JPH0639963B2 - ボイラー等の燃焼室および石炭とゴム片との混焼方法 - Google Patents
ボイラー等の燃焼室および石炭とゴム片との混焼方法Info
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- JPH0639963B2 JPH0639963B2 JP3117490A JP11749091A JPH0639963B2 JP H0639963 B2 JPH0639963 B2 JP H0639963B2 JP 3117490 A JP3117490 A JP 3117490A JP 11749091 A JP11749091 A JP 11749091A JP H0639963 B2 JPH0639963 B2 JP H0639963B2
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- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
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- F23G7/12—Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals of plastics, e.g. rubber
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済タイヤ、タイヤ
製造工程で発生する不良タイヤ等のゴム廃棄物を石炭焚
のボイラー等の燃料にして有効利用するための燃焼室の
改良と、石炭とゴム廃棄物等のゴム片とを混焼する方法
に関するものである。
製造工程で発生する不良タイヤ等のゴム廃棄物を石炭焚
のボイラー等の燃料にして有効利用するための燃焼室の
改良と、石炭とゴム廃棄物等のゴム片とを混焼する方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来よ
り、使用済みタイヤ等の金属を含むゴム製品の廃棄物
は、これを高温で燃焼させると金属が溶融してストーカ
に固着するので、ボイラー用の燃料としては殆ど利用さ
れていなかった。ただ、セメント製造用の燃料あるいは
製鉄の高炉用燃料として使用されているが、タイヤ製造
工程で発生するゴム廃棄物の場合は、遠隔地にあるこれ
らの設置場所に輸送するのに輸送費がかさみ、またこの
ゴム廃棄物を大量に使用すると、ゴム廃棄物に含まれる
成分が燃焼に悪影響を及ぼすので、その使用量はごく少
量に限られていた。
り、使用済みタイヤ等の金属を含むゴム製品の廃棄物
は、これを高温で燃焼させると金属が溶融してストーカ
に固着するので、ボイラー用の燃料としては殆ど利用さ
れていなかった。ただ、セメント製造用の燃料あるいは
製鉄の高炉用燃料として使用されているが、タイヤ製造
工程で発生するゴム廃棄物の場合は、遠隔地にあるこれ
らの設置場所に輸送するのに輸送費がかさみ、またこの
ゴム廃棄物を大量に使用すると、ゴム廃棄物に含まれる
成分が燃焼に悪影響を及ぼすので、その使用量はごく少
量に限られていた。
【０００３】ところで、ビードワイヤやスチールコード
等を含んでいる廃棄タイヤ等の金属を含むゴム廃棄物を
炉内で大量に燃焼させた場合、ゴム製品に含まれる金属
が溶融し、その比重が大きいために下方へ流れてストー
カに固着し、ストーカからの通気を阻害して燃焼を防
げ、又機械的トラブルの原因となるものであった。
等を含んでいる廃棄タイヤ等の金属を含むゴム廃棄物を
炉内で大量に燃焼させた場合、ゴム製品に含まれる金属
が溶融し、その比重が大きいために下方へ流れてストー
カに固着し、ストーカからの通気を阻害して燃焼を防
げ、又機械的トラブルの原因となるものであった。
【０００４】また通常の炉に廃棄タイヤ等のゴム廃棄物
を単独又は他の燃料と同じ投入口から炉内へ投入して混
焼した場合にも前記同様の問題が生じる。
を単独又は他の燃料と同じ投入口から炉内へ投入して混
焼した場合にも前記同様の問題が生じる。
【０００５】この金属の溶融の問題を避けるために、例
えば特開昭６３−１０５３０８に開示されるように、炉
内に循環使用される砂等からなる流動床を形成して、こ
の流動床上でタイヤ等のゴム廃棄物を燃焼させる方法が
提案されたが、この場合、流動床の成分である砂等と金
属との分離のために特別の装置を必要しかつ手間がかか
り、実用的なものではない。
えば特開昭６３−１０５３０８に開示されるように、炉
内に循環使用される砂等からなる流動床を形成して、こ
の流動床上でタイヤ等のゴム廃棄物を燃焼させる方法が
提案されたが、この場合、流動床の成分である砂等と金
属との分離のために特別の装置を必要しかつ手間がかか
り、実用的なものではない。
【０００６】本発明は、上記に鑑みてなしたものであ
り、全国規模で問題になっている必然的に発生する使用
済タイヤ等の廃棄処分の問題、及びタイヤ製造工程で発
生する廃棄物処理の問題を解決するとともに、これらの
持つ熱エネルギーをボイラーの燃料にして有効に利用す
るボイラー等の燃焼室、および石炭とゴム片とを混焼す
る方法を提供するものである。
り、全国規模で問題になっている必然的に発生する使用
済タイヤ等の廃棄処分の問題、及びタイヤ製造工程で発
生する廃棄物処理の問題を解決するとともに、これらの
持つ熱エネルギーをボイラーの燃料にして有効に利用す
るボイラー等の燃焼室、および石炭とゴム片とを混焼す
