JPH0641088A - スルホニル尿素の製造方法 - Google Patents
スルホニル尿素の製造方法Info
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- JPH0641088A JPH0641088A JP4049978A JP4997892A JPH0641088A JP H0641088 A JPH0641088 A JP H0641088A JP 4049978 A JP4049978 A JP 4049978A JP 4997892 A JP4997892 A JP 4997892A JP H0641088 A JPH0641088 A JP H0641088A
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Abstract
等、Y=N、CH、R1 はアルキル等、R2 〜R6 =
H、アルキル等)の化合物、またはこれらの塩あるいは
それらの生理学的に許容できる酸との塩を、式IIの化
合物を、式IIIの化合物と反応させることによって製
造する。 【効果】 上記化合物を高収率および純度で製造でき、
そして多量の工業的規模で実施するのに好適である。
Description
スルホニル尿素、特に式I
R2 −であって、ここで最後に挙げた2つの二価の基の
OまたはSO2 はR1 に直接結合しており、Yは窒素ま
たはCHであり、R1 は(C1 〜C6 )−アルキル、
(C2 〜C6 )−アルケニルまたは(C2 〜C6 )−ア
ルキニルであって、上記3つの各残基は置換されていな
いか、またはハロゲン、(C1 〜C4 )−アルコキシお
よび(C1 〜C4 )−アルコキシカルボニルからなる群
から選択された残基で一置換または多置換されている
か、あるいは、、Xが酸素である場合には、その代わり
に、置換されていないか、またはハロゲン、ニトロ、
(C1 〜C4 )−アルキル、(C1 〜C4 )−ハロアル
キル、(C1 〜C4 )−アルコキシ、(C1 〜C4 )−
ハロアルコキシまたは(C1 〜C4 )−アルコキシカル
ボニルからなる群から選択された1または2以上の残基
で置換されたフェニルであり、R2 は水素、(C1 〜C
6 )−アルキル、(C2 〜C6 )−アルケニル、(C2
〜C6 )−アルキニルまたは(C3 〜C6 )−シクロア
ルキルであり、R3 、R4 は互いに独立して、水素、
(C1 〜C4 )−アルキルまたは(C1 〜C4 )−ハロ
アルキルであって、ここで最後に挙げた2つの残基は、
置換されていないか、またはハロゲン、アルコキシおよ
びアルキルチオからなる群から選択された残基で一置換
または多置換されており、あるいはR3 、R4 はハロゲ
ン、(C1 〜C4 )−アルキルチオ、(C1 〜C4 )−
アルキルアミノまたはジ−〔(C1 〜C4 )−アルキ
ル〕アミノであり、R5 、R6 は互いに独立して、水素
または(C1 〜C4 )−アルキルである〕で表される化
合物、またはこれらの塩あるいはこれらの酸との生理学
的に許容できる塩あるいはR5 およびR6 残基のうちの
少なくとも1つの残基が水素である場合には塩基との塩
からなる群から選択された除草剤の製造方法に関する。
して除草活性を有する穀物保護剤として使用されている
〔ヨーロッパ特許出願公開第0131258号明細書
(米国特許第4,601,747号明細書)、ヨーロッ
パ特許出願公開第0342569号明細書(南ア特許第
89/3643号明細書)およびヨーロッパ特許出願公
開第4163号明細書(米国特許第4,191,553
号明細書)を参照のこと〕。いくつかの方法が上記明細
書に引用または記載してあり、これらによると、式Iで
表される化合物を製造することができる。
も約65〜70%という比較的に低い収率に欠点があ
る。その結果、比較的に多量の不純物および副生成物は
製造され、工業的規模での適用のためには、これらは、
例えば好みにより高価に廃棄しなければならない廃棄物
を表している。従って、公知の方法は、工業的、商業的
規模で行うに際して生態学的および経済的観点から望ま
しくない。更にまた、かゝる低い収率において、使用し
た出発原料の多大な損失が生じてしまい、これらの方法
の経済的効率が減少してしまう。
驚くべき高い収率および純度で製造でき、そして多量の
工業的規模で実施するのに好適な新規の方法を見出し
た。本発明は、式Iで表される化合物、またはこれらの
塩あるいはこれらの酸との生理学的に許容できる塩ある
