JPH0642155Y2 - ダクト用たわみ継ぎ手 - Google Patents
ダクト用たわみ継ぎ手Info
- Publication number
- JPH0642155Y2 JPH0642155Y2 JP1990049244U JP4924490U JPH0642155Y2 JP H0642155 Y2 JPH0642155 Y2 JP H0642155Y2 JP 1990049244 U JP1990049244 U JP 1990049244U JP 4924490 U JP4924490 U JP 4924490U JP H0642155 Y2 JPH0642155 Y2 JP H0642155Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- wire
- metal wire
- flexible joint
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Joints Allowing Movement (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空調用、排煙用等のダクトの連結部材であるた
わみ継ぎ手に係る。
わみ継ぎ手に係る。
ビルの空調又は排煙用のダクトは、ねずみが住みつきや
すい各階の天井裏に設けられるのが普通であり、ねずみ
は布地等を噛み破る習性があるところ、布地を主材とす
る従来のたわみ継ぎ手は、このねずみ対策を欠いていた
ため、ねずみに噛み破られて穴があき、時にはその穴か
らダクト内にねずみが入り込んで死体をさらすことさえ
あり、ダクトの機能がねずみのために著しく損われる事
例がしばしば見られた。
すい各階の天井裏に設けられるのが普通であり、ねずみ
は布地等を噛み破る習性があるところ、布地を主材とす
る従来のたわみ継ぎ手は、このねずみ対策を欠いていた
ため、ねずみに噛み破られて穴があき、時にはその穴か
らダクト内にねずみが入り込んで死体をさらすことさえ
あり、ダクトの機能がねずみのために著しく損われる事
例がしばしば見られた。
次に、ダクト間をつなぐたわみ継ぎ手の筒体は、長めの
ものが使用され、外方に少し膨んだ形で設けられるが、
たわみ性があるために、内側に凹んだりして外形を大き
く変えることが多い。このような変形を防止するため
に、従来、ピアノ線のごとき金属線を2枚の継ぎ手シー
トの間に筒周をめぐってリング状に介在させ、この金属
線の両側に沿って2枚の継ぎ手シートを縫合することに
より該金属線を継ぎ手筒体に固定する方法が用いられて
いた。この従来法によると、縫合の縫い目が拡がってす
き間を生じ、継ぎ手シートの気密性が損われることと、
熱や排気におかされて縫い糸が切断し、金属線を継ぎ手
シートに固定できなくなるという問題点があった。
ものが使用され、外方に少し膨んだ形で設けられるが、
たわみ性があるために、内側に凹んだりして外形を大き
く変えることが多い。このような変形を防止するため
に、従来、ピアノ線のごとき金属線を2枚の継ぎ手シー
トの間に筒周をめぐってリング状に介在させ、この金属
線の両側に沿って2枚の継ぎ手シートを縫合することに
より該金属線を継ぎ手筒体に固定する方法が用いられて
いた。この従来法によると、縫合の縫い目が拡がってす
き間を生じ、継ぎ手シートの気密性が損われることと、
熱や排気におかされて縫い糸が切断し、金属線を継ぎ手
シートに固定できなくなるという問題点があった。
また、最近、ビル火災時における排煙ダクトのたわみ継
ぎ手の耐火性が問題になっている。
ぎ手の耐火性が問題になっている。
従来技術の前記の問題点にかんがみ、本考案はたわみ継
ぎ手をねずみによる破損から守ることと、たわみ継ぎ手
の変形防止用金属線の固定手段を改良することと、該継
ぎ手の耐火性を高めることを目的とする。
ぎ手をねずみによる破損から守ることと、たわみ継ぎ手
の変形防止用金属線の固定手段を改良することと、該継
ぎ手の耐火性を高めることを目的とする。
前記の課題を解決するために採用した手段を例示の図を
用いて述べると次のとおりである。
用いて述べると次のとおりである。
(1)本考案のダクト用たわみ継ぎ手1は、たわみ継ぎ
手の筒体を構成するシート状積層物において、たわみ性
と気密性を有するシート状継ぎ手主材2の外側に、細い
金属線で作成されたワイヤークロス3が重ね合わされて
いることを特徴とする。
手の筒体を構成するシート状積層物において、たわみ性
と気密性を有するシート状継ぎ手主材2の外側に、細い
金属線で作成されたワイヤークロス3が重ね合わされて
いることを特徴とする。
