JPH0639980B2 - 並列式冷凍機 - Google Patents
並列式冷凍機Info
- Publication number
- JPH0639980B2 JPH0639980B2 JP61194202A JP19420286A JPH0639980B2 JP H0639980 B2 JPH0639980 B2 JP H0639980B2 JP 61194202 A JP61194202 A JP 61194202A JP 19420286 A JP19420286 A JP 19420286A JP H0639980 B2 JPH0639980 B2 JP H0639980B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- capacity
- pressure
- inverter
- compressors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は並列式冷凍機の容量制御の改良に関するもので
ある。
ある。
第2図は従来の冷凍装置を示す冷媒回路図であり、(1)、
(2)、(3)はそれぞれ容量の異なる圧縮機、(4)は吐出管、
(5)は凝縮器、(6)は液管、(7)は第1の電磁弁、(8)は第
1の膨張弁、(9)は第1の蒸発器、(10)は第1の庫内サ
ーモで、上記第1の電磁弁(7)を開閉する。(11)は第2
の電磁弁、(12)は第2の膨張弁、(13)は第2の蒸発器、
(14)は第2の庫内サーモで上記第2の電磁弁を開閉す
る。(15)は吸入管で上記圧縮機(1)、(2)、(3)に接続され
ている。(16)は低圧圧力を検出して、運転する圧縮機
(1)、(2)、(3)を決定する制御器である。
(2)、(3)はそれぞれ容量の異なる圧縮機、(4)は吐出管、
(5)は凝縮器、(6)は液管、(7)は第1の電磁弁、(8)は第
1の膨張弁、(9)は第1の蒸発器、(10)は第1の庫内サ
ーモで、上記第1の電磁弁(7)を開閉する。(11)は第2
の電磁弁、(12)は第2の膨張弁、(13)は第2の蒸発器、
(14)は第2の庫内サーモで上記第2の電磁弁を開閉す
る。(15)は吸入管で上記圧縮機(1)、(2)、(3)に接続され
ている。(16)は低圧圧力を検出して、運転する圧縮機
(1)、(2)、(3)を決定する制御器である。
このようにして構成された冷凍装置では庫内サーモ(1
0)、(14)の設定温度になるまで、冷却運転が行なわれ
る。第1、第2の蒸発器(9)、(13)の負荷により低圧側冷
媒圧力が変化し、制御器(16)はあらかじめ、設定された
圧力設定値、即ち容量アツプ圧力値、容量ダウン圧力値
と検出された低圧側冷媒圧力との関係により圧縮機の運
転容量を決定する。検出された低圧側冷媒圧力が容量ア
ツプ圧力値より高い場合、下記のステツプ1から8まで
順次圧縮機の運転容量を高めて行く。低圧側冷媒圧力が
容量アツプ圧力値と容量ダウン圧力値の間の時は、その
ステツプで運転を続行し、容量ダウン圧力値以下になれ
ば、ステツプを減ずる様に圧縮機の運転容量制御を行な
う。
0)、(14)の設定温度になるまで、冷却運転が行なわれ
る。第1、第2の蒸発器(9)、(13)の負荷により低圧側冷
媒圧力が変化し、制御器(16)はあらかじめ、設定された
圧力設定値、即ち容量アツプ圧力値、容量ダウン圧力値
と検出された低圧側冷媒圧力との関係により圧縮機の運
転容量を決定する。検出された低圧側冷媒圧力が容量ア
ツプ圧力値より高い場合、下記のステツプ1から8まで
順次圧縮機の運転容量を高めて行く。低圧側冷媒圧力が
容量アツプ圧力値と容量ダウン圧力値の間の時は、その
ステツプで運転を続行し、容量ダウン圧力値以下になれ
ば、ステツプを減ずる様に圧縮機の運転容量制御を行な
う。
圧縮機(1)、(2)、(3)の組合せによる容量制御のステツプ
は下表のように 8ステツプとなり、このうちのいずれかの運転が行われ
ることになる。
は下表のように 8ステツプとなり、このうちのいずれかの運転が行われ
ることになる。
しかしながら、近年、庫内温度の変化をより小さくする
ため、庫内サーモ(10)(14)のデイフアレンシヤルを小さ
く(例えば0.5deg℃)とする傾向にあり、また、3台以
上の蒸発器と庫内サーモが設置される場合もあつて負荷
の変動がかなり頻繁になつている。このため、圧縮機
(1)、(2)、(3)の運転による8ステツプの容量制御では負
荷に追従できず、頻繁な発停を行なう。
ため、庫内サーモ(10)(14)のデイフアレンシヤルを小さ
く(例えば0.5deg℃)とする傾向にあり、また、3台以
上の蒸発器と庫内サーモが設置される場合もあつて負荷
の変動がかなり頻繁になつている。このため、圧縮機
(1)、(2)、(3)の運転による8ステツプの容量制御では負
荷に追従できず、頻繁な発停を行なう。
従来の並列式冷凍機では圧縮機の頻繁な発停による、圧
縮機の油上り、起動に要するエネルギロスにより効率の
悪化を招くばかりでなく、安定した低圧圧力で運転でき
ないことによる、庫内温度の変動をきたすという欠点が
