JP3027211B2 - ガラス板の曲げ成形方法及びその装置並びにそれに使用する曲げ型 - Google Patents

ガラス板の曲げ成形方法及びその装置並びにそれに使用する曲げ型

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JP3027211B2
JP3027211B2 JP3053173A JP5317391A JP3027211B2 JP 3027211 B2 JP3027211 B2 JP 3027211B2 JP 3053173 A JP3053173 A JP 3053173A JP 5317391 A JP5317391 A JP 5317391A JP 3027211 B2 JP3027211 B2 JP 3027211B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱炉内にてガラス板
を曲げ成形する方法及びその装置に係り、特に、ガラス
板の側部を深曲げするのに最適なガラス板の曲げ成形方
法及びその装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、合せガラスは、二枚の合せ素板
ガラスをポリビニルブチラール膜等のプラスチック中間
膜で積層したものであり、安全上の観点から特に自動車
の風防窓として広く利用されている。
【0003】ところで、この種の合せガラスは、通常自
動車のデザイン上の理由から湾曲状のものが要求される
ため、合せガラス用の二枚の合せ素板ガラスについては
平板状のものを適宜曲げ成形することが必要になる。こ
のとき、両合せ素板ガラスを別々に成形すると、両合せ
素板ガラスの曲面形状が微妙に異な、両ガラス間に中
間膜を介在させて合せ加工する際に、二枚の合せ素板ガ
ラスが中間膜を介して接合しなかったり、接合面に気泡
が発生したり、使用中に合せガラスの接合面に気泡が発
生したり、剥離したりするという欠点があった。そのた
め、従来より合せガラスを製造する際、二枚の合せ素板
ガラスを重ねて同時に曲げ成形する方法が採用されてい
た。
【0004】従来における合せガラス用合せ素板ガラス
の曲げ成形方法としては、合せガラスの曲げ成形面に対
応する曲げ型を構成し、この曲げ型の上に合せガラス用
の二枚の合せ素板ガラスを重ねて載置した状態で曲げ型
を加熱炉内に搬入するとともに、両合せ素板ガラスをそ
のガラス軟化温度まで加熱し、両ガラスの軟化に伴って
上記曲げ型の曲げ成形面に沿って両合せ素板ガラスを自
重曲げ成形するようにしたものが知られている(特公昭
49−10332号公報参照)。
【0005】このような方法において、上記合せガラス
の側部を深曲げ成形する必要がある場合には、合せガラ
スの中間湾曲部に対応した曲げ成形面を有するリング状
の固定割型と、合せガラスの側部の深曲げ部に対応した
曲げ成形面を有し、かつ前記固定割型の両側または片側
に自重で固定割型に連なる方向へ向かうべく可動自在に
設けられるリング状の可動割型とで上記曲げ型を構成
し、曲げ型上に平板状の二枚の素板ガラスを重ねて載置
して曲げ型を展開した後、この素板ガラスを加熱炉内に
搬入して加熱し、上記両ガラスの軟化に伴って上記可動
割型を固定割型に連なる方向へ移動させ、両ガラスの側
部を可動割型で深曲げするようにした自重曲げによるも
のが既に提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の合せガラス用素板ガラスの曲げ成形方法にあ
っては、合せガラス用の両合せ素板ガラスの側部を深曲
げする際には自重で変位する可動割型で両素板ガラスの
側部を強制的に曲げ成形するようになっているが、合せ
ガラスの側部の深曲げ度合を大きくする場合には、両素
板ガラスの深曲げ部の周縁形状については可動割型に沿
った形状に成形できるものの、両素板ガラスの深曲げ部
の周縁を除く曲面部の面形状については軟化した素板ガ
ラスの変形度合が所望の曲率面を作る上で追従し得ない
事態を生じ、両素板ガラスの深曲げ部の成形が不充分に
なるという問題を生ずる。また、深曲げしようとする部
分をより局部的に加熱して曲げ加工しやすくすることも
行なえるが、これによってもまだ不充分である。
【0007】このような問題を解決するために、面形状
を正確に成形し得る方法として、凹型と凸型との間にガ
ラス板を挟んで成形するプレス法を応用することが考え
られるが、合せガラスの場合には二枚の合せ素板ガラス
を同時に成形しなければならないことから、成形時にお
