JPH0642440Y2 - コンバインの排出オーガ用シャッター装置 - Google Patents
コンバインの排出オーガ用シャッター装置Info
- Publication number
- JPH0642440Y2 JPH0642440Y2 JP1988035076U JP3507688U JPH0642440Y2 JP H0642440 Y2 JPH0642440 Y2 JP H0642440Y2 JP 1988035076 U JP1988035076 U JP 1988035076U JP 3507688 U JP3507688 U JP 3507688U JP H0642440 Y2 JPH0642440 Y2 JP H0642440Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- discharge auger
- outlet
- auger
- movable body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Threshing Machine Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、籾タンク内の籾を排出オーガ筒によって機外
へ排出するようにしたコンバインの排出オーガ用シャッ
ター装置に関する。
へ排出するようにしたコンバインの排出オーガ用シャッ
ター装置に関する。
［従来の技術］ 従来のコンバインは、先端に下向きの投出口を有して籾
タンクから籾を排出できる回動自在の長い排出オーガ筒
を機体上のオーガレストに載置し収納できるような構造
になっていた。
タンクから籾を排出できる回動自在の長い排出オーガ筒
を機体上のオーガレストに載置し収納できるような構造
になっていた。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、排出オーガ筒をオーガレストに載置して
収納した状態で路上走行する際には、投出口が下向きの
ため、排出オーガ筒内の残粒が投出口より漏出してしま
う、といった不具合を呈していた。
収納した状態で路上走行する際には、投出口が下向きの
ため、排出オーガ筒内の残粒が投出口より漏出してしま
う、といった不具合を呈していた。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、そのような不具合を課題として解決し、排出
オーガ筒をオーガレストに収納する状態で投出口をシャ
ッターにより自動的に閉じることができるようにしたも
のであり、そのため、投出口を開閉できるシャッターを
排出オーガ筒の先端側に支点軸中心に回動可能に枢着
し、前記投出口より離れる前記排出オーガ筒の途中部位
には、オーガレストの部位に接触すると可動する可動体
を装備するとともに、該可動体の可動により前記シャッ
ターが連動して支点軸中心に回動するよう可動体とシャ
ッターとの間に介装する連動機構を排出オーガ筒の外周
に沿うように設けて構成したものである。
オーガ筒をオーガレストに収納する状態で投出口をシャ
ッターにより自動的に閉じることができるようにしたも
のであり、そのため、投出口を開閉できるシャッターを
排出オーガ筒の先端側に支点軸中心に回動可能に枢着
し、前記投出口より離れる前記排出オーガ筒の途中部位
には、オーガレストの部位に接触すると可動する可動体
を装備するとともに、該可動体の可動により前記シャッ
ターが連動して支点軸中心に回動するよう可動体とシャ
ッターとの間に介装する連動機構を排出オーガ筒の外周
に沿うように設けて構成したものである。
［作用］ したがって、籾タンクからの籾の排出作業を終えた排出
オーガ筒を回動させながらオーガレスト上に載置して収
納する状態で、オーガレストに設けた可動体がオーガレ
ストの部位に接触して可動しながら連動機構を介しシャ
ッターを閉じ作動させることができることになって自動
的に投出口を閉じることができることになり、投出口よ
り籾が漏出しないようにして路上走行ができることにな
る。
オーガ筒を回動させながらオーガレスト上に載置して収
納する状態で、オーガレストに設けた可動体がオーガレ
ストの部位に接触して可動しながら連動機構を介しシャ
ッターを閉じ作動させることができることになって自動
的に投出口を閉じることができることになり、投出口よ
り籾が漏出しないようにして路上走行ができることにな
る。
［実施例］ 次に、図面に示す実施例について説明する。
第１図ないし第６図において、第２図はコンバインの側
面図を示し、両クローラ（６）により支持する機体上の
前後には刈取部（Ｂ）と脱穀部（Ｃ）を配備し、機体前
