JPH0639740B2 - 不織布および不織布の製造方法 - Google Patents

不織布および不織布の製造方法

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JPH0639740B2
JPH0639740B2 JP60185905A JP18590585A JPH0639740B2 JP H0639740 B2 JPH0639740 B2 JP H0639740B2 JP 60185905 A JP60185905 A JP 60185905A JP 18590585 A JP18590585 A JP 18590585A JP H0639740 B2 JPH0639740 B2 JP H0639740B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,不織布および不織布の製造方法に関し,さら
に詳しくは,連続長繊維から形成される不織布とその製
造方法に関し,出発原料が連続長繊維からなる繊維積層
シートの片面あるいは両面の表層部において,該連続長
繊維の単繊維表面に弱点が付与されてなる弱点部を有
し,かつかかる弱点の一部においては単繊維が切断され
て繊維切断端を形成していて,結果的にあたかも短繊維
ステープルが混在せしめられてなるかの如き新規な構造
を呈していて,柔軟性や抗ピル性等に優れ高級衣料用布
帛として好ましく用いることのできる不織布および該不
織布の製造方法に関するものである。
(従来技術) 従来,不織布と言えば,羊毛の縮絨性を利用してなるフ
エルトに始まり,その後,縮絨性能を有さない合成繊維
等の短繊維ウエツブや長繊維からなる積層シートにニー
ドルパンチングや高圧水流を利用したウオータージエツ
トパンチングなどによつて各繊維間の絡合性を与えた不
織布が数多く提案されてきた。
これらの不織布は,用途によつて,そのまま使用される
場合やあるいは各種バインダが含浸されて使用される場
合がある。また,圧力や熱を媒介として自己接着を行な
わしめて絡合性を与える場合もある。
ここで,前者の如き短繊維ウエツブを出発原料とするも
のはニードルパンチングなどにより繊維間が交絡しやす
いという利点を有するものであるが,短繊維の塊状物を
梳綿機にてウエツブ化するには,繊維の繊度,繊維長な
どの繊維性状の点においてどうしても制約を受けるもの
である。すなわち,極細デニールでかつ繊維長の長いも
のは一般に解繊不良となり,均斉なウエツブが得られ難
いという問題を有する。したがつて,これは,かかる不
織布にて軽量化,柔軟化,均斉化を実現せしめる上での
大きな障害となり,また該不織布表面に特に樹脂被膜を
設ける場合には不均斉等の理由から該被膜の高強力化が
うまく達成できない等の問題点があるものであつた。な
お,柔軟化については,不織布を製造する繊維原料を,
予め海島型構造を呈する複合繊維としておき該繊維を用
いて不織布化して後に海成分を溶出せしめ極細繊維化す
る方法や,あるいは異成分ポリマを貼合せた形の分割割
繊可能型の複合繊維としておき該繊維を用いて不織布化
して後に分割ないしは割繊せしめる方法なども従来技術
としてあり,それぞれ所望のものが得られてはいるが,
これらの技術はもともと紡糸口金の複雑化や高度な技術
ベースを必要とするものであり,生産管理の困難さやさ
らには海成分の溶出工程あるいは分割割繊工程が必要で
あるなどの点があつて,生産管理面の繁雑さや著しい生
産コスト高という,避けられない問題点があるものであ
つた。
一方,後者の如き所謂スパンボンド法と言われる紡糸直
結タイプなどによる長繊維からなる積層シートを出発原
料とした不織布の製造にあたつては,単繊維繊度の影響
も小さく,一般に極細と称される0.5デニール近傍の
繊維からなる繊維シートでも容易に製造し得るという利
点があるものの,長繊維であるが故に交絡付与には限界
があり,例えば強力なウオータジエツトパンチングで交
絡を生ぜしめても繊維のマイグレーシヨンには限界があ
つて,少しの外力によつても繊維が移動してしまうとい
