JPH0641315Y2 - 温度ヒューズ - Google Patents

温度ヒューズ

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JPH0641315Y2
JPH0641315Y2 JP7897188U JP7897188U JPH0641315Y2 JP H0641315 Y2 JPH0641315 Y2 JP H0641315Y2 JP 7897188 U JP7897188 U JP 7897188U JP 7897188 U JP7897188 U JP 7897188U JP H0641315 Y2 JPH0641315 Y2 JP H0641315Y2
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JP
Japan
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lead terminal
input lead
insulating bushing
fixed
compression spring
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JP7897188U
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JPH02139U (ja
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正志 平井
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Nitto Seiko Co Ltd
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Nitto Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は産業機器および家庭電気器具の使用時における
温度の過昇異常を感知し、電気回路の遮断を行うことに
より、機器の損傷事故を未然に防止し、さらに、火災を
予防するための感温ペレットタイプの温度ヒューズに関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種の温度ヒューズは、第7図ないし第9図に
示すものが使用されている。その構成は、一端に開口部
を有し、底部に出力リード端子4を固定した有底筒状の
ケース1内に感温ペレット2を収納し、一方、絶縁ブッ
シング3につば13を有する入力リード端子5を貫挿し、
絶縁ブッシング3の外端部において入力リード端子5の
外周面に複数の突起14を形成して固定し、前記ケース1
の開口部に、この絶縁ブッシング3を挿入固定して封口
樹脂6により封塞し、さらに、前記感温ペレット2と絶
縁ブッシング3との間に、ばねガイド8、9に挾持され
た強圧縮ばね10とこの強圧縮ばね10との間に可動接片7
を挟んで直列に配置された弱圧縮ばね11とを収納し、前
記入力リード端子5の固定接点12に可動接片7が接触す
る構成の温度ヒューズである。
〔考案が解決しようとする課題〕
この種の温度ヒューズの機能は、過昇温度による異常時
に固定接点と可動接片とが隔離され電気回路が遮断され
るものであり、このためには可動接片が確実に動作する
とともに、固定接点である入力リード端子が絶縁ブッシ
ングとしっかり固定されていなければならない。
従来の温度ヒューズは絶縁ブッシングにセラミックなど
硬質素材が使用されており、この絶縁ブッシングと入力
リード端子との固定は極めて困難な作業である。すなわ
ち絶縁ブッシングが硬質素材であるために精密な穴加工
ができず、穴寸法の許容誤差範囲が大きく定めてある。
したがって入力リード端子を固定する際に大きな突起加
工が必要となり、作業時間が永くなるとともに入力リー
ド端子が強度不足になる問題点があり、さらに、絶縁ブ
ッシングの直近において突起を加工するために絶縁ブッ
シングに亀裂を生じたり、破損させるなど製品を不良に
することが多々発生し大きな課題となっていた。本考案
はこれらの課題を解消することを目的として考案された
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するための第1の考案は、一端に開口部
を有し、底部に出力リード端子4を固定した有底筒状の
ケース1内に感温ペレット2を収納し、一方、前記ケー
ス1の開口部に挿入固定されて封口樹脂6により封塞さ
れる絶縁ブッシング3につば13を有する入力リード端子
5を貫挿し、さらに、前記感温ペレット2と絶縁ブッシ
