JPH0642312Y2 - カップ式飲料自動販売機の原料攪拌装置 - Google Patents

カップ式飲料自動販売機の原料攪拌装置

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JPH0642312Y2
JPH0642312Y2 JP2944392U JP2944392U JPH0642312Y2 JP H0642312 Y2 JPH0642312 Y2 JP H0642312Y2 JP 2944392 U JP2944392 U JP 2944392U JP 2944392 U JP2944392 U JP 2944392U JP H0642312 Y2 JPH0642312 Y2 JP H0642312Y2
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JP
Japan
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cup
raw material
stirring
vending machine
cover
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JP2944392U
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JPH04136787U (ja
Inventor
俊博 佐藤
吉田  誠
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コーヒー,ココアな
いしシロップ等の各種粉末,液体原料に湯ないし冷水の
希釈用水を加えて攪拌調合したホットないしコールド飲
料をカップに入れて販売に供するカップ式飲料自動販売
機の原料攪拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種のカップ式飲料自動
販売機では、販売指令により粉末,液体原料と湯水とを
機内のミキシングボゥル内に搬出し、ここで原料を攪拌
して飲料を調合した後に、この飲料をミキシングボゥル
から飲料ホースを通じてベンドステージに搬出されたカ
ップ内に注入するような原料攪拌方式が採用されてい
る。
【0003】しかしながら、かかる方式のカップ式飲料
自動販売機では次記のような問題がある。すなわち飲料
の調合,供給過程で、原料攪拌機構のミキシングボゥル
およびこれに続く飲料ホースの内部には飲料の溶け残り
滓が付着残留するために、販売待機時間が長いと時間の
経過とともにこの飲料滓に細菌が発生,増殖し、これが
次回の飲料販売時の際に飲料に混入するという衛生上の
問題が派生する。また特にスープのように粘性のある飲
料,あるいは具入り味噌汁等を販売する場合は、飲料が
流れにくく飲料切れが悪いので系内の付着残留量が多く
なる。
【0004】このために従来では、ミキシングボゥルお
よび飲料ホースを頻繁に洗浄することによって前記問題
に対処しているが、この洗浄作業には手間と時間が掛り
厄介である他、粘性の高い飲料は系内の付着残留量が多
いことから販売を断念せざるを得ない等の販売管理上の
問題があった。一方、上記問題点を解決する販売方式と
して、あらかじめカップ内に粉末原料入りカップをカッ
プ供給機構に収納して置き、販売指令によりカップ供給
機構からベンドステージに搬出した粉末原料入りカップ
へ直接湯水を注入した上で、該カップ内に、モータで回
転する攪拌羽根が昇降駆動機構により進入される原料攪
拌手段により、粉末原料と湯水を攪拌混合して飲料を調
合するようにした販売方式のもの、あるいはカップ供給
機構から搬出されたカップを受け取って商品取出口へ機
内搬送するカップ搬送機構を具備し、かつカップ搬送過
程の途上でカップ内に粉末原料,湯水を順に直接供給し
た後に、前記方式と同様の原料攪拌手段によりカップ内
で粉末原料と湯水を攪拌混合して飲料を調合するように
した販売方式のものが提案されている。
【0005】この販売方式によれば、カップ内で直接に
原料の攪拌を行なうので前記カップ外攪拌方式のミキシ
ングボゥル,およびこれに続く飲料ホース等が不要とな
り、したがって飲料滓の付着残留による衛生上の問題解
消に加えて、販売飲料の制限無しにスープ,具入り味噌
汁等の販売も可能となる。なお、カップ内に攪拌羽根を
進入させる原料攪拌装置を備えたカップ式飲料自動販売
機は、例えば実開昭54−95300号公報に開示され
ている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記したカ
ップ内攪拌方式では、原料を十分に攪拌調合するために
攪拌羽根を勢いよく回転させると、飲料がカップから溢
れたり飛散する問題がある。そこでこの考案は、攪拌羽
根を用いたカップ内攪拌方式の実施に即して、攪拌時に