いて二枚の合せ素板ガラスを正確に位置決めして保持す
ることが必要になる。ところが、吊下げまたは吸着等公
知の手法を用いて二枚の合せ素板ガラスを保持しようと
しても、両合せ素板ガラスを正確に位置決めして保持す
ることができず、結局のところ、上記プレス法をそのま
ま応用することができないという問題点があった。
【0008】合せ素板ガラスを自重曲げ成形する割型タ
イプの曲げ型の例を図13に示す。これは搬送手段の台
車126上に載置されており、深曲げ成形された合せ素
板ガラス101の両側部を除く中央湾曲部に対応した曲
げ成形面を有するリング状の固定割型111と、前記固
定割型111の両側に可動自在に設けられ、合せ素板ガ
ラス101の深曲げ部に対応した曲げ成形面112aを
有し、この曲げ成形面112aがセット位置において固
定割型111の曲げ成形面に連なるリング状の可動割型
112とで構成される。
【0009】そして、上記固定割型111は支柱113
を介して台車126上に固定される一方、上記可動割型
112の幅方向両側部は台車126上の固定ブラケット
114上に立設した支柱115の先端部に枢軸116を
介して揺動自在に支承されている。更に、上記可動割型
112の支持部には可動割型112が固定割型111に
連なるセット位置側に付勢されるようにバランスウェイ
ト117がモーメントアーム118を介して取付けられ
ている。
【0010】なお、図13(a)は平らな合せ素板ガラ
スが曲げ型に載置された状態で、合せ素板ガラスの加熱
前を示すものであり、図13(b)は合せ素板ガラスの
曲げ加工終了状態を示すものである。また、図13
(c)はこの曲げ型の割状態を説明するための平面概略
図である。
【0011】このような曲げ型は、平らなガラス板が載
置される前には、可動割型が固定割型に連なった位置に
あるが、平らなガラス板をその上に載置すると、ガラス
の重みにより、可動割型が自動的に割れて、図13
(a)のような状態になる。この際、上記可動割型とし
ては、自重で固定割型に連なる方向へ向かい、固定割型
に連なるセット位置で停止するものであれば適宜設計変
更して差支えなく、可動割型のセット位置への復帰力に
ついては可動割型自体の構成部材やウェイトによって調
整することができる。
【0012】このような割型タイプの曲げ型上に載置し
たガラス板を、上方からその深曲げ部に相当する部分を
補助プレス部材でプレス成形すると、可動割型の固定
に近接した部分がはね上がる等の現象を生じ、ガラス
板の局部変形などの不良の原因となることがある。この
様子を示す概念図が図3である。
【0013】1はプレス荷重の作用面、2は曲げ型、3
は可動割型の回動軸である。かかる通常の曲げ型におい
ては、プレス荷重によって可動割型に加わる回動軸のま
わり力のモーメントが、可動割型の曲げ成形面が固定
割型の曲げ成形面から離れる方向に加わる。このため、
前述のはね上がりが生ずることとなる。
【0014】かかる問題を解決するために、素板ガラス
を前述したように可動割型と固定割型からなるいわゆる
割り型タイプの曲げ型上で自重曲げし、素板ガラス側部
の深曲げ部に対応する部分については、さらに、可動割
型を固定割型に対してクランプするとともに素板ガラス
上方から、補助プレス部材によって押圧し、深曲げ部の
成形を完全ならしめる方法が提案されている。このクラ
ンプは可動割型がプレス押込時に開かないようになされ
るものであり、実際に十分なクランプをするためには、
例えば可動割型の固定割型からみて回動軸より外側を突
き上げることにより支持し、かつ可動割型の曲げ成形面
からみて回動軸より内側に可動割型の曲げ成形面が固定
割型の曲げ成形面に連なる方向へ向かう力を加える必要
がある。
【0015】図2はこのようなクランプ構成を有する曲
げ型の1例を示す側面図である。図で4はおもりクラン
プ治具、5は突き上げ棒クランプ治具、6は突き上げ
棒、10はヒンジ、13は補助プレス部材、15はおも
り、16は曲げ型、17はガラス板である。
【0016】しかし、このような突き上げによる支持
は、駆動部が加熱炉の高温に曝されるのを避けるため、
炉外から行なうので曲げ型ごとに突き上げ棒6の突き上
げ高さを調整する点に困難が伴い、可動割型と固定割型
の境界部に相当するガラス板部分に局部変形が発生しが
ちである問題点があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】
【0018】本発明は前述の課題を解決するためになさ
れたものであり、ガラス板を、ガラス板の側部が深曲げ
