JPH0641852U - 遠心分離機のローター識別機構 - Google Patents

遠心分離機のローター識別機構

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JPH0641852U
JPH0641852U JP8471192U JP8471192U JPH0641852U JP H0641852 U JPH0641852 U JP H0641852U JP 8471192 U JP8471192 U JP 8471192U JP 8471192 U JP8471192 U JP 8471192U JP H0641852 U JPH0641852 U JP H0641852U
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JP
Japan
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pole
rotor
magnetic
centrifuge
attached
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Pending
Application number
JP8471192U
Other languages
English (en)
Inventor
功 手塚
Original Assignee
株式会社トミー精工
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着したローターが回転していなくても、そ
のローターの識別が可能な遠心分離機のローター識別機
構を提供すること。 【構成】 装着する各ローター3の同一円周上を8等分
した位置の一箇所に、S極の磁極7aを取付け、他の等
分した位置の最多で7箇所に、N極の磁極7bを取付
け、該ローターが装着される遠心分離機本体の前記磁極
7が取付けられた面と対向する位置に、S極及びN極の
磁極を判別する磁気センサー4を上記ローターに取付け
られた磁極7と同一円周上に8個等間隔に設け、該8個
の磁気センサー4により装着されたローターの上記磁極
7の配列を検知し、ローターを識別する遠心分離機のロ
ーター識別機構。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、遠心分離機のローター識別機構に関し、特に、ローターの静止状態 においてもその識別が可能な、遠心分離機のローター識別機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
遠心分離機は、使用目的に応じて種々のローターを交換する形式のものがあり 、それらローターには、遠心荷重による破壊防止のために許容最高回転数が定め られている。また、ローターには、同じ許容回転数を持つが、形状、寸法等の異 なる複数種のローターがあり、各々に適した加速、減速条件がある。
【0003】 そこで、従来、個々のローターに識別マークを付すと共に、このマークを読み 取るためのフォトセンサー、或いは磁気センサーを遠心分離機本体に設け、この センサーより出力される識別信号により、回転数設定値がそのローターの許容回 転数以内であるか、或いはそのローターの形状、寸法に適した加速、減速条件で あるか等を判断していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のローター識別手段は、センサーより出力される 識別信号のパルス周期や、ある一定時間内のパルス数、パルス幅によってロータ ーの識別を行なうものであるため、ローターが回転していることが必須であり、 ローターの静止状態においてはその識別が不可能なものであった。
【0005】 そのため、例えば装着するローターの許容回転数を超える回転数の設定が行な われ、そのローターの運転が開始された場合には、該ローターがある回転数まで 加速され、回転している状態においてやっと上記センサーによりローターの識別 が行なわれ、その回転数設定値がローターの許容回転数を超えるものであると判 断し、その運転が停止されるといった無駄な時間も生じていた。
