JPH0641399A - ポリエステル樹脂組成物および成形品 - Google Patents

ポリエステル樹脂組成物および成形品

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JPH0641399A
JPH0641399A JP19958092A JP19958092A JPH0641399A JP H0641399 A JPH0641399 A JP H0641399A JP 19958092 A JP19958092 A JP 19958092A JP 19958092 A JP19958092 A JP 19958092A JP H0641399 A JPH0641399 A JP H0641399A
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polyester resin
resin composition
polyester
molding
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JP19958092A
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English (en)
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Yasuo Ishii
保夫 石井
Akito Itoi
昭人 井樋
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1, R2は炭素数1〜22の炭化水素基、X1, X2
その内少なくとも1つが芳香族基を含む炭化水素基であ
り、残りは炭化水素基である。)で表される化合物より
なるポリエステル樹脂改質剤、及びこの改質剤とポリエ
ステル樹脂とからなるポリエステル樹脂組成物、並びに
この樹脂組成物から得られるポリエステル繊維、ポリエ
ステルフィルム及びポリエステルボトル等の成形品。 【効果】 ポリエステル樹脂の重合度を低下させずに溶
融粘度を低下でき、成形を容易にし、高温での成形時に
発煙等のトラブルがなく、かつ延伸性が良好で強度特性
に優れた繊維、フィルム、ボトル等の成形品の製造が可
能となる。また濃染化が可能で、かつポリエステルが本
来有する強度、耐熱性を保持し、製糸性不良、黄変化の
問題を起こさないポリエステル繊維が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のポリエステル樹
脂用改質剤を含むことを特徴とする成形性に優れたポリ
エステル樹脂組成物、および該ポリエステル樹脂組成物
より得られる強度特性および染色性に優れた繊維、およ
び強度特性に優れたフィルム、ボトル等の成形品に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート
や全芳香族ポリエステルなどのポリエステル樹脂は、繊
維、フィルム、ボトル容器等の成形品に使われてきた。
【0003】これらの成形品の強度を上げることは、省
資源・省エネルギーの観点から、要求が大きい。例えば
高強力ポリエステルフィラメントはタイヤコードとして
広く使用されているが、ポリエステルタイヤコードの高
強度化は、タイヤにおけるコード使用量の低減のみなら
ず自動車の燃費向上にも役立つ。
【0004】ポリエチレンナフタレートや全芳香族ポリ
エステルはその優れた耐熱性故に熱に対して変形しにく
いという性質があり、なおかつその優れた強度特性のた
め磁気テープ等のフィルム材料として有望であるが、更
に強度を上げる事により薄膜化が可能で従来より小型軽
量な磁気記録テープを作る事ができる。
【0005】ポリエステル樹脂の代表であるポリエチレ
ンテレフタレート(PET)は、通常二軸延伸ブロー成
形という方法で容器成形され、透明性、力学的強度が優
れ、ガスバリヤー性も比較的良好な容器素材として広く
用いられている。
【0006】一方、近年、環境問題がクローズアップさ
れ、環境に優しい材料の使用、省資源、省エネルギー、
