JPH0641084Y2 - 温室暖房用温風発生装置 - Google Patents

温室暖房用温風発生装置

Info

Publication number
JPH0641084Y2
JPH0641084Y2 JP1984187789U JP18778984U JPH0641084Y2 JP H0641084 Y2 JPH0641084 Y2 JP H0641084Y2 JP 1984187789 U JP1984187789 U JP 1984187789U JP 18778984 U JP18778984 U JP 18778984U JP H0641084 Y2 JPH0641084 Y2 JP H0641084Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat storage
storage material
greenhouse
hot air
outer cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1984187789U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61101364U (ja
Inventor
喜一 田中
Original Assignee
有限会社 田中工業所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社 田中工業所 filed Critical 有限会社 田中工業所
Priority to JP1984187789U priority Critical patent/JPH0641084Y2/ja
Publication of JPS61101364U publication Critical patent/JPS61101364U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0641084Y2 publication Critical patent/JPH0641084Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid-Fuel Combustion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、廃木や木炭その他の可燃物を燃料とし、送
風機を用いて送入した空気を温める温室暖房用温風発生
装置に関するものである。
〔従来の技術〕 例えば、実公昭39-12489号、実公昭58-38337号の公報に
示されるように、草花や野菜類の栽培用温室暖房を目的
として、装置本体を内外二重の筒体で構成し、内筒内を
燃焼室としてこの内筒内で発生した燃焼熱を内筒と外筒
との空間に送入した空気に与えて温風を発生させると共
に、外筒内で水蒸気を発生させ、両者を混合させて湿度
を有する温風を発生させる温湿風発生装置は従来より公
知である。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記公知の装置は、単なる温風のみならず、水蒸気を併
産して温室暖房に好適な温湿風を得んとするものである
が、高い温度を有する温風を発生させるためには多くの
燃焼を同時に燃焼させる必要があり、経済的でなく、燃
料が燃え尽きると同時に極端に温度が低下するため、温
度の管理がきわめて煩瑣であるという不都合を有してい
る。
この考案はかゝる現状に鑑み、燃焼ガスの持つ熱量を有
効に利用して高能率で温風を得ることができる温室暖房
用温風発生装置を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、この考案の温室暖房用温風発
生装置は、横置した内外二重の筒体で形成されて、内筒
内を燃焼室とし、内筒と外筒とで構成される空間部分を
温風発生部とし、前記燃焼室の前部には燃料投入口およ
び燃焼用空気流入口兼灰取出口を、燃焼室上部の外筒内
には燃焼室内に連通する燃焼ガス煙道と該燃焼ガス煙道
より温室の外部に通ずる煙突とをそれぞれ設けると共
に、温風を導管を経て温室内に放出するためのボックス
を設け、前記温風発生部内には外筒の外部に設けた送風
機によって温風発生部下部に送入した気体を蛇行させつ
つ前記燃焼ガス煙道の外側を経て温室内に放出しうる水
平邪魔板を多段に設け、かつ少なくとも最上段の水平邪
魔板の上方に形成される外筒内上部空間を蓄熱材配置部
とし、前記燃焼ガス煙道は、蓄熱材配置部内において主
煙道と副煙道に分けて該蓄熱材配置部の上部において合
流させて煙突に通ずるように構成し、前記該蓄熱材配置
部に耐火性を有する固体物質からなる蓄熱材を配設した
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
この考案の温室暖房用温風発生装置は、温室内に配置
し、燃焼ガスを放出する煙突の先端のみを温室外に配置
させるもので、例えば椎茸の栽培に用いた廃榾木や雑木
などの廃木、或いは木炭などを燃料とし、これを内筒1
で構成された燃焼室3内に燃料投入口から投入して燃焼
させることによって内筒1の側壁を通して内筒1と外筒
2とで形成されている温風発生部4に燃焼熱を伝播さ
せ、送風機11、ダクト12を経て温風発生部4内に送入さ
れた気体(空気)を加熱するもので、気体は水平邪魔板
13、14を順次経て加熱されて上昇すると共に、最上部の
空間部分に形成した蓄熱材配置部15内に配置した蓄熱材
18で熱の授受が行われて高温で温度一定の温風を長時間
に亘り発生することができるものである。
この場合、温風発生部4では水平邪魔板13、14により、
気体の流れを蛇行せしめて燃焼熱との接触時間を多くと
り、また蓄熱材配置部15内を通る煙道を主煙道7と副煙
道8とに分け、これらを蓄熱材配置部15内の上部で合流
させて煙突10から外部に放出することによって、蓄熱材
18への加熱効率を高め、当該蓄熱材18の熱容量で気体を
更に加熱して高い温度の温風を得ることができ、燃料が
燃え尽きたときは、蓄熱材18が今迄の熱により十分に加
