JPH0639259B2 - 負荷感知液圧装置 - Google Patents

負荷感知液圧装置

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JPH0639259B2
JPH0639259B2 JP16918384A JP16918384A JPH0639259B2 JP H0639259 B2 JPH0639259 B2 JP H0639259B2 JP 16918384 A JP16918384 A JP 16918384A JP 16918384 A JP16918384 A JP 16918384A JP H0639259 B2 JPH0639259 B2 JP H0639259B2
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load
pressure
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ジエームズ・アントン・ミラー
デレツク・マルコム・イーグレス
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デイーア・アンド・カンパニー
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    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/09Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by means for actuating valves
    • B62D5/093Telemotor driven by steering wheel movement
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は負荷感知液圧装置に係り、特に、液圧機器を操
作中にその操作に対する対抗する大きな負荷が加わった
場合に、そのような負荷が当該液圧機器を操作している
操作機構に跳ね返る(キックバック)のを防止するよう
にしたクローズト・センタ負荷感知液圧装置に関する。
技術的背景 近年、農業や工業用機器製造業界では、ステアリンなど
の主作業を行うための主作業回路の外に、二次的な作業
を行うための副作業を行うための副作業回路を備え、主
作業回路が作動液を必要とするときに作動液を主作業回
路に優先的に供給するようにされた負荷感知液圧装置を
備えるトラクタが製造されてきている。そのようなトラ
クタの液圧装置は、主作業回路が該主作業回路への作動
液の供給排出を制御するための主作業制御バルブと該バ
ルブを操作する主作業操作機構とを有しており、主作業
制御バルブは主作業回路への作動液の流れの方向を制御
すると共に、当該主作業操作機構の操作量に応じた作動
液を主作業回路に送る手段、例えばジェロータを備え
る。そのような装置においては、主作業を行っていると
きに、それに対抗する大きな負荷が加わると、作動液の
逆流が生じ、そのためその反動が上記の如きジェロータ
などの手段に発生して、それが主作業操作機構に伝わ
り、すなわちキックバックが生じ、操作の支障になると
いった問題を有していた。
発明の目的 本発明は、上記の如き跳ね返りの無い負荷感知液圧装置
を提供することを目的とするものである。
発明の構成 すなわち、本発明に係る負荷感知液圧装置は、主作業回
路(以下に述べる実施例においては、参照番号18で示
す)と副作業回路(参照番号24で示す)とを有し、両
回路が作動液を必要とするときに作動液を主作業回路に
優先的に供給するようにされ、また、当該主作業回路が
該主作業回路への作動液の供給排出を制御するための主
作業制御バルブ(以下に述べる実施例では、ステアリン
グバルブ28として実施化)と該バルブを操作する主作
業操作機構(ステアリングハンドル30として実施化)
とを有しており、主作業制御バルブは主作業操作機構の
操作量に応じた作動液を主作業回路に送る手段(ジェロ