(2)本考案のダクト用たわみ継ぎ手1は、前記(1)
に記載のたわみ継ぎ手において、たわみ性と気密性を有
するシート状継ぎ手主材2の外側に、細い金属線で作成
されたワイヤークロス4が重ね合わされ、該ワイヤーク
ロスの筒周に継ぎ手の変形を防止するための金属線5が
リング状に固着されていることを特徴とする。
に記載のたわみ継ぎ手において、たわみ性と気密性を有
するシート状継ぎ手主材2の外側に、細い金属線で作成
されたワイヤークロス4が重ね合わされ、該ワイヤーク
ロスの筒周に継ぎ手の変形を防止するための金属線5が
リング状に固着されていることを特徴とする。
細い金属線の先端は、歯ぐきなどの柔らかい皮ふを刺傷
するため、該金属線で作成されたワイヤークロスは、ね
ずみが噛むのを嫌う性質がある。
するため、該金属線で作成されたワイヤークロスは、ね
ずみが噛むのを嫌う性質がある。
また細い金属線で作成されたワイヤークロスはたわみ継
ぎ手に必要なたわみ性を有する。また火炎をさえぎる効
果もある。
ぎ手に必要なたわみ性を有する。また火炎をさえぎる効
果もある。
変形防止用金属線は溶接等の手段によりワイヤークロス
に容易に固着できる。
に容易に固着できる。
図は本考案の実施例を示す。第2図〜第4図は変形防止
用金属線を使用したたわみ継ぎ手を例示し、第5図は該
金属線を使用しないたわみ継ぎ手を例示する。図中、6
は変形防止用金属線の固着部、7a、7bはダクト、8はダ
クトフランジ、9はたわみ継ぎ手取付け用フランジ、1
0、11は止め付け用ボルトである。
用金属線を使用したたわみ継ぎ手を例示し、第5図は該
金属線を使用しないたわみ継ぎ手を例示する。図中、6
は変形防止用金属線の固着部、7a、7bはダクト、8はダ
クトフランジ、9はたわみ継ぎ手取付け用フランジ、1
0、11は止め付け用ボルトである。
たわみ性と気密性を有するシート状継ぎ手主材2には、
ガラス繊維又は炭素繊維で織成した布地の両面にアルミ
箔を貼着したものを使用す。ワイヤークロス3、4に
は、線径が10〜60ミクロンの細いステンレス線を用いて
緻密に織成又は編成したものを使用する。変形防止用金
属線5には、線径が1〜2mmのステンレスのピアノ線を
使用する。このピアノ線をワイヤークロスに固着する手
段は半田付けによる。
ガラス繊維又は炭素繊維で織成した布地の両面にアルミ
箔を貼着したものを使用す。ワイヤークロス3、4に
は、線径が10〜60ミクロンの細いステンレス線を用いて
緻密に織成又は編成したものを使用する。変形防止用金
属線5には、線径が1〜2mmのステンレスのピアノ線を
使用する。このピアノ線をワイヤークロスに固着する手
段は半田付けによる。
各シート状部材2、3、4は任意の幅で長尺に作成され
るから、これらを継ぎ手サイズに切断し、積層して筒状
に成形加工する。
るから、これらを継ぎ手サイズに切断し、積層して筒状
に成形加工する。
上記の実施例は、本考案の技術的範囲内で任意に変更で
きることはいうまでもない。
きることはいうまでもない。
本考案の効果は次に列挙する。
(1)細い金属線で作成されたワイヤークロスは、ねず
みが噛むのを嫌う性質があるから、その内側に設けた継
ぎ手主材はねずみに噛み破られるおそれがなく、従来の
たわみ継ぎ手のねずみにまつわる先述の問題点が解決さ
れた。
みが噛むのを嫌う性質があるから、その内側に設けた継
ぎ手主材はねずみに噛み破られるおそれがなく、従来の
たわみ継ぎ手のねずみにまつわる先述の問題点が解決さ
れた。
(2)変形防止用金属線はワイヤークロスに固着され、
継ぎ手主材の縫合による従来の金属線固定手段を使用し
ないから、該縫合手段を使用することによって生ずる従
来法の先述の問題点は解消した。
継ぎ手主材の縫合による従来の金属線固定手段を使用し
ないから、該縫合手段を使用することによって生ずる従
来法の先述の問題点は解消した。
(3)ビル火災の際、排煙ダクトのたわみ継ぎ手に火炎
が燃え移って該継ぎ手が焼失すると、ダクトの機能が完
全に失われ、人命にかかわる大事ともなるが、ワイヤー
クロスは火炎をさえぎり、たわみ継ぎ手の燃焼を防止す
る効果がある。
が燃え移って該継ぎ手が焼失すると、ダクトの機能が完
全に失われ、人命にかかわる大事ともなるが、ワイヤー
クロスは火炎をさえぎり、たわみ継ぎ手の燃焼を防止す
る効果がある。
(4)細い金属線で作成されたワイヤークロスはたわみ
性を有するから、継ぎ手のたわみ性に悪影響を及ぼさな
い。
性を有するから、継ぎ手のたわみ性に悪影響を及ぼさな
い。
第1図はたわみ継ぎ手で連結したダクトの簡略斜視図、
第2図は第1図II-II部の切断端面拡大図、第3図は第
2図の一部拡大図、第4図は第1図IV-IV部の切断端面
