JPH0640146Y2 - 液体輸送用フレキシブルコンテナ - Google Patents
液体輸送用フレキシブルコンテナInfo
- Publication number
- JPH0640146Y2 JPH0640146Y2 JP2480389U JP2480389U JPH0640146Y2 JP H0640146 Y2 JPH0640146 Y2 JP H0640146Y2 JP 2480389 U JP2480389 U JP 2480389U JP 2480389 U JP2480389 U JP 2480389U JP H0640146 Y2 JPH0640146 Y2 JP H0640146Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pallet
- container
- flexible container
- liquid
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、液体輸送用フレキシブルコンテナの改良に関
するものである。
するものである。
［従来の技術］ 考案者は、さきに密封袋型フレキシブルコンテナに液体
を加圧充填し、充填されたコンテナを一般の輸送手段の
固縛して輸送する方法を発明し、特許第1183329号「フ
レキシブルコンテナによる液体輸送法」として特許さ
れ、固定式の金属製タンク車による輸送に比べて、特定
の車両を必要とせず、流通コストを大きく低減できるた
め、各種液体輸送用に使用されている。
を加圧充填し、充填されたコンテナを一般の輸送手段の
固縛して輸送する方法を発明し、特許第1183329号「フ
レキシブルコンテナによる液体輸送法」として特許さ
れ、固定式の金属製タンク車による輸送に比べて、特定
の車両を必要とせず、流通コストを大きく低減できるた
め、各種液体輸送用に使用されている。
［考案が解決しようとする課題］ 最近、鉄道車両輸送，トラック輸送において、金属製箱
型の規格寸法のコンテナによる輸送が普及し、上記フレ
キシブルコンテナも、上記コンテナに収容して輸送され
る場合が多い。その場合、積載制限重量の範囲内で、で
きるだけ多量の液体を輸送することがコスト低減上好ま
しい。
型の規格寸法のコンテナによる輸送が普及し、上記フレ
キシブルコンテナも、上記コンテナに収容して輸送され
る場合が多い。その場合、積載制限重量の範囲内で、で
きるだけ多量の液体を輸送することがコスト低減上好ま
しい。
しかしながら、前記フレキシブルコンテナは液体の注入
排出の取扱の都合上、注入排出用配管は長方形袋体の短
辺側側面に設けられ、この部分に対応する床面は、作業
床として用いられている。
排出の取扱の都合上、注入排出用配管は長方形袋体の短
辺側側面に設けられ、この部分に対応する床面は、作業
床として用いられている。
上記フレキシブルコンテナによる輸送量を増加する方法
として、コンテナ袋体のコンテナ充填積載時の床面から
の高さを、さらに増加するような袋体の形状とすること
も考えられるが、この場合、袋体の側面への膨出による
箱型コンテナ内壁面との接触を避け加圧形状を保持する
ため、液体の加圧圧力の増加を要し、このためにはコン
テナ袋体構成シートの機械的強度の増強が必要となり、
得策ではない。
として、コンテナ袋体のコンテナ充填積載時の床面から
の高さを、さらに増加するような袋体の形状とすること
も考えられるが、この場合、袋体の側面への膨出による
箱型コンテナ内壁面との接触を避け加圧形状を保持する
ため、液体の加圧圧力の増加を要し、このためにはコン
テナ袋体構成シートの機械的強度の増強が必要となり、
得策ではない。
［考案が解決しようとする課題］ 前記液体注入排出用配管の作業床として使用されている
部分をフレキシブルコンテナの載置積載面として利用で
きれば、袋体シートの機械的強度増強を要せず、液体の
充填積載量を増加できるので、考案者は前記液体注入排
出用配管の配設方法等について、種々検討を加え、本考
案を完成するに至った。
部分をフレキシブルコンテナの載置積載面として利用で
きれば、袋体シートの機械的強度増強を要せず、液体の
充填積載量を増加できるので、考案者は前記液体注入排
出用配管の配設方法等について、種々検討を加え、本考
案を完成するに至った。
［課題を解決するための手段］ かくして本考案によれば、加圧充填用密封袋型の液体輸
送用フレキシブルコンテナ（１）と該コンテナを載置固
定するパレット（２）の組合せからなり、該コンテナの
底面に接続しパレット床を貫き、該床裏面に沿いパレッ
ト側面に開口する液体の注配用配管を設け、前記配管の
開閉用バルブ（９）をパレット側面から操作可能位置に
取り付け、前記パレット床の配管部スライド板（11）を
パレット本体（10）と着脱可能に結合したことを特徴と
する液体輸送用フレキシブルコンテナが提供される。
送用フレキシブルコンテナ（１）と該コンテナを載置固
定するパレット（２）の組合せからなり、該コンテナの
底面に接続しパレット床を貫き、該床裏面に沿いパレッ
ト側面に開口する液体の注配用配管を設け、前記配管の
開閉用バルブ（９）をパレット側面から操作可能位置に
取り付け、前記パレット床の配管部スライド板（11）を
パレット本体（10）と着脱可能に結合したことを特徴と