つた欠点がある。すなわち,これは衣料用途として防止
することが必要とされるモモケやピリングの発生につな
がり,結局,同方式の不織布が衣料用途にはうまく展開
し得ないという大きな問題があるものであつた。このよ
うなピリング等を解決する手段として,多量の樹脂など
のバインダを含浸させる手段や強固な自己接着を生ぜし
める方法などが一般に採用され得るが,こうして得られ
る不織布は著しい粗硬感を伴う風合となつたり,ゴム引
きシートのように通気性の全くない,しかもガバガバと
いう特有の不快な音を発するものとなつたりしてしま
い,せつかくの繊維製品としての良さが失われ,産業資
材用などとしては使用することはでき得ても,およそ衣
料用としては全く不適なものと言わざるを得ないもので
ある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は,上記したような点に鑑み,不織布を構
成する繊維素材の基本的性質をできるだけ維持せしめつ
つモモケ,ピリングの発生が実際上問題となることが少
なく,しかも不織布の特徴である軽量,保温性,ドレー
プ性,反撥性にすぐれおよびソフトタツチ風合という特
徴を有する,高級衣料用途として従来技術では到底得る
ことのできなかつた新規な不織布を提供せんとするこ
と,また新規な不織布の製造方法を提供せんとするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 上記した目的を達成するため,本発明は以下の構成から
なる。
すなわち,本発明の不織布は,少なくとも連続長繊維か
ら形成される不織布であつて,該不織布の片面あるいは
両面の表層部に配されている該連続長繊維の繊維表面に
は弱点部が分散して付与されており,かつ該弱点部の一
部においては単繊維が切断され切断端を形成しており,
かつ該繊維切断端は,その一部が該不織布内部にてマイ
グレーシヨンにより内部交絡して存在しておりまた一部
は不織布表層にて毛羽として存在していることを特徴と
する不織布である。
また,本発明の不織布の製造方法は,少なくとも,紡糸
工程,紡糸された繊維の補集工程,および補集された繊
維により形成される繊維シートに繊維交絡を生ぜしめる
繊維交絡工程からなる不織布の製造方法において,平均
粗さ1〜5000μの粗粒表面を有する圧接ローラ系も
しくは圧接板系にて繊維積層シートを圧接して該繊維シ
ートの片面もしくは両面において該シート構成繊維に弱
点部を付与せしめて後に,該シートを繊維交絡工程に供
することを特徴とする不織布の製造方法である。
本発明の不織布あるいは不織布の製造方法における好ま
しい実施態様例は,以下の説明に従つて順次明らかにな
る。
(作用) 以下,さらに詳しく本発明について説明をする。
本発明の不織布は,ポリエチレンテレフタレート,ポリ
アミド,ポリアクリロニトリル,ポリエチレン,ポリプ
ロピレン,ポリスルフイドポリイミド,あるいはポリブ
チレンテレフタレートなどを主鎖とした,モノポリマあ
るいは変性ポリマなどからなる連続長繊維から形成され
るものである。該連続長繊維は,通常の単一成分繊維の
他,単繊維が海島型構造を呈する複合繊維や,異ポリマ
組合せによる分割割繊可能型の複合繊維であつてもよ
い。また,繊維断面形状も特には限定されず,一般的な
丸断面から各種の異形断面などの種々のものを使用する
ことができる。
連続長繊維の繊度は,特に限定されず0.01デニール
近辺から数10デニール程度のものにでも適用可能であ
るが,一般的な衣料用をねらう場合には0.05〜5デ
ニール程度の範囲内とするのが好ましく,これはまた,
該不織布の所望の特性に合わせて適宜に定められればよ
いものでもあるが,例えば,極細繊維使いにて特に柔軟
性をねらうときには,海島型複合繊維では海成分の溶出
後に単繊維デニールが0.01〜1.0の範囲内となる
もの,また分割割繊可能型複合繊維では分割割繊後の単
繊維デニールが0.05〜5.0の範囲内となるものな
どを用いるのが好ましい。また,通常のモノあるいは変
性ポリマの通常溶融紡糸では,0.1〜5デニールの範