拡大図、第5図は本考案品の別例の一部断面図である。 1……たわみ継ぎ手、2……シート状継ぎ手主材、3、
4……ワイヤークロス、5……変形防止用金属線、6…
…金属線固着部、7a、7b……ダクト。
第2図は第1図II-II部の切断端面拡大図、第3図は第
2図の一部拡大図、第4図は第1図IV-IV部の切断端面
拡大図、第5図は本考案品の別例の一部断面図である。 1……たわみ継ぎ手、2……シート状継ぎ手主材、3、
4……ワイヤークロス、5……変形防止用金属線、6…
…金属線固着部、7a、7b……ダクト。
Claims (2)
- 【請求項1】たわみ継ぎ手の筒体を構成するシート状積
層物において、主たる材料が布地で成るたわみ性と気密
性とを有するシート状継ぎ手主材の外側に、細い金属線
で作成されたワイヤークロスが重ね合わされていること
を特徴とするダクト用たわみ継ぎ手。 - 【請求項2】たわみ継ぎ手の筒体を構成するシート状積
層物において、主たる材料が布地で成るたわみ性と気密
性とを有するシート状継ぎ手主材の外側に、細い金属線
で作成されたワイヤークロスが重ね合わされており、前
記シート状継ぎ手主材の内側に、細い金属線で作成され
たワイヤークロスが重ね合わされ、該ワイヤークロスの
筒周に、継ぎ手の変形を防止するための金属線がリング
状に固着されていることを特徴とするダクト用たわみ継
ぎ手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990049244U JPH0642155Y2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | ダクト用たわみ継ぎ手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990049244U JPH0642155Y2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | ダクト用たわみ継ぎ手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH048891U JPH048891U (ja) | 1992-01-27 |
JPH0642155Y2 true JPH0642155Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31566765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990049244U Expired - Lifetime JPH0642155Y2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | ダクト用たわみ継ぎ手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642155Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005214462A (ja) * | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Iwao Sugiyama | フレキシブルダクト |
JP5578768B2 (ja) * | 2008-03-21 | 2014-08-27 | 三菱重工業株式会社 | ダクト |
JP6850411B2 (ja) * | 2015-10-21 | 2021-03-31 | 国立大学法人九州大学 | 持針器 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56143686U (ja) * | 1980-03-29 | 1981-10-29 | ||
JPS5891089U (ja) * | 1981-12-16 | 1983-06-20 | ニチアス株式会社 | 非金属製伸縮継手 |
JPS5967155A (ja) * | 1982-10-06 | 1984-04-16 | 株式会社日立製作所 | 車両用たわみ風道 |
JPH0529435Y2 (ja) * | 1988-05-19 | 1993-07-28 |
-
1990
- 1990-05-11 JP JP1990049244U patent/JPH0642155Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH048891U (ja) | 1992-01-27 |
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