リサイクル等がさかんに叫ばれている。省資源の点から
少しでも樹脂量を減らし、肉薄な容器の開発が望まれ
る。しかし、PETの樹脂量を極端に減らすと強度的に
は不十分であり、高強度化をはかる必要がある。
【0007】高強度化をはかる方法の1つとしては分子
量を上げることが考えられるが、分子量を上げるだけで
は効果が不十分な上に溶融粘度が高くなり、成形しにく
くなる上、分子のからみ合いにより延伸効果が不十分な
ため、高強度化を十分に達する事が出来なかった。しか
るに繊維用途では上記の延伸性向上効果は、高強力ポリ
エステルフィラメントのみならず、従来強度が十分でな
かった衣料用カチオン可染ポリエステルフィラメントの
高強度化や、短繊維の紡糸延伸の円滑化および高速紡糸
プロセスの生産性向上にも有用である。
【0008】この問題を解決するためポリエステル用の
溶融粘度低下剤が提案されており、例えば特開平3−22
3382号、特開平3−223383号、特開平2−189348号に開
示されている。しかしながら、これらの溶融粘度低下剤
は耐熱性および効果が不十分であるため著しく分子量の
大きなポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレートや高分子量のポリエチレンナフタレート、全
芳香族ポリエステルの成形、紡糸、フィルム化には不適
である。
【0009】即ち、著しく分子量の大きなポリエステル
〔例えば、フェノール/テトラクロロエタン(60/40、
重量比)中、25℃の極限粘度が0.9 以上〕や、ポリエチ
レンナフタレート、全芳香族ポリエステルの成形には、
溶融粘度を下げるため 300℃以上の溶融押出し温度が必
要であるが、上記公報に記載されている溶融粘度低下剤
では耐熱性が不十分な為成形時の発煙、揮発が起こり、
効果も不十分である。
【0010】また、ポリエステル繊維はその優れた風
合、強度、耐久性などの点から衣料用途に広く用いられ
ている。近年、薄地の高級フォーマルウェア分野では、
柔らかな、シルクライクな風合いに加え、落ちついた感
じを与える深みのある色調が要望され、単繊維の細デニ
ール化(スーパーマルチ化)及びアルカリ減量等のシル
クライク化技術により柔らかな風合を得ることが可能と
なった。
【0011】しかしながら、ポリエステル、特にPET
は緻密な構造を有するため、染色し難く、高温、高圧条
件で染色するか又はキャリヤー等の染色助剤を使って染
色しなければならない。これらの方法では、経済的に、
操業的に欠点を有し、またキャリヤー使用時は廃液処理
の問題があったり、糸中に少量でも染色助剤が残留する
と、堅牢度を低下させるという問題を有していた。
【0012】ポリエステル繊維の染色性を改善する方法
としては特開昭50−135156号公報に開示されているごと
く、ジアミノナフタリン誘導体を添加することが知られ
ている。しかしながら、この方法で製造したポリエステ
ル繊維は、ヒートセットすることで黄変し、染色後に色
相が変化するという問題を残していた。
【0013】また、染色性を改善する方法として、特開
昭53−143730号公報に見られるごとく、多孔性シリケー
トをポリエステル繊維に含有させる方法は、染色を比較
的容易にする手段として有効である。しかしながら、こ
の方法では発色しやすくなるが、ポリエステル繊維の高
屈折率に起因する色の深みに欠けるという欠点は解決さ
れていない。
【0014】更にシリカ、アルミナなどの粒子を含有す
る合成繊維を溶剤処理して表面に複雑な凹凸をつくるこ
とによって染色物の色の深みを出す方法が知られている
が、原糸改質のために特殊なシリカ系微粒子を多量にポ
リエステル重合体に配合する必要があり、コストアップ
は避けられず、繊維中への分散も容易でない。また、紡
糸延伸工程で単糸切れ、毛羽が発生しやすいため、特に
単繊維デニールで1.5デニール以下の単繊維の細デニー
ル化は難しい。
【0015】この他にも、ポリエステル繊維の染色性改
良の方法として、芳香族ジカルボン酸や脂肪族ジカルボ
ン酸、或いは脂肪族ジオールを共重合させた易染性ポリ