る方法を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決するために鋭意研究、工夫を重ねた結果、予め燃
焼させた石炭が灰化した灰層の上に、廃棄タイヤ等のゴ
ム片を散布状に投入して燃焼させる方法を見出し、この
発明を完成するに至ったものである。
を解決するために鋭意研究、工夫を重ねた結果、予め燃
焼させた石炭が灰化した灰層の上に、廃棄タイヤ等のゴ
ム片を散布状に投入して燃焼させる方法を見出し、この
発明を完成するに至ったものである。
【０００８】すなわち、本発明にかかるボイラー等の燃
焼室は、前後壁間にわたって奥から手前に向流移動する
移床ストーカを下部に備えた燃焼室であり、前壁には石
炭を燃焼室内の移床ストーカ上に散布し得るスプレッダ
ー装置を備えた石炭投入口を設け、燃焼室の移床ストー
カより上方の横壁には、燃焼室内に開口してゴム片投入
口を形成するとともに上方より供給されるゴム片を所要
量づつ送出できるロータリーバルブを備えた筒状シュー
ターを連設し、ゴム片を所要量づつ移床ストーカ上に供
給できるようにしたことを特徴とする。
焼室は、前後壁間にわたって奥から手前に向流移動する
移床ストーカを下部に備えた燃焼室であり、前壁には石
炭を燃焼室内の移床ストーカ上に散布し得るスプレッダ
ー装置を備えた石炭投入口を設け、燃焼室の移床ストー
カより上方の横壁には、燃焼室内に開口してゴム片投入
口を形成するとともに上方より供給されるゴム片を所要
量づつ送出できるロータリーバルブを備えた筒状シュー
ターを連設し、ゴム片を所要量づつ移床ストーカ上に供
給できるようにしたことを特徴とする。
【０００９】前記において、横壁に連設されたシュータ
ーは、燃焼室の前壁から後壁までの距離の４０〜８０％
の範囲で横壁を貫通して燃焼室の上方に開口せしめられ
る。またロータリーバルブは、定常回転する回転体が給
入側と送出側との間を気密状態に保って回転するものが
よい。
ーは、燃焼室の前壁から後壁までの距離の４０〜８０％
の範囲で横壁を貫通して燃焼室の上方に開口せしめられ
る。またロータリーバルブは、定常回転する回転体が給
入側と送出側との間を気密状態に保って回転するものが
よい。
【００１０】また、本発明の石炭とゴム片との混焼方法
は、燃焼室内の前後壁間にわたって後部側から手前に向
流移動する移床ストーカを備えたボイラーの燃焼室内の
前記移床ストーカ上に、前壁に設けられた石炭投入口よ
り投入される石炭をスプレッダー装置で大きい塊ほど遠
くへ弾き飛すようにして略均一に散布し、移床ストーカ
上で石炭を燃焼させ、これと同時に、燃焼室の横壁に開
口してゴム片投入口を形成する筒状シューターにより、
金属を含有するゴム廃棄物等のゴム片を、シューターに
備えたロータリーバルブを介して所要量づつ送出しなが
ら、移床ストーカ上の先に燃焼した石炭による灰層の上
に散布するように投入し、前記灰層の上で燃焼させるこ
とを特徴とする。
は、燃焼室内の前後壁間にわたって後部側から手前に向
流移動する移床ストーカを備えたボイラーの燃焼室内の
前記移床ストーカ上に、前壁に設けられた石炭投入口よ
り投入される石炭をスプレッダー装置で大きい塊ほど遠
くへ弾き飛すようにして略均一に散布し、移床ストーカ
上で石炭を燃焼させ、これと同時に、燃焼室の横壁に開
口してゴム片投入口を形成する筒状シューターにより、
金属を含有するゴム廃棄物等のゴム片を、シューターに
備えたロータリーバルブを介して所要量づつ送出しなが
ら、移床ストーカ上の先に燃焼した石炭による灰層の上
に散布するように投入し、前記灰層の上で燃焼させるこ
とを特徴とする。
【００１１】
【作用】上記の本発明によれば、前壁に設けられた石炭
投入口より投入される塊粒状の石炭は、スプレッダー装
置で燃焼室内に弾き飛ばされ、大きくて重量の大のもの
は燃焼室の奥の方へ、小さくて軽いものほど手前に飛ば
されて移床ストーカ上に均一に散布される。そして移床
ストーカが手前へ移動している間に奥に落下した石炭は
次第に燃焼して灰化し、燃焼室の略中程に達する時には
厚い灰層が形成される。
投入口より投入される塊粒状の石炭は、スプレッダー装
置で燃焼室内に弾き飛ばされ、大きくて重量の大のもの
は燃焼室の奥の方へ、小さくて軽いものほど手前に飛ば
されて移床ストーカ上に均一に散布される。そして移床
ストーカが手前へ移動している間に奥に落下した石炭は
次第に燃焼して灰化し、燃焼室の略中程に達する時には
厚い灰層が形成される。
【００１２】一方、廃棄タイヤその他のゴム廃棄物等を
チップ状に破砕したゴム片を、横壁に連設された筒状シ
ューターより投入するもので、このチップ状のゴム片は
形や姿勢が一定していないために、シューターを滑落す
る際の滑り抵抗が異なり、その結果、燃焼室に落下する
とき飛距離が異なって移床ストーカ上の広い範囲に散布
され、石炭が燃焼して灰化した灰層の上に載る。しかも
前記ゴム片は、シューターに設けられたロータリーバル
ブの定常回転により所要量づつが送出されて投入される
ため、一時に大量投入されて堆積するおそれなく移動し
ている移床ストーカ上に略均一に散分されることにな
る。
チップ状に破砕したゴム片を、横壁に連設された筒状シ
ューターより投入するもので、このチップ状のゴム片は
形や姿勢が一定していないために、シューターを滑落す
る際の滑り抵抗が異なり、その結果、燃焼室に落下する
とき飛距離が異なって移床ストーカ上の広い範囲に散布
され、石炭が燃焼して灰化した灰層の上に載る。しかも
前記ゴム片は、シューターに設けられたロータリーバル
ブの定常回転により所要量づつが送出されて投入される
ため、一時に大量投入されて堆積するおそれなく移動し
