JPH063915A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH063915A
JPH063915A JP4181867A JP18186792A JPH063915A JP H063915 A JPH063915 A JP H063915A JP 4181867 A JP4181867 A JP 4181867A JP 18186792 A JP18186792 A JP 18186792A JP H063915 A JPH063915 A JP H063915A
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正明 桜井
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雅博 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】原稿画像やトナーの状態が大きく変化しても、
常に良好な画像形成を行う。 【構成】湿度の変化によって、トナーのトリボ(帯電状
態)は大きく変化し、トナーのトリボによってトナー濃
度は大きく変化する。このことに基づき、環境検知手段
41が検出する温度t、湿度hによって演算処理部42
が絶対湿度Hを算出する。この絶対湿度Hとあらかじめ
メモリ部43に記憶させてある湿度Ht とを比較処理部
45が比較して、その大小に応じて、最大濃度設定値可
変手段46および定着条件設定可変手段(例えば定着処
理速度)47を切り換える。つまり、これらの可変手段
46、47を、トナーの帯電状態に応じて、最適に設定
し、画像濃度について、高画質を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ等の
画像形成装置に関し、詳しくはトナーの帯電状況や原稿
画像の種別によって画像形成条件を変更する画像形成装
置に係る。
【0002】
【従来の技術】デジタル式の画像形成装置として、電子
写真方式のレーザビームプリンタがよく知られている。
このものは、原稿画像情報に対応するデジタル信号を処
理し、処理後のデジタル信号に基づいてレーザ光を変調
し、このレーザ光によって像露光を行い、さらにこれを
現像して画像を得るものである。このようなレーザビー
ムプリンタは、画像品質が高く、コピー速度が高速であ
る等の長所を持っており、例えば複写機やプリンタ等の
出力装置として広く用いられている。
【0003】近年、レーザビームプリンタをはじめとす
る画像形成装置においては、一層の高画質化を達成する
ために、粒径の小さい現像剤(トナー)の使用が増加し
てきている。この粒径が小さい微細なトナーは、原稿画
像の細部を鮮明に表現することができる反面、粒径が大
きいトナーに比べ、比表面積(重量に対する表面積の割
合)が大きく、装置本体が置かれている環境(以下単に
「装置環境」という。)、特に温度・湿度の変化によっ
てその特性(帯電状態)が大きく変化するため、その制
御が難しいとされている。
【0004】図2に、湿度(相対湿度)とトナーのトリ
ボとの関係を図示する。トリボとは、質量比電荷量(電
荷量/質量)であり、トナーの現像特性を表すひとつの
指標である。トリボの値は、湿度が高くなるにしたがっ
て小さくなり、また、湿度の増減に伴ってかなり大きく
変化する。図3には、現像コントラスト電位と出力画像
濃度(反射濃度)を図示する。これは、普通V−D特性
といわれ、温度・湿度が一定の場合には、現像コントラ
スト電位が高いほど、出力画像濃度が濃くなる。また、
現像コントラスト電位が一定の場合には、高温・高湿の
ときのほうが、低温・低湿のときよりも出力画像濃度が
濃くなる。これは、上述のようにトナーのトリボが相対
湿度、つまり温度・湿度の変化によって大きく変化する
からである。
【0005】ところで、このような画像形成装置におい
ては、あらゆる装置環境下において、常に一定の出力画
像濃度が得られるようにするため、出力画像の反射濃度
(反射濃度は例えばマクベス社製反射濃度計モデルRD
−914を用いて測定するものとする。)の最高値(以
下「Dmax 」という。)を1.5付近で安定させるよう
に制御している。この制御方法は、次に示すようなもの
である。
【0006】まず、図3のV−D特性を示すグラフにお
いて、低温・低湿時に、反射濃度1.5(Dmax 0 とす
る)が得られる現像コントラスト電位Vcont Hを求め
る。このとき、装置側では、あらかじめ、このVcont H
が得られるように感光ドラムの感度帯電能、帯電器の帯
電能、像露光出力能力等を調整しておく。同様にして、
高温・高湿時に、反射濃度1.5(Dmax 0 )が得られ
る現像コントラスト電位Vcont Lを求める。
【0007】次に、装置本体内に配設した温・湿度セン
サによる装置内の温湿度の検知結果と、あらかじめ装置
内の演算記処理装置に記憶させてある図3に示した温湿
度変化にともなうV−D特性の変化とを演算処理し、温
湿度が図3の2つのグラフの間で変化しても、常に出力
画像の反射濃度の最大値が1.5(Dmax 0 )となるよ
う、現像コントラスト電位をVcont LとVcont Hとの間
で適宜調整する。
【0008】そして、この一定の出力画像濃度値に合わ
せて、原稿画像に対応した画像信号に、階調性やマスキ
ング等に関する処理を施し、最終的な画像を形成してい
た。なお、上述においては、トナーの帯電状態を知る手
段として、温・湿度を検知しているが、この手段として
ほかに、トナーのトリボを検出する方法も考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例では、出力画像濃度の最大値の上限を、装置環境
が最悪の場合(図3においては、低温・低湿側)におい
ても達成し得る最低のDmax 0 に意図的に設定している
ため、装置環境がよい場合(同図の高温・高湿側)に
は、装置の濃度についての能力が十分に発揮されない。
すなわち、図3を参照すれば明らかなように、装置環境
がよい高温・高湿側において、従来はVcont Lによって
max 0 を得ていたが、これにかえて、例えば、Vcont
Hを用いれば従来のDmax 0 よりも高濃度のDmax 、例
えばDmax 1 が得られるにもかかわらず、従来、最低の
max 0 しか出力しておらず、高温・高湿側の装置環境
下において出力再現性の低下をきたしていた。この問題
は、特に4色フルカラー出力用の画像形成装置において
著しく、図4の色度図を参照するとわかるように、出力
可能なDmax 値が低いと、色再現範囲が大幅に狭められ
てしまい、原稿画像の複写時等において著しく画像品質
を低下させていた。
【0010】また、原稿画像に対応したデジタル画像信
号に対する処理は、原稿画像の色領域及び画像形成手段
の色再現範囲が既知で、一定であるという前提でそれぞ
れの設定を行っている。したがって、原稿画像が画像形
成手段の色再現範囲に常に含まれると仮定して設定した
場合、原稿画像に忠実な色再現は有効であるが、原稿画
像が例えばHDTV(ハイビジョンテレビ)やCG(コ
ンピュータグラフィック)のようにCRT上の画像であ
る場合には、階調性の損失やつぶれ等の画質劣化が生
じ、一方、原稿画像の色領域が画像形成装置の色再現範
囲を越えると仮定して設定した場合、色領域の圧縮処理
をした色再現は有効であるが、画像形成装置の色再現範
囲に含まれる原稿画像に関しては不必要な色圧縮を行う
ことになり、全体に彩度、明度が低下し、暗く鈍い色に
なるという欠点があった。
