JPH063989A - ダブル定着ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】カラー電子写真式プリンタにおける、カラーの
印字結果、得にＯＨＰ等のカラー鮮明度を向上させる事
を目的とする。 【構成】第１段目のローラ対２及び３にて熱主体（圧力
もかける）の定着を行ない、２段目のローラ対５にて圧
力主体（熱もかける）の定着を行なって、ダブル定着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電子写真式プリンタに使
用される熱圧力式のダブル定着ユニットに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のカラー電子写真式プリンタの熱圧
力式の定着ユニットは、一対のローラで加圧加熱して用
紙上のトナー現象を定着させる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の定着ユニットは
一対のローラだけでトナー定着を行なっているので、ト
ナー定着像の平滑度が充分得られず、例えばＯＨＰ（オ
ーバーヘッドプロジェクタ）用紙にカラー印字を行ない
現像した時、カラーの色彩、色相が著しく落ちるという
欠点がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の定着ユニット
は、電子写真式プリンタにおける用紙のトナー現象に加
圧加熱して定着する第１のローラ対と、これを通った前
記用紙を更に加圧加熱する第２のローラ対とを備えてい
る。

【０００５】

【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００６】図１は本発明の一実施例の側断面図であ
る。第１段目のローラ対すなわち圧力ローラ２及びヒー
トローラ３では、破線矢印Ａのごとく送込まれる用紙６
上の不安定なトナーに対し熱圧力定着（熱主体）を行な
う。圧力ローラ２は金属シャフトの外周にシリコンゴム
を一体成形してあり、ヒートローラ３に用紙６を押圧し
その上のトナーに圧力と熱とをかける。ヒートローラ３
には、熱伝導度の良いアルミ素管が使われ、その中央に
熱源であるヒータ４（ハロゲンランプ）を通してある。
このローラ対を通った用紙６は、用紙ガイド７上を第２
段目のローラ対５に送込まれる。このローラ対５も第１
段目のローラ対と同じ構成となっているが、ここでは圧
力主体の熱圧力定着を施し、ダブル定着を行なう。

【０００７】

【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、ダブ
ル定着を行なう事により、得にＯＨＰなどにおいてカラ
ー鮮明度の良好な印字結果を得る事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の側断面図。

【符号の説明】

２ 圧力ローラ ３ ヒートローラ ４ ヒータ ５ ローラ対 ６ 用紙 ７ 用紙ガイド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電子写真式プリンタにおける用紙のトナ
   ー現象に加圧加熱して定着する第１のローラ対と、これ
   を通った前記用紙を更に加圧加熱する第２のローラ対と
   を備えている事を特徴とするダブル定着ユニット。