JPH06413Y2 - 板ガラスの成形用リングモールド - Google Patents
板ガラスの成形用リングモールドInfo
- Publication number
- JPH06413Y2 JPH06413Y2 JP9489288U JP9489288U JPH06413Y2 JP H06413 Y2 JPH06413 Y2 JP H06413Y2 JP 9489288 U JP9489288 U JP 9489288U JP 9489288 U JP9489288 U JP 9489288U JP H06413 Y2 JPH06413 Y2 JP H06413Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring mold
- mold
- bending
- covered
- plate glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は板ガラスの下面周縁部を支えて曲げ成形するリ
ングモールドに関する。
ングモールドに関する。
(従来の技術) 自動車用フロントガラス等の湾曲ガラスを成形するに
は、軟化点近くまで加熱した板ガラスを上下の型間にて
プレス成形するか、板ガラスの自重によって曲げ成形し
ているが、この成形の際に曲げ精度を高めるべく板ガラ
スの下面周縁部をリングモールドで支持するようにして
いる。
は、軟化点近くまで加熱した板ガラスを上下の型間にて
プレス成形するか、板ガラスの自重によって曲げ成形し
ているが、この成形の際に曲げ精度を高めるべく板ガラ
スの下面周縁部をリングモールドで支持するようにして
いる。
そして、リングモールドに板ガラスが直接接触すると付
着物の不利が生じるため、実開昭59−149934
号、実開昭62−153342号或いは実開昭62−1
57939号に開示されるように、リングモールドを金
網、パンチングメタル或いは金属織布にて覆っている。
着物の不利が生じるため、実開昭59−149934
号、実開昭62−153342号或いは実開昭62−1
57939号に開示されるように、リングモールドを金
網、パンチングメタル或いは金属織布にて覆っている。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来技術のうち、金網或いはパンチングメタル
でリングモールドを覆うと、板ガラスとの接触が点接触
となるため成形の際に機械的及び熱的衝撃を受け、特に
深曲げ部分において傷、欠け或いはクラックが発生しや
すい。
でリングモールドを覆うと、板ガラスとの接触が点接触
となるため成形の際に機械的及び熱的衝撃を受け、特に
深曲げ部分において傷、欠け或いはクラックが発生しや
すい。
一方、金属織布でリングモールドを覆うと、リングモー
ルドと板ガラスとの間に冷却エアが籠り、周縁部の強化
度が劣る不利がある。
ルドと板ガラスとの間に冷却エアが籠り、周縁部の強化
度が劣る不利がある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本考案は、リングモールドのうち
深曲げ成形する部分を金属織布又はフェルトにて覆い、
他の部分を金網又はパンチングメタルにて覆うようにし
た。
深曲げ成形する部分を金属織布又はフェルトにて覆い、
他の部分を金網又はパンチングメタルにて覆うようにし
た。
(作用) 深曲げ成形する部分は急冷強化の際に板ガラスが収縮し
て隙間ができるので、冷却エアがこもることがなく、周
縁部が十分に強化される。
て隙間ができるので、冷却エアがこもることがなく、周
縁部が十分に強化される。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係るリングモールドを適用した成形装
置の斜視図であり、成形装置は上型1、下型2及びリン
グモールド3からなり、上型1及び下型2の成形面には
冷却エア噴出用の小孔4…が形成され、特に下型2には
板ガラスGを受けるプレスロール5が出没する凹部6を
設けている。
置の斜視図であり、成形装置は上型1、下型2及びリン
グモールド3からなり、上型1及び下型2の成形面には
冷却エア噴出用の小孔4…が形成され、特に下型2には
板ガラスGを受けるプレスロール5が出没する凹部6を
設けている。
またリングモールド3は下型2とは独立して昇降動可能
とされ、その両側部つまり板ガラスを深曲げ成形する部
分は、第1図のA部拡大図である第2図に示すように金
属織布7で覆われている。金属織布7としてはほつれが
出るのを防ぐためリングモールド3の幅よりも30〜4
0mm幅広のベルト状に編んだものを用い、針金8等によ
ってシワが寄らないように下端部を締め付ける。尚、金
属織布としてはステンレス繊維やインコネル繊維の他に
ケプラー繊維等が混合されたものでもよく、織布7の代
りにフェルトを用いても良い。
とされ、その両側部つまり板ガラスを深曲げ成形する部
分は、第1図のA部拡大図である第2図に示すように金
属織布7で覆われている。金属織布7としてはほつれが
出るのを防ぐためリングモールド3の幅よりも30〜4
0mm幅広のベルト状に編んだものを用い、針金8等によ
ってシワが寄らないように下端部を締め付ける。尚、金
属織布としてはステンレス繊維やインコネル繊維の他に
ケプラー繊維等が混合されたものでもよく、織布7の代
りにフェルトを用いても良い。
ここで金属織布7にて覆う深曲げ成形する部分として
は、曲げ深さが100mm以上か曲げ部分の半径が300
mm以下の部分が適当である。即ち、自動車のフロントウ
インドガラス、リヤウインドガラスを成形するリングモ
ールドにあっては両側部に金属織布7を設ける。
は、曲げ深さが100mm以上か曲げ部分の半径が300
mm以下の部分が適当である。即ち、自動車のフロントウ