エステル繊維が、たとえば特開昭51−13032 号公報、特
開昭57−30169 号公報に開示されている。このような化
合物を使用すると、染色性は向上するものの、耐熱性、
耐光堅牢度、原糸強度の低下、及び黄化着色、製糸性不
良等の問題がある。
【0016】一方、原糸改質によらないものとして、繊
維の配向性を低下させる方法が提案されている。しかし
ながら、単に繊維内部全体の配向性を低下させるだけで
は、沸水収縮率が高く、後工程での取り扱いが難しく、
また染色度の風合いが硬くなるという問題を有してい
る。
【0017】以上のように、ポリエステル繊維の染色性
を改善する方法として実用的なものは見出されていない
のが現状である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ポリエステル樹脂の重合度を本質に低下さ
せないで、溶融粘度を低下させ成形を容易にし、高温で
の成形時に発煙等のトラブルがなく、かつ延伸性が良好
で強度特性に優れた繊維、フィルム、ボトル等の成形品
の製造を可能にする、ポリエステル樹脂用改質剤、およ
び該樹脂改質剤を含む事を特徴とするポリエステル樹脂
組成物、さらには該ポリエステル樹脂組成物より得られ
る高強度の成形物を得る事にある。
【0019】本発明が解決しようとするもう一つの課題
は、従来以上のポリエステル繊維の濃染化を可能とし、
尚かつポリエステルが有する強度、耐熱性を保持し、製
糸性不良、黄変化という問題を起こさないようにするこ
とである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明者らは特定の化合
物がポリエステル樹脂用改質剤としての性能に優れ、こ
の改質剤を含むポリエステル樹脂組成物が上記の課題に
対し優れた効果を発揮する事を見出し本発明を完成する
に至った。
【0021】即ち、本発明は、一般式(1)
【0022】
【化3】
【0023】(式中、R1, R2は炭素数1〜22の炭化水素
基、X1, X2はその内少なくとも1つが芳香族基を含む炭
化水素基であり、残りは炭化水素基である。)で表され
る化合物よりなるポリエステル樹脂改質剤、ポリエステ
ル樹脂と前記一般式(1) で表される化合物を含有するこ
とを特徴とするポリエステル樹脂組成物及び該ポリエス
テル樹脂組成物を紡糸、フィルム成形、ボトル成形して
得られる繊維、フィルム、ボトル等の成形物を提供する
ものである。
【0024】本発明に係る(1) の化合物においてR1, R2
の炭素数は上記範囲内において任意に選ぶことができ
る。R1, R2の炭素数が22を越えると溶融粘度の低下能が
不十分である。R1, R2は特に好ましくは、炭素数6〜18
のアルキル基である。R1, R2は具体的には、メチル基、
エチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−ドデ
シル基、n−オクタデシル基等の直鎖アルキル基や、2
−ヘキシルデシル基、メチル分岐オクタデシル基等の分
岐アルキル基、又はベンジル基、2−フェニルエチル基
等のアリールアルキル基、オレイル基、10−ウンデセニ
ル基等のアルケニル基である。X1, X2の具体例は、メチ
ル基、フェニル基、トレイル基、p−メトキシフェニル
基、p−オクチルオキシフェニル基などであるが、X1,
X2の内、少なくとも1つは芳香族基を含まなければなら
ない。残りは上記R1及びR2で示したような炭化水素基で
ある。また、X1, X2が同一の環構造に含まれても良い。
【0025】本発明に係わる一般式(1) で表される化合
物は
【0026】
【化4】
【0027】で表される芳香族グリコールに対し、NaO
H、KOH 等のアルカリ触媒下に炭素数1〜22、好ましく
は6〜18のハロゲン化アルキル及び/又はハロゲン化ア
リールアルキルを反応させる事により容易に得られる。
本発明に係わる一般式(1) で表される化合物の具体例は
次のようなものである。
【0028】
【化5】
【0029】
【化6】
【0030】本発明に係わるポリエステル樹脂として