【0011】さらに、上述処理は、画像形成装置が常に
一定のDmax を出力することを前提として行われている
ので、出力されるDmax が変わった場合にも、やはり、
階調性の損失やつぶれ等の画質劣化が生じていた。
【0012】このように、上記従来例では、装置の使用
状態や原稿状態の違い、すなわち、画像形成装置は高い
出力能力を持っていながら、装置環境によっては、その
能力が十分に引き出せないばかりでなく、原稿画像によ
っては、画質が大きく劣化し、特に、原稿画像として、
画像形成手段により出力されたものを順次に使用する複
写動作(孫コピー)に関しては次々に画像が劣化してい
くという欠点があった。
【0013】そこで、本発明は、原稿画像の状態とトナ
ーの状態の変化とに基づいて、画像形成条件を変更する
ことにより、常時、最適な画像形成が行えるようにした
画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、例えば、原稿画像に対応し
たデジタル画像信号を処理する画像処理手段と、該処理
済の画像信号を基に像担持体上に静電潜像を形成すると
ともに該静電潜像にトナーを付着させて形成したトナー
像を記録材に転写した後、定着手段によって前記トナー
像を前記記録材上に永久定着してなる画像形成手段と、
を備えた画像形成装置において、前記処理済の画像信号
を所定の基準にしたがってコード情報に変換する変換手
段と、該コード情報を基に原稿画像を判別する原稿判別
手段と、装置本体の設置環境を検出する環境検知手段
と、前記像担持体上に形成されたトナー像の最大濃度を
変更する濃度設定手段と、前記記録材上のトナー像を該
記録材に定着させる際の定着条件を変更する定着設定手
段と、を備え、前記原稿判別手段と環境検知手段との出
力に応じて、前記画像処理手段、濃度設定手段のうちの
少なくとも一方と前記定着設定手段との画像形成条件を
変更してなる、ことを特徴とする。
【0015】また、像担持体上に静電潜像を形成すると
ともに該静電潜像にトナーを付着させて形成したトナー
像を記録材に転写した後、定着手段によって前記トナー
像を前記記録材上に永久定着してなる画像形成手段を備
えた画像形成装置において、装置本体の設置環境を検出
する環境検知手段と、前記像担持体上に形成されたトナ
ー像の最大濃度を変更する濃度設定手段と、前記記録材
上のトナー像を該記録材に定着させる際の定着条件を変
更する定着設定手段と、を備え、前記環境検知手段の出
力に応じて、前記濃度設定手段と定着設定手段との画像
形成条件を変更してなる、ことを特徴とする。
【0016】なお、上述の構成においては、トナーの状
態を検知するための手段として、環境検知手段を用いて
いるが、これに代えて、トナーの帯電電荷量を検出する
現像剤帯電検知手段、または像担持体上の帯電電位を検
出する帯電電位検知手段、または像担持体上の画像濃度
を検出する画像濃度検知手段を備えた構成とすることも
できる。
【0017】
【作用】以上構成に基づき、環境検知手段を備えたもの
を例に説明すると、原稿判別手段はコード情報を基に、
例えば原稿画像の色領域が画像形成装置の色再現範囲を
超えたか否かを判断する。また、環境検知手段は、例え
ば温・湿度等の装置環境を検知するから、これによって
トナーのトリボを知る。原稿判別手段によって、まず画
像処理手段の画像信号の処理方法を決定し、次にこれに
対応して濃度設定手段によって最大濃度を決定し、さら
に定着設定手段によって、この最大濃度を実現する定着
条件を決定する。
【0018】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈第1実施例〉本発明に係る画像形成装置の一例とし
て、図1に4色フルカラーの画像形成装置の概略を図示
すると、この画像形成装置は、画像処理手段としてのリ
ーダー部1と、画像形成手段としてのプリンタ部2とに
よって構成されている。
【0019】まず、図5、図6、図7を参照してリーダ
ー部1を説明し、次に図1を参照してプリンタ部2につ
いて説明する。
【0020】リーダー部1は、図5に図示するように、
原稿Gを走査する光学系ユニット3を備えている。光学
系ユニット3は、プラテンガラス5上に載置された原稿
Gの下向きの原稿画像を下方から照射する照射光源6、
原稿Gからの反射光が透過する結像素子アレイ7と赤外
フィルタ9、そして原稿画像を結像するCCD(密着型
カラーセンサ)10とを備えている。CCD10は、図
6の上面拡大図に示すように左右横方向(図5、図6の
矢印K1方向と直角の水平方向)に整列して配置された
多数の画素11を有する。これらの画素11には、順に
レッド、グリーン、ブルーの各色のフィルタが繰り返
し、取り付けられている。このCCD10をはじめとす
る光学系ユニット3の各構成部材は、原稿画像の左右幅
よりも幅広に形成されるとともに、矢印K1方向に往復
移動自在に配設され、この移動によって、CCD10
が、原稿画像全体を2次元的に走査してこれを読み取る
ように構成されている。
【0021】ブルー、グリーン、レッドにそれぞれ対応
するCCD10からの電気信号10B、10G、10R
は、図7に示すように、AD変換回路12から色補正回
路16に至る各回路によって処理される。CCD10か
らのアナログ信号形態の電気信号10B、10G、10
Rは、AD変換回路12によってデジタル形態の信号
B、G、Rに変換され、これらの信号B、G、Rは、濃
度変換回路13によって濃度変換され、それぞれイエロ
ー、マゼンタ、シアンに対応する信号Y1 、M1、C1
として、出力される。さらに、これらの信号Y1 、M
1 、C1 は、UCR回路15によって下色除去処理(U
CR処理)を受けて、信号Y2 、M2 、C2となると同
時に、黒抽出処理されて、ブラックに対応する信号BK
2 が追加される。なお、UCR回路15においては、次
式に示すような演算処理が行われ、信号Y2 、M2 、C
2 、BK2 が生成される。
【0022】 Y2 =Y1 −k3 (Y1 、M1 、C1min2 =M1 −k2 (Y1 、M1 、C1min2 =C1 −k3 (Y1 、M1 、C1min BK2 =k1 (Y1 、M1 、C1min +k2 ここで、(Y1 、M1 、C1min は、信号Y1 、M
1 、C1 のうちの最小信号であり、また、k1 、k2
3 は係数である。
【0023】つづいて、UCR回路15からの信号Y
2 、M2 、C2 、BK2 は、次の色補正回路16に伝達
され、次式に示す演算処理を受けて、不図示の分離フィ
ルタやプリンタ部2に使用する色材の分光分布を補正す
る処理がなされる。
【0024】 Y3 =a112 +a122 +a132 +a14BK23 =a212 +a222 +a232 +a24BK23 =a312 +a322 +a332 +a34BK2 BK3 =a412 +a422 +a432 +a44BK2 ここで、a11〜a44は、それぞれの色補正のマスキング
係数であり、これらの係数a11〜a44は、前述の係数k
1 、k2 、k3 とともに、後述のメモリ部43のROM
(リードオンリーメモリ)に格納されていて、画像形成
(コピー)スタート後に、後述のCPU(中央処理回
路)55によってそれぞれ色補正回路16、UCR回路
15にセットされるようになっている。
【0025】上述の各回路によって処理された信号は、
最終的に信号Y3 、M3 、C3 、BK3 となって、リー
ダー部1から、次に説明するプリンタ部2に送られる。
【0026】プリンタ部2は、図1に図示するように、
