JPH0441150Y2 - - Google Patents

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JPH0441150Y2
JPH0441150Y2 JP1986045584U JP4558486U JPH0441150Y2 JP H0441150 Y2 JPH0441150 Y2 JP H0441150Y2 JP 1986045584 U JP1986045584 U JP 1986045584U JP 4558486 U JP4558486 U JP 4558486U JP H0441150 Y2 JPH0441150 Y2 JP H0441150Y2
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ring
cooling
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は板ガラスを成形装置において成形した
後、同一位置において板ガラスを急冷強化するリ
ングモールド装置に関する。
(従来の技術) 加熱炉において軟化点近くまで加熱した板ガラ
スを成形位置まで搬出し、成形型によつて曲げ成
形する際に、板ガラス周縁部の曲げ精度を高める
べくリングモールドにて板ガラス周縁部を支持す
ることが知られており、また、曲げ成形した板ガ
ラスを成形位置において急冷強化する際に板ガラ
スをリングモールドにて支持することも知られて
いる。
しかしながら、急冷強化の際に板ガラス下面を
リングモールドによつて支持すると、板ガラスと
リングモールドとの間に冷却エアが籠り、板ガラ
ス周縁部の均一強化の面において問題がある。そ
こでリングモールドをラツク状とし、冷却エアの
抜けを良くすることも行われているが、このよう
なリングモールドとすると成形時に板ガラスにリ
ングモールドの凹凸跡がつくこととなる。
そこで、成形用のリングモールドと冷却用のリ
ングモールドを用いた装置が特開昭57−145041号
として提案されている。この装置は第11図に示
すように内側にラツク状をなす冷却用リングモー
ルド100を、外側に成形用リングモールド10
1を配置し、第11図Aに示すように外側の成形
用リングモールド101によつて板ガラスGを曲
げ成形した後に、内側の冷却用リングモールド1
00によつて板ガラスGを支持した状態で、冷却
エアを板ガラスG表面に吹付けて強化するように
したものである。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した二種のリングモールドを用いた装置に
あつては成形用リングモールド101によつて板
ガラスGの端部(エツジ部)を支持することとな
るので、成形用リングモールド101による面支
持の度合いが小さく、機械的な歪(反射歪)がエ
ツジ部に集中的に発生する。また板ガラスGのエ
ツジ部よりも内側をラツク状の冷却用リングモー
ルド100によつて支持すると、モール等によつ
て隠すことができない箇所に冷却用リングモール
ド100の歯型跡が付くこととなり、エツジ部近
傍まで均一な強化を行うことが困難となる。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、独立して昇
降動をなす内外二重のリングモールドによつてリ
ングモールド装置を構成し、内側のリングモール
ドは金属製リングの上に樹脂層を形成し、この樹
脂層の上縁に断熱材を設けて成形用リングモール
ドとし、外側のリングモールドを冷却用リングモ
ールドとした。
(作用) 内側の成形用リングモールドによつて板ガラス
を面で支えるため成形精度が高くなり、反射歪の
発生が抑制され、また外側の冷却用リングモール
ドによつて板ガラスの周縁部を支持するためエツ
ジ部近傍まで均一な強化が施される。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基いて説明
する。
第1図は本考案に係るリングモールド装置を用
いた成形装置の正面図であり、成形装置1は加熱
炉2に隣接され、成形装置1の枠体3の上枠3a
には上型4がシリンダユニツト5を介して昇降自
在に取付けられ、枠体3の下枠3bには下型6が
シリンダユニツトを介して昇降自在に取付けられ
ている。下型6は中空ボツクス状をなし、その成
形面には第2図に示すように冷却エアの噴出孔7
…が形成され、更にプレスローラ8が下降した際
に受け入れるための凹部9が形成されている。ま
た上型4も圧気源とつながる中空ボツクス状をな
しその成形面には冷却エアの噴出孔が形成されて
いる。
また、加熱炉2内には板ガラスGを搬送する搬
送ローラ10が、成形装置1にはこの搬送ローラ
10から軟化点近くまで加熱された板ガラスGを
受け取り、プレスローラ8上まで移送し、更に成
形強化後の板ガラスを送り出す搬送ローラ11が
設けられている。一方、下型6の外側にはリング
モールド装置12を設けている。このリングモー
ルド装置12は内側の成形用リングモールド13
及び外側の冷却用リングモールド14とからな
る。これらリングモールド13,14はそれぞれ
支持板15に対しシリンダユニツト16,17に
よつて個別に支持され、独立して昇降動をなす。
そして、成形用リングモールド13は第3図の断
面図に示すように、ステンレス等の金属製リング
18の上に樹脂層19を形成し、この樹脂層19
の上縁に耐熱性フエルト等からなる断熱材20を
貼設している。このように成形用リングモールド
13の上縁に断熱材を貼設することで成形時にお
