JPH0640481A - 半導体素子収納用マガジン - Google Patents
半導体素子収納用マガジンInfo
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- JPH0640481A JPH0640481A JP14463091A JP14463091A JPH0640481A JP H0640481 A JPH0640481 A JP H0640481A JP 14463091 A JP14463091 A JP 14463091A JP 14463091 A JP14463091 A JP 14463091A JP H0640481 A JPH0640481 A JP H0640481A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本体の母体を金属、合金のいずれかとする半導
体素子収納用マガジン5において、収納される半導体素
子1の損傷を低減する、収納される半導体素子1の静電
気破壊を防止する、若しくは軽量化を図る。 【構成】半導体素子収納用マガジン5において、細長い
筒型形状の本体が金属、合金のいずれかを母体として構
成され、若しくはいずれかの母体にそれに比べて硬度が
高い表面層を設けて構成され、この筒型形状の本体内部
に、長手方向に渡って、前記半導体素子1の封止体3の
一部を支持し、かつリード2の実装領域を本体内部の表
面から離隔する突出支持体6(又は7)が構成される。
前記表面層は母体に比べて抵抗値が高く構成される。前
記本体の母体はアルミニウム若しくはその合金で構成さ
れる。
体素子収納用マガジン5において、収納される半導体素
子1の損傷を低減する、収納される半導体素子1の静電
気破壊を防止する、若しくは軽量化を図る。 【構成】半導体素子収納用マガジン5において、細長い
筒型形状の本体が金属、合金のいずれかを母体として構
成され、若しくはいずれかの母体にそれに比べて硬度が
高い表面層を設けて構成され、この筒型形状の本体内部
に、長手方向に渡って、前記半導体素子1の封止体3の
一部を支持し、かつリード2の実装領域を本体内部の表
面から離隔する突出支持体6(又は7)が構成される。
前記表面層は母体に比べて抵抗値が高く構成される。前
記本体の母体はアルミニウム若しくはその合金で構成さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子を複数個収
納する半導体素子収納用マガジンに適用して有効な技術
に関するものである。
納する半導体素子収納用マガジンに適用して有効な技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】面実装型としてのSOJ(Small Out
line Jtype lead)構造を採用する樹脂封止型半導体素
子は、DRAM、SRAM等の記憶回路システムを搭載
する半導体ペレットが封止され、需要が高い。
line Jtype lead)構造を採用する樹脂封止型半導体素
子は、DRAM、SRAM等の記憶回路システムを搭載
する半導体ペレットが封止され、需要が高い。
【0003】このSOJ構造を採用する樹脂封止型半導
体素子は前記半導体ペレット及びインナーリードを樹脂
封止体(レジン)で封止する。前記半導体ペレットの外
部端子(ボンディングパッド)、インナーリードの一端
側の夫々はボンディングワイヤを介して電気的に接続さ
れる。インナーリードの他端側はアウターリードに一体
に構成されかつ電気的に接続され、このアウターリード
は樹脂封止体の外周囲に複数本配列される。
体素子は前記半導体ペレット及びインナーリードを樹脂
封止体(レジン)で封止する。前記半導体ペレットの外
部端子(ボンディングパッド)、インナーリードの一端
側の夫々はボンディングワイヤを介して電気的に接続さ
れる。インナーリードの他端側はアウターリードに一体
に構成されかつ電気的に接続され、このアウターリード
は樹脂封止体の外周囲に複数本配列される。
【0004】この種のSOJ構造を採用する樹脂封止型
半導体素子は、組立プロセス中の搬送時、保管時、若し
くはハンドラ装置を使用する電気的特性の検査の際の搬
送時等において、マガジン(半導体素子専用マガジン)
に収納される。SOJ構造を採用する樹脂封止型半導体
素子を収納するマガジンとしては、面実装型であるPL
CC(Plastic Leaded Chip Carrier )構造を採用
する樹脂封止型半導体素子を収納するマガジンと同様の
ものが使用される。つまり、当初、PLCC構造を採用
する樹脂封止型半導体素子に使用されていたマガジン
が、SOJ構造を採用する樹脂封止型半導体素子に使用
するマガジンとして兼用されている。
半導体素子は、組立プロセス中の搬送時、保管時、若し
くはハンドラ装置を使用する電気的特性の検査の際の搬
送時等において、マガジン(半導体素子専用マガジン)
に収納される。SOJ構造を採用する樹脂封止型半導体
素子を収納するマガジンとしては、面実装型であるPL
CC(Plastic Leaded Chip Carrier )構造を採用
する樹脂封止型半導体素子を収納するマガジンと同様の
ものが使用される。つまり、当初、PLCC構造を採用
する樹脂封止型半導体素子に使用されていたマガジン
が、SOJ構造を採用する樹脂封止型半導体素子に使用
するマガジンとして兼用されている。
【0005】マガジンは、一般的に細長い筒型形状の本
体で構成され、本体内部に長手方向に渡って複数個の樹
脂封止型半導体素子が収納される。前述のマガジン(面
実装型用)はピン挿入型であるDIP(Dual In line