囲内とするのが好ましい。なお,単糸繊度が,例えば
0.01〜0.05デニールなどと小さめの場合には,
積層シート内の繊維密度が高くなり交絡そのものが向上
しモモケ難い不織布となり,かつ表面繊維は微小の外力
によつても容易に切断するのでひつかかりやピリングの
発生が実際上極めて少なく,かかる点からも好ましいと
言えるものである。一方,単糸繊度が,例えば5デニー
ルを越えるものなどと大きめの場合には単繊維の剛性も
高くなるので,柔軟性はだんだんと損われていく傾向に
ある。
本発明の不織布は,少なくとも前記の如き連続長繊維を
出発原糸として形成される不織布であつて,該不織布の
片面あるいは両面の表層部に配されている該連続長繊維
の繊維表面には弱点部が分散して付与されてなるもので
ある。そして,該弱点部の一部においては単繊維が切断
されて繊維の切断端を成しており,かつ該繊維切断端
は,その一部が該不織布内部にてマイグレーシヨンによ
り内部交絡して存在していて,また一部は不織布表層に
て毛羽として存在しているものである。
しかして,本発明の不織布は,少なくとも,紡糸工程,
紡糸された繊維の補集工程,および補集された繊維によ
り形成される繊維シートに繊維交絡を生ぜしめる繊維交
絡工程からなる不織布の製造方法において,粗粒表面を
有する圧接ローラ系もしくは圧接板系などを用いて,繊
維積層シートを圧接して該繊維シートの片面もしくは両
面において該シート構成繊維に弱点部を付与せしめて後
に,該シートを繊維交絡工程に供することにより得るこ
とができるものである。
かかる弱点付与加工について,更に詳細を述べると,広
義の積層シート(補集されたばかりのシートやあるいは
補集後にある程度の交絡もしくは繊維の絡合を施された
シート)の片面もしくは両面に,エメリーペーパやエメ
リークロスなどの粗粒粗面体,あるいはダイヤモンド,
セラミツク,アルミナ,酸化チタン,ガラス等の粉粒体
を塗布した粗粒粗面体やあるいはこれからなる成形品を
バフ加工等によつて表面突起を生ぜしめて粗面化せしめ
てなる粗粒粗面体などを圧接して,該積層シートの片面
もしくは両面において,該シート構成繊維に弱点部を付
与するのが好ましいものである。
弱点付与加工は,繊維表面に弱点を付与できるものであ
ればよく,本質的には特に限定されるものでないが,本
発明者らの検討によれば,前記の如き粗面体を用いるの
が簡便であり,更にその場合でも実際の加工系は,特別
には限定されるものでないが,前記粗粒表面を有する圧
接ローラ系もしくは圧接板系にて該弱点付与加工系を構
成して,工程に沿つて流れる繊維積層シートに該加工系
による圧接作用を施すのが実際的である。
粗粒粗面体の粗さは,本発明者らの知見によれば,平均
粗さ1〜5000μの範囲の粗粒表面とするのが肝要の
ようであり,好ましくは平均粗さ50〜500μ程度の
範囲内とするのがよい。これは,エメリークロスの規格
で対応して述べると,#40〜#600程度のものに相
当する。
圧接に際しての押圧荷重は,繊維シートを構成する繊維
特性によつても異なるものであり,一義的には言えない
点もあるが,要すれば,該弱点付与後の繊維交絡工程に
て繊維に切断力が加わつたときに,該弱点部の少なくと
も一部において該繊維が切断される程度に該押圧力を設
定するものであるし,また逆に,そのように繊維交絡工
程の加工条件を定め得るものでもある。本発明において
は,弱点付与は,起毛機の如くひつかく作用を主体とせ
ずに,押圧によつて繊維表面に傷を付与することに主体
があるところに,特徴がある。
前記の弱点付与処理は,紡糸工程−繊維の補集工程(こ
の段階は繊維交絡の実質的にない仮セツト不織布)の後
に施してもよいし,あるいは,紡糸工程−繊維の補集工
程−交絡工程(この交絡は言わば仮交絡)の後に施して
もよいし,あるいは後者の方法において,交絡工程−弱
点付与工程を複数回繰返してもよいし,さらにあるい
は,いつたん弱点を付与した後,樹脂含浸などをして更
にその後再度弱点付与せしめる等の工程をとつてもよい
ものである。
上記の弱点付与処理の後,繊維積層シートは,繊維交絡