された所定の湾曲形状に曲げ成形するに際し、ガラス板
の中間湾曲部における前記所定の湾曲形状に対応した曲
げ成形面を有する固定割型と、ガラス板の側部における
前記所定の湾曲形状に対応した曲げ成形面を有するとと
もに固定割型に対して回動自在に固定割型の少なくとも
一方の側部に設けられてなる可動割型と、を有する曲げ
型上にガラス板を載置する載置工程と、曲げ型上に載置
されたガラス板を加熱炉内にてガラス板を曲げ加工し得
る温度にまで加熱することにより、前記ガラス板を実質
に曲げ型の曲げ成形面に沿うように自重で曲げる仮成
形工程と、前記ガラス板の側部における成形対象深曲げ
部を上方から補助プレス部材により押圧してプレス成形
するプレス成形工程と、を含み、載置工程から仮成形工
程までの間に、曲げ型の展開状態から可動割型の曲げ成
形面が固定割型の曲げ成形面に連なる状態まで可動割型
を回動させて、ガラス板を実質的に曲げ型の曲げ成形面
に沿うように曲げた後に、プレス成形工程においてガラ
ス板を所定の湾曲形状に曲げ成形する、ガラス板の曲げ
成形方法であって、プレス成形工程において、可動割型
に加わる固定割型に対する可動割型の回動の回動軸のま
わりの力のモーメントが曲げ型が展開するのを妨げる方
向に向かうように、補助プレス部材により前記成形対象
深曲げ部を押圧して前記ガラス板をプレス成形すること
を特徴とするガラス板の曲げ成形方法を提供するもので
ある。
【0019】
【0020】また、本発明は、ガラス板を、ガラス板の
側部が深曲げされた所定の湾曲形状に曲げ成形する装置
であって、ガラス板を曲げ加工し得る温度にまで加熱す
る加熱炉と、ガラス板の中間湾曲部における前記所定の
湾曲形状に対応した曲げ成形面を有する固定割型と、
ラス板の側部における前記所定の湾曲形状に対応した曲
げ成形面を有するとともに固定割型に対し回動自在に
定割型の少なくとも一方の側部に設けられた可動割型と
を有し、ガラス板の自重により加熱炉内でガラス板を実
質的に固定割型及び可動割型の曲げ成形面に沿わせて曲
げるための曲げ型と、げ型に載置されるガラス板の成
形対象深曲げ部に対応する部分の上方に設けられた昇降
自在な補助プレス部材と、を有するガラス板の曲げ成形
装置において、可動割型は、曲げ型の展開状態から可動
割型の曲げ成形面が固定割型の曲げ成形面に連なる状態
まで回動自在であり、固定割型に対する可動割型の回動
の回動軸は、補助プレス部材によるプレス荷重によって
加わる前記回動軸のまわりの力のモーメントが、曲げ型
が展開するのを妨げる方向に向かうように加わる位置に
ることを特徴するガラス板の曲げ成形装置を提供する
ものである。
【0021】
【0022】さらに、本発明は、ガラス板その上に載
されて、加熱されたガラス板を所定の湾曲形状に曲げ
成形するための曲げ型であって、ガラス板の中間湾曲部
おける前記所定の湾曲形状に対応した曲げ成形面を有
する固定割型と、ガラス板の側部における前記所定の湾
曲形状に対応した曲げ成形面を有するとともに固定割型
に対し回動自在に固定割型の少なくとも一方の側部に設
けられた可動割型とを有する曲げ型において可動割型
は、曲げ型の展開状態から可動割型の曲げ成形面が固定
割型の曲げ成形面に連なる状態まで回動自在であり、固
定割型に対する可動割型の回動の回動軸は曲げ型を上
方から見た際可動割型より外側に位置していることを
特徴とする曲げ型を提供するものである。
【0023】上述したような技術的手段によれば、可動
割型と固定割型を備えた割型タイプの曲げ型に載置され
たガラス板は、加熱・曲げ加工炉内の加熱・曲げ加工処
理ステージにてガラス軟化温度まで加熱されて自重によ
り曲げ型に略沿った形状に仮成形された後、仮成形され
たガラス板の不完全成形箇所、具体的にはガラス板の深
曲げ箇所は、加熱・曲げ加工炉内の加熱・曲げ加工処理
ステージの後段に位置するプレス処理ステージにて、曲
げ型の深曲げ対応部に沿って部分的にプレス成形され
る。
【0024】このような技術的手段において、ガラス板
を曲げ成形する際の加熱・曲げ加工炉の構成について
は、少なくとも、成形対象となる合せ素板ガラスをこの
ガラスの軟化温度まで加熱する加熱・曲げ加工処理ステ
ージと、加熱軟化された合せ素板ガラスの側部を補助プ
レス部材にて深曲げ成形するプレス処理ステージとを包
含したものであれば適宜設計変更して差支えない。この
場合において、曲げ成形性を良好に保つという観点から
すれば、加熱曲げ加工処理ステージにおいて、深曲げ対
象となるガラス板の側部を他の部分よりもより高い温度