ータ32として実施化)を備える負荷感知液圧装置であ
って、 液溜(参照番号14で示す)と; 液溜に接続されたパワーオンデマンド型ポンプ(参照番
号12で示す)と; 該ポンプを上記主作業制御バルブに接続する第1供給ラ
イン(参照番号16で示す)及び主作業制御バルブを液
溜に接続する第1帰還ライン(参照番号20で示す)
と; ポンプを上記副作業回路に含まれる副作業制御バルブに
接続する第2供給ライン(参照番号22で示す)及び副
作業制御バルブを液溜に接続する第2帰還ライン(参照
番号26で示す)と; 第2供給ライン内に設けられ、開位置と閉位置との間で
可動の優先バルブ(参照番号44で示す)と; それぞれ主作業制御バルブ及び副作業制御バルブに接続
され、それぞれ、各バルブから負荷信号圧力を伝えるた
めの第1及び第2負荷信号ラインであって、相互に接続
されている第1及び第2負荷信号ライン(参照番号4
6、48;50で示す)と; 第1及び第2負荷信号ラインの接続点に設けられ、両ラ
インのうちの内部の液圧が高い方をポンプに接続するた
めのダブルチェックバルブ(参照番号56で示す)と; 第1及び第2負荷信号ラインの接続点より上流側で第1
負荷信号ラインを優先バルブの一端に接続し、加圧液を
優先バルブに向けて該バルブを閉位置とするための分岐
ラインと; 該分岐ラインの中に設けられたオリフィス(参照番号6
0で示す)と; オリフィスの下流側に優先バルブと並列にして設けら
れ、所定以上の液圧を負荷信号ラインから逃すように設
定されたレリーフバルブ(参照番号62として示す)
と; 優先バルブの上流の第2供給ラインを優先バルブの他端
に接続するパイロットラインで、該パイロットライン内
の液圧が優先バルブを開位置へ向けて付勢するようにな
されているパイロットラインと; 第1負荷信号ライン内に設けられ、第1供給ライン内の
液と第1負荷信号ライン内の液との間の圧力の差を感知
し、その差に応答して開位置と閉位置との間で可動で、
第1供給ライン内の液圧が第1負荷信号ライン内の液圧
よりも所定圧以上小さい場合に、閉位置となるようにし
た制御バルブ(参照番号64として示す)と;を備える
ことを基本的特徴とする。
発明の作用効果 本発明に係る負荷感知液圧装置は、上記の通りの構成を
有すものであり、液圧機器に大きな負荷がかかり、それ
によって第1の供給ライン内の液圧が第1負荷信号ライ
ン内の液圧よりも所定圧以上小さくなると、制御バルブ
が第1負荷信号ラインを介して主作業回路から作動液が
逆流するのを防止するようになり、従って上記の如き跳
ね返りが生じるのを防止することとができる。
実施例 以下、本発明を添付図面に示した実施例に基づき説明す
る。
添付図面には、農業や工業用のトラクタ等の車輌のステ
アリングの制御を行うための負荷感知液圧システム10
が示されている。このシステムは、液溜14に流体接続
されたパワーオンデマンド型、すなわち負荷に応じた量
の作動液を供給する形式の可変容量ポンプ12を含んで
いる。該ポンプは、加圧流体を第1供給ライン16を通
して主作業回路18に供給する。該回路18は帰還ライ
ン20、21を介して液溜14に接続されている。ポン
プ12はまた、第2供給ライン22によつて副作業回路
24に接続されており、該回路は帰還ライン26、21
によつて液溜14に接続されている。ライン20、26
は点27のところで接続され、一つのラインとして液溜
に接続されている。
負荷感知液圧システムは、主作業回路18が副作業回路
24より優先的に作動流体を供給されるよう設計されて
いる。主作業回路18をステアリング回路として示した
が、他の作業回路を主作業回路とすることもできる。図
示のように、主作業回路18はステアリングバルブ28
を含んでおり、該バルブはステアリングハンドル30及
び液圧作動ジエロータ(gerotor)32によつて作動さ
れる。ステアリングバルブ28の液圧出力は液圧シリン
ダ34に向けられ、ステアリングリンク36の動きを制
御する。ジエロータ32及び液圧シリンダ34へのステ
アリングバルブ28の接続及び同バルブの構造は周知の
ものである。ステアリングバルブ28は、三個のオリフ