【0006】 本考案は、上述した従来技術が有する課題に鑑みなされたものであって、その 目的は、ローターが回転していなくてもその識別が可能な遠心分離機のローター 識別機構を提供することにより、運転前に装着されたローターの識別を行い、ロ ーターの無駄な回転時間を発生させないことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述した目的を達成するため、複数種のローターを交換して装着で きる遠心分離機のローター識別機構において、装着する各ローターの同一円周上 をn等分した位置の一箇所に、S極又はN極の磁極を取付け、他の等分した位置 の最多でn−1箇所に、前記取付けた磁極とは反対のN極又はS極の磁極を取付 けることにより、装着する各ローターに固有の磁気パターンを形成し、該ロータ ーが装着される遠心分離機本体の前記磁気パターンが形成された面と対向する位 置に、S極及びN極の磁極を判別する磁気センサーを上記ローターに取付けられ た磁極と同一円周上にn個等間隔に設け、該n個の磁気センサーにより装着され た各ローターの上記固有の磁気パターンを検知し、ローターを識別する遠心分離 機のローター識別機構とした。
【0008】
【作用】
上記した本考案にかかる遠心分離機のローター識別機構によれば、遠心分離機 本体に設けたn個の磁気センサーのいずれか1個が、ローターに設けてある一箇 所のS極又はN極の磁極を検知したとき、他のn−1個の磁気センサーによって そのローターに設けてある他の最多でn−1個の前記磁極とは反対のN極又はS 極の磁極を全て同時に検知するため、使用するローターを遠心分離機本体に装着 し、回転方向或いは反回転方向に最大でも360/n度回した静止状態で、各ロ ーターの固有の磁気パターンが判別でき、装着されたローターを識別することが できる。
【0009】
【実施例】 以下、本考案の実施例を、添付図面に従って詳細に説明する。
【0010】 ここで、図1は本考案かかる遠心分離機のローター識別機構を採用した遠心分 離機要部の一実施例を示す側面図である。図2は遠心分離機本体に設ける磁気セ ンサーの配置の一実施例を示した平面図である。また図3及び図4は、各々ロー ターに設けるS極又はN極の磁極の配置を示した異なる実施例の平面図である。
【0011】 図中1は遠心分離機本体に設けられた駆動用モーターであって、該駆動用モー ター1の出力軸2には、試料等を収納する穴が穿設されたローター3が装着され る。駆動用モーター1の上部には、S極及びN極の磁極を判別する磁気センサー 4が配置された磁気検出板5が取付けられ、該磁気検出板5を覆う状態で、水滴 或いは塵埃防止用の保護カバー6が設けられている。また、装着される個々のロ ーター3の底面には、上記磁気センサー4に対向する位置にS極又はN極の磁極 7が取付けられている。
【0012】 上記駆動用モーター1の上部に配置されたS極及びN極の磁極を判別する磁気 センサー4は、図2に示したように該磁気センサー8個(4a〜4h)を、同一 円周上を8等分した45度間隔の位置に配置され、装着されるローター3に取付 けられた上記S極又はN極の磁極7を判別する。また、ローター3に設けられた 磁極7は、各ローターの上記磁気センサー4と対向する位置の同一円周上を8等 分した位置の一箇所に、S極の磁極7aを取付け、他の等分した位置の最多で7 箇所に、前記取付けた磁極とは反対のN極の磁極7bを取付けることにより、装 着する各ローターに固有の磁気パターンを形成するものであり、例えば、図3に 示したように、一個のS極の磁極7aと、該S極の磁極7aが取付けられた同一 円周上を8等分した位置の一箇所である、前記S極の磁極7aと180度の間隔 を開けた位置にN極の磁極7bを取付けることにより、ローター3に固有の磁気 パターンが形成されている。
【0013】 上記のように構成された遠心分離機の駆動用モーター1に、図3に示した配置 でS極又はN極の磁極7が取付けられたローター3を装着すると、例えばロータ ー側のS極の磁極7aが、遠心分離機本体側の磁気センサー4cで検知される状 態にローター3がある場合、N極の磁極7bは磁気センサー4gで検知され、そ の磁気センサー4c、4gの検出出力を‘1’にとると、磁気センサー8個(4 a〜4h)の検出信号は、磁気センサーの4aから時計回りに‘0010001 0’となる。
【0014】 ここで、S極の磁極7aが磁気センサーの4dで検知される状態にローター3 があった場合には、その検出信号は同じく磁気センサーの4aから時計回りに、 ‘00010001’となる。
【0015】 このように、磁気センサー8個(4a〜4h)の検出出力を常に同じ磁気セン サーから順に並べると、このままでは同じローターであっても検出信号は異なっ てしまい、ローターの識別が行なえない。そこで、その検出信号をS極の磁極7 aを検知した磁気センサーの出力から時計回りに並べ換えることで、その検出信 号は、S極の磁極7aがどの磁気センサーで検知される状態にローターがあって も‘10001000’となり、同一ローターであることが認識できる。これは ローター3に埋め込まれた磁極7の配置を、8ビットのコード化信号に変換した ことになる。
