JPH0639917Y2 - 食品スライサ - Google Patents
食品スライサInfo
- Publication number
- JPH0639917Y2 JPH0639917Y2 JP1992037378U JP3737892U JPH0639917Y2 JP H0639917 Y2 JPH0639917 Y2 JP H0639917Y2 JP 1992037378 U JP1992037378 U JP 1992037378U JP 3737892 U JP3737892 U JP 3737892U JP H0639917 Y2 JPH0639917 Y2 JP H0639917Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- food
- plate
- tool rest
- tool
- contact plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Cutting Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ハムやソーセージ等の
重い食品を垂直に下降して食品の下端を水平な当板に当
接し、上下動可能な当板に載架した食品の下端を、当板
と共に水平方向に往復動する回転中の水平な丸刃物で薄
切りする食品スライサに関する。
重い食品を垂直に下降して食品の下端を水平な当板に当
接し、上下動可能な当板に載架した食品の下端を、当板
と共に水平方向に往復動する回転中の水平な丸刃物で薄
切りする食品スライサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の食品スライサは、実公昭53−
18470号公報に例示されているように、水平な首振
腕の基端を軸支し、水平方向に往復回動する首振腕の先
端上に、一方向に回転する丸刃物を水平に設け、首振腕
の往動端側に切断厚さ調節用の当板を丸刃物より低い水
平位置に上下動可能に片持状に取り付け、当板の上側位
置に、ハムやソーセージ等の食品を垂直に下降する給送
装置を設けている。
18470号公報に例示されているように、水平な首振
腕の基端を軸支し、水平方向に往復回動する首振腕の先
端上に、一方向に回転する丸刃物を水平に設け、首振腕
の往動端側に切断厚さ調節用の当板を丸刃物より低い水
平位置に上下動可能に片持状に取り付け、当板の上側位
置に、ハムやソーセージ等の食品を垂直に下降する給送
装置を設けている。
【0003】そして、給送装置に仕掛けた食品を垂直に
下降してその下端を当板に当接し、当板に載架した食品
の下端を、当板と共に水平方向に往復回動する回転中の
丸刃物で薄切りする。
下降してその下端を当板に当接し、当板に載架した食品
の下端を、当板と共に水平方向に往復回動する回転中の
丸刃物で薄切りする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の食品
スライサにおいては、ハムやソーセージ等の食品が均一
の厚さに薄切りされない。食品の薄切片は、厚さが不均
一であり、厚い部分と薄い部分がある。特に、大型の食
品を薄切りする場合や、複数本の食品を一緒に薄切りす
る場合に顕著である。
スライサにおいては、ハムやソーセージ等の食品が均一
の厚さに薄切りされない。食品の薄切片は、厚さが不均
一であり、厚い部分と薄い部分がある。特に、大型の食
品を薄切りする場合や、複数本の食品を一緒に薄切りす
る場合に顕著である。
【0005】その原因は、本考案者の研究によると、次
の通りである。
の通りである。
【0006】切断厚さ調節用の当板は、片持状に取り付
けられていて、垂直に下降したハムやソーセージ等の重
い食品が当接して載架するので、食品の載架によるたわ
み量が取付端側位置と自由端側位置では大きく相違す
る。即ち、食品は、当板の取付端側位置に当接した部分
と当板の自由端側位置に当接した部分では切断厚さが大
きく相違する。
けられていて、垂直に下降したハムやソーセージ等の重
い食品が当接して載架するので、食品の載架によるたわ
み量が取付端側位置と自由端側位置では大きく相違す
る。即ち、食品は、当板の取付端側位置に当接した部分
と当板の自由端側位置に当接した部分では切断厚さが大
きく相違する。
【0007】丸刃物は、その中心の回りに自転しつつ首
振腕基端の軸の回りに公転して、食品を切断するので、
食品との相対速度従って切れ味が公転中心から遠い外側
位置と公転中心から近い内側位置では大きく相違する。
即ち、食品は、丸刃物の外側位置で切断される部分と丸
