JPH0642420Y2 - 複数条植え田植機の苗送り装置 - Google Patents
複数条植え田植機の苗送り装置Info
- Publication number
- JPH0642420Y2 JPH0642420Y2 JP19696687U JP19696687U JPH0642420Y2 JP H0642420 Y2 JPH0642420 Y2 JP H0642420Y2 JP 19696687 U JP19696687 U JP 19696687U JP 19696687 U JP19696687 U JP 19696687U JP H0642420 Y2 JPH0642420 Y2 JP H0642420Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling
- transmission member
- feeding
- seedlings
- rotating
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Transplanting Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数条植え田植機の苗送り装置に関する。
従来の上記複数条植え田植機の苗送り装置としては、例
えば実開昭60-196107号公報に開示されるように、苗の
せ台に載置してあるマット状苗を間欠的に所定量づつ下
方の植付機構に向けて繰出す縦送り装置を各条ごとに設
け、その駆動用回動支軸と各縦送り装置との間に各別に
クラッチ機構を設ける構造のものがあった。
えば実開昭60-196107号公報に開示されるように、苗の
せ台に載置してあるマット状苗を間欠的に所定量づつ下
方の植付機構に向けて繰出す縦送り装置を各条ごとに設
け、その駆動用回動支軸と各縦送り装置との間に各別に
クラッチ機構を設ける構造のものがあった。
上記引例の構造は、畦際等において一部の条のみ苗植え
する場合に、休止部分の縦送り装置だけを停止できるよ
う構成して、苗の崩れを防止するように考慮したもので
あるが、上述したように各条ごとに独立操作可能なクラ
ッチ機構を設けるので全体として構造が複雑となってコ
ストアップを招く問題があり、植付条数が多くなるにつ
れて上記問題が一層顕著となるものであった。
する場合に、休止部分の縦送り装置だけを停止できるよ
う構成して、苗の崩れを防止するように考慮したもので
あるが、上述したように各条ごとに独立操作可能なクラ
ッチ機構を設けるので全体として構造が複雑となってコ
ストアップを招く問題があり、植付条数が多くなるにつ
れて上記問題が一層顕著となるものであった。
本考案は、縦送り装置への伝動構造の簡素化を図ること
を目的としている。
を目的としている。
本考案の特徴は、複数列のマット状苗を載置してある苗
のせ台の横方向に沿って延設した回動軸に、その軸芯方
向にスライド自在で、かつ、回転伝動可能に伝動部材を
外嵌するとともに、この伝動部材の両側に伝動部材と咬
合連動・離間自在な苗送り用の回転体を遊転外嵌し、前
記伝動部材を片方側のみの前記回転体と咬合う状態と、
両方の回転体夫々と咬合う状態とに切換スライド操作可
能に構成してある点にあり、その好ましい実施態様は、
前記苗送り用回転体が突起付苗送りベルトを巻回する駆
動ローラで構成することであって、作用・効果は次の通
りである。
のせ台の横方向に沿って延設した回動軸に、その軸芯方
向にスライド自在で、かつ、回転伝動可能に伝動部材を
外嵌するとともに、この伝動部材の両側に伝動部材と咬
合連動・離間自在な苗送り用の回転体を遊転外嵌し、前
記伝動部材を片方側のみの前記回転体と咬合う状態と、
両方の回転体夫々と咬合う状態とに切換スライド操作可
能に構成してある点にあり、その好ましい実施態様は、
前記苗送り用回転体が突起付苗送りベルトを巻回する駆
動ローラで構成することであって、作用・効果は次の通
りである。
つまり、前記回動軸と連動回動する単一の前記伝動部材
をスライド操作させることによってその両側の前記回転
体のうちの一方のみを駆動して一部の条のみの苗送りを
行える状態と、両方の回転体夫々を駆動して全部の条の
苗送りを行える状態とのいずれであっても容易に設定で
きるのである。
をスライド操作させることによってその両側の前記回転
体のうちの一方のみを駆動して一部の条のみの苗送りを
行える状態と、両方の回転体夫々を駆動して全部の条の
苗送りを行える状態とのいずれであっても容易に設定で
きるのである。
従って本考案によれば、単一の伝動部材により2個の苗
送り用回転体の切換駆動を行えるものとなって、各別の
クラッチ機構を設ける従来構造のものと比較すると、部
材の簡略化が図れ、全体的な構造の簡素化を図れるもの
となった。
送り用回転体の切換駆動を行えるものとなって、各別の
クラッチ機構を設ける従来構造のものと比較すると、部
材の簡略化が図れ、全体的な構造の簡素化を図れるもの
となった。
第10図に示すように、乗用型走行機体(図外)の後部に
油圧シリンダ等によって揺動操作される四連リンク機構
(3)を介して苗植付装置(4)を昇降自在に連結する
とともに、走行機体からの動力を前記苗植付装置(4)
に伝達するようにして2輪4条植え型の乗用田植機を構
成してある。
油圧シリンダ等によって揺動操作される四連リンク機構
(3)を介して苗植付装置(4)を昇降自在に連結する
とともに、走行機体からの動力を前記苗植付装置(4)
に伝達するようにして2輪4条植え型の乗用田植機を構
成してある。
