JPH0639399Y2 - 硬貨振分装置 - Google Patents

硬貨振分装置

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JPH0639399Y2
JPH0639399Y2 JP1988005621U JP562188U JPH0639399Y2 JP H0639399 Y2 JPH0639399 Y2 JP H0639399Y2 JP 1988005621 U JP1988005621 U JP 1988005621U JP 562188 U JP562188 U JP 562188U JP H0639399 Y2 JPH0639399 Y2 JP H0639399Y2
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JP
Japan
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coins
coin
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plates
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JP1988005621U
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JPH01111383U (ja
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香志 畑中
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 この考案は、一時保留された硬貨を指令に基づき一方の
側か他方の側かに、例えば返却側か収納側かに振り分け
る装置であって、とくに保留硬貨の一部が架橋状態にな
って一時保留箇所に残留することを防止するようにした
硬貨振分装置に関する。
【従来の技術】
従来の構成について以下に図面を参照しながら説明す
る。第5図は従来の硬貨振分装置の側面図、第6図は同
じくその要部平面図である。 第5図において、2個の側板21が、紙面と平行に対向し
て配置され、これと直角にかつ両者間に挟まれる形で2
個の案内板23が、対向して配置される。側板21と案内板
23とで形成される空間が硬貨通路となり、この硬貨通路
に鑑別,計数された硬貨が上方から投入される。一方、
平面状の受面をもつ受板25A,25Bが、それぞれ左右の回
動軸26のまわりに回動可能に支持され、先程の硬貨通路
の下方に位置する。ここで、受板25A,25Bは、実線表示
位置と、受板25Aで代表表示したような二点鎖線表示位
置とを限界として回動可能で、かつ実線表示位置におい
て、案内板23の先端部が部分的に貫通する。この貫通箇
所では当然ながら受板25A,25Bは、案内板23の先端部と
の間に若干の間隙をもつが、この間隙は硬貨12の通過を
阻止する程度のものである。 なお、受板25A,25Bの先端部は、第6図に示したよう
に、それぞれ凹凸に、しかも一方の凸部が他方の凹部に
対応するように形成されている。したがって、受板25A,
25Bは、第5図の実線表示位置にあるとき、各先端部が
嵌り合って上方に凹なほぼ連続した面を形成する。そし
て、この状態においてこの受板25A,25Bは、側板21,案内
板23とともに硬貨の一時保留箇所を形成する。この受板
25A,25Bは、図示してない駆動機構によって回動され
る。受板25A,25Bの互いに嵌り合った先端部の下方に、
先端が三角形状の分離枠24が配置され、その左右にそれ
ぞれ振り分け通路が形成される。 この従来装置の動作は次のとおりである。第7図はこの
動作を示す側面図で、この場合は一時保留硬貨が、収納
指令によって収納側、例えば金庫部に振り分けられる。
受板25Aは、収納指令に基づき図示していない駆動機構
によって、初期の二点鎖線表示位置から実線表示位置ま
で回動され、保留硬貨12を分離枠24の右方の通路側に振
り分ける。また、収納指令の代わりに返却指令がある
と、受板25Bが同様に回転され、保留硬貨12を返却口側
に振り分ける。
【考案が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来の技術では、一時保留箇所に
ある硬貨で、とくに受板25Aまたは25B接している複数個
の硬貨が、架橋状態つまりブリッジを形成するおそれが
ある。第8図は受板25Aの平面図であるが、この上にあ
る硬貨12A,25Bが側板21の間に楔を打ち込んだように嵌
り、互いに連結,保持された状態、つまり架橋状態にな
っている。 したがって、保留硬貨の一部がこの状態にあるとき収納
指令が出されると、受板25Aが下方に回転するにもかか
わらず硬貨12A,12Bが残留し、収納金額が不足すること
になる。もちろん、後続の取引きがある場合には、次の
取引きで投入される新たな保留硬貨によって、硬貨12A,
12Bの架橋状態は解消されるから、その場合には結果的
に誤収納処理にはならないが、最終の取引きで、硬貨12
A,12Bの架橋状態が発生すると、確実に誤収納になる。
