JPH0640099Y2 - 樋状排出口付カートン - Google Patents

樋状排出口付カートン

Info

Publication number
JPH0640099Y2
JPH0640099Y2 JP1986198398U JP19839886U JPH0640099Y2 JP H0640099 Y2 JPH0640099 Y2 JP H0640099Y2 JP 1986198398 U JP1986198398 U JP 1986198398U JP 19839886 U JP19839886 U JP 19839886U JP H0640099 Y2 JPH0640099 Y2 JP H0640099Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
edge portion
shaped
plastic film
gutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986198398U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63102632U (ja
Inventor
康豊 小宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP1986198398U priority Critical patent/JPH0640099Y2/ja
Publication of JPS63102632U publication Critical patent/JPS63102632U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0640099Y2 publication Critical patent/JPH0640099Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は樋状排出口付カートンに係わり、製造が極めて
容易で元詰保証性と完全な密封性とを有し、固形物、粉
粒状物はもとより液体の収納も可能な樋状排出口付カー
トンに関する。
(従来の技術) 球状のアメ、チョコボール等の菓子や粒状の菓子等を所
望量取り出せる振出口付容器としては、実公昭56-31547
号公報、実公昭43-4780号公報などが挙げられる。
実公昭56-31547号公報の振出口付容器は、容器体の側面
に2条の縦切目と、該縦切目間の上端を結ぶ切目と下端
を結ぶ折目とにより矩形の外蓋部を形成し、該外蓋部の
内面に左右両側に側翼片を有する内蓋部を重合貼着した
もので、該内蓋部の左右幅を上方に行くに従って広幅と
することにより、振出口が無闇に開くことがないように
したものである。
実公昭43-4780号公報の取出口付粉末容器の取出口密閉
装置は、匣体の側面の上端縁部に位置を合わせてコの字
形の切目を設け、横方向に開閉する蓋片を形成し、別途
作成した両側に扇形側面片を有し且つ先端に摘み片を有
する貼付片を、摘み片部のみがコの字形の切目から容器
の外に出るように、該蓋片の裏面に貼着したもので、こ
の貼付片の扇形側面片を有する部分と摘み片の境界部に
二条の折目を設けて段部を形成し、蓋片と匣体の間に生
ずる細隙を閉鎖するようにしている。また、前記コの字
形の切目の一辺を匣体の上端縁に合致させることによ
り、取出口の開閉時に扇形側面片の一方が匣体の上端面
に案内されて開閉が円滑にできると言うものである。
(考案が解決しょうとする課題) 実公昭56-31547号公報および実公昭43-4780号公報に記
載されている取出口は、いずれも匣体に前もってコの字
形の切目を入れ、その内側に扇罫翼片を有する内蓋、或
いは扇形側面片を有する貼付片を接着する方法で形成さ
れている。そしてコの字形の切目を入れることによって
生じる細隙をできるだけ少なくする工夫も行われている
が完全ではなく、気体や液体の通過を防ぐことができな
いほか、元詰保証性などにも欠けるという問題がある。
(課題を解決するための手段) 上記のような課題を解決するため、本考案は樋状排出口
付カートンを製造するに当たり、容器本体に亊前にコ
の字形等の切目を入れないこと(密封性、防湿性、元詰
保証性等の付与)、容器を構成する材料が、液体や気
体に対して適度のバリヤー性をもっていること(内容物
の滲み出し防止、防湿性の付与、外部からの生菌や異物
の混入防止)、生産性が良く容器材料に無駄がないこ
と、等を条件として種々検討し、下記の方法により完成
したものである。
先ず、カートン材料として板紙の裏面に一軸延伸された
プラスチックフィルムを積層したシートを使用する。こ
の時、好ましくは一軸延伸プラスチックフィルムの延伸
方向と紙目方向とが一致するように積層しておく。この
シートに、プラスチックフィルムの延伸方向と略直角方
向になるように、互いに平行な4本の横折罫a,b,c,dを
