JPH0641119B2 - マニピユレ−タ - Google Patents

マニピユレ−タ

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JPH0641119B2
JPH0641119B2 JP61008043A JP804386A JPH0641119B2 JP H0641119 B2 JPH0641119 B2 JP H0641119B2 JP 61008043 A JP61008043 A JP 61008043A JP 804386 A JP804386 A JP 804386A JP H0641119 B2 JPH0641119 B2 JP H0641119B2
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JP
Japan
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link
joint
manipulator
length
joints
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JP61008043A
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JPS62166985A (ja
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健 辻村
武則 森光
浩志 石原
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば橋梁下部の検査等、作業現場と操作
位置とが離れ、かつ障害物があって移動空間が限定され
るような場合に特に使用されるマニピュレータに関す
る。
[従来技術およびその問題点] 橋梁下部、ビルの壁面、電柱上等での作業をマニピュレ
ータに代替させるためには、数〜数10m程度の長さを
持ち、かつ運搬の容易なマニピュレータが必要である。
従来、この種の装置としてはクレーンがあるが、これは
通常油圧駆動であるため、油圧ポンプ等の装置が大がか
りになり、また制御性能も比較的悪いという欠点があっ
た。また、このクレーンは固定長のアームをジョイント
部で折り曲げあるいは回転させる方式であるため、極め
て広い作業空間が必要であり、例えば橋梁下部の作業の
ように周囲に障害物があって限られた空間内を移動しな
ければならないような場合には不適当であった。
一方、現在工場等で使用されているマニピュレータは、
その多くが電動モータで駆動する方式であり制御性は良
好であるが、モータの重量を支えるためにアームの部材
を太くする必要があり、このため自重が重くなるという
欠点があった。また、一般にこのようなマニピュレータ
の可搬重量の対自重比は1/10程度であり、したがって1
0Kgの物体を把持するためにはマニピュレータの自重は
100Kg以上になってしまうという問題もある。また、
これらの工場等で使用される屋内用マニピュレータは全
長が1〜2mであるが、これを橋梁下部等の作業が可能
なように数〜数10mの長尺化を図った場合には、屋内
用マニピュレータに比べ数倍以上のモーメントが加わる
ので、これを制御するためにマニピュレータは大型にな
り、自重は数100Kg以上になると予想され、現実の作
業に適用することは困難であると共に、前述したクレー
ンと同様に長尺のアームを用いるために、作業空間を広
くとる必要があり、障害物の近くでの作業には適さなか
った。
第12図は、多関節型マニピュレータを橋梁下部の管路
の点検作業に使用することを想定した場合に必要な作業
空間(斜線部)を示し、第13図はスライドアーム型マ
ニピュレータを上記と同様な状態で使用することを想定
した場合に必要な作業空間(斜線部)を示している。
前者の多関節型マニピュレータ101は、その固定端1
03が橋梁105上に配置された運搬装置107に取付
けられ、橋梁105の下部のケーブル管路109等に対
し所定の作業を行なう。このような多関節型マニピュレ
ータ101はそのアーム111を互いに回転可能にジョ
イント113により連結されており、このジョイント1
13の回転角を制御することによりアーム111を収容
した状態から第12図に示すような作業状態に形状を変
える。その際図中の斜線で示す範囲をアーム111が移
動するため、欄干115や水道管117に衝突する場合
があった。
一方、後者のスライドアーム型マニピュレータは、アー
ム111がジョイント113でその長さ方向にスライド
し伸縮する機構によってマニピュレータ101の形状を
制御するものである。このスライドによりアーム111
を収容する場合、アーム111は長さが短縮するのでは
なく逆方向に突き出す格好になるため、アーム111は
第13図に斜線で示す範囲を移動し、前述の多関節マニ
ピュレータと同様に欄干115や水道管117に衝突す
る場合があった。
そこで、上記のような障害物を回避する方法としてマニ
ピュレータのジョイントを多くして変形の自由度を増や