また、返却の場合には、硬貨の架橋状態が発生すると、
その都度の処理であるから確実に返却金額の不足となっ
て問題となる。 この考案の目的は、従来の技術がもつ以上の問題点を解
消し、保留硬貨の一部が架橋状態になって一時保留箇所
に残留することを防止し、完全な振分けがおこなわれる
ようにした硬貨振分装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の目的を達成するため、互いに平行でか
つ垂直に立設され、相互間に硬貨の保留部を形成する第
1及び第2の側板と、該第1及び第2の側板に直交して
当該側板の間に互いに対向して回動自在に設けられ、先
端部で交差した状態で前記保留部の底面を形成する第1
及び第2の受板とを備え、該第1及び第2の受板のいず
れか一方を回動して前記保留部の底面を開放することに
より当該保留部に保留された硬貨を振り分ける硬貨振分
装置において、前記第1の側板と第2の側板の間で連な
って前記受板に当接する硬貨に対し、その硬貨の面を前
記受板の側板に直交する面に対して傾斜させるように上
方に突出した突出部を前記受板に設けたことを特徴とし
ている。
【作用】
本考案においては、硬貨の面を受板の面に対して傾斜さ
せるように上方に突出した突出部を受板に設けたので、
第1の側板と第2の側板の間で受板に当接して硬貨が連
なったとしても、それらの硬貨の面方向が同一平面上で
一致することはなく、それらの硬貨が側板間で架橋状態
となることはない。
【実施例】
本考案に係る一実施例の硬貨振分装置について、以下に
図面を参照しながら説明する。なお、この硬貨振分装置
は、次に述べるような貨幣処理装置に組み込まれて使用
される。貨幣処理装置は、貨幣の入金,保管をおこなう
装置で、とくに中,小規模の売上金額を取扱うタクシー
会社やデパートの各部門,高速道路料金徴収所、レジャ
ー施設の窓口などで好適なものである。この処理装置で
は、投入された硬貨が鑑別,計数された後に一時保留さ
れ、この一時保留硬貨は、計数金額と使用者が投入前に
おこなった申告金額とが一致したときには、収納指令が
出されて金庫部に収納され、なんらかの理由で一致しな
かったときには、返却指令が出されて返却口に返却さ
れ、確認された後に再投入することになる。 第1図はこの硬貨振分装置の側面図、第2図は同じくそ
の平面図である。第1図において、2個の側板1が、3
個の間隔軸2を介して紙面と平行に対向して配置され、
これと直角にかつ両者間に挟まれる2個の案内板3が、
対向して配置される。側板1と案内板3とで形成される
空間が硬貨通路となり、この硬貨通路に鑑別,計数され
た硬貨が上方から投入される。 一方、受板5A,5Bがそれぞれ左右の回動軸6のまわりに
回動可能に支持され、上端部を案内板3の下端部と接触
させる形で先程の硬貨通路の下方に位置する。なお、受
板5A,5Bの先端部は、先程の第6図に示したように、そ
れぞれ凹凸に、しかも一方の凸部が他方の凹部に対応す
るように形成されている。したがって、受板5A,5Bは、
第1図の実線表示位置にあるとき、各先端部が嵌り合っ
て上方に凹なほぼ連続した面を形成する。そして、この
状態においてこの受板5A,5Bは、側板1,案内板3ととも
に硬貨の一時保留箇所を形成する。受板5A,5Bの互いに
嵌り合った先端部の下方に、先端が三角形状の分離枠4
が配置され、その左右にそれぞれ振り分け通路が形成さ
れる。 この受板5A,5Bは、次に述べるような駆動機構によっ
て、第5図で示した従来例におけると同様に回動され
る。駆動機構はモータを含むクランク機構で、受板5A,5
Bに対応して同じものがそれぞれ設けられる。第2図に
おいて、下側の側板1に、符号を付けてない取付枠を介
してモータ11が取り付けられ、このモータ11の出力軸に
クランクアームとしての円板10が、さらにこの円板10の
外周に近い表面にピン9が立設される。このピン9に連
結板7の一方の端部が回動可能に嵌合し、他方の端部が
連結ピン8(第1図参照)を介して受板5Aと回動可能に
連結される。 以上に述べた範囲の振分装置の構成は、各部材の形状,
寸法が若干異なるものの本質的には従来例のそれと同じ
である。この硬貨振分装置が従来例と違う点は、受板5
A,5Bの各上面に山形をした部材が固着されることにあ
る。第3図は受板5Aの正面図で、同図における山形金具
14Aがそれである。この山形金具14Aは山形に折り曲げら
れた板状部材で、第1図,第2図に示すように、その稜
線を受板5Aの長さ方向にして、その先端部を除いた箇所
に固着される。なお、受板5Bについても同様である。ま
た、この実施例では、受板5A,5Bにそれぞれ山形金具14
A,14Bを固着する構造をとったが、これら各部材を一体
化して製作することもできる。 この振分装置の動作は、収納指令または返却指令に基づ
いて収納側または返却側に対応するモータ11が1回転
し、一時保留硬貨が収納側か返却側かに振り分けられる
ことであり、基本的には従来例におけると同様である
が、受板5A,5B上における保留硬貨12の挙動が異なる。
すなわち、第3図におけるように、受板5A上では硬貨12
は、山形金具14Aの表面に倣って傾斜せざるを得ない。