刃物の内側位置で切断される部分では切断抵抗従って切
断による変形量が大きく相違して切断厚さが大きく相違
する。
振腕基端の軸の回りに公転して、食品を切断するので、
食品との相対速度従って切れ味が公転中心から遠い外側
位置と公転中心から近い内側位置では大きく相違する。
即ち、食品は、丸刃物の外側位置で切断される部分と丸
刃物の内側位置で切断される部分では切断抵抗従って切
断による変形量が大きく相違して切断厚さが大きく相違
する。
【0008】本考案の目的は、上記のような従来の課題
を解決することである。
を解決することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、ハムやソーセ
ージ等の重い食品を垂直に下降して食品の下端を水平な
切断厚さ調節用の当板に当接し、上下動可能な当板に載
架した食品の下端を、当板と共に水平方向に往復動する
回転中の水平な丸刃物で薄切りする食品スライサにおい
て、直線往復動する刃物台を設け、刃物台の上に、上記
の丸刃物を設けると共に、上記の当板の両側端を取り付
けて当板を両端支持状に設けたことを特徴とする食品ス
ライサである。
ージ等の重い食品を垂直に下降して食品の下端を水平な
切断厚さ調節用の当板に当接し、上下動可能な当板に載
架した食品の下端を、当板と共に水平方向に往復動する
回転中の水平な丸刃物で薄切りする食品スライサにおい
て、直線往復動する刃物台を設け、刃物台の上に、上記
の丸刃物を設けると共に、上記の当板の両側端を取り付
けて当板を両端支持状に設けたことを特徴とする食品ス
ライサである。
【0010】
【作用】本考案の食品スライサにおいては、ハムやソー
セージ等の重い食品が垂直に下降して重い食品の下端
が、両端支持状に水平に取り付けられた当板に当接し、
当板に載架した食品の下端が、当板と共に水平方向に直
線往復動する回転中の水平な丸刃物で薄切りされる。
セージ等の重い食品が垂直に下降して重い食品の下端
が、両端支持状に水平に取り付けられた当板に当接し、
当板に載架した食品の下端が、当板と共に水平方向に直
線往復動する回転中の水平な丸刃物で薄切りされる。
【0011】垂直に下降した重い食品が当接して載架す
る当板が両端支持状に取り付けられているので、片持状
に取り付けられている従来のものに比較して、当板の各
位置のたわみ量の差が小さい。
る当板が両端支持状に取り付けられているので、片持状
に取り付けられている従来のものに比較して、当板の各
位置のたわみ量の差が小さい。
【0012】また、食品を切断する丸刃物が直線運動を
するので、回動運動をする従来のものに比較して、丸刃
物と食品の各位置の相対速度の差が小さい。
するので、回動運動をする従来のものに比較して、丸刃
物と食品の各位置の相対速度の差が小さい。
【0013】
【考案の効果】本考案の食品スライサにおいては、当板
の各位置のたわみ量の差が小さく、また、丸刃物と食品
の各位置の相対速度の差が小さいので、ハムやソーセー
ジ等の重い食品が均一の厚さに薄切りされる。
の各位置のたわみ量の差が小さく、また、丸刃物と食品
の各位置の相対速度の差が小さいので、ハムやソーセー
ジ等の重い食品が均一の厚さに薄切りされる。
【0014】
【実施例】本例の食品スライサは、図1に示すように、
機台1の上に、前後方向に直線往復動する刃物台4を設
け、刃物台4上の後側位置に、一方向に回転する丸刃物
12を水平に設け、刃物台4上の前側位置に、上下動可
能な当板16を水平に両端支持状に設けている。機台1
の上には、図1に示すように、当板16の上側位置に、
ハムのような円柱状の重い食品Fを2本一緒に垂直に下
降する給送装置24を設け、当板16の下側位置に、食
品Fの薄切片が載架して送り出されるコンベア25を配
置している。
機台1の上に、前後方向に直線往復動する刃物台4を設
け、刃物台4上の後側位置に、一方向に回転する丸刃物
12を水平に設け、刃物台4上の前側位置に、上下動可
能な当板16を水平に両端支持状に設けている。機台1
の上には、図1に示すように、当板16の上側位置に、
ハムのような円柱状の重い食品Fを2本一緒に垂直に下
降する給送装置24を設け、当板16の下側位置に、食
品Fの薄切片が載架して送り出されるコンベア25を配
置している。
【0015】機台1の上面には、図2と図3に示すよう
に、2本のレール2を左右に並列して前後方向に沿って
設け、両レール2に門形縦断面状の可動部材3を掛け渡
して載架し、可動部材3の両側の下端部にそれぞれ刃物
台4の両側の脚5の下端を固定して、機台1の上に刃物
台4を前後方向に沿って移動可能に設けている。可動部
