JPH0640720B2 - 小型回転機 - Google Patents

小型回転機

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JPH0640720B2
JPH0640720B2 JP61179979A JP17997986A JPH0640720B2 JP H0640720 B2 JPH0640720 B2 JP H0640720B2 JP 61179979 A JP61179979 A JP 61179979A JP 17997986 A JP17997986 A JP 17997986A JP H0640720 B2 JPH0640720 B2 JP H0640720B2
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flange
elastic member
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rotating machine
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JP61179979A
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克彦 橋本
邦広 能登
良範 深作
英雄 臼井
正 設楽
山本  清
佐喜男 馬場
重行 片野
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は小型回転機に係り、更に詳細には、小型回転機
のハウジング外周に取付けるフランジの取付構成に関す
るものである。
〔従来の技術〕 従来の小型回転機には、例えば特公昭60-34342号公報に
開示されるように、回転機のハウジングの外周に弾性部
材を介してフランジを取付けたものがある。この種のフ
ランジは、小型回転機を他部に据付ける場合に使用され
る。第11図は、この種フランジを取付構造の従来例を
示すもので、同図に示すように、回転機のハウジング1
0の外周に環状の弾性部材12の弾性を利用してフラン
ジ11を圧入し、このような取付構造によりフランジ1
1をハウジング10の外周面に固定していた。このよう
なフランジ取付構造は、フランジ11に圧入時の力より
大きい力を加えれば、取付後にもフランジ11の位置調
整ができるし、回転機の振動を弾性部材口で吸収する利
点を有するが次のような改善すべき点を有していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、弾性部材の内径寸法をハウジングの外
径寸法よりも圧入代分だけ小さく設定し、また、フラン
ジの内径寸法を前記弾性部材の外径寸法より小さく設定
することにより、前記弾性部材を備えたフランジが前記
ハウジングに圧入固着される。しかしながら、前述のフ
ランジの取付け構造によれば、小型回転機が例えば−4
0℃程度の低温環境の下で運転されると、ゴムの弾性劣
化によりフランジ圧入力が低下し、その結果、回転機の
自重,振動によつてフランジからハウジングが脱落する
おそれがあり、このような脱落防止対策を講じる必要が
あつた。なお、この問題については、弾性部材の圧入代
をいくら上げても、弾性部材の経時変化によりいずれ脱
落し、問題を解決するには至つていない。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、回転機を低温環境の下で運転させ
た場合でも、回転機のフランジからハウジングが脱落す
ることを確実に防止することができる回転機を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、回転機のハウジン
グの外周面に弾性部材を介して圧入されるフランジを有
するものにおいて、前記弾性部材の内周面に接する前記
ハウジングの外周面と、前記弾性部材の外周面に接する
前記フランジの内周面とに、前記フランジの圧入固着時
に前記弾性部材の内外周面の一部と凹凸係合して、前記
ハウジングが前記フランジから脱落するのを防止する脱
落防止手段を設けてなるものである。
〔作用〕
このような構成よりなる本発明によれば、フランジをハ
ウジングに圧入固着した時に、フランジの内周面及びハ
ウジング外周面が、これらの面と圧接し合う弾性部材と
互いに凹凸係合するので、この凹凸係合部がストツパと
しての機能を発揮し、その結果、回転機のハウジングが
弾性部材を介してフランジと間接的に係合する。従つ
て、回転機が低温環境等の悪条件の下で使用され、弾性
部材の弾性劣化によりフランジ圧入力が低下した場合で
も、回転機の振動や自重により回転機本体(ハウジン
グ)がフランジから脱落するのを確実に防止することが
できる。
なお、弾性部材の内外周面にフランジ,ハウジングを凹
凸係合させる具体的手段としては、例えばハウジングに
フランジを圧入固着した時に、弾性部材の内外周面に食
い込む突起や、これとは反対に弾性部材の一部がハウジ
ングやフランジ側に逃げ込む溝,穴等を、ハウジングや
フランジに任意に組合させて配設したり、ハウジング,