する液体輸送用フレキシブルコンテナが提供される。
すなわち、パレット上に密封袋形フレキシブルコンテナ
を載置固定し、該パレット内側面にコンテナの外部との
接続口を開口させ、パレット側部から液体の注入排出用
閉バルブを操作できるように配設する。このため底部に
配管を取付けたフレキシブルコンテナをパレットと着脱
可能とするため、パレット床の配管部分をパレット本体
から分離できるようにしたものである。
を載置固定し、該パレット内側面にコンテナの外部との
接続口を開口させ、パレット側部から液体の注入排出用
閉バルブを操作できるように配設する。このため底部に
配管を取付けたフレキシブルコンテナをパレットと着脱
可能とするため、パレット床の配管部分をパレット本体
から分離できるようにしたものである。
本考案実施例を図面に基いて説明する。第１図は本考案
の正面図で、液体を加圧充填したフレキシブルコンテナ
（１）がパレット（２）上に載置され、コンテナ表面に
取付られた緊締バンド（３）でパレット側面のフック
（４）に係着し、コンテナはパレットに固定される。コ
ンテナ頂部にはバルブを設けた空気抜き（５）が取付け
られている。長方形袋形コンテナの底シートの長辺に近
い位置にコンテナの液体の注入排出用の配管が取付けら
れ、その外部配管との接続口（６）がパレット側面に開
口している。
の正面図で、液体を加圧充填したフレキシブルコンテナ
（１）がパレット（２）上に載置され、コンテナ表面に
取付られた緊締バンド（３）でパレット側面のフック
（４）に係着し、コンテナはパレットに固定される。コ
ンテナ頂部にはバルブを設けた空気抜き（５）が取付け
られている。長方形袋形コンテナの底シートの長辺に近
い位置にコンテナの液体の注入排出用の配管が取付けら
れ、その外部配管との接続口（６）がパレット側面に開
口している。
フレキシブルコンテナの配管は、第２図パレット配管部
平面図、第３図同正面図、第４図要部断面図に示すよう
に、注排口（７）からパレット床の配管穴（８）を通っ
て後、直角に折曲しパレット床裏面に沿って配置され、
バルブ（９）を経てパレット側面に達し、蓋を取付けた
外部配管との接続口（６）となっている。開閉用バルブ
はパレットの側面から操作できる位置に設置され、パレ
ットの桁高さは、バルブ操作に支障のないように設定さ
れている。
平面図、第３図同正面図、第４図要部断面図に示すよう
に、注排口（７）からパレット床の配管穴（８）を通っ
て後、直角に折曲しパレット床裏面に沿って配置され、
バルブ（９）を経てパレット側面に達し、蓋を取付けた
外部配管との接続口（６）となっている。開閉用バルブ
はパレットの側面から操作できる位置に設置され、パレ
ットの桁高さは、バルブ操作に支障のないように設定さ
れている。
パレット床の配管穴（８）の口径は、その周縁がフレキ
シブルコンテナの袋体シートに接触せずフレキシブルコ
ンテナの配管フランジ部を支えるための必要大きさであ
り、バルブ等を取り付けた配管はこの配管穴から取付，
取外しはできず、そのままではコンテナのパレットへの
取付、パレットからの取り外しは不可能である。本考案
では、この点を解決するため、前記第２図、第３図、第
４図に示すようにパレットの配管穴（８）の部分の床を
配管部スライド板（11）とし、パレット本体（10）と着
脱可能に取付けられるようにしている。即ち配管部スラ
イド板（11）の側壁に対応するパレット本体に案内溝
（12）を設け、この案内溝に沿ってパレットの配管部ス
ライド板（11）を装入または離脱させる。固定棒（13）
はパレットの桁に配管部スライド板を固定するために用
いられる。
シブルコンテナの袋体シートに接触せずフレキシブルコ
ンテナの配管フランジ部を支えるための必要大きさであ
り、バルブ等を取り付けた配管はこの配管穴から取付，
取外しはできず、そのままではコンテナのパレットへの
取付、パレットからの取り外しは不可能である。本考案
では、この点を解決するため、前記第２図、第３図、第
４図に示すようにパレットの配管穴（８）の部分の床を
配管部スライド板（11）とし、パレット本体（10）と着
脱可能に取付けられるようにしている。即ち配管部スラ
イド板（11）の側壁に対応するパレット本体に案内溝
（12）を設け、この案内溝に沿ってパレットの配管部ス
ライド板（11）を装入または離脱させる。固定棒（13）
はパレットの桁に配管部スライド板を固定するために用
いられる。
［作用］ フレキシブルコンテナをパレットに取付けるには、予め
パレット本体（10）から配管部スライド板（11）を取り
外して置き、コンテナの注排口をパレットの配管穴に合
わせ、配管の接続口がパレット側面に開口するように配
管を配置し、配管部スライド板をパレット本体に結合す
る。コンテナを展張しパレットに緊締バンドで結合し、
接続口から液体を充填し、所定圧を保持するように加圧
する。
パレット本体（10）から配管部スライド板（11）を取り
外して置き、コンテナの注排口をパレットの配管穴に合
わせ、配管の接続口がパレット側面に開口するように配
管を配置し、配管部スライド板をパレット本体に結合す
る。コンテナを展張しパレットに緊締バンドで結合し、
接続口から液体を充填し、所定圧を保持するように加圧
する。
液体の排出はパレット側面の接続口に外部配管を接続
し、パレット側部から注排用配管のバルブを開いて行な