ング3との間にばねガイド8、9に挾持された強圧縮ば
ね10とこの強圧縮ばね10との間に可動接片7を挟んで直
列に配置された弱圧縮ばね11とを収納し、前記入力リー
ド端子5の固定接点12に可動接片7が接触する構成の温
度ヒューズにおいて、前記絶縁ブッシング3に貫挿され
た入力リード端子5に、係止リング15を嵌入し、入力リ
ード端子5の外周に複数の突起14を形成して絶縁ブッシ
ング3と入力リード端子5とを固定したものである。
また、第2の考案は、一端に開口部を有し、底部に出力
リード端子4を固定した有底筒状のケース1内に感温ペ
レット2を収納し、一方、前記ケース1の開口部に挿入
固定されて封口樹脂6により封塞される絶縁ブッシング
3につば13を有する入力リード端子5を貫挿し、さら
に、前記感温ペレット2と絶縁ブッシング3との間にば
ねガイド8、9に挾持された強圧縮ばね10とこの強圧縮
ばね10との間に可動接片7を挟んで直列に配置された弱
圧縮ばね11とを収納し、前記入力リード端子5の固定接
点12に可動接片7が接触する構成の温度ヒューズにおい
て、前記絶縁ブッシング3に貫挿された入力リード端子
5の外周に固定溝16を形成し、これに固定リング17を嵌
入し、この固定リング17を加圧変形させ、前記固定溝16
に係合して絶縁ブッシング3と入力リード端子5とを固
定したものである。
〔作用〕
請求項1の温度ヒューズは、絶縁ブッシング3の外端面
に沿い、入力リード端子5の線径とほぼ等しい内径の係
止リング15を嵌め入れ、入力リード端子5の外周面に複
数の突起14を形成することにより絶縁ブッシング3に亀
裂や破損を生じない確実な固定を行うことができる。
また、請求項2の温度ヒューズは、入力リード端子5の
外周面に固定溝16を設け、絶縁ブッシング3の外端面に
沿い固定リング17を嵌め入れ、この固定リング17の外周
から中心方向へ加圧変形させることにより、入力リード
端子5を膨らませることなく、しかも絶縁ブッシング3
に亀裂や破損を生じない確実な固定を行うことができ
る。
〔実施例〕
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。第1図
ないし第6図において、1は金属製のケースであり、入
力側に開口部を有し、出力側に底部を有する筒状に形成
されている。このケース1の底部には出力リード端子4
が圧着固定してあり、また、ケース1内の出力側には感
温ペレット2が収納されている。一方、セラミックなど
を用いた絶縁ブッシング3に入力リード端子5を貫挿
し、前記ケース1の開口部に、この絶縁ブッシング3を
挿入して固定し、封口樹脂6によって封塞されている。
さらに、前記感温ペレット2と絶縁ブッシング3との間
には、ばねガイド8、9によって挾持された強圧縮ばね
10とこの強圧縮ばね10との間に可動接片7を挟んで直列
に配置された弱圧縮ばね11とが収納してあり、前記入力
リード端子5の固定接点12にこの可動接片7が接触する
構成になっている。
次に、本考案の第1実施例の要部について第1図に基づ
き説明する。前記絶縁ブッシング3に貫挿された入力リ
ード端子5には固定接点側につば13が形成してあり、こ
のつば13により絶縁ブッシング3の内側を係止させ、一
方、絶縁ブッシング3の外端面に沿い入力リード端子5
の線径とほぼ等しい内径を有する金属製の係止リング15
を嵌め入れ、入力リード端子5の外周面に複数の突起14
を形成し、絶縁ブッシング3と入力リード端子5とを固
定した構成になっている。尚、係止リング15の断面形状
は円形でも四角形でもよい。
続いて、第2実施例の要部について第4図に基づき説明
する。前記絶縁ブッシング3に貫挿された入力リード端
子5には固定接点側につば13が形成してあり、このつば
13により絶縁ブッシング3の内側を係止させ、一方、絶
縁ブッシング3の外端面の直近において、入力リード端
子5の外周面に固定溝16が形成されている。この固定溝
16に金属製の固定リング17を嵌め入れ、固定リング17の
外周から中心方向へ加圧変形させ、絶縁ブッシング3と
入力リード端子5とを固定した構成になっている。
上記のように構成した温度ヒューズの平常時の電流経路
は、第2図および第5図に示すように、入力リード端子
5を入力側として次のとおりである。
入力リード端子5→可動接片7→ケース1→出力リード
端子4 尚、入力リード端子5とケース1との電気接続は、可動
接片7が強圧縮ばね10の押圧によって入力リード端子5
の固定接点12に押圧されるとともに、その可動接片7の
外縁が、常時、ケース1の内面に自己ばね作用で接触し
電気的に接続されている。一方、異常時の電流経路は、
