成にしてもよい。
ース21およびシリンダヘッド23の双方にシリンダ位
置決め面部を形成した構成を示したが、シリンダとシリ
ンダヘッドとは相対的な移動ができないように、例えば
図5に示す従来技術のようなシリンダ3とシリンダヘッ
ドとの嵌合関係とするとともに、シリンダヘッドおよび
上カバーのボルト挿通穴をシリンダ3の移動方向に伸び
る長穴に形成し、クランクケース21に対してのみシリ
ンダ3を移動可能にして適宜の位置に調整した後、シリ
ンダヘッド、シリンダ3およびクランクケース21を各
ボルト16によって締結するような構成にしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、ク
ランクケースの上側およびシリンダヘッドの下側にシリ
ンダの端面が移動可能な平端面からなるシリンダ位置決
め面部を対向させて設け、該各シリンダ位置決め面部内
でシリンダヘッドとクランクケースに対する前記シリン
ダの取付位置を移動調整できるようにしたから、シリン
ダの取付位置を各位置決め面部内で移動させ、ピストン
が上死点にあるときに該ピストンを支持する連接棒がシ
リンダ内で傾く加減を調整すれば、該連接棒の傾き加減
に応じて上死点隙間容積を増減させることができ、圧縮
比を調整することができる。
ランクケースの上側およびシリンダヘッドの下側にシリ
ンダの端面が移動可能な平端面からなるシリンダ位置決
め面部を対向させて設け、該各シリンダ位置決め面部内
でシリンダヘッドとクランクケースに対する前記シリン
ダの取付位置を移動調整できるようにしたから、シリン
ダの取付位置を各位置決め面部内で移動させ、ピストン
が上死点にあるときに該ピストンを支持する連接棒がシ
リンダ内で傾く加減を調整すれば、該連接棒の傾き加減
に応じて上死点隙間容積を増減させることができ、圧縮
比を調整することができる。
【0033】また、前記各シリンダ位置決め面部は、前
記クランクの軸線方向と直交方向にのびる平坦面によっ
て構成すれば、連接棒がほとんど傾斜することのできな
いクランクの軸線方向についてはシリンダの位置合わせ
を省くことができ、組立て作業を簡単に行うことができ
る。
記クランクの軸線方向と直交方向にのびる平坦面によっ
て構成すれば、連接棒がほとんど傾斜することのできな
いクランクの軸線方向についてはシリンダの位置合わせ
を省くことができ、組立て作業を簡単に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による空気圧縮機で、各部品の
寸法誤差が比較的大きい場合の組立て状態を示す縦断面
図である。
寸法誤差が比較的大きい場合の組立て状態を示す縦断面
図である。
【図2】図1中の矢示 II −II方向の断面図である。
【図3】各部品の寸法誤差が比較的小さい場合の組立て
状態を示す図1と同様の縦断面図である。
状態を示す図1と同様の縦断面図である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向の断面図である。
【図5】従来技術による空気圧縮機を示す縦断面図であ
る。
る。
2 クランク 3 シリンダ 4 ピストン 5 連接棒 16 ボルト(締着部材) 21 クランクケース 22 楕円形凹部(シリンダ位置決め面部) 23 シリンダヘッド 24 楕円形凹部(シリンダ位置決め面部) 25 吸気弁 29 吐出弁
Claims (1)
- 【請求項1】 クランクを収容するクランクケースと、
該クランクケース上に搭載されるシリンダと、該シリン
ダ内に往復動可能に挿嵌され、前記クランクと連接棒を
介して連結されたピストンと、前記シリンダ上に搭載さ
れ、吸気弁および吐出弁が設けられるシリンダヘッド
と、前記シリンダを挟持した状態で該シリンダヘッドと
クランクケースとの間を締着する締着部材とからなる往
復動圧縮機において、前記クランクケースの上側には、
前記シリンダの端面が移動可能な平坦面からなるシリン
ダ位置決め面部を設け、該シリンダ位置決め面部内でク
ランクケースに対する前記シリンダの取付位置をクラン
クの軸線方向と略直交する方向へ移動調整できるように
したことを特徴とする往復動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4215680A JPH0642462A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 往復動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4215680A JPH0642462A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 往復動圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642462A true JPH0642462A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16676386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4215680A Pending JPH0642462A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 往復動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642462A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4846456A (en) * | 1987-06-03 | 1989-07-11 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Recirculating document feeding apparatus |
US4892299A (en) * | 1987-07-31 | 1990-01-09 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Document feeder |
CN103591005A (zh) * | 2013-11-11 | 2014-02-19 | 华菱星马汽车(集团)股份有限公司 | 顶针装置 |
AT17267U1 (de) * | 2020-12-10 | 2021-10-15 | Anhui meizhi compressor co ltd | Kältemittelverdichter und Verfahren zur Herstellung eines Kältemittelverdichters |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP4215680A patent/JPH0642462A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4846456A (en) * | 1987-06-03 | 1989-07-11 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Recirculating document feeding apparatus |
US4892299A (en) * | 1987-07-31 | 1990-01-09 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Document feeder |
CN103591005A (zh) * | 2013-11-11 | 2014-02-19 | 华菱星马汽车(集团)股份有限公司 | 顶针装置 |
AT17267U1 (de) * | 2020-12-10 | 2021-10-15 | Anhui meizhi compressor co ltd | Kältemittelverdichter und Verfahren zur Herstellung eines Kältemittelverdichters |
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