あつた。
縮機の油上り、起動に要するエネルギロスにより効率の
悪化を招くばかりでなく、安定した低圧圧力で運転でき
ないことによる、庫内温度の変動をきたすという欠点が
あつた。
本欠点の解決策として、圧縮機4台による台数制御が考
えられるが、4台の圧縮機を搭載するため、機械が大き
くなり、また、配管・配線・圧縮機のコストが上昇し、
採算に合わないという問題があつた。
えられるが、4台の圧縮機を搭載するため、機械が大き
くなり、また、配管・配線・圧縮機のコストが上昇し、
採算に合わないという問題があつた。
また、これら圧縮機の容量を連続的に制御できるインバ
ータを設けることも提案されたが、大容量のインバータ
が必要であり高価になるという問題点が生じた。
ータを設けることも提案されたが、大容量のインバータ
が必要であり高価になるという問題点が生じた。
本発明は上記問題点を解消するためになされたもので、
よりきめ細かい容量制御により安定した運転ができると
ともに庫内温度の変動の少なく、しかも低コストの冷凍
装置を得ることを目的とする。
よりきめ細かい容量制御により安定した運転ができると
ともに庫内温度の変動の少なく、しかも低コストの冷凍
装置を得ることを目的とする。
この発明においては、それぞれ並列に設置された容量の
異なる3台の圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器から
構成された冷媒回路を有する冷凍装置において、上記圧
縮機のうち、最小容量の圧縮機にのみ、この圧縮機の回
転数をそれの定格回転数以下の所定値とする一定周波数
のみの出力で付勢するインバータを設けると共に上記冷
媒回路の低圧側冷媒圧力を検出し、あらかじめ設定され
た圧力設定値との対比に基づき、上記圧縮機及びインバ
ータの運転、停止を選択的に制御する制御器を設けるこ
とにより並列式冷凍機を構成して上記目的を達成するも
のである。
異なる3台の圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器から
構成された冷媒回路を有する冷凍装置において、上記圧
縮機のうち、最小容量の圧縮機にのみ、この圧縮機の回
転数をそれの定格回転数以下の所定値とする一定周波数
のみの出力で付勢するインバータを設けると共に上記冷
媒回路の低圧側冷媒圧力を検出し、あらかじめ設定され
た圧力設定値との対比に基づき、上記圧縮機及びインバ
ータの運転、停止を選択的に制御する制御器を設けるこ
とにより並列式冷凍機を構成して上記目的を達成するも
のである。
この発明における並列式冷凍機は、それぞれ容量の異る
3台の圧縮機のうち、最小容量の圧縮機にのみインバー
タを設けることにより、容量制御のステツプ数を従来に
比べ増加させることができ、したがつて安定した運転を
行うことができ、信頼性の向上を図ることができる。
3台の圧縮機のうち、最小容量の圧縮機にのみインバー
タを設けることにより、容量制御のステツプ数を従来に
比べ増加させることができ、したがつて安定した運転を
行うことができ、信頼性の向上を図ることができる。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、(17)はそれぞれ容量の異る3台の圧縮機の
うち、最小容量の圧縮機(1)に取付けられ、この圧縮機
(1)をそれの定格回転数の50〜60%の回転数となる
周波数で付勢するインバータ、(18)は電源線、(19)はイ
ンバータ(17)から圧縮機(1)に電気を供給する線であ
り、他は従来の実施例と同一である。
図において、(17)はそれぞれ容量の異る3台の圧縮機の
うち、最小容量の圧縮機(1)に取付けられ、この圧縮機
(1)をそれの定格回転数の50〜60%の回転数となる
周波数で付勢するインバータ、(18)は電源線、(19)はイ
ンバータ(17)から圧縮機(1)に電気を供給する線であ
り、他は従来の実施例と同一である。
次に動作について説明する。第1図に示す並列式冷凍機
の運転は、庫内温度が庫内サーモ(10)(14)の設定温度に
なるまで、冷却運転が行なわれる。第1、第2の蒸発器
(9)(13)の負荷により低圧側冷媒圧力が変化し、制御器
(16)により従来と同一の方法で運転する圧縮機(1)、(2)、
(3)を決定して最適容量で運転を行なうが、この実施例
では最小容量の圧縮機にインバータ(17)を設けてあるた
め、ステツプは下表のように 12ステツプとなり、このうちいずれかの運転になる。
の運転は、庫内温度が庫内サーモ(10)(14)の設定温度に
なるまで、冷却運転が行なわれる。第1、第2の蒸発器
(9)(13)の負荷により低圧側冷媒圧力が変化し、制御器
(16)により従来と同一の方法で運転する圧縮機(1)、(2)、
(3)を決定して最適容量で運転を行なうが、この実施例
では最小容量の圧縮機にインバータ(17)を設けてあるた
め、ステツプは下表のように 12ステツプとなり、このうちいずれかの運転になる。
庫内温度の変化を小さくするため、庫内サーモ(10)(14)
