JPH064048U - 再生蓄熱材パック - Google Patents
再生蓄熱材パックInfo
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- JPH064048U JPH064048U JP040810U JP4081092U JPH064048U JP H064048 U JPH064048 U JP H064048U JP 040810 U JP040810 U JP 040810U JP 4081092 U JP4081092 U JP 4081092U JP H064048 U JPH064048 U JP H064048U
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- storage material
- container body
- heating element
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- Prior art date
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- Pending
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
Landscapes
- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発核固化した蓄熱材を容易に液化蓄熱させて
元の状態に復帰させる。 【構成】 可撓性シート部材2を袋状にして容器本体1
を形成するとともに、容器本体1の内部に蓄熱材3と任
意固化装置4とを封入する。一方、容器本体1の外面の
適宜の位置に発熱体5を貼着して通電可能とする。任意
固化装置4を作動させて蓄熱材3を発核固化させた後、
発熱体5を通電発熱させることにより、固化した蓄熱材
3が液化蓄熱されて元の状態に復帰することになる。
元の状態に復帰させる。 【構成】 可撓性シート部材2を袋状にして容器本体1
を形成するとともに、容器本体1の内部に蓄熱材3と任
意固化装置4とを封入する。一方、容器本体1の外面の
適宜の位置に発熱体5を貼着して通電可能とする。任意
固化装置4を作動させて蓄熱材3を発核固化させた後、
発熱体5を通電発熱させることにより、固化した蓄熱材
3が液化蓄熱されて元の状態に復帰することになる。
Description
【0001】
この考案は蓄熱材パックに関し、特に、発核固化状態にある蓄熱材を液化蓄熱 させる機能を具えた再生蓄熱材パックに関するものである。
【0002】
一般に、潜熱放出型蓄熱材のうち、特に、無機塩類を主成分とするものは過冷 却状態が大きいため、本来の固化温度では固化せず、融点以下でも過冷却液体の ままで存在するものが多い。例えば、酢酸ナトリウム・3水和物にあっては、融 点が58℃であるにもかかわらず、−30℃程度までは過冷却状態の液体のまま で存在するようになっている。
【0003】 このため、前記無機塩類の水和物をその融点以上に加熱して液体化した後、融 点以下に冷えた状態の過冷却液体を発核固化させ、その際に発生する潜熱を取り 出すためには、前記無機塩類の水和物の過冷却状態を破る手段が必要となる。
【0004】 このような過冷却液体の過冷却状態を破る手段としては、例えば、蓄熱材の中 にコイルばね等からなる任意固化装置を位置しておき、その任意固化装置を蓄熱 材パックの外側から押圧等して作動させることにより、任意固化装置に接触して いる過冷却状態にある蓄熱材が発核固化し、その際の潜熱を取り出すことにより 、蓄熱機能を発揮できるようになっている。
【0005】 しかしながら、上記のように構成される従来の蓄熱材パックにあっては、発核 固化した蓄熱材を液化蓄熱させて元の状態に復帰させる機能を具えていないため 、発核固化した蓄熱材を元の状態に復帰させるためには、鍋等で沸かしたお湯の 中にパックごと浸して、内部の蓄熱材が液化蓄熱するまで所定の時間維持しなけ ればならず、蓄熱材の再生作業が非常に煩雑なものとなっていた。
【0006】 この考案は前記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、発 核固化した蓄熱材をお湯の中に浸す等の煩雑な作業をすることなく、容易に液化 蓄熱させることのできる再生蓄熱材パックを提供することを目的とするものであ る。
【0007】
上記の問題点を解決するためにこの考案は、可撓性シート部材を袋状にして容 器本体を形成するとともに、この容器本体の内部に過冷却状態を可能とした蓄熱 材と、過冷却状態にある蓄熱材を発核固化させる任意固化装置とを封入し、前記 容器本体の外面側の適宜の位置に、適宜の形状で発熱体を貼設し、前記任意固化 装置により前記蓄熱材を発核固化させた後、前記発熱材を通電発熱させることに より、発核固化状態にある前記蓄熱材を液化蓄熱させるという手段を採用したも のである。 また、前記発熱体は導電性ゴムからなるとともに、前記蓄熱材は酢酸ナトリウ ム・3水和物からなり、かつ、前記可撓性シート部材は樹脂製フィルム材からな るという手段を採用したものである。
