JPH0639839A - 道路車両用タイヤの製造方法 - Google Patents

道路車両用タイヤの製造方法

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JPH0639839A
JPH0639839A JP5183446A JP18344693A JPH0639839A JP H0639839 A JPH0639839 A JP H0639839A JP 5183446 A JP5183446 A JP 5183446A JP 18344693 A JP18344693 A JP 18344693A JP H0639839 A JPH0639839 A JP H0639839A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加硫時間を短縮する。 【構成】 周囲の加熱用エレメントが未加硫タイヤのト
レッド部分を予熱する第1の予熱ステーションを通り;
タイヤが加硫される第2の加硫ステーションを通り;更
に筒状支持体に取り付けられかつ型から外されたタイヤ
がタイヤのビード部分を冷却する冷却用手段と組み合わ
せられる第3のポストインフレーションステーションを
通る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路車両用タイヤの製造
方法に関する。
【0002】開示全体がここに引用されるイタリヤ国特
願第TO91A 000820号は、完成タイヤの表面
と雌雄が逆の円環状の室を有する環状の形成用型の内側
で未加硫タイヤが組み立てられる道路車両用タイヤの製
造方法に関する。
【0003】
【従来技術及びその課題】上述の特許により、成形用の
型は、タイヤと型との間に挿入されかつ熱交換ガス回路
の一部を定める加硫用ブラダーを有する加硫用ユニット
の2個の向かい合いの部分の間に取り付けられ把持され
る。加硫段階の終わりに、加硫用ユニットが開かれ、タ
イヤからブラダーが外され、そしてタイヤは成形用型と
共に加硫用ユニットから外される。タイヤはポストイン
フレーション段階の完了までこの型の中に収容される。
【0004】上の公知の方法には、通常は、長い加硫及
びポストインフレーション時間を含むこと、及び局部的
燃焼及び/又は過加硫及び/又は加硫不足を防ぐための
タイヤの種々の部分の温度管理において、加硫中、遭遇
する困難による幾つかの欠点がある。
【0005】上に関して注意すべき重要な点は、タイヤ
の質量が主にビード部分及びトレッド部分の付近に集中
し、ここでは比較的長い加硫時間を必要とし、一方、サ
イドウオール部は加硫が早いだけでなく加硫後に金属ビ
ードから与えられる熱の結果として過加硫又は燃焼さえ
も生ずる傾向がある。
【0006】加硫時間を短縮でき、従ってエネルギー消
費を少なくでき、更に同時に加硫中のタイヤ内の熱分布
を改良する方法を提供することが本発明の目的である。
【0007】加硫後におけるタイヤの隣接部品間の過度
の熱交換により生ずる局部的な過加硫を防止することが
本発明の別の目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明により、第1の加
熱用手段が未加硫タイヤの処与の部分を予熱するために
成形用型に連結された第1の予熱ステーションを通り;
加硫工程が完了するまで型が加硫用ユニットに連結され
る第2の加硫ステーションを通り;更にタイヤがタイヤ
の処与の部分を冷却する手段と組み合わせられる第3の
ポストインフレーションステーションを通って、仕上げ
られた未加硫タイヤを収容している円環状の成形用型を
順次送ることよりなる諸段階を含むことを特徴とする道
路車両用タイヤの製造方法が提供される。
【0009】
【実施例】本発明の非限定的な具体例が付属図面を参照
し例示の方法により説明されるであろう。
【0010】図2において、番号1はタイヤ2の成形用
の型を示し、これはタイヤ2のそれぞれのビード部分5
用の第1及び第2の内側環状支持体3及び4を備える。
環状支持体3及び4は、中心線8と同軸のそれぞれの円
筒面6及び7により内部が定められ、かつそれぞれ環状
板9及び10の内側の縁に解放可能に連結され、またこ
れら環状板の外側の縁は外側環状体11のそれぞれの軸
方向端部に解放可能に連結される。環状体11は、環状
板9と10及び環状支持具3と4と共に円環状の室12
を定め、その内側の縁は環状支持具3と4との間に定め
られかつ中心線8の周りで伸びている環状開口13を経
て外部と連絡する。この開口は、完成タイヤ2の外面と
雌雄が逆な内面14を現す。
【0011】公知の方法で内側円環状室12が形成され
ると、図1に示されるように未加硫タイヤ2は成形用型
1と共に予熱ステーション15に送られる。この際、型
1はレール16(その一部分のみしか示されない)に沿