に局部的に加熱するようにすることが好ましい。かかる
局部加熱のためには、深曲げ対象となるガラス板の部分
の上側、または下側、または上下側に近接して局部ヒー
ターを配するのが好ましい。
【0025】また、ガラス板の上記搬送手段としては、
加熱・曲げ加工炉内にて曲げ型を搬送し得るものであれ
ば、台車を所定の循環経路または進退経路に沿って移動
させるようにしてもよいし、耐熱性の搬送ロールや搬送
ベルト等からなる連続的なコンベアを用いる等適宜設計
変更して差支えない。この場合において、搬送手段につ
いては、プレス処理ステージでの曲げ型と補助プレス部
材を備えた補助プレス手段との相対位置関係を正確にし
なければならないことから、機械的な位置決め手段を付
設したり、制御系で搬送手段を位置決め制御することが
好ましい。
【0026】更にまた、上記補助プレス手段について
は、曲げ型がプレス処理ステージに到達した際に曲げ型
と干渉することなく、プレス処理ステージにてセット位
置に設定された曲げ型の合せ素板ガラスの成形対象中間
湾曲部に対応した曲げ成形面に略垂直な方向から合せ素
板ガラスの側部を補助プレス部材で押圧するものであれ
ば適宜設計変更して差支えない。そして、上記補助プレ
ス部材の設置箇所としては、曲げ型との相対位置関係を
正確に出しやすいという観点から、また、加熱処理ステ
ージでの熱効率、補助プレス部材支持機構の耐久性を考
慮すれば、曲げ型の上方のプレス処理ステージの適当な
箇所に設置することが好ましい。
【0027】そしてまた、補助プレス部材の形状につい
ても、パイプ状のものであってもよいし、合せガラスの
深曲げ部全体に対応して形成してもよいが、少なくと
も、加熱・曲げ加工処理ステージだけでは成形が不完全
になりやすい深曲げの曲率の小さい箇所に対応して形成
するようにすればよい。また、深曲げ部の曲率が部分的
に異なる形状に曲げ加工する場合には、この曲げ形状に
応じた異なる曲率を有するプレス面を有する補助プレス
部材が用いられる。
【0028】本発明で用いられる曲げ型、及び曲げ型と
補助プレス部材との好ましい位置関係を示した平面図及
び側面図がそれぞれ図1(a)及び図1(b)である。
図において、11は曲げ型、13は補助プレス部材、7
は曲げ型を載せる台車を示す。
【0029】本発明の方法に使用する曲げ型は、曲げ型
の上にガラス板を載置して、さらに上方から補助プレス
部材13により押圧する際、可動割型に加わる回動軸1
4のまわりの力のモーメントが、曲げ型が展開する方向
ではなく、可動割型の曲げ成形面が固定割型の曲げ成形
面に沿う方向に向かうようにし、曲げ型が展開するのを
妨げるようにする。具体的には、補助プレス部材による
プレス荷重のかかり方と、回動軸14、即ち、例えば可
動割型がそのまわりに回動するヒンジ10の位置を調整
することにより、力のモーメントの可動割型へのかかり
方を上述のようなものに調整できる。
【0030】特に図1に示したように、回動軸14を曲
げ型の上方から見た際、可動割型より外側に位置するよ
うにすれば、可動割型へのプレス作用面8は、回動軸1
4より必ず曲げ型上で内側にくることになり、補助プレ
ス部材13によるプレス荷重のかかり方に依存すること
なく、曲げ型が展開するのを妨げる方向に力が加わるよ
うにできるので好ましい。ここで、ヒンジ10がプレス
作用面8より曲げ型上で外側に位置しているため、カウ
ンターウェイト9を回動軸14よりさらに外側に配置す
ることによって、ガラス曲げモーメントを調整すること
ができる。また、ストッパー12としては図1(b)の
ように、可動割型の曲げ成形面が固定割型の曲げ成形面
に連なった位置において、可動割型の係止部22を支承
するような停止部20を有し、その停止部20はその高
さを調整し得るボルト等からなるのが好ましい。かかる
ストッパー12を用いることにより、可動割型の曲げ
形面が固定割型の曲げ成形面に連なる位置以上に回動す
ることを防ぐことができる。
【0031】かかる曲げ型を用いてガラス板を自重曲げ
成形する方法及びその装置について以下、説明する。そ
の様子を示した概念的側面図が、図14である。平らな
ガラス板を曲げ型上に載置しない状態では、曲げ型の可
動割型26の曲げ成形面は固定割型25の曲げ成形面と
連なった状態にある(図14(a))。
【0032】本発明に使用する曲げ型は、その可動割型
に上部からの力が加わっても曲げ型が割れにくい構造で
あるため、曲げ型上に平らなガラス板24を載置して
も、通常曲げ型は割れない。したがって、ガラス板24
を曲げ型上に載置する際に、可動割型26に加力手段2