そのほぼ中央に、像担持体としての感光ドラム17が矢
印R1方向に回転自在に支持されており、感光ドラム1
7の周囲にはその回転方向に沿って順に、帯電器19、
露光手段20、現像装置21、クリーニング装置22等
が配設されている。現像装置21は、回転式のゴンドラ
にそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用の
各現像器21Y、21M、21C、21BKが搭載され
ており、これらの現像器21Y、21M、21C、21
BKには、現像剤(トナー)補給装置23の各補給器2
3Y、23M、23C、23BKが連結してある。ま
た、感光ドラム17に当接するようにして転写ドラム2
5が配設されている。転写ドラム25は、円筒状に形成
した担持シート25bを主要構成部材としてなり、グリ
ッパ25aを有するとともに、担持シート25bの内側
に転写帯電器26、除電器27a、外側には除電器27
bが配設されている。
【0027】プリンタ部2の手前側(図1の右側)下方
には、トナーの転写先となる記録材Pを収納した給紙カ
セット29がセットされ、給紙カセット29の上方に
は、コピー終了後の記録材Pが積載される排紙トレイ3
0が配置されている。そして給紙カセット29と排紙ト
レイ30との間には、記録材Pの搬送路が形成されてい
て、この搬送路に沿って、上流側から順に給紙ローラ3
1、給紙ガイド32、レジストローラ33、給紙ガイド
35、当接用ローラ36、そして転写ドラム25をほぼ
半周した後、分離爪37、搬送ベルト39、定着装置
(定着手段)40等が配設されている。
【0028】つづいて、上述の構成の画像形成装置によ
って4色フルカラーの画像形成を行う場合の動作につい
て簡単に説明する。
【0029】操作パネル(不図示)からコピースタート
が指令されると、感光ドラム17が矢印R1方向に回転
する。この感光ドラム17は、帯電器19の放電ワイヤ
19aに高圧を印加することにより、グリッドワイヤ1
9bによって規制される電圧に帯電される。
【0030】次にリーダー部1からプリンタ部2の露光
手段20にイエローの画像に対応する信号Y3 が送ら
れ、露光手段20のレーザ発振器20aから信号Y3
よって変調されたレーザ光が照射される。これにより感
光ドラム17上には、静電潜像が形成される。この静電
潜像は、あらかじめ現像位置に定置されたイエロー用の
現像器21Yによってイエローのトナーが付着され、現
像が行われて感光ドラム17上にはイエローのトナー像
が形成される。
【0031】一方、トナー像の転写先となる記録材P
は、給紙カセット29から給紙ローラ31によって給紙
され、給紙ガイド32、レジストローラ33、さらに給
紙ガイド35を介して、所定のタイミングで転写ドラム
25のグリッパ25aに把持された上、当接用ローラ3
6とその対抗極とによって、静電的に転写ドラム25に
巻き付けられる。
【0032】転写ドラム25は、感光ドラム17と同期
して矢印R2方向に回転しており、感光ドラム17上の
イエローのトナー像は転写部において、転写帯電器26
によって記録材P上に転写される。転写ドラム25は、
そのまま回転を維持し、次のマゼンタの転写に備える。
【0033】一方、転写によってその表面にトナー像が
なくなった感光ドラム17は、クリーニング装置22に
よって残留トナーが除去され、再び帯電器19によって
帯電され、次のマゼンタ画像の信号M3 により、前述の
イエローのときと同様に、露光手段20によって露光さ
れる。この間、現像装置21はほぼ90度回転してマゼ
ンタの現像器21Mが所定の現像位置に定置されてい
て、マゼンタの現像を行う。
【0034】以上と同様の工程は、それぞれシアンとブ
ラックとについてもそれぞれ行われ、4色分のトナー像
がすべて記録材Pに転写されると、この記録材Pは、除
電器27a、27bによって除電され、グリッパ25a
から解除されるとともに分離爪37によって転写ドラム
25から分離される。つづいて、記録材Pは、搬送ベル
ト39によって、定着器40に送られ、ここでトナー像
が定着された後、排紙トレイ30上に排出される。これ
により、4色フルカラーの一連の画像形成動作が終了す
る。
【0035】また、図12は本発明に適用可能な定着装
置40の拡大概略図を示したもので、回転可能な定着ロ
ーラ71と、この定着ローラ71に圧接しながら回転す
る加圧ローラ72と、定着ローラ71の表面に離型剤を
供給する脱着可能な塗布装置73と、定着ローラ71お
よび加圧ローラ72の表面上に付着したトナーや紙粉を
クリーニングするクリーニング部材74の構成となって
いる。定着ローラ71は金属製パイプの表面にシリコン
ゴムまたはフッ素ゴムを被覆した構造になっている。加
圧ローラ72は金属ローラの表面にシリコンゴムを設
け、その表面にフッ素樹脂コートを施したものである。
定着ローラ71の内部もしくは定着ローラ71及び加圧
ローラ72の内部には、ハロゲンランプ等のヒータが配
置されている。また加圧ローラ72には、サーミスタ7
5が接触しており、温度調節回路を介してヒータへの電
圧を制御することにより、ローラ71,72を温調して
いる。これらのローラ71,72は不図示の装置本体に
矢印方向回転自在に軸支されている。塗布装置73は離
型剤としてシリコンオイルを収納した離型剤槽73a
と、離型剤槽73aから離型剤を汲み上げる汲み上げロ
ーラ73bと、離型剤を定着ローラ71に塗布する塗布
ローラ73dと、離型剤の塗布量を制御するためのブレ
ード73dから構成されている。塗布ローラ73cは回
転可能でスポンジゴムの表面にシリコンゴムを被覆して
あり、定着ローラ71に接離可能で、離型剤を塗布して
いる。離型剤の塗布量はブレード73dにより調整さ
れ、一定の塗布量で記録材Pの先端から後端まで塗布し
ている。クリーニングウェブ74は、定着ローラ71側
にニッケルウェブ74a、加圧ローラ72側にノーメッ
クスフェルト74bが圧接して、それぞれローラ71,
72のクリーニングを行っている。
【0036】この状態において、記録材Pが搬送されて
くると、定着ローラ71と加圧ローラ72は一定速度で
回転し、記録材Pはローラ71,72の間を通過する際
に表裏両面から、ほぼ一定の圧力、温度で加圧、加熱さ
れ、表面に担持した未定着トナーが溶融して定着され
る。
【0037】さらに、本実施例においては、上記構成に
加えて、プリンタ部2の現像装置21の上方に配置され
た補給装置23に、環境検知手段として、温・湿度セン
サ41が配設されている。
【0038】次に、本実施例の制御フローをリーダー部
1とプリンタ部2とに分けて、まず、プリンタ部2にお
ける最大濃度及び転写条件の設定の判別方法を図8を参
照しながら説明する。
【0039】まず、はじめに環境検知手段41により検
出された装置環境についての情報、つまり温度tと湿度
h(相対湿度)とにより絶対湿度Hを演算処理部42に
て計算する。この後、計算された絶対湿度Hとあらかじ
め装置本体内のメモリ部43に記憶させてある絶対湿度
値Ht との大きさを比較処理部45にて比較し、 H≧Ht ならば 最大濃度設定値をDmax H 定着処理速度をFv H H<Ht ならば 最大濃度設定値をDmax L 定着処理速度をFv L (ただし、Dmax H >Dmax L 、Fv H <Fv L ) とするように、最大濃度設定値可変手段(濃度設定手
段)46及び定着条件設定可変手段(以下「定着設定手
段」という。本実施例では定着処理速度。)47に命令
を送り、最大濃度設定値及び定着処理速度を切り換え
る。このとき、最大濃度設定値Dmax L 、Dmax H は次