材3には、図2と図3に示すように、クランク機構6の
一端をピン結合し、クランク機構6の他端を機台1内の
減速機7の出力軸に固定し、減速機7の入力軸にベルト
伝動機構8を介して機台1内のモータ9の回転軸を連結
している。モータ9を駆動すると、刃物台4が前後方向
に直線往復動する。
に、2本のレール2を左右に並列して前後方向に沿って
設け、両レール2に門形縦断面状の可動部材3を掛け渡
して載架し、可動部材3の両側の下端部にそれぞれ刃物
台4の両側の脚5の下端を固定して、機台1の上に刃物
台4を前後方向に沿って移動可能に設けている。可動部
材3には、図2と図3に示すように、クランク機構6の
一端をピン結合し、クランク機構6の他端を機台1内の
減速機7の出力軸に固定し、減速機7の入力軸にベルト
伝動機構8を介して機台1内のモータ9の回転軸を連結
している。モータ9を駆動すると、刃物台4が前後方向
に直線往復動する。
【0016】機台1の上部には、図2と図3に示すよう
に、レール2,可動部材3とクランク機構6を覆う蓋板
10を取り付けている。
に、レール2,可動部材3とクランク機構6を覆う蓋板
10を取り付けている。
【0017】刃物台4の後側中央位置には、図3に示す
ように、刃物軸11を垂直に軸受し、刃物台4の上に突
出した刃物軸11の上端に丸刃物12を水平に固定し、
図2と図3に示すように、刃物台4内に突出した刃物軸
11の下端に、刃物台4に取り付けたモータ13の回転
軸をベルト伝動機構14を介して連結している。モータ
13を駆動すると、丸刃物12が回転する。
ように、刃物軸11を垂直に軸受し、刃物台4の上に突
出した刃物軸11の上端に丸刃物12を水平に固定し、
図2と図3に示すように、刃物台4内に突出した刃物軸
11の下端に、刃物台4に取り付けたモータ13の回転
軸をベルト伝動機構14を介して連結している。モータ
13を駆動すると、丸刃物12が回転する。
【0018】刃物台4の前側中央位置には、図3と図4
に示すように、コンベア25の後端部が挿入する凹部1
5を設けている。
に示すように、コンベア25の後端部が挿入する凹部1
5を設けている。
【0019】刃物台4の前側両側位置の軸孔には、図4
に示すように、当板16の両側端に上端を固定した両ラ
ック軸17を嵌合し、当板16を刃物台4の上に丸刃物
12の前側に隣接して水平に配置し、刃物台4内に突出
した両ラック軸17の下端のラック部を、それぞれ、刃
物台4内に軸受したピニオン軸18の前端のピニオン部
に噛み合わせている。刃物台4の後面に突出した両ピニ
オン軸18の後端のウオームホイル19は、図4に示す
ように、それぞれ、刃物台4の後面に軸受した切断厚さ
調整軸20のウオーム21に噛み合わせ、両ピニオン軸
18に減速機構19,21を介して連結した切断厚さ調
整軸20の一端にハンドル22を固定している。ハンド
ル22を回転すると、刃物台4に両端支持状に取り付け
られた当板16が水平状態を維持して上下動する。
に示すように、当板16の両側端に上端を固定した両ラ
ック軸17を嵌合し、当板16を刃物台4の上に丸刃物
12の前側に隣接して水平に配置し、刃物台4内に突出
した両ラック軸17の下端のラック部を、それぞれ、刃
物台4内に軸受したピニオン軸18の前端のピニオン部
に噛み合わせている。刃物台4の後面に突出した両ピニ
オン軸18の後端のウオームホイル19は、図4に示す
ように、それぞれ、刃物台4の後面に軸受した切断厚さ
調整軸20のウオーム21に噛み合わせ、両ピニオン軸
18に減速機構19,21を介して連結した切断厚さ調
整軸20の一端にハンドル22を固定している。ハンド
ル22を回転すると、刃物台4に両端支持状に取り付け
られた当板16が水平状態を維持して上下動する。
【0020】当板16の両ラック軸17後側位置に上端
を固定した案内軸23は、図4に示すように、それぞ
れ、刃物台4の案内孔に嵌合している。
を固定した案内軸23は、図4に示すように、それぞ
れ、刃物台4の案内孔に嵌合している。
【0021】本例の食品スライサを運転すると、丸刃物
12が一方向に回転すると共に、刃物台4が前後方向に
直線往復動し、刃物台4が後端の復動端に達すると、給
送装置24によって2本の重い食品Fが一緒に垂直に下
降し、図4に鎖線で示すように、両食品Fの下端面は、
丸刃物12の切断面より切断厚さ分下方に配置された当
板16の上面に当接する。刃物台4が前側に往動する
と、給送装置24に保持された両食品Fの下端は、当板
16と共に前側に往動する回転中の丸刃物12によって
設定厚さに薄切りされる。食品Fの薄切片は、前端の往