イス37a、37b、37cを含む三位置バルブとして
示されている。
副作業回路24はバルブ38を含んでおり、該バルブは
液圧シリンダ40の端部に接続されている。液圧シリン
ダ40は、例えば車輌に取り付けられた機器を昇降した
りするのに使われる。好ましくは、バルブ38はレバー
42によつて機械的に作動される。
優先バルブ44が第2供給ライン22内に位置決めされ
ており、該バルブは必要とされるときに、ポンプ12か
ら副作業回路への液の流れを制限することにより主作業
回路18への液圧の制御を行えるように、開位置と閉位
置との間で可動とされている。好ましくは、優先バルブ
44はばね46によつて閉位置に偏倚され、第2供給ラ
イン22からの液流を制限若しくは阻止する。優先バル
ブ44は、第2供給ライン22内の液圧が作用すること
により、副作業バルブ38への流れを許容する開位置へ
可動である。
負荷感知液圧ステム10はまた、負荷信号ライン46、
48、50、52を有している。負荷信号ライン46、
48、52は主作業回路18を補償器54に接続してお
り、負荷信号ライン50、52は副作業回路24を補償
器54に接続している。補償器54は周知の装置であ
り、ポンプ12に取り付けられて供給ライン16と信号
ライン52との間の圧力差に基づきポンプのストローク
を制御する。供給ライン16の圧力は感知通路55を介
して補償器54に伝達される。ポンプ12のストローク
を変えることにより、ポンプの吐出量を制御する。負荷
感知ライン46、48、50、52は液圧シリンダ3
4、40にかかる負荷によつて生じる圧力を補償器54
に伝達し、該補償器54がポンプ12の吐出量を制御す
る。補償器54によつて感知される圧力が主及び副作業
回路18、24内の2つの液圧の高い方であることを確
実にするため、ダブルチエツクバルブ56がライン4
8、50、52の交点57に設けられている。
負荷信号ライン48からは他の負荷信号ライン58が伸
びており、優先バルブ44の右端部に液が伝えられる。
この液圧が高くなると、ばね45の作用とともに優先バ
ルブ44を閉位置に向けて左方へ付勢する。従つて、負
荷信号ライン58内の液圧はばね45とともに、ポンプ
12を通り副作業回路24へ液が流れるのを規制する。
この規制により、主作業回路へポンプ12から適正な作
動液が流れるようにする。オリフイス60が負荷信号ラ
イン58に設けられている。レリーフバルブ62がオリ
フイス60の下流に設けられており、余剰の圧力をシス
テム10から解放する。好ましくは、レリーフバルブ6
2は優先バルブ44に対して並列とされる。
このような優先負荷感知システムにおいては、ジエロー
タ32前後の逆圧力差及びジエロータを通る逆流を生じ
ると、ステアリングバルブ28を、オペレータがハンド
ル30を回転した方向と反対の方向に回転させるトルク
が生じる。バルブ28がそのように回転すると、ハンド
ル30のはね返りを生じ好ましくない。本発明に係る液
圧システム10は、このはね返りを主作業回路18と優
先バルブ44との間の負荷信号ライン46、48間に負
荷信号制御バルブ64を設けることにより回避する。バ
ルブ64は好ましくは三方二位置バルブで、ばね68及
び負荷信号ライン46内の圧力によつて(図示の)第1
の位置とされており、ライン66を介して第1供給ライ
ン16を負荷信号ライン48に接続する。制御バルブ6
4は、ライン66を介してバルブ54の右端部に作用す
る第1供給ライン16内の圧力によつて左方へ動いて第
2の位置となる。第2の位置においては、ステアリング
バルブ28が負荷信号ライン46、48、58によつて
優先バルブ44に接続され、また負荷信号ライン46、
48、52によつて補償器54に接続される。
負荷信号制御バルブ64は、第1供給ライン16と負荷
信号ライン46との流体間の圧力差を感知することがで
きる。バルブ64はそのような圧力差に応答して可動
で、第1供給ライン16内の液圧が負荷信号ライン46
内の液圧より小さいとき、主作業回路18から液が流出
するのを防ぐ。ステアリングバルブ28からの流出を防