すことが考えられるが、この方法は構造が複雑になり多
数のジョイントを動かすモータ等の重量のため自重が重
くなるという問題があって実現は困難であった。
一方、リンク機構を用いた移動装置としては、パワーリ
フタが実用化されている。この装置は対向するリンクを
平行に設置したリンク機構を用いており、コンパクトな
構造で長いストロークを実現できる。ところが、この装
置は直線経路をもつ昇降機能を有するのみであるため、
橋梁下部のような曲線経路を必要とし、首位に障害物が
あるような場合には不適である。
この発明は、このような従来の問題点に着目して創案さ
れたもので、限定された空間内での曲線経路上の移動が
可能な小型軽量のマニピュレータの提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの発明は、第1のリンクと
第2のリンクとをそれぞれ所定の比に内分する位置にて
前記各リンクを互いに回転可能に第1のジョイントで連
結してリンク機構の一要素を構成し、この一要素をリン
ク端にて第2のジョイントで互いに回転可能に複数連結
させたマニピュレータであって、前記第1のジョイント
を少なくとも一方のリンクに対しリンク長方向に移動可
能かつ連結可能に設け、さらに少なくとも1つの第2ジ
ョイントをリンク長方向に移動可能に設けた構成とし
た。
[実施例] 以下、この発明の実施例を第1図〜第11図に基づき詳
細に説明する。
第1図〜第9図はこの発明の第1の実施例で、橋梁1の
下部にはケーブル用管路3が施設されており、この橋梁
1の上部には後述するマニピュレータ5を運搬する運搬
装置7が置かれている。
マニピュレータ5は、第1のリンク9と第2のリンク1
1とを互いに交差させてそれぞれ所定の比に内分する位
置にて第1のジョイント13で互いに回転可能に連結し
てリンク機構15の一要素を構成している。このリンク
機構15の一要素はリンク端にて第2のジョイント17
で回転可能に10個直列に連結されている。
これら複数個のリンク機構15のうち入力側すなわち運
搬装置7側から8個は第1のジョイント13により各リ
ンク9,11が各別に内分される比が2:3:3:2と
なる不等長リンク機構であり、この不等長リンク機構以
降の出力側2個のリンク機構15は等長リンク機構とな
っている。
8個の不等長リンク機構のうち入力側端部のリンク機構
15の第1のリンク9の端部は、運搬装置7に対し上下
方向に移動可能な入力端19に回転可能に装着されてお
り、同じく第2のリンク11の端部は運搬装置7に固定
された固定端21に回転可能に装着されている。
2つの等長リンク機構のうち出力側端部のリンク機構1
5の第1、第2のリンク9,11の端部には第2のジョ
イント17を介して第3のリンク23および第4のリン
ク25の各一端が回転可能に取付けられており、この各
リンク23,25の他端は第3のジョイント27により
互いに回転可能に結合されている。更に、この第3のジ
ョイント27にはテレビカメラ、ロボットハンド等のエ
ンドフェクタ(手先効果器)29が装着されている。
第2図はマニピュレータ5を構成するリンク機構の一要
素(不等長のリンクの一要素)を説明するための拡大さ
れた図であって、第1のリンクaと第2のリンクbとは
第1のジョイントcにより回転可能に連結されており、
入力側の第2ジョイントd,eの相対的位置を入力とし
て出力側の第2のジョイントf,gの相対的位置を出力
として得ることができる。この実施例では不等長のリン
クの比すなわちジョイントc−e間の長さ、ジョイント
c−d間の長さ、ジョイントc−g間の長さ、ジョイン
トc−f間の長さの4つの値の比を2:3;3;2とし
てある。
ここで、第2図において第2のジョイントd,e,g,
fの座標をそれぞれP(x1(i),y1(i)),
(x2(i),y2(i)),P(x
1(i+1),y1(i+1)),P
(x2(i+1),y2(i+1)と置くとき、
,Pの位置を入力としてP,Pの位置が次の
漸化式として与えられる。
ただし、d=(x2(i)−x1(i)+(y
2(i)−y1(i)1(i);ジョイントcとジョイントdとの距離 l2(i);ジョイントcとジョイントeとの距離 l3(i);ジョイントcとジョイントgとの距離 l4(i);ジョイントcとジョイントfとの距離 とする。
上式を利用し、第1図に示したマニピュレータ5につい
て、入力側の第2のジョイント17に対する出力側の第
2のジョイント17の位置を、入力端19側のリンク機
構15から次々に計算してゆくことによって求めること
ができ、その結果、このマニピュレータ5は第3図から
第8図に示すような軌道上を移動し橋梁1の下部にある
管路3に対して所定の作業を遂行することができる。
第9図にマニピュレータ5の移動空間を斜線にて示して
いる。マニピュレータ5は、常にこの限られた領域内を
移動するため、周囲に多くの障害物がある場合にこれを
避けて作業をすることが可能となる。
このようなマニピュレータ5の移動経過、姿勢および移
動空間等は各リンクの長さならびにジョイントの位置を
適宜設定することにより任意に決定できる。
