JPH0642129Y2 - トルクコンバータ - Google Patents
トルクコンバータInfo
- Publication number
- JPH0642129Y2 JPH0642129Y2 JP1988072231U JP7223188U JPH0642129Y2 JP H0642129 Y2 JPH0642129 Y2 JP H0642129Y2 JP 1988072231 U JP1988072231 U JP 1988072231U JP 7223188 U JP7223188 U JP 7223188U JP H0642129 Y2 JPH0642129 Y2 JP H0642129Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- pump
- peripheral portion
- torque converter
- inner peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、ワンウェイクラッチを備えるトルクコンバー
タに関する。
タに関する。
（従来の技術） トルクコンバータ１は、第１−３図に示すように、エン
ジン側のクランクシャフト（図示なし）に連結され且つ
フロントベアリング２に軸支されたフロントカバー３に
より回転させられるポンプ４と、トランスミッションの
入力軸となるインプットシャフトに嵌合される内周部５
を有するタービン６と、トランスミッションケース側の
ステータシャフトにワンウェイクラッチ７を介して組付
けられたステータ８を有し、このステータ８がタービン
６からのオイルの向きを変え、ポンプ４の後方よりポン
プ４を押し、ポンプ４の回転を大とさせる働きを有す
る。
ジン側のクランクシャフト（図示なし）に連結され且つ
フロントベアリング２に軸支されたフロントカバー３に
より回転させられるポンプ４と、トランスミッションの
入力軸となるインプットシャフトに嵌合される内周部５
を有するタービン６と、トランスミッションケース側の
ステータシャフトにワンウェイクラッチ７を介して組付
けられたステータ８を有し、このステータ８がタービン
６からのオイルの向きを変え、ポンプ４の後方よりポン
プ４を押し、ポンプ４の回転を大とさせる働きを有す
る。
タービン６が停止や中速の時にはタービン６からのオイ
ルがステータ８の前面に当たり、ステータ８は静止した
ままで、オイルはポンプ４の回転数を増加するようポン
プ後面に流れる。しかし、ステータ８が高速になると、
タービン６からステータ８に入る流速力は次第に小さく
なり、今迄、ステータ８の前面に当たっていたオイルが
ステータ８の後面に当たり、ステータ８に取付けたワン
ウェイクラッチ７が働いて、ステータ８がタービン６と
同方向に回転することになり、トルクコンバータ１は、
トルク比が１となる流体クラッチとして作動することに
なる。
ルがステータ８の前面に当たり、ステータ８は静止した
ままで、オイルはポンプ４の回転数を増加するようポン
プ後面に流れる。しかし、ステータ８が高速になると、
タービン６からステータ８に入る流速力は次第に小さく
なり、今迄、ステータ８の前面に当たっていたオイルが
ステータ８の後面に当たり、ステータ８に取付けたワン
ウェイクラッチ７が働いて、ステータ８がタービン６と
同方向に回転することになり、トルクコンバータ１は、
トルク比が１となる流体クラッチとして作動することに
なる。
このような重要な働きをするワンウェイクラッチ７は、
ステータ８の内周部９に、アウタレース10とインナーレ
ース11を介して支持され、インナーレース11がスプライ
ン12を介してインプットシャフトに結合される。ポンプ
４のリヤカバー13は、リヤベアリング14に軸支され、こ
のベアリング14のスラスト面は、ステータ８の内周部９
の後側面に固定したカラー15が行なう。
ステータ８の内周部９に、アウタレース10とインナーレ
ース11を介して支持され、インナーレース11がスプライ
ン12を介してインプットシャフトに結合される。ポンプ
４のリヤカバー13は、リヤベアリング14に軸支され、こ
のベアリング14のスラスト面は、ステータ８の内周部９
の後側面に固定したカラー15が行なう。
（本考案が解決しようとする課題） ポンプ４のフロント及びリヤカバー3,13がボルト止めさ
れ、分解の容易なトルクコンバータ１では、ワンウェイ
クラッチ７の点検は、カバー3,13を外すことで行なう。
しかし、ポンプ４、両カバー３、13並びにタービン６を
スチールのプレス品とし、ステータ８をアルミ合金の鋳
造品とした場合、ポンプ４と両カバー3,13は熔接され
る。
れ、分解の容易なトルクコンバータ１では、ワンウェイ
クラッチ７の点検は、カバー3,13を外すことで行なう。
しかし、ポンプ４、両カバー３、13並びにタービン６を
スチールのプレス品とし、ステータ８をアルミ合金の鋳
造品とした場合、ポンプ４と両カバー3,13は熔接され
る。
このため、ワンウェイクラッチ７の点検は、組立后不可
能となっている。
能となっている。
それ故に、本考案は、トルクコンバータの組立后も、ワ
ンウェイクラッチの作動が正しく成されているか検査可
能なトルクコンバータを提供することを解決すべき課題
とする。
ンウェイクラッチの作動が正しく成されているか検査可
能なトルクコンバータを提供することを解決すべき課題
とする。
（課題を解決するための手段） 本考案は、前述した課題を解決するために、ステータ内
周部とカラーに切欠きを設ける技術的手段を採用する。
周部とカラーに切欠きを設ける技術的手段を採用する。
（作用） インナーカラーを静止状態とし、切欠きを介してワンウ
ェイクラッチが一方向に正しくステータを回転させるか
検査可能である。
ェイクラッチが一方向に正しくステータを回転させるか
検査可能である。
（実施例） 第１−３図に示すトルクコンバータ１は、本考案の一例
