JPH0639867A - ゴムシートの成形装置 - Google Patents
ゴムシートの成形装置Info
- Publication number
- JPH0639867A JPH0639867A JP4019992A JP4019992A JPH0639867A JP H0639867 A JPH0639867 A JP H0639867A JP 4019992 A JP4019992 A JP 4019992A JP 4019992 A JP4019992 A JP 4019992A JP H0639867 A JPH0639867 A JP H0639867A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber sheet
- oblique cam
- movable
- mold
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 金型を替えることなく、異なる厚さのゴムシ
ートを高平滑度で加硫、成形する装置を提供する。 【構成】 ベース板14上のゴムシートを上金型5のコ
ア11で圧縮するゴムシートの成形装置において、コア
11のストロークは、固定斜カム6と可動斜カム7の総
厚さにより決まり、可動斜カム7の移動量によって定め
られる。
ートを高平滑度で加硫、成形する装置を提供する。 【構成】 ベース板14上のゴムシートを上金型5のコ
ア11で圧縮するゴムシートの成形装置において、コア
11のストロークは、固定斜カム6と可動斜カム7の総
厚さにより決まり、可動斜カム7の移動量によって定め
られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定厚さのゴムシート
を得るためにゴムシート素材を圧縮する成形装置に関す
る。
を得るためにゴムシート素材を圧縮する成形装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来シリコーンゴム、天然ゴム、合成ゴ
ム等のゴムシート素材を所定厚さのゴムシートに成形す
るには、ゴムシート素材を所定厚さのキャビティを有す
る金型にオーバーフロー分を余分に加えて封入し圧縮し
ていた。
ム等のゴムシート素材を所定厚さのゴムシートに成形す
るには、ゴムシート素材を所定厚さのキャビティを有す
る金型にオーバーフロー分を余分に加えて封入し圧縮し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合得ようとするゴムシートの厚さが変わると、その都度
キャビティの厚さの異なる金型を製作しなければならな
いため、コストアップを招くという不利があり、また金
型の取り替え段取りに時間がかかり、作業効率が悪かっ
た。
合得ようとするゴムシートの厚さが変わると、その都度
キャビティの厚さの異なる金型を製作しなければならな
いため、コストアップを招くという不利があり、また金
型の取り替え段取りに時間がかかり、作業効率が悪かっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の不利を
解消するためになされたもので、これはベース板上のゴ
ムを上金型のコアで圧縮するゴムシートの成形装置にお
いて、コアのストロークが、固定斜カムと可動斜カムよ
りなる斜カムの可動斜カムの移動によって定められるこ
とを特徴とするゴムシートの成形装置を要旨とするもの
である。
解消するためになされたもので、これはベース板上のゴ
ムを上金型のコアで圧縮するゴムシートの成形装置にお
いて、コアのストロークが、固定斜カムと可動斜カムよ
りなる斜カムの可動斜カムの移動によって定められるこ
とを特徴とするゴムシートの成形装置を要旨とするもの
である。
【0005】以下本発明の装置の一実施態様を図によっ
て詳細に説明する。本発明のゴムシーの成形装置は、例
えば図1(a)に示すように、直油圧型締め装置(下金
型固定、上金型下降型プレス)によるもので、可動板1
の上部に固定された油圧シリンダー2により昇降する中
間板3を設け、この下に熱板4、さらにその下に上金型
5を取り付ける。中間板3の上部には固定斜カム6を取
り付ける。
て詳細に説明する。本発明のゴムシーの成形装置は、例
えば図1(a)に示すように、直油圧型締め装置(下金
型固定、上金型下降型プレス)によるもので、可動板1
の上部に固定された油圧シリンダー2により昇降する中
間板3を設け、この下に熱板4、さらにその下に上金型
5を取り付ける。中間板3の上部には固定斜カム6を取
り付ける。
【0006】一方可動板1の下部には固定斜カム6と同
こう配の可動斜カム7が取り付けられる。固定および可
動斜カムは一面が傾斜した1対の直方体を、傾斜面同士
を向かい合わせて圧接し、圧接面を摺動させることによ
り、総厚さを調節するものであるから、可動斜カム7を
移動させることにより、可動板1と中間板3の間隔を微
細に設定することができる。可動斜カム7は、スライド
式案内ガイド(図示なし)に固定され、ボールねじ8、
ウオーム減速機9及びサーボモータ10によって駆動す
ることにより横方向に移動し、総厚さが調節される。移
動量は得ようとするゴムシートの大きさにより適宜定め
られるが、精度対コストの観点から通常最大100mm
ぐらいが適当である。
こう配の可動斜カム7が取り付けられる。固定および可
動斜カムは一面が傾斜した1対の直方体を、傾斜面同士
を向かい合わせて圧接し、圧接面を摺動させることによ
り、総厚さを調節するものであるから、可動斜カム7を
移動させることにより、可動板1と中間板3の間隔を微
細に設定することができる。可動斜カム7は、スライド
式案内ガイド(図示なし)に固定され、ボールねじ8、
