JP2597258Y2 - 土木工事の換気用風管 - Google Patents

土木工事の換気用風管

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JP2597258Y2
JP2597258Y2 JP1993055597U JP5559793U JP2597258Y2 JP 2597258 Y2 JP2597258 Y2 JP 2597258Y2 JP 1993055597 U JP1993055597 U JP 1993055597U JP 5559793 U JP5559793 U JP 5559793U JP 2597258 Y2 JP2597258 Y2 JP 2597258Y2
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英夫 岩月
建二 高橋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トンネル工事などの土
木工事において、工事現場に換気用空気を送風するため
の風管に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル工事などの土木工事では、開口
場所から工事現場まで風管を敷設し、この風管の中を通
して工事現場に換気用空気を送っている。風管は、従
来、可撓性を有する筒状の風胴管の端部にファスナーを
設け、該ファスナーで順次風胴管を接合し目的の工事現
場まで敷設している。すなわち、複数の風胴管をファス
ナー接合して風管を構成させている。そして、可撓性を
有する筒状の風胴管は、例えば平織などの織布の両面に
合成樹脂シートを積層した積層体で構成され、該筒状体
の端にファスナーを設けたもので、該ファスナーで隣接
する風胴管を順次接合して所望の工事現場まで風管を伸
ばし、換気用空気を送るのである。そして、このファス
ナー接合部における漏風を防止するため内筒管を設け二
重壁構造としたものがある(例えば実公平4−4842
3号公報参照)。
【0003】しかして、風管を使用してトンネル内工事
現場に送風するとき、風管は風圧による内圧のために断
面形状が円形となるが、このとき、その直径が1.5〜
2mにも及ぶような大きな風管もある。したがって、例
えば直径1.5mの風管を工事中のトンネルの天井に吊
り下げて使用した場合、送風時には天井から少なくとも
1.5m下までは風管が存在することになり、そのため
工事用機械の搬送や工事用機器材料の運搬に支障が生じ
易いという問題点がある。すなわち、使用しえない空
間、所謂デッドスペースが多く存在するという問題点が
ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記の問題
点を解消し、換気効率を低下させることなく、上記した
デッドスペースを出来るだけ少なくし得る土木工事用の
換気用風管を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案は、可
撓性を有する筒状の風胴管の端部にファスナーを設け、
隣接する風胴管と順次接合するようにした土木工事の換
気用風管において、該風胴管にオーバル形状のリングを
装着して横断面をオーバル形になし、且つ該リングを利
用して風胴管の扁平部分に吊り金具を取り付けたことを
特徴とする土木工事の換気用風管である。
【0006】本考案の土木工事の換気用風管は、その横
断面がオーバル形(oval:小判形、競走路形、楕円
形)である。この断面オーバル形の風管を、例えば、工
事中のトンネルの天井に吊り下げて使用するとき、オー
バル形の扁平部分を天井に沿って敷設すると、同じ断面
積の風管であっても、断面が円形の従来の風管に比し、
天井からの吊り下がり長さを小さくすることができる。
したがって、換気効率を低下させることなく、デッドス
ペースを小さくすることができる。風管をトンネルの側
壁に敷設する場合も同じことが言える。
【0007】本考案における可撓性を有する風胴管の素
材としては、送風時の風胴管内部における抵抗が少ない
ものが好ましく、そのため内部に凹凸が生じない。例え
ばポリオレフィン系テープヤーンを平織に織成した織布
やナイロンヤーンを平織に織成した織布を用いることが
好ましく、また風胴管自体からの漏風を防止するため、
該織布の両面にポリオレフィン等のプラスチックシート
を積層した積層体からなる生地が使用される。
【0008】可撓性を有する風胴管を繋いで構成させた
風管は、そのままでは使用時には風圧のため膨らんで断
面形状が円形になる。この使用時の膨らんだときの断面
形状をオーバル形にするために、本考案においては風胴
管にオーバル形状のリングを装着することによりその目
的を達成させた。使用するオーバル形状のリングは金属
又はプラスチック等の剛性を有するワイヤ状もしくは平
板状のものでオーバル形に構成されたものであって、リ
ングの大きさについて特に限定はなく、使用する風管に
応じて適宜決定する。また、リングを取付ける位置は特