Package )構造を採用する樹脂封止型半導体素子を収
納するマガジン(ピン挿入型用)と若干異なる構造で構
成される。マガジン(ピン挿入型用)は、本体が塩化ビ
ニール等の樹脂系材料を母体として構成され、本体内部
の表面に帯電防止材が塗布される。これに対して、マガ
ジン(面実装型用)は、本体がアルミニウム等の導電系
材料を母体として構成され、少なくとも本体内部の表面
にアルマイト層が構成される。アルマイト層は、特に、
樹脂封止型半導体素子の収納、取出しに基づく傷の発生
を防止し、マガジンの耐久性を高めることができる。
体で構成され、本体内部に長手方向に渡って複数個の樹
脂封止型半導体素子が収納される。前述のマガジン(面
実装型用)はピン挿入型であるDIP(Dual In line
Package )構造を採用する樹脂封止型半導体素子を収
納するマガジン(ピン挿入型用)と若干異なる構造で構
成される。マガジン(ピン挿入型用)は、本体が塩化ビ
ニール等の樹脂系材料を母体として構成され、本体内部
の表面に帯電防止材が塗布される。これに対して、マガ
ジン(面実装型用)は、本体がアルミニウム等の導電系
材料を母体として構成され、少なくとも本体内部の表面
にアルマイト層が構成される。アルマイト層は、特に、
樹脂封止型半導体素子の収納、取出しに基づく傷の発生
を防止し、マガジンの耐久性を高めることができる。
【0006】前述の前者のマガジン(ピン挿入型用)は
本体内部の表面から帯電防止材が剥離し易いが、後者の
マガジン(面実装型用)は、本体内部の表面からアルマ
イト層が剥離しにくく、耐久性の点において優れてい
る。つまり、母体をアルミニウムとし表面にアルマイト
層が形成されるマガジンは寿命が長い特徴がある。
本体内部の表面から帯電防止材が剥離し易いが、後者の
マガジン(面実装型用)は、本体内部の表面からアルマ
イト層が剥離しにくく、耐久性の点において優れてい
る。つまり、母体をアルミニウムとし表面にアルマイト
層が形成されるマガジンは寿命が長い特徴がある。
【0007】なお、DIP構造を採用する樹脂封止型半
導体素子を収納するマガジンとしては、例えば特開昭6
0−35600号公報に記載されている。
導体素子を収納するマガジンとしては、例えば特開昭6
0−35600号公報に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者は、前述の面実装型であるSOJ構造を採用する樹脂
封止型半導体素子を収納するマガジンにおいて、下記の
問題点を見出した。
者は、前述の面実装型であるSOJ構造を採用する樹脂
封止型半導体素子を収納するマガジンにおいて、下記の
問題点を見出した。
【0009】前記マガジン(面実装型用)は本体内部の
表面とSOJ構造を採用する樹脂封止型半導体素子のア
ウターリードとの間に相互の接触を許容しているので、
マガジンの本体内部に樹脂封止型半導体素子を収納する
際、若しくは取出す際に、アウターリードに応力(負
荷)が加わる。このため、前記SOJ構造を採用する樹
脂封止型半導体素子は、アウターリードに曲り、折れ等
の損傷が発生し、若しくはアウターリードの配列に平担
度不良が発生する。前記アウターリードの損傷は隣接間
の短絡や実装基板上での実装不良を発生し、アウターリ
ードの配列の平担度不良は実装基板上での実装不良を発
生し、結果的に、SOJ構造を採用する樹脂封止型半導
体素子は、製品として不良となり、組立プロセスの終了
後に良品として選別される製品数(歩留り)が低下す
る。
表面とSOJ構造を採用する樹脂封止型半導体素子のア
ウターリードとの間に相互の接触を許容しているので、
マガジンの本体内部に樹脂封止型半導体素子を収納する
際、若しくは取出す際に、アウターリードに応力(負
荷)が加わる。このため、前記SOJ構造を採用する樹
脂封止型半導体素子は、アウターリードに曲り、折れ等
の損傷が発生し、若しくはアウターリードの配列に平担
度不良が発生する。前記アウターリードの損傷は隣接間
の短絡や実装基板上での実装不良を発生し、アウターリ
ードの配列の平担度不良は実装基板上での実装不良を発
生し、結果的に、SOJ構造を採用する樹脂封止型半導
体素子は、製品として不良となり、組立プロセスの終了
後に良品として選別される製品数(歩留り)が低下す
る。
【0010】前述のPLCC構造を採用する樹脂封止型
半導体素子は、アウターリードが樹脂封止体に沿って形
成され、このアウターリードの機械的強度は確保されて
いるので、マガジンの本体内部に収納する際、取出す際
にアウターリードの損傷がほとんど見られない。つま
り、SOJ構造を採用する樹脂封止型半導体素子はこの
点においてPLCC構造を採用する樹脂封止型半導体素
子と相違し、単純にマガジンを兼用しただけでは前述の
問題が発生する。
半導体素子は、アウターリードが樹脂封止体に沿って形
成され、このアウターリードの機械的強度は確保されて
いるので、マガジンの本体内部に収納する際、取出す際
にアウターリードの損傷がほとんど見られない。つま
り、SOJ構造を採用する樹脂封止型半導体素子はこの
点においてPLCC構造を採用する樹脂封止型半導体素
子と相違し、単純にマガジンを兼用しただけでは前述の
問題が発生する。
【0011】また、前記SOJ構造を採用する樹脂封止
型半導体素子は、製品として完成し、出荷する前に、電
気的特性検査が行われる。一般的に、この電気的特性検
査は、ハンドラ装置の搬送部を通して、マガジンに収納
された樹脂封止型半導体素子を順次検査ユニットに供給
することで行われる。マガジンはハンドラ装置の搬送部
に合せて傾斜をもって装着され、このマガジンの本体内
部及び搬送部において、SOJ構造を採用する樹脂封止