ウオーム減速機9及びサーボモータ10によって駆動す
ることにより横方向に移動し、総厚さが調節される。移
動量は得ようとするゴムシートの大きさにより適宜定め
られるが、精度対コストの観点から通常最大100mm
ぐらいが適当である。
【0007】サーボモータ10により可動斜カム7を、
図2(a)に示すように、左端に移動させたときの総厚
さが最小で、ゴムシート成形厚さが最大となり、図2
(c)に示すように、右端に移動させたときの総厚さが
最大で、ゴムシートの成形厚さが最小となる。固定、可
動両斜カム6、7の斜面の角度をθとすると、図2
(a)の場合より可動斜カム7を右へAmm移動させた
場合、総厚さはAtanθだけ厚くなる。
図2(a)に示すように、左端に移動させたときの総厚
さが最小で、ゴムシート成形厚さが最大となり、図2
(c)に示すように、右端に移動させたときの総厚さが
最大で、ゴムシートの成形厚さが最小となる。固定、可
動両斜カム6、7の斜面の角度をθとすると、図2
(a)の場合より可動斜カム7を右へAmm移動させた
場合、総厚さはAtanθだけ厚くなる。
【0008】可動板1、可動斜カム7、固定斜カム6、
中間板3、熱板4及び上金型5は油圧シリンダー2に保
持され一体となっており、可動板1とともに下降する。
上金型5は、図1(b),(c)に示すように、熱板4
に密着したコア11と熱板ガイド部12とよりなり、熱
板4に固定されたガイドピン13が熱板ガイド部12に
導かれて下降し、下金型を兼ねたベース板14に接触し
て、未加硫のゴム16を金型内部に閉じ込め加硫、成形
する。コア11と熱板ガイド部12との間隙は0.05
mm以下に設定されている。
中間板3、熱板4及び上金型5は油圧シリンダー2に保
持され一体となっており、可動板1とともに下降する。
上金型5は、図1(b),(c)に示すように、熱板4
に密着したコア11と熱板ガイド部12とよりなり、熱
板4に固定されたガイドピン13が熱板ガイド部12に
導かれて下降し、下金型を兼ねたベース板14に接触し
て、未加硫のゴム16を金型内部に閉じ込め加硫、成形
する。コア11と熱板ガイド部12との間隙は0.05
mm以下に設定されている。
【0009】図1(a)に示すように、ベース板14の
上に下部熱板15を設けることにより加硫時間の短縮を
はかることもできる。直油圧型締め装置としては、50
〜150tプレスが用いられるが、ゴムシート面の平滑
化、装置のコンパクト化を考慮すると70〜100tプ
レスが適当である。
上に下部熱板15を設けることにより加硫時間の短縮を
はかることもできる。直油圧型締め装置としては、50
〜150tプレスが用いられるが、ゴムシート面の平滑
化、装置のコンパクト化を考慮すると70〜100tプ
レスが適当である。
【0010】
【作用】つぎに本発明のゴムシートプレス成形装置の作
用を説明する。 1) 油圧シリンダー2により可動斜カム7を上昇させ
固定斜カム6より分離させる(図2(b)参照)。 2) サーボモータ10により可動斜カム7を、図2
(a)の総厚さ最小の位置よりAmmの位置に移動させ
る。 3) 油圧シリンダー2により中間板3を上昇させ、固
定斜カム6を可動斜カム7に押し付けると、可動板1と
中間板3の間隔はAtanθmmだけ大きくなる。 4) 直油圧型締め装置により可動板1を下降させ、熱
板4のガイドピンがベース板14に接触すると、未加硫
ゴム16を金型の内部に封じ込め、所定厚さのゴムシー
トに加硫、成形する。
用を説明する。 1) 油圧シリンダー2により可動斜カム7を上昇させ
固定斜カム6より分離させる(図2(b)参照)。 2) サーボモータ10により可動斜カム7を、図2
(a)の総厚さ最小の位置よりAmmの位置に移動させ
る。 3) 油圧シリンダー2により中間板3を上昇させ、固
定斜カム6を可動斜カム7に押し付けると、可動板1と
中間板3の間隔はAtanθmmだけ大きくなる。 4) 直油圧型締め装置により可動板1を下降させ、熱
板4のガイドピンがベース板14に接触すると、未加硫
ゴム16を金型の内部に封じ込め、所定厚さのゴムシー
トに加硫、成形する。
【0011】
【実施例】本発明のゴムシートプレス成形装置により、
シリコーンゴムSS−20(信越化学工業(株)製、商
品名)を、温度130〜160℃、時間1分30秒で成
形したところ、バリがなく、厚みムラが10μm以内の
高平滑度である、縦、横300mm×300mm、厚さ
1.5mm及び0.5mmのゴムシートを交互に得るこ
とができた。
シリコーンゴムSS−20(信越化学工業(株)製、商
品名)を、温度130〜160℃、時間1分30秒で成
形したところ、バリがなく、厚みムラが10μm以内の
高平滑度である、縦、横300mm×300mm、厚さ
1.5mm及び0.5mmのゴムシートを交互に得るこ
とができた。
【0012】
1) 可動斜カムの移動を、サーボモータとウオーム減
速機の組み合わせにより1μm単位で設定することが可
能で、金型の仕上げ状態、組み込みを考慮しても、ゴム
シートの厚さを10μm単位で設定してプレスすること
は容易である。またゴムシートの平滑度はシート厚に対
して50μm以内となり、品質上安定した均一な厚さの
シートの製造ができた。 2) 得ようとするゴムシートの厚さが異なっても可動
斜カムを所定量動かすだけであり、金型の交換が不要に
なり、任意の厚さのゴムシートをプレス成形できる。ま
た品種替えの際も、金型の昇温時間を必要とせず、リー
ドタイムが短縮され、製造量を増加することができた。 3) 0.3mm〜10.0mmまでの厚さのゴムシー
トが連続あるいはランダムに容易にプレス成形できるこ
とにより、少量多品種のゴムシートの製造が容易にでき
る。 4) ゴムシートの成形厚さ毎の金型の製作が不要にな