カップにカバーを装着して飲料の溢れを防止するととも
に、カップとカバーの相互の位置合わせが容易な原料攪
拌装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの考案は、原料攪拌装置を、液体,粉末等の原料入
りカップに希釈用水を注入した状態で原料と希釈用水を
カップ内で攪拌して飲料を調合するカップ式飲料自動販
売機の原料攪拌装置であって、攪拌モータの回転軸先端
に連結した攪拌羽根と、前記攪拌モータを上下移動可能
にガイド支持する基台と、該基台に装備した攪拌モータ
ー昇降駆動機構と、前記攪拌モータの回転軸上に前記攪
拌羽根と同心状に配備したカップカバーと、該カップカ
バーの昇降移動手段とを具備してなるように構成する。
【0008】
【作用】前記の手段によれば、カップを攪拌羽根の直下
に位置させたところで昇降駆動機構を下降動作すれば攪
拌羽根をカップ内に進入でき、カップカバーは攪拌羽根
の回転軸上に同心配備されているので攪拌羽根の下降に
合わせてカップカバーを昇降移動手段により降下移動さ
せればカップに対する正しい相対位置を容易に確保して
カップの上面を覆うので、攪拌羽根を回転させて飲料を
溢れさすことなく十分に攪拌調合できることになる。
【0009】
【実施例】図1,図2はそれぞれ待機および原料攪拌工
程の状態におけるこの考案の実施例による原料攪拌装置
の構成を示すものであり、原料攪拌装置は基本的に攪拌
羽根1と、攪拌羽根1を駆動する攪拌モータ2と、攪拌
羽根1および攪拌モータ2を上下移動可能にガイド支持
する基台3と、該基台3に装備して攪拌モータ2を上下
移動操作する昇降駆動機構4と、カップカバー5とを主
要部品として構成されている。
【0010】ここで、前記した攪拌羽根1は攪拌モータ
2の回転軸21の下部先端に結合されている。一方、攪
拌モータ2にはL字形のモータ支持台22が取付けられ
ており、かつその先端が基台3に装備した縦方向のスラ
イド軸31に嵌合して上下移動可能にガイド支持され、
さらに該モータ支持台22が後記の昇降駆動機構4の搬
送帯に連結結合されている。なお、符号23はモータ支
持台22のスライド軸受である。
【0011】これに対し、カップカバー5は後述する原
料各工程で原料入りカップの開口面を蓋するキャップ体
であって攪拌モータ2の回転軸21上に遊嵌されて攪拌
羽根1と同心状に配備されており、かつカバーの上面に
は図示されてない温水タンク等の希釈用水供給装置にホ
ースを介して接続される希釈用水注入用ノズル51が開
口し、さらにカバー周縁部の下面にはカップ上に着地し
た際にカップの上面に嵌合し合ってその攪拌位置決めを
行なうガイド部材52が突出形成さている。またカップ
カバー5には昇降移動手段としてこの場合、逆L字形の
カバー支持台53が取付けてあり、該カバー支持台53
の先端が前記したスライド軸31に嵌合してモータ支持
台22の上に担持されている。なお54はカバー支持台
53のスライド軸受である。
【0012】また昇降駆動機構4は、上下のプーリ4
1,42の間に張架して前記スライド軸31と平行に敷
設されたベルト,ワイヤ等の搬送帯43と、プーリ41
に結合した駆動モータ44と、モータ支持台22の昇降
位置を検出する位置検出スイッチ45,46等から構成
されている。なお、前記搬送帯の代わりにボールねじ等
を採用したねじ送り機構で構成することも可能である。
【0013】一方、符号6で示すカップはカップ内に粉
末等の原料7を収容した状態で符号8で示すカップ搬送
機構に受容保持されて機内搬送される。次に、上記構成
による原料攪拌動作に付いて説明する。まず販売待機状
態では原料攪拌装置は図1の状態で待機している。すな
わちこの待機状態では昇降駆動機構4が上昇位置で停止
しており、モータ支持台22,およびカバー支持台53
を介して攪拌モータ2およびカップカバー5が上方に待
機している。
【0014】ここで、販売指令により一連の販売動作が
開始され、カップ搬送機構8に乗って原料7を収容した
カップ6が原料攪拌位置の攪拌羽根1の直下に到達する
と、ここで図示されてない運転制御部からの指令によ
り、まず昇降駆動機構4が下降動作してモータ支持台2
2を下方に移動操作する。これにより攪拌モータ2とと
もに攪拌羽根1が下降を開始し、その直下に停止してい
るカップ6の中に上方より進入する。またその下降の停
止位置決めは昇降駆動機構4の位置検出スイッチ46の
検出信号によって行なわれる。一方攪拌モータ2が下降
すると、これに追従する形でカップカバー5がカバー支
持台53を介して下降し、そして図2に示すようにカッ
プカバー5がカップ6の上面に着地したところでモータ
支持台22と切り離れて停止し、カップ6の上面を覆
う。これによりカップ6の高さサイズに関係なくカップ
カバーを正しくカップ上面に着地させることができる。
またこの着地の際に、カップカバー5が攪拌羽根1と同