となっているので、説明を加えていない要部について以
下に説明する。
となっているので、説明を加えていない要部について以
下に説明する。
カラー15とステータ内周部９に、複数個にして且つ互い
に連通するボア15方向に開放された第１及び第２の切欠
き16,17を設ける。第２の切欠き17はその一部をインナ
ーレース11を削り出すものでもよい。
に連通するボア15方向に開放された第１及び第２の切欠
き16,17を設ける。第２の切欠き17はその一部をインナ
ーレース11を削り出すものでもよい。
ワンウェイクラッチ７がステータ８を一方向に正しく空
転させているかを検査するには、第３図に示す如く、イ
ンナーレース11を第１の治具18で静止させ、第２の治具
19の先端を第１の切欠き16を介して第２の切欠き17内に
入れ、これを左右に振る。ステータ８な並びにこれに固
定されたアウタレース10が所定の一方向に空転するが、
他方向にはロックすれば、ワンウェイクラッチ７は正し
い機能を維持しているが、他の作用をなせばワンウェイ
クラッチ７の交替を必要とすることになる。
転させているかを検査するには、第３図に示す如く、イ
ンナーレース11を第１の治具18で静止させ、第２の治具
19の先端を第１の切欠き16を介して第２の切欠き17内に
入れ、これを左右に振る。ステータ８な並びにこれに固
定されたアウタレース10が所定の一方向に空転するが、
他方向にはロックすれば、ワンウェイクラッチ７は正し
い機能を維持しているが、他の作用をなせばワンウェイ
クラッチ７の交替を必要とすることになる。
（効果） 本考案による切欠きはクラッチへの潤滑油通路として利
用されるので、クラッチの油切れを防止できる。
用されるので、クラッチの油切れを防止できる。
第１図は本考案の一例のトルクコンバータの断面図、第
２図はステータの正面図、第３図はワンウェイクラッチ
の作動確認作業を示す断面図である。 図中:7……ワンウェイクラッチ、８……ステータ、９…
…ステータ内周部、14……リヤベアリング、15……カラ
ー、16,17……切欠き。
２図はステータの正面図、第３図はワンウェイクラッチ
の作動確認作業を示す断面図である。 図中:7……ワンウェイクラッチ、８……ステータ、９…
…ステータ内周部、14……リヤベアリング、15……カラ
ー、16,17……切欠き。
Claims (1)
- 【請求項１】エンジン側のクランクシャフトに連結され
たフロントカバーに溶接されるポンプと；トランスミッ
ションの入力軸に嵌合されるタービンと；トランスミッ
ション側のステータシャフトにアウタレース、ワンウェ
イクラッチ及びインナーレースを介して嵌合されるステ
ータと；及び前記ステータの内周部の後側面に固定され
たカラーとを有し、前記ポンプに溶接されたリヤカバー
を軸支するベアリングが前記カラーに対接するトルクコ
ンバータにおいて、前記ステータ内周部が前記ステータ
を一方向に回動可能とさせる治具を挿通可能とする切欠
きを有し且つ前記カラー内周部が前記治具と係合可能な
切欠きを有することを特徴とするトルクコンバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988072231U JPH0642129Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | トルクコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988072231U JPH0642129Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | トルクコンバータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01174665U JPH01174665U (ja) | 1989-12-12 |
| JPH0642129Y2 true JPH0642129Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31297404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988072231U Expired - Lifetime JPH0642129Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | トルクコンバータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642129Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001086174A1 (fr) * | 2000-05-12 | 2001-11-15 | Nok Corporation | Stator |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59166729A (ja) * | 1983-03-12 | 1984-09-20 | Nippon Seiko Kk | 一方向クラツチとスラスト針状ころ軸受との組立体 |
| JPH0225005Y2 (ja) * | 1985-02-20 | 1990-07-10 | ||
| JPS62183156U (ja) * | 1986-05-13 | 1987-11-20 |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP1988072231U patent/JPH0642129Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01174665U (ja) | 1989-12-12 |
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