JPH0640065B2 - 磁気記録媒体の摩擦係数推定方法 - Google Patents

磁気記録媒体の摩擦係数推定方法

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JPH0640065B2
JPH0640065B2 JP15056687A JP15056687A JPH0640065B2 JP H0640065 B2 JPH0640065 B2 JP H0640065B2 JP 15056687 A JP15056687 A JP 15056687A JP 15056687 A JP15056687 A JP 15056687A JP H0640065 B2 JPH0640065 B2 JP H0640065B2
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medium
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克己 小野寺
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章弘 大月
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体表面の摩擦係数を非破壊で簡単
に評価することのできる摩擦係数推定方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、固定磁気ディスク装置はますます高性能化が図ら
れ、これに用いられる磁気記録媒体(以下、単に媒体と
も称する)および磁気ヘッドの耐久性の向上が重要な課
題となっている。そのため、耐久性を左右する重要な因
子である媒体表面の摩擦係数を所望の適切な値とするこ
とが重要なこととなる。
媒体表面の摩擦係数測定方法としては、米国規格協会
(ANSI:American National Standards Institut
e)の規格に準拠するもの、または国際標準化機構(I
SO:International Standardization Organization)
の規格に準拠するものなど、またその他多種多様であ
る。しかしながら、これらのいずれの方法も原理的には
同じであって、低速回転させた媒体の表面に磁気ヘッド
を接触走行させ、その際に磁気ヘッドに加わる力をひず
みゲージなどで測定し、摩擦係数を知るものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕 このような従来の測定方法では、測定に時間がかかり、
また、破壊試験になるなどの問題点があり、媒体の製造
に際して工程管理に適用する検査方法としては不向きで
あった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、容
易に短時間で測定を行うことができ、しかも非破壊検査
であって、媒体製造に際しての一連の工程管理の一環と
して適用可能な摩擦係数推定方法を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、AEセンサ(Ac
oustic Emission Sensor)を装着した磁気ヘッドを磁気
記録媒体の表面に接触させて磁気記録媒体を回転し、そ
のときに発生するAEセンサの出力信号電圧の実効値を
回転速度を変えて測定し、その実効値のピーク値を求め
て摩擦係数との所定の相関関係により磁気記録媒体表面
の摩擦係数を推定することを特徴としている。
〔作用〕
このようにAEセンサを利用し、媒体表面と磁気ヘッド
との間の摩擦力により磁気ヘッドの受ける機械的ショッ
クをAE信号電圧に変換して取り出し、この電圧を増幅
して読みとることにより、磁気ヘッドに加わる力が非常
に微少な場合でも、ひずみゲージなどで測定するよりも
はるかに敏感にこれを検知することが可能となる。かく
して、回転している媒体表面に磁気ヘッドを極めて軽く
接触させ走行させることにより、媒体表面との摩擦に関
わる情報を電圧として非破壊で簡単に知ることができる
ようになる。
本発明者らは、このようにして得たAE信号電圧の実効
値のピーク値と媒体表面の摩擦係数との間に一定の関係
があることを見いだし、非破壊で簡単に測定できるAE
信号電圧の実効値のピーク値より摩擦係数を推定する方
法を確立したのである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第2図は本発明の一実施例のAE信号電圧測定装置の原
理図であって、回転軸1に磁気記録媒体2が取り付けら
れ、媒体2の表面に対向配置される磁気ヘッド3は板ば
ね4と一体となってスライダアーム5に取り付けられて
おり、スライダアーム5は磁気ヘッド3を媒体2の面の
半径方向に移動させ適当な位置にセットさせ得るように
なっている。スライダアーム5にはAEセンサ6が取り
付けられており、磁気ヘッド3に加わる力を信号電圧に
変換し、その信号電圧をアンプ7で増幅し、実効値(R.
M.S)メータ8で読みとれるようになっている。
磁気ヘッドを媒体の表面上適当な所に位置させ、媒体を
停止状態から高速回転まで速度を変えて回転させ、その
位置でのそれぞれの周速に対応するAE信号電圧の実効
値を測定する。このようにして得られた周速とAE信号
電圧の実効値との関係は第3図の線図のようになり、A
E信号電圧の実効値にピークが現れる。
本発明者らは、上述のような測定で得られるAE信号電
圧の実効値のピーク値とその媒体の摩擦係数との関係を
調べた結果、第1図に示すような一定の直線関係にある
ことを見いだした。
かくして、あらかじめ第1図のような関係線図を作製し
ておくことにより、上述のようにしてAE信号電圧の実
効値のピーク値を測定し、簡単に媒体の摩擦係数を測定
することができる。しかも、媒体への磁気ヘッドの接触
はAEセンサが信号電圧を発生し得る程度の極めて軽度
の接触で良く、従って媒体表面を損傷することなく測定
できるので、媒体製造時の工程管理に適用できることに
なる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、媒体表面に磁気ヘッドを軽く接触走行
させ、磁気ヘッドに取り付けたAEセンサの出力信号電
圧の実効値のピーク値を測定するという簡単な方法で、
短時間に、しかも媒体表面に損傷を与えることなく、そ
の摩擦係数を推定することができる。従って、本発明の
方法によれば、媒体製造に際して工程管理の一環として
摩擦係数の全数検査も可能となり、実用上極めて有効な
方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のAE信号電圧の実効値のピ
ーク値と摩擦係数との関係を示す線図、第2図は本発明
による測定を行うための装置の一例の原理図、第3図は
AE信号電圧の実効値と周速との関係を示す線図であ
る。 1……回転軸、2……磁気記録媒体、3……磁気ヘッ
ド、4……板ばね、5……スライダアーム、6……AE
センサ、7……アンプ、8……実効値メータ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−77116(JP,A) 特開 昭61−216158(JP,A) 特開 昭63−120209(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】AEセンサ(Acoustic Emission Sensor)
    を装着した磁気ヘッドを磁気記録媒体の表面に接触させ
    て当該磁気記録媒体を回転し、そのときに発生する前記
    AEセンサの出力信号電圧の実効値を回転速度を変えて
    測定し、その実効値のピーク値を求めて摩擦係数との所
    定の相関関係により前記磁気記録媒体表面の摩擦係数を
    推定することを特徴とする磁気記録媒体の摩擦係数推定
    方法。
JP15056687A 1987-06-17 1987-06-17 磁気記録媒体の摩擦係数推定方法 Expired - Lifetime JPH0640065B2 (ja)

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JPS63314444A JPS63314444A (ja) 1988-12-22
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WO2005045838A1 (ja) 2003-11-10 2005-05-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 接触検査装置、磁気ディスク装置の接触検査装置及びその接触検査方法
CN104764690B (zh) * 2015-03-31 2017-07-14 电子科技大学 一种消除速度影响的动静摩擦实验装置

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JPS63314444A (ja) 1988-12-22

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