前記苗植付装置(4)は、支持フレーム兼用の伝動ケー
ス(6)の後部に、4個の苗植付機構(7)…を横方向
に沿って並列配備するとともに、マット状苗(W)を載
置するための苗のせ台(8)及び下部に接地フロート
(9)を備えて構成され、前記苗のせ台(8)の下方側
途中部位には、各条ごとのマット状苗(W)を前記各植
付機構(7)に向けて間欠的に繰り出す4つの苗送り装
置(10)を夫々配備してある。前記苗のせ台(8)は伝
動ケース(6)内の図示しない駆動機構によって一定ス
トロークで左右に往復横スライド駆動され、この苗のせ
台(8)のストロークエンドにおいて前記各送り装置
(10)がマット状苗(W)各植付機構(7)に向けて一
回の植付量に相当する所定量を繰出すよう構成してあ
る。
ス(6)の後部に、4個の苗植付機構(7)…を横方向
に沿って並列配備するとともに、マット状苗(W)を載
置するための苗のせ台(8)及び下部に接地フロート
(9)を備えて構成され、前記苗のせ台(8)の下方側
途中部位には、各条ごとのマット状苗(W)を前記各植
付機構(7)に向けて間欠的に繰り出す4つの苗送り装
置(10)を夫々配備してある。前記苗のせ台(8)は伝
動ケース(6)内の図示しない駆動機構によって一定ス
トロークで左右に往復横スライド駆動され、この苗のせ
台(8)のストロークエンドにおいて前記各送り装置
(10)がマット状苗(W)各植付機構(7)に向けて一
回の植付量に相当する所定量を繰出すよう構成してあ
る。
前記苗送り装置(10)は、同図及び第6図ないし第9図
に示すように、苗送り用回転体としての下方側の駆動ロ
ーラ(11)と上方側の従動ローラ(12)間に亘って突起
(17)付きの搬送ベルト(13)を各条2本づつ合計8本
巻回張設して構成してあり、苗のせ台(8)に形成した
開口(14)から前記突起(17)を突出させた状態に配備
してある。前記駆動ローラ(11)は苗のせ台(8)下面
側に横方向に沿って架設した六角軸からなる回動軸(1
5)に遊転外嵌してあり、又前記従動ローラ(12)は苗
のせ台(8)下面側に固定架設した支軸(16)に遊転外
嵌してある。詳述すると第1図に示すように、断面が六
角形状の前記回動軸(15)に、左右各2条分に相当する
範囲に亘って延びる苗送り用の一対のローラボス部材
(11a),(11a)を遊転外嵌するとともに、各条ごとの
駆動ローラ(11)を前記ローラボス部材(11a),(11
a)に外嵌固着してあり、右側2状分の一対の搬送ベル
ト(13),(13)及び左側の一対の搬送ベルト(13),
(13)夫々が一体的に後述の如く回動駆動されるよう構
成してある。
に示すように、苗送り用回転体としての下方側の駆動ロ
ーラ(11)と上方側の従動ローラ(12)間に亘って突起
(17)付きの搬送ベルト(13)を各条2本づつ合計8本
巻回張設して構成してあり、苗のせ台(8)に形成した
開口(14)から前記突起(17)を突出させた状態に配備
してある。前記駆動ローラ(11)は苗のせ台(8)下面
側に横方向に沿って架設した六角軸からなる回動軸(1
5)に遊転外嵌してあり、又前記従動ローラ(12)は苗
のせ台(8)下面側に固定架設した支軸(16)に遊転外
嵌してある。詳述すると第1図に示すように、断面が六
角形状の前記回動軸(15)に、左右各2条分に相当する
範囲に亘って延びる苗送り用の一対のローラボス部材
(11a),(11a)を遊転外嵌するとともに、各条ごとの
駆動ローラ(11)を前記ローラボス部材(11a),(11
a)に外嵌固着してあり、右側2状分の一対の搬送ベル
ト(13),(13)及び左側の一対の搬送ベルト(13),
(13)夫々が一体的に後述の如く回動駆動されるよう構
成してある。
一方、第4図ないし第6図に示すように、断面が六角形
状の前記支軸(16)の左右両端側には、該支軸(16)に
一体化されるボス部材(18)が外嵌するとともに、その
ボス部材(18)に左右両端側の従動ローラ(12),(1
2)を遊転外嵌させ、かつ、該従動ローラ(12)の段差
部側面(19)と前記ボス部材(18)の大径部側面(20)
との間にOリング(21)を挾持介在させてあり、このO
リング(21)の摩擦力によって駆動が断たれた搬送ベル
ト(13)の遊転を防止して苗のずり落ちを防止するよう
構成してある。
状の前記支軸(16)の左右両端側には、該支軸(16)に
一体化されるボス部材(18)が外嵌するとともに、その
ボス部材(18)に左右両端側の従動ローラ(12),(1
2)を遊転外嵌させ、かつ、該従動ローラ(12)の段差
部側面(19)と前記ボス部材(18)の大径部側面(20)
との間にOリング(21)を挾持介在させてあり、このO
リング(21)の摩擦力によって駆動が断たれた搬送ベル
ト(13)の遊転を防止して苗のずり落ちを防止するよう
構成してある。
前記回動軸(15)は図示しない駆動機構によって苗のせ
台(8)のストロークエンドにおいて所定量回動駆動さ
れる。そして、前記一対のローラボス部材(11a),(1
1a)の中間には、回転動力伝達可能、かつ、前記回動軸
(15)の軸芯方向にスライド操作自在な伝動部材(22)
を外嵌してあり、この伝動部材(22)の左右両側内周部
と、前記各ローラボス部材(11a),(11a)の端部と
は、第3図に示す如く夫々スプライン嵌合自在に構成し
てある。さらにまた、前記伝動部材(22)は、背面視で
右側のみのローラボス部材(11a)と咬合う状態(第1
図参照)と、両方のローラボス部材(11a),(11a)夫
々と咬合う状態(第2図参照)とに、切換えスライド操
作可能に構成してある。