工程に供される。繊維交絡工程は,ニードルパンチング
やウオータージエツトパンチングなどを適宜使用できる
ものであるが,ウオータージエツトパンチングによるの
が,所望のソフト感などの製品特性をコントロールしや
すいと言え,最も好ましい。したがつて,前記の圧接に
際しての押圧荷重は,該ウオータージエツトパンチで容
易に切断されるような弱点が付与される程度にするのが
最もよいと言えるものである。かかるウオータージエツ
トパンチやニードルパンチによつて,繊維が切断された
毛羽端は,該パンチ面より内部方向にマイグレーシヨン
を生起し交絡が生ぜしめられると同時に,裏面まで貫通
突出したものは表面毛羽として現れて,立毛を有する不
織布となるものである。
こうして得られた本発明の不織布は,そのまま製品とし
て利用してもよいし,あるいは更に適宜の後加工を施し
て最終製品としてもよい。
かかる後加工に関して,その代表例として高分子弾性体
の含浸もしくはコーテイング加工があり,例えばポリウ
レタン系樹脂を本発明の不織布に含浸もしくはコーテイ
ングさせることにより,風合いや機能特性をまた格別な
ものにすることができる。該ポリウレタン系樹脂の含浸
は,湿式方式あるいは乾式方式のいずれでも採用でき,
前者方式の場合,一般に発泡による微多孔のハニカム構
造を該ポリウレタン系樹脂が呈するので,柔軟な風合い
をねらうもとでの含浸もしくはコーテイング加工に適す
る。後者の乾式方式の場合は,溶媒を空気中で飛ばすも
のであり薄膜表層コーテイングに適するものである。か
くして高分子弾性体(樹脂)を含浸せしめるのは,繊維
間の接合と弾発性および伸長後の残留歪(ひじ抜け,ひ
だ抜け)の防止さらには耐久性向上に効果があるもので
ある。これら樹脂の付着量は,柔軟な風合を維持させる
には不織布/樹脂の重量比率で99/1〜20/80の
範囲,好ましくは95/5〜70/30の範囲内とする
のがよい。
高分子弾性体を含浸させる場合,樹脂量が1%以下にな
ると柔軟性に富んだ布帛となるが,抗ピル性,モモケが
劣る傾向にある。他方,80%を超えると抗ピル性,モ
モケは実用上十分に満足なレベルのものとなるが粗硬感
を増し風合が著しく低下する傾向にある。
また,他の後加工として,カレンダプレス加工,エンボ
ス加工,バフ加工(起毛加工),シワ付与加工,などの
うち,いずれか一つの加工または複数の加工を施すよう
にしてもよく,また,これらの加工を前述の高分子弾性
体の含浸もしくはコーテイング加工に組合せて施しても
よい。特にこれらの加工に関して,カレンダプレス加工
は,表面平滑化,光沢付与,薄地感付与に効果があると
ともに目つぶし的な効果もあつて保温性をより向上させ
るにも効果的である。
また,エンボス加工は,形態的に表面(目風,タツチ,
光沢)変化を与えるもので光沢向上にも効果的である。
また,バフ加工(起毛加工)は,起毛立毛せしめるに効
果的でありソフトタツチ化に効果がある。また,シワ付
与加工は,表面にシワ構造を生ぜしめるものでありフア
ツシヨン性向上効果が大きいものである。
本発明の不織布は,連続長繊維から形成される構成繊維
の他に,短繊維も含んでいてもよいものである。また,
目付は10〜300g/m2の範囲内とするのがよい。
本発明により得られる不織布は,抗ピル性能がICI法
(5時間後)にて3級以上を示し,優れた抗ピル特性を
有するものである。ここで,かかる抗ピル性について詳
述すると,ピリングの判定方法として編織物で一般的に
用いられるICI法にて5段階の評価をしたものであ
り,また更に,この純枠のピリング(毛玉)評価に加え
て,該評価布の毛羽立ち判定をもつてモモケ有・無の評
価を行なつたものである。なお,ここでピリングの発生
は,云うまでもなく初期において毛羽どうしの絡み合い
が生じ,微小ナツプとなり,次いで繊維の滑脱や起りナ
ツプからピリング(毛玉)に成長するものであり,表面
品位を著しく低下せしめる。そして,不織布は特に繊維
間拘束力が極めて小さいため,短時間でピリング(モモ
ケ)の発生を認めるのが通例である。ことに長繊維から
なる不織布は短繊維ウエツブからなるものに比しマイグ