入れ、これを順次直角に折り曲げて、4つの壁面で構成
する四角筒状の胴部3を形成する。そして、胴部の一壁
面において両側より延出した二つの端縁部1,2を略中央
部で上下に互いに重ね合わせて貼着した容器体Aと、前
記上側端縁部に繋がる横折罫aと下側端縁部2の先端で
区画される部分の上側端縁部1の外面に貼着された樋状
排出口形成片Bとを備え、該樋状排出口形成片は、略矩
形状で前記上側端縁部に貼着された貼着部と、その貼着
部の両側に折罫e,eを介して連設された略四半円形状の
回動片8,8と該回動片の横折罫a側の端部に突設された
係止突起9,9とを有すると共に、前記容器体Aは、前記
上側端縁部1の前記貼着部に対応する部分の先端に下側
端縁部に貼着されない摘持片5を有し、その摘持片の両
側端には切込4,4があり、更にその切込より横折罫aに
向けて平行する2条の半切れ状易破断線を有し、且つ前
記一軸延伸されたプラスチックフィルムの延伸方向が半
切れ状易破断線と平行するように構成したものである。
(作用) 本考案の樋状排出口付カートンは、カートン基材として
一軸延伸されたプラスチックフィルムを板紙の裏面に積
層したシートを使用し、樋状排出口形成片を容器体の胴
貼り部上側端縁部の外側に貼合しているため、開封まで
は防湿性、密封性に優れ、元詰保証性も有している。更
に、開封に際して摘持片を外側に引っ張ることにより、
一軸延伸プラスチックフィルムが延伸方向に自然に裂け
る性質を有していることから、一軸延伸プラスチックフ
ィルムの上に積層されている紙と共に、半切れ状易破断
線の助けもあり、摘持片の両側端の切込4,4から横折罫
aに向かって直線状に裂けて、矩形状の開口部がスムー
ズに形成されるものである。
(実施例) 図により本考案の一実施例を説明すると、第1図は本考
案に係わる樋状排出口付カートンの要部を示す斜視図で
あって、Aは容器体を表す。
容器体Aは、板紙の裏面に一軸延伸されたプラスチック
フィルムを積層して形成したブランク板に、プラスチッ
クフィルムの延伸方向と略垂直に設けられた横折罫a,b,
c,dを、順次プラスチックフィルムが内側になるように
直角に折り曲げ、横折罫a側の上側端縁部1を横折罫d
側の下側端縁部2の外面に折り重ねて貼着して四角筒状
の胴部3を形成し、その胴部3の両端を三角形状の折罫
(図面略)を使用して押し潰しつつ貼合し、閉鎖部とし
たものである。
そして、上側端縁部1には一対のV字形の切込4,4を設
けると共に、その切込4,4間を若干突出させて摘持片5
としている。この摘持片5は胴部3に貼着されていな
い。そして、摘持片5の両側端のV字形の切込4,4の先
端から横折罫aに向けて平行する2条の半切れ状易破断
線を設ける。
半切れ状易破断線は、例えば、板紙などを希望の形状に
切り取ったり、引き裂くなど破断する場合に、打抜機な
どで切刃を紙厚の1/2〜2/3程度の深さ迄入れて破断し易
くする加工を行っており、この加工を意味する。また、
切刃の代わりにミシン刃やリード罫の刃を使用してこの
加工を行うこともある。
そして、前記の2条の半切れ状易破断線と横折罫aおよ
び下側端縁部2の先端で区画される部分を開口部6と
し、この開口部6の外面には樋状排出口形成片Bが取り
付けられている。
樋状排出口形成片Bは、貼着片7と、その両側に折罫e,
eを介して連設された略四半円形状の回動片8,8とを備え
ている。そして、各回動片8,8の横折罫a寄りの端部に
は係止突起9,9が突設されている。
この樋状排出口形成片Bの開口部6への取り付けは、貼
着片7を接着剤、粘着剤等により貼着してもよく、ま
た、樋状排出口形成片を、板紙にポリエチレンなどのヒ
ートシール性を有するプラスチックフィルムを積層した
材料で構成すれば、ヒートシール方式で貼着してもよ
い。そして、この貼着作業は、ブランク板の段階で行っ
てもよく、容器体への組み立て完了後に行ってもよい。
使用に当たっては、摘持片5を摘持して横折罫a側に引
っ張れば、切込4,4と半切れ状易破断線および一軸延伸
されたプラスチックフィルムとの作用により切込4,4の
延長線に沿って直線状に上側端縁部が破断されつつ開口
部6が、横折罫aに沿って折り起こされ形成される(第
2図)。
次いで、折罫e,eに沿って回動片8,8を直角に折り曲げつ
つ係止突起9,9を下側端縁部2の下側に差し込み係止し
て、第3図に示すような樋状排出口10を形成し、その樋
状排出口より収納物を排出する。
収納物を所望量排出後は、貼着片7を押圧して再閉鎖で
きる。
本考案は上述の実施例に限定されるものではなく、摘持
片5は開口部6の端縁部に別体の紙片などによるものを
貼着して形成してもよい。
また、容器胴部に使用する板紙は特に限定されないが、
内容物に応じてコップ原紙とかミルクカートン原紙など
のように耐水性に優れたもの或いは耐油紙なども適宜使
用できる。また板紙に積層する一軸延伸プラスチックフ
ィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどポ
リオレフィン系樹脂の一軸延伸フィルムが好ましいが、
ポリ塩化ビニル、ポリエステル樹脂の一軸延伸フィルム
も使用できる。
また、樋状排出口形成片Bは樋状排出口10を形成するの
に十分な腰の強さと押罫による折り曲げ適性、容器胴部
への接着適性があれば何でもよく、例として板紙単体、
板紙とポリエチレン又はポリプロピレン、ポリエステル
などとの積層物、板紙とアルミニウム箔との積層物、そ
の他ポリ塩化ビニル、ポリエスエル樹脂などのプラスチ
ックシート単体などが挙げられる。
なお、本考案の樋状排出口付カートン内に収納されるも
のは、振出し若しくは注出などにより排出し得るもので
あれば、固形物、粉粒状物、液体など何であってもよ
い。
(考案の効果) 以上に説明したように、本考案の樋状排出口付カートン
は、一軸延伸されたプラスチックフィルムを板紙の裏面
に積層した基材を使用し、その一軸延伸プラスチックフ
ィルムの延伸方向と、容器体開口部摘持片の両側端の延
長線上に設けた2条の半切れ状易破断線の方向とが一致
するように構成している。そして、更に好ましくは板紙
の紙目の方向も、これらと一致するように構成する。
また、樋条排出口形成片は、容器体の胴貼り部上側単縁
部に区画した開口部の外面に貼着されている。
従って、従来品のように容器体開口部にコの字形などの
切目が入っておらず、開封に際して開口部に延設した摘
持片を摘んで外側に引っ張るだけで、摘持片の両側端か
ら一軸延伸プラスチックフィルムの延伸方向への引裂き
性と半切れ状易破断線によりスムーズに矩形状に開口で
き、樋状排出口が容易に形成できる。そして、開封前
は、積層した一軸延伸プラスチックフィルムの効果によ
り密封性とともに防湿性、耐水性、耐油性などに優れ、
内容物の保存性を高められるほか元詰保証性もオーバー
ラップなどのフィルム包装なしに付与できるという多く
の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は要部の斜視図、
第2図および第3図は使用状態を示す斜視図である。 A……容器体、B……樋状排出口形成片、1……上側端
縁部、2……下側端縁部、3……胴部、4……切込、5
……摘持片、6……開口部、7……貼着片、8……回動
片、9……係止突起、10……樋状排出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一軸延伸されたプラスチックフィルムを、
    板紙の少なくとも内面に積層したシートを基材とするカ
    ートンであって、平行する4本の横折罫a,b,c,dを介し
    て連設された4つの壁面で胴部3が構成され、その一壁
    面で、両側より延出した二つの端縁部1,2を略中央部で
    上下に互いに重ね合わせて貼着した要部構造を有する容
    器体Aと、前記横折罫aと下側端縁部2の先端で区画さ
    れる部分の上側端縁部1の外面に貼着された樋状排出口
    形成片Bとを備え、該樋状排出口形成片は前記上側端縁
    部に貼着される略矩形状の貼着部と、その貼着部の両側
    に折罫e,eを介して連設された略四半円形状の回動片8,8
    と、該回動片の横折罫a側の端部に突設された係止突起
    9,9とを有すると共に、前記容器体Aは、前記上側端縁
    部1の前記貼着部に対応する部分の先端に下側端縁部に
    貼着されない摘持片5を有し、その摘持片の両側端には
    切込4,4があり、更に、その切込より横折罫aに向けて
    平行する2条の半切れ状易破断線を有し、且つ前記一軸
    延伸されたプラスチックフィルムの延伸方向が半切れ状
    易破断線と平行するように板紙に積層されていることを
    特徴とする樋状排出口付カートン。
JP1986198398U 1986-12-25 1986-12-25 樋状排出口付カートン Expired - Lifetime JPH0640099Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986198398U JPH0640099Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25 樋状排出口付カートン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986198398U JPH0640099Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25 樋状排出口付カートン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63102632U JPS63102632U (ja) 1988-07-04
JPH0640099Y2 true JPH0640099Y2 (ja) 1994-10-19

