JPH0640847U - マイクロ化した赤外線分析計用赤外光源 - Google Patents

マイクロ化した赤外線分析計用赤外光源

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JPH0640847U
JPH0640847U JP8170692U JP8170692U JPH0640847U JP H0640847 U JPH0640847 U JP H0640847U JP 8170692 U JP8170692 U JP 8170692U JP 8170692 U JP8170692 U JP 8170692U JP H0640847 U JPH0640847 U JP H0640847U
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filament
infrared
infrared light
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要な印加電流を小さくできるとともに、応
答性に優れ、発光面の温度分布を均一にできるマイクロ
化した赤外線分析計用赤外光源を提供することにある。 【構成】 発光部20、この発光部を載置する金属ステ
ム21および前記発光部20を封止するとともに、この
発光部で発光した赤外光が透過しうる赤外透過窓13を
有する金属キャップ22とを備え、更に、前記発光部2
0が、中央部に熱分離空間Hを有する導電型のSi(シ
リコン)基板11と、このSi基板上に前記熱分離空間
Hを跨いで形成された、p型のSiでキャリヤの濃度が
大きいもので構成される架橋構造のp+ −Si薄膜のフ
ィラメントFと、このフィラメントの両端に前記熱分離
空間Hを介して設けられた一対のフィラメント印加用電
極12,12とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はマイクロ化した赤外線分析計用赤外光源に関し、さらに詳しくは、 フィラメント温度が600〜800℃程度となるよう電流が印加されることによ って赤外光源として波長2〜6μmの赤外域で赤外放射を得ることができる赤外 線分析計用赤外光源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、赤外線ガス分析計に用いられる赤外光源としては、発光のふらつきが 小さく、経時的にも劣化が小さく、かつ、安定発光までの時間が短いことが求め られている。この赤外光源では、波長2〜6μmの赤外域での赤外放射を得るた め、フィラメント温度が600〜800℃程度となるよう電流が印加されている 。
【0003】 従来この種の赤外光源として、発光部のフィラメントがタングステンや白金線 等の金属線をコイル状に巻いたものや、さらに、コイル表面をアルミナ等のセラ ミックで被覆することにより、赤外域での発光効率を高めたものなどが一般的で ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような構造の光源では、発光部のフィラメント部分の経時的な劣 化や、温度上昇による各部の機械的歪みの発生などを考慮する必要があり、小型 化、マイクロ化する上で障害となっていた。また、金属コイルの場合、抵抗の温 度係数が負特性を示すため、温度分布が生じやすいという欠点があった。
【0005】 また、小型化したものとしては、図27に示すように、発光部1としてタング ステン又はモリブデンの金属線1をコイル状に巻いてなる長さLが略5mm長の フィラメントと、発光部1を載置する金属ステム2と、発光部1を覆う金属キャ ップ3とからなる赤外光源が提案されている。しかし、上記の欠点を持ちながら 、加えて、発光部の熱容量が大きいため、必要なフィラメント温度が600〜8 00℃程度まで上昇させるに必要な印加電流を大きくする必要があり、赤外放射 率が悪い。また、応答性も一般的に速くすることが難しい。
【0006】 この考案は、上記問題に鑑みてなしたもので、その目的は、必要な印加電流を 小さくできるとともに、応答性に優れ、発光面の温度分布を均一にできるマイク ロ化した赤外線分析計用赤外光源を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案のマイクロ化した赤外線分析計用赤外光 源は、発光部、この発光部を載置する金属ステムおよび前記発光部を封止すると ともに、この発光部で発光した赤外光が透過しうる赤外透過窓を有する金属キャ ップとを備え、更に、前記発光部が、中央部に熱分離空間を有する導電型のSi 基板と、このSi基板上に前記熱分離空間を跨いで形成された、p型のSiでキ ャリヤの濃度が大きいもので構成される架橋構造のp+ −Si薄膜のフィラメン トと、このフィラメントの両端に前記熱分離空間を介して設けられた一対のフィ ラメント印加用電極とからなる。