のデイフアレンシヤルを小さく(例えば0.5deg℃)して
も、また3台以上の蒸発器と庫内サーモが設置される場
合において負荷の変動が激しくなつても、12ステツプ
の追従により安定した運転ができる。
のデイフアレンシヤルを小さく(例えば0.5deg℃)して
も、また3台以上の蒸発器と庫内サーモが設置される場
合において負荷の変動が激しくなつても、12ステツプ
の追従により安定した運転ができる。
なお、インバータは最小容量の圧縮機(1)の50〜60
%の回転数になる周波数のみを出力すればよいため、イ
ンバータの容量を小さくすることが可能で、制御器も簡
単になつている。
%の回転数になる周波数のみを出力すればよいため、イ
ンバータの容量を小さくすることが可能で、制御器も簡
単になつている。
なお、上記実施例では、容量制御を低圧側冷媒圧力を検
出することにより行なつているが、圧力の他に、庫内温
度、庫内湿度被冷却物品温度を検出することにより制御
しても同等の効果が得られる。
出することにより行なつているが、圧力の他に、庫内温
度、庫内湿度被冷却物品温度を検出することにより制御
しても同等の効果が得られる。
以上のように、この発明によれば、それぞれ並列に配置
された容量の異なる3台の圧縮機、凝縮器、及び蒸発器
から構成された冷媒回路を有する冷凍装置において、上
記圧縮機のうち最小容量の圧縮機にインバータを取付け
ると共に上記冷媒回路の低圧側冷媒圧力を検出し、あら
かじめ設定された圧力設定値との対比に基づき、上記圧
縮機及びインバータの運転、停止を選択的に制御する制
御器を設けることにより並列式冷凍機を構成したので、
最小容量の圧縮機が2スッテップの容量制御が可能とな
り、圧縮機がよりきめ細かい容量制御により安定した運
転ができ信頼性が高くなるばかりでなく、省エネルギに
もなる。また、低圧側冷媒圧力も安定するため庫内温度
の変化も小さくでき、鮮度保持が向上する。なお、イン
バータも、最小容量の圧縮機にのみ設け、かつ一定周波
数のみを出力するものでよいから、その容量も小さくで
きるため、非常に低コストで実現できる。
された容量の異なる3台の圧縮機、凝縮器、及び蒸発器
から構成された冷媒回路を有する冷凍装置において、上
記圧縮機のうち最小容量の圧縮機にインバータを取付け
ると共に上記冷媒回路の低圧側冷媒圧力を検出し、あら
かじめ設定された圧力設定値との対比に基づき、上記圧
縮機及びインバータの運転、停止を選択的に制御する制
御器を設けることにより並列式冷凍機を構成したので、
最小容量の圧縮機が2スッテップの容量制御が可能とな
り、圧縮機がよりきめ細かい容量制御により安定した運
転ができ信頼性が高くなるばかりでなく、省エネルギに
もなる。また、低圧側冷媒圧力も安定するため庫内温度
の変化も小さくでき、鮮度保持が向上する。なお、イン
バータも、最小容量の圧縮機にのみ設け、かつ一定周波
数のみを出力するものでよいから、その容量も小さくで
きるため、非常に低コストで実現できる。
第1図はこの発明の一実施例による並列式冷凍機の冷媒
回路図、第2図は従来の並列式冷凍機の冷媒回路図であ
る。 図において、(1)、(2)、(3)はそれぞれ容量の異なる圧縮
機、(5)は凝縮器、(8)、(12)は膨張弁、(9)(13)は蒸発
器、(17)はインバータ、(16)は制御器 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
回路図、第2図は従来の並列式冷凍機の冷媒回路図であ
る。 図において、(1)、(2)、(3)はそれぞれ容量の異なる圧縮
機、(5)は凝縮器、(8)、(12)は膨張弁、(9)(13)は蒸発
器、(17)はインバータ、(16)は制御器 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれ並列に設置された容量の異なる3
台の圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器から構成された冷
凍回路を有する冷凍装置において、上記圧縮機のうち、
最小容量の圧縮機にのみ、この圧縮機の回転数をそれの
定格回転数以下の所定値とする一定周波数のみの出力で
付勢するインバータを設けると共に上記冷媒回路の低圧
側冷媒圧力を検出し、あらかじめ設定された圧力設定値
との対比に基づき、上記圧縮機及びインバータの運転、
停止を選択的に制御する制御器を設けたことを特徴とす
る並列式冷凍機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61194202A JPH0639980B2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 並列式冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61194202A JPH0639980B2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 並列式冷凍機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6349667A JPS6349667A (ja) | 1988-03-02 |