ぐことにより、ジエロータ32を通る逆流のための流路
を無くし、それによりハンドル30をはね返すステアリ
ングバルブ28に作用する逆向力を無くす。
負荷感知液圧システム10は更に一方向チエツクバルブ
70を有している。このバルブは、第1供給ライン16
内の、制御バルブ64が第1供給ラインに接続される点
と、第1供給ラインがステアリングバルブ28に接続さ
れる点との間に位置決めされている。チエツクバルブ7
0は主作業回路から第1供給ライン16に液が逆流する
のを防ぐ。第2のチエツクバルブ72が、帰還ライン2
0を第1供給ライン16に接続するライン74内に設け
られている。このチエツクバルブ72は、オペレータの
ハンドル30への操作により主作業回路で必要となる作
動液の量がポンプ12から得られる流れよりも多い場合
に、帰還ライン20から第1供給ライン16へ液が流れ
るのを許容する。これが起ると、通常、液溜14へ戻さ
れる流れが第1供給ライン16を満すのに使われ、それ
により第1供給ライン16にキヤビテーシヨンが起るの
を阻止する。
負荷感知液圧システム10を主作業回路18と副作業回
路24とを有するものとして示したが、1つの作業回路
だけを有するもので、その中の単一の液圧作動機器には
ね返りが生じないようにしたシステムとすることもでき
る。そのようなシステムでは、全ての液流が単一の液圧
作動機器に送られ、またそれから出されるので優先バル
ブ44の必要がない。
操 作 負荷感知液圧システム10の操作につき説明するが、ス
テアリングリンク36は車輌の前輪に取り付けられてい
るものとして説明する。判り易くするよう、一定バルブ
の動きを起すのに与えられる種々の圧力値を用いて説明
する。しかし、本発明は、これら値により制限されるも
のではない。
先ず、車輌のエンジンから作動されていない状態にある
場合には、ポンプ12は作動しない。このとき、ステア
リングバルブ28はニユートラル位置にあり、液圧シリ
ンダ34には圧力がかけられておらず、優先バルブ44
は閉止され、制御バルブ64が第1の位置にある。この
状態は図面に示す通りである。エンジンが始動される
と、ポンプ12は加圧液を第1供給ライン16を介して
ステアリングバルブ28へ、また、第2供給ライン22
を介して優先バルブ44へ供給する。ステアリングバル
ブ28はニユートラル位置にあるので、液は該バルブを
通ることはできず、第1供給ライン16内の液圧は上昇
する。液圧が上昇して、ばね68を圧縮するのに必要な
力、約50psiに達すると、制御バルブ64は第2位置へ
動く。第2の位置において、制御バルブ64は第1供給
ライン16から負荷信号ライン48への液流を阻止し、
負荷信号ライン48を負荷信号ライン46、オリフイス
47b及び帰還ライン20、21を介して液溜に連通す
る。ポンプ12からの圧力が約150psiとなり、この圧力
が第2供給ライン22へ伝達されると、優先バルブ44
がばね45に抗して右方へ動き、その開位置に動く。優
先バルブ44が開位置となると、液は副作業回路24の
制御バルブ38へ通される。制御バルブ38はニユート
ラル位置にあるので、流れは阻止される。ポンプ12か
らの圧力は補償器54のセツテイング値の約300psiに達
するまで上昇する。この時点で、補償器54前後の圧力
差は、ポンプ12によつて発生される圧力がそれ以上、
上昇しないようにバランスがとられる。この時、システ
ム10は待機状態となる。
通常のステアリング操作 オペレータがハンドル30を右へ回すと、ステアリング
バルブ28は右方へ動いて、該バルブ28の左側部分が
ジエロータ32及び液圧シリンダ34に至る流体通路に
整合される。そうすると、第1供給ライン16はオリフ
イス37aを介してライン46に接続され、該ライン4
6内の圧力が第1供給ライン16内の圧力まで高められ
る。ライン16と46の中の液圧が等しくなると、ばね
68が制御バルブ64を図示の第1の位置に向けて右方
へ動く。同時に、ライン16からの液流はそれぞれライ
ン48、58及びライン48、52を介して優先バルブ
44及び補償器54へ向けられる。また、第1供給路1