【0008】 この考案におけるSi基板としては単結晶Siを用いたn型のn−Si基板が 多用され、その製作、加工には公知のSiプロセスを用いる。 このSi基板11は、図10、図14に示すように、中央部に形成された熱分 離空間Hの周囲に、フィラメントFの両端に配設された一対のフィラメント印加 用電極12位置よりもさらに高い位置にまで形成され、それによって、フィラメ ントFで発光した赤外光を赤外透過窓(例えば、図12参照)13に導きうる赤 外光反射壁14を有することが好ましい。すなわち、例えば、図10に示すよう に、Si基板11は、下部Si基板部分11aと上部Si基板部分としての赤外 光反射壁14からなる。この上部Si基板部分14のミラー加工は、異方性エッ チングにより行うことができ、下部Si基板部分11aとの接合は公知の直接接 合法や陽極接合法を用いて行うことができる。さらに、好ましい例として、この 考案では、この赤外光反射壁14は、図10に示すように、その壁面にアルミニ ウム又は金等の赤外光を反射しうる金属薄膜15を有する。なお、この考案にお ける一対のフィラメント印加用電極としては、材質は下地がCrで、このCr膜 上に積層されたAu膜からなる2層積層膜や、下地がAlで、このAl膜上に積 層されたNi膜からなる2層積層膜が好ましいものとして挙げられる。
【0009】 この考案におけるフィラメントとしては、キャリヤとしてボロンイオンを高濃 度に添加してなるp+ −Si薄膜が挙げられる。その厚みは、数μm程度が好ま しく、そのため、熱容量が小さく、数m秒程度の時定数が得られるため、通電し てから安定するまでの時間が短く、比較的低い周波数ならば、光源を直接変調し ても、変調波形にほぼ追随した応答を示す。
【0010】 すなわち、従来の赤外光源を直接変調すると、発光部であるフィラメントの熱 容量が大きいため、安定するまでに要する時間が長く、かつ、応答波形も制御信 号の波形からはかなりずれた波形になってしまう。図26は制御信号に応答する 従来の光源の赤外放射量を示し、一方、図21は制御信号(図20参照)に応答 するこの考案の光源の赤外放射量を示す。これら図20,21,26から、この 考案の光源の場合の方が、発光部の熱容量が小さく、Si基板の熱伝導率が高い ので、印加電流を切ってから安定するまでの時間(ウォームアップ時間)が短く てすむことがわかる。このようにこの考案では、ウォームアップ時間を短縮でき る。
【0011】 このフィラメントFは、例えば、図3に示すように、その大きさは、長さWが1 .5mm、幅Dが0.5mm(500μm)が好ましい。。
【0012】 さらに、図14に示すように、フィラメントFの薄膜は、その上に積層される フィラメント保護膜18を介してこのフィラメント保護膜上に、フィラメントの 発熱面Sの温度を一定に保つための薄膜の温度センサを有することが好ましい。 さらに、好ましい例として、この考案では、温度センサとして、銅−コンスタン タンあるいはクロメル−アルメル等の2層薄膜からなる熱電対16が用いられて いる。
【0013】 また、フィラメント部分は半導体であるため、抵抗の温度係数が正となるため 、発熱面に温度分布が生じにくく、金属コイルよりも均一な分布が得られる。
【0014】 また、この考案では、発光部の発光面Sに温度センサとして熱電対が形成され ているため、熱電対出力によってフィードバックをかけて発光面の温度を常に一 定に保よう制御できて赤外光源を安定化できる。すなわち、図19は、発光部の フィラメント上に設けた熱電対薄膜からの出力を利用して、設定温度(例えば、 フィラメント温度が800℃)に安定するようフィラメント印加電流I(図18 参照)をON−OFF制御した連続点灯させた際のフィラメント温度を示してい る。また、図17は、発光部のフィラメント上に設けた熱電対薄膜からの出力を 利用して、設定温度(例えば、フィラメント温度が800℃)に安定するようフ ィラメント印加電流I(図16参照)を繰り返し点灯させた際のフィラメント温 度を示し、これにより、設定温度に温度コントロールできるので、各サイクルご との変動や、経時的な出力変動を抑制できる。
【0015】 この考案における熱分離空間は、その周囲のSi層11を異方性エッチングに より除去することにより形成される。
【0016】
【作用】