って転がされ、このために、型1の外側環状体11はレ
ール16と組み合う2個の外側の環状フランジ17を持
つ。
【0012】ステーション15は、異なった寸法の多数
の外周環状加熱用エレメント18を有し、その各は2個
の半リング19よりなり、これら半リングは、レール1
6に対して実質的に直角なそれぞれの摺動路22に沿っ
て走行するそれぞれの被動スライド21から上方に伸び
ているそれぞれのアーム20に支持される。各アーム2
0は、半リング19をレール16と平行に動かす公知の
アクチュエーター23を介在してそれぞれ半リング19
に連結される。
【0013】与えられた寸法の、すなわち与えられたサ
イズのタイヤ2を形成するための型1がレール16に沿
ってステーション15に転入されると、公知の線形アク
チュエーター(図示せず)が,型1の外側面24と完全
に一致する寸法の加熱用エレメント18の2個の半リン
グ19のスライド21を作動させる。2個の半リング1
9は,ステーション15に立っている型1の各側のそれ
ぞれのスライド21により位置決めされ、それぞれのア
クチュエーター23が作動されて半リング19を面24
と接触するように動かす。
【0014】ステーション15は、異なった寸法の多数
の内周環状加熱用エレメント25も有し、それらの各
は,レール16の各側に置かれかつ型1の内側環状支持
具3及び4より直径が僅かに大きな2個の環状加熱体2
6及び27よりなる。環状体26及び27のすべては、
レール16に対して実質的に直角なそれぞれの同心の軸
29から半径方向に伸びているそれぞれの付属部28上
に支持される。軸29はそれぞれモーター30の出力側
に連結されて回転され、各はレール16に対して実質的
に直角なそれぞれの摺動路33に沿って走行するそれぞ
れ被動スライド32から上方に伸びているそれぞれのア
ーム31上に支持される。
【0015】与えられた寸法の、すなわち与えられたサ
イズのタイヤ2を形成するための型1がレール16に沿
ってステーション15に転入されると、モーター30が
運転されて正しいサイズの2個の環状体26及び27を
型1と同心に位置決めし;公知の線形アクチュエーター
(図示せず)がスライド32を作動させて環状体26及
び27を、実質的に型1の内部のタイヤ2のビード部分
5において、それぞれの環状板9及び10の外面34と
接触させる。
【0016】換言すれば、型1がステーション15に止
められると、加熱用エレメント18及び25がそれぞれ
外側環状体11及び環状板9と10に連結され、更に作
動させられると、それぞれタイヤ2のトレッド部分35
及びビード部分5、すなわちタイヤ2の他の部分と比較
してより大きな熱慣性を持った部分を予熱する。
【0017】トレッド部分35とビード部分5とが所要
温度に予熱されると、加熱用エレメント18及び25が
外され、型1はレール16に沿って加硫ステーション3
6に転がされ、公知の加硫用ユニット39の2個の部分
37及び38と同軸に止められる。部分37及び38が
レール16の各側に置かれかつそれぞれのスライド40
及び41上に支持され、これによりこれらはレール16
に対して実質的に直角に動かされ、既に説明されたエレ
メント18と実質的に同様の別の外周環状加熱用エレメ
ント42の2個の半リングにより、ステーション36に
おいて、外側の縁が閉じられた型1を掴む。
【0018】ステーション15におけるトレッド部分3
5及びビード部分5の予熱のために比較的速やかにタイ
ヤ2が加硫されると、型1が加硫用ユニット39から外
され分離ステーション43に送られ、ここで公知の筒状
補助支持体44に型1及びタイヤ2が取り付けられる。
この支持体は環状の支持体3及び4と気密に組み合い、
図示しない公知の方法により、タイヤ2の内側に圧縮空
気を供給する。
【0019】更にステーション43において、型1は、
環状板9と10とを外し次いで外側環状体11を外すこ
とにより分離される。
【0020】次いで、まだ環状支持体3と4及び筒状支
持体44に取り付けられているタイヤ2がポストインフ
レーションステーション45に送られる。
【0021】ステーション45は異なった寸法の多数の
環状冷却用ユニット46を有し、その各は筒状支持体4
4の各側に置かれかつタイヤ2に取り付けられた内側環
状支持体3及び4よりも直径が僅かに大きな2個の環状
体47及び48よりなる。環状体47及び48は総てそ
れぞれ付属体49上に支持され、この付属体はそれぞれ
モーター51の出力側に連結され回転されるそれぞれの
同心の軸50から半径方向に伸びる。各モーター51は
それぞれアーム52上に支持され、このアームはそれぞ
れ軸50と平行なそれぞれの摺動路54に沿って走行す
るそれぞれ被動スライド53から上方に伸びる。
【0022】ステーション45においてタイヤ2が与え