は、具体的にはポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
ブチレンイソフタレートなどのアルキレングリコールと
芳香族ジカルボン酸より合成されるポリエステル、テレ
フタル酸と1,4 −シクロヘキサンジメタノールより得ら
れるポリエステル、ポリオキシエチレン(付加モル数
2)ビスフェノールAとマレイン酸、フタール酸、アジ
ピン酸などを縮合して得られるポリエステル、芳香族ジ
カルボン酸および芳香族ジヒドロキシ化合物および/ま
たは芳香族ヒドロキシカルボン酸を縮合して得られる全
芳香族ポリエステル、より具体的にはテレフタル酸とビ
スフェノールAの縮合物、イソフタル酸とハイドロキル
p−ヒドロキシ安息香酸の縮合物を挙げることができ
る。
【0031】これらのポリエステル樹脂には、必要によ
りスルホン化イソフタル酸ナトリウム、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチ
レン(付加モル数2)ビスフェノール類などの共重合モ
ノマーが改質モノマーとして含まれていても良いし、カ
ーボンブラック、有機または無機顔料、つや消し剤とし
ての酸化チタン、シリカ、更にリン系又はハロゲン系の
難燃剤などの本発明以外の改質剤を含んでいても良い。
【0032】本発明の(1) 式で表される化合物は、その
目的とする性能を発揮させる為には原料ポリエステル樹
脂 100部(重量基準、以下同じ)に対して好ましくは
0.1から10部、さらに好ましくは 0.5から5部添加する
事が良い。 0.1部未満ではその効果は小さくなるし、10
部を越えると樹脂物性に悪影響があらわれる。
【0033】本発明に係わる化合物(1) を原料ポリエス
テル樹脂に添加する方法は、樹脂製造時或いは製造後適
当な工程で添加しても良いし、または、成形時に樹脂ペ
レット又は溶融した樹脂に混合添加しても良い。さらに
は、高濃度のマスターチップを調製しておき、成形時に
一般式(1) で表される化合物を含まないポリエステル樹
脂とマスターチップを溶融混合しても良い。
【0034】本発明に係る(1) 式の化合物はポリエステ
ル樹脂に均一に添加混合され、溶融紡糸時の高温にさら
されても発煙したり、着色したりすることは殆どなく、
耐熱性に優れている。
【0035】本発明化合物(1) を添加したポリエステル
樹脂組成物からは高強度のポリエステル繊維、フィル
ム、およびボトル等の成形物を得る事ができる。この理
由は定かではないが、樹脂の溶融粘度を下げ従来成形で
きなかった高粘度、高重合度のものが成形できることに
加え、溶融押出し後の延伸過程を円滑にし、より高配向
の成形物を得る事ができることによるものと推定され
る。
【0036】本発明に係わる一般式(1) の化合物の一部
は、ポリエステル樹脂用改質剤として特開昭58−93752
号に開示されている。しかしながら、特開昭58−93752
号は、結晶核剤を必須成分とする比較的分子量の低いポ
リエチレンテレフタレート樹脂組成物に関するものと推
察できる。この樹脂組成物は延伸を必要としない射出成
形用途において、100 ℃付近という比較的低温での金型
成形を実現することを目的としている。
【0037】これに対して本発明の場合は、結晶核剤を
併用すると、繊維、フィルムの成形においては押し出し
冷却固化時、ボトルの成形においてはプレフォームの射
出時に樹脂の結晶化が促進され、後の延伸プロセスをそ
こない本発明の目的とする高強度の成形品を得ることが
できない。
【0038】尚、本発明のポリエステル樹脂組成物には
必要に応じて種々の添加剤、例えば着色剤、酸化安定
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃化剤等を配合する
ことができる。しかしながら、上述の如く結晶核剤の使
用は好ましくない。
【0039】次に本発明のポリエステル樹脂組成物を用
いた繊維、フィルム及び容器の製造方法について説明す
る。
【0040】〔1〕繊維 本発明のポリエステル繊維は上記の如き原料ポリエステ
ル樹脂及び本発明の化合物(1) を均一に混合し、溶融状
態で紡糸し、冷却後延伸、熱処理を施すことにより得ら