型半導体素子はその自重による落下で搬送される。しか
しながら、SOJ構造を採用する樹脂封止型半導体素子
は、前述のように、アウターリードに損傷や平担度不良
が発生すると、特にマガジンの本体内部において、搬送
不良所謂ジャムが発生する。このため、搬送不良毎に電
気的特性検査が中断し、検査効率が低下するばかりか、
最悪の場合には、SOJ構造を採用する樹脂封止型半導
体素子の損傷やハンドラ装置の損傷を生じる。
型半導体素子は、製品として完成し、出荷する前に、電
気的特性検査が行われる。一般的に、この電気的特性検
査は、ハンドラ装置の搬送部を通して、マガジンに収納
された樹脂封止型半導体素子を順次検査ユニットに供給
することで行われる。マガジンはハンドラ装置の搬送部
に合せて傾斜をもって装着され、このマガジンの本体内
部及び搬送部において、SOJ構造を採用する樹脂封止
型半導体素子はその自重による落下で搬送される。しか
しながら、SOJ構造を採用する樹脂封止型半導体素子
は、前述のように、アウターリードに損傷や平担度不良
が発生すると、特にマガジンの本体内部において、搬送
不良所謂ジャムが発生する。このため、搬送不良毎に電
気的特性検査が中断し、検査効率が低下するばかりか、
最悪の場合には、SOJ構造を採用する樹脂封止型半導
体素子の損傷やハンドラ装置の損傷を生じる。
【0012】本発明の目的は、本体の母体を金属若しく
は合金とする半導体素子収納用マガジンにおいて、収納
される半導体素子の損傷を低減することが可能な技術を
提供することにある。
は合金とする半導体素子収納用マガジンにおいて、収納
される半導体素子の損傷を低減することが可能な技術を
提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、前記半導体素子収納
用マガジンにおいて、収納される半導体素子の静電気破
壊を防止することが可能な技術を提供することにある。
用マガジンにおいて、収納される半導体素子の静電気破
壊を防止することが可能な技術を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、前記半導体素子収納
用マガジンにおいて、軽量化を図ることが可能な技術を
提供することにある。
用マガジンにおいて、軽量化を図ることが可能な技術を
提供することにある。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記のとおりである。
【0017】(1)封止体の外周囲に複数本のリードが
配列された半導体素子が、細長い筒型形状の本体内部に
その長手方向に渡って複数個収納される、半導体素子収
納用マガジンにおいて、前記細長い筒型形状の本体が、
金属、合金のいずれかを母体として構成され、若しくは
いずれかを母体とし、かつ前記本体内部の表面に前記母
体に比べて硬度が高い表面層を設けて構成され、この細
長い筒型形状の本体内部に、その長手方向に渡って、前
記半導体素子の封止体の一部を支持し、かつリードの実
装領域を前記本体内部の表面から離隔する突出支持体が
構成される。
配列された半導体素子が、細長い筒型形状の本体内部に
その長手方向に渡って複数個収納される、半導体素子収
納用マガジンにおいて、前記細長い筒型形状の本体が、
金属、合金のいずれかを母体として構成され、若しくは
いずれかを母体とし、かつ前記本体内部の表面に前記母
体に比べて硬度が高い表面層を設けて構成され、この細
長い筒型形状の本体内部に、その長手方向に渡って、前
記半導体素子の封止体の一部を支持し、かつリードの実
装領域を前記本体内部の表面から離隔する突出支持体が
構成される。
【0018】(2)前記手段(1)の半導体素子収納用
マガジンの表面層は導電性を有しかつ母体に比べて抵抗
値が高く構成される。
マガジンの表面層は導電性を有しかつ母体に比べて抵抗
値が高く構成される。
【0019】(3)前記手段(1)又は手段(2)の半
導体素子収納用マガジンの本体はアルミニウム若しくは
その合金で構成される。
導体素子収納用マガジンの本体はアルミニウム若しくは
その合金で構成される。
【0020】(4)前記手段(1)乃至手段(3)の半
導体素子収納用マガジンの本体内部の突出支持体と対向
する位置に、前記本体内部の短手方向において、収納さ
れる半導体素子の封止体の収納位置を律則するガイド部
が構成される。
導体素子収納用マガジンの本体内部の突出支持体と対向
する位置に、前記本体内部の短手方向において、収納さ
れる半導体素子の封止体の収納位置を律則するガイド部
が構成される。
【0021】
【作用】上述した手段(1)によれば、下記の作用効果
が得られる。
が得られる。
【0022】(A)前記突出支持体により、前記半導体
素子収納用マガジンの本体内部の表面と収納される半導
体素子のリードの表面との間が接触しずらくなり(ほぼ
非接触状態となり)、この半導体素子のリードに加わる
応力(負荷)を低減できるので、半導体素子の搬送や保
管の際の取扱い、ハンドラ装置を使用する半導体素子の
特性検査の際の傾斜動作時(自重落下に基づく搬送時)
等において、半導体素子のリードに発生する曲がり、折
れ等の損傷の低減、平担度不良の防止等、半導体素子の
製品歩留りを向上できる。
素子収納用マガジンの本体内部の表面と収納される半導
体素子のリードの表面との間が接触しずらくなり(ほぼ
非接触状態となり)、この半導体素子のリードに加わる
応力(負荷)を低減できるので、半導体素子の搬送や保
管の際の取扱い、ハンドラ装置を使用する半導体素子の
特性検査の際の傾斜動作時(自重落下に基づく搬送時)
等において、半導体素子のリードに発生する曲がり、折
れ等の損傷の低減、平担度不良の防止等、半導体素子の