フランジと弾性部材との面に予め互いに係合する溝や突
起を形成する等の手段がある。
〔実施例〕
本発明の第一実施例を第1図ないし第5図に基づき説明
する。
第1図は、本発明の一実施例である小型回転機の使用状
態を示す部分断面図、第3図は、上記実施例の要部を示
す断面図、第3図は、上記実施例に用いる弾性部材の半
載断面図、第4図は、上記実施例に用いる回転機ハウジ
ングの半載断面図、第5図は、上記実施例に用いるフラ
ンジの一部省略断面図である。
第1図において、Mは小型回転機(電動機)で、本実施
例は回転機Mを自動車用空調装置のブロワモータに使用
する状態を示していおり、回転機MはフアンFを装置し
つつ後述するフランジ2を介して支持体4に固定支持さ
れている。1は回転機Mのハウジング、2はフランジで
ある。フランジ2の内周側には、環状の弾性部材3を嵌
入するための内側円筒部2aが形成そ支れ、内側円筒部
2aに弾性部材3を適合状態で嵌入し、更にこの弾性部
材3を備えたフランジ2を、弾性部材3を介してハウジ
ング1の外周面に入固着するもので、このようにして圧
入固着されたフランジ2を支持体4に取付けて回転機M
が所定の場所に固定設置される。
しかして、フランジ2の内側円筒部(内周面)2aの一
端には折返し部2bが形成され、この折返し部2bが弾
性部材3の外周面に設けた切込み溝3aに入り込んで凹
凸係合している。また、ハウジング1の外周面の一部に
は、Vノツチ部1aが刻設され、このVノツチ部1aに
弾遇部材3の一部がフランジ圧入力により逃げ込み、ハ
ウジング1と弾性部材3が凹凸係合している。第2図
に、この係合状態の詳細を示す。
切込溝3aは、第3図に示すように環状の弾性部材3の
外周面に条設され、また、Vノツチ部1aは第4図に示
すように、適宜長さのものがハウジング1の外周面に周
方向に間隔を於いて配設されている。本実施例における
弾性部材3の各寸法は、内径dがφ75.6±0.2肉厚t
が3▲+0.13 0▼幅が15.5mm、圧入の際の弾性部材の
逃げ部RがR1.5、フランジ2の折り返し部ストツパー
の切り溝3aの幅が1.5mm深さ2mmとなつている。硬度
はシヨア50度である。またフランジ2の主要寸法は前
記弾性部材3が圧入される所の内側円筒部2bの内径寸
法Dφ80.6▲+0.2 0▼、内側円筒部2bの折り返し端
面内径寸法Dがφ77▲+0.2 0▼、板厚Tがt1.2mm
である。さらに、ハウジング1の外径寸法dがφ75.6
▲+0.2 0▼となつており、弾性部材3のしめし3は片側
において最小で0.3mm最大で0.7mmとなつている。またハ
ウジング1のVノツチ部1aは、幅1mm高さ0.5mm、広
がり角度120°である。本実施例は前記弾性部材3が
切り込み部3aが設けられた反対面が、ハウジング1の
Vノツチ部1aにかかる様にしてフランジ2がハウジン
グ1に弾性部材3を介して圧入固着してある。
本実施例によれば、ハウジング1に設けられたVノツチ
部1aにハウジング1とフランジ2間に圧入されている
弾性部材3の一部が入り込み、一方、弾性部材3に設け
た切り込み3aにフランジ2の折り返し部2bが、入り
込むので、ハウジング1の外周面、フランジ2の内周面
が弾性部材3の内周面に凹凸係合する状態となり、その
結果、ハウジング1とフランジ2が間接的に係合して、
ハウジング1のフランジ2からの脱落を防止できる。特
に、小型回転機を低温領域で使用し弾性部材が弾性劣化
した場合でも、本実施例によれば、回転機が、振動もし
くはその目重によつて、フランジから脱落するのを防ぐ
効果がある。
ちなみに従来の弾性部材を用いた時のフランジとハウジ
ングの抜け力は冷時(−40℃)に於いては0kgである
のに対し、本発明によると冷時(−40℃)の抜け力は
500kg以上と数段の差があることが実験の結果、確認
されている。
これらの効果に加え、従来のハウジングとフランジを弾
性部材を介して圧入固着した場合と同様に回転機の回転
振動を吸収し、フランジが、共振し騒音大となる現象を
充分に低減させる効果を失わず、回転機を運転すること
ができる。
第6図及び第7図は、本発明の第2実施例を示す要部断
面図を示すもので、本実施例はフランジ2の内側円筒部
2aの内周面に、既述した折返し部2bの他にV字形突
起2cを全周又は周方向に間隔を置いて配置し、一方、
ハウジング1の外周面には、弾性部材3が接する面にV
字形突起1bを設けてなる。そして、前記ハウジング2
を弾性部材3を介してハウジング1の外周面に圧入固着
すると、フランジ2の折返し部2bが弾性部材3の切込
み溝3aに入り込む他に、フランジ2の突起2c及びハ
ウジング1の突起1bが、弾性部材3の内外周面の双方
にくい込む状態となる。従つて、本実施例によれば、弾
性部材3とフランジ2及びハウジング1との係合箇所が
計3箇となり、より一層強力にハウジング2からハウジ
ング1の脱落防止を図り得る。
第8図は、本発明の第3実施例である。この場合は、第
6図の実施例とは逆の作用を行う。すなわち、前記フラ
ンシ2の弾性部材3が接する面にVノツチ部もしくは穴
2dを設け、ハウジング1にはVノツチ部1aを設け