られた寸法に達すると、モーター51が運転されて正し
いサイズの2個の環状体47及び48をタイヤ2と同心
に位置決めし;更に公知の線形アクチュエーター(図示
せず)がスライド53を作動させて環状体47及び48
を動かして、タイヤ2のそれぞれのビード部分5と接触
させる。
【0023】換言すれば、タイヤ2がステーション45
に止められると、冷却用エレメント46がビード部分5
に連結され、更に作動させられると、ビード部分5を比
較的急速に冷却し、従ってビード部分5内の金属ビード
(図示せず)により加硫中に蓄積された熱によるポスト
インフレーション段階でのタイヤ2のサイドウオールの
過加硫を防止する。
【0024】本発明の実施態様は次の通りである。
【0025】1.第1の加熱用手段(18、25)が未
加硫タイヤ(2)の処与の部分(5、35)を予熱する
ために成形用型(1)に連結された第1の予熱ステーシ
ョン(15)を通り;加硫工程が完了するまで型(1)
が加硫用ユニット(39)に連結される第2の加硫ステ
ーション(36)を通り;更にタイヤ(2)がタイヤ
(2)の処与の部分(5)を冷却する手段(46)と組
み合わせられる第3のポストインフレーションステーシ
ョン(45)を通って、仕上げられた未加硫タイヤ
(2)を収容している円環状の成形用型(1)を順次送
ることよりなる諸段階を含むことを特徴とする道路車両
用タイヤの製造方法。
【0026】2.前記加熱用手段(18、25)が前記
未加硫タイヤ(2)のトレッド部分(35)を予熱する
ために前記成形用型(1)に取り付けられた外周環状加
熱用エレメント(18)を備え;前記外側環状加熱用エ
レメント(18)は異なった寸法の多くの同様な外側環
状加熱用エレメント(18)より選定される実施態様1
に説明された方法。
【0027】3.前記加熱用手段(18、25)が前記
未加硫タイヤ(2)のそれぞれのビード部分(5)を予
熱するために前記成形用型(1)に取り付けられた1対
の内周環状加熱用エレメント(26、27)を備え;前
記1対の内側環状加熱用エレメント(26、27)は異
なった寸法の同様な内側加熱用エレメント(26、2
7)より選定されることを特徴とする実施態様1又は2
に説明された方法。
【0028】4.前記第3のステーション(45)に到
着するより前に、型(1)が分離されかつタイヤ(2)
が型(1)から外されることを特徴とする先行実施態様
のいずれかに説明された方法。
【0029】5.型(1)を分離するより前で、タイヤ
(2)が型(1)から外されたとき及びタイヤ(2)が
前記第3のステーションにおいて前記冷却用手段と組み
合わせられたときは、型(1)及びタイヤ(2)が筒状
支持体(44)と組み合わせられることを特徴とする実
施態様4に説明された方法。
【0030】6.前記冷却用手段(46)がタイヤ
(2)のそれぞれのビード部分(5)を冷却するために
これに取り付けられた1対の内周環状冷却用エレメント
(47、48)を備え;前記1対の内側環状冷却用エレ
メント(47、48)が異なった寸法の同様な内側環状
冷却用エレメント(47、48)より選定されることを
特徴とする先行実施態様のいずれかに説明された方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法の好ましい実施例の図式的な
斜視図を示す。
【図2】図1の方法に使用される成形用型の軸方向断面
図を示す。
【符号の説明】
1 型 2 タイヤ 3 支持体 4 支持体 9 環状板 10 環状板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 30:00 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の加熱用手段が未加硫タイヤの処与
    の部分を予熱するために成形用型に連結された第1の予
    熱ステーションを通り、加硫工程が完了するまで型が加
    硫用ユニットに連結される第2の加硫ステーションを通
    り、更にタイヤがタイヤの処与の部分を冷却する手段と
    組み合わせられる第3のポストインフレーションステー
    ションを通って、仕上げられた未加硫タイヤを収容して
    いる円環状の成形用型を順次送ることを含むことを特徴
    とする道路車両用タイヤの製造方法。
JP18344693A 1992-07-01 1993-06-30 道路車両用タイヤの製造方法 Expired - Fee Related JP3233744B2 (ja)

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IT92A000554 1992-07-01
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