製品歩留りを向上できる。
【0023】(B)前記突出支持体により、半導体素子
収納用マガジンの本体内部の表面と収納される半導体素
子のリードとの間の接触を低減したので、前記ハンドラ
装置を使用する半導体素子の特性検査の際の傾斜動作時
(自重落下に基づく搬送時)において、搬送不良(ジャ
ムの発生)を低減できる。
収納用マガジンの本体内部の表面と収納される半導体素
子のリードとの間の接触を低減したので、前記ハンドラ
装置を使用する半導体素子の特性検査の際の傾斜動作時
(自重落下に基づく搬送時)において、搬送不良(ジャ
ムの発生)を低減できる。
【0024】(C)前記半導体素子収納用マガジンの本
体の母体を金属、合金のいずれかとし、かつ本体内部の
表面に硬度の高い表面層を構成し、半導体素子の収納や
取出しの際に傷が発生しずらいので、又母体と表面層と
の接着性が樹脂系の場合に比べて良好であるので、半導
体素子収納用マガジンの耐久性を向上できる(寿命を長
くできる)。
体の母体を金属、合金のいずれかとし、かつ本体内部の
表面に硬度の高い表面層を構成し、半導体素子の収納や
取出しの際に傷が発生しずらいので、又母体と表面層と
の接着性が樹脂系の場合に比べて良好であるので、半導
体素子収納用マガジンの耐久性を向上できる(寿命を長
くできる)。
【0025】上述した手段(2)によれば、前記突出支
持体により、半導体素子収納用マガジンの本体内部の表
面と収納される半導体素子のリードとの間が接触しずら
くなり、リードの接触による静電気破壊の発生を防止で
きるので、又前記本体内部の表面と半導体素子のリード
との間が接触したとしても、前記本体の母体に設けられ
た表面層で静電気の流れをなまらせることができるの
で、半導体素子収納用マガジンに収納される半導体素子
の静電気破壊を防止できる。
持体により、半導体素子収納用マガジンの本体内部の表
面と収納される半導体素子のリードとの間が接触しずら
くなり、リードの接触による静電気破壊の発生を防止で
きるので、又前記本体内部の表面と半導体素子のリード
との間が接触したとしても、前記本体の母体に設けられ
た表面層で静電気の流れをなまらせることができるの
で、半導体素子収納用マガジンに収納される半導体素子
の静電気破壊を防止できる。
【0026】上述した手段(3)によれば、前記半導体
素子収納用マガジンの本体が、金属若しくは合金のう
ち、比重の軽いアルミニウム若しくはアルミニウム合金
で構成されるので、半導体素子収納用マガジンの軽量化
が図れる。
素子収納用マガジンの本体が、金属若しくは合金のう
ち、比重の軽いアルミニウム若しくはアルミニウム合金
で構成されるので、半導体素子収納用マガジンの軽量化
が図れる。
【0027】上述した手段(4)によれば、半導体素子
収納用マガジンの本体内部の短手方向の表面と収納され
る半導体素子のリードとの間の接触がしずらくなるの
で、前記作用効果(1)乃至(3)のいずれかと同様の
作用効果が得られる。
収納用マガジンの本体内部の短手方向の表面と収納され
る半導体素子のリードとの間の接触がしずらくなるの
で、前記作用効果(1)乃至(3)のいずれかと同様の
作用効果が得られる。
【0028】以下、本発明の構成について、面実装型と
してのSOJ構造を採用する樹脂封止型半導体素子を収
納するマガジンに本発明を適用した、実施例とともに説
明する。
してのSOJ構造を採用する樹脂封止型半導体素子を収
納するマガジンに本発明を適用した、実施例とともに説
明する。
【0029】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0030】
(実 施 例 1)本発明の実施例1であるSOJ構造を
採用する樹脂封止型半導体素子の構成を図1(側面
図)、この樹脂封止型半導体素子を収納した状態のマガ
ジンの構成を図2(部分断面側面図)に夫々示す。
採用する樹脂封止型半導体素子の構成を図1(側面
図)、この樹脂封止型半導体素子を収納した状態のマガ
ジンの構成を図2(部分断面側面図)に夫々示す。
【0031】図1に示すように、SOJ構造を採用する
樹脂封止型半導体素子1は、図1及び図2に示すよう
に、樹脂封止体(レジン部)3の外周囲に複数本のアウ
ターリード2が配列される。樹脂封止体3は平面形状が
長方形状で構成され、アウターリード2は樹脂封止体3
の長方形状の対向する2つの長辺の夫々に沿って夫々複
数本配列される(紙面に対して垂直方向に配列され
る)。
樹脂封止型半導体素子1は、図1及び図2に示すよう
に、樹脂封止体(レジン部)3の外周囲に複数本のアウ
ターリード2が配列される。樹脂封止体3は平面形状が
長方形状で構成され、アウターリード2は樹脂封止体3
の長方形状の対向する2つの長辺の夫々に沿って夫々複
数本配列される(紙面に対して垂直方向に配列され
る)。
【0032】前記樹脂封止型半導体素子1の樹脂封止体
3は、トランスファーモールド法で成型され、例えばエ
ポキシ系樹脂で形成される。この樹脂封止体3は、図示
しない、例えばDRAM、SRAM等の記憶回路システ
ムを搭載した半導体ペレット(半導体チップ)及びイン
ナーリードを封止する。前記半導体ペレットの外部端子
(ボンディングパッド)とインナーリードの一端側との
間はボンディングワイヤを介在して電気的に接続され
る。インナーリードの他端側はアウターリード2と一体
に構成されかつ電気的に接続される。
3は、トランスファーモールド法で成型され、例えばエ
ポキシ系樹脂で形成される。この樹脂封止体3は、図示
しない、例えばDRAM、SRAM等の記憶回路システ
ムを搭載した半導体ペレット(半導体チップ)及びイン
ナーリードを封止する。前記半導体ペレットの外部端子