以上の構成によれば、発光部が、Si基板上に熱分離空間を跨いで形成された 、キャリヤの濃度が大きいp型のSiで構成される架橋構造のp+ −Si薄膜の フィラメントで構成されていることから、熱容量を小さくでき、必要なフィラメ ント温度が600〜800℃程度まで上昇させるに必要な印加電流を小さくでき る。すなわち、フィラメントの熱容量が小さく、Si基板の熱伝導率が高いので 、数m秒程度の時定数が得られるため、印加電流を切ってから安定するまでの時 間が短くてすみ、比較的低い周波数ならば、光源を直接変調しても、変調波形に ほぼ追随した高い応答性を示すことになる。また、薄膜のフィラメントが不純物 を高濃度に添加してなるSi薄膜であるので、その抵抗の温度係数が正であるた め、発熱面の温度分布の均一性を向上できる。
【0017】
【実施例】
以下、この考案に係るマイクロ化した赤外線分析計用赤外光源の実施例を、図 面に基づいて説明する。なお、こ考案はそれによって限定されるものではない。 図1〜3はこの考案の第1の実施例を示す。 図1〜3において、赤外光源は、発光部20、この発光部を載置する金属ステ ム21および発光部を封止するとともに、この発光部20で発光した赤外光が透 過しうる赤外透過窓材(Al2 3 ,BaF2 ,Si等)からなる赤外透過窓1 3を有する金属キャップ22とを備え、更に、発光部20が、中央部に熱分離空 間Hを有するn型のn−Si基板11と、このSi基板上に熱分離空間Hを跨い で形成された架橋構造のp+ −Si薄膜のフィラメントFと、このフィラメント の両端に熱分離空間Hを介して設けられた一対のフィラメント印加用電極12, 12とから主としてなる。この際、発光部20を架橋構造とするため、フィラメ ントFを形成する部分にボロンイオン(B+ )を多く熱拡散することにより、エ ッチングに選択性を持たせている。
【0018】 この実施例のものは上記構成を有するから、金属ステム21のリード端子23 ,23から電流を印加することにより、発光部20で発光した赤外光は赤外透過 窓13を通して外部に放射される。フィラメントFの両端には、電極(材質は下 地がCrで、このCr膜上に積層されたAu膜からなる2層積層膜でも、下地が Alで、このAl膜上に積層されたNi膜からなる2層積層膜でも良い)12, 12が構成されており、金属ステム21のリードピン24,24に接続されてい る。フィラメントの厚みは、数μm程度であるため、熱容量が小さく、数m秒程 度の時定数が得られるため、通電してから安定するまでの時間が短く、比較的低 い周波数ならば、光源を直接変調しても、変調波形にほぼ追随した応答を示す。 この実施例の場合は、発光部2の大きさは、長さ1.5mm、幅0.5mmであ る。また、フィラメント部分は半導体であるため、抵抗の温度係数が正となるた め、発熱面Sに温度分布が生じにくく、金属コイルよりも均一な分布が得られる 。
【0019】 以下製造方法について簡単に説明する。 まず、図4に示すように、n型のSi基板11をその(1,0,0)面を介し て熱酸化し、SiO2 の熱酸化膜31,32を形成する。この際、熱酸化処理は 、例えば、ウエット雰囲気中で、1100℃の温度下でSi基板11を約2時間 保持することにより行う。 次に、図5に示すように、熱酸化膜31の選択エッチングを行い、発光部形成 領域Rを形成する。この際、公知のフォトレジスト技術をもちいて未露光部分を 除去する。 次に、図6に示すように、発光部形成領域Rにボロンイオンを高濃度に添加し て1200℃の温度下で拡散を行って長さ1.5mm、幅0.5mm、厚みが数 μm程度のp+ −Si薄膜のフィラメントFを形成する。 続いて、図7に示すように、フィラメントFの薄膜上に0.3〜1.0μmの 膜厚dのフィラメント保護膜18を積層し、rfスパッタリングでフィラメント 印加用電極形成領域G,Gを形成する。 次に、図8に示すように、形成領域G,Gにrfスパッタリングで下地が0. 05μmの膜厚のAl薄膜とその上に積層された0.1μmの膜厚のNi薄膜と からなる電極12,12を形成する。 最後に、図9に示すように、周囲のSi層11を異方性エッチングにより除去 することにより熱分離空間Hを形成する。 以上のようにして得られた発光部を構成する赤外光源チップCは、さらに、図 1に示すように、金属ステム21上に載置される。この際、金属ステム21のイ ンナーリード(図示せず)とフィラメント印加用電極12とは公知のワイヤーボ ンディングなどを用いて配線されている。続いて、赤外光源チップCを含む金属 ステム21は、上述したように、金属キャップ22により封止され、かつ、金属 キャップ22の上面には赤外光を効率良く透過させるためのAl2 3 ,BaF 2 ,Si等の赤外透過窓材からなる赤外透過窓13が接合されて赤外線分析計用 赤外光源を形成する。