6からジエロータ32の左側に至り、その右側から液圧
シリンダ34のロツド側端部に至る流路ができる。同時
に、シリンダ34のヘツド側端部から帰還ライン20、
21を通り液溜14に至る第2の流路もできる。適正な
液流が液圧シシリンダ34へ供給されると、車輪76、
78が右へ回される。例えば液圧シリンダ34内のピス
トンを動かすのに900psiの圧力を必要とすると、ポンプ
12からの液の圧力は300psiの待機圧力から900psiまで
上昇して車輪76、78が回される。ポンプ12がシリ
ンダに加圧液を供給し続けると、第1供給ライン16内
の液圧はオリフイス37aの前後の圧力差が一定値、例
えば300psiになるまで上昇する。このとき、第1供給ラ
イン内の液圧は1200psi(すなわち、900psiプラス300ps
i)となる。液圧が900psiから1200psiへ上昇すると、制
御バルブ64及び優先バルブ44はともにその第2の位
置へ動かされる。上記の“操作”の説明で述べたよう
に、オリフイス37a前後での圧力降下が50psi及び150
psiに達したときにこのことが起きた。オペレータがハ
ンドル30を回している限り、ポンプ12が液圧1200ps
iの下で車輪76、78を回すのに必要な加圧液を供給
し続ける。オペレータがハンドル30を回すのを停止す
ると、ステアリングバルブ28はニユートラル位置にな
り、負荷信号ライン46はオリフイス37b、帰還ライ
ン20、21を介して液を液溜に戻す。補償器54は感
知ライン55を介して第1供給ライン16の圧力を感知
し、また、ライン52内に圧力が無いのを感知すると、
ポンプ12のストロークを小さくして300psiの待機状態
とする。
車輪に加わる力に抗して行うステアリング操作 少くとも1方の車輪が例えば輪だちの中に入り、該車輪
を左方へ回そうとするような外力が加わつたような場
合、オペレータはハンドル30を右の方へ回そうとする
が、その場合、当該液圧システム10は次のように作用
する。
まず、該システムが待機状態にあるものとし、ステアリ
ングバルブ28が右の方へ動かされ、オリフイス37a
が第1供給ライン16と接続され、その中の加圧液が液
圧シリンダ34のロツド側端部に通される。それと同時
に、シリンダ34のヘツド側端部が帰還ライン20、2
1を介して液溜14に接続される。そのときシリンダ3
4のロツド側端部内の加圧液がシステム圧より高いと、
該ロツド側端部の圧力はジエロータ32及び負荷信号ラ
インを通して制御バルブ64の左側に向けられる。第1
供給ライン16内の液圧より高い圧力のこの加圧液は、
制御バルブ64を図示の第1の位置に向けて右方へ動か
す。制御バルブ64が第1の位置になると、液圧シリン
ダ34のロツド側端部から出てジエロータ32を通る逆
流は阻止される。この逆流を阻止することにより、ハン
ドルへのはね返りを無くすることができる。
制御バルブ64が第1の位置に動かされると、液圧シス
テム10は、“通常のステアリング操作”のところで述
べた制御バルブ64がちようど右方へ動かされ、第1供
給ライン16内の圧力がライン66、48、52によつ
て補償器54に接続された状態以降の説明の通り操作が
行われる。
優先的流れのための操作 負荷感知液圧システム10は、主作業回路18に作動液
を供給する必要が生じたときに、副作業回路に作動液が
供給されているときは、次のように機能する。
制御バルブ64が第2の位置にあり、優先バルブ44が
開位置にあるとすると、ポンプ12からの液流は第2供
給ライン22を介して副作業回路24に向けられる。パ
ワーオンデマンド型ポンプ12が、副作業回路24の80
0psiの負荷要件を満すため、800psiの圧力を生じるフル
ストロークで作動しているものと仮定する。そのとき、
オペレータが車輪76、78を右へ回すためにハンドル
30を右へ回す。上述のように、液圧シリンダ34内の
ピストンを動かすのに必要な圧力は900psiである。ハン
ドル30が回転されると、ステアリングバルブ28が左
方へ動かされ、第1供給ライン16内の液が液圧シリン
ダ34のロツド側端部に向けられる。圧力が800psiだけ