のように設定した。前述の最大現像コントラスト電位V
cont Hを用いたときの装置内の絶対湿度Hに対する出力
可能最大濃度値の関係を示す図9を参照しながら説明す
る。
【0040】まず、最大濃度設定値Dmax L は、絶対湿
度値が装置が置かれている装置環境下における絶対湿度
値の最低値HL のときに、前述した出力可能最大現像コ
ントラストVcont Hを用いて得ることのできる出力画像
の最大濃度に設定する一方、最大濃度設定値Dmax H
は、絶対湿度値がメモリ部43に記憶させてある比較値
であるHt のときに、同じく出力可能最大現像コントラ
ストVcont Hを用いて得ることのできる出力画像の最大
濃度に設定した。なお、最大濃度設定値を切り換えるた
めの比較値とした絶対湿度値Ht は、図9に示した、曲
線の傾きが急激に変化している区間に対応する値とする
のが好ましい。つまり、絶対湿度値Ht の変化によって
出力可能最大濃度値が大きく変化する部分が好ましい。
【0041】次に、定着処理速度Fv H 、Fv L は次の
ように設定した。Fv L は現像剤中のトナーのトリボ値
が最大値QH のときにDmax L に相当する画像濃度を得
るために必要なトナー量を、オフセットなしに良好に定
着可能な定着処理速度に設定する一方、Fv H は現像剤
中のトナーのトリボ値が最小値QL のときに、Dmax H
に相当する画像濃度を得るために必要なトナー量(この
トナー量はFv L に対するトナー量より多い)をオフセ
ットなしに良好に定着可能な定着処理速度に設定した。
本構成では、Fv H =0.7Fv L で良好な結果が得ら
れた。
【0042】ここで、最大濃度設定値をDmax H とした
とき、プリンタ部2における判別結果のフラグPをP=
1、また最大濃度設定値をDmax L としたときの、上述
フラグをP=2とする。
【0043】次に、リーダー部1における原稿判別手段
による原稿判別方法を図10を用いて説明する。
【0044】A/D変換回路12または外部画像入力装
置50のインタフェイス51から出力される信号R、
G、Bはこれを入力信号とする変換手段としてのルック
アップテーブル(以下「LUT」という)52、53に
入力される。図11にLUT52、53のデータのよう
すを表す。各アドレスには1または0の1ビットデータ
が書き込まれている。図中斜線部には1のデータが書き
込まれている領域であり、この領域は、前述プリンタ部
2における判別手段による判別結果よって異なるもので
ある。すなわち、プリンタ部2の判別結果のフラグP=
1の場合、LUT52を選択し、P=2の場合、LUT
53を選択する。
【0045】このLUT52はあらかじめプリンタ部2
の最大濃度設定値をDmax H としたときの色再現範囲内
の色を読みとったときの信号R、G、Bを求め、データ
1を書き込んだものであり、LUT53は同様に最大濃
度設定値をDmax L にしたときの信号を求め書き込んだ
ものである。
【0046】これらのLUT52、53の出力値は、図
10のCPU(原稿判別手段)55でカラー画像原稿全
面または所定エリアに対して適当にサンプリングして累
積加算される。この加算値は、プリンタ部2の色再現の
範囲に包括される画素数を表す。
【0047】ここでα=(加算値)/(サンプリング
数)で表されるαに対し、αはカラー画像原稿の、プリ
ンタ部2の再現能力に対する色再現範囲の占有率を表
す。すなわちα=1のとき、原稿はすべてプリンタ部2
の現在の色再現範囲内であることを表し、αが0に近付
くほど、原稿はプリンタ部2の現在の色再現範囲から逸
脱している画素が多いことを表す。
【0048】CPU55はαを所定のしきい値と比較
し、αがしきい値より大きいとき、すなわち原稿がプリ
ンタ部2の現在の色再現能力の範囲に含まれていると、
「忠実な色再現」処理を行う制御をする。また、αがし
きい値より小さいとき、すなわち原稿がプリンタ部の現
在の色再現能力の範囲を越えていると、「圧縮処理をし
た色再現」処理を行うような制御をする。
【0049】上記の色再現処理の方法としとは様々技術
があげられるが、「忠実な色再現」の方法として信号
R、G、Bの濃度の変換信号に対し、高次のマスキング
を行う非線形マスキング法や、信号R、G、Bから、メ
モリ部43に書き込まれた信号Y、M、C、KBのデー
タを直接読み出すテーブル変換法などがある。
【0050】また、「圧縮処理をした色再現」に対して
は信号R、G、Bの濃度変換信号を生成する際に、原稿
の濃度レンジを色再現の濃度レンジに圧縮する方法や、
前述のマスキング法やテーブル変換法の前処理として、
色空間上の圧縮処理を行う方法などがある。
【0051】具体的には、前述αとしきい値とから原稿
の色領域の広がりが判断されたら、上述いずれかの処理
係数(例えばγ、濃度変換係数、色補正係数等)があら
かじめ記憶されているメモリ部43から読み出され、濃
度変換回路13、色補正回路16等に書き込まれる。
【0052】上述したような画像形成装置にて画像形成
を行ったところ、装置環境の絶対湿度値Hがあらかじめ
設定されている絶対湿度値Ht よりも高いところでは、
出力画像の最大濃度設定値が上昇するとともに、定着処
理速度もトナー量に合わせて切り換えているのでトナー
量が増えても定着性を損なうことがなく、従来よりも出
力画像の再現範囲を大幅に拡大するとともに、原稿画像
の状態に対し、画像形成装置の最大濃度設定値に応じ
て、最適な処理が行えるようになったので、常に、階調
性の損失やつぶれ等のない良好な画像形成が行えるよう
になった。
【0053】また、上述実施例では、切り換えポイント
を絶対湿度値Ht の1ポイントとして2段階の切り換え
を行えるようにしたが、切り換えポイントを複数にし
て、多段階の切り換えを行ったり、連続的に切り換えポ
イントを設け、連続的に切り換え制御を行えば、さらに
好ましい効果が得られることはいうまでもない。 〈第2実施例〉本実施例においても装置全体の構成、動
作概略等は、前述第1実施例とほぼ同様であるので、こ
れらについては説明を省略する。
【0054】次に、本実施例の制御フローについて図8
を参照しながら詳述する。まず最初に環境検知手段41
により検出された装置環境の情報、例えば温度tと湿度
hとにより絶対湿度Hを演算処理部42にて計算する。
この後、計算された絶対湿度Hと、あらかじめ装置本体
内のメモリ部43に記憶されてある絶対湿度値Ht の大
きさを比較し、 H≧Ht ならば 最大濃度設定値をDmax H クリーニング部材74の移動速度をCv H H<Ht ならば 最大濃度設定値をDmax L クリーニング部材74の移動速度をCv L (ただし、Dmax H >Dmax L 、Cv H >Cv L ) とするよう、濃度設定手段46及び定着条件設定可変手
段(本実施例ではクリーニング部材移動速度)に命令を
送り最大濃度設定値及びクリーニング部材移動速度を切
り換える。
【0055】このとき、最大濃度設定値の設定の仕方は
前述実施例と同様であるので省略する。
【0056】一方、クリーニング部材移動速度Cv H
v L は次のように設定した。Cv L は現像剤中のトナ
ーのトリボ値が最大値QH のときにDmax L に相当する
画像濃度を得るために必要なトナー量を定着した際に微
量に生じるオフセットを、良好にクリーニング可能な最
小限の移動速度に設定し、Cv H はトリボ値がその比較
値であるQt のときにDmax H に相当する画像濃度を得
るために必要なトナー量(このトナー量はCv L に対す