レーシヨンによる繊維間拘束力が弱くしかも長繊維であ
るため一度絡みを生じたナツプは限りなく繊維滑脱を生
じピリング(モモケ)が生じやすいという一般的問題が
あるものである。
これに対して,本発明にあつては,弱点付与により繊維
の連続性を断ち切ることにより,さらに加えて必要に応
じ樹脂により繊維間を接合せしめた構造を取ることによ
り,抗ピル,モモケに優れた効果を発揮するものであ
る。さらに,樹脂を含浸させる場合にあつても,含浸せ
しめる樹脂量を最小限にすることが可能でかつ毛羽によ
るスパンタツチ風合を呈し,より自然感に富んだ布帛と
なる。
こうして樹脂含浸量を抑え得ることにより通気性に富ん
だ布帛を得ることにもなり,快適衣料の創出が可能にな
る。
以下,図面により本発明をさらに詳しく説明するなら
ば,第2図は従来の通常の連続長繊維の積層体からなる
不織布2の構造を示す模式図であつて,まず連続長繊維
3は繊維束群3−a,雲状繊維群3−b,ウオータージ
エツトパンチングの柱状流によるループ状マイグレーシ
ヨン繊維3−cおよび該パンチングによる穴3−gより
成つている。ここで表裏層部に存在する雲状繊維3−b
は不安定であり,かつマイグレーシヨン繊維3−cもき
わめて少ない。
第1図は本発明の不織布5を示す1例模式図で第2図と
異なる点は,不織布の片面に数多くの弱点部3−dを有
し,かつウオータージエツトパンチングにより切断した
毛羽3−eおよび有端部のマイグレーシヨン繊維3−f
が混在している点にある。第3図は第1図の不織布5に
高分子弾性体(樹脂)6を含浸せしめた不織布を示す模
式図であつて,同図では湿式法により不織布の中層部に
まで樹脂を含浸せしめた例を示す。
第4図は,本発明の不織布5を得るための一実施態様を
示す工程概略図であつて,まず第4図Aに示した如く紡
糸機1より紡出された連続長繊維3は,エジエクタ8に
より引取りと同時に延伸作用を受け,さらに衝突板9に
衝突せしめられて,ネツトコンベアベルト10上に補集
されて繊維積層シート11を形成する。次いで,カレン
ダロール12により積層シート11たる仮セツト不織布
13を巻取ロール14にて巻取る。次いで,第4図Bに
示した如く仮セツト不織布13に対して高圧水流のウオ
ータージエツトパンチ17により予備交絡処理を施し
て,予備交絡不織布20を得る。第4図Bにおいて,1
5,16は拡布棒,18はネツトコンベア,29は絞り
ローラ,21は巻取装置である。そして,更に上記の予
備交絡不織布20は,第4図Cに示した如く,粗粒表面を
有する粗面ローラ23と平滑ローラ24により,押圧さ
れて弱点付与加工を施され,弱点付与不織布25とされ
る。そして,引続いてウオーターパンチング装置等の交
絡処理装置17により本格的交絡処理を施されて,絞り
ローラ29にて水分が絞られ,本発明の不織布5とな
り,巻取装置21に巻取られるものである。21,22,2
7,28は拡布棒を示す。かかる工程において,第4図C
の交絡処理において,第1図に示したように,まず単繊
維3の切断が生じると同時に,毛羽端3−eが交絡する
ものである。
なお,本発明においては,前述の通りに,第4図Cに示
した工程を複数回通すようにしても差支えない。
また,本発明の工程として,仮セツト不織布19を,い
つたん巻取ることなく弱点付与装置23,24により弱点加
工を施し,続いて交絡処理装置17により交絡せしめる
ことも可能であるし,交絡処理前に,任意の加工,例え
ば起毛(バフ)加工を組込んでもよいことはいうまでも
ない。
第5図は本発明の弱点付与後交絡処理せしめた不織布に
高分子弾性体(樹脂)を含浸せしめ,カレンダロール,
あるいはエンボスローラによりそれぞれ加工を施す工程
順の1例チヤートを示すものであり,例えば,バフ加工
を施されて立毛不織布とされた本発明不織布は樹脂含浸
処理を受け,さらに所望の不織布特性に合わせて,上記
のカレンダプレス加工やエンボス加工を受けた後,適宜
染色加工を施されて最終製品にされるものである。
(実施例) 以下,実施例により本発明を説明する。
実施例1 ポリアミド系のポリマを用い単糸繊度0.5デニール
