JPH0642133Y2 - 弾性を有する筒状弁体 - Google Patents

弾性を有する筒状弁体

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JPH0642133Y2
JPH0642133Y2 JP1988063911U JP6391188U JPH0642133Y2 JP H0642133 Y2 JPH0642133 Y2 JP H0642133Y2 JP 1988063911 U JP1988063911 U JP 1988063911U JP 6391188 U JP6391188 U JP 6391188U JP H0642133 Y2 JPH0642133 Y2 JP H0642133Y2
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JP
Japan
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valve body
inner peripheral
tubular valve
mold
axial direction
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JP1988063911U
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JPH01165854U (ja
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忠生 柳沼
愼 森川
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Fukoku Co Ltd
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Fukoku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動車の油圧ブレーキの真空倍力装置等に使
用する筒状弁体に関し、特にその製造を容易にしたもの
である。
「従来の技術」 油圧ブレーキの真空倍力装置は第3図に示す構成になっ
ており、ブレーキペダルに連動するプッシュロッド11に
筒状弁体12を嵌合し、筒状弁体はその基部を保持筒5に
固定している。筒状弁体12の先端には鍔部13が形成さ
れ、鍔部13の外周寄りの外面を弁座14に当接させるとと
もに、鍔部13の内周寄り外面をバルブピストン15に当接
させている。筒状弁体の鍔部13の内周寄り外面をバルブ
ピストン15に当接させる力は、筒状弁体の内側に配置し
たスプリング16により作用させている。そしてプッシュ
ロッド11を押動作用することにより筒状弁体12が2箇所
の当接部を適宜開閉させ、さらに筒状弁体12とバルブピ
ストン15等を収容するブーストピストン17に隣設したダ
イヤフラム17′の前後の圧力関係のバランスを変更し
て、ダイヤフラム17′を移動させる。その移動により、
ブーストピストン17の前部に配置したアウトプットロッ
ド18を押し出すようになっている。
従来の筒状弁体12は第4図に示すように、先端の鍔部13
の内周寄り外面に環状突部19を形成して、バルブピスト
ン15との当接による閉鎖を確実にさせている。また鍔部
13はリング20により補強され、鍔部13の内周面は軸方向
に平行な周面に形成されている。
従来の筒状弁体12を形成する場合は、第5図に示す外金
型21と内金型22とを使用する。外金型21に、内金型22の
先端突出部22aが入り込む深い凹部21aを形成し、内金型
22の先端突出部22aの先部を先細に形成するとともに基
部を軸線方向に平行に形成して、金型組合せ時に、金型
内に前もって配置した補強用リング20に先端突出部22a
がひっかからないようにするとともに、鍔部13の内周面
の外端位置で内金型の先端突出部22aと外金型21とが接
っするようになっている。
「考案が解決しようとする課題」 従来の筒状弁体は、その鍔部13の外面に環境突部19を形
成しているが、それは内周縁より少し半径方向外側に離
して設け、その部分の金型での製造を容易にさせてい
る。すなわち、環状突部19を鍔部13の内周縁近くに設け
ると、外金型21における環状突部19に対応する部分が肉
薄くなりすぎ、強度が保てなくなるので、鍔部の内周縁
は環状突部19より半径方向内側に少し延長して形成され
る。このため筒状弁体の開放時に、鍔部の内周縁内に形
成される空気流路が小さく、前記真空倍力装置に組込ん
だ場合に応答性が充分でないことがある。
そこで本考案は、バルブピストンに当接する環状突部を
鍔部の内周縁部に形成することにより、空気流路を大き
くして応答性を速くし、しかもそのような形状の筒状弁
体を金型で容易に製造できるようにすることを目的とす
る。
「課題を解決するための手段」 本考案の弾性を有する筒状弁体は、軸方向一端側をスカ
ート部に形成され、他端をリングで補強した鍔部におけ
る外周寄りの外面が弁座当接部に形成され、外面の内周
縁に弁座当接部としての環状突部が形成されているとと
もに、鍔部の内周面は、軸方向外側に向かって漸次小径
となるように形成した。すなわち鍔部に設ける環状突部