熱されているので、外部からの気体はこれら蓄熱材によ
って加熱されて温風を得ることができる。
〔実施例〕
以下、図面を引用してこの考案の温室暖房用温風発生装
置を具体的に説明する。
この考案の温室暖房用温風発生装置は温室内に配置され
るもので、全体が筒状の横置型装置であって、円型断面
を有する内筒1と、角型断面の外筒2とで装置本体が構
成され、その装置本体は上方の空間部が下方の空間部よ
り大きな空間となるよう、前記内筒1は前記外筒2の内
部下方に位置するように固定され、内筒1内を燃焼室3
とし、内筒1と外筒2とで構成される空間を温風発生部
4としているものである。
前記装置本体を構成する一方の外筒2は、その前部に燃
料投入口用の扉5を設けると共に、該扉5の下部に燃焼
用空気流入口兼灰取出口用の扉6を設け、該扉5および
6によって燃料投入および燃焼用空気の供給ならびに灰
の取出しを行うよう構成している。
他方の内筒1の上部の一端部には、燃料ガスを導出する
主煙道7を他端部に向けて横長手方向に設けると共に、
その先端部を内筒1の他端部に設けた副煙道8の先端部
と連結して1本化し、これら煙道7、8中の燃焼ガスを
合流させて煙突10から温室外に放出するよう構成してい
る。
なお、内筒1内の主煙道7の入口の部分に分散板9を設
け、燃焼ガスを該分散板9の両側に開口している通路か
ら分散して温室外に放出するように構成している。
内筒1と外筒2との空間からなる温風発生部4は、その
内側を水平邪魔板13および14で多段に仕切ったもので、
一方の水平邪魔板13は装置の前部を欠落させ、その下部
と上部の空間を連通させ、他方の水平邪魔板14は装置の
後部を欠落させて同様に下部と上部の空間を連通せしめ
ている。
このように構成した装置本体は、外筒2の後方の外部上
部に設けた送風機11から外気を取り入れ、外筒2の内部
のダクト12を通して前記の水平邪魔板13で区画された温
風発生部4の最下段の空間に送入するようにしているの
で、外界からの空気は内筒1の外周部を水平邪魔板13、
14に沿って蛇行しつつ、それらの欠落部分より逐次上方
に移行して前記主煙道7および副煙道8の外側の空間部
15を流れてボックス16に集まったのち、導管17を経て温
室内に放出される構造となっている。
また、装置本体における前記最上段の水平邪魔板14と内
筒1の上部壁で形成される前記空間部は、固体物質から
なる蓄熱材18を配置するための蓄熱材配置部15を構成す
るもので、前記外筒2の上部の側壁に開閉可能に設けた
蓋17を有する蓄熱材送入口19より蓄熱材18を送入するこ
とができるものである。
したがって、燃焼室3内に燃料を投入して燃焼させれ
ば、温風発生部4に温風を発生させることができ、この
発生した温風は、上部の蓄熱材18により更に加熱されて
高温でほゞ一定温度に保たれた温風を長時間発生させる
ことができる。
この温室暖房用温風発生装置において使用する蓄熱材18
は、比較的大きな熱容量を持った耐火性の固体物質、例
えば天然または人工の石材或いは耐火煉瓦などを用いる
もので、蓄熱材配置部15が温風の流路となっているた
め、配置した蓄熱材18によって流量抵抗の増加をきたさ
ないように蓄熱材間に適当な隙間ができるよう配置する
ものである。
燃料の燃焼による灰は、扉6の灰取出口から取り出すこ
とができる。
なお、この考案の温室暖房用温風発生装置における内筒
は、その断面が必ずしも円形である必要はなく、また外
筒も角型である必要はなく種々な断面形状のものを使用
することができる。
〔考案の効果〕
この考案の温室暖房用温風発生装置は、温風発生室の上
部に蓄熱材配置部を形成し、該蓄熱材配置部に耐火性を
有する固体物質からなる蓄熱材を配設したものであるの
で、加熱された蓄熱材が、燃料の燃焼中はより燃焼ガス
の温度をより上昇させると共に、燃焼停止後は蓄熱材か
ら発する熱によって空気が加温されるため、効率よく温
風を発生させることができる。
特に、装置本体は、内外2重の筒体によって燃焼ガスを
発生させる燃焼室と、この燃焼ガスの保有熱を吸収する
温風発生部とを明確に区画し、蓄熱材配置部において燃
焼室の燃焼ガス煙道を主・副の煙道に分けたのち煙突に
合流させて温室外に放散し、温風のみを温室内に放出す
るため、効率良く温室を暖房することができると共に、
温室内に有毒ガスが放出されることがない。
また、温風発生部を多段の水平邪魔板で相互に連通させ
た状態で区画し、外部から導入した空気を温風発生部の
最下方に供給し、燃焼室の周壁に沿って下方から上方に
蛇行しながら導くよう構成したので、空気と燃焼室との
接触期間が長く、充分に加温した空気を室内に送り出す
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の温室暖房用温風発生装置の斜視図、
第2図は要部の一部を切欠いた正面図、第3図は気体通
路の説明のために内筒を含む燃焼系統部分を残して縦断
した側面図である。 1…内筒、2…外筒 3…燃焼室、4…温風発生部 7…主煙道、10…煙突 11…送風機、12…ダクト 13、14…水平邪魔板 15…蓄熱材配置部 16…ボックス 18…蓄熱材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横置した内外二重の筒体で形成されて、内
    筒内を燃焼室とし、内筒と外筒とで構成される空間部分
    を温風発生部とし、前記燃焼室の前部には燃料投入口お
    よび燃焼用空気流入口兼灰取出口を、燃焼室上部の外筒
    内には燃焼室内に連通する燃焼ガス煙道と該燃焼ガス煙
    道より温室の外部に通ずる煙突とをそれぞれ設けると共
    に、温風を導管を経て温室内に放出するためのボックス
    を設け、前記温風発生部内には外筒の外部に設けた送風
    機によって温風発生部下部に送入した気体を蛇行させつ
    つ前記燃焼ガス煙道の外側を経て温室内に放出しうる水
    平邪魔板を多段に設け、かつ少なくとも最上段の水平邪
    魔板の上方に形成される外筒内上部空間を蓄熱材配置部
    とし、前記燃焼ガス煙道は、蓄熱材配置部内において主
    煙道と副煙道に分けて該蓄熱材配置部の上部において合