るトナー量より多い)を定着した際に、微量に生じるオ
フセットトナーを良好にクリーニング可能な移動速度に
設定した。
【0057】ここで、本実施例においても最大濃度設定
値をDmax としたとき、プリンタ部2における能力判別
結果のフラグPをP=1、また最大濃度設定値をDmax
L としたときの、フラグをP=2とする。
【0058】次にリーダー部1では第1実施例と同様の
処理を行う。上述したような画像形成装置にて画像形成
を行ったところ、装置環境の絶対湿度値Hがあらかじめ
設定されている絶対湿度値Ht よりも高いところでは、
出力画像の最大濃度設定値が上昇するとともに、クリー
ニング部材74の移動速度もトナー量に合わせて切り換
えているのでトナー量が増えても定着性を損なうことが
なく、従来より出力画像の再現範囲を大幅に拡大すると
ともに、原稿画像の状態と、画像形成装置の最大濃度設
定値に応じて、最適な処理が行えるようになったので、
常に、階調性の損失やつぶれ等のない良好な画像形成が
行えるようになった。
【0059】また、本発明者達の実験によれば、画像比
率(コピー紙中に画像が占める割合)以上に、同一場所
のトナーの積層量が大きい場合の方が(画像比率がたと
え小さくても)オフセットに対して厳しいことが判明し
たため、上記制御は非常に有効である。
【0060】また、上記実施例では、切り換えポイント
をトナートリボ値Qt の1ポイントとして2段階の切り
換えを行うようにしたが、切り換えポイントを複数にし
て多段階の切り換えを行ったり、連続的に切り換えポイ
ントを設け、連続的に切り換え制御を行えばさらに好ま
しい効果が得られることはいうまでもない。
【0061】また、前述第1実施例に示したように、定
着処理速度の切り換えと組合せて、定着クリーニング部
材74の移動速度の切り換えを行っても良いことは言う
までもない。 〈第3実施例〉本実施例においても装置全体の構成、動
作概略は、前述第1実施例とほぼ同様であるので説明を
省略する。本実施例においては、前述第1実施例に示し
た構成に加えて図13に示すように、定着装置40の上
流側に一対のコロナ放電器76を設けた。コロナ放電器
76は上部側は未定着トナー像の帯電極性と同極性のD
Cが印加可能であり、一方、下部側はトナー像と逆極性
のDCコロナが印加可能である。本例では上側は−6k
V、下側は+6kVである。
【0062】H≧Ht ならば 最大濃度設定値をD
max H コロナ放電器の出力ON H<Ht ならば 最大濃度設定値をDmax L コロナ放電器の出力OFF (但し、Dmax H >Dmax L ) とするよう濃度設定手段46及び定着条件設定可変手段
(本実施例ではコロナ放電器の出力)76に命令を送
り、最大濃度設定値及びコロナ放電器の出力を切り換え
る。このとき、最大濃度設定値の設定の仕方は第1実施
例と同様であるので省略する。
【0063】一方、コロナ放電器76は、H≧Ht の場
合のみ作動させた。これはトナーの乗り量が所定量以上
となり、かつ高湿側のためトナートリボも減少してトナ
ーとコピー紙との静電的吸着力も低下するため、非常に
オフセットし易くなる。故にDmax H のときはコロナ放
電器76を作動させることによって種々の環境下におい
ても、常に高品位な画像を得ることが可能となった。ま
た、コロナ放電器76の使用を必要最小限にとどめるこ
とにより、オゾンの発生量を極力押さえることが可能と
なった。
【0064】ここで、本実施例においても最大濃度設定
値をDmax H としたとき、プリンタ部2における能力判
別結果フラグPをP=1、また最大濃度設定値をDmax
L としたときの、前記フラグをP=2とする。
【0065】次にリーダー部1では第1実施例と同様の
処理を行う。上述したような画像形成装置にて画像形成
を行ったところ、トナートリボ値Qt があらかじめ設定
されているトナートリボ値Qt よりも高いところでは、
出力画像の最大濃度設定値が上昇するするとともに、コ
ロナ放電器76の出力もトナー量に合わせて切り換えて
いるので、トナー量が増えても定着性を損なうことがな
く、従来より、出力画像の再現範囲を大幅に拡大すると
ともに、原稿画像の状態と、画像形成装置の最大濃度設
定値に応じて、最適な処理が行えるようになり、常に、
階調性の損失やつぶれ等のない良好な画像形成が行える
ようになった。
【0066】また、上記実施例ではコロナ放電器76の
動作を環境に応じて2段に切り換えたが、環境によって
トナーのトリボが変化し、記録材Pとトナーの静電的吸
着力が変化するため多段に切り換え、かつ、出力値を変
化させれば、さらに良好にオフセット防止することが可
能となる。
【0067】また、前述第1、第2実施例に示したよう
に、定着処理速度や定着クリーニング部材移動速度の切
り換えと組合せて、コロナ放電器76の出力値の切り換
えを行ってもよいことはもちろんである。 〈第4実施例〉前述の第1、第2、第3実施例に示した
画像形成装置においては、画像処理手段としてリーダー
部1を備えたものについて説明したが、本発明に係る画
像形成装置としては、必ずしもリーダー部1を備える必
要はない。リーダー部1を有しないものにあっては、環
境検知手段41の出力に応じて、濃度設定手段46と定
着設定手段47との画像形成条件を、前述第1ないし第
3実施例と同様に設定するようにすればよい。
【0068】上述の第1ないし第4実施例においては、
出力画像濃度の最大値の上限を検知するための手段とし
て、環境検知手段41を使用しているが、これに代え
て、第5実施例では現像剤帯電検知手段を、また第6実
施例では帯電電位検知手段を、そして第7実施例では画
像濃度検知手段をそれぞれ使用した実施例について、第
1ないし第4実施例と異なる部分を中心に以下に説明す
る。なお、第5ないし第7実施例においては、第1実施
例に対応して説明しているが、これらの実施例は、第2
ないし第4実施例についても適用できるのはもちろんで
ある。 〈第5実施例〉図15に、トナーのトリボが高いときと
低いときの、現像器の現像コントラスト電位と出力画像
濃度との関係を示す。現像コントラスト電位が一定のと
き、出力画像濃度は、トリボの変化によって、大きく変
化する。
【0069】本実施例においては、図14に図示するよ
うに、現像装置21の下方に、1つの現像器(図14に
おいては、マゼンタ用の現像器21M)の現像スリーブ
21aに対向するように現像剤帯電検知手段としてのト
リボ検出部材65を配設する。このものは、図16に示
すように、トナー像を形成する現像電極板65a、電源
65b、LED等の光源とフォトダイオード等との光電
変換素子からなる濃度検知部材65c、表面電位計65
dを備え、上述の現像スリーブ21aに近接して配設さ
れている。
【0070】このトリボ検出部材65を使用したトリボ
の検出は次のようにして行う。まず、現像電極板65a
に、現像器21Mの現像スリーブ21aを対向させた状
態で、現像スリーブ21aに現像可能バイアスを印加
し、現像電極板65a上にトナー像を形成する。次に、
このトナー像の濃度を濃度検知部材65cで測定し、あ
らかじめ求めてある単位面積当たりのトナー量と濃度の
関係式と、作成されたトナー像の面積とから現像電極板
65a上のトナーの重量Mt を求める。さらに現像電極
板65a上のトナー像の表面電位を測定し、あらかじめ
求めてある単位体体積当たりの静電容量比重と、先に求
めたトナーの重量及び面積とから、トナー像の全電荷量
A を求める。この電荷量QA 、重量Mt から、トナー
のトリボ値Q(=QA /Mt )を求めることができる。