その結果、複数個の硬貨12は架橋状態になる(ブリッジ
を形成する)ことが不可能である。したがって、受板5A
を収納指令に基づいて下方に回転させたとき、硬貨12が
一時保留箇所に残留することがなく、収納金額が見掛け
上紛失するという問題は完全に解決される。以上のこと
は受面5Bについても同様である。 別の実施例における受板15Aについて、第4図の正面図
に基づいて説明すると、この受板15Aでは、先程の山形
金具14Aの代わりに、突出部16,17が受板15Aの表面の複
数箇所に絞り成形される。すなわち、この場合には、こ
れら突出部16,17によって、保留硬貨12は受板15Aの平面
部と接触することができず、必ず傾斜した姿勢をとる。
その結果、複数個の硬貨12は架橋状態になることが不可
能になり、受面板15Aが下方に回転したとき、硬貨12の
残留は完全に阻止される。この受板15Aは、山形金具14A
付き受板5Aと比べて製作しやすい点で優れる。
【考案の効果】
以上のような本考案によれば、硬貨の面を受板の面に対
して傾斜させるように上方に突出した突出部を受板に設
けたので、第1の側板と第2の側板の間で受板に当接し
て硬貨が連なったとしても、それらの硬貨の面方向が同
一平面上で一致することはなく、それらの硬貨が側板間
で架橋状態となることはない。 したがって、一時保留部に硬貨が架橋状態で残留するこ
とがなく、信頼性の高いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例の側面図、 第2図は同じくその平面図、 第3図は同じくその要部正面図、 第4図は別の実施例の要部正面図、 第5図は従来例の側面図、 第6図は同じくその要部平面図、 第7図は従来例の動作を示す側面図、 第8図は同じくその要部平面図である。 符号説明 5A,5B,15A,15B:受板、 14A,14B:山形金具、16,17:突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行でかつ垂直に立設され、相互間
    に硬貨の保留部を形成する第1及び第2の側板と、該第
    1及び第2の側板に直交して当該側板の間に互いに対向
    して回動自在に設けられ、先端部で交差した状態で前記
    保留部の底面を形成する第1及び第2の受板とを備え、
    該第1及び第2の受板のいずれか一方を回動して前記保
    留部の底面を開放することにより当該保留部に保留され
    た硬貨を振り分ける硬貨振分装置において、前記第1の
    側板と第2の側板の間で連なって前記受板に当接する硬
    貨に対し、その硬貨の面を前記受板の側板に直交する面
    に対して傾斜させるように上方に突出した突出部を前記
    受板に設けたことを特徴とする硬貨振分装置。
JP1988005621U 1988-01-20 1988-01-20 硬貨振分装置 Expired - Lifetime JPH0639399Y2 (ja)

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JP1988005621U JPH0639399Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20 硬貨振分装置

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JP1988005621U JPH0639399Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20 硬貨振分装置

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Publication Number Publication Date
JPH01111383U JPH01111383U (ja) 1989-07-27
JPH0639399Y2 true JPH0639399Y2 (ja) 1994-10-12

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ID=31209153

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013212846A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Canon Marketing Japan Inc 分包システム、中継ユニット

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58105668U (ja) * 1982-01-09 1983-07-18 岐阜乗合自動車株式会社 硬貨通路
JPS629873U (ja) * 1984-11-21 1987-01-21

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JPH01111383U (ja) 1989-07-27

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