JPH0639980B2 true JPH0639980B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=16320651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61194202A Expired - Lifetime JPH0639980B2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 並列式冷凍機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639980B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02248674A (ja) * | 1989-03-22 | 1990-10-04 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
-
1986
- 1986-08-19 JP JP61194202A patent/JPH0639980B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6349667A (ja) | 1988-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6370888B1 (en) | Method for controlling variable speed drive with chiller equipped with multiple compressors | |
US5265434A (en) | Method and apparatus for controlling capacity of a multiple-stage cooling system | |
US4951475A (en) | Method and apparatus for controlling capacity of a multiple-stage cooling system | |
US5431026A (en) | Refrigerant flow rate control based on liquid level in dual evaporator two-stage refrigeration cycles | |
US5067326A (en) | Method and apparatus for controlling capacity of a multiple-stage cooling system | |
EP2592372A2 (en) | Refrigerator using non-azeotropic refrigerant mixture and control method thereof | |
GB2251959A (en) | Multi-type air conditioner system with optimum control for gaseous flow adjustment valve and liquid expansion valve | |
US20200263916A1 (en) | Refrigeration machine | |
US20040103676A1 (en) | Method for controlling cooling/heating of heat pump system | |
KR20020070079A (ko) | 냉동장치 | |
JPH0639980B2 (ja) | 並列式冷凍機 | |
JPS62116862A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2000088368A (ja) | 冷凍装置 | |
JPH01262387A (ja) | 並列圧縮式冷凍装置 | |
KR100389640B1 (ko) | 에어컨의 냉방용량 조절 시스템 및 그 방법 | |
JPH11281172A (ja) | 冷凍装置 | |
JPH065569Y2 (ja) | 冷凍装置 | |
JP2614253B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2001033138A (ja) | 冷凍装置 | |
JPS63290353A (ja) | ヒ−トポンプ式空気調和機 | |
JP2002106991A (ja) | ヘリウム圧縮機ユニット | |
JPH01312345A (ja) | 空気調和機 | |
JPH0541317Y2 (ja) | ||
JPH01262386A (ja) | 並列圧縮式冷凍装置 | |
JPH0620051Y2 (ja) | 容量制御式冷凍装置 |