(ボンディングパッド)とインナーリードの一端側との
間はボンディングワイヤを介在して電気的に接続され
る。インナーリードの他端側はアウターリード2と一体
に構成されかつ電気的に接続される。
【0033】前記アウターリード2、インナーリードの
夫々は、組立プロセスにおいて、同一のリードフレーム
から切断されかつ成型される(図1、図2の夫々には、
切断及び成型工程後の状態が示される)。リードフレー
ムは例えばFe−Ni合金、Cu、Cu合金のいずれか
で形成される。また、アウターリード2は、樹脂封止体
3の短辺側から見ると、J型に構成される。
夫々は、組立プロセスにおいて、同一のリードフレーム
から切断されかつ成型される(図1、図2の夫々には、
切断及び成型工程後の状態が示される)。リードフレー
ムは例えばFe−Ni合金、Cu、Cu合金のいずれか
で形成される。また、アウターリード2は、樹脂封止体
3の短辺側から見ると、J型に構成される。
【0034】このように構成される樹脂封止型半導体素
子1は、図2に示すように、マガジン(面実装型用)5
内に収納される。マガジン5の本体は、紙面に対して垂
直方向に細長い筒型形状で構成され、紙面と同一平面に
おいて切断された断面の外形々状が方形状で構成され
る。マガジン5は、本体の細長い筒型形状の内部にその
長手方向に渡って複数個(例えば数個乃至数十個)収納
される。
子1は、図2に示すように、マガジン(面実装型用)5
内に収納される。マガジン5の本体は、紙面に対して垂
直方向に細長い筒型形状で構成され、紙面と同一平面に
おいて切断された断面の外形々状が方形状で構成され
る。マガジン5は、本体の細長い筒型形状の内部にその
長手方向に渡って複数個(例えば数個乃至数十個)収納
される。
【0035】マガジン5の本体は、アルミニウム若しく
はアルミニウム合金を母体として構成され、又はいずれ
かの母体の表面にこの母体に比べて硬度が高い表面層を
設けて構成される。
はアルミニウム合金を母体として構成され、又はいずれ
かの母体の表面にこの母体に比べて硬度が高い表面層を
設けて構成される。
【0036】アルミニウム若しくはアルミニウム合金を
本体の母体とするマガジン5は、母体の比重が他の金属
や合金例えば鉄若しくは鉄合金に比べて軽いので、本体
自体を軽量化できる。
本体の母体とするマガジン5は、母体の比重が他の金属
や合金例えば鉄若しくは鉄合金に比べて軽いので、本体
自体を軽量化できる。
【0037】前記表面層は、少なくともマガジン5の本
体内部の表面上に構成され、陽極酸化法で形成されたア
ルマイトで形成される。この表面層は、樹脂封止型半導
体素子1の収納や取出しの際に母体の表面に傷が形成さ
れることを防止でき、又母体の表面に表面処理を施して
形成されるので母体との接着性が高く、表面層の損傷や
剥離がなく、マガジン5は耐久性を向上できる(寿命を
長くできる)。また、表面層は、樹脂封止型半導体素子
1のアウターリード2との間の摩擦係数を母体の場合の
それに比べて低減し、傾斜動作時等、樹脂封止型半導体
素子1の搬送をスムーズにできる。
体内部の表面上に構成され、陽極酸化法で形成されたア
ルマイトで形成される。この表面層は、樹脂封止型半導
体素子1の収納や取出しの際に母体の表面に傷が形成さ
れることを防止でき、又母体の表面に表面処理を施して
形成されるので母体との接着性が高く、表面層の損傷や
剥離がなく、マガジン5は耐久性を向上できる(寿命を
長くできる)。また、表面層は、樹脂封止型半導体素子
1のアウターリード2との間の摩擦係数を母体の場合の
それに比べて低減し、傾斜動作時等、樹脂封止型半導体
素子1の搬送をスムーズにできる。
【0038】前記表面層つまり前述のアルマイトは、本
来、絶縁性であるが、その層の深さ方向にAgイオン、
Cuイオン等の導電性物質が含浸され、母体に比べて抵
抗値を高くした導電性を備えて構成される。つまり、こ
の表面層は、マガジン5に収納される前若しくは収納中
に樹脂封止型半導体素子1の樹脂封止体3に帯電した静
電気の流れをなまらせ、樹脂封止型半導体素子1の内部
の回路システムの入出力段回路の静電気破壊を防止でき
る。
来、絶縁性であるが、その層の深さ方向にAgイオン、
Cuイオン等の導電性物質が含浸され、母体に比べて抵
抗値を高くした導電性を備えて構成される。つまり、こ
の表面層は、マガジン5に収納される前若しくは収納中
に樹脂封止型半導体素子1の樹脂封止体3に帯電した静
電気の流れをなまらせ、樹脂封止型半導体素子1の内部
の回路システムの入出力段回路の静電気破壊を防止でき
る。
【0039】また、前記表面層は、アルマイトに変え
て、Ni−Crメッキ層、カニゼンメッキ層(無化学メ
ッキ法でNiPメッキ層を形成した後、このNiPメッ
キ層に熱処理を施して形成される層)等のいずれかで形
成してもよい。
て、Ni−Crメッキ層、カニゼンメッキ層(無化学メ
ッキ法でNiPメッキ層を形成した後、このNiPメッ
キ層に熱処理を施して形成される層)等のいずれかで形
成してもよい。
【0040】このマガジン5の本体内部には、収納され
る樹脂封止型半導体素子1の樹脂封止体3の下面に対向
した位置において、本体内部の表面を他の表面に比べて
突出させた突出支持体6が構成される。この突出支持体
6は、樹脂封止体3の下面に当接して樹脂封止型半導体
素子1を支持するとともに、樹脂封止型半導体素子1の
アウターリード2の実装基板(例えばプリント配線基
板)への実装領域(J型の折り返し部分)を本体内部の
表面から離隔する。つまり、突出支持体6の高さに相当
する寸法(突出した寸法)は樹脂封止型半導体素子1の
アウターリード2の実装領域から樹脂封止体3の下面ま
での寸法に比べて大きく構成される。