れる。紡出された糸は冷却後一旦未延伸糸として巻き取
った後に予熱延伸し、引き続き緊張下に熱処理してもよ
いし、紡出糸を巻き取らずに引き取りローラーで引き取
り、引き続き加熱ローラー上で延伸、熱処理してもよ
い。
【0041】延伸、熱処理は通常のポリエステル繊維と
変わることなく行うことができる。樹脂がポリエチレン
テレフタレートの場合、延伸時の好ましい予熱温度は60
〜100 ℃、熱処理の好ましい温度は 150〜250 ℃であ
る。高強力の繊維を得るための延伸倍率は4倍以上にす
ることが望ましい。
【0042】高強度のポリエステル繊維を得るためには
高重合度の樹脂を使うことが好ましい。例えば樹脂にポ
リエチレンテレフタレートを使用する場合、フェノール
/テトラクロロエタン(60/40、重量比)中、25℃の極
限粘度が 0.9以上であることが望ましい。
【0043】ポリエステル樹脂がスルホン化イソフタル
酸ナトリウムを共重合したカチオン可染ポリエステル樹
脂の場合、通常のポリエチレンテレフタレート樹脂より
も溶融粘度が高く、延伸性も劣るため、強度の高い繊維
が得られにくい。
【0044】本発明の改質剤を含むカチオン可染ポリエ
ステル樹脂組成物より上記の方法で紡糸延伸することに
より、従来になく高強度のカチオン可染糸を得ることが
できる。この場合カチオン可染ポリエステル樹脂の極限
粘度が0.5 以上であることが好ましい。
【0045】本発明化合物をポリエステル樹脂に添加し
て得られる繊維は、通常の分散染料を用いた染色で濃染
化でき、さらには、5−ナトリウムスルホイソフタル酸
などを共重合したカチオン染料可染型ポリエステルのカ
チオン染料による染色において有効である。
【0046】〔2〕フィルム 本発明のポリエステルフィルムは、ポリエステル樹脂及
び本発明の化合物(1)を均一に混合し溶融状態でTダイ
より押し出し、冷却後、加熱下に同時又は逐次2軸延伸
した後、熱処理して得られる。例えば樹脂がポリエチレ
ンテレフタレートの場合、延伸時の好ましい予熱温度は
60〜120℃、熱処理の好ましい温度は150〜250 ℃であ
る。また、ポリエステル樹脂として、ポリエチレンテレ
フタレートを使用する場合、フェノール/テトラクロロ
エタン(60/40、重量比)中、25℃の極限粘度が 0.9以
上であることが望ましい。高強度のフィルムを得るため
の好ましい延伸倍率は縦横方向とも3.5 倍以上にするこ
とが望ましい。
【0047】〔3〕ボトル 本発明のポリエステルボトル容器の成形方法は、通常の
PET容器を製造する場合に用いられる二軸延伸ブロー
成形が好ましく、プリフォーム(予備成形体)を一旦取
り出してから別工程で延伸ブロー成形するコールドパリ
ソン法と呼ばれる方法と、プリフォームを作る工程と延
伸ブロー成形の工程が連続的であるホットパリソン法と
呼ばれる方法のいずれの方法も採用することができる。
また、ポリエステル樹脂組成物としては前述したように
本発明化合物(1) を添加したポリエステル樹脂組成物が
使用され、樹脂としてポリエチレンテレフタレートを使
用する場合、フェノール/テトラクロロエタン(60/4
0、重量比)中、25℃の極限粘度が 0.9以上であること
が望ましい。
【0048】本発明のポリエステルボトル容器を製造す
るにあたっては、上記一般式(1) で表される化合物をポ
リエステル樹脂に添加するだけでは効果は小さく、延伸
ブロー成形してはじめて本発明の効果が達成されるもの
である。
【0049】プリフォームと容器の延伸されない口部を
除く縦、横の寸法比から縦方向、横方向の延伸倍率を出
してそれぞれの積を面延伸倍率と定義した場合、本発明
では面延伸倍率を4倍以上にするのが好ましい。4倍未
満では上記一般式(1) で表される化合物を添加しない場
合と比較して強度アップの程度が小さい。本発明で強度
がアップするメカニズムについては明らかではないが、
上記一般式(1) で表される化合物を添加することでポリ
エステル樹脂が延伸時に配向しやすくなったものと考え
られる。
【0050】また上記一般式(1) で表される化合物はポ