【0008】
この考案は前記のような手段を採用したことにより、任意固化装置の作動によ って発核固化した蓄熱材は、容器本体の外面側に貼設されている発熱体を通電発 熱させることにより液化蓄熱されることになる。したがって、発熱体に通電する だけで容易に蓄熱材を元の状態に復帰させることができることになる。
【0009】
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。 図1および図2には、この考案による再生蓄熱材パックの第1の実施例が示さ れていて、図1は上面側から見た斜視図、図2は下面側から見た斜視図である。
【0010】 すなわち、この再生蓄熱材パックは、樹脂製フィルム材等からなる可撓性シー ト部材2を袋状にして端部をヒールシートすることにより形成される容器本体1 と、この容器本体1の内部に封入される酢酸ナトリウム・3水和物等からなる蓄 熱材3と、任意固化装置4と、前記容器本体1の外面側の適宜の位置に適宜の形 状で貼設される導電性ゴム等からなる発熱体5とを具えている。
【0011】 前記発熱体5は、帯状をなす複数の発熱材6を、容器本体1の外面のうちの片 面(上面または下面)にのみ所定のピッチで貼設したものであって、各発熱材6 の両端部にはそれぞれ帯状の電極7、7が貼設されていて、この電極7、7を介 して各発熱材6、6、……は互いに接続されるようになっている。また、各電極 7、7の適宜の位置にはそれぞれリード線8、8が接続されていて、このリード 線8、8を介して前記発熱体5の各発熱材6、6、……を通電発熱させるように なっている。また、前記発熱体5および前記電極7、7の表面は、樹脂製のフィ ルム材等からなる絶縁部材9で被覆されている。
【0012】 そして、上記のように構成したこの実施例による再生蓄熱材パックにあっては 、任意固化装置4を作動させることにより、容器本体1の内部に封入されている 蓄熱材3が発核固化し、この際の潜熱を取り出すことにより、蓄熱機能を発揮で きることになる。
【0013】 一方、発核固化した蓄熱材3を液化蓄熱させて元の状態に復帰させるには、リ ード線8、8を介して各電極7、7に通電し、各電極7、7に接続している発熱 体5の各発熱材6、6、……を発熱させ、この発熱体5の発熱状態を所定時間維 持することにより、発核固化状態にある蓄熱材3が液化蓄熱し、元の状態に復帰 することになる。
【0014】 したがって、発核固化した蓄熱材3を元の状態に復帰させるために、従来のよ うに、鍋等で沸かしたお湯の中に容器本体ごと浸してその状態を所定時間維持す るような煩雑な作業が一切必要なくなり、発核固化した蓄熱材3を容易に元の状 態に復帰させることができることになる。
【0015】 なお、この実施例においては、発熱体5を容器本体1の外面のうち、片面のみ に貼設したが、両面に貼設しても良いことは勿論のことである。
【0016】 図3および図4には、この考案による再生蓄熱材パックの第2の実施例が示さ れていて、この実施例に示す再生蓄熱材パックは、発熱体5を容器本体1の外面 のうち、片面(上面または下面)の全面に一様に貼設したものであって、その他 の構成は前記第1の実施例に示すものと同様の構成を有しているので、前記第1 の実施例に示すものと同一の部分には、同一の番号を付してその構成の詳細な説 明は省略するものとする。
【0017】 そして、この実施例に示すものにあっても前記第1の実施例に示すものと同様 の作用効果を示すことになり、発熱体5を通電発熱させることにより発核固化し た蓄熱材3を容易に液化蓄熱させることができるので、蓄熱材3の再生作業が著 しく容易にできることになる。
【0018】 なお、この実施例においては、発熱体5を容器本体1の外面のうち、片面のみ に一様に貼設したが、両面に一様に貼設しても良いことは勿論のことである。
【0019】 図5および図6には、この考案による再生蓄熱材パックの第3の実施例が示さ れていて、この実施例に示す再生蓄熱材パックは、発熱体5および電極7の表面 を樹脂製のフィルム材等からなる絶縁部材9で被覆するとともに、この絶縁部材 9の表面に所定の厚みで緩衝材10を設けたものであって、その他の構成は前記 第1の実施例に示すものと同様の構成を有しているので、前記第1の実施例に示 すものと同一の部分には、同一の番号を付してその構成の詳細な説明は省略する ものとする。
【0020】 そして、この実施例に示すものにあっても前記第1の実施例に示すものと同様 の作用効果を示すことになり、発熱体5を通電発熱させることにより発核固化し た蓄熱材3を容易に液化蓄熱させることができるので、蓄熱材3の再生作業が著 しく容易にできることになる。また、発熱体5および電極7、7の表面を被覆す る絶縁部材9の表面に緩衝材10を設けたことにより、運搬時における振動等に よって誤って任意固化装置4が作動し、蓄熱材3が発核固化してしまうようなこ とを防止できることになる。