いて板ガラスGに熱的及び機械的歪を与えにく
く、特にフエルトを用いることで板ガラスに継目
跡を付ける不利がなくなる。また金属製リング1
8の上に樹脂層19を設けることで、低温な金属
製リング18の板ガラスGへの熱的影響を更に抑
制でき、且つリングモールド13の型の修正も樹
脂層19を削る等することで容易になすことがで
きる。
また、外側の冷却用リングモールド14は板ガ
ラスGの周縁部を支持すべく板ガラスGの外縁形
状に倣つた形状をなし、その上縁には第4図A及
びBに示すようにラツク状の凹凸部21を形成
し、凹部21aから冷却エアが外側に容易に抜け
るようにし、更に上下方向の貫通孔22を形成し
てエアの抜けを更に助長せしめている。
更に冷却用リングモールド14としては第5図
及び第6図に示す形状のものを用いてもよい。第
5図に示すリングモールド14はリングモールド
本体の内側に板状片23…を等間隔で取付け、こ
の板状片23にエア抜き用の孔24を形成してお
り、第6図に示すリングモールド14にあつては
本体の内側にU字状をなす突部25を取付け、こ
の突部25の内側をエア抜き用の孔26としてい
る。
以上の如き構成の成形装置を用いて板ガラスG
を成形強化する方法を第7図乃至第10図に従つ
て説明する。
先ず第7図に示すように、加熱炉2で軟化点近
くまで加熱された板ガラスGは搬送ローラ10,
11を介してプレスローラ8上まで送られる。こ
のとき上型4は上昇し、下型6は下降し、且つ成
形用リングモールド13及び冷却用リングモール
ド14はともにプレスローラ8よりも下方位置に
ある。
この後、第8図に示すように成形用リングモー
ルド13が上昇するか、プレスローラ8が下降す
ることで、成形用リングモールド13上に板ガラ
スGを受け渡す。このとき冷却用リングモールド
14は成形用リングモールド13よりも下方位置
にある。
そして、上型4が下降し、下型6が上昇するこ
とで、板ガラスGはその周縁部内側を成形用リン
グモールド13にて面で支えられた状態で上型4
及び下型6間で曲げ成形される。このとき、プレ
スローラ8は下型6の凹部9内に完全に収納され
ている。
以上の如くして板ガラスGを曲げ成形したなら
ば直ちにシリンダユニツトを作動せしめ、上型4
を上方に、下型6を下方に移動せしめるととも
に、成形用リングモールド13と冷却用リングモ
ールド14の上下位置関係を逆にして板ガラスG
を冷却用リングモールド14に受け渡し、次いで
この状態において第10図に示すように上型4及
び下型6の成形面に開口する冷却エアの噴出孔7
から冷却エアを板ガラスG表面に吹き付け、板ガ
ラスGを急冷強化する。
そして、この後搬送ローラ11により成形強化
された板ガラスGを次工程へ移送する。
(考案の効果) 以上に説明した如く本考案によれば、板ガラス
を成形強化するリングモールド装置として、内外
二重のリングモールドを配置し、内側のリングモ
ールドを成形用のリングモールドとしたので、成
形時に板ガラスを面で支えることができ、板ガラ
ス周縁部に機械的な歪及び反射歪が発生しにく
く、また外側のリングモールドを冷却用のリング
モールドとしたので板ガラスにおいて最も強度的
に問題となるエツジ部近傍を均一且つ十分に強化
することができる。
また、冷却用リングモールドを外側としたこと
により、冷却用リングモールドの凹凸部の跡が板
ガラスに付いたとしても、この部分は後にモール
等によつて覆われる部分であるため何ら支障を来
たすことがない。
更に成形用リングモールドの断熱材の下に樹脂
層を設けることにより低温の金属リングモールド
の板ガラスへの熱的影響を更に抑制でき、内側に
ある成形用リングモールドの精密な型の修正がで
きる等多くの効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るリングモールド装置を適
用した成形装置の正面図、第2図は下型とリング
モールド装置との位置関係を示す斜視図、第3図
は成形用リングモールドの断面図、第4図Aは冷
却用リングモールドの平面図、第4図Bは冷却用
リングモールドの一部切欠側面図、第5図及び第
6図は冷却用リングモールドの別実施例を示す
図、第7図乃至第10図は成形から冷却までを工
程順に示した図、第11図A及びBは従来のリン
グモールド装置を示す図である。 尚、図面中1は成形装置、4は上型、6は下
型、7は冷却エア噴出孔、12はリングモールド
装置、13は成形用リングモールド、14は冷却
用リングモールド、18は金属製リング、19は
樹脂層、20は断熱材、Gは板ガラスである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軟化点近くまで加熱された板ガラスを曲げ成形
    する成形用リングモールドと、曲げ成形された板
    ガラスを急冷強化する際に板ガラスを支持する冷
    却用リングモールドとからなるリングモールド装
    置において、前記冷却用リングモールドは板ガラ
    スの周縁部を支持すべく板ガラスの外縁形状に倣
    つた形状をなし、また前記成形用リングモールド
    は板ガラス周縁部の内側を面支持すべく冷却用リ
    ングモールドよりも内側に配置され、金属製リン
    グの上に樹脂層を形成し、この樹脂層の上縁に断
    熱材が設けられていることを特徴とする板ガラス
    の成形強化用リングモールド装置。
JP1986045584U 1986-03-18 1986-03-28 Expired JPH0441150Y2 (ja)