いはR5 およびR6 残基のうちの少なくとも1つの残基
が水素である場合には塩基との塩の製造方法であって、
式II
ある)で表される化合物を、式III
りである)で表される化合物と反応させることからな
る、上記方法に関する。上記式において、アルキルは、
直鎖または分枝鎖であり;これは、その他の残基の、例
えばアルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルカルボニ
ル、アルキルアミノ、アルケニル、アルキニル、アルキ
ルスルホニル等における炭化水素部分に相応して当ては
まる。ハロゲンは、弗素、塩素、臭素または沃素であ
り、弗素、塩素または臭素が好ましい。ハロアルキル
は、1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されたア
ルキルであり、これはハロアルコキシに相応して当ては
まる。
方法のうち、R1 XがN−(C1 〜C6 )−アルキルス
ルホニル−N−(C1 〜C3 )−アルキルアミノまたは
(C 1 〜C4 )−アルコキシフェノキシであり、R3 お
よびR4 が互いに独立して(C1 〜C2 )−アルキルま
たは(C1 〜C2 )−アルコキシであり、そしてR5お
よびR6 が各々水素またはメチルであるものが興味深
い。好ましくはこの場合、R1 XはN−(C1 〜C3 )
−アルキルスルホニル−N−(C1 〜C2 )−アルキル
アミノ、特にN−(メチルスルホニル)−N−(メチ
ル)アミノ、N−(メチルスルホニル)−N−(エチ
ル)アミノ、N−(エチルスルホニル)−N−(メチ
ル)アミノまたはN−(エチルスルホニル)−N−(エ
チル)アミノまたは(C1 〜C3 )−アルコキシフェノ
キシ、特に2−メトキシフェノキシ、2−エトキシフェ
ノキシ、2−n−プロポキシフェノキシまたは2−イソ
プロポキシフェノキシであり、R3 およびR4 は互いに
独立して(C1 〜C2 )−アルキルまたは(C1 〜
C2 )−アルコキシ、特にメチルまたはメトキシであ
り、そしてR5 およびR6 は互いに独立して水素または
メチルである。
高く、例えば理論量の95%およびそれ以上であり、式
Iで表される得られたスルホニル尿素の純度は、しばし
ば95%以上である。本発明による方法は、一般に反応
条件下に不活性である無機または有機溶剤あるいはこれ
らの混合物の存在下に行われる。不活性有機溶剤が好ま
しいが、水または水性溶剤も適する。
ハロゲン化または非ハロゲン化、非プロトン性極性有機
溶剤、例えばジアルキルアルカノイルアミド、ジアルキ
ルスホキシド、ポリアルキレングリコールジアルキルエ
ーテル、N−アルキル化環式アミドおよびニトリル並び
に上記溶剤の混合物である。例えばトルエン、キシレ
ン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロエタン、ジメチ
ルスルホキシド、ジ−、トリ−またはテトラエチレング
リコールジアルキルエーテル、N−メチルピロリドン、
アセトニトリルまたは別に上記溶剤の2種またはそれ以
上の混合物が好ましい。
媒体中、例えば純粋な水性媒体中でも行うことができ
る。式IIで表される化合物を式IIIで表される化合
物と等モルまたは若干過剰に使用するのが一般に有利で
ある。1:1〜1.2:1、特に1:1〜1.1:1の
II:IIIのモル比が好ましい。
点までの範囲が好ましく、特に室温(例えば20℃)な
いし110℃である。本発明による方法の利点は、式I
Iで表される化合物から排除された式IV R1 −X−H (IV) (式中、、R1 およびXは上記で定義した通りである)
で表される化合物を、本発明による方法の際に定量的に
リサイクルすることができ、そして引続きの式IIで表
される化合物を製造する合成で、直接再利用することが
できるということである。必要により、リサイクルに先
立って、式IVで表される化合物を、例えば蒸留により
簡単な方法で精製することができる。
る化合物の従来の製造方法に使用されかつ110℃以上
の従来の反応温度の場合に中間体として生成される式V
かしながら、これらの従来の条件下に、式Vで表される
イソシアネートは、非常に変化しやすくそして部分的に
分解し、よって低い収率をもたらす〕ヨーロッパ特許出
願公開第0131258号明細書(米国特許第4,60
1,747号明細書)、ドイツ特許出願公開第2257
240号明細書(米国特許第3,931,277号明細
書)、G.Lohaus, Chem, Ber. 1