ている移床ストーカ上に略均一に散分されることにな
る。
【００１３】特に前記のシューターを両側壁の外にそれ
ぞれ設けて、前壁から後壁までの距離の４０〜８０％の
範囲で両横壁を貫通して燃焼室に開口せしめておくこと
により、ゴム片は移床ストーカ上の略中程の厚い灰層の
上に確実に分散して載り、この灰層の上で燃焼すること
になる。
ぞれ設けて、前壁から後壁までの距離の４０〜８０％の
範囲で両横壁を貫通して燃焼室に開口せしめておくこと
により、ゴム片は移床ストーカ上の略中程の厚い灰層の
上に確実に分散して載り、この灰層の上で燃焼すること
になる。
【００１４】したがって、ゴムが燃焼し高温になって、
ゴム片中含まれている金属が溶融して垂れ流れても、ス
トーカーの下方から吹込んだ空気で冷却されている灰層
中で固化することとなり、直接ストーカーに固着するこ
とはなく、目詰りを起して燃焼が阻害するおそれはな
い。
ゴム片中含まれている金属が溶融して垂れ流れても、ス
トーカーの下方から吹込んだ空気で冷却されている灰層
中で固化することとなり、直接ストーカーに固着するこ
とはなく、目詰りを起して燃焼が阻害するおそれはな
い。
【００１５】またロータリーバルブは、定常回転するロ
ータが給入側と送出側との間を気密状態に保って回転す
るものにすれば、燃焼室と大気圧との間が連通すること
はなく、従ってゴム片投入口が設けられていても、この
部分から減圧になっている燃焼室に余分な空気が流込ん
で、燃焼室内の温度が下がるといったことはなく、良好
な燃焼状態を維持できる。
ータが給入側と送出側との間を気密状態に保って回転す
るものにすれば、燃焼室と大気圧との間が連通すること
はなく、従ってゴム片投入口が設けられていても、この
部分から減圧になっている燃焼室に余分な空気が流込ん
で、燃焼室内の温度が下がるといったことはなく、良好
な燃焼状態を維持できる。
【００１６】さらに石炭とタイヤチップとを混焼するこ
とによって、それぞれを単独で燃焼させたときに発生す
る炉内の汚れ、窒素酸化物の大量の発生等が相互に補充
し合って減少する。
とによって、それぞれを単独で燃焼させたときに発生す
る炉内の汚れ、窒素酸化物の大量の発生等が相互に補充
し合って減少する。
【００１７】
【実施例】本発明の実施例を図面に基いて説明する。図
１はボイラーの燃焼室の概略縦断面図、図２はシュータ
ー部分の縦断面図を示している。
１はボイラーの燃焼室の概略縦断面図、図２はシュータ
ー部分の縦断面図を示している。
【００１８】図において、（１）はボイラーの燃焼室で
あり、燃焼室（１）は前壁（２）と後壁（３）および両
横側壁（４）で囲まれている。この燃焼室（１）内に
は、前壁（２）と後壁（３）の下部に、上面が奥から手
前に広い平面部分を保ちながら移行するエンドレスの移
床ストーカ（５）が設けられている。
あり、燃焼室（１）は前壁（２）と後壁（３）および両
横側壁（４）で囲まれている。この燃焼室（１）内に
は、前壁（２）と後壁（３）の下部に、上面が奥から手
前に広い平面部分を保ちながら移行するエンドレスの移
床ストーカ（５）が設けられている。
【００１９】前壁（２）にはスプレッダー装置（６）を
備えた石炭投入口（７）が設けられている。（６ａ）は
スプレッダー装置（６）のロータであり、（８）は石炭
投入口（７）に連設された投入ホッパー、（９）はスク
リュー等を利用したフィーダである。
備えた石炭投入口（７）が設けられている。（６ａ）は
スプレッダー装置（６）のロータであり、（８）は石炭
投入口（７）に連設された投入ホッパー、（９）はスク
リュー等を利用したフィーダである。
【００２０】（１０）は筒状シューター（１１）が連な
るゴム片投入口であり、前壁（２）から後壁（３）まで
の距離の４０〜８０％の範囲内の両横壁（４）に設けら
れている。ゴム片投入口（１０）に連らなる筒状シュー
ター（１１）は、１端が燃焼室（１）の横壁（４）を貫
通して燃焼室（１）内で開口してゴム片投入口を形成す
るとともに、燃焼室（１）外で斜め上方に延びる筒体
（１１ａ）よりなり、その上端（他端）は開口部が広く
なって投入ホッパー（１２）を形成している。この筒状
シューター（１１）は、投入ホッパー（１２）に投入さ
れたゴム片が自重でシューター内を滑り落ちるように、
前記筒体（１１ａ）が水平に対して３０〜８０°の傾斜
角度をつけて据付けられる。
るゴム片投入口であり、前壁（２）から後壁（３）まで
の距離の４０〜８０％の範囲内の両横壁（４）に設けら
れている。ゴム片投入口（１０）に連らなる筒状シュー
ター（１１）は、１端が燃焼室（１）の横壁（４）を貫
通して燃焼室（１）内で開口してゴム片投入口を形成す
るとともに、燃焼室（１）外で斜め上方に延びる筒体
（１１ａ）よりなり、その上端（他端）は開口部が広く
なって投入ホッパー（１２）を形成している。この筒状
シューター（１１）は、投入ホッパー（１２）に投入さ
れたゴム片が自重でシューター内を滑り落ちるように、
前記筒体（１１ａ）が水平に対して３０〜８０°の傾斜
角度をつけて据付けられる。
【００２１】前記筒状シューター（１１）の途中には上
方より供給されるゴム片を所要量づつ送出できるロータ
リーバルブ（１３）が設けられている。このロータリー
バルブ（１３）は、図２に例示するように、軸（１４）
の外周面に該軸（１４）の軸線に平行に４枚または５〜
８枚の羽根（１５）を植設してなる回転体（１６）がケ
ーシング（１７）に収納されており、この回転体（１
６）の回転により上方より供給されるゴム片を所要量づ
つ時間差をつけて送出できるようになっている。羽根
（１５）は鉄の平板（１５ａ）の先端に、弾性体例えば