る樹脂封止型半導体素子1の樹脂封止体3の下面に対向
した位置において、本体内部の表面を他の表面に比べて
突出させた突出支持体6が構成される。この突出支持体
6は、樹脂封止体3の下面に当接して樹脂封止型半導体
素子1を支持するとともに、樹脂封止型半導体素子1の
アウターリード2の実装基板(例えばプリント配線基
板)への実装領域(J型の折り返し部分)を本体内部の
表面から離隔する。つまり、突出支持体6の高さに相当
する寸法(突出した寸法)は樹脂封止型半導体素子1の
アウターリード2の実装領域から樹脂封止体3の下面ま
での寸法に比べて大きく構成される。
【0041】突出支持体6は、本実施例1においては、
収納された樹脂封止型半導体素子1の樹脂封止体3の下
面の一方のアウターリード2の配列側、他方のアウター
リード2の配列側に夫々配置され、合計2個構成され、
この2個の突出支持体6は、互いに離隔し、かつ平行
に、本体内部を長手方向に沿って延在し、構成される。
収納された樹脂封止型半導体素子1の樹脂封止体3の下
面の一方のアウターリード2の配列側、他方のアウター
リード2の配列側に夫々配置され、合計2個構成され、
この2個の突出支持体6は、互いに離隔し、かつ平行
に、本体内部を長手方向に沿って延在し、構成される。
【0042】また、マガジン5は、本体の母体として、
アルミニウムやその合金に限らず、例えばチタンやその
合金等、基本的に所謂導電性材料で構成されていればよ
い。
アルミニウムやその合金に限らず、例えばチタンやその
合金等、基本的に所謂導電性材料で構成されていればよ
い。
【0043】このように、樹脂封止体3の外周囲に複数
本のアウターリード2が配列されたSOJ構造を採用す
る樹脂封止型半導体素子1が、細長い筒型形状の本体内
部にその長手方向に渡って複数個収納される、マガジン
5において、前記細長い筒型形状の本体が、金属、合金
のいずれかを母体として構成され、若しくはいずれかを
母体とし、かつ前記本体内部の表面に前記母体に比べて
硬度が高い表面層を設けて構成され、この細長い筒型形
状の本体内部に、その長手方向に渡って、前記樹脂封止
型半導体素子1の樹脂封止体3の一部を支持し、かつア
ウターリード2の実装領域を前記本体内部の表面から離
隔する突出支持体6が構成される。この構成により、下
記の作用効果が得られる。(A)前記突出支持体6によ
り、前記マガジン5の本体内部の表面と収納される樹脂
封止型半導体素子1のアウターリード2の表面との間が
接触しずらくなり(ほぼ非接触状態となり)、この樹脂
封止型半導体素子1のアウターリード2に加わる応力
(負荷)を低減できるので、樹脂封止型半導体素子1の
搬送や保管の際の取扱い、ハンドラ装置を使用する樹脂
封止型半導体素子1の特性検査の際の傾斜動作時(自重
落下に基づく搬送時)等において、樹脂封止型半導体素
子1のアウターリード2に発生する曲がり、折れ等の損
傷の低減、平担度不良の防止等、樹脂封止型半導体素子
1の製品歩留りを向上できる。(B)前記突出支持体6
により、マガジン5の本体内部の表面と収納される樹脂
封止型半導体素子1のアウターリード2との間の接触を
低減したので、前記ハンドラ装置を使用する樹脂封止型
半導体素子1の特性検査の際の傾斜動作時において、搬
送不良(ジャムの発生)を低減できる。(C)前記マガ
ジン5の本体の母体を金属、合金のいずれかとし、かつ
本体内部の表面に硬度の高い表面層を構成し、樹脂封止
型半導体素子1の収納や取出しの際に傷が発生しずらい
ので、又母体と表面層との接着性が樹脂系の場合に比べ
て良好であるので、マガジン5の耐久性を向上できる
(寿命を長くできる)。
本のアウターリード2が配列されたSOJ構造を採用す
る樹脂封止型半導体素子1が、細長い筒型形状の本体内
部にその長手方向に渡って複数個収納される、マガジン
5において、前記細長い筒型形状の本体が、金属、合金
のいずれかを母体として構成され、若しくはいずれかを
母体とし、かつ前記本体内部の表面に前記母体に比べて
硬度が高い表面層を設けて構成され、この細長い筒型形
状の本体内部に、その長手方向に渡って、前記樹脂封止
型半導体素子1の樹脂封止体3の一部を支持し、かつア
ウターリード2の実装領域を前記本体内部の表面から離
隔する突出支持体6が構成される。この構成により、下
記の作用効果が得られる。(A)前記突出支持体6によ
り、前記マガジン5の本体内部の表面と収納される樹脂
封止型半導体素子1のアウターリード2の表面との間が
接触しずらくなり(ほぼ非接触状態となり)、この樹脂
封止型半導体素子1のアウターリード2に加わる応力
(負荷)を低減できるので、樹脂封止型半導体素子1の
搬送や保管の際の取扱い、ハンドラ装置を使用する樹脂
封止型半導体素子1の特性検査の際の傾斜動作時(自重
落下に基づく搬送時)等において、樹脂封止型半導体素
子1のアウターリード2に発生する曲がり、折れ等の損
傷の低減、平担度不良の防止等、樹脂封止型半導体素子
1の製品歩留りを向上できる。(B)前記突出支持体6
により、マガジン5の本体内部の表面と収納される樹脂
封止型半導体素子1のアウターリード2との間の接触を
低減したので、前記ハンドラ装置を使用する樹脂封止型
半導体素子1の特性検査の際の傾斜動作時において、搬
送不良(ジャムの発生)を低減できる。(C)前記マガ
ジン5の本体の母体を金属、合金のいずれかとし、かつ
本体内部の表面に硬度の高い表面層を構成し、樹脂封止
型半導体素子1の収納や取出しの際に傷が発生しずらい
ので、又母体と表面層との接着性が樹脂系の場合に比べ
て良好であるので、マガジン5の耐久性を向上できる
(寿命を長くできる)。
【0044】また、前記マガジン5の本体内部の表面層