(エジエクタ引取り後の繊度)の高速紡糸を行ないネツ
トコンベアベルト上に飛散せしめ目付50g/m2の仮セ
ツト不織布を得た。該不織布をノズル径0.14mm,ノ
ズル間ピツチ1.1mm,水圧40kg/cm2の条件下でウ
オータジエツトパンチによる予備交絡を行なわせしめ,
次いでメツシユナンバ#100番のエメリークロスを用
い,線圧55kg/cm2で片面2回の弱点付与を行ない再
度前記ウオータジエツトによる交絡装置を用い弱点処理
面を水圧60,70kg/cm2の2回処理を施し,弱点部
の切断と交絡を行ない,続いて裏面を水圧60kg/cm2
で処理を施した。該切断交絡処理速度は1.7m/min
とした。こうして得られた不織布を乾燥した後に高分子
弾性体(樹脂)を生機不織布/樹脂の重量比率で78/
22の割合で含浸せしめ,さらにカレンダプレスにて両
面プレスを施し染色仕上工程を経て目的の不織布を得
た。得られた不織布は毛羽によるソフトタツチ感を有
し,マイルドな光沢を呈すると同時に反撥性にすぐれた
性能を示す布帛となつた。この不織布と,弱点付与加工
を施さない従来のものと比較して抗ピル性能を経時別に
評価したところ,次の第1表の通りであつた。
第1表の如く本発明のものは初期から後期にわたり実用
性能を十分満足するレベルにあつた。
実施例2 ポリエチレンテレフタレートからなる単繊度1.3デニ
ール(エジエクタ引取り後)の高速紡糸を行ない,ネツ
トコンベアベルト上に飛散せしめ目付65g/m2の仮セ
ツト積層シートを得た。該仮セツト品に弱点付与装置と
交絡装置を組み込んだ装置にて,第1回目の処理として
弱点付与はメツシユナンバ#400のエメリークロスロー
ラを上下に設定し,線圧45kg/cm2にて両面処理を行
なつた。続いてノズル径0.14mm,ノズルピツチ1.
0mm,水圧30kg/cm2のウオータージエツトパンチン
グにて単繊維の切断および交絡処理を実施した。次に同
系の弱点付与処理装置ならびに交絡装置にて3回通過せ
しめた。弱点条件は第1回目の処理条件と同一とし,交
絡処理は同ノズルスペツクにより水圧50kg/cm2,7
0kg/cm2,70kg/cm2とした。該処理速度は2.0m
/分とした。こうして得られた不織布を乾燥した後,高
分子弾性体(樹脂)を乾式にて含浸せしめ,次いで絹目
のエンボス加工を施し,染色仕上加工を施し所望とする
布帛を得た。樹脂量は生機不織布/樹脂の重量比率で8
0/20とした。
このようにして得られた不織布は,編織物とは異なつた
軽量感,保温感を有し,かつソフトな感触を有した優雅
なものとなつた。なお,弱点付与処理を施さないものも
同時に試作し,ICI法により経時別の抗ピル性能を評
価し第2表の通りの耐モモケ,抗ピル性で良好な結果を
得た。
実施例3 実施例1で得られた仮セツト積層品をウオータジエツト
パンチングにて交絡処理せしめ,湿式にて高分子弾性体
(樹脂)を含浸せしめた後,アルミナ磁器をバフ加工し
て得られた粗面を有するローラ系にて,線圧17kg/cm
2で処理し続いてウオータジエツトパンチング(ノズル
径0.14mm,ノズル間ピツチ1.0mm),水圧60,
70,80kg/cm2の3回処理を施し,高分子弾性体で
形成した被膜を破裂せしめ微少なる通気孔を有する不織
布を得た。なお樹脂の付着量は生機の不織布/樹脂で7
0/30の割合とした。なお,また樹脂含浸前の交絡処
理条件は水圧30,50,85kg/cm2の3回処理であ
り,処理速度は1.5m/分とした。
かかる実施例で得られた不織布は,表面に微小毛羽を有
しており,かつ柔軟で通気性に富んだ布帛となつた。な
お抗ピル性もICI法5時間で4−5級,10時間で4
級で,かつモモケのない高級衣料用布帛となつた。
実施例4 海成分ポリスチレン,島成分ポリエチレンテレフタレー
ト(海成分除去後の単繊維デニール0.1デニール,3
6島)からなる単糸デニール2.8デニール,24フイ
ラメントを高速紡糸しエジエクタで引取つた。次いでネ
ツトコンベアベルト上に補集した目付150g/m2の積
層シートを,ノズル径0.21mm,ノズル間ピツチ1.