部の横側方に装備した搭乗運転部（Ｄ）の後方にはエン
ジン部（Ｅ）を配備し、該エンジン部（Ｅ）の後方位に
なるとともに前記脱穀部（Ｃ）の横側方には、該脱穀部
（Ｃ）から籾入れができる籾タンク（Ａ）を搭載し、該
籾タンク（Ａ）の後方にはタンク内の籾を揚上させるこ
とができる縦オーガ筒（７）を立設し、先端に下向きの
投出口（１）を有してオーガ（2a）を内装した長い排出
オーガ筒（２）の基部を前記縦オーガ筒（７）の上部に
回動自在にして連通連設し、前記脱穀部（Ｃ）の上方に
は、前記排出オーガ筒（２）を水平状態にしながら載置
して収納することができるオーガレスト（３）を立設し
て、従来形構造同様に構成する。
面図を示し、両クローラ（６）により支持する機体上の
前後には刈取部（Ｂ）と脱穀部（Ｃ）を配備し、機体前
部の横側方に装備した搭乗運転部（Ｄ）の後方にはエン
ジン部（Ｅ）を配備し、該エンジン部（Ｅ）の後方位に
なるとともに前記脱穀部（Ｃ）の横側方には、該脱穀部
（Ｃ）から籾入れができる籾タンク（Ａ）を搭載し、該
籾タンク（Ａ）の後方にはタンク内の籾を揚上させるこ
とができる縦オーガ筒（７）を立設し、先端に下向きの
投出口（１）を有してオーガ（2a）を内装した長い排出
オーガ筒（２）の基部を前記縦オーガ筒（７）の上部に
回動自在にして連通連設し、前記脱穀部（Ｃ）の上方に
は、前記排出オーガ筒（２）を水平状態にしながら載置
して収納することができるオーガレスト（３）を立設し
て、従来形構造同様に構成する。
前記排出オーガ筒（２）の先端部には、前記投出口
（１）に合致したり離れたりして開閉することができる
シャッター（４）を支点軸（８）中心に回動自在にして
枢着し、前記投出口（１）より離れる前記排出オーガ筒
（２）の途中部位に固設した支持金（９）には可動体
（５）を上下動自在に嵌挿し、該可動体（５）の下端に
は前記オーガレスト（３）の側部上面に接触できる座体
（5a）を形成するとともに、可動体（５）の上端には係
合体（5b）を形成し、排出オーガ筒（２）上の支持片
（10）に中間部を支点軸（11）を介して枢着したくの字
状の連動杆（12）の上部を前記係合体（5b）に嵌挿し、
前記連動杆（12）の上端と下方の前記支持金（９）との
間に引張ばね（13）を連繋し、連動杆（12）の下端に連
繋した連杆（14）の他端側を、前記シャッター（４）の
側面に突設した連結ピン（15）に連繋し、連動機構とな
る前記連動杆（12）および連杆（14）を排出オーガ筒
（２）の外周に沿うように接近させて取付け構成する。
（１）に合致したり離れたりして開閉することができる
シャッター（４）を支点軸（８）中心に回動自在にして
枢着し、前記投出口（１）より離れる前記排出オーガ筒
（２）の途中部位に固設した支持金（９）には可動体
（５）を上下動自在に嵌挿し、該可動体（５）の下端に
は前記オーガレスト（３）の側部上面に接触できる座体
（5a）を形成するとともに、可動体（５）の上端には係
合体（5b）を形成し、排出オーガ筒（２）上の支持片
（10）に中間部を支点軸（11）を介して枢着したくの字
状の連動杆（12）の上部を前記係合体（5b）に嵌挿し、
前記連動杆（12）の上端と下方の前記支持金（９）との
間に引張ばね（13）を連繋し、連動杆（12）の下端に連
繋した連杆（14）の他端側を、前記シャッター（４）の
側面に突設した連結ピン（15）に連繋し、連動機構とな
る前記連動杆（12）および連杆（14）を排出オーガ筒
（２）の外周に沿うように接近させて取付け構成する。
したがって、第２図の仮想線および第５図、第６図に示
すように、籾タンク（Ａ）から籾を排出するために排出
オーガ筒（２）を上動させる状態では、可動体（５）が
下動するとともに引張ばね（13）により引張される連動
杆（12）が回動して、連杆（14）の押し作用によりシャ
ッター（４）が回動して投出口（１）が開かれる状態と
なり、従来形同様にして籾の排出作業を行なうことがで
きることになる。
すように、籾タンク（Ａ）から籾を排出するために排出
オーガ筒（２）を上動させる状態では、可動体（５）が
下動するとともに引張ばね（13）により引張される連動
杆（12）が回動して、連杆（14）の押し作用によりシャ
ッター（４）が回動して投出口（１）が開かれる状態と
なり、従来形同様にして籾の排出作業を行なうことがで
きることになる。
籾の排出作業を終えて、排出オーガ筒（２）を下げなが
らオーガレスト（３）に嵌合するように載置して収納す
る場合には、排出オーガ筒（２）が下動する状態で可動
体（５）の座体（5a）がオーガレスト（３）の側部上面
に接触すると、そのまま可動体（５）は上動する状態と