なお、トリボ値Qを求め終えた後は、スイッチ65eを
切り換え、現像電極板65aに電源65bにより、先程
の現像バイアスに等しい電圧を印加し、現像スリーブ2
1aを接地し、トナーを現像スリーブ21aに戻す。
【0071】次に、本実施例の制御フローについて図1
7を参照して説明する。はじめに、トリボ検出部材65
により検出されたトリボ値Qと、あらかじめ装置本体の
メモリ部43に記憶させてあるトリボ値Qt の大きさと
を比較し、 Q≦Qt ならば 最大濃度設定値をDmax H 定着処理速度をFv H Q>Qt ならば 最大濃度設定値をDmax L 定着処理速度をFv L (ただし、Dmax H >Dmax L 、Fv H <Fv L ) とするように最大濃度設定値可変手段(濃度設定手段)
46及び定着条件設定可変手段(本実施例では定着速
度)47に命令を送り、最大濃度設定値及び定着処理速
度を切り換える。このとき、最大濃度設定値Dmax L
max H は、次のようにして設定した。前述の最大現像
コントラスト電位Vcont Hを用いたときの現像剤中のト
ナーのトリボに対する出力可能最大濃度値の関係を示す
図18を参照しながら説明する。
【0072】Dmax L は、現像剤中のトナーのトリボ値
Qの最大値QH のときに、前述した出力可能最大現像コ
ントラスト電位Vcont Hを用いた場合に得ることができ
る出力画像の最大濃度に設定し、Dmax H は、現像剤中
のトナーのトリボ値Qがメモリ部43に記憶させてある
比較値であるQt のときに前述した出力可能最大現コン
トラスト電位Vcont Hを用いた場合に得ることができる
出力画像の最大濃度に設定した。
【0073】次に、定着処理速度Fv H 、Fv L は次の
ように設定した。Fv L は現像剤中のトナーのトリボ値
が最大値QH のときに、Dmax L に相当する画像濃度を
得るために必要なトナー量を、オフセットなしに良好に
定着可能な定着処理速度に設定する一方、Fv H は現像
剤中のトナーのトリボ値が最小値QL のときに、Dmax
H に相当する画像濃度を得るために必要なトナー量(こ
のトナー量はFv L に対するトナー量より多い)をオフ
セットなしに良好に定着可能な定着処理速度に設定し
た。本構成ではFv H =0.7Fv L で良好な結果が得
られた。
【0074】さらに、最大濃度設定値をDmax H とした
とき、プリンタ部2における判別結果のフラグをP=
1、また最大濃度設定値をDmax L としたときのフラグ
をP=2とする。以下については、第1実施例と同様で
ある。 〈第6実施例〉本実施例においては、図19に示すよう
に、現像器21Yの少し上流に帯電電位検知手段として
の電位センサ66が配設されている。電位センサ66
は、感光ドラム17に対向するようにして配置され、感
光ドラム17上の表面電位を検出する。
【0075】ここで、電位センサ66の動作説明に先立
ち、図20、図21、図22の説明を簡単に行う。図2
0は、グリッドバイアス電圧と感光ドラム表面電位との
関係を示す。グリッドバイアス電圧Vg の変化に対し、
明部電位VL の変化は小さいのに対し、暗部電位VD
は、大きく変化する。したがって、現像コントラストV
cont(=|VD −VL |)を考えると、グリッドバイア
ス電圧Vg が最大のとき(Vg H )に、暗部電位VD
明部電位VL とも最大(それぞれVD H 、VL H)とな
るが、このとき現像コントラストVcontも最大(Vcont
H)となる。
【0076】一方、明部電位VL は、感光ドラム17の
雰囲気(環境)や耐久によって変化し、例えば耐久につ
いては、図21に示すように、明部電位の最大値VL H
は、同じグリッドバイアス電圧Vg H 、同じ暗部電位V
D H 、同じ露光量としたときでも、しだいに上昇してい
く。この傾向は、感光ドラム17が感光体としてOPC
(オーガニックフォトコンダクター)を用いたときに顕
著で、これは、主として、電荷輸送層中にキャリアトラ
ップ部が発生することが原因と考えられる。ただし、こ
の明部電位VL の上昇のしかたは、使用方法、使用環境
により異なり、一様ではない。さて、このように暗部電
位VL が上昇すると、図21から明らかなように、現像
コントラスト電位の最大値Vcont Hが徐々に減少する。
【0077】ところで、画像濃度Dmax は、ここに示し
た現像コントラストVcontに、大きく依存する。そこ
で、環境や耐久も含めて確保できる最小のVcont Hであ
るVco nt H min(このとき画像濃度1.5が出力され
る。)になるように現像コントラストVcontを常に調整
することにより、画像濃度が常に1.5で安定して出力
される。
【0078】この現像コントラストVcontの調整方法
は、グリッドバイアス電圧Vg ある値Vg 1 にして、感
光ドラム17を帯電し感光ドラム17周囲に設けた前述
の電位センサ66にて、暗部電位VD を測定し、VD 1
とする。次に露光を行って、同様に電位センサ66にて
明部電位VL を測定し、VL 1 とする。これらのV
D 1、VL 1 より、現像コントラストVcont 1を演算処
理部にて計算する。次にVg 1 とは異なるグリッドバイ
アス電圧をVg 2 に設定し、感光ドラム17を帯電し、
同様にVD 2 、VL 2 を測定し、現像コントラストV
cont 2を演算処理部にて計算する。これらのVcont 1
cont 2の得られるようすを図22に示す。この図よ
り、Vcont 1、Vcont 2はグリッドバイアス電圧によっ
て1次関数的に変化するので、現像コントラストがV
cont H minになるようなグリッドバイアス電圧Vg 0
演算処理して求めることにより、画像濃度1.5が得ら
れるような現像コントラストが設定できる。このような
制御を行い、グリッドバイアス電圧を変化させて、常に
均一の画像濃度が得られるようにしていた。
【0079】しかし、このような制御によると、画像濃
度の上限を1.5に設定しているため、色再現範囲が狭
められる等の欠点を有することから、本実施例では、図
23に図示する以下のような制御を行っている。
【0080】まず、最初に、帯電器19のグリッドワイ
ヤ19bに印加可能な最大のグリッドバイアス電圧Vg
H を印加して、そのときの暗部電位VD H 及び明部電位
L H を電位センサ66にて測定する。この測定結果を
演算処理部42にて演算処理し、現像コントラストV
contH を求める。次にこのVcont Hと、あらかじめ装置
本体内のメモリ部43に記憶させてある現像コントラス
トVcont Ht の大きさを比較し、 Vcont H≧Vcont Ht ならば 最大濃度設定値をD
max H 定着処理速度をFv Hcont H<Vcont Ht ならば 最大濃度設定値をD
max L 定着処理速度をFv L (ただし、Dmax H >Dmax L 、Fv H <Fv L ) とするように最大濃度設定値可変手段(濃度設定手段)
46及び定着条件設定可変手段(本実施例では定着速
度)47に命令を送り、最大濃度設定値及び定着処理速
度を切り換える。このとき、最大濃度設定値Dmax H
は、現像コントラストとして、比較値Vcont Ht を用い
た場合に得ることのできる出力画像の最大濃度に設定
し、また、Dmax L は、Vcont H minを用いた場合に得
ることができる出力画像の最大濃度に設定した。
【0081】一方、定着処理速度Fv H 、Fv L は次の
ように設定した。Fv H はDmax Hに相当する画像濃度
を得るために必要なトナー量をオフセットなしに良好に