2mm,水圧40kg/cm2,処理速度1.8m/minにて予
備交絡処理を実施し,次いで弱点付与と交絡処理を交互
に実施した。第1回目の弱点付与加工はメツシユナンバ
#80のエメリークロスを巻付けたローラを用い,線圧
80kg/cm2ローラ押圧にて処理し,ウオータージエツ
トパンチをノズルは予備交絡時と同じとし,水圧65kg
/cm2にて処理した。ここでのスチレンの残存率は85
%であつた。続いてメツシユナンバ#150のエメリー
クロスを巻付けたローラ用い線圧100kg/cm2で押圧
処理し,次いで水圧85kg/cm2の水流処理を実施し
た。このときのスチレンの残存率は68%であり,かな
りスチレンが破壊を起した。該布帛をトリクレンにて溶
出(マングル絞り3回)せしめた布帛となし,該用出後
の不織布/樹脂が74/26の割合で付着せしめバフ加
工に続き剪毛仕上加工を施した。かかる実施例で得られ
た不織布は極めて緻密に繊維が充填しており,かつミク
ロ毛羽による超ソフトタツチを有する高貴なものとなつ
た。
一方,比較例として弱点付与を施さない不織布ではソフ
トネスに欠け,しかも表面のスムースネスが悪く品位が
劣るものであつた。以下,ICI法による抗ピル性能を
評価した結果を第3表に示す。
この結果からわかるように,本発明品はモモケ,抗ピル
において極めて優れたものとなり,しかも柔軟かつハリ
腰を有する高品位の不織布を得ることができた。
実施例5 ポリアミド系繊維からなる単糸デニール1.0デニール
をエジエクタにより引取り,次いでネツトコンベアベル
トで補集して得た目付60g/m2の仮セツト不織布と米
綿からなる目付40g/m2のウエツブを貼り合せウオー
タージエツトパンチにより予備交絡(ノズル径φ0.1
4,ノズル間ピツチ1.0mm,水圧30kg/cm2と60k
g/cm2),次いで弱点付与(ダイヤモンド粒子塗布ロー
ラと硬度80のゴムローラ系により線圧30kg/cmで長
繊維サイドを2回処理)し,再度上記交絡装置を用い水
圧65kg/cm下で2回処理を行なつた。該不織布を染色
加工したところ交絡に優れ,かつ綿サイドに波状のシワ
を有する自然感に富んだ布帛を得た。該布帛に樹脂を含
浸せしめずICI法にて抗ピル性能を評価した。なおさ
らに,この不織布に高分子弾性体を実質的に中層部に生
機重量/樹脂比率で91/9の割合で含浸したものを試
作し評価した。
この結果を第4表に示す。
第4表のごとく樹脂含浸を施したものは実用レベルを十
分に満足する極めて高いレベルにあり,また該含浸を施
さないものでも実用に耐えうるレベルにあることがわか
る。
(発明の効果) 以上述べた通りの本発明の不織布および不織布の製造方
法によれば,出発原料が連続長繊維でありながらも,短
繊維ステープルが混在せしめられているような効果を呈
し,かつ不織布を構成する繊維素材の基本的性質ができ
るだけ維持されつつモモケ,ピリングの発生が実際上問
題となることも少なく,しかも不織布の特徴である軽
量,保温性,ドレープ性,反撥性にすぐれおよびソフト
タツチ風合という特徴を有する,高級衣料用途として従
来技術では得ることのできなかつた新規な不織布とその
製造方法が提供されるものである。
本発明における弱点付与の効果は,上記の通りである
が,さらに該弱点付与の副次的効果を記載すると,海島
構造を有する複合繊維を用いる場合,ウオータージエツ
トパンチングにより割繊化が進み,後の海成分の溶出が
容易となるばかりでなく,従来溶出においては溶出前の
繊維束(バンドル)単位で絡合していた不織布構造その
ものが本発明では部分的に溶出後の極細繊維単位での絡
みが生じた構造を呈することになり,繊維交絡の優れた
不織布を得ることになるものである。
さらに本発明では,前述の通り,高い絡合性が得られる
ので樹脂含浸を施す場合でも,該含浸量は少なくてす
み,これによりソフト性,通気性などを損うことは少な
いのであつて,これは衣料用として好適な不織布を提供
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本発明にかかる不織布の構造を示す1例模式
図である。 第2図は,連続長繊維からなる積層シートに単に高圧水
流交絡処理のみを施した場合の従来不織布の構造を示す
模式図である。 第3図は,第1図の本発明の不織布に高分子弾性体(樹
脂)を含浸せしめたときの構造を示す模式図である。 第4図A,B,Cは,本発明の不織布を得るための一実
施態様を示す工程概略図である。 第5図は,本発明の不織布に後加工を施す場合の1例工
程流れ図である。 3:連続長繊維、3-a:繊維束群 3-b:雲状繊維群、3-c:ループ状マイグレーシヨン繊