【0020】 このように本実施例では、発光部が、n−Si基板上に熱分離空間を跨いで形 成されたSiで構成される架橋構造のp+ −Si薄膜のフィラメントで形成され ていることから、熱容量を小さくでき、必要なフィラメント温度が600〜80 0℃程度まで上昇させるに必要な印加電流を小さくできる。すなわち、フィラメ ントの熱容量が小さく、Si基板の熱伝導率が高いので、数m秒程度の時定数が 得られるため、印加電流を切ってから安定するまでの時間が短くてすみ、比較的 低い周波数ならば、光源を直接変調しても、変調波形にほぼ追随した高い応答性 を示すことになる。また、薄膜のフィラメントが不純物を高濃度に添加してなる Si薄膜であるので、その抵抗の温度係数が正であるため、発熱面の温度分布の 均一性を向上できる。
【0021】 図10〜12は、赤外放射のパワー密度を上げるために赤外光源の前面にマイ クロ反射ミラーを取り付けたこの考案の第2の実施例を示す。 このn−Si基板11は、図10、図11に示すように、中央部に形成された 熱分離空間Hの周囲に、p+ −Si薄膜のフィラメントFの両端に配設された一 対のフィラメント印加用電極12位置よりもさらに高い位置にまで形成され、そ れによって、フィラメントFで発光した赤外光を赤外透過窓(図12参照)13 に導きうる赤外光反射壁14を有する。すなわち、この際、図10に示すように 、Si基板11は、下部Si基板部分11aと上部Si基板部分としての赤外光 反射壁14からなる。
【0022】 図13〜15は、赤外放射のパワー密度を上げるために赤外光源の前面にマイ クロ反射ミラーを取り付けるとともに、発光部の発光面Sに温度センサとして熱 電対を形成したこの考案の第3の実施例を示す。 赤外光源では、フィラメントFに積層されるSiO2 のフィラメント保護膜1 8を介してこのフィラメント保護膜上に、フィラメントFの発熱面Sの温度を一 定に保つための薄膜の熱電対16を有する。この熱電対16は銅−コンスタンタ ンあるいはクロメル−アルメル等の2層薄膜からなる。
【0023】 この実施例のものは、発光部の発光面Sに温度センサとして熱電対が形成され ているため、熱電対出力によってフィードバックをかけて発光面Sの温度を常に 一定に保よう制御できて赤外光源を安定化できる。 なお、熱電対16の形成方法について簡単に説明する。 図22に示すように、電極12,12が形成されたフィラメントFのフィラメ ント保護膜18上に、下地が0.05μmの膜厚のTa2 5 膜上に0.15μ mの膜厚のAu膜40をrfスパッタリングで積層し、図23に示すように、A u膜40上に、0.1μmの膜厚のNi膜41をrfスパッタリングで積層して 熱電対16を形成する。 続いて、図24に示すように、熱電対16上に0.3μmの膜厚のSiO2 膜 42をrfスパッタリングで積層し、最後に、図25に示すように、周囲のSi 層11を異方性エッチングにより除去することにより熱分離空間Hを形成する。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案のマイクロ化した赤外線分析計用赤外光源は、 発光部が、Si基板上に熱分離空間を跨いで形成されたSiで構成される架橋構 造のp+ −Si薄膜のフィラメントで形成されていることから、熱容量を小さく でき、必要なフィラメント温度が600〜800℃程度まで上昇させるに必要な 印加電流を小さくできる。すなわち、フィラメントの熱容量が小さく、Si基板 の熱伝導率が高いので、数m秒程度の時定数が得られるため、印加電流を切って から安定するまでの時間が短くてすみ、比較的低い周波数ならば、光源を直接変 調しても、変調波形にほぼ追随した高い応答性を示すことになる。また、薄膜の フィラメントが不純物を高濃度に添加してなるSi薄膜であるので、その抵抗の 温度係数が正であるため、発熱面の温度分布の均一性を向上できる効果を奏する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例を示す分解構成説明図
である。
【図2】図1におけるa−a線の矢印の方向にみた構成
説明図である。
【図3】上記実施例における要部構成説明図である。
【図4】上記実施例における製造工程の第1ステップを
示す図である。
【図5】上記実施例における製造工程の第2ステップを
示す図である。
【図6】上記実施例における製造工程の第3ステップを
示す図である。
【図7】上記実施例における製造工程の第4ステップを
示す図である。
【図8】上記実施例における製造工程の第5ステップを
示す図である。
【図9】上記実施例における製造工程の第6ステップを
示す図である。
【図10】この考案の第2の実施例を示す要部構成説明
図である。
【図11】同じく上記第2の実施例を示す要部構成説明
図である。
【図12】同じく上記第2の実施例を示す分解構成説明
図である。
【図13】この考案の第3の実施例を示す分解構成説明
図である。
【図14】同じく上記第3の実施例を示す要部構成説明
図である。