第3図および第6図に示すように、定格温度に達する
と、感温ペレット2が溶融し、強圧縮ばね10が解放さ
れ、これにより平衡を保っていた弱圧縮ばね11の圧縮が
解け、可動接片7が強圧縮ばね10側に移動し、この結
果、入力リード端子5の固定接点12との接触が離れ、電
気回路が遮断されることになる。
〔考案の効果〕
以上、本考案の実施例で明らかなように、請求項1の温
度ヒューズは、絶縁ブッシングと入力リード端子とを固
定するところに係止リングを用いた構成であり、係止リ
ングは加工性の良い材料を選択することが可能で、入力
リード端子の線径とほぼ等しい内径寸法に加工すること
ができ、入力リード端子には小さい突起加工で確実に固
定できるとともに、入力リード端子の強度を阻害するこ
ともない。さらに、絶縁ブッシングから離れて突起を加
工するので絶縁ブッシングを破損させることがなく、不
良品の発生も皆無となり作業効率も向上するなどの効果
がある。
請求項2の温度ヒューズは、入力リード端子に固定溝を
設け、この固定溝に固定リングを嵌め入れ加圧変形させ
て固定する構成であり、加圧変形時に絶縁ブッシングに
直接衝撃などの影響がなく、また、入力リード端子の線
径を膨らませることがないので絶縁ブッシングが亀裂を
生じたり破損することがなくなり、不良品の発生が皆無
になるとともに確実な固定ができる大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の要部拡大断面図、第2図は本考案の第
1実施例を示す温度ヒューズの断面図、第3図は第2図
の動作後の状態を示す断面図、第4図は第5図の要部拡
大断面図、第5図は本考案の第2実施例を示す温度ヒュ
ーズの断面図、第6図は第5図の動作後の状態を示す断
面図、第7図は従来の温度ヒューズの断面図、第8図は
第7図の動作後の状態を示す断面図、第9図は第7図の
要部拡大断面図である。 1:ケース、2:感温ペレット 3:絶縁ブッシング、4:出力リード端子 5:入力リード端子、6:封口樹脂 7:可動接片、8、9:ばねガイド 10:強圧縮ばね、11:弱圧縮ばね 12:固定接点、13:つば 14:突起、15:係止リング 16:固定溝、17:固定リング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に開口部を有し、底部に出力リード端
    子(4)を固定した有底筒状のケース(1)内に感温ペ
    レット(2)を収納し、一方、前記ケース(1)の開口
    部に挿入固定されて封口樹脂(6)により封塞される絶
    縁ブッシング(3)につば(13)を有する入力リード端
    子(5)を貫挿し、さらに、前記感温ペレット(2)と
    絶縁ブッシング(3)との間にばねガイド(8、9)に
    挾持された強圧縮ばね(10)とこの強圧縮ばね(10)と
    の間に可動接片(7)を挟んで直列に配置された弱圧縮
    ばね(11)とを収納し、前記入力リード端子(5)の固
    定接点(12)に可動接片(7)が接触する構成の温度ヒ
    ューズにおいて、 前記絶縁ブッシング(3)に貫挿された入力リード端子
    (5)に係止リング(15)を嵌入し、入力リード端子
    (5)の外周面に複数の突起(14)を形成して絶縁ブッ
    シング(3)と入力リード端子(5)とを固定したこと
    を特徴とする温度ヒューズ。
  2. 【請求項2】一端に開口部を有し、底部に出力リード端
    子(4)を固定した有底筒状のケース(1)内に感温ペ
    レット(2)を収納し、一方、前記ケース(1)の開口
    部に挿入固定されて封口樹脂(6)により封塞される絶
    縁ブッシング(3)につば(13)を有する入力リード端
    子(5)を貫挿し、さらに、前記感温ペレット(2)と
    絶縁ブッシング(3)との間にばねガイド(8、9)に
    挾持された強圧縮ばね(10)とこの強圧縮ばね(10)と
    の間に可動接片(7)を挟んで直列に配置された弱圧縮
    ばね(11)とを収納し、前記入力リード端子(5)の固
    定接点(12)に可動接片(7)が接触する構成の温度ヒ
    ューズにおいて、 前記絶縁ブッシング(3)に貫挿された入力リード端子
    (5)の外周に固定溝(16)を形成し、これに固定リン
    グ(17)を嵌入し、この固定リング(17)を加圧変形さ
    せ、前記固定溝(16)に係合して絶縁ブッシング(3)
    と入力リード端子(5)とを固定したことを特徴とする
    温度ヒューズ。
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