り、またバリなし成形を行うことによりコストダウンが
できる。
速機の組み合わせにより1μm単位で設定することが可
能で、金型の仕上げ状態、組み込みを考慮しても、ゴム
シートの厚さを10μm単位で設定してプレスすること
は容易である。またゴムシートの平滑度はシート厚に対
して50μm以内となり、品質上安定した均一な厚さの
シートの製造ができた。 2) 得ようとするゴムシートの厚さが異なっても可動
斜カムを所定量動かすだけであり、金型の交換が不要に
なり、任意の厚さのゴムシートをプレス成形できる。ま
た品種替えの際も、金型の昇温時間を必要とせず、リー
ドタイムが短縮され、製造量を増加することができた。 3) 0.3mm〜10.0mmまでの厚さのゴムシー
トが連続あるいはランダムに容易にプレス成形できるこ
とにより、少量多品種のゴムシートの製造が容易にでき
る。 4) ゴムシートの成形厚さ毎の金型の製作が不要にな
り、またバリなし成形を行うことによりコストダウンが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の装置の側面図、(b),
(c)は本発明の装置の中の金型の動作説明図である。
(c)は本発明の装置の中の金型の動作説明図である。
【図2】(a),(b),(c)は本発明の装置の中の
斜カムの動作説明図である。
斜カムの動作説明図である。
1 可動板 2 油圧シリンダー 3 中間板 4 熱板 5 上金型 6 固定斜カム 7 可動斜カム 8 ボールねじ 9 ウオーム減速機 10 サーボモータ 11 コア 12 熱板ガイド部 13 ガイドピン 14 ベース板(下金型) 15 下部熱板 16 未加硫ゴム
Claims (1)
- 【請求項1】 ベース板上のゴムシートを上金型のコア
で圧縮するゴムシートの成形装置において、コアのスト
ロークが、固定斜カムと可動斜カムよりなる斜カムの可
動斜カムの移動によって定められることを特徴とするゴ
ムシートの成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4040199A JPH0832421B2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | ゴムシートの成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4040199A JPH0832421B2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | ゴムシートの成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639867A true JPH0639867A (ja) | 1994-02-15 |
JPH0832421B2 JPH0832421B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=12574118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4040199A Expired - Lifetime JPH0832421B2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | ゴムシートの成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0832421B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101139261B1 (ko) * | 2010-03-10 | 2012-05-15 | 티에스테크놀로지 주식회사 | 반도체 패키지 제조용 금형 장치 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60166519U (ja) * | 1984-04-12 | 1985-11-05 | 有限会社 川尻油圧機製作所 | プレス機のブロツク式型締め装置 |
JPS61172693U (ja) * | 1985-04-12 | 1986-10-27 | ||
JPH01156911U (ja) * | 1988-04-21 | 1989-10-30 |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP4040199A patent/JPH0832421B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60166519U (ja) * | 1984-04-12 | 1985-11-05 | 有限会社 川尻油圧機製作所 | プレス機のブロツク式型締め装置 |
JPS61172693U (ja) * | 1985-04-12 | 1986-10-27 | ||
JPH01156911U (ja) * | 1988-04-21 | 1989-10-30 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101139261B1 (ko) * | 2010-03-10 | 2012-05-15 | 티에스테크놀로지 주식회사 | 반도체 패키지 제조용 금형 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0832421B2 (ja) | 1996-03-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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