3により力を加え、曲げ型を強制的に割ってやることが
好ましい。曲げ型を強制的に割るのは、ガラス板24を
曲げ型上に載置した後に行なってもよいし、ガラス板2
4を曲げ型上に載置する前に行なってもよい(図14
(b))。
【0033】一旦割れた曲げ型は、その上にガラス板が
載置されていれば、ガラス板と曲げ型との間の摩擦力と
ガラス板の剛性により、割れたままの状態(即ち展開状
態)を保持する(図14(c))。加熱によりガラス板
24が軟化すれば、もともと、曲げ型は、可動割型26
曲げ成形面が固定割型25の曲げ成形面と連なった状
態となるバランス状態になっているので、しだいに、可
動割型26が動き、最終的に、可動割型26の曲げ成形
面が固定割型25の曲げ成形面に連なる状態になる(図
14(d))。
【0034】加力手段23は、可動割型26に力を加え
て、強制的に曲げ型を割った状態にできるものであれば
何でもよい。例えば可動割型26に付設されているカウ
ンターウェイト9にゴム等のハンマーで上部から力を加
え、曲げ型を割った状態にするものなどが簡便に用いら
れる。
【0035】本発明では、プレスによって加わる可動割
型26への力のモーメントが、可動割型26をストッパ
ー12に押し付けるので、可動割型26に加わる力のモ
ーメントが、曲げ型が展開するのを妨げるような向きに
加わることになる。したがって、従来のような不十分な
クランプ構造を採用することなく、自動的に可動割型が
固定割型に対してクランプすることができる。
【0036】この特徴から明らかなように、本発明は合
せ素板ガラスを二枚同時に曲げ成形する際にきわめて効
果的なものであるが、必ずしもそれに限定されず、一枚
曲げの加工方法としても効果的なものである。以下は主
に合せ素板ガラスを二枚同時に曲げ成形する場合につい
て説明する。
【0037】上述したような技術的手段によれば、可動
割型と固定割型を備えた割型タイプの曲げ型に載置され
たガラス板は、加熱・曲げ加工炉内の加熱・曲げ加工処
理ステージにてガラス軟化温度まで加熱されて自重によ
り曲げ型に略沿った形状に仮成形された後、仮成形され
たガラス板の不完全成形箇所、具体的にはガラス板の深
曲げ箇所は、加熱・曲げ加工炉内の加熱・曲げ加工処理
ステージの後段に位置するプレス処理ステージにて、曲
げ型の深曲げ対応部に沿って部分的にプレス成形され
る。
【0038】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいて本発
明に係る合せガラス用の合せ素板ガラスの曲げ成形方法
及びその装置を例にとり、本発明を詳細に説明する。
【0039】図4は合せガラス用の合せ素板ガラスの両
側部を深曲げ成形する合せガラス用の合せ素板ガラスの
曲げ成形システムに本発明を適用したものを示す。
【0040】同図において、合せガラス用の一対の合せ
素板ガラスは、曲げ型110上に重ねて載置され、図示
外のチェーンコンベアを介して移動する台車126から
なる搬送手段125によって該曲げ型110とともに加
熱・曲げ加工炉102内の加熱・曲げ加工処理ステージ
ST1、及びプレス処理ステージST2を経た後、加熱・
曲げ加工炉102外の冷却処理ステージST3に搬送さ
れるようになっている。
【0041】そして、上記加熱・曲げ加工処理ステージ
ST1では加熱炉102内のヒーター103によって合
せ素板ガラス101がガラス軟化温度(550〜650
℃)まで加熱されて軟化し、自重により曲げ型110の
曲げ成形面に略沿って仮成形され、プレス処理ステージ
ST2では補助プレス手段130によって合せ素板ガラ
ス101の深曲げ部の不完全成形部が部分的にプレス成
形され、冷却処理ステージST3ではプレス成形された
合せ素板ガラス101は好ましくない歪が入らないよう
にするために合せ素板ガラス101を曲げ型110上で
所定時間制御された冷却速度で移動しながら徐々に冷却
し、しかる後、冷却処理ステージST3から搬出され成
形された二枚の合せ素板ガラス101を放冷するように
なっている。
【0042】二枚の合せ素板ガラスを載置する自重曲げ
加工用曲げ型としては、加熱・曲げ加工炉内のガラス板
の成形温度(580〜700℃)に耐える程度の耐熱材
で合せ素板ガラスの成形対象中間湾曲部に対応した曲げ
成形面と成形対象深曲げ部に対応した曲げ成形面とを有
するように構成したタイプのものが好ましく使用でき
る。かかる曲げ型の構成としては、合せ素板ガラスに対
応した面状のもの、合せ素板ガラスの周縁を支持し得る