なので、ピストンは動かない。同時に、第1供給ライン
16内の液がオリフイス37a、ライン46を介して制
御バルブ64の左端部に通される。それによりばね68
のばね力とともに制御バルブ64を図示の第1の位置に
付勢する。この位置において、第1供給ライン内の800p
siの圧力はライン66、48を通され、ダブルチエツク
バルブ56のボールを左方へ動かして負荷信号ライン5
0を閉じる。液圧シリンダ40は800psiで作動するが、
副作業回路24内の種々の圧力降下によりライン50内
では800psiよりもわずかに小さい圧力が感知される。こ
のため、ダブルチエツクバルブ56のボールは800psiの
圧力が該ボールの右側に加わると左方へ動いてライン5
0を閉じる。従つて、800psiの圧力はライン52を介し
て補償器54に伝えられる。負荷信号ライン48内の80
0psiの圧力はライン58、オリフイス60を通して伝え
られ、優先バルブ44が閉位置に向けて左方へ動かさ
れ、そこを通る液流を制限する。ポンプ12が800psiの
入力信号を受けてフルストロークで操作を続けるが、優
先バルブ44の左方への動きにより流れへの制限が起
り、それにより供給ライン16、22内の圧力が上昇す
る。圧力が約900psiになると、液はステアリングバルブ
28を通して液圧シリンダ34へ流れる。この圧力はラ
イン46、48、52に伝達され、またライン58へ伝
達されて優先バルブ44を更に閉じる。950psiになる
と、負荷信号ラインの900psiと、ライン66により伝達
される950psiの差圧により、制御バルブ64は第2の位
置へ動き、900psiが優先バルブの右側及び補償器54に
伝達される。供給ライン16、22内の圧力が上昇を続
けて約1050psiに達する。この1050psiの圧力は、優先バ
ルブ44の左側に作用する。優先バルブ45の右側に作
用する900psiに、ばね45の圧縮力を表わす150psiを足
したものである。オプレータがハンドル30を右へ回し
続ける限り、上記の状態は維持される。
オペレータがハンドル30の回転を停めると、制御バル
ブ28はニユートラル位置に戻り、ライン46、48、
58内の液はオリフイス37b、帰還ライン20、21
を介して液溜14に戻され、圧力は実質上零になる。こ
の圧力降下によりダブルチエツクバルブ56のボールが
右方へ動いてライン50、52からライン48、58へ
液が逆流するのを防ぐ。ライン58内の圧力が減少する
と、優先バルブ44は第2供給ライン22内の液圧によ
り開位置に向けて右方へ動かされる。優先バルブ44が
開くと、そこを通る流れへの制限は減少し、800psiの全
ての流れが副作業回路24へ通される。一方、パワーオ
ンデマンド型のポンプ12により作られる圧力は、優先
バルブ44内の上述の制限が実際上なくなるので、1050
psiから800psiへ下がる。
【図面の簡単な説明】 添付図面は、本発明に係る負荷感知液圧装置の流体回路
図である。 12……パワーオンデマンド型ポンプ; 14……液溜; 16……第1供給ライン; 18……主作業回路; 21……第1帰還ライン; 22……第2供給ライン; 24……副作業回路; 26……第2帰還ライン; 28……主作業制御バルブ; 30……主作業操作機構; 32……主作業操作機構の操作量に応じた作動液を送る
手段; 45……優先バルブ; 46、48、50……負荷信号ライン; 58……分岐ライン; 60……オリフィス; 62……レリーフバルブ; 64……制御バルブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F15B 11/16 B 9026−3H (56)参考文献 特開 昭53−22979(JP,A) 特開 昭60−18604(JP,A) 特開 昭59−167500(JP,A) 特開 昭52−149576(JP,A) 実開 昭56−75067(JP,U)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主作業回路と副作業回路とを有し、両回路