05, 第2791〜2799頁を参照のこと)。
る生成物が高い純度でかつ高い収率で反応媒体から難溶
性化合物として沈澱するので溶剤がほぼ定量的収率でリ
サイクルできるということである。この溶剤は、引き続
いて、例えば蒸発により精製することができ、ついでプ
ロセスにリサイクルすることができる。本発明の方法に
よる式Iで表される化合物の製造に必要とされる式II
および式IIIで表される出発化合物のうちのいくつか
は、文献から公知の方法で製造し得る。
物は、市販されているかまたは好適な実験室法によって
製造することができる。(例えば米国特許第4,31
0,470号明細書、ヨーロッパ特許出願公開第002
7200号明細書、米国特許第4,299,960号明
細書、M.J.Langermann,C.K.Ban
ks,J.Am.Chem.Soc.73,3011
(1951年)を参照のこと。)式IIで表される化合
物は、新規であり、従来の方法に準じて(例えばTie
tzeおよびEicher「Reaktionen u
nd Synthesen」、第92頁、Thieme
Verlag、Stuttarget 1981
年)、対応するスルホンアミドIVと対応する酸クロラ
イドVII
の実験室法により式R1−X−H(上記式IV)で表さ
れる化合物および式Cl−SO2 −NHR6 で表される
対応するアミドスルホニルクロライド(式VIIの化合
物を与える)あるいはホソホゲンまたはクロロホルメー
ト(式VIIの化合物を与える)の反応によりそれ自身
合成することができる(例えば「Organiku
m」:dai7版、第539頁、VEB Deutsc
her Verlag der Wissenscha
ften, Berlin 1967年を参照この
と)。
様にして本発明の対照である新規の方法により優れた収
率で製造することができる。この方法は、式IVで表さ
れる化合物と約半分の量のクロロスルホニルイソシアネ
ートと反応させることからなる。 R1 −X−H + Cl−SO2 −N=C=O → (II) (IV) この場合、式IVで表される化合物を、遊離アルコー
ル、ヒドロキシアミンまたはアミド(R1 およびXの定
義による)として有機または無機塩基の存在下にあるい
は遊離の式IVの化合物と対応する化合物IVの塩との
混合物として使用することができる。最後に記載した場
合、遊離化合物IVと化合物IVのアルカリ金属塩と
の、例えばナトリウム塩またはカリウム塩との約1:1
のモル比の混合物を使用するのが好ましい。
スルホニルイソシアネートとのモル比で1.0:0.5
ないし2.0:0.5、好ましくは1.0:0.5ない
し1.5:0.5のモル比で使用される。通常、不活性
溶剤の存在下に反応を行うのが好適であるが、不活性有
機溶剤および式IIIIにおいて上述した種類の溶剤も
この場合に好ましい。
は、式IVで表される化合物を0.5モル等量の無機塩
基、例えばアルカリ金属水酸化物またはアルカリ金属ア
ルコラートを使用してモル量に基づいて1:1の遊離化
合物IVとそのアルカリ金属塩との混合物に転化し、そ
してこの混合物を引き続いて0.5モル等量クロロスル
ホニルイソシアネートと反応させる方法で行われる。別
法として、遊離化合物IVを、0.5モル等量のクロロ
スルホニルイソシアネートと反応させ、次いで塩基、例
えば有機塩基(例えばトリエチルアミン等の第3アミ
ン)を添加し、そして式IVの消費まで反応を続ける。
数例において、塩基なしに遊離化合物IVと0.5モル
等量のクロロスルホニルアミンを溶剤の沸点まで該混合
物を加熱しながらそして場合により得られたHClを留
去しながら反応させることによって完全な添加を達成す
ることも可能である。
反応温度は、式IVで表される特定の化合物および製造
法に依存するが、一般に0℃ないし140℃、好ましく
は20℃ないし130℃である。1:1の式IVで表さ
れる遊離化合物と式IVで表される化合物のアルカリ金
属塩を使用して反応を行うのが好ましい。この最後の別
法は、高い収率をもたらし、そして驚くべきことに10
0℃以下、好ましくは50〜90℃のクロロスルホニル
イソシアネートに好適な低い温度でも上首尾に進行す
る。
表される化合物の製造のための完全に連続した反応を、
直接式IIで表される化合物の単離なしに式IVで表さ
れる出発化合物およびクロロスルホニルイソシアネート
から、好ましくはワンポット反応で行うことができる。
従って、本発明はまた、 a) 式IVで表される化合物をクロロスルホニルイソ
シアネート約半モル量と反応させて式IVで表される化