耐熱性ゴムを所定形状に形成したシール材（１５ｂ）が
付設されてなり、このシール材（１５ｂ）がケーシング
（１７）内周面に摺接して給入側と送出側との間を常に
気密状態に保って回転するようになっている。（１７
ａ）（１７ｂ）は筒体（１１ａ）に開口するケーシング
（１７）の給入口と送出口である。
方より供給されるゴム片を所要量づつ送出できるロータ
リーバルブ（１３）が設けられている。このロータリー
バルブ（１３）は、図２に例示するように、軸（１４）
の外周面に該軸（１４）の軸線に平行に４枚または５〜
８枚の羽根（１５）を植設してなる回転体（１６）がケ
ーシング（１７）に収納されており、この回転体（１
６）の回転により上方より供給されるゴム片を所要量づ
つ時間差をつけて送出できるようになっている。羽根
（１５）は鉄の平板（１５ａ）の先端に、弾性体例えば
耐熱性ゴムを所定形状に形成したシール材（１５ｂ）が
付設されてなり、このシール材（１５ｂ）がケーシング
（１７）内周面に摺接して給入側と送出側との間を常に
気密状態に保って回転するようになっている。（１７
ａ）（１７ｂ）は筒体（１１ａ）に開口するケーシング
（１７）の給入口と送出口である。
【００２２】上記の燃焼室構造において、投入ホッパー
（８）に投入されフィーダ（９）で供給される塊状の石
炭は、スプレッダー装置（６）で弾き飛ばされて石炭投
入口（７）を通って燃焼室（１）内の移床ストーカ
（５）上に散布される。この時、大きい石炭の塊は燃焼
室（１）の奥の方に、小さいものは手前に弾き飛ばされ
て移床ストーカ（５）の上に層別されて略均一に散布さ
れる。
（８）に投入されフィーダ（９）で供給される塊状の石
炭は、スプレッダー装置（６）で弾き飛ばされて石炭投
入口（７）を通って燃焼室（１）内の移床ストーカ
（５）上に散布される。この時、大きい石炭の塊は燃焼
室（１）の奥の方に、小さいものは手前に弾き飛ばされ
て移床ストーカ（５）の上に層別されて略均一に散布さ
れる。
【００２３】移床ストーカ（５）は奥より手前に移動し
ており、これに伴って移床ストーカ（５）上の石炭も移
動しながら燃焼するとともに、さらにその上に新たに石
炭が散布供給されて燃焼するので、燃焼室（１）内の中
程での移床ストーカ（５）上の堆積物は、図３に示すよ
うに、下から灰層（２１）、酸化層（２２）、還元層
（２３）および乾留層（２４）の構成になっている。
ており、これに伴って移床ストーカ（５）上の石炭も移
動しながら燃焼するとともに、さらにその上に新たに石
炭が散布供給されて燃焼するので、燃焼室（１）内の中
程での移床ストーカ（５）上の堆積物は、図３に示すよ
うに、下から灰層（２１）、酸化層（２２）、還元層
（２３）および乾留層（２４）の構成になっている。
【００２４】一方、ゴム片投入口（１０）に連なる筒状
シューター（１１）に設けられているロータリーバルブ
（１３）の回転体（１６）はモーター（図示せず）で駆
動されて定常回転している。使用済タイヤもしくは試作
品として製造された不要タイヤ等を円周方向に２〜４０
分割したタイヤチップ、あるいは製造工程で発生したゴ
ム廃棄物等のゴム片を、筒状シューター（１１）の投入
ホッパー（１２）から投入すると、ロータリーバルブ
（１３）の隣り合った２枚の羽根（１５）で画された空
間（Ｓ）が給入口（１７ａ）と合致したとき、大きさに
よって異なるが、１個もしくは数個のゴム片が前記空間
（Ｓ）内に入り、反対の位相になって前記空間（Ｓ）が
送出口（１７ｂ）と合致したとき、筒状シューター（１
０）内を滑って燃焼室（１）内に投入される。これによ
り、時間調整されて一時に大量に投入されることがな
い。
シューター（１１）に設けられているロータリーバルブ
（１３）の回転体（１６）はモーター（図示せず）で駆
動されて定常回転している。使用済タイヤもしくは試作
品として製造された不要タイヤ等を円周方向に２〜４０
分割したタイヤチップ、あるいは製造工程で発生したゴ
ム廃棄物等のゴム片を、筒状シューター（１１）の投入
ホッパー（１２）から投入すると、ロータリーバルブ
（１３）の隣り合った２枚の羽根（１５）で画された空
間（Ｓ）が給入口（１７ａ）と合致したとき、大きさに
よって異なるが、１個もしくは数個のゴム片が前記空間
（Ｓ）内に入り、反対の位相になって前記空間（Ｓ）が
送出口（１７ｂ）と合致したとき、筒状シューター（１
０）内を滑って燃焼室（１）内に投入される。これによ
り、時間調整されて一時に大量に投入されることがな
い。
【００２５】しかも、タイヤチップ等のゴム片は、凸の
曲率半径を持った面と、凹の曲率半径を持った面とがあ
り、筒状シューター（１１）内を滑り落ちるときの姿勢
は一定ではないため、この滑落時の摩擦抵抗に不同が生
じ、ゴム片投入口（１０）から広がりを持って移床スト
ーカ（５）の流れの中程の乾留層（２４）の上に略均一
に散布されることになり（図３）、ゴム片（３０）が局
部的に多量に滞積することがない。
曲率半径を持った面と、凹の曲率半径を持った面とがあ
り、筒状シューター（１１）内を滑り落ちるときの姿勢
は一定ではないため、この滑落時の摩擦抵抗に不同が生
じ、ゴム片投入口（１０）から広がりを持って移床スト
ーカ（５）の流れの中程の乾留層（２４）の上に略均一
に散布されることになり（図３）、ゴム片（３０）が局
部的に多量に滞積することがない。
【００２６】前記のように散布、投入されたゴム片は、
約５００℃の温度でゴムが熱分解して可燃ガスを発生す
るので、火焔を発して燃焼し、これに含まれている金属
は溶融するが、燃焼室（１）の奥で燃えた石炭で形成さ