インドガラス、リヤウインドガラスを成形するリングモ
ールドにあっては両側部に金属織布7を設ける。
一方、金属織布7にて覆われた部分以外には第1図のB
部拡大図である第3図に示すように金網9にて覆われて
おり、金網9の代りパンチングメタルを用いてもよい。
部拡大図である第3図に示すように金網9にて覆われて
おり、金網9の代りパンチングメタルを用いてもよい。
以上において加熱炉から搬出された板ガラスGは下側2
より上方へ突出しているプレスロール5上に受け渡さ
れ、プレスロール5が凹部6内に没することで板ガラス
Gをリングモールド3上に載置し、上型1,下型2及び
リングモールド3にて板ガラスGを曲げ成形する。
より上方へ突出しているプレスロール5上に受け渡さ
れ、プレスロール5が凹部6内に没することで板ガラス
Gをリングモールド3上に載置し、上型1,下型2及び
リングモールド3にて板ガラスGを曲げ成形する。
この後、上型1を上方へ、下型2を下方へ移動し、上型
1と下型2間にリングモールド3にて支持された板ガラ
スGを臨ませ、上型1及び下型2から噴出する冷却エア
にて板ガラスGを急冷強化する。
1と下型2間にリングモールド3にて支持された板ガラ
スGを臨ませ、上型1及び下型2から噴出する冷却エア
にて板ガラスGを急冷強化する。
この時、曲り度の少ない板ガラスGの上縁及び下縁部は
第1図のC−C線断面図である第4図に示すように金網
9に接触しており、冷却エアの通りが良いので十分な強
化がなされる。一方、曲り度の大きい板ガラスGの両側
部は第1図のD−D線断面図である第5図に示すよう
に、板ガラスGの収縮によって金属織布7との間に隙間
が生じるので、冷却エアの抜けが良く、十分な強化がな
される。
第1図のC−C線断面図である第4図に示すように金網
9に接触しており、冷却エアの通りが良いので十分な強
化がなされる。一方、曲り度の大きい板ガラスGの両側
部は第1図のD−D線断面図である第5図に示すよう
に、板ガラスGの収縮によって金属織布7との間に隙間
が生じるので、冷却エアの抜けが良く、十分な強化がな
される。
(考案の効果) 以上に説明した如く本考案によれば、リングモールドの
うち板ガラスを深曲げ成形する部分は金属織布又はフェ
ルトで覆い、他の部分は金網又はパンチングメタルで覆
うようにしたので、成形の際に傷、欠け及びクラック等
を生じることなく、板ガラス周縁部の強化度を高めるこ
とができる。
うち板ガラスを深曲げ成形する部分は金属織布又はフェ
ルトで覆い、他の部分は金網又はパンチングメタルで覆
うようにしたので、成形の際に傷、欠け及びクラック等
を生じることなく、板ガラス周縁部の強化度を高めるこ
とができる。
第1図は本考案に係るリングモールドを適用した成形装
置の斜視図、第2図は第1図のA部拡大図、第3図は第
1図のB部拡大図、第4図は第1図のC−C線断面図、
第5図は第1図のD−D線断面図である。 尚、図面中1は上型、2は下型、3はリングモールド、
7は金属織布、9は金網、Gは板ガラスである。
置の斜視図、第2図は第1図のA部拡大図、第3図は第
1図のB部拡大図、第4図は第1図のC−C線断面図、
第5図は第1図のD−D線断面図である。 尚、図面中1は上型、2は下型、3はリングモールド、
7は金属織布、9は金網、Gは板ガラスである。
Claims (1)
- 【請求項1】軟化点近くまで加熱された板ガラスの下面
周縁部を支持し、板ガラスを曲げ成形するリングモール
ドにおいて、このリングモールドのうち板ガラスを深曲
げ成形する部分は金属織布又はフェルトにて覆われ、そ
の他の部分は金網又はパンチングメタルにて覆われてい
ることを特徴とする板ガラスの成形用リングモールド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9489288U JPH06413Y2 (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | 板ガラスの成形用リングモールド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9489288U JPH06413Y2 (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | 板ガラスの成形用リングモールド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0217533U JPH0217533U (ja) | 1990-02-05 |
JPH06413Y2 true JPH06413Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31319483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9489288U Expired - Lifetime JPH06413Y2 (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | 板ガラスの成形用リングモールド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06413Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-07-18 JP JP9489288U patent/JPH06413Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0217533U (ja) | 1990-02-05 |
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