定着可能な定着処理速度に、Fv L はDmax L に相当す
る画像濃度を得るために必要なトナー量をオフセットな
しに良好に定着可能な定着処理速度に設定した。本構成
ではFv H =0.7Fv L で良好な結果が得られた。
【0082】そして、最大濃度設定値をDmax H とした
とき、プリンタ部2における判別結果のフラグPをP=
1、また最大濃度設定値をDmax L としたときのフラグ
をP=2とする。以下については、第1実施例と同様で
ある。 〈第7実施例〉本実施例においては、図24に示すよう
に、現像器21Yの少し下流に画像濃度検知手段として
の濃度センサ67を配設し、感光ドラム17上の所定部
分に形成されたトナー像の濃度を検出する。濃度センサ
67は、例えばLED等の発光素子とフォトダイオード
等の受光素子を有するものとすることができる。
【0083】次に、本実施例の制御フローについて、図
25を参照しながら説明する。まず、最初に帯電器19
のグリッドワイヤ19bに印加可能な最大のグリッドバ
イアス電圧を印加し、潜像を形成し、現像コントラスト
として、最大のVcont Hにて、現像を行い、感光ドラム
17上の所定部にトナー像を形成する。次にこのトナー
像を前述の濃度センサ67にて濃度測定する。そして、
この測定された濃度Dと、あらかじめ装置本体内のメモ
リ部43に記憶させてある濃度値Dt の大きさとを比較
し、 D≧Dt ならば 最大濃度設定値をDmax H 定着処理速度をFv H D<Dt ならば 最大濃度設定値をDmax L 定着処理速度をFv L (ただし、Dmax H >Dmax L 、Fv H <Fv L ) とするように最大濃度設定値可変手段(濃度設定手段)
46及び定着条件設定可変手段(本実施例では定着速
度)47に、命令を送り、最大濃度設定値及び定着処理
速度を切り換える。このとき、最大濃度設定値Dmax H
は、濃度比較値Dtに設定し、Dmax L は、すべての装
置環境下において得ることができる出力画像の最大濃度
のうちの最低値に設定した。
【0084】一方、定着処理速度Fv H 、Fv L は次の
ように設定した。Fv H はDmax Hに相当する画像濃度
を得るために必要なトナー量をオフセットなしに良好に
定着可能な定着処理速度に、Fv L はDmax L に相当す
る画像濃度を得るために必要なトナー量をオフセットな
しに良好に定着可能な定着処理速度に設定した。本構成
ではFv H =0.7Fv L で良好な結果が得られた。
【0085】ここで、最大濃度設定値をDmax H とした
とき、プリンタ部における能力判別結果のフラグPをP
=1、また最大濃度設定値をDmax L としたときの前記
フラグをP=2とする。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
原稿画像を判別する原稿画像判別手段、設置環境を検出
する環境検知手段、トナー像の最大濃度を変更する濃度
設定手段、トナー像の定着条件を変更する定着設定手段
等を備え、原稿の状態やトナーの状態(電荷状態)に応
じて、画像処理手段、濃度設定手段、定着設定手段等を
変更することにより、原稿画像やトナーの状態が大きく
変化しても、常に、出力再現範囲を最大限に生かすこと
ができ、また、階調性の損失やつぶれ等のない良好な画
像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る画像形成装置の断面
図。
【図2】湿度によるトナートリボ量の変化を示す図。
【図3】環境変化(温湿度の変化)による現像特性の変
化を示す図。
【図4】原稿画像の再現範囲を示す図。
【図5】リーダー部を示す断面図。
【図6】CCDを示す平面図。
【図7】リーダー部の動作を示すブロック図。
【図8】プリンタ部の動作を示すブロック図。
【図9】絶対湿度と設定最大画像濃度との関係を表す
図。
【図10】第1実施例のリーダー部の動作を示すブロッ
ク図。
【図11】LUT(ルックアップテーブル)の説明図。
【図12】定着装置の拡大断面図。
【図13】他の定着装置の拡大断面図。
【図14】第5実施例の画像形成装置の断面図。
【図15】トリボが変化したときの現像コントラストと
設定可能最大画像濃度との関係を表す図。
【図16】トリボ検出部材の構成を示す斜視図。
【図17】第5実施例のプリンタ部の動作を示すブロッ
ク図。
【図18】トリボと設定可能最大画像濃度との関係を示
す図。
【図19】第6実施例の画像形成装置の断面図。
【図20】グリッドバイアス電圧と感光ドラム表面電位
との関係を表す図。
【図21】耐久枚数と感光ドラム表面電位との関係を表
す図。
【図22】グリッドバイアス電圧と感光ドラム表面電位
との関係を表す図。
【図23】第6実施例のプリンタ部の動作を示すブロッ
ク図。
【図24】第7実施例の画像形成装置の断面図。
【図25】第7実施例のプリンタ部の動作を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
1 画像処理手段(リーダー部) 2 画像形成手段(プリンタ部) 17 像担持体(感光ドラム) 40 定着手段(定着装置) 41 環境検知手段(温・湿度センサ) 46 濃度設定手段(最大濃度設定値可変手段) 47 定着設定手段(定着条件設定可変手段) 52、53 変換手段(LUT) 55 原稿判別手段(CPU) 65 現像剤帯電検知手段(トリボ検出部材) 66 帯電電位検知手段(電位センサ) 67 画像濃度検知手段(濃度センサ) P 記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/29 Z 9186−5C

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に静電潜像を形成し、該静電
    潜像を現像手段によって顕像化して可視画像を形成する
    画像形成装置において、 装置本体の出力能力を検出する能力検知手段と、 前記像担持体上に形成する可視画像の最大濃度を変更す
    る濃度設定手段と、 画像形成条件を変更する画像形成条件設定手段と、を有
    し、 前記能力検知手段の検出結果に応じて、前記濃度設定手
    段の最大濃度を変更し、該変更された最大濃度に応じ
    て、前記画像形成条件設定手段の画像形成条件を変更す
    る、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記能力検知手段が、画像形成装置本体
    の装置環境を測定する環境検知手段である、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記能力検知手段が、前記像担持体上の
    帯電電位を検出する帯電電位検知手段である、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記能力検知手段が、前記現像手段の現
    像能力を検出する現像能力検知手段である、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 原稿画像に対応したデジタル画像信号を
    処理する画像処理手段と、該処理済の画像信号を基に像
    担持体上に静電潜像を形成するとともに該静電潜像にト
    ナーを付着させて形成したトナー像を記録材に転写した
    後、定着手段によって前記トナー像を前記記録材上に永
    久定着してなる画像形成手段と、を備えた画像形成装置