れて充分な厚さになっている灰層の中で固化し、それゆ
え移床ストーカ（５）に接した状態で固化してストーカ
に固着することがなく、目塞ぎを起こすおそれがない。
約５００℃の温度でゴムが熱分解して可燃ガスを発生す
るので、火焔を発して燃焼し、これに含まれている金属
は溶融するが、燃焼室（１）の奥で燃えた石炭で形成さ
れて充分な厚さになっている灰層の中で固化し、それゆ
え移床ストーカ（５）に接した状態で固化してストーカ
に固着することがなく、目塞ぎを起こすおそれがない。
【００２７】また、ロータリーバルブ（１３）の回転体
（１６）がどの位置になっても少なくとも２枚の羽根
（１５）がケーシング（１７）の内周面に接しており、
ケーシング（１７）の給入側と送出側との間の気密が保
たれているので、筒状シューター（１１）から不要な空
気が燃焼室（１）へ流入するのを防ぎ、良好な燃焼状態
を保つ。しかも燃焼残査物は移床ストーカ（５）によっ
て自動的に排出されるので、連続運転でき、灰と金属と
の分離も容易になり、運転の省人ができる。
（１６）がどの位置になっても少なくとも２枚の羽根
（１５）がケーシング（１７）の内周面に接しており、
ケーシング（１７）の給入側と送出側との間の気密が保
たれているので、筒状シューター（１１）から不要な空
気が燃焼室（１）へ流入するのを防ぎ、良好な燃焼状態
を保つ。しかも燃焼残査物は移床ストーカ（５）によっ
て自動的に排出されるので、連続運転でき、灰と金属と
の分離も容易になり、運転の省人ができる。
【００２８】このようにして、石炭とゴム片とを混焼す
ることにより、廃棄処理に困窮していた不要タイヤや使
用済タイヤその他の特に金属を含むゴム廃棄物をボイラ
ー等の燃料として何等問題なく利用することができる。
ることにより、廃棄処理に困窮していた不要タイヤや使
用済タイヤその他の特に金属を含むゴム廃棄物をボイラ
ー等の燃料として何等問題なく利用することができる。
【００２９】また廃棄タイヤ等を２〜４０分割した小片
にして投入することとし、これをロータリーバルブ（１
３）で燃焼室（１）内への投入量を制御できるようにし
ているので、ゴム片供給の自動化が図り易い。またロー
タリーバルブ（１３）の回転体（１６）の回転速度を調
整することによって、タイヤチップ等のゴム片の供給量
を調節でき、かつ石炭投入用のフィーダ（９）を調整す
ることによって石炭供給量も調節できるので、蒸気負荷
が変動しても蒸騰量が追縦でき、安定した蒸騰が得られ
る。
にして投入することとし、これをロータリーバルブ（１
３）で燃焼室（１）内への投入量を制御できるようにし
ているので、ゴム片供給の自動化が図り易い。またロー
タリーバルブ（１３）の回転体（１６）の回転速度を調
整することによって、タイヤチップ等のゴム片の供給量
を調節でき、かつ石炭投入用のフィーダ（９）を調整す
ることによって石炭供給量も調節できるので、蒸気負荷
が変動しても蒸騰量が追縦でき、安定した蒸騰が得られ
る。
【００３０】なお、本発明の混焼方法においては、石炭
が燃焼して形成される灰層が重要な役割を果すので、ゴ
ムを多量に燃焼するためには、通常使用される石炭より
も灰分が若干多い方が好ましい。タイヤ等に使用される
高品質のゴムは大部分が炭化水素とカーボンであるた
め、灰分の生成が少なく、また発熱量も大きいため、ゴ
ム片がタイヤチップである場合は、通常のものより低品
質の石炭を使用できる。また、通常ボイラー燃料に使用
されている品位の石炭の場合、石炭とタイヤチップの割
合は７０：３０〜３０：７０の範囲が選択される。石炭
の使用割合が７０％より多いと、処理できる廃棄タイヤ
量が少なく、廃棄タイヤ処理の目的からは効率が悪く、
また石炭の割合が３０％より少ないと、タイヤチップに
含まれる金属が溶融してストーカに固着するのを防止す
る灰分の量が少なく、金属融着のトラブルの発生するお
それがあり、好ましくない。
が燃焼して形成される灰層が重要な役割を果すので、ゴ
ムを多量に燃焼するためには、通常使用される石炭より
も灰分が若干多い方が好ましい。タイヤ等に使用される
高品質のゴムは大部分が炭化水素とカーボンであるた
め、灰分の生成が少なく、また発熱量も大きいため、ゴ
ム片がタイヤチップである場合は、通常のものより低品
質の石炭を使用できる。また、通常ボイラー燃料に使用
されている品位の石炭の場合、石炭とタイヤチップの割
合は７０：３０〜３０：７０の範囲が選択される。石炭
の使用割合が７０％より多いと、処理できる廃棄タイヤ
量が少なく、廃棄タイヤ処理の目的からは効率が悪く、
また石炭の割合が３０％より少ないと、タイヤチップに
含まれる金属が溶融してストーカに固着するのを防止す
る灰分の量が少なく、金属融着のトラブルの発生するお
それがあり、好ましくない。
【００３１】
【発明の効果】上記したように本発明の燃焼室構造及び
混焼方法によれば、石炭が燃焼して生じた灰層の上でゴ
ム片を燃焼させるため、特に廃棄タイヤ等の金属を含む
ゴム片を、溶融した金属をストーカに固着させるおそれ
なく効率よく燃焼させることができる。したがって廃棄
処理に困窮し大きな社会問題となっている使用済タイヤ
等のゴム廃棄物、あるいは工場の工程で発生するゴム廃
棄物を、ボイラー等の燃料として何等問題なく有効に利
用することができる。それゆえ、使用済タイヤの大量発
生あるいは工場の工程で発生するゴム廃棄物の環境問題
の減少に役立ち、かつエネルギー節減にも寄与できる。
混焼方法によれば、石炭が燃焼して生じた灰層の上でゴ
ム片を燃焼させるため、特に廃棄タイヤ等の金属を含む
ゴム片を、溶融した金属をストーカに固着させるおそれ