Family

ID=31159049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986198398U Expired - Lifetime JPH0640099Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25 樋状排出口付カートン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0640099Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08324627A (ja) * 1995-05-26 1996-12-10 Fuji Seal Co Ltd 折り曲げ罫線入りプラスチックシート

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS434780Y1 (ja) * 1965-09-02 1968-02-29
JPS5631547U (ja) * 1979-08-21 1981-03-27

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
周知慣用技術集(包装産業)53−219〔2568〕P.307昭和53,12,20日本国特許庁発行

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08324627A (ja) * 1995-05-26 1996-12-10 Fuji Seal Co Ltd 折り曲げ罫線入りプラスチックシート

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63102632U (ja) 1988-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4768703A (en) Barrier carton with reclosable pour spout
US5101999A (en) Package closure and package preparation
JP5280143B2 (ja) 可撓性素材でできた、特に粒状または粉末状製品用のスタンドアップパッケージ
US5222813A (en) Packaging bag having tear-open means
US3765595A (en) Heat sealed food container
US6957763B2 (en) Container with reclosable fitment
US5897052A (en) Easily laterally opened type paper container
CA1207282A (en) Sheet material packaging used for liquids
US3556388A (en) Packing box with collapsible take-out opening
US5884837A (en) Opening arrangement
JPH0640099Y2 (ja) 樋状排出口付カートン
WO1992000884A1 (en) Package closure and package preparation
US5007542A (en) Recloseable carton with pouring spout
JP2009255934A (ja) 再封機能付きカートン
US3567102A (en) Dispensing carton
EP0141229A1 (en) Recloseable aseptic package
JPH07315375A (ja) 紙容器
JPS5822916Y2 (ja) 簡易開封構造を有する密封容器
WO2006015688A1 (en) Container with reclosure feature
JPH09142453A (ja) 密封容器
US20020190072A1 (en) Corner cap for boxed commercial products
JPS5834048Y2 (ja) 簡易開封構造を有する袋
JP3576257B2 (ja) 半固形物用紙容器
JPH0644809Y2 (ja) 折りたたみ容器
JP2537823Y2 (ja) 密封紙カートン