リング状のものいずれでもよいが、合せ素板ガラスの表
面性を滑かに保つには、合せ素板ガラスの表面と曲げ型
との接触範囲を極力少なくするという点でリング状のも
のが好ましい。本発明において、曲げ型は、前述した図
1に示したものが代表的である。プレスの力による変形
等を避けるために、ヒンジ部のヒンジの芯棒を20mm
φ以上にしてヒンジまわりの構造を強固とすることが好
ましい。
【0043】本発明に使用する曲げ型は、その可動割型
に上部からの力が加わっても曲げ型が割れにくい構造で
あるため、合せ素板ガラスを曲げ型上に載置する際に、
可動割型にゴムハンマー等により力を加え、曲げ型を強
制的に割ってやることが好ましい。一旦割れた曲げ型
は、その上のガラス板と曲げ型との間の摩擦力とガラス
板の剛性により、割れたままの状態を保持する。
【0044】なお、曲げ型の合せ素板ガラスの成形対象
深曲げ部に対応する可動割型周縁の合せ素板ガラスの側
縁の外方には、図12のように曲げ型の端部から突出す
る合せ素板ガラスの周辺の湾曲形状に応じたテーパー角
を有するテーパーリング140を付設するのが好まし
。また、型自身の周縁を端部から突出させるような構
造としてもよい。
【0045】このテーパーリング140または型の周縁
の突出部の合せ素板ガラスの端部の下面との接触面は
所望の合せガラスの設計形状と合致した成形面を持ち、
プレス成形時、合せ素板ガラスの端部を所望の形状に成
形されるように支承するような形状となっている。した
って、二枚の合せ素板ガラスの曲げ型上での自重曲げ
による仮成形時には、図12のように合せ素板ガラスの
190,191の端部のみがテーパーリングの支持面に
接し、合せ素板ガラスの191の下面とテーパーリング
140の成形面142との間には間隙があいた状態で支
持され、仮成形時の可動割型112の曲げ成形面143
及びテーパーリング140の成形面142との接触によ
る合せ素板ガラスの下面の端部より内側の型跡の発生を
防止することができる。
【0046】その後補助プレス部材152による合せ素
板ガラスの周辺部のプレスによって、その周辺部がテー
パーリング140の成形面142及び曲げ型112の端
部の曲げ成形面143に合致した所望の形状が得られ
る。このテーパーリング140または型の周縁の突出部
は、曲げ型の必要な深曲げ相当部に設ければよいもので
あり、曲げ型の側部全体に必ずしも設けることを要し
い。なお、着色セラミックインクの着色帯192につい
ては後述する。
【0047】また、図5に示した補助プレス手段160
は、曲げ型の合せ素板ガラスの深曲げ部に対応した部分
の上方の所望位置に補助プレス部材152が設けられて
おり、この補助プレス部材152はプレス基台163に
取り付けられており、プレス用シリンダー(図示せず)
により上下に進退し、プレス用シリンダーの下降時に合
せ素板ガラスの深曲げ部をプレス成形し、プレス用シリ
ンダーの上昇に伴ないプレスが解放されるようになって
いる。補助プレス部材152が合せ素板ガラスの深曲げ
部をプレスする時、プレスによる合せ素板ガラスのし
わ、傷、プレス跡の発生が少なくなるように、補助プレ
ス部材152と合せ素板ガラスの接触部分において法線
方向となるようにプレスするのがより好ましい。
【0048】上記した補助プレス部材152には、合せ
素板ガラスをプレス成形した時、合せ素板ガラスにプレ
ス跡が発生するのを防ぐために補助プレス部材のガラス
との接触面を覆ってガラス繊維、シリカ繊維、その他セ
ラミック繊維、金属繊維等の断熱布170を設けるのが
好ましい。
【0049】図6〜8に示した例は、二枚重ねられた合
せ素板ガラス180を割型タイプの曲げ型181に載置
し、自重曲げにより合せ素板ガラス180を曲げ加工す
る際、合せ素板ガラス180の深曲げ部182の曲げ加
工がより容易となるように、深曲げ部に対応する部位の
合せ素板ガラス180の上方に局部加熱ヒーター183
を設けた例である。この局部加熱ヒーターを利用して合
せ素板ガラス180の深曲げ部を他の部分よりもより高
温、例えば10℃〜100℃程度高くすることにより深
曲げ部の自重による曲げ加工が容易となる。かかる局部
加熱ヒーターは二枚の重ねられた合せ素板ガラスの上方
に配してもよいし、下方に配してもよいし、上下の両方
に配してもよい。
【0050】また、局部加熱ヒーターの形状は所望の曲
げ加工する深曲げ部の形状に応じて適宜決定されるもの
であり、長さ方向に直線状であってもよいし、深曲げ部
の折れ線が湾曲状となるように湾曲状となったものであ
ってもよく、更に複雑な形状であってもよい。図6,7