なく効率よく燃焼させることができる。したがって廃棄
処理に困窮し大きな社会問題となっている使用済タイヤ
等のゴム廃棄物、あるいは工場の工程で発生するゴム廃
棄物を、ボイラー等の燃料として何等問題なく有効に利
用することができる。それゆえ、使用済タイヤの大量発
生あるいは工場の工程で発生するゴム廃棄物の環境問題
の減少に役立ち、かつエネルギー節減にも寄与できる。
【００３２】本発明の燃焼室構造及び混焼方法はゴムの
消却に限定されるものでなく、プラスチック、木材等の
可燃性廃棄物の焼却にも勿論使用できる。
消却に限定されるものでなく、プラスチック、木材等の
可燃性廃棄物の焼却にも勿論使用できる。
【図１】ボイラー等の燃焼室構造を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図２】ゴム片投入口部分の縦断面図である。
【図３】ストーカ上の堆積層構造の説明図である。
（１） 燃焼室 （２） 前壁 （３） 後壁 （４） 横壁 （５） 移床ストーカ （６） スプレッダー装置 （１０） ゴム片投入口 （１１） 筒状シューター （１３） ロータリーパルブ （１５） 羽根 （１６） 回転体 （１７） ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２３Ｇ 7/12 ＺＡＢ Ｚ 7815−3Ｋ
Claims (4)
- 【請求項１】 前後壁間にわたって奥から手前に向流移
動する移床ストーカを下部に備えたボイラー等の燃焼室
において、前壁には石炭を燃焼室内の移床ストーカ上に
散布し得るスプレッダー装置を備えた石炭投入口を設
け、燃焼室の移床ストーカより上方の横壁には、燃焼室
内に開口してゴム片投入口を形成するとともに上方より
供給されるゴム片を所要量づつ送出できるロータリーバ
ルブを備えた筒状シューターを連設し、ゴム片を移床ス
トーカ上の灰層の上に所要量づつ供給できるようにした
ことを特徴とするボイラー等の燃焼室。 - 【請求項２】 横壁に連設されたシューターが、燃焼室
の前壁から後壁までの距離の４０〜８０％の範囲で両横
壁を貫通して燃焼室に開口せしめられている請求項１に
記載のボイラー等の燃焼室。 - 【請求項３】 ロータリーバルブは、定常回転する回転
体が給入側と送出側との間を気密状態に保って回転する
ようになされた請求項１または２に記載のボイラー等の
燃焼室。 - 【請求項４】 前後壁間にわたって奥から手前に向流移
動する移床ストーカを備えたボイラー等の燃焼室内にお
ける前記移床ストーカ上に、前壁に設けられた石炭投入
口より投入される石炭をスプレッダー装置で大きい塊ほ
ど遠くへ弾き飛すようにして略均一に散布し、移床スト
ーカ上で石炭を燃焼させ、これと同時に、燃焼室の横壁
に開口してゴム片投入口を形成する筒状シューターによ
り、金属を含有するゴム廃棄物等のゴム片を、シュータ
ーに備えたロータリーバルブを介して所要量づつ送出し
ながら、移床ストーカ上の先に燃焼した石炭による灰層
の上に散布するように投入し、前記灰層の上で燃焼させ
ることを特徴とする石炭とゴム片との混焼方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3117490A JPH0639963B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | ボイラー等の燃焼室および石炭とゴム片との混焼方法 |
| US07/885,585 US5226375A (en) | 1991-05-22 | 1992-05-19 | Boiler and other combustion chambers and a method for mix-combusting coal and rubber |
| GB9210866A GB2256036B (en) | 1991-05-22 | 1992-05-21 | Boiler and other combustion chambers and a method for mix-combusting coal and rubber |
| KR1019920008662A KR970011014B1 (ko) | 1991-05-22 | 1992-05-22 | 보일러의 연소실 및 석탄과 고무조각의 혼합연소방법 |
| DE4217070A DE4217070C5 (de) | 1991-05-22 | 1992-05-22 | Verbrennungsvorrichtung und -verfahren |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3117490A JPH0639963B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | ボイラー等の燃焼室および石炭とゴム片との混焼方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04347406A JPH04347406A (ja) | 1992-12-02 |
| JPH0639963B2 true JPH0639963B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=14713017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3117490A Expired - Fee Related JPH0639963B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | ボイラー等の燃焼室および石炭とゴム片との混焼方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5226375A (ja) |