合物とし、そして b) 引き続いて式IIで表される得られた化合物を式
IIIで表される化合物と反応させることからなる、方
法にも関する。
高い収率は、式IIで表される出発化合物が複数の活性
化合物された、求電的および求核的中心を含有している
ので全く驚くべきことである。特に、全ての求電中心の
全ては原則として式IIIで表される求核物質と反応
し、従って破砕反応によりたくさんの副生成物を製造す
る(Beyer, ZLeherbuch der o
rg. Chemie、第19版、第128頁、Hir
zel Verlag Stuttgartを参照のこ
と)。この文献によると、スルホニル基とフェノキシ基
が非常に良好な脱離基である。
−または−ONR2 −である式IIで表される化合物の
場合に特に驚くべきことである。なぜなら、トランスア
ミド反応段階b)で生じるからであり、これが実質的に
定量に所望の生成物を導くが、約1:1のモル比がむし
ろ期待されていた。しかしながら、驚くべきことに、副
反応および予測された混合物が本発明による方法におい
てほとんど生じず、それどころか理論量の95%以上の
収率および95%以上の純度が一般に獲られる。従っ
て、本発明による方法は、新規で簡単で、比較的に多量
の工業的規模でさえも再現性が高く、そして実質的に定
量の収率で式Iで表される化合物非常に高い選択性の方
法である。この方法は、連続的にまたは間歇的に行うこ
とができる。
塩は、低温で高い収率でクロロスルホニルイソシアネー
トと反応することを見出した。本発明の別法の更なる開
発において、上記式Vで表されるイソシアネートの穏や
かな製造方法が付加的に見出し、そしてその方法は式I
で表される化合物の製造のためのこの中間体を製造する
ための従来の方法に比較して著しい利点を示す。従っ
て、本発明はまた、式IV R1 −X−H (IV) で表される化合物の塩をクロロスルホニルイソシアネー
トと多くとも1:1のモル比、好ましくは1:1〜0.
9:1のモル比で反応させることからなる式V
不活性有機溶剤、例えばその他の変法で既に記載された
ものの存在に行うことが有利である。反応温度は、一般
に100℃未満であり、好ましくは50〜90℃であ
る。従来の方法(例えばドイツ特許出願公開第2257
240明細書)に比較して、最後に記載した方法におけ
る式Vで表される化合物の収率は、改良され、そしてイ
ソシアネートの熱分解が避けられる。中間体の収率の改
良は、式(I)で表される除草剤の総合的製造の経済的
効率の増加によって達成される。
トの反応は、Cl−S結合において高い選択性でそして
進行するがほとんどイソシアネート基においては進行し
ない。これは、クロロスルホニルイソシアネートにおけ
るイソシアネート基が通常C−S結合よりも反応性であ
ると考えられるので全く予期されなかった(例えば、ド
イツ特許出願公開第2257240号明細書およびLo
haus,Chem.Ber.105,第2791〜2
799頁(1972年)を参照のこと)。
アミノ)−スルホニル〕−3−(4,6−ジメトキシ−
2−ピリミジル)尿素 32.3gの1−〔(N−メチルスルホニル−N−メチ
ルアミノ)−スルホニル〕−3−(N−メチルスルホニ
ル−N−メチルアミノ)尿素を500mlのクロロベン
ゼン中でスラリー化する。15.5gの2−アミノ−
4,6−ジメトキシピリミジンを80℃で攪拌しながら
添加し、そして3時間80℃で加熱する。20℃にまで
冷却した後、沈澱を濾別し、そして100mlのクロロ
ベンゼンで洗浄する。理論量の92.7%に相当する3
6.4gの所望の生成物が98.1%純度で得られる。
この生成物の融点は、183〜185℃である。理論量
の92.7%に相当する5.1gのN−メチルメタンス
ルホアミドを濾液から蒸発により回収する。
ホニル)−3−(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジ
ル)尿素 38.1gの2−エトキシフェニル N−(2−エトキ
シフェノキシスルホニル)カルバメートを、500ml
のトルエンに溶解し、15.5gの2−アミノ−4,6
−ジメトキシ−2−ピリミジンを室温で添加し、そして
この混合物を2時間100℃で加熱する。30℃にまで
冷却した後、沈澱を濾別し、そして100mlのトルエ
ンで洗浄する。理論量の96.4%に相当する38.8
gの所望の化合物が98.8%の純度で得られる。この
生成物の融点は、147〜149℃である。6.5gの
2−エトキシフェノールが蒸発により母液から回収され