の部分が内周縁となるようにし、環状突部より半径方向
内側に延長する部分を設けずに空気流路を大きくした。
「作用」 上記手段の筒状弁体は、鍔部の内周径が大きいので空気
流路が大きく、例えば第3図の真空倍力装置に使用した
場合、アウトプットロッドの応答性を向上できる。
また鍔部の内周面を軸方向外側に向かって漸次小径とな
るように形成しているので、第2図に示す金型を使用す
れば、上記手段の形状を有する筒状弁体を容易い製造す
ることができる。なお、第2図の金型において、鍔部内
周面を形成する内金型の先端突出部は、基部から外方に
向って漸次、小径に形成されるので、先端突出部の先を
長くかつ小径にしなくても、金型を組合せるときに先端
突出部が金型内に配置する補強用リングにひっかかるよ
うなことはない。さらに内金型の先端突出部は短いの
で、鍔部の環状突部に対応した位置で金型が弱くなるこ
ともない。
「実施例」 本考案の筒状弁体の実施例を第1,3図により説明する。
筒状弁体1は弾性材により形成され、その軸方向一端側
がスカート部2に形成され、他端はリング3で補強され
た鍔部4に形成される。スカート部2の基部は、例えば
第3図の真空倍力装置に取り付けられる場合、保持筒5
に取付けられる。なお、筒状弁体1は、スカート部2と
鍔部4との間が軸方向にたわみ変形するようになってお
り、鍔部4の外周寄り外面が真空倍力装置の弁座14に当
接し、鍔部4の内周縁部外面がバルブピストン15に当接
して、プッシュロッド11の押動作用によって筒状弁体1
がバルブピストン15と弁座14の2ヶ所を適宜開閉させ
る。
筒状弁体1の鍔部4の内周縁の外面側に、環状突部6が
形成されて、前記のようにバルブピストン15に当接する
弁座当接部となる。鍔部4の内周面は、軸方向内側部は
軸線に平行な周面に、そして軸方向外部は外側に向って
漸次小径となるように形成される。すなわち、鍔部4の
外面に設ける環状突部6の位置を内周縁としているの
で、その内周縁半径は大きくなて空気流路は大きくな
る。また筒状弁体1が第3図の倍力装置が組込まれると
きは、鍔部4の内側面がスプリング16に押されるように
なっている。
前記形状の筒状弁体1を形成する金型は、第2図に示す
ものが使用される。この金型における鍔部4を形成する
位置では、内金型7に低い外方突出部7aが形成され、そ
の外方突出部7aは、鍔部4の内周面に対応して先細の形
状をしており、外方突出部7aの先端周縁が外金型8の突
部8aに当接するようになっている。なお、本実施例で
は、外金型8に内金型の外方突出部7aが入り込む凹部を
設けていないので、鍔部の内周縁に環状突部6を形成さ
せても肉薄部は生じず、金型の強度に問題はない。
以上の説明では、筒状弁体を倍力装置に組込む場合を説
明したが、その他の弁装置にも本考案の筒状弁体を同様
に適用できるものである。
「考案の効果」 本考案の筒状弁体は、鍔部に設ける環状突部を鍔部の内
周縁外面に設けているので、その内周が形成する空気流
路が大きくなり、真空倍力装置に組込んだときに応答性
が向上する。また鍔部の内周面は、軸方向外側に向って
漸次小径となるように形成しているので、金型での製造
が容易であり、金型の強度上の問題もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の筒状弁体の断面図、第2図は筒状弁体
を製造する金型の断面図、第3図は真空倍力装置の断面
図、第4図は従来の筒状弁体の断面図、第5図は従来の
筒状弁体を製造する金型の断面図である。 1;筒状弁体、3;リング 4;鍔部、6;環状突部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状弾性体の軸方向一端部がスカート部に
    形成され、他端にリングで補強した鍔部を形成した筒状
    弁体において、鍔部の外面における外周寄りの外面が弁
    座当接部に形成され、内周端部が弁座当接部としての環
    状突部に形成されるとともに、鍔部の内周面は軸方向外
    側に向かって漸次小径となるように形成したことを特徴
    とする弾性を有する筒状弁体。
JP1988063911U 1988-05-14 1988-05-14 弾性を有する筒状弁体 Expired - Lifetime JPH0642133Y2 (ja)

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JPH01165854U JPH01165854U (ja) 1989-11-20
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JPS58165366U (ja) * 1982-04-30 1983-11-04 日産自動車株式会社 被覆体
JPH0639138Y2 (ja) * 1987-09-24 1994-10-12 リズム自動車部品製造株式会社 ボールジョイント

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JPH01165854U (ja) 1989-11-20

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