なって連動杆（12）が回動し、連杆（14）を引きなが
ら、第１図ないし第４図に示すように、シャッター
（４）を回動させて投出口（１）を閉じるとともに、排
出オーガ筒（２）はオーガレスト（３）に嵌合するよう
に載置して収納できることになり、路上走行時に排出オ
ーガ筒（２）内の残粒が漏出するのを防止できることに
なる。
らオーガレスト（３）に嵌合するように載置して収納す
る場合には、排出オーガ筒（２）が下動する状態で可動
体（５）の座体（5a）がオーガレスト（３）の側部上面
に接触すると、そのまま可動体（５）は上動する状態と
なって連動杆（12）が回動し、連杆（14）を引きなが
ら、第１図ないし第４図に示すように、シャッター
（４）を回動させて投出口（１）を閉じるとともに、排
出オーガ筒（２）はオーガレスト（３）に嵌合するよう
に載置して収納できることになり、路上走行時に排出オ
ーガ筒（２）内の残粒が漏出するのを防止できることに
なる。
また、第７図ないし第11図は他の実施例を示し、前記実
施例とは同一符号で示すように略同様に構成するが、投
出口（１）の内方で回動できるシャッター（４）に一体
的となる支点軸（８）の外端にはアーム（16）の端部を
固設し、排出オーガ筒（２）の途中部位の側面に固定し
た支持板（17）には筒の軸心方向に平行となるガイド溝
（18）を形成し、該ガイド溝（18）に嵌合して移動でき
る軸（19）には、オーガレスト（３）の側部に連設した
傾斜板（3a）に接触することができる可動体（５）を架
着し、前記軸（19）に連結したワイヤー（20）を、前記
排出オーガ筒（２）の先端側に突設したワイヤー受け
（21）に挿通するとともに前記アーム（16）の先端に連
繋して構成したものである。
施例とは同一符号で示すように略同様に構成するが、投
出口（１）の内方で回動できるシャッター（４）に一体
的となる支点軸（８）の外端にはアーム（16）の端部を
固設し、排出オーガ筒（２）の途中部位の側面に固定し
た支持板（17）には筒の軸心方向に平行となるガイド溝
（18）を形成し、該ガイド溝（18）に嵌合して移動でき
る軸（19）には、オーガレスト（３）の側部に連設した
傾斜板（3a）に接触することができる可動体（５）を架
着し、前記軸（19）に連結したワイヤー（20）を、前記
排出オーガ筒（２）の先端側に突設したワイヤー受け
（21）に挿通するとともに前記アーム（16）の先端に連
繋して構成したものである。
したがって、第10図および第11図に示すように、排出オ
ーガ筒（２）がオーガレスト（３）から離れる状態で
は、シャッター（４）が自重で垂下する状態となって投
出口（１）は自動的に開かれることになり、また、収納
時に、排出オーガ筒（２）がオーガレスト（３）に接近
すると、可動体（５）が傾斜板（3a）に接触してそのま
まガイド溝（18）にそって移動しながら、ワイヤー（2
0）を引いてシャッター（４）を回動させることにな
り、第７図ないし第９図に示すように、収納した状態で
は投出口（１）を閉じることができることになる。
ーガ筒（２）がオーガレスト（３）から離れる状態で
は、シャッター（４）が自重で垂下する状態となって投
出口（１）は自動的に開かれることになり、また、収納
時に、排出オーガ筒（２）がオーガレスト（３）に接近
すると、可動体（５）が傾斜板（3a）に接触してそのま
まガイド溝（18）にそって移動しながら、ワイヤー（2
0）を引いてシャッター（４）を回動させることにな
り、第７図ないし第９図に示すように、収納した状態で
は投出口（１）を閉じることができることになる。
［考案の効果］ このように本考案は、排出オーガ筒（２）をオーガレス
ト（３）に載置して収納する際に、可動体（５）がオー
ガレスト（３）の部位に接触して可動しながら連動機構
を介しシャッター（４）を閉じることができるように構
成したので、投出口（１）を自動的に良好に開閉できる
ことになり、排出オーガ筒（２）を収納して路上走行し
たり刈取り作業を行なう際には、排出オーガ筒（２）内
の残粒が漏出するのを防止できることになり、自動的に
開閉させることができる簡単な構造にして好適に実施で
きる特長を有する。
ト（３）に載置して収納する際に、可動体（５）がオー
ガレスト（３）の部位に接触して可動しながら連動機構
を介しシャッター（４）を閉じることができるように構
成したので、投出口（１）を自動的に良好に開閉できる
ことになり、排出オーガ筒（２）を収納して路上走行し
たり刈取り作業を行なう際には、排出オーガ筒（２）内
の残粒が漏出するのを防止できることになり、自動的に
開閉させることができる簡単な構造にして好適に実施で
きる特長を有する。