る。
を、実施例1および2と同様にして合成する。
スルホニル〕−3−(N−メチルスルホニル−N−メチ
ルアミノ)尿素 109gのN−メチルメタンスルホナミドを1000m
lのクロロベンゼンに溶解し、20gの水酸化ナトリウ
ムを添加し、そして得られた反応の水(9ml)を循環
系から除去する。70.0gのクロロスルホニルイソシ
アネートを、引き続いて80℃で反応溶液に添加し、次
いでこの混合物を3時間90℃で加熱する。反応の期間
の際に、得られた塩化ナトリウムを沈澱させる。この反
応混合物を室温で濾過し、そして濾過残留物を塩化ナト
リウムをなくすように洗浄する。
の純度を有する157gの生成物が得られる。この融点
は、128〜129℃であり、別の反応経路によって製
造された製造のものと同一である。 実施例22 (ワンポット法) 1−(2−エトキシフェノキシスルホニル)−3−
(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジル)尿素 138gの2−エトキシフェノールを1000mlのク
ロロベンゼンに溶解し、20gの水酸化ナトリウムを添
加し、そしてそして得られた反応の水(9ml)を留去
する。次いで70.5gのクロロスルホニルイソシアネ
ートを50℃で滴下し、そしてこの混合物を100℃で
3時間加熱する。反応の期間の際に、得られた塩化ナト
リウムを沈澱させる。反応温度を80℃に冷却する。次
いで77.5gの2−アミノ−4,6−ジメトキシピリ
ミジンを添加する。80℃で4時間攪拌した後、この混
合物を室温に冷却し、そして濾過する。なおも存在する
共通の塩を濾液から水で洗浄する。91.6%の収率に
相当する97.8%の純度を有する186.5gのタイ
トル尿素が残存する。この生成物の融点は、146〜1
48℃である。63.2gの2−エトキシフェノールが
蒸発により母液から回収される。 実施例23 (式IVで表される化合物の製造) N−メタンスルホニル−N−メチルアミノスルホニルイ
ソシアネート 109gのN−メチルメタンスルホアミドを1000m
lのクロロベンゼンに溶解し、そして180gの30%
濃度ナトリウムメチラートを添加する。次いで、この混
合物を還流温度にまで加熱し、そしてメタノールを留去
する。引き続いて、この混合物を50℃に冷却し、そし
て141.5gのクロロスルホニルイソシアネートをゆ
っくりと添加する。添加終了後、この混合物を2時間8
0〜90℃で攪拌し、そして引き続いて塩化ナトリウム
を吸引下に濾去する。粗製生成物溶液を減圧下での蒸発
により遊離させる。理論量の93.4%に相当する9
4.3%の純度の212gの粗製スルホニルイソシアネ
ートが得られ鵜。反射インデックスは、nD 25=1.4
768である。1 H−NMRスペクトルは、公知の合成
経路により製造された比較サンプルのものと一致する。
Claims (19)
- 【請求項1】 式(I) 【化1】 〔式中、Xは酸素、−O−NR2 −または−SO2 −N
R2 −であって、ここで最後に挙げた2つの二価の基の
OまたはSO2 はR1 に直接結合しており、 Yは窒素またはCHであり、R1 は(C1 〜C6 )−ア
ルキル、(C2 〜C6 )−アルケニルまたは(C2 〜C
6 )−アルキニルであって、上記3つの各残基は置換さ
れていないか、またはハロゲン、(C1 〜C4 )−アル
コキシおよび(C1 〜C4 )−アルコキシカルボニルか
らなる群から選択された残基で一置換または多置換され
ているか、あるいは、、Xが酸素である場合には、その
代わりに、置換されていないか、またはハロゲン、ニト
ロ、(C1 〜C4 )−アルキル、(C1 〜C4 )−ハロ
アルキル、(C1 〜C4 )−アルコキシ、(C1 〜
C4 )−ハロアルコキシまたは(C1 〜C4 )−アルコ
キシカルボニルからなる群から選択された1または2以
上の残基で置換されたフェニルであり、R2 は水素、
(C1 〜C6 )−アルキル、(C2 〜C6 )−アルケニ
ル、(C2〜C6 )−アルキニルまたは(C3 〜C6 )
−シクロアルキルであり、R3 、R4 は互いに独立し
て、水素、(C1 〜C4 )−アルキルまたは(C1 〜C
4 )−ハロアルキルであって、ここで最後に挙げた2つ
の残基は、置換されていないか、またはハロゲン、アル
コキシおよびアルキルチオからなる群から選択された残
基で一置換または多置換されており、あるいはR3 、R
4 はハロゲン、(C1 〜C4 )−アルキルチオ、(C1