    において、 前記処理済の画像信号を所定の基準にしたがってコード
    情報に変換する変換手段と、 該コード情報を基に原稿画像を判別する原稿判別手段
    と、 装置本体の設置環境を検出する環境検知手段と、 前記像担持体上に形成されたトナー像の最大濃度を変更
    する濃度設定手段と、 前記記録材上のトナー像を該記録材に定着させる際の定
    着条件を変更する定着設定手段と、を備え、 前記原稿判別手段と環境検知手段との出力に応じて、前
    記画像処理手段、濃度設定手段のうちの少なくとも一方
    と前記定着設定手段との画像形成条件を変更してなる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像担持体上に静電潜像を形成するととも
    に該静電潜像にトナーを付着させて形成したトナー像を
    記録材に転写した後、定着手段によって前記トナー像を
    前記記録材上に永久定着してなる画像形成手段を備えた
    画像形成装置において、 装置本体の設置環境を検出する環境検知手段と、 前記像担持体上に形成されたトナー像の最大濃度を変更
    する濃度設定手段と、 前記記録材上のトナー像を該記録材に定着させる際の定
    着条件を変更する定着設定手段と、を備え、 前記環境検知手段の出力に応じて、前記濃度設定手段と
    定着設定手段との画像形成条件を変更してなる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 原稿画像に対応したデジタル画像信号を
    処理する画像処理手段と、該処理済の画像信号を基に像
    担持体上に静電潜像を形成するとともに該静電潜像にト
    ナーを付着させて形成したトナー像を記録材に転写した
    後、定着手段によって前記トナー像を前記記録材上に永
    久定着してなる画像形成手段と、を備えた画像形成装置
    において、 前記処理済の画像信号を所定の基準にしたがってコード
    情報に変換する変換手段と、 該コード情報を基に原稿画像を判別する原稿判別手段
    と、 トナーの帯電電荷量を検出する現像剤帯電検知手段と、 前記像担持体上に形成されたトナー像の最大濃度を変更
    する濃度設定手段と、 前記記録材上のトナー像を該記録材に定着させる際の定
    着条件を変更する定着設定手段と、を備え、 前記原稿判別手段と現像剤帯電検知手段との出力に応じ
    て、前記画像処理手段、濃度設定手段のうちの少なくと
    も一方と前記定着設定手段との画像形成条件を変更して
    なる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像担持体上に静電潜像を形成するととも
    に該静電潜像にトナーを付着させて形成したトナー像を
    記録材に転写した後、定着手段によって前記トナー像を
    前記記録材上に永久定着してなる画像形成手段を備えた
    画像形成装置において、 トナーの帯電電荷量を検出する現像剤帯電検知手段と、 前記像担持体上に形成されたトナー像の最大濃度を変更
    する濃度設定手段と、 前記記録材上のトナー像を該記録材に定着させる際の定
    着条件を変更する定着設定手段と、を備え、 前記現像剤帯電検知手段の出力に応じて、前記濃度設定
    手段と定着設定手段との画像形成条件を変更してなる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 原稿画像に対応したデジタル画像信号を
    処理する画像処理手段と、該処理済の画像信号を基に像
    担持体上に静電潜像を形成するとともに該静電潜像にト
    ナーを付着させて形成したトナー像を記録材に転写した
    後、定着手段によって前記トナー像を前記記録材上に永
    久定着してなる画像形成手段と、を備えた画像形成装置
    において、 前記処理済の画像信号を所定の基準にしたがってコード
    情報に変換する変換手段と、 該コード情報を基に原稿画像を判別する原稿判別手段
    と、 前記像担持体上の帯電電位を検出する帯電電位検知手段
    と、 前記像担持体上に形成されたトナー像の最大濃度を変更
    する濃度設定手段と、 前記記録材上のトナー像を該記録材に定着させる際の定
    着条件を変更する定着設定手段と、を備え、 前記原稿判別手段と帯電電位検知手段との出力に応じ
    て、前記画像処理手段、濃度設定手段のうちの少なくと
    も一方と前記定着設定手段との画像形成条件を変更して
    なる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 像担持体上に静電潜像を形成するとと
    もに該静電潜像にトナーを付着させて形成したトナー像
    を記録材に転写した後、定着手段によって前記トナー像
    を前記記録材上に永久定着してなる画像形成手段を備え
    た画像形成装置において、 前記像担持体上の帯電電位を検出する帯電電位検知手段
    と、 前記像担持体上に形成されたトナー像の最大濃度を変更
    する濃度設定手段と、 前記記録材上のトナー像を該記録材に定着させる際の定
    着条件を変更する定着設定手段と、を備え、 前記帯電電位検知手段の出力に応じて、前記濃度設定手
    段と定着設定手段との画像形成条件を変更してなる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 原稿画像に対応したデジタル画像信号
    を処理する画像処理手段と、該処理済の画像信号を基に
    像担持体上に静電潜像を形成するとともに該静電潜像に
    トナーを付着させて形成したトナー像を記録材に転写し
    た後、定着手段によって前記トナー像を前記記録材上に
    永久定着してなる画像形成手段と、を備えた画像形成装
    置において、 前記処理済の画像信号を所定の基準にしたがってコード
    情報に変換する変換手段と、 該コード情報を基に原稿画像を判別する原稿判別手段
    と、 前記像担持体上の画像濃度を検出する画像濃度検知手段
    と、 前記像担持体上に形成されたトナー像の最大濃度を変更
    する濃度設定手段と、 前記記録材上のトナー像を該記録材に定着させる際の定
    着条件を変更する定着設定手段と、を備え、 前記原稿判別手段と画像濃度検知手段との出力に応じ
    て、前記画像処理手段、濃度設定手段のうちの少なくと
    も一方と前記定着設定手段との画像形成条件を変更して
    なる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 像担持体上に静電潜像を形成するとと
    もに該静電潜像にトナーを付着させて形成したトナー像
    を記録材に転写した後、定着手段によって前記トナー像
    を前記記録材上に永久定着してなる画像形成手段を備え
    た画像形成装置において、 前記像担持体上の画像濃度を検出する画像濃度検知手段
    と、 前記像担持体上に形成されたトナー像の最大濃度を変更
    する濃度設定手段と、 前記記録材上のトナー像を該記録材に定着させる際の定
    着条件を変更する定着設定手段と、を備え、 前記画像濃度検知手段の出力に応じて、前記濃度設定手
    段と定着設定手段との画像形成条件を変更してなる、 ことを特徴とする画像形成装置。
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