Priority Applications (9)

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JP1986045584U JPH0441150Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28
CA000532276A CA1306608C (en) 1986-03-18 1987-03-17 Ring mold unit for shaping and tempering glass sheet
US07/026,835 US4749399A (en) 1986-03-18 1987-03-17 Ring mold unit for shaping and tempering glass sheet
KR1019870002401A KR900004120B1 (ko) 1986-03-18 1987-03-17 글라스 시이트(Glass sheet)성형 강화용 링 모울드 유니트(Ring mold unit)
DE19873708877 DE3708877A1 (de) 1986-03-18 1987-03-18 Ringformeinheit zum formen und raschen abkuehlen einer glastafel
FR8703751A FR2597089B1 (fr) 1986-03-18 1987-03-18 Ensemble de moule annulaire pour former et tremper une feuille de verre
GB8706415A GB2188045B (en) 1986-03-18 1987-03-18 Ring mold unit for shaping and tempering glass sheet
GB8921215A GB2227485B (en) 1986-03-18 1989-09-19 Ring mold unit for shaping and tempering glass sheet
KR1019900005674A KR900004105B1 (ko) 1986-03-18 1990-04-23 글라스 시이트(Glass sheet) 성형용 링 모울드(Ring mold)

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JP1986045584U JPH0441150Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62157939U JPS62157939U (ja) 1987-10-07
JPH0441150Y2 true JPH0441150Y2 (ja) 1992-09-28

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JP5636172B2 (ja) * 2009-07-07 2014-12-03 日本板硝子株式会社 ガラスの成形装置及び強化ガラス製造装置
JP2017077973A (ja) * 2014-02-25 2017-04-27 旭硝子株式会社 ガラス板の徐冷方法及びその装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57145041A (en) * 1981-02-26 1982-09-07 Asahi Glass Co Ltd Frame ring for supporting glass plane in the device for bending and tempering

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