台(8)のストロークエンドにおいて所定量回動駆動さ
れる。そして、前記一対のローラボス部材(11a),(1
1a)の中間には、回転動力伝達可能、かつ、前記回動軸
(15)の軸芯方向にスライド操作自在な伝動部材(22)
を外嵌してあり、この伝動部材(22)の左右両側内周部
と、前記各ローラボス部材(11a),(11a)の端部と
は、第3図に示す如く夫々スプライン嵌合自在に構成し
てある。さらにまた、前記伝動部材(22)は、背面視で
右側のみのローラボス部材(11a)と咬合う状態(第1
図参照)と、両方のローラボス部材(11a),(11a)夫
々と咬合う状態(第2図参照)とに、切換えスライド操
作可能に構成してある。
上記構成にすることによって、前記伝動部材(22)を右
側のローラボス部材(11a)と咬合わせることで右側2
条のみの苗送りを行う状態に設定でき、両側のローラボ
ス部材(11a),(11a)と咬合わせることで4条全部の
苗送りを行う状態に設定できるのである。
側のローラボス部材(11a)と咬合わせることで右側2
条のみの苗送りを行う状態に設定でき、両側のローラボ
ス部材(11a),(11a)と咬合わせることで4条全部の
苗送りを行う状態に設定できるのである。
前記ローラボス部材(11a)にスターホイール状の送り
爪を設けて、苗送り用の回転体(11)を構成することも
できる。
爪を設けて、苗送り用の回転体(11)を構成することも
できる。
又、本考案は4条植え型に限定されるものではなく、2
条以上であれば適用できる。
条以上であれば適用できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
図面は本考案に係る複数条植え田植機の苗送り装置の実
施例を示し、第1図及び第2図は伝動部材配設部の横断
面図、第3図は第1図のIII-III線断面図、第4図はO
リング配設部の断面図、第5図は第4図のV-V線断面
図、第6図は簡略化した平面図、第7図は回動軸配設部
の断面図、第8図は支軸配設部の断面図、第9図は平面
図、第10図は田植機後部の側面図である。 (8)……苗のせ台、(15)……回動支軸、(11),
(11)……回転体、(22)……伝動部材。
施例を示し、第1図及び第2図は伝動部材配設部の横断
面図、第3図は第1図のIII-III線断面図、第4図はO
リング配設部の断面図、第5図は第4図のV-V線断面
図、第6図は簡略化した平面図、第7図は回動軸配設部
の断面図、第8図は支軸配設部の断面図、第9図は平面
図、第10図は田植機後部の側面図である。 (8)……苗のせ台、(15)……回動支軸、(11),
(11)……回転体、(22)……伝動部材。
Claims (2)
- 【請求項1】複数列のマット状苗(W)を載置してある
苗のせ台(8)の横方向に沿って延設した回動軸(15)
に、その軸芯方向にスライド自在で、かつ、回転伝動可
能に伝動部材(22)を外嵌するとともに、この伝動部材
(22)の両側に伝動部材(22)と咬合連動・離間自在な
苗送り用の回転体(11),(11)を遊転外嵌し、前記伝
動部材(22)を片方側のみの前記回転体(11)と咬合う
状態と、両方の回転体(11),(11)夫々と咬合う状態
とに切換スライド操作可能に構成してある複数条植え田
植機の苗送り装置。 - 【請求項2】前記苗送り用回転体(11),(11)が突起
付苗送りベルト(13)を巻回する駆動ローラである実用
新案登録請求の範囲第1項に記載の複数条植え田植機の
苗送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19696687U JPH0642420Y2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 複数条植え田植機の苗送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19696687U JPH0642420Y2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 複数条植え田植機の苗送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0199104U JPH0199104U (ja) | 1989-07-03 |
JPH0642420Y2 true JPH0642420Y2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=31487550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19696687U Expired - Lifetime JPH0642420Y2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 複数条植え田植機の苗送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642420Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-24 JP JP19696687U patent/JPH0642420Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0199104U (ja) | 1989-07-03 |
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