て、フランジ2とハウジング1を圧入反固着するもので
ある。弾性部材3は圧入されている為弾性部材3の一部
がVノツチ部1a及び穴2dに逃げ込み、そこがストツ
パーとなり前記フランジ2から前記ハウジング1が脱落
するのを防止する。第9図,第10図は、上記第3実施
例に用いるフランジの部分断面図を示すもので、第9図
は、フランジに穴2dを設け、第10図は、これに代わ
りVノツチ部2d′を設けたものである。
更に他の実施例として、前記フランジ2の弾性部材3が
接する面に突起もしくはVのツチ部を設けたものと、ハ
ウジング1にVノツチ部もしくは突起を設けたものを任
意に組み合わせる事により、前記弾性部材が食い込むか
もしくは、逃げ込む事によりストツパーの役目を設ける
ことが可能である。また、前述した、ノツチ部1a,1
d′、突起1b,2c、穴部2d等はフランジやハウジ
ングに複数配設してもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば回転機のハウジングとフラ
ンジがこれらの間に介在する弾性部材に凹凸係合するの
で、フランジ圧入後の回転機の振動や、低温運転時の弾
性部材の弾性劣化が生じても、回転機の脱落を確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例である小型回転機の取付
状態を示す部分断面図、第2図は、上記実施例の要部断
面図、第3図は、上記実施例に用いる弾性部材の半載断
面図、第4図は、上記実施例に用いるハウジングの半載
断面図、第5図は、上記実施例に用いるフランジの一部
省略断面図、第6図は、本発明の第2実施例を示す要部
断面図、第7図は、上記第2実施例に用いるハウジング
の半載断面図、第8図は、本発明の第3実施例を示す要
部断面図、第9図は、上記第3実施例に用いるフランジ
の一部省略断面図、第10図は、フランジの他の具体的
態様を示す一部省略断面図、第11図は、従来の小型回
転機を示す一部省略断面図である。 M……回転機、1……ハウジング、1a,1b……脱落
防止手段(ノツチ部,突起)、2……フランジ、2b,
2c,2d,2d′……脱落防止手段(折返し部,突
起,穴部,ノツチ部)、3……弾性部材、3a……切込
み溝、4……支持部。
フロントページの続き (72)発明者 臼井 英雄 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (72)発明者 設楽 正 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (72)発明者 山本 清 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (72)発明者 馬場 佐喜男 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (72)発明者 片野 重行 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジの内部に環状の弾性部材を嵌入
    し、該弾性部材を介して前記フランジを回転機のハウジ
    ング外周に圧入固着し、前記フランジを用いて他部に固
    定設置される小型回転機において、前記弾性部材の内周
    面に接する前記回転機のハウジングの外周面に凹部を形
    成し、前記フランジを前記ハウジング外周に圧入したと
    きの圧入力により前記弾性部材を弾性変形させて前記凹
    部に食い込ませたことを特徴とする小型回転機。
JP61179979A 1986-08-01 1986-08-01 小型回転機 Expired - Lifetime JPH0640720B2 (ja)

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JPS6339439A JPS6339439A (ja) 1988-02-19
JPH0640720B2 true JPH0640720B2 (ja) 1994-05-25

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DE102007024388A1 (de) * 2007-05-25 2008-11-27 Robert Bosch Gmbh Elektrogerät
GB2504520B (en) 2012-08-01 2016-05-18 Dyson Technology Ltd Motor mount
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JPS6138860B2 (ja) * 1979-09-12 1986-09-01 Tokyo Shibaura Electric Co

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JPS6339439A (ja) 1988-02-19

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