心状に配備されているのでカップとの相対位置合わせが
自動的に決まり、カバーに形成した前記のガイド部材5
2が先行してカップ6の上面開口に容易に嵌合し、カッ
プ6を攪拌羽根1の中心に整合させるように修正して正
しく位置決めを行なう。なおガイド部材52はカップ6
の外周側に嵌合するものであってもよい。このカップ位
置決め操作によりカップと攪拌羽根1とが接触し合うの
を防ぐことができる。
【0015】この状態になると、次にカバー5のノズル
51を通じて湯,水等の定量の希釈用水がカップ6内に
注入され、続いて攪拌モータ2が始動して攪拌羽根1を
回転駆動し、カップ6内で原料と希釈用水とを攪拌混合
して飲料を調合する。ここで所定の攪拌時間が経過する
と攪拌モータ2は停止し、続いて昇降駆動機構4が上昇
動作し、モータ支持台22う介して攪拌モータ2ととも
に攪拌羽根1をカップ6の中から引き上げる。またこの
上昇過程でモータ支持台22はカバー支持台53ととも
にカップカバー5を一緒に引き上げる。そしてモータ支
持台22か待機位置まで上昇すると位置検出スイッチ4
5が作動し昇降駆動機構4が停止する。なおこれら一連
の原料攪拌動作は運転制御部よりプログラムされる。一
方上記の原料攪拌工程が終了するとカップ搬送機構8が
再び移動を開始し、飲料入りのカップ6が商品取出口へ
搬出される。
【0016】なお、前記の原料攪拌工程で、原料攪拌を
効果的に行なうために、カップカバー5を押し上げない
範囲で攪拌羽根1をカップ6内で上下往復動させるよう
に昇降駆動機構4を運転制御することもできる。また原
料攪拌の終了直前で攪拌羽根1をカップから引き上げる
際に、攪拌羽根1を回転しつつノズル51を通じて若干
の湯をカップカバー5内に注入することにより、攪拌羽
根1およびカップカバー5の内壁面を洗浄することがで
きる。
【0017】
【考案の効果】以上述べたようにこの考案によれば、攪
拌モータの回転軸先端に連結した攪拌羽根と、前記攪拌
モータを上下移動可能にガイド支持する基台と、該基台
に装備した攪拌モーター昇降駆動機構と、前記攪拌モー
タの回転軸上に前記攪拌羽根と同心状に配備したカップ
カバーと、該カップカバーの昇降移動手段とを具備して
原料攪拌装置を構成したので、攪拌時にカップにカバー
を簡単な構成で位置合わせして装着できるので安価であ
り、また飲料の溢れがないので勢いよく攪拌調合でき溶
け難い原料の飲料も美味しく提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例による原料攪拌装置の待機状
態を示す構成図
【図2】図1の原料攪拌装置の原料攪拌時の状態を示す
構成図
【符号の説明】
1 攪拌羽根 2 攪拌モータ 3 基台 4 昇降駆動機構 5 カップカバー 6 カップ 7 原料 8 カップ搬送機構 21 回転軸 22 モータ支持台 31 スライド軸 51 希釈用水注入ノズル 52 ガイド部材 53 カバー支持台

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体,粉末等の原料入りカップに希釈用水
    を注入した状態で原料と希釈用水をカップ内で攪拌して
    飲料を調合するカップ式飲料自動販売機の原料攪拌装置
    であって、攪拌モータの回転軸先端に連結した攪拌羽根
    と、前記攪拌モータを上下移動可能にガイド支持する基
    台と、該基台に装備した攪拌モーター昇降駆動機構と、
    前記攪拌モータの回転軸上に前記攪拌羽根と同心状に配
    備したカップカバーと、該カップカバーの昇降移動手段
    とを具備してなることを特徴とするカップ式飲料自動販
    売機の原料攪拌装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の原料攪拌装置において、カ
    ップカバーに希釈用水の注入ノズルが開口していること
    を特徴とするカップ式飲料自動販売機の原料攪拌装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の原料攪拌装置において、カ
    ップカバーの周縁部下面にカップへの着地の際にカップ
    に嵌合してカップの位置決めを行なうガイド部材を備え
    ていることを特徴とするカップ式飲料自動販売機の原料
    攪拌装置。
JP2944392U 1992-05-07 1992-05-07 カップ式飲料自動販売機の原料攪拌装置 Expired - Lifetime JPH0642312Y2 (ja)

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JPH04136787U JPH04136787U (ja) 1992-12-18
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