JPH0640887Y2 - 2サイクルエンジン - Google Patents
2サイクルエンジンInfo
- Publication number
- JPH0640887Y2 JPH0640887Y2 JP15035188U JP15035188U JPH0640887Y2 JP H0640887 Y2 JPH0640887 Y2 JP H0640887Y2 JP 15035188 U JP15035188 U JP 15035188U JP 15035188 U JP15035188 U JP 15035188U JP H0640887 Y2 JPH0640887 Y2 JP H0640887Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- oil pump
- engine
- drive shaft
- cycle engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は2サイクルエンジンに関するもので、詳しくは
オイルポンプのレイアウトに関するものである。
オイルポンプのレイアウトに関するものである。
2サイクルエンジンにおける潤滑方式の1つに、オイル
タンク内に貯留させたオイルをオイルポンプによってエ
ンジン各所へ圧送することにより潤滑を行なう、いわゆ
る分離給油方式がある。
タンク内に貯留させたオイルをオイルポンプによってエ
ンジン各所へ圧送することにより潤滑を行なう、いわゆ
る分離給油方式がある。
ところで、給油用のオイルポンプは、組み付け性や整備
性等の様々な条件から、通常クランクケースのドライブ
シャフト後部上方域に配設されている。しかし、このよ
うなレイアウトでは、クランクケースの一部が大きく突
出してしまう。このため、上記エンジンを自動二輪車に
搭載した場合、上記クランクケースの突出部が他の車載
部品の組み付けや整備時の取り外し作業の邪魔となるば
かりでなく、設計の段階において、車載部品を上記クラ
ンクケースの突出部と干渉することのないようレイアウ
トしなければならず、設計自由度が大きく損なわれてし
まう不都合があった。
性等の様々な条件から、通常クランクケースのドライブ
シャフト後部上方域に配設されている。しかし、このよ
うなレイアウトでは、クランクケースの一部が大きく突
出してしまう。このため、上記エンジンを自動二輪車に
搭載した場合、上記クランクケースの突出部が他の車載
部品の組み付けや整備時の取り外し作業の邪魔となるば
かりでなく、設計の段階において、車載部品を上記クラ
ンクケースの突出部と干渉することのないようレイアウ
トしなければならず、設計自由度が大きく損なわれてし
まう不都合があった。
本考案は上記実状に鑑みて、他の部品を近接させて配置
した場合でも、これら他部品の組み付け、取り外し作業
への干渉が抑えられ、また、他部品のレイアウトに規制
を及ぼすことの少ない2サイクルエンジンを提供するこ
とを目的とする。
した場合でも、これら他部品の組み付け、取り外し作業
への干渉が抑えられ、また、他部品のレイアウトに規制
を及ぼすことの少ない2サイクルエンジンを提供するこ
とを目的とする。
ところで、2サイクルエンジンには、クランクシャフト
の後方に順次、カウンタシャフト、ドライブシャフト、
およびキックシャフトを並列設置したものがある。
の後方に順次、カウンタシャフト、ドライブシャフト、
およびキックシャフトを並列設置したものがある。
本考案は、上述の如く構成されたエンジンにおいては、
通常、カウンタシャフトとキックシャフトとの間かつ上
方域がデッドスペースになっていることに着目し、この
デッドスペースにオイルポンプのドライブシャフトを配
設することによって上記目的を達成したのである。
通常、カウンタシャフトとキックシャフトとの間かつ上
方域がデッドスペースになっていることに着目し、この
デッドスペースにオイルポンプのドライブシャフトを配
設することによって上記目的を達成したのである。
オイルポンプのドライブシャフトをデッドスペースに配
置することにより、オイルポンプに起因するクランクケ
ースの部分的な突出を可及的に抑えることができる。
置することにより、オイルポンプに起因するクランクケ
ースの部分的な突出を可及的に抑えることができる。
以下、本考案の具体的な構成を、図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第1図は本考案に関わる2サイクルエンジン1を示すも
ので、符号2はクランクケース、3はシリンダブロッ
ク、4はシリンダヘッドである。
ので、符号2はクランクケース、3はシリンダブロッ
ク、4はシリンダヘッドである。
クランクケース2内には、クランクシャフト5が設けら
れており、さらに該クランクシャフト5の図中右方側に
は、カウンタシャフト6、ドライブシャフト7およびキ
ックシャフト8が順次並設されている。
れており、さらに該クランクシャフト5の図中右方側に
は、カウンタシャフト6、ドライブシャフト7およびキ
ックシャフト8が順次並設されている。
図示する如く、上記カウンタシャフト6とキックシャフ
ト8との間で、かつ上記両シャフト6,8の上方領域に
は、給油用のオイルポンプ9、詳しくはオイルポンプ9
のドライブシャフト9aが配設されてる。ここで図からも
明らかなように、カウンタシャフト6とキックシャフト
8と上記ドライブシャフト9aとは、エンジン側方から観
て三角形を構成する位置関係にある。また、図示する如
く、クランクケース2の上面には、得に大きな突出部は
形成されておらず、略水平方向に沿ってなだらかに形成
されている。
ト8との間で、かつ上記両シャフト6,8の上方領域に
は、給油用のオイルポンプ9、詳しくはオイルポンプ9
のドライブシャフト9aが配設されてる。ここで図からも
明らかなように、カウンタシャフト6とキックシャフト
8と上記ドライブシャフト9aとは、エンジン側方から観
て三角形を構成する位置関係にある。また、図示する如
く、クランクケース2の上面には、得に大きな突出部は
形成されておらず、略水平方向に沿ってなだらかに形成
されている。
第2図に示す如く、上記オイルポンプ9のドライブシャ
フト9aには、オイルポンプドライブギア10が設けられて