は導電性を有しかつ母体に比べて抵抗値が高く構成され
る。この構成により、前記突出支持体6により、マガジ
ン5の本体内部の表面と収納される樹脂封止型半導体素
子1のアウターリード2との間が接触しずらくなり、ア
ウターリード2の接触による静電気破壊の発生を防止で
きるので、又前記本体内部の表面と樹脂封止型半導体素
子1のアウターリード2との間が接触したとしても、前
記本体の母体に設けられた表面層で静電気をなまらせる
ことができるので、マガジン5に収納される樹脂封止型
半導体素子1の静電気破壊を防止できる。
は導電性を有しかつ母体に比べて抵抗値が高く構成され
る。この構成により、前記突出支持体6により、マガジ
ン5の本体内部の表面と収納される樹脂封止型半導体素
子1のアウターリード2との間が接触しずらくなり、ア
ウターリード2の接触による静電気破壊の発生を防止で
きるので、又前記本体内部の表面と樹脂封止型半導体素
子1のアウターリード2との間が接触したとしても、前
記本体の母体に設けられた表面層で静電気をなまらせる
ことができるので、マガジン5に収納される樹脂封止型
半導体素子1の静電気破壊を防止できる。
【0045】また、前記構成のマガジン5の本体はアル
ミニウム若しくはその合金で構成される。この構成によ
り、前記マガジン5の本体が、金属若しくは合金のう
ち、比重の軽いアルミニウム若しくはアルミニウム合金
で構成されるので、マガジン5の軽量化が図れる。
ミニウム若しくはその合金で構成される。この構成によ
り、前記マガジン5の本体が、金属若しくは合金のう
ち、比重の軽いアルミニウム若しくはアルミニウム合金
で構成されるので、マガジン5の軽量化が図れる。
【0046】(実 施 例 2)本実施例2は、前記実施例
1のマガジンの突出支持体の形状を変えた、本発明の第
2実施例である。
1のマガジンの突出支持体の形状を変えた、本発明の第
2実施例である。
【0047】本発明の実施例2であるマガジンの構成を
図3(部分断面側面図)で示す。
図3(部分断面側面図)で示す。
【0048】図3に示すように、本実施例2のマガジン
5は本体内部にその短手方向(幅方向)に寸法を広げた
1個の突出支持体7が構成される。基本的な突出支持体
7の構造は、前述の実施例1のマガジン5の突出支持体
6の構造と同様である。
5は本体内部にその短手方向(幅方向)に寸法を広げた
1個の突出支持体7が構成される。基本的な突出支持体
7の構造は、前述の実施例1のマガジン5の突出支持体
6の構造と同様である。
【0049】本実施例2のマガジン5は、前記実施例1
のマガジン5とほぼ同様の作用効果が得られる。
のマガジン5とほぼ同様の作用効果が得られる。
【0050】(実 施 例 3)本実施例3は、前記実施
例1のマガジンの本体内部の表面、特に短手方向におい
て、樹脂封止型半導体素子のアウターリードの接触を防
止した、本発明の第3実施例である。
例1のマガジンの本体内部の表面、特に短手方向におい
て、樹脂封止型半導体素子のアウターリードの接触を防
止した、本発明の第3実施例である。
【0051】本発明の実施例3であるマガジンの構成を
図4(部分断面側面図)で示す。
図4(部分断面側面図)で示す。
【0052】図4に示すように、本実施例3のマガジン
5は、本体内部の突出支持体6の位置と対向する位置
(図4中、上面側)にガイド部8が構成される。このガ
イド部8は、マガジン5の本体内部の表面を収納された
樹脂封止型半導体素子1の樹脂封止体3の上側角部の表
面に近づけて構成される。このガイド部8の表面と樹脂
封止体3の表面との間の離隔寸法は、本体内部の短手方
向の表面とアウターリード2の表面との間の離隔寸法に
比べて小さく構成される。
5は、本体内部の突出支持体6の位置と対向する位置
(図4中、上面側)にガイド部8が構成される。このガ
イド部8は、マガジン5の本体内部の表面を収納された
樹脂封止型半導体素子1の樹脂封止体3の上側角部の表
面に近づけて構成される。このガイド部8の表面と樹脂
封止体3の表面との間の離隔寸法は、本体内部の短手方
向の表面とアウターリード2の表面との間の離隔寸法に
比べて小さく構成される。
【0053】このように、マガジン5の本体内部の突出
支持体6と対向する位置に、前記本体内部の短手方向に
おいて、収納される樹脂封止型半導体素子1の樹脂封止
体3の収納位置を律則するガイド部8が構成される。こ
の構成により、前記マガジン5の本体内部の短手方向の
表面と収納される樹脂封止型半導体素子1のアウターリ
ード2との間の接触がよりしずらくなるので、前述の実
施例1のマガジン5とほぼ同様の作用効果が得られる。
支持体6と対向する位置に、前記本体内部の短手方向に
おいて、収納される樹脂封止型半導体素子1の樹脂封止
体3の収納位置を律則するガイド部8が構成される。こ
の構成により、前記マガジン5の本体内部の短手方向の
表面と収納される樹脂封止型半導体素子1のアウターリ
ード2との間の接触がよりしずらくなるので、前述の実
施例1のマガジン5とほぼ同様の作用効果が得られる。
【0054】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0055】例えば、本発明は、SOJ構造を採用する
樹脂封止型半導体素子に限定されず、他の面実装型、つ
まりQFP(Quad Flat Package)構造を採用する樹
脂封止型半導体素子を収納するマガジンに適用できる。
樹脂封止型半導体素子に限定されず、他の面実装型、つ
まりQFP(Quad Flat Package)構造を採用する樹
脂封止型半導体素子を収納するマガジンに適用できる。
【0056】また、本発明は、面実装型に限らず、ピン
挿入型であるDIP構造を採用する樹脂封止型半導体素