リエステル樹脂の溶融粘度を低下させる性質もあり、プ
リフォームを成形する射出工程の加工性がよくなり、生
産性が向上するという長所もある。
【0051】
【実施例】以下実施例をもって本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0052】実施例1 ポリエチレンテレフタレート樹脂 100重量部に表1に示
す化合物を5重量部の割合で添加後押し出し機にて溶融
混合し、得られたストランドを水冷後カッティングし試
料とした。この樹脂組成物の溶融粘度をフローテスター
を用い 280℃、荷重10kgf 、ダイ直径1.0mm 、長さ10m
m、プランジャー面積 1.0cm2 の条件で測定した。フロ
ーテスター測定後の試料をフェノール/テトラクロロエ
タン(60/40、重量比)混合溶液に溶解し、25℃におけ
る極限粘度〔η〕を測定した。尚、以下各実施例での
〔η〕はいずれもこの条件下における値を示す。〔η〕
が添加剤無添加のものと同じものは本質的に樹脂重合度
の低下がないといえる。これらの結果を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】実施例2 樹脂をポリブチレンテレフタレートおよびポリエチレン
ナフタレートに代え、また温度を表2の温度条件とし、
他は実施例1と同様にして溶融粘度および極限粘度を測
定した。これらの結果を表2に示す。
【0055】
【表2】
【0056】実施例3 ポリエチレンテレフタート樹脂 100重量部(極限粘度1.
2 )に表3に示す本発明化合物を3重量部添加し、押し
出し機にて溶融混合し、直径0.4mm,、48ホールのノズル
より85g/分の吐出量で押出した。押し出し温度は310
℃であった。紡糸糸を720m/分で巻き取り未延伸糸を得
た。得られた未延伸糸をローラー型延伸機にて予熱温度
90°にて延伸した後、第2ローラー(温度120 ℃)、延
伸プレート(210 ℃)、第3ローラー(温度200 ℃)の
間でさらに2倍に延伸し、第3ローラーにて熱固定して
巻き取った。
【0057】得られた繊維中に含まれる化合物の量を以
下の方法により定量した。繊維50mgをヘキサフロロイソ
プロパノール2mlに溶解し、さらにクロロホルムを加え
全量20mlとする。この液を高速液体クロマトグラフィー
(カラムWAKOSIL 5SIL, 直径4.6ml,長さ250mm )にて、
以下の検出条件でクロロホルムを溶離液として定量し
た。 検出条件…検出装置UV285nm 、流速1ml/分 本条件ではポリエステルは溶出されず、一般式(1) の化
合物のみ定量できる。結果を表3にまとめた。なお延伸
倍率は最大延伸倍率の0.9 倍とした。表3中の比較化合
物は下記の化合物である。この化合物は式(1) のX1,
X2のいずれにも芳香族基を含まない。
【0058】
【化7】
【0059】
【表3】
【0060】表3から明らかなように、本発明化合物の
添加により紡糸が円滑になり、比較化合物のように紡糸
時の発煙がなく、本発明化合物は糸中に実質的にすべて
残存し、延伸倍率が上がり最終的に得られた延伸糸は無
添加又は比較化合物添加時より高強度になる。
【0061】実施例4 ポリエチレンテレフタレート樹脂100 重量部(極限粘度
1.2 )に表4に示す本発明化合物を1〜3重量部添加
し、押し出し機にて溶融混合して、温度300 ℃で巾 0.3
mm、長さ10cmのTダイより押し出し、冷却ドラムに巻き
付けて冷却固化し未延伸フィルムを得た。この未延伸フ
ィルムを温度90℃で縦横同一倍率で最大延伸倍率の0.9
倍に同時2軸延伸し、さらに温度210 ℃で熱固定した。
得られたフィルムの応力−歪曲線をASTM D-882に従い測
定した。結果を表4にまとめた。
【0062】
【表4】
【0063】実施例5 表5に示す本発明化合物を用い、樹脂をポリエチレンナ
フタレート (極限粘度0.9)に代え、押出温度310 ℃、押
出圧力を表5に示す圧力とし、また延伸温度を130 ℃、
熱固定温度を240 ℃とする以外は実施例4と同様に実験
を行った。結果を表5にまとめた。
【0064】