【図15】同じく上記第3の実施例を示す要部構成説明
図である。
【図16】この考案の発光部のフィラメント上に設けた
熱電対薄膜からの出力を利用して、設定温度(例えば、
フィラメント温度が800℃)に安定するよう印加され
るフィラメント印加電流Iを示す図である。
【図17】この考案の発光部のフィラメント上に設けた
熱電対薄膜からの出力を利用して、設定温度(例えば、
フィラメント温度が800℃)に安定するよう印加され
るフィラメント印加電流Iを繰り返し点灯させた際のフ
ィラメント温度を示す図である。
【図18】上記図16相当図である。
【図19】上記図17相当図である。
【図20】この考案の制御信号を示す図である。
【図21】この考案の制御信号に応答する光源の赤外放
射量を示す図である。
【図22】上記第3の実施例における製造工程の第1ス
テップを示す図である。
【図23】上記第3の実施例における製造工程の第2ス
テップを示す図である。
【図24】上記第3の実施例における製造工程の第3ス
テップを示す図である。
【図25】上記第3の実施例における製造工程の第4ス
テップを示す図である。
【図26】従来の光源の赤外放射量を示す図である。
【図27】従来例を示す分解構成説明図である。
【符号の説明】
11…n−Si基板、12,12…一対のフィラメント
印加用電極、13…赤外透過窓、20…発光部、1…金
属ステム、22…金属キャップ、F…p+ −Si薄膜の
フィラメント、C…発光部を構成する赤外光源チップ、
H…熱分離空間。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部、この発光部を載置する金属ステ
    ムおよび前記発光部を封止するとともに、この発光部で
    発光した赤外光が透過しうる赤外透過窓を有する金属キ
    ャップとを備え、更に、前記発光部が、中央部に熱分離
    空間を有する導電型のSi基板と、このSi基板上に前
    記熱分離空間を跨いで形成された、p型のSiでキャリ
    ヤの濃度が大きいもので構成される架橋構造のp+ −S
    i薄膜のフィラメントと、このフィラメントの両端に前
    記熱分離空間を介して設けられた一対のフィラメント印
    加用電極とからなるマイクロ化した赤外線分析計用赤外
    光源。
  2. 【請求項2】 Si基板はその導電型がn型であるn−
    Si基板であり、フィラメントはキャリヤとしてボロン
    イオンを高濃度に添加してなるp+ −Si薄膜である請
    求項1に記載のマイクロ化した赤外線分析計用赤外光
    源。
  3. 【請求項3】 Si基板は、中央部に形成された熱分離
    空間の周囲に、フィラメントの両端に配設された一対の
    フィラメント印加用電極位置よりもさらに高い位置にま
    で形成され、それによって、フィラメントで発光した赤
    外光を赤外透過窓に導きうる赤外光反射壁を有する請求
    項1に記載のマイクロ化した赤外線分析計用赤外光源。
  4. 【請求項4】 赤外光反射壁は、その壁面にアルミニウ
    ム又は金等の赤外光を反射しうる金属薄膜を有する請求
    項3に記載のマイクロ化した赤外線分析計用赤外光源。
  5. 【請求項5】 フィラメントの薄膜は、その上に積層さ
    れるフィラメント保護膜を介してこのフィラメント保護
    膜上に、フィラメントの発熱面の温度を一定に保つため
    の薄膜の温度センサを有する請求項1に記載のマイクロ
    化した赤外線分析計用赤外光源。
  6. 【請求項6】 温度センサが、銅−コンスタンタンある
    いはクロメル−アルメル等の2層薄膜からなる熱電対で
    ある請求項5に記載のマイクロ化した赤外線分析計用赤
    外光源。
  7. 【請求項7】 熱分離空間が、その周囲のSi層を異方
    性エッチングにより除去することにより形成される請求
    項1に記載のマイクロ化した赤外線分析計用赤外光源。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10132739A (ja) * 1996-10-28 1998-05-22 Kanagawa Pref Gov 濃度分析計
JP2012225829A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Panasonic Corp 赤外線放射素子、赤外線光源
WO2023120722A1 (ja) * 2021-12-24 2023-06-29 公立大学法人富山県立大学 光音響波測定装置、光音響波測定システム、及び、熱型光源

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