維 3-d:弱点部、3-e:毛羽 3-f:有端部のマイグレーシヨン繊維 1:紡糸機、8:エジエクタ 10:ネツトコンベアベルト 17:ウオータジエツトパンチ 23:粗面体を有するローラ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも連続長繊維から形成される不織
    布であつて,該不織布の片面あるいは両面の表層部に配
    されている該連続長繊維の繊維表面には弱点部が分散し
    て付与されており,かつ該弱点部の一部においては単繊
    維が切断され切断端を形成しており,かつ該繊維切断端
    は,その一部が該不織布内部にてマイグレーシヨンによ
    り内部交絡して存在しておりまた一部は不織布表層にて
    毛羽として存在していることを特徴とする不織布。
  2. 【請求項2】高分子弾性体が含浸もしくはコーテイング
    されてなることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記
    載の不織布。
  3. 【請求項3】連続長繊維が,ポリアミド系繊維でありか
    つ単繊維繊度が0.05〜5デニールのものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項または第(2)項記載
    の不織布。
  4. 【請求項4】連続長繊維が,ポリエステル系繊維であり
    かつ単繊維繊度が0.05〜5デニールのものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項または第(2)項記
    載の不織布。
  5. 【請求項5】連続長繊維が,複数成分からなる,海島型
    構造もしくは分割割繊可能型構造である複合合成繊維で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項または第
    (2)項記載の不織布。
  6. 【請求項6】連続長繊維から形成される構成繊維の他
    に,短繊維も構成繊維として含んでなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項,第(2)項,第(3)項,第(4)項
    または第(5)項記載の不織布。
  7. 【請求項7】ICI法による抗ピル性能(5時間後)
    が,3級以上であることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項,第(2)項,第(3)項,第(4)項,第(5)項または第
    (6)項記載の不織布。
  8. 【請求項8】目付が,10〜300g/m2であることを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項,第(2)項,第(3)
    項,第(4)項,第(5)項,第(6)項または第(7)項記載の不
    織布。
  9. 【請求項9】少なくとも,紡糸工程,紡糸された繊維の
    補集工程,および補集された繊維により形成される繊維
    シートに繊維交絡を生ぜしめる繊維交絡工程からなる不
    織布の製造方法において,平均粗さ1〜5000μの粗
    粒表面を有する圧接ローラ系もしくは圧接板系にて前記
    繊維積層シートを圧接して該繊維シートの片面もしくは
    両面において該シート構成繊維に弱点部を付与せしめて
    後に,該シートを繊維交絡工程に供することを特徴とす
    る不織布の製造方法。
  10. 【請求項10】紡糸工程,補集工程の後,弱点付与加工
    を施し,次いで繊維交絡工程としてウオータージエツト
    パンチングにより,該弱点部の一部を切断せしめるとと
    もに繊維交絡を行なわしめることを特徴とする特許請求
    の範囲第(9)項記載の不織布の製造方法。
  11. 【請求項11】紡糸工程,補集工程,繊維交絡工程の
    後,弱点付与加工を施し,しかる後,再度交絡処理を施
    すことにより弱点部の一部を切断せしめるとともに繊維
    交絡を行なわしめることを特徴とする特許請求の範囲第
    (9)項記載の不織布の製造方法。
  12. 【請求項12】繊維交絡工程の後,不織布に高分子弾性
    体を湿式方式もしくは乾式方式にて含浸せしめることを
    特徴とする特許請求の範囲第(9)項,第(10)項または第
    (11)項記載の不織布の製造方法。
  13. 【請求項13】繊維交絡工程の後,不織布の後加工とし
    て,該不織布にカレンダプレス加工,エンボス加工,バ
    フ加工,シワ付与加工のうち,いずれか一つの加工ある
    いは複数の加工を施すことを特徴とする特許請求の範囲
    第(9)項,第(10)項,第(11)項または第(12)項記載の不
    織布の製造方法。
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