子を収納するマガジンに適用できる。
挿入型であるDIP構造を採用する樹脂封止型半導体素
子を収納するマガジンに適用できる。
【0057】また、本発明は、樹脂封止型半導体素子に
限らず、セラミック封止型(所謂ガラス封止型)半導体
素子を収納するマガジンに適用できる。
限らず、セラミック封止型(所謂ガラス封止型)半導体
素子を収納するマガジンに適用できる。
【0058】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0059】本体の母体を金属、合金のいずれかとする
半導体素子収納用マガジンにおいて、収納される半導体
素子の損傷を低減できる。
半導体素子収納用マガジンにおいて、収納される半導体
素子の損傷を低減できる。
【0060】前記半導体素子収納用マガジンにおいて、
収納される半導体素子の静電気破壊を防止できる。
収納される半導体素子の静電気破壊を防止できる。
【0061】前記半導体素子収納用マガジンにおいて、
軽量化を図れる。
軽量化を図れる。
【図1】本発明の実施例1であるマガジンに収納される
半導体素子の側面図。
半導体素子の側面図。
【図2】前記マガジンの部分断面側面図。
【図3】本発明の実施例2であるマガジンの部分断面側
面図。
面図。
【図4】本発明の実施例3であるマガジンの部分断面側
面図。
面図。
1…樹脂封止型半導体素子、2…アウターリード、3…
樹脂封止体、5…マガジン、6,7…突出支持体、8…
ガイド部。
樹脂封止体、5…マガジン、6,7…突出支持体、8…
ガイド部。
Claims (4)
- 【請求項1】 封止体の外周囲に複数本のリードが配列
された半導体素子が、細長い筒型形状の本体内部にその
長手方向に渡って複数個収納される、半導体素子収納用
マガジンにおいて、前記細長い筒型形状の本体が、金
属、合金のいずれかを母体として構成され、若しくはい
ずれかを母体とし、かつ前記本体内部の表面に前記母体
に比べて硬度が高い表面層を設けて構成され、この細長
い筒型形状の本体内部に、その長手方向に渡って、前記
半導体素子の封止体の一部を支持し、かつリードの実装
領域を前記本体内部の表面から離隔する突出支持体が構
成されたことを特徴とする半導体素子収納用マガジン。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載の半導体素子収納用
マガジンの本体内部の表面に設けられた表面層は、導電
性を有し、かつ前記母体に比べて抵抗値が高く構成され
ることを特徴とする。 - 【請求項3】 前記請求項1又は請求項2に記載の半導
体素子収納用マガジンの本体は、アルミニウム若しくは
その合金で構成されることを特徴とする。 - 【請求項4】 前記請求項1乃至請求項3のいずれかに
記載の半導体素子収納用マガジンの本体内部の突出支持
体と対向する位置に、前記本体内部の短手方向におい
て、収納される半導体素子の封止体の収納位置を律則す
るガイド部が構成されることを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14463091A JPH0640481A (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 半導体素子収納用マガジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14463091A JPH0640481A (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 半導体素子収納用マガジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640481A true JPH0640481A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=15366517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14463091A Pending JPH0640481A (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 半導体素子収納用マガジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640481A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6186344B1 (en) | 1995-09-07 | 2001-02-13 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cassette for loading glasses for liquid crystal display device |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP14463091A patent/JPH0640481A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6186344B1 (en) | 1995-09-07 | 2001-02-13 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cassette for loading glasses for liquid crystal display device |
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