う。排出後、コンテナ内部を洗浄し、配管部スライド板
をパレット本体から分離してフレキシブルコンテナをパ
レットから分離した後、再度配管部スライド板をパレッ
ト本体に結合し、フレキシブルコンテナを小容積に折り
畳めばよい。
し、パレット側部から注排用配管のバルブを開いて行な
う。排出後、コンテナ内部を洗浄し、配管部スライド板
をパレット本体から分離してフレキシブルコンテナをパ
レットから分離した後、再度配管部スライド板をパレッ
ト本体に結合し、フレキシブルコンテナを小容積に折り
畳めばよい。
［考案の効果］ 本考案によれば、フレキシブルコンテナの底部に液体の
注入排出口を設けたので箱型コンテナの床面全面を積載
面として有効に利用でき、シートの機械的強度を増強せ
ずに積載量を増加できる。
注入排出口を設けたので箱型コンテナの床面全面を積載
面として有効に利用でき、シートの機械的強度を増強せ
ずに積載量を増加できる。
さらに、液体を充填した状態で車両に積載積卸すること
も可能であり、パレット側面から外部配管との接続、バ
ルブの開閉操作ができるので、作業性の点からも好都合
である。
も可能であり、パレット側面から外部配管との接続、バ
ルブの開閉操作ができるので、作業性の点からも好都合
である。
また、液注排口を底部に設けたので、排出時、残液によ
るロスが、より少なくなるとともに、全体を小型にし
て、側壁部にシート接合面のないコンテナを得ることも
可能である。
るロスが、より少なくなるとともに、全体を小型にし
て、側壁部にシート接合面のないコンテナを得ることも
可能である。
第１図は本考案の正面図で、第２図はパレット配管部の
平面図で、第３図は同じく正面図で、第４図は第２図IV
-IV線に沿う断面図である。 （１）フレキシブルコンテナ，（２）……パレット，
（３）……緊締バンド，（４）……フック，（５）……
空気抜き，（６）……接続口，（７）……注排口，
（８）……配管穴，（９）……バルブ，（10）……パレ
ット本体，（11）……配管部スライド板，（12）……案
内溝，（13）……固定棒。
平面図で、第３図は同じく正面図で、第４図は第２図IV
-IV線に沿う断面図である。 （１）フレキシブルコンテナ，（２）……パレット，
（３）……緊締バンド，（４）……フック，（５）……
空気抜き，（６）……接続口，（７）……注排口，
（８）……配管穴，（９）……バルブ，（10）……パレ
ット本体，（11）……配管部スライド板，（12）……案
内溝，（13）……固定棒。
Claims (1)
- 【請求項１】加圧充填用密封袋型の液体輸送用フレキシ
ブルコンテナ（１）と該コンテナを載置固定するパレッ
トト（２）の組合せからなり、該コンテナの底面に接続
しパレット床を貫き、該床裏面に沿いパレット側面に開
口する液体の注配用配管を設け、前記配管の開閉用バル
ブ（９）をパレット側面から操作可能位置に取り付け、
前記パレット床の配管部スライド板（11）をパレット本
体（10）と着脱可能に結合したことを特徴とする液体輸
送用フレキシブルコンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2480389U JPH0640146Y2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 液体輸送用フレキシブルコンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2480389U JPH0640146Y2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 液体輸送用フレキシブルコンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02117387U JPH02117387U (ja) | 1990-09-20 |
| JPH0640146Y2 true JPH0640146Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=31244977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2480389U Expired - Lifetime JPH0640146Y2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 液体輸送用フレキシブルコンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640146Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2555806Y2 (ja) * | 1990-10-15 | 1997-11-26 | 雪印乳業株式会社 | 液体輸送容器 |
-
1989
- 1989-03-06 JP JP2480389U patent/JPH0640146Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02117387U (ja) | 1990-09-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |