JPH0641356B2 - エレベ−タ用モ−タの異常検出装置 - Google Patents

エレベ−タ用モ−タの異常検出装置

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JPH0641356B2
JPH0641356B2 JP61090014A JP9001486A JPH0641356B2 JP H0641356 B2 JPH0641356 B2 JP H0641356B2 JP 61090014 A JP61090014 A JP 61090014A JP 9001486 A JP9001486 A JP 9001486A JP H0641356 B2 JPH0641356 B2 JP H0641356B2
Authority
JP
Japan
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motor
temperature
value
calculating
elevator
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JP61090014A
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JPS62249877A (ja
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雅之 鈴木
守 山田
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Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
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Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はエレベータ用モータの異常検出装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
エレベータの乗かごを駆動するモータは、その温度が上
昇すると絶縁物の劣化が生じるので、絶縁物の階級に応
じて許容温度が規定されている。
しかし、許容温度以下で使用しても長時間使用を続ける
と、絶縁物が次第に劣化して巻線が層間短絡し、巻線が
異常に温度上昇し遂には焼損するに至ることがある。
このような事故を防ぐための方式が、実開昭51−11
5343号公報に開示されている。この提案されている
方式では、エレベータの乗かごを駆動するモータのコイ
ル内に温度センサを配設し、この温度センサの検出温度
が所定値に達するとモータの電源を遮断するように構成
されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
モータが完全に短絡された状態になると、その巻線温度
は急激に上昇する。このため、許容の温度に到達する前
にモータが異常であることを検出し、モータの電源を遮
断することが望ましい。
しかし、従来提案されている方式では、設定温度が許容
温度の近傍に設けられるので、早めに電源を遮断するこ
とが出来ない。また、エレベータは一日の使用状態にほ
ぼ同一の傾向が存在する。従って、一日の使用状態の変
化に応じてそのモータの温度も変化し、この温度変化に
も或る傾向が存在する。このモータの温度の変化傾向を
参照して、モータの温度の異常を検出することにすれ
ば、より精度のよい温度の異常検出が出来る。従来提案
されている方式では、このような温度の異常検出を行な
うことは出来ない。
この発明は従来提案されているエレベータ用モータの異
常検出装置の現状に鑑みなされたもので、その目的はエ
レベータの過去の駆動状態時のモータの温度を参照し、
許容温度よりかなり低い温度でその異常温度を検出し
て、高精度で迅速にモータの異常状態を検出することが
可能な、エレベータ用モータの異常検出装置を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明ではエレベータ駆動用のモータの温度が、測定
手段によつて所定の時間間隔で測定される。一方、入力
手段が設けられ、この入力手段によつて測定手段での測
定値が、コンピユータに入力される。第1の演算手段が
設けられ、この第1の演算手段によりコンピユータのメ
モリから、過去における複数日の同一時刻のモータの温
度が読み出され、これらの温度の平均値が演算される。
この第1の演算手段での演算値と測定値とを比較する比
較手段が設けられる。第2の演算手段が設けられ、比較
手段での比較差値が予め設定された所定値を越えると、
第2の演算手段によつて過去における複数日の所定の時
間間隔でのモータの温度の平均値曲線と、測定手段で測
定される現在時刻までの温度とが演算される。一方、表
示手段が設けられ、この表示手段に第2の演算手段の演
算結果が表示される。
〔作用〕
この発明では所定の時間間隔で、測定手段によりモータ
の温度が測定される。過去の複数日の同一時刻のモータ
の温度が、コンピユータのメモリから読み出され、これ
らの平均値と測定されたモータの温度とが比較される。
この比較差値が、予め設定された所定値を越えると、モ
ータの温度の平均値曲線と現在時刻までの温度曲線とが
演算され、表示手段によつて表示される。
この状態で警報を発し、源源を遮断することによつてモ
ータの焼損事件を未然に防止することが可能となる。
〔実施例〕
以下この発明をその実施例に基づき、図面を使用して詳
細に説明する。
第1図はこの発明の実施例の構成を示すブロツク図で、
乗かごを駆動するモータ1に温度検出用のセンサ2が取
り付けられる。センサ2はモータ1の巻線温度を正確に
測定出来る場所、例えばモータ1の固定子の近傍に設置
することが望ましい。
センサ2はインターフエイス3の入力端子に接続され、
インターフエイス3の出力端子はコンピユータ4の入力
端子に接続される。コンピユータ4にはメモリ5が接続
され、コンピユータ4の出力端子には、表示手段として
のデイスプレー6及びプリンタ7と駆動器としてのリレ
ー8とが接続されている。
センサ2の出力信号に基づいてコンピユータ4でモータ
1の温度が演算され、この温度データがメモリ5に記憶
される。測定手段により、モータ1の温度が所定の時間
間隔で測定され、入力手段によつてこの測定値がコンピ
ユータ4に入力される。
コンピユータ4には、メモリ5から過去における複数日
の同一時刻のモータ1の温度を読み出し、これらの温度
の平均値を演算する第1の演算手段が設けられる。ま
た、第1の演算手段での演算値とモータ1の温度の測定
値とを比較する比較手段がコンピユータ4に設けられ
る。さらに、コンピユータ4には、比較手段での比較差
値が予め設定された所定値を越えると、過去における複
数日の所定時間間隔でのモータ1の温度の平均値曲線
と、測定手段で測定される現在時刻までの温度曲線とを
演算する第2の演算手段が設けられている。
第2図は、この発明の実施例の動作を示すフローチヤー
トで、ステツプ1において測定手段によりモータ1の温
度が所定の時間間隔で測定される。ステツプ2におい
て、入力手段により所定の時間間隔、実施例では10分
ごとに温度の測定値がコンピユータ4に入力され、温度
値が演算されメモリ5に記憶される。
ステツプ3において、モータ1の温度測定日が休日であ
るか否かの測定が行なわれ、休日でない場合には、ステ
ツプ4に進む。ステツプ4において、第1の演算手段に
より過去の複数日、実施例では4日の同一時刻のモータ
1の温度の平均値が演算される。
ステツプ3において、モータ1の温度測定日が休日であ
ると判定されると、ステツプ5に進む。ステツプ5で
は、第1の演算手段により過去の複数日、実施例では4
日の休日の同一時刻のモータ1の温度の平均値が演算さ
れる。
ステツプ6において、比較手段によつて第1の演算手段
での演算値と測定手段による測定値とが比較される。実
施例ではこれらの比較差値が10℃以上か否かが比較さ
れる。比較差値が10℃以下であると、ステツプ1に戻
つて同一動作が繰返される。
比較差値が10℃以上あるとステツプ7に進み、第2の
演算手段で過去における4日のモータ1の温度の平均値
曲線と測定手段で測定される現在時刻までの温度曲線と
が演算され、表示手段によつて第3図に示すようにデイ
スプレー6に表示され、数値がプリンタ7により印字さ
れる。ステツプ8に進み、駆動器が作動してモータ1の
電源を遮断する。
このようにしてモータ1の過去の温度状態との比較によ
り、事前に低い温度でモータ1の異常を検出し、電源を
遮断することが出来るので、モータ1の焼損事故を防止
することが可能となる。
実施例においては、モータの温度の異常を検知した場合
には、直ちにモータの電源を自動的に遮断する構成のも
のを説明した。しかし、モータの温度の異常の検知で管
理人室の警報器を作動させ、管理人に通報する構成のも
のとすることも出来る。
また実施例では、測定日が休日か平日かの二区分により
演算を行なつているが、この他に土曜日も追加して、休
日、平日及び土曜日の三区分により演算を行なう構成と
することも可能である。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、この発明によるとモータの
温度の上昇を、過去の同一駆動条件下の温度と比較する
ことにより、比較的低い温度で事前に異常上昇であるか
否かを判定可能で、モータの焼損を防止しその動作寿命
を大幅に延長することが出来る、エレベータ用モータの
異常検出装置の提供が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の構成を示すブロツク図、第
2図はこの発明の実施例の動作を示すフローチヤート、
第3図はこの発明の実施例において、第2の演算手段で
演算される演算曲線を示す図である。 1……モータ、2……センサ、3……インターフエイ
ス、4……コンピユータ、5……メモリ、6……デイス
プレー、7……プリンタ、8……リレー。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより駆動され、乗かごが複数階床
    間を走行就役するエレベータにおいて、前記モータの温
    度を所定の時間間隔で測定する測定手段と、この測定手
    段での測定値をコンピユータに入力する入力手段と、前
    記コンピユータのメモリから過去における複数日の同一
    時刻の前記モータの温度を読み出し、これらの温度の平
    均値を演算する第1の演算手段と、この第1の演算手段
    での演算値と前記測定値とを比較する比較手段と、この
    比較手段での比較差値が予め設定された所定値を越える
    と、過去における複数日の前記時間間隔での前記モータ
    の温度の平均値曲線と前記測定手段で測定される現在時
    刻までの温度曲線とを演算する第2の演算手段と、この
    第2の演算手段の演算結果を表示する表示手段とを有す
    ることを特徴とするエレベータ用モータの異常検出装
    置。
  2. 【請求項2】第1及び第2の演算手段が、測定手段での
    温度の測定日が平日であるか休日であるかにより、過去
    の平日又は休日の複数日の温度の平均値を演算するよう
    に構成されてなることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載のエレベータ用モータの異常検出装置。
  3. 【請求項3】モータにより駆動され、乗かごが複数階床
    間を走行就役するエレベータにおいて、前記モータの温
    度を所定の時間間隔で測定する測定手段と、この測定手
    段での測定値をコンピユータに入力する入力手段と、前
    記コンピユータのメモリから過去における複数日の同一
    時刻の前記モータの温度を読み出し、これらの温度の平
    均値を演算する第1の演算手段と、この第1の演算手段
    での演算値と前記測定値とを比較する比較手段と、この
    比較手段での比較差値が予め設定された所定値を越える
    と、過去における複数日の前記時間間隔での前記モータ
    の温度の平均値曲線と前記測定手段で測定される現在時
    刻までの温度曲線とを演算する第2の演算手段と、この
    第2の演算手段の演算結果を表示する表示手段と、前記
    比較手段での比較差値が予め設定された所定値を越える
    と作動する駆動器とを有することを特徴とするエレベー
    タ用モータの異常検出装置。
  4. 【請求項4】第1及び第2の演算手段が、測定手段での
    温度の測定日が平日であるか休日であるかにより、過去
    の平日又は休日の複数日の温度の平均値を演算するよう
    に構成されてなることを特徴とする特許請求の範囲第
    (3)項記載のエレベータ用モータの異常検出装置。
  5. 【請求項5】駆動器がモータの電源を遮断する遮断器で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(3)項記載のエ
    レベータ用モータの異常検出装置。
  6. 【請求項6】駆動器が警報を発する警報器であることを
    特徴とする特許請求の範囲第(3)項記載のエレベータ用
    モータの異常検出装置。
JP61090014A 1986-04-21 1986-04-21 エレベ−タ用モ−タの異常検出装置 Expired - Lifetime JPH0641356B2 (ja)

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JPS62249877A JPS62249877A (ja) 1987-10-30
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TWI251578B (en) * 2001-12-11 2006-03-21 Hitachi Building Sys Co Ltd Magnetic brake system and elevator trouble detection system
JP4734371B2 (ja) * 2008-04-28 2011-07-27 株式会社日立製作所 エレベータの制御装置
JP2020008922A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 グラフテック株式会社 計測データ管理装置、計測データ管理方法、および計測データ管理プログラム

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