【0016】 同様に、図4に示したように最多の磁極が埋め込まれた状態のローター、即ち ローターの上記磁気センサー4と対向する位置の同一円周上を8等分した位置の 一箇所に、S極の磁極7aが取付けられ、他の等分した位置の7箇所に、N極の 磁極7bが取付けられたローター3を装着し、それを遠心分離機本体側の磁気セ ンサー4で検出した場合の8ビットのコード化信号は、‘11111111’と なる。
【0017】 上記から、8個の磁気センサーの何れか1個が、ローターに設けてあるS極の 磁極7aを検知した時、他の7個の磁気センサーによってそのローターに設けて ある全てのN極の磁極7bも同時に検知される。そして、8個の磁気センサーの 検出出力を常にS極の磁極7aを検知した磁気センサーから時計回り、或いは反 時計回りに並べ変えると、そのローターに設けられたN極の磁極7bの配列を、 S極の磁極7aを起点とした8ビットのコード化信号とすることができ、これを 判断することにより、最多で127種類のローターを回転させることなく識別す ることができる。
【0018】 以上、本考案の実施例につき説明したが、本考案は既述の実施例に限定される ものではなく、本考案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
【0019】 例えば、上記実施例においては、遠心分離機本体側の磁気センサー4及びロー ター側のS極又はN極の磁極7を、同一円周上を8等分した45度間隔の位置に 配置したが、同一円周上を12等分した30度間隔の位置、或いは同一円周上を 6等分した60度間隔の位置等に配置しても良い。
【0020】 また、上記実施例においては、ローター側に一箇所だけ設ける磁極としてS極 の磁極を取付けたが、当然N極の磁極を一箇所だけ取付け、このN極の磁極を検 知した磁気センサーの出力から他の磁気センサーの出力を並べることにより、ロ ーター固有の磁気パターンを識別する構成としても良い。
【0021】 さらに、遠心分離機本体側の磁気センサー4の取付け位置、またローター側の S極又はN極の磁極7の取付け位置は、何ら実施例の位置に限定されるものでは なく、遠心分離機本体側の磁気センサー4が、ローター側のS極又はN極の磁極 7を検知し得る位置関係にあれば、どの様な位置に取付けても良い。
【0022】
【考案の効果】
以上説明した本考案によれば、使用しようとするローターを駆動用モーターに 搭載したとき、回転方向あるいは反回転方向に最大でも360/n度回した静止 状態で、各ローターに形成された固有の磁気パターンが判別でき、装着されたロ ーターを識別することが可能となる。これにより、遠心分離機の運転前にそのロ ーターの識別を行なうことができ、そのローターの許容回転数を超える回転数の 設定が出来ない遠心分離機の構成や、装着されたローターの最適な加速、減速条 件を自動的に設定する遠心分離機等の構成が容易に行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案かかる遠心分離機のローター識別機構を
採用した遠心分離機要部の一実施例を示す側面図であ
る。
【図2】遠心分離機本体に設ける磁気センサーの配置の
一実施例を示した平面図である。
【図3】ローターに設けるS極又はN極の磁極の配置の
一実施例を示した平面図である。
【図4】ローターに設けるS極又はN極の磁極の配置の
他の実施例を示した平面図である。
【符号の説明】
1 駆動用モーター 2 出力軸 3 ロータ 4 磁気センサー 5 磁気検出板 6 保護カバー 7 磁極

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種のローターを交換して装着できる
    遠心分離機のローター識別機構において、装着する各ロ
    ーターの同一円周上をn等分した位置の一箇所に、S極
    又はN極の磁極を取付け、他の等分した位置の最多でn
    −1箇所に、前記取付けた磁極とは反対のN極又はS極
    の磁極を取付けることにより、装着する各ローターに固
    有の磁気パターンを形成し、該ローターが装着される遠
    心分離機本体の前記磁気パターンが形成された面と対向
    する位置に、S極及びN極の磁極を判別する磁気センサ
    ーを上記ローターに取付けられた磁極と同一円周上にn
    個等間隔に設け、該n個の磁気センサーにより装着され
    た各ローターの上記固有の磁気パターンを検知し、ロー
    ターを識別することを特徴とする遠心分離機のローター
    識別機構。
JP8471192U 1992-11-13 1992-11-13 遠心分離機のローター識別機構 Pending JPH0641852U (ja)

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