〜C4 )−アルキルアミノまたはジ−〔(C1 〜C4 )
−アルキル〕アミノであり、R5 、R6 は互いに独立し
て、水素または(C1 〜C4 )−アルキルである〕で表
される化合物、またはこれらの塩あるいはそれらの生理
学的に許容できる酸との塩またはR5 およびR6 残基の
うちの少なくとも1つの残基が水素である場合には塩基
との塩の製造方法であって、式II 【化2】 (式中、R1 、R6 およびXは式Iで定義された通りで
ある)で表される化合物を、式III 【化3】 (式中、R3 、R4 R5 およびYは式Iで定義された通
りである)で表される化合物と反応させることからな
る、上記方法。 - 【請求項2】 R1 XがN−(C1 〜C6 )−アルキル
スルホニル−N−(C1 〜C3 )−アルキルアミノまた
は(C1 〜C4 )−アルコキシフェノキシであり、R3
およびR4 が互いに独立して(C1 〜C2 )−アルキル
または(C1〜C2 )−アルコキシであり、そしてR5
およびR6 が各々水素またはメチルでる請求項1の方
法。 - 【請求項3】 R1 XがN−(C1 〜C3 )−アルキル
スルホニル−N−(C1 〜C2 )−アルキルアミノまた
は(C1 〜C3 )−アルキルフェノキシであり、R3 お
よびR4 が互いに独立して(C1 〜C2 )−アルキルま
たは(C1 〜C2 )−アルコキシであり、そしてR5 お
よびR6 が互いに独立して水素またはメチルである請求
項1または2の方法。 - 【請求項4】 上記方法を、反応条件下で不活性である
無機または有機溶剤または複数の対応する溶剤の混合物
の存在下に行う請求項1ないし3のいずれかの方法。 - 【請求項5】 上記方法を不活性有機溶剤の存在下に行
う請求項1ないし4のいずれかの方法。 - 【請求項6】 式IIの化合物を式IIIの化合物と等
モル比でまたは若干過剰のモル比で使用する請求項1な
いし5のいずれかの方法。 - 【請求項7】 II:IIIのモル比が1:1〜1.
2:1の範囲である請求項6の方法。 - 【請求項8】 反応温度が0℃ないし使用される溶剤の
沸点までの範囲にある請求項1ないし7のいずれかの方
法。 - 【請求項9】 式II 【化4】 (式中、R1 、R6 およびXは式Iで定義された通りで
ある)で表される化合物。 - 【請求項10】 式IV R1 −X−H (IV) (式中、R1 は式IIで定義された通りである)で表さ
れる化合物をクロロスルホニルイソシアネート約半モル
量と反応させることからなる請求項9の式IIで表され
る化合物の製造方法。 - 【請求項11】 式IVで表される化合物を遊離(中
性)化合物として使用する請求項10の方法。 - 【請求項12】 反応を、有機または無機溶剤の存在下
に行う請求項11の方法。 - 【請求項13】 化合物IVを、約1:1のモル比の式
IVで表される遊離(中性)の化合物と化合物IVのア
ルカリ金属塩との混合物として使用する請求項10の方
法。 - 【請求項14】 式IVで表される化合物を、クロロス
ルホニルイソシアネートに対して1.0:0.5〜2.
0:0.5のモル比で使用する請求項10ないし13の
いずれかの方法。 - 【請求項15】 できる限り水のない不活性な有機溶剤
の存在下に反応を行う請求項10ないし14のいずれか
の方法。 - 【請求項16】 請求項1で定義された式Iで表される
化合物の製造方法であって、 a) 式IV R1 −X−H (IV) (式中、R1 は式Iで定義された通りである)で表され
る化合物をクロロスルホニルイソシアネート約半モル量
と反応させて式II 【化5】 (式中、R1 、R6 およびXは式Iで定義された通りで
ある)で表される化合物とし、そして b) 引き続いて式IIで表される得られた化合物を式
III 【化6】 (式中、R3 、R4 、R5 およびYは式Iで定義された
通りである)で表される化合物と反応させることからな
る、上記方法。 - 【請求項17】 上記方法を、式IIで表される化合物
の中間単離することなしにワンポット反応として行う請
求項16の方法。 - 【請求項18】 式IV R1 −X−H (IV) (式中、R1 は式Iで定義された通りである)で表され
る化合物の塩をクロロスルホニルイソシアネートと多く
とも1:1のモル比で反応させることからなる式V 【化7】 で表される化合物の製造方法。 - 【請求項19】 反応温度が100℃未満である請求項
18の方法。
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