動端に達した丸刃物12の下側位置のコンベア25後端
部に載架する。刃物台4が往復動する毎に、両食品Fの
下端が設定厚さに薄切りされる。
12が一方向に回転すると共に、刃物台4が前後方向に
直線往復動し、刃物台4が後端の復動端に達すると、給
送装置24によって2本の重い食品Fが一緒に垂直に下
降し、図4に鎖線で示すように、両食品Fの下端面は、
丸刃物12の切断面より切断厚さ分下方に配置された当
板16の上面に当接する。刃物台4が前側に往動する
と、給送装置24に保持された両食品Fの下端は、当板
16と共に前側に往動する回転中の丸刃物12によって
設定厚さに薄切りされる。食品Fの薄切片は、前端の往
動端に達した丸刃物12の下側位置のコンベア25後端
部に載架する。刃物台4が往復動する毎に、両食品Fの
下端が設定厚さに薄切りされる。
【0022】本例の食品スライサにおいては、ハムやソ
ーセージ等の重い食品Fの薄切片が均一の厚さになる。
ーセージ等の重い食品Fの薄切片が均一の厚さになる。
【図1】本考案の実施例の食品スライサの一部破断略示
側面図である。
側面図である。
【図2】同例の食品スライサの給送装置と当板を除去し
た状態の一部縦断背面図である。
た状態の一部縦断背面図である。
【図3】同例の食品スライサの給送装置と当板及びコン
ベアを除去した状態の一部破断斜視図である。
ベアを除去した状態の一部破断斜視図である。
【図4】同例の食品スライサの刃物台と当板の一部破断
斜視図である。
斜視図である。
4 刃物台 12 丸刃物 16 当板 F 食品
Claims (1)
- 【請求項1】 ハムやソーセージ等の重い食品を垂直に
下降して食品の下端を水平な切断厚さ調節用の当板に当
接し、上下動可能な当板に載架した食品の下端を、当板
と共に水平方向に往復動する回転中の水平な丸刃物で薄
切りする食品スライサにおいて、直線往復動する刃物台
を設け、刃物台の上に、上記の丸刃物を設けると共に、
上記の当板の両側端を取り付けて当板を両端支持状に設
けたことを特徴とする食品スライサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992037378U JPH0639917Y2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 食品スライサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992037378U JPH0639917Y2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 食品スライサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537495U JPH0537495U (ja) | 1993-05-21 |
JPH0639917Y2 true JPH0639917Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=12495863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992037378U Expired - Lifetime JPH0639917Y2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 食品スライサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639917Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101019083B1 (ko) * | 2008-05-16 | 2011-03-07 | 김수권 | 육류 슬라이서 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5935757B2 (ja) * | 1976-12-20 | 1984-08-30 | 南常鉄工株式会社 | 縦型食品スライサ− |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP1992037378U patent/JPH0639917Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0537495U (ja) | 1993-05-21 |
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