に限定はなく、リング間のピッチは風管の大きさなどに
よって適宜に決められるが通常30〜50cm程度であ
る。
【0009】土木工事現場で使用する風管は、通常、例
えばトンネル工事においては、トンネルの内壁、すなわ
ちトンネルの天端の天井部や肩部に吊り下げたり、また
はトンネルの側壁部に取り付ける。本考案においては、
風管を吊り下げたり取り付けるための吊り金具をオーバ
ル形状のリングを利用して風管に付設する。このリング
を利用することにより、吊り金具を簡単に付設でき構造
的に有利である。また、この吊り金具は風胴管の扁平部
分に取り付ける。吊り金具を断面オーバル形の風管の扁
平部分に取り付けることにより、風管の扁平部分をトン
ネルの内壁に沿って敷設するのが便利になる。また、フ
ァスナー接合部に漏風防止のため風胴管の内部に内壁筒
体を設けた場合には、内壁筒体の端部にもリングを装着
するのが好ましい。このリングは、風胴管の断面形状を
オーバル形にすると共に漏風防止効果をより向上させる
からである。
【0010】次に図面をもって本考案に係る風管を説明
する。図1は本考案に係る風胴管の一端部の斜視図であ
り、図2はファスナー接続部に内壁筒体を設けた他の態
様の風胴管の一端部の斜視図である。図1において風胴
管1の端部には接合用ファスナー2の片方が取り付けら
れ、隣接する風胴管に設けられている他の接合用ファス
ナーと接合して接続される。風胴管1の胴部にはオーバ
ル形状のリング3、3が装着されており、風胴管の扁平
部分に吊り金具4が設けられている。この吊り金具4の
孔にワイヤーを通して吊り下げる。6は吊り金具4の付
設に利用したリング3を固定するための接着布片であ
る。
【0011】また、図2においては、風胴管1の端部に
接合用ファスナー2の片方が取り付けられ、更にその内
側にファスナー接合部における漏風を防止するための内
壁筒体5が取り付けられている。そしてこの内壁筒体5
の端部にオーバル形状のリング3が装着されている。そ
してこの風胴管を接合するには、隣接する風胴管の内部
にこの内壁筒体5を挿入し、その外側のファスナーで風
胴管同士を接合する。これによって接合部は2重壁構造
を呈する。また、内壁筒体5の端部がオーバル形状のリ
ング3によって風胴管により密着するので、漏風が一層
防止できる。また、風胴管1の胴部にはオーバル形状の
リング3、3が装着されている。風胴管の扁平部分に、
リング3を利用して吊り金具4が設けられている。6は
吊り金具4の付設に利用したリング3を固定するための
接着布片である。
【0012】
【考案の効果】以上述べたように、本考案においてはオ
ーバル形状のリングを風胴管に装着してあるので、風管
の断面形状は常にオーバル形状となるため、工事中のト
ンネルの天端の天井部あるいは天端の肩部、または側壁
部等にデッドスペースを作ることなく設置することがで
きる。更に、吊り金具を上記のリングを利用して付設す
るので吊り金具の付設が簡単であり、また吊り金具をオ
ーバル形状の扁平部分に付設したので、風管の扁平部分
をトンネルの内壁に沿って付設するのに便利である。ま
た、風胴管のファスナー接合部に内筒を設けて二重壁構
造とすると共に内筒の先端部にオーバル形状のリングを
装着するときには、漏風防止効果を一層向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る風管の斜視図
【図2】本考案に係る風管の他の態様の斜視図
【符号の説明】
1 風胴管 2 ファスナー接合部 3 オーバル形状リング 4 吊り金具 5 内壁筒体 6 接着布片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−175253(JP,U) 実開 平4−50783(JP,U) 実開 昭59−180142(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 13/02 F16L 37/08

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する筒状の風胴管の端部にファ
    スナーを設け、隣接する風胴管と順次接合するようにし
    土木工事の換気用風管において、該風胴管にオーバル
    形状のリングを装着して横断面をオーバル形になし、且
    つ該リングを利用して風胴管の扁平部分に吊り金具を取
    り付けたことを特徴とする土木工事の換気用風管
  2. 【請求項2】風胴管のファスナー接合部に内筒を設けて
    二重壁構造とすると共に内筒の先端部にオーバル形状の
    リングを装着してなる請求項1記載の土木工事の換気用
    風管
JP1993055597U 1993-10-14 1993-10-14 土木工事の換気用風管 Expired - Fee Related JP2597258Y2 (ja)

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