に示した例は後者の例である。
【0051】また、局部加熱ヒーターによる合せ素板ガ
ラスの局部加熱時、局部加熱が他の部分に及ばないよう
にしたい時には、図8のように、耐熱性の遮熱カーテン
や遮熱板などの遮熱部材184を所望の部分に配し、局
部加熱ヒーター183による好ましくない放射熱をカッ
トすることもできる。
【0052】本発明の方法において、図11のように曲
げ成形される合せ素板ガラスのプレス成形し、深曲げす
る(折り曲げ線194を含む)部分を含む周辺部に、着
色セラミックカラーインクをプリントし、着色帯を形成
することもできる。このようにプレス成形の部位に着色
セラミックカラーインクのプリントが施こされ、プレス
成形前の加熱工程において合せ素板ガラスの表面に焼付
けられていると、たとえプレス時、着色セラミックカラ
ーインクの焼付け着色帯または合せ素板ガラスの周辺部
にプレス跡、プレス傷が発生したとしても着色セラミッ
クカラーインクの焼付け着色帯によりプレス跡やプレス
傷が目立たなくなり、外観上の光学的欠点を隠蔽するこ
とができる。
【0053】なお、図9のように、二枚重ねられた合せ
素板ガラス190,191のうち上側の合せ素板ガラス
190の深曲げ部の上面に着色セラミックカラーインク
がプリントされ着色帯192が形成されている場合、着
色セラミックカラーインクがプレス時、補助プレス部材
のプレス面に被覆された耐熱布に付着し、耐熱布の寿命
を低下させたり、着色セラミックカラーインクの焼付け
着色帯の表面にプレス跡が発生する。これを防ぐため
に、着色セラミックカラーインクのプリント面に耐熱性
の離型剤をプリントし、離型剤層193を形成し、プレ
ス成形時の着色セラミックカラーインクの焼付け着色帯
と補助プレス部材の耐熱布との離型性を良好にすること
ができる。かかる耐熱性の離型剤としては、窒化ホウ素
やカーボンなどが挙げられる。
【0054】記したような補助プレス部材に被覆され
る耐熱布の寿命向上の改善として、または着色セラミッ
クカラーインクの焼付け着色帯のプレス面の改善のた
め、図10のように二枚の重ねられた合せ素板ガラス1
90,191を自重曲げにより仮成形した(a)後、プ
レス成形に先立って上下の合せ素板ガラス190,19
1を逆転させ、着色セラミックカラーインクの焼付け着
色帯192の形成された合せ素板ガラス190を下側と
し(b)、かかる着色帯の施こされていない合せ素板ガ
ラス191の周辺部をプレス成形するようにし、着色セ
ラミックカラーインクが耐熱布に付着するのを防止す
ともできる。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の合せ
ガラスの曲げ成形方法及びその装置によれば、合せガラ
ス用のガラス板をガラス軟化温度まで加熱して自重曲げ
法により可動割型と固定割型とを有する割型タイプの曲
げ型に略沿った形状に仮成形した後、プレスすることに
より自動的に可動割型を固定割型に対して固定するとと
もに、合せ素板ガラスの不完全成形箇所を部分的プレス
によって矯正するようにしたので、合せガラスの側部の
深曲げ度合が大きいものであっても、プレス成形時の可
動割型の固定割型近接部分のはね上がり等が生じること
がなく、合せガラスの側部を確実に深曲げ成形すること
ができ、合せ素板ガラスの成形形状の自由度を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法及び装置に適した曲げ型の平面図
及び側面図
【図2】従来の曲げ型の側面図
【図3】従来の曲げ型によるはね上がりの様子を示す概
念図
【図4】本発明に係る合せガラス用の合せ素板ガラスの
曲げ成形装置の一実施例を組み込んだ合せ素板ガラスの
曲げ成形システムを示す概略説明図
【図5】本発明の実施例に係る合せガラス用の合せ素板
ガラスの曲げ成形装置の補助プレス手段に係る部分の全
体的な概略説明図
【図6】合せ素板ガラスの局部加熱方法を示すための概
略説明図
【図7】合せ素板ガラスの局部加熱方法を示すための概
略説明図
【図8】合せ素板ガラスの局部加熱方法を示すための概
略説明図
【図9】本発明の方法の一実施態様を示すための説明図
【図10】本発明の方法の一実施態様を示すための説明
【図11】本発明の方法の一実施態様を示すための説明
【図12】本発明の実施例に係る合せガラス用の合せ素
板ガラスの曲げ成形装置の補助プレス手段に係る部分の
部分的な概略説明図
【図13】従来の曲げ型を示す側面図及び平面図
【図14】本発明におけるガラス板の自重成形の様子を