    流させて煙突に通ずるように構成し、前記該蓄熱材配置
    部に耐火性を有する固体物質からなる蓄熱材を配設した
    ことを特徴とする温室暖房用温風発生装置。
  2. 【請求項2】前記外筒の上部に蓄熱材の投入口を設けた
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    温室暖房用温風発生装置。
  3. 【請求項3】前記水平邪魔板を上下2段に構成したこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項または第2
    項記載の温室暖房用温風発生装置。
JP1984187789U 1984-12-11 1984-12-11 温室暖房用温風発生装置 Expired - Lifetime JPH0641084Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984187789U JPH0641084Y2 (ja) 1984-12-11 1984-12-11 温室暖房用温風発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984187789U JPH0641084Y2 (ja) 1984-12-11 1984-12-11 温室暖房用温風発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61101364U JPS61101364U (ja) 1986-06-28
JPH0641084Y2 true JPH0641084Y2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=30745255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984187789U Expired - Lifetime JPH0641084Y2 (ja) 1984-12-11 1984-12-11 温室暖房用温風発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0641084Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5760537A (en) * 1980-09-26 1982-04-12 Yuri Roll Kikai Kk Tension adjuster for running base in calender roll
JPS582347A (ja) * 1981-06-30 1983-01-07 Nitto Electric Ind Co Ltd 水溶性樹脂組成物の製造方法
JPS5911247B2 (ja) * 1979-11-06 1984-03-14 株式会社 日辰電機製作所 通信用保安器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5670713U (ja) * 1979-11-05 1981-06-11
JPS5781371U (ja) * 1980-11-06 1982-05-19
JPS58102166U (ja) * 1981-12-29 1983-07-12 昭和アルミニウム株式会社 太陽熱蓄熱装置
JPS5911247U (ja) * 1982-07-14 1984-01-24 尾高 久勝 暖房、乾燥機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911247B2 (ja) * 1979-11-06 1984-03-14 株式会社 日辰電機製作所 通信用保安器
JPS5760537A (en) * 1980-09-26 1982-04-12 Yuri Roll Kikai Kk Tension adjuster for running base in calender roll
JPS582347A (ja) * 1981-06-30 1983-01-07 Nitto Electric Ind Co Ltd 水溶性樹脂組成物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61101364U (ja) 1986-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101849395B1 (ko) 펠렛 난로
CN104566481A (zh) 可再生生物质燃料燃烧炉
CN206944164U (zh) 隔腔式小型垃圾热解气化燃烧炉
JP6101889B2 (ja) 木屑バイオマスを燃料とする連続温水製造装置
KR101688583B1 (ko) 난로
JP4785980B1 (ja) 燃焼装置
WO2012026950A1 (en) Natural draft curing system
JP5605829B2 (ja) 燃焼装置及び燃焼方法
JP4465013B2 (ja) 無煙燃焼装置
JPH0641084Y2 (ja) 温室暖房用温風発生装置
JP2014142178A (ja) 燃焼装置及び燃焼方法
KR200352799Y1 (ko) 고체연료용 온풍기
RU2186299C2 (ru) Печь-калорифер
JP5887627B2 (ja) 炭化装置及び炭化方法
KR20160015854A (ko) 열풍 건조 시스템
US2535206A (en) Incinerator
CN204421073U (zh) 可再生生物质燃料燃烧炉
JPS5872803A (ja) 木質系燃料の燃焼方法およびその燃焼装置
KR20040031753A (ko) 고체연료용 온풍기
JP5797039B2 (ja) 燃焼装置
CN101056967A (zh) 生物质燃料块及其燃烧装置、燃烧方法
KR20080036264A (ko) 왕겨 보일러
JPH0534420U (ja) 焼却炉
JP3121859U (ja) 炭化物燃料のボイラー
CN206656375U (zh) 加热炉