第１図は本考案の実施例である要部の側面図、第２図は
コンバインの側面図、第３図は第１図の右側面図、第４
図は第１図の一部の断面図、第５図は第１図の作動説明
図、第６図は第５図の一部の断面図、第７図は他の実施
例を示し、第８図は第７図の右側面図、第９図は第７図
の一部の断面図、第10図は第７図の作動説明図を示し、
第11図は第10図の一部の断面図を示す。 （１）……投出口、（Ａ）……籾タンク （２）……排出オーガ筒、（３）……オーガレスト （４）……シャッター、（５）……可動体 （８）……支点軸
コンバインの側面図、第３図は第１図の右側面図、第４
図は第１図の一部の断面図、第５図は第１図の作動説明
図、第６図は第５図の一部の断面図、第７図は他の実施
例を示し、第８図は第７図の右側面図、第９図は第７図
の一部の断面図、第10図は第７図の作動説明図を示し、
第11図は第10図の一部の断面図を示す。 （１）……投出口、（Ａ）……籾タンク （２）……排出オーガ筒、（３）……オーガレスト （４）……シャッター、（５）……可動体 （８）……支点軸
Claims (1)
- 【請求項１】先端に下向きの投出口（１）を有して籾タ
ンク（Ａ）から籾を排出できる回動自在の長い排出オー
ガ筒（２）を機体上のオーガレスト（３）に載置し収納
できるようにして構成したコンバインにおいて、前記投
出口（１）を開閉できるシャッター（４）を排出オーガ
筒（２）の先端側に支点軸（８）中心に回動可能に枢着
し、前記投出口（１）より離れる前記排出オーガ筒
（２）の途中部位には、前記オーガレスト（３）の部位
に接触すると可動する可動体（５）を装備するととも
に、該可動体（５）の可動により前記シャッタ（４）が
連動して支点軸（８）中心に回動するよう可動体（５）
とシャッター（４）との間に介装する連動機構を排出オ
ーガ筒（２）の外周に沿うように設けて構成したことを
特徴とする排出オーガ用シャッター装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988035076U JPH0642440Y2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | コンバインの排出オーガ用シャッター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988035076U JPH0642440Y2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | コンバインの排出オーガ用シャッター装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01140231U JPH01140231U (ja) | 1989-09-26 |
| JPH0642440Y2 true JPH0642440Y2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=31261733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988035076U Expired - Lifetime JPH0642440Y2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | コンバインの排出オーガ用シャッター装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642440Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5443879B2 (ja) * | 2009-07-28 | 2014-03-19 | 株式会社クボタ | 穀粒排出装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62162940U (ja) * | 1986-04-07 | 1987-10-16 | ||
| JPS6355829U (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-14 |
-
1988
- 1988-03-16 JP JP1988035076U patent/JPH0642440Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01140231U (ja) | 1989-09-26 |
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