| JP (1) | JPH0639963B2 (ja) |
| KR (1) | KR970011014B1 (ja) |
| DE (1) | DE4217070C5 (ja) |
| GB (1) | GB2256036B (ja) |
Families Citing this family (24)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5303661A (en) * | 1993-06-04 | 1994-04-19 | Yu Chun An | Dry process for speedy and continuous recycling discarded rubber |
| US5628261A (en) * | 1995-03-20 | 1997-05-13 | Chemical Lime Company | Method and furnace for decomposing solid waste materials |
| JPH09222216A (ja) * | 1996-02-16 | 1997-08-26 | Yaichiro Moriguchi | 予備加熱装置およびこれを備えた焼却装置 |
| US6431094B1 (en) * | 2001-02-13 | 2002-08-13 | Advanced Environmental Technology, Inc. | Reactive waste deactivation facility and method |
| US6497187B2 (en) * | 2001-03-16 | 2002-12-24 | Gas Technology Institute | Advanced NOX reduction for boilers |
| PL195831B1 (pl) * | 2001-04-06 | 2007-10-31 | Chrusciel Romuald | Sposób energetycznej utylizacji zużytych opon samochodowych i innych odpadów gumowych |
| FR2823555B1 (fr) * | 2001-04-13 | 2003-06-27 | Bio 3D Applic | Systeme et procede d'incineration de matieres organiques, notamment de farines et graisses d'origine animale |
| US7647874B2 (en) * | 2005-05-16 | 2010-01-19 | Symbiotic Technology Llc | Energy and steel recovery system |
| US8789480B2 (en) * | 2005-05-16 | 2014-07-29 | Symbiotic Technology, Llc | Energy and steel recovery system |
| US20070295248A1 (en) * | 2005-05-16 | 2007-12-27 | Kohnen Robert L | Energy and steel recovery system |
| DE102008010235B4 (de) * | 2008-02-21 | 2010-07-01 | Siemens Ag Österreich | Verfahren zur Wurfbeschickung bei Feuerungsanlagen und Feuerungsanlage |
| US8276528B1 (en) | 2008-03-17 | 2012-10-02 | Daniel Richard Higgins | Pneumatic fuel distributor for solid fuel boilers |
| US8590463B1 (en) * | 2008-05-23 | 2013-11-26 | Daniel Richard Higgins | Method and apparatus for drying solid fuels |
| US8707876B2 (en) | 2008-09-17 | 2014-04-29 | Daniel Richard Higgins | Stepped floor for solid fuel boilers |
| US8424150B1 (en) | 2009-06-11 | 2013-04-23 | Daniel Richard Higgins | Rod scraper |
| CN101852422B (zh) * | 2010-05-26 | 2012-01-18 | 伟明环保设备有限公司 | 燃用垃圾衍生燃料rdf、废塑料和废木的锅炉 |
| CN102345875A (zh) * | 2010-08-02 | 2012-02-08 | 上海普豪制浆造纸工程有限公司 | 高含水率生物质燃料锅炉 |
| CN103307609A (zh) * | 2012-03-12 | 2013-09-18 | 陈雅华 | 双层燃料垃圾焚烧锅炉燃烧方法 |