第10図は第2の実施例を示す第2図に相当するリンク
機構の一要素を表わしている。この実施例は第1のリン
ク31と第2のリンク33とにそれぞれリンク長方向に
溝35,37を設け、この2つの溝35,37内を第1
のジョイント39がそれぞれ移動可能、かつ移動した後
には第1のリンク31と第2のリンク33とを連結可能
な状態で設けられている。なお、符号41はリンク機構
同志を互いに連結する第2のジョイントである。この移
動可能なジョイント39の位置により決定する各リンク
33,35の内分比は橋梁現場の寸法に合わせて作業前
に設定してもよいが、現場における障害物の存在を考慮
すると、マニピュレータの操作中に第1のジョイント3
9を調整しながら目標物に近接させるのがよい。なお、
第1のジョイント39の位置調整用動力源として、小型
の油圧あるいは空気圧モータ等を用いてもよい。
第11図は第3の実施例を示している。この実施例は第
1のリンク43と第1のジョイント45にて回転可能に
互いに連結する第2のリンク47をボールねじ49で構
成し、このボールねじ49上を第2のジョイント51d
が設けられたナット部材53が移動することで、第1の
ジョイント45と第2のジョイント51dとの間隔を適
宜長に設定することができる。ナット部材53の移動は
手動または第2のリンク47に組込んだモータにより行
なう。なお、符号51a,51b,51cは第2のジョ
イントである。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、第1のリンクと第2の
リンクとをそれぞれ所定比に内分する位置にて各リンク
を回転可能に第1のジョイントで連結したリンク機構を
第2のジョイントで複数個連結したため、小型軽量に構
成でき、しかも障害物があって移動空間が限定されるよ
うな作業現場であってもこの障害物を回避して所定の作
業を行なうことができる。さらに、第1のジョイントを
少なくとも一方のリンクに対しリンク長方向に移動可能
かつ連結可能に設け、さらに少なくとも1つの第2ジョ
イントをリンク長方向に移動可能に設けたため、第1ジ
ョイントの位置を任意の位置に移動させ、かつその位置
において第1のリンクと第2のリンクとを連結させるこ
とにより、第1リンクと第2リンクの内分比を任意に設
定し、その比率に応じた動きとすることができると共
に、その設定を場所や時間に限定されることなく状況に
応じて自由に変えることができ、さらに第2のジョイン
トの位置を任意の位置に移動させることにより、第1の
リンクと第2のリンクとのリンク長を任意に設定するこ
とができ、その現場の状況に応じて、リンクの内分比や
リンク長を所定の値に設定して、障害物等を回避して任
意の経路を選択することができるばかりでなく、操作中
においても、リンクの内分比やリンク長を変えて、複雑
な経路を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図はこの発明の第1の実施例に係わり、第
1図は作業現場である橋梁まわりに配置したマニピュレ
ータの構成図、第2図は第1図のマニピュレータを構成
するリンク機構の一要素の説明図、第3図〜第8図はマ
ニピュレータの移動経過を示す説明図、第9図はマニピ
ュレータの移動空間を示す説明図、第10図は第2の実
施例のリンク機構の一要素の正面図、第11図は第3の
実施例のリンク機構の一要素の正面図、第12図は従来
の多関節型マニピュレータの移動空間を示す説明図、第
13図は従来のスライドアーム型マニピュレータの移動
空間を示す説明図である。 5…マニピュレータ、9…第1のリンク 11…第2のリンク、13…第1のジョイント 15…リンク機構、17…第2のジョイント
フロントページの続き (72)発明者 石原 浩志 茨城県那珂郡東海村大字白方字白根162番 地 日本電信電話株式会社茨城電気通信研 究所内 (56)参考文献 特開 昭57−107788(JP,A) 実開 昭56−160790(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のリンク(9)と第2のリンク(1
    1)とをそれぞれ所定の比に内分する位置にて前記各リ
    ンクを互いに回転可能に第1のジョイント(13)で連
    結してリンク機構(15)の一要素を構成し、この一要
    素をリンク端にて第2のジョイント(17)で互いに回
    転可能に複数個連結させたマニピュレータ(5)であっ
    て、前記第1のジョイント(13)を少なくとも一方の
    リンク(9)(11)に対しリンク長方向に移動可能か
    つ連結可能に設け、さらに少なくとも1つの第2ジョイ
    ント(17)をリンク長方向に移動可能に設けたことを
    特徴とするマニピュレータ。
JP61008043A 1986-01-20 1986-01-20 マニピユレ−タ Expired - Lifetime JPH0641119B2 (ja)

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