示す概念的側面図
【符号の説明】
17 :ガラス板 101,180,190,191:合せ素板ガラス 102:加熱・曲げ加工 2,110,181:曲げ型 112:可動割型 111:固定割型13, 130,160:補助プレス手段 140:テーパーリング 152:補助プレス部材 170:熱布 192:着色帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03B 23/027 C03B 23/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス板を、ガラス板の側部が深曲げされ
    た所定の湾曲形状に曲げ成形するに際し、ガラス板 の中間湾曲部における前記所定の湾曲形状に
    応した曲げ成形面を有する固定割型と、ガラス板の側部
    おける前記所定の湾曲形状に対応した曲げ成形面を有
    するとともに固定割型に対して回動自在に固定割型の少
    なくとも一方の側部に設けられてなる可動割型と、を有
    する曲げ型上にガラス板を載置する載置工程と、曲げ型上に載置された ガラス板を加熱炉内にてガラス板
    を曲げ加工し得る温度にまで加熱することにより、前記
    ガラス板を実質的に曲げ型の曲げ成形面に沿うように自
    重で曲げる仮成形工程と、前記 ガラス板の側部における成形対象深曲げ部を上方か
    ら補助プレス部材により押圧してプレス成形するプレス
    成形工程と、 を含み、 載置工程から仮成形工程までの間に、曲げ型の展開状態
    から可動割型の曲げ成形面が固定割型の曲げ成形面に連
    なる状態まで可動割型を回動させて、ガラス板を実質的
    に曲げ型の曲げ成形面に沿うように曲げた後に、プレス
    成形工程においてガラス板を所定の湾曲形状に曲げ成形
    する、ガラス板の曲げ成形方法であって、 プレス成形工程において 、可動割型に加わる固定割型に
    対する可動割型の回動の回動軸のまわりの力のモーメン
    が曲げ型が展開するのを妨げる方向に向かうように、
    補助プレス部材により前記成形対象深曲げ部を押圧して
    前記ガラス板をプレス成形することを特徴とするガラス
    板の曲げ成形方法。
  2. 【請求項2】ガラス板を、ガラス板の側部が深曲げされ
    た所定の湾曲形状に曲げ成形する装置であって、ガラス板を曲げ加工し得る温度にまで加熱する加熱炉
    と、 ガラス板 の中間湾曲部における前記所定の湾曲形状に
    応した曲げ成形面を有する固定割型と、ガラス板の側部
    おける前記所定の湾曲形状に対応した曲げ成形面を有
    するとともに固定割型に対し回動自在に固定割型の少な
    くとも一方の側部に設けられた可動割型とを有し、ガラ
    ス板の自重により加熱炉内でガラス板を実質的に固定割
    型及び可動割型の曲げ成形面に沿わせて曲げるための
    げ型と、 げ型に載置されるガラス板の成形対象深曲げ部に対応
    する部分の上方に設けられた昇降自在な補助プレス部材
    と、 を有するガラス板の曲げ成形装置において、 可動割型は、曲げ型の展開状態から可動割型の曲げ成形
    面が固定割型の曲げ成形面に連なる状態まで回動自在で
    あり、固定割型に対する可動割型の回動の回動軸は、補
    助プレス部材によるプレス荷重によって加わる前記回動
    軸のまわりの力のモーメントが、曲げ型が展開するのを
    妨げる方向に向かうように加わる位置にあ ることを特徴
    するガラス板の曲げ成形装置。
  3. 【請求項3】ガラス板その上に載置されて、加熱され
    ガラス板を所定の湾曲形状に曲げ成形するための曲げ
    型であって、ガラス板 の中間湾曲部における前記所定の湾曲形状に
    応した曲げ成形面を有する固定割型と、ガラス板の側部
    おける前記所定の湾曲形状に対応した曲げ成形面を有
    するとともに固定割型に対し回動自在に固定割型の少な
    くとも一方の側部に設けられた可動割型とを有する曲げ
    型において可動割型は、曲げ型の展開状態から可動割型の曲げ成形
    面が固定割型の曲げ成形面に連なる状態まで回動自在で
    あり、固定割型に対する可動割型の回動の 回動軸は
    げ型を上方から見た際可動割型より外側に位置してい
    ることを特徴とする曲げ型。
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