    が作動液を必要とするときに作動液を主作業回路に優先
    的に供給するようにされ、また、当該主作業回路が該主
    作業回路への作動液の供給排出を制御するための主作業
    制御バルブと該バルブを操作する主作業操作機構とを有
    しており、主作業制御バルブは主作業操作機構の操作量
    に応じた作動液を主作業回路に送る手段を備える負荷感
    知液圧装置において、 液溜と; 液溜に接続されたパワーオンデマンド型ポンプと; 該ポンプを上記主作業制御バルブに接続する第1供給ラ
    イン及び主作業制御バルブを液溜に接続する第1帰還ラ
    インと; ポンプを上記副作業回路に含まれる副作業制御バルブに
    接続する第2供給ライン及び副作業制御バルブを液溜に
    接続する第2帰還ラインと; 第2供給ライン内に設けられ、開位置と閉位置との間で
    可動の優先バルブと; それぞれ主作業制御バルブ及び副作業制御バルブに接続
    され、それぞれ、各バルブから負荷信号圧力を伝えるた
    めの第1及び第2負荷信号ラインであって、相互に接続
    されている第1及び第2負荷信号ラインと; 第1及び第2負荷信号ラインの接続点に設けられ、両ラ
    インのうちの内部の液圧が高い方をポンプに接続するた
    めのダブルチェックバルブと; 第1及び第2負荷信号ラインの接続点より上流側で第1
    負荷信号ラインを優先バルブの一端に接続し、加圧液を
    優先バルブに向けて該バルブを閉位置とするための分岐
    ラインと; 該分岐ラインの中に設けられたオリフィスと; オリフィスの下流側に優先バルブと並列にして設けら
    れ、所定以上の液圧を負荷信号ラインから逃すように設
    定されたレリーフバルブと; 優先バルブの上流の第2供給ラインを優先バルブの他端
    に接続するパイロットラインで、該パイロットライン内
    の液圧が優先バルブを開位置へ向けて付勢するようにな
    されているパイロットラインと; 第1負荷信号ライン内に設けられ、第1供給ライン内の
    液と第1負荷信号ライン内の液との間の圧力の差を感知
    し、その差に応答して開位置と閉位置との間で可動で、
    第1供給ライン内の液圧が第1負荷信号ライン内の液圧
    よりも所定圧以上小さい場合に、閉位置となるようにし
    た制御バルブと; を備える負荷感知液圧装置。
  2. 【請求項2】制御バルブが、三方向二位置バルブである
    特許請求の範囲第1項に記載の負荷感知液圧装置。
  3. 【請求項3】制御バルブが、負荷信号ラインの制御バル
    ブよりも下流側を上流側から遮断して第1供給ラインに
    接続する第1の位置に向けてばね付勢され、また、第1
    供給ライン内の液圧によって、上記上流側と下流側とを
    連通する第2の位置に付勢されている特許請求の範囲第
    2項に記載の負荷感知液圧装置。
  4. 【請求項4】ポンプが、ポンプの出力を制限するために
    取り付けられた補償器を有している特許請求の範囲第1
    項に記載の負荷感知液圧装置。
  5. 【請求項5】優先バルブが、閉位置に向けて付勢される
    二方向二位置バルブとされている特許請求の範囲第1項
    に記載の負荷感知液圧装置。
  6. 【請求項6】優先バルブが、液圧及びばね圧により閉位
    置に付勢されるようにした特許請求の範囲第5項に記載
    の負荷感知液圧装置。
  7. 【請求項7】第1供給ラインが、制御バルブに接続され
    る点と主作業制御バルブに接続される点との間に、主作
    業回路から作動液が逆流するのを防止するためのチェッ
    クバルブを有している特許請求の範囲第1項に記載の負
    荷感知液圧装置。
JP16918384A 1983-08-12 1984-08-13 負荷感知液圧装置 Expired - Lifetime JPH0639259B2 (ja)

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