いる。このギア10は、キックシャフト8に設けられたキ
ックスタータドライブギア11、ドライブシャフト7に遊
嵌されたキックスタータアイドルギア12、カウンタシャ
フト6に設けられたプライマリドリブンNo1ギヤ13とプ
ライマリドリブンNo2ギア14、およびプライマリドライ
ブギア15を介してクランクシャフト5に連係されてお
り、該クランクシャフト5の回転によって上記オイルポ
ンプ9が駆動される。なお、図中符号16はクラッチ装
置、17はウォータポンプドライブギア、18はウォータポ
ンプドリブンギア、19はウォータポンプドライブシャフ
トであり、20はウォータポンプを構成するベーンであ
る。
フト9aには、オイルポンプドライブギア10が設けられて
いる。このギア10は、キックシャフト8に設けられたキ
ックスタータドライブギア11、ドライブシャフト7に遊
嵌されたキックスタータアイドルギア12、カウンタシャ
フト6に設けられたプライマリドリブンNo1ギヤ13とプ
ライマリドリブンNo2ギア14、およびプライマリドライ
ブギア15を介してクランクシャフト5に連係されてお
り、該クランクシャフト5の回転によって上記オイルポ
ンプ9が駆動される。なお、図中符号16はクラッチ装
置、17はウォータポンプドライブギア、18はウォータポ
ンプドリブンギア、19はウォータポンプドライブシャフ
トであり、20はウォータポンプを構成するベーンであ
る。
いま、エンジン1が運転を開始し、オイルポンプ9が駆
動されると、図示していないオイルタンク内のオイル
は、インレットホース9b、オイルポンプ9、およびアウ
トレットホース9c,9cを介してエンジン各所に圧送さ
れ、かくしてエンジン1の潤滑、冷却が行なわれる。
動されると、図示していないオイルタンク内のオイル
は、インレットホース9b、オイルポンプ9、およびアウ
トレットホース9c,9cを介してエンジン各所に圧送さ
れ、かくしてエンジン1の潤滑、冷却が行なわれる。
以上、詳述した如く、本考案に関わる2サイクルエンジ
ンによれば、クランクシャフト、カウンタシャフト、ド
ライブシャフト、およびキックシャフトを順次並設した
エンジンにおける上記カウンタシャフトとキックシャフ
トとの間、かつ上方域の、従来はデッドスペースであっ
た空間にオンルポンプのドライブシャフトを配設するこ
とによって、オイルポンプを収容することに起因するク
ランクケースの部分的な突出を抑えた。これにより、エ
ンジンに近接して設けられた他の部品の組み付け、取り
外しが容易となり、併わせて他の部品のレイアウトに規
制を及ぼすことも抑えられる。
ンによれば、クランクシャフト、カウンタシャフト、ド
ライブシャフト、およびキックシャフトを順次並設した
エンジンにおける上記カウンタシャフトとキックシャフ
トとの間、かつ上方域の、従来はデッドスペースであっ
た空間にオンルポンプのドライブシャフトを配設するこ
とによって、オイルポンプを収容することに起因するク
ランクケースの部分的な突出を抑えた。これにより、エ
ンジンに近接して設けられた他の部品の組み付け、取り
外しが容易となり、併わせて他の部品のレイアウトに規
制を及ぼすことも抑えられる。
第1図は本考案に関わる2サイクルエンジンの各シャフ
トおよびオイルポンプのレイアウトを示す概念的な側面
図であり、第2図はオイルポンプへの動力伝達系路を示
す概念的な展開図である。 1……2サイクルエンジン、2……クランクケース、 5……クランクシャフト、6……カウンタシャフト、 7……ドライブシャフト、8……キックシャフト、 9……オイルポンプ、9a……オイルポンプのドライブシ
ャフト。
トおよびオイルポンプのレイアウトを示す概念的な側面
図であり、第2図はオイルポンプへの動力伝達系路を示
す概念的な展開図である。 1……2サイクルエンジン、2……クランクケース、 5……クランクシャフト、6……カウンタシャフト、 7……ドライブシャフト、8……キックシャフト、 9……オイルポンプ、9a……オイルポンプのドライブシ
ャフト。
Claims (1)
- 【請求項1】クランクシャフトに、カウンタシャフト、
ドライブシャフト、およびキックシャフトを順次並列設
置した2サイクルエンジンにおいて、給油用オイルポン
プのドライブシャフトを、上記カウンタシャフトと上記
キックシャフトとの間、かつ上方域に配設したことを特
徴とする2サイクルエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15035188U JPH0640887Y2 (ja) | 1988-11-17 | 1988-11-17 | 2サイクルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15035188U JPH0640887Y2 (ja) | 1988-11-17 | 1988-11-17 | 2サイクルエンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0272306U JPH0272306U (ja) | 1990-06-01 |
| JPH0640887Y2 true JPH0640887Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31423415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15035188U Expired - Lifetime JPH0640887Y2 (ja) | 1988-11-17 | 1988-11-17 | 2サイクルエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640887Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-17 JP JP15035188U patent/JPH0640887Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0272306U (ja) | 1990-06-01 |
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