| CN102563683B (zh) * | 2012-03-14 | 2014-06-25 | 河南中烟工业有限责任公司 | 一种链条炉排锅炉无动力分层分行给煤装置 |
| CN103486571A (zh) * | 2013-09-18 | 2014-01-01 | 江苏太湖锅炉股份有限公司 | 一种双燃料锅炉 |
| PE20161111A1 (es) | 2014-01-08 | 2016-10-22 | Eugene J Sullivan | Caldera de combustion con canaleta de pre secado de combustible |
| CN105042565A (zh) * | 2015-03-10 | 2015-11-11 | 中能世华(北京)节能科技有限公司 | 一种工业节能减排燃烧炉 |
| CN106594792A (zh) * | 2016-12-20 | 2017-04-26 | 国能生物发电集团有限公司 | 生物质燃料混合燃烧时防止高温腐蚀的锅炉燃烧调整方法 |
| US10808294B2 (en) * | 2018-08-20 | 2020-10-20 | Baha Elsayed Abulnaga | Triple chamber furnace for scrap segregation and melting |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE649524C (de) * | 1934-03-01 | 1937-08-26 | L & C Steinmueller | Wanderrostfeuerung mit Zusatzfeuerung |
| GB852527A (en) * | 1958-03-28 | 1960-10-26 | Schmidt Sche Heissdampf G M B | Steam boiler firing installation permitting simultaneous combustion of fuels differing in inflammability |
| DE2616776C2 (de) * | 1976-04-15 | 1978-01-19 | Liebig, Philipp, 6101 Gross-Bieberau | Verfahren zum Beheizen von Ziegeleiofen, insbesondere Tunnelofen |
| US4326469A (en) * | 1979-11-02 | 1982-04-27 | Detroit Stoker Company | Multi-fuel feeder distributor |
| US4434724A (en) * | 1983-04-01 | 1984-03-06 | Combustion Engineering, Inc. | Overbed distributor for feeding dual solid fuels to a stoker furnace |
| US4485747A (en) * | 1983-07-15 | 1984-12-04 | The United States Of America As Represented By The Environmental Protection Agency | Reducing pollutant emissions by fines removal |
-
1991
- 1991-05-22 JP JP3117490A patent/JPH0639963B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-05-19 US US07/885,585 patent/US5226375A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-05-21 GB GB9210866A patent/GB2256036B/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-05-22 KR KR1019920008662A patent/KR970011014B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1992-05-22 DE DE4217070A patent/DE4217070C5/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE4217070C5 (de) | 2004-02-26 |
| GB2256036B (en) | 1995-04-19 |
| KR970011014B1 (ko) | 1997-07-05 |
| GB2256036A (en) | 1992-11-25 |
| DE4217070A1 (de) | 1992-11-26 |
| JPH04347406A (ja) | 1992-12-02 |
| GB9210866D0 (en) | 1992-07-08 |
| DE4217070C2 (de) | 1995-10-19 |
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| KR920021929A (ko) | 1992-12-19 |
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