【0021】 なお、この実施例においても発熱体5を容器本体1の外面のうち、片面のみに 貼設したが、両面に貼設しても良いことは勿論のことであり、また、緩衝材10 も両面に設けてもよいことは勿論のことである。
【0022】 なお、前記各実施例においては、容器本体1の厚みを10mm、大きさを10 0×100mm〜300×300mm、発熱体5の厚みを10〜100μmとし 、電源としてAC100Vを使用した結果、30〜60minで発核固化した蓄 熱材3が液化蓄熱して元の状態に復帰し、極めて良好な結果を得ることができた 。
【0023】
この考案は前記のように構成したことにより、任意固化装置の作動により発核 固化した蓄熱材は、容器本体の外面に貼設されている発熱体を通電発熱させるこ とにより、液化蓄熱されて元の状態に復帰することになり、したがって、発核固 化した蓄熱材を元の状態に復帰させるために、鍋等で沸かしたお湯の中にパック ごと浸して所定時間維持するような煩雑な作業が一切必要なくなり、発熱体に通 電すれば足りることになるので、蓄熱材を液化蓄熱させる再生作業が著しく容易 にできることになる等の優れた効果を有するものである。
【図1】この考案による再生蓄熱材パックの第1の実施
例を示した概略斜視図であって、上面側から見た斜視図
である。
例を示した概略斜視図であって、上面側から見た斜視図
である。
【図2】図1に示すものの下面側から見た斜視図であ
る。
る。
【図3】この考案による再生蓄熱材パックの第2の実施
例を示した平面図である。
例を示した平面図である。
【図4】図3に示すもののA−A線断面図である。
【図5】この考案による再生蓄熱材パックの第3の実施
例を示した平面図である。
例を示した平面図である。
【図6】図5に示すもののB−B線断面図である。
1……容器本体 2……可撓性シート部材 3……蓄熱材 4……任意固化装置 5……発熱体 6……発熱材 7……電極 8……リード線 9……絶縁部材 10……緩衝材
Claims (2)
- 【請求項1】 可撓性シート部材(2)を袋状にして容
器本体(1)を形成するとともに、この容器本体(1)
の内部に過冷却状態を可能とした蓄熱材(3)と、過冷
却状態にある蓄熱材(3)を発核固化させる任意固化装
置(4)とを封入し、前記容器本体(1)の外面側の適
宜の位置に、適宜の形状で発熱体(5)を貼設し、前記
任意固化装置(4)により前記蓄熱材(3)を発核固化
させた後、前記発熱体(5)を通電発熱させることによ
り、発核固化状態にある前記蓄熱材(3)を液化蓄熱さ
せることを特徴とする再生蓄熱材パック。 - 【請求項2】 前記発熱体(5)は導電性ゴムからなる
とともに、前記蓄熱材(3)は酢酸ナトリウム・3水和
物からなり、かつ、前記可撓性シート部材(2)は樹脂
製フィルム材からなる請求項1記載の再生蓄熱材パッ
ク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP040810U JPH064048U (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 再生蓄熱材パック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP040810U JPH064048U (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 再生蓄熱材パック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064048U true JPH064048U (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=12591004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP040810U Pending JPH064048U (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 再生蓄熱材パック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064048U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021173510A (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-01 | 東邦瓦斯株式会社 | 採暖用具蓄熱方法 |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP040810U patent/JPH064048U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021173510A (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-01 | 東邦瓦斯株式会社 | 採暖用具蓄熱方法 |
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