【表5】
【0065】実施例6 表6に示す本発明化合物を用い、樹脂をポリブチレンテ
レフタレート(極限粘度1.2 ) に代え、押出温度290
℃、押出圧力を表6に示す圧力とし、延伸温度90℃、熱
固定温度を190 ℃とする以外は実施例4と同様に実験を
行った。結果を表6にまとめた。
【0066】
【表6】
【0067】実施例4〜6に示されるように、本発明の
樹脂組成物は耐熱性に優れているので押し出し時の発煙
もなく、押し出し圧力を低下させ、なおかつ延伸倍率を
上げる事ができ、得られたフィルムの強度も高くなる。
従って磁気テープ等の薄膜化が可能となる。
【0068】実施例7 ポリエチレンテレフタレート樹脂 100重量部(極限粘度
1.2 )に、本発明化合物を表7に示す量添加して、押し
出し機にて溶融混合して口部を除いた部分が外径20mm、
長さ85mm、重量23g のプリフォーム(予備成形体)を射
出成形で成形した。その時の成形条件はシリンダー温度
の設定値を 290℃、金型の設定温度を20℃とした。引き
続き 110℃にて二軸延伸ブロー成形を行い、容量1リッ
トル、胴部の直径90mm、口部を除く高さ160mm 、口部の
直径20mmの円筒容器を成形した。
【0069】この容器の延伸倍率は縦方向 1.9倍、横方
向 4.5倍、面延伸倍率が 8.6倍である。また、成形機に
はホットパリソン方式日精エー・エス・ビー機械(株)
製射出ブロー成形機を用いた。
【0070】得られた容器を用いて、下記方法で落下強
度、引張強度を測定した。結果を表7に示した。 試験方法 ・落下強度 容器に水を満たし、キャップで栓をした後、1mの高さ
からコンクリート面に自然落下させた。10本の容器を最
高10回落下させ、2本(20%)が割れた回数で評価し
た。 ・引張強度 容器を切り開いて、ダンベル3号で試験片を行った。オ
リエンテック社製、テンシロンUCT−100 を用い、一
定速度10mm/min で引っ張りながら応力を測定し、降伏
点応力、破断点応力、弾性率を求めた。結果を表7にま
とめた。
【0071】
【表7】
【0072】本発明の樹脂組成物は耐熱性に優れている
ので射出時の発煙もなく、得られた容器(ボトル)の強
度を上げることができ、高強度肉薄ボトルの製造を可能
にする。
【0073】実施例8 表8に示す本発明化合物3重量部を、ポリエチレンテレ
フタレート(J−125、三井ペット樹脂(株)製)チッ
プの粉砕物100 重量部に加え、140 ℃、2mmHgの条件で
10時間乾燥した。次いでこの混合物を二軸溶融押し出し
機にて、均一混練しチップ化した。このチップを前記の
条件で乾燥し、通常の単軸紡糸装置を用いて290 ℃で紡
糸し、次いで、巻き取られた未延伸糸を最終的に得られ
る延伸糸の伸度が約30%になる延伸倍率で、80℃で延伸
し、180 ℃で熱固定し繊維を得た。この繊維から靴下編
地(一口筒編地)を編成し、以下の条件で染色し、水洗
後、還元洗浄、風乾した。
【0074】〔染色条件〕 染 料 :Foron Navy S−2GL gran 、200 % (San
doz(株)製) 染色濃度:5% o.w.f 染色助剤:レベノールTD−550(花王(株)製) 染色助剤濃度:1g/リットル 染色浴pH:4.5 染色浴比:1/20 染色温度、時間: 130℃、30分 〔還元洗浄〕 ハイドロサルファイト:2g/リットル 苛性ソーダ:1g/リットル 洗浄温度、時間:80℃、10分 浴 比:1/30。
【0075】次いで、分光白色度計ERP−80WX(東
京電色株式会社製)にてL値(%)、b値を測定後、
乾、湿の摩擦堅牢度を(JIS L 0849)に従い測定し、こ
れら諸物性値を表1に示した。また、カーボンアーク燈
光に対する染色堅牢度試験を以下の方法で行った。即
ち、染色堅牢度はJIS L 0842に従い、サンシャインスー
パーロングライフウェザーメーター(スガ試験機
(株))を使用し、カーボンアーク法で63℃、40時間行
い、同時に露光したブルースケールにより等級を判定し
た。その結果を表8に示す。
【0076】比較例1 本発明化合物を添加せずに実施例8と同様に靴下編地を
編成し、同様の試験を行った。その結果を表8に示し
た。
【0077】比較例2 比較例1で得られた靴下編地を染色する際、染色液にキ
ャリヤー、o−フェニルフェノールをノニオン活性剤
(エマルゲン913 ;花王(株)製)で乳化したものを添
加し、o−フェニルフェノールが10% o.w.fになるよう
にした。100 ℃、60分で染色、還元洗浄後、風乾し、さ
らに180 ℃、2分でキャリヤーの一般的条件として熱処
理し、キャリヤーを除去し、実施例1同様、各種測定を
行い、表8に結果を示した。
【0078】
【表8】
【0079】本発明化合物を添加したものは、すべて深
みのある紺色に染まったが、添加しない場合(比較例
1)やや淡色に染まった。また、従来より行われている
キャリヤー染色(比較例2)では本発明化合物同様濃色
に染まったが、染色後、熱処理を必要とし、尚かつ、耐
光堅牢度は低下した。
【0080】〔結果〕以上、実施例に示した様に一般式
(1) で示される化合物を含有するポリエステル樹脂は、
繊維、フィルム・ボトルの成形品において優れた耐熱性
や強度及び染色性を有する。
【0081】つまり、実施例1及び2よりポリエステル
樹脂組成物の溶融粘度を低下させ高強度糸の製造が可能
であることを示唆しており、又、実施例3と8から本発
明のポリエステル繊維は優れた耐熱性と染色性を示すこ
と、実施例4〜6から本発明のポリエステルフィルムは
優れた耐熱性を示すこと、及び実施例7から本発明のポ
リエステルボトルが高強度を示すことがわかる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル樹脂に一般式(1) で表され
    る化合物を含有することを特徴とするポリエステル樹脂
    組成物。 【化1】 (式中、R1, R2は炭素数1〜22の炭化水素基、X1, X2
    その内少なくとも1つが芳香族基を含む炭化水素基であ
    り、残りは炭化水素基である。)
  2. 【請求項2】 ポリエステル樹脂の、フェノール/テト
    ラクロロエタン(60/40、重量比)中、25℃の極限粘度
    が 0.9以上である請求項1記載のポリエステル樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 ポリエステル樹脂がエチレンテレフタレ
    ートまたはエチレンナフタレートまたはブチレンテレフ
    タレートを主たる繰り返し単位とするポリエステル樹脂
    である請求項1又は2記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項記載のポリエ
    ステル樹脂組成物を成形して得られる成形品。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れか1項記載のポリエ
    ステル樹脂組成物を延伸工程を伴うプロセスで成形して
    得られる成形品。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3の何れか1項記載のポリエ
    ステル樹脂組成物を紡糸して得られるポリエステル繊
    維。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3の何れか1項記載のポリエ
    ステル樹脂組成物をフィルム成形して得られるポリエス
    テルフィルム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3の何れか1項記載のポリエ
    ステル樹脂組成物を二軸延伸ブロー成形して得られるポ
    リエステルボトル。
  9. 【請求項9】 一般式(1) 【化2】 (式中、R1, R2は炭素数1〜22の炭化水素基、X1, X2
    その内少なくとも1つが芳香族基を含む炭化水素基であ
    り、残りは炭化水素基である。)で表される化合物より
    なるポリエステル樹脂改質剤。
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