JPH0638943B2 - 乾式転写物品 - Google Patents

乾式転写物品

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JPH0638943B2
JPH0638943B2 JP62079536A JP7953687A JPH0638943B2 JP H0638943 B2 JPH0638943 B2 JP H0638943B2 JP 62079536 A JP62079536 A JP 62079536A JP 7953687 A JP7953687 A JP 7953687A JP H0638943 B2 JPH0638943 B2 JP H0638943B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の技術分野〕 本発明は薄いフイルム状のグラフイック(graphic)デザ
イン物品及びその製造方法に関する。特に本発明は保護
被覆で、薄くなった(tapered)縁を有し、ペイントの外
観と同様な外観を与える保護被覆を上に有する薄いフイ
ルム状のグラフイックデザインを有する物品に関する。
〔本発明の背景〕
装飾デザインの如きグラフイックデザインを与える昔か
らの方法は、装飾すべき表面に直接その場でペイントを
適用する方法である。そのような方法は多くの美的特徴
及び、写実的な外観、色の多様性、摩耗、天候及び科学
的侵食に対する耐久性を含めた物理的特徴を与えるが、
それは多くの欠点も有する。例えば比較的熟練した仕事
が必要である。適用するのに通常長い時間が必要であ
り、隣接した領域、特に機械的な設備に対する汚れが起
きる可能性がある。従って、これらの欠点の多くを避け
るため、予め作られたフイルム状グラフイックが用いら
てきている。そのようなフイルム状グラフイックは屡々
「移し絵(decal)」又は「転写グラフイックス(transfer
graphics)」と呼ばれ、乗り物の外側表面に用いた時、
典型的には乗り物が種々の雰囲気及び環境に曝されるの
で、摩耗及び科学的侵食に対する極めて大きな抵抗性が
必要である。従って、そのようなグラフイックスはその
グラフイック領域の上に透明な保護被覆を一般に与えな
ければならない。
この透明な保護被覆はグラフイック領域及び非グラフイ
ック領域の上に透明な被覆の連続層を適用し、次にグラ
フイック領域の輪郭に正確に合わせて幾つかの層を、典
型的には「ダイカット」又は「キスカット(Kiss cuttin
g)」と呼ばれる方法で切断することにより、グラフイッ
ク領域と整合させて配置しなければならない。この方法
はグラフイック領域及び透明な保護被覆の実質的に垂直
即ち直角な縁をもたらし、そこには汚れ、ワックス及び
他の異物が集まりし、適用したグラフイックデザインの
美的感覚を損なうことがある。それに対する対策として
ミネソタ・マイニング・アンド・マニュフアクチュアリ
ング社から入手できるブランド名SCOTCHCAL41
50縁密封材の如き密封材をそのようなグラフイック領域
の縁の周りに、例えば乗り物の側面に接着剤を適用した
後、適用してもよい。密封材はグラフイックデザイン及
び接着剤の露出した側面を科学的侵食から保護し、それ
に作用する機械的力を減ずる。この方法は最も典型的に
航空機工業で実施されている。
第二の方法は例えばスクリーン印刷或はグラフイックデ
ザインの輪郭に正確に相当する開口領域をもつステンシ
ルを用いるなどして、グラフイック領域にだけ透明な保
護被覆を適用することである。当業者はこのような方法
では、フイルム基材の大きさの変化、スクリーン網の張
力変化、及びステンシルと基材を正確に整合させて配置
することの如き因子のため遭遇する困難に気がついてい
る。約30cm×30cm(12インチ×12インチ)以下の全大き
さをもつような小さなグラフイック模様は、一般に必要
な技巧をもつ人たちによって満足な整合を行わせて製造
することができる。しかしこれは大きなグラフイック領
域に対しては、はるかに困難になり、特に乗り物或は自
動車市場にとっては普通な細かい縞模様の如き装飾物品
に対してはそうである。
米国特許第4,356,617号(Coscia)には、グラフイックデ
ザインの周りに、それに適用される被覆組成物の流れを
制御するめに、持ち上がった壁を形成することが記載さ
れている。この文献は更に、そのような流れが、もし被
覆組成物が充分な表面張力をもつならば、デザインの周
りの溝または間隙によって制御されてもよいことを教示
している。米国特許第4,332,074号(Auldその他)及び第
4,605,575号(Auldその他)には同じ目的で一体的斜面を
使用することが記載されている。そのような方法は典型
的には好ましくはない。何故ならそれらは薄いフイルム
状グラフイックにペイントに似た外観を与えるために望
ましい薄くなった縁を与えることができないからであ
る。更にこれらの文献に記載された方法は、グラフイッ
クデザインを希望の基材に付着させる接着剤層に透明な
保護被覆を適用することがなく、そのため接着剤の縁が
露出され、異物の付着や環境による劣化をうける状態の
ままにしている。
用いることができる更に他の方法は、グラフイック領域
を確実に完全に覆うため、実質的にそれより広い面積の
透明な保護被覆を適用することである。この方法はグラ
フイックデザインに必要な保護の目的を達成するが、そ
れは一般的に美的であるとは考えられていない。
スクリーン印刷によって透明な保護被覆を適用すること
は典型的な方法であるが、ローラーがけによる被覆或は
噴霧被覆の如き、約0.01〜0.1mm(0.5〜約4ミル)の乾
燥フイルム厚さを与える他の方法も考えられてよい。
要約すると、許容できる保護被覆は、適切な耐久性及び
化学的環境に対する抵抗性を与えるのに充分な厚さをも
つべきであり、グラフイック領域を、それが大きくても
小さくても、正確に覆い、それが狭い幅の線の如き単純
な幾何学的形態、或は複雑に入り組んだデザインであっ
ても正確に覆うべきであり、グラフイックデザイン領域
に対し薄くなった輪郭を与えるのが良い。もし望むなら
透明な保護被覆はグラフイック模様を希望の基材に付着
させる下の接着剤も密封すべきである。上述の既知の方
法はこれらの要件を全て満足させるものではない。
従って本発明はグラフイック模様の上に透明な保護被覆
の正確な整合を与えるものであり、その保護被覆は、薄
く、丸みを帯びそして傾斜した縁を有し、それらの縁
は、その縁の部分の所でワックスや異物が蓄積するのを
防ぎ、基材と一体化した外観を持ち、即ちペイントに似
た外観を与える。本方法は工程の変動に対する許容性、
操作者の変動及び装置に対する許容製造を持つことがで
き、乗り物の表面につけることができるような細かいピ
ン状の筋模様上にレンズ状の外観を与えるものである。
もし望むならば保護被覆は、グラフイック模様を希望の
基材に付着するのに用いられる下の接着剤も覆い、それ
によって接着剤の縁を密封し、そのグラフイック模様の
縁の所でワックスや異物が蓄積するのを防ぐのを一層促
進し、溶剤に対する予期せざる抵抗をそれに与えるよう
にしてもよい。
〔本発明の要約〕
本発明に従い保護被覆を「正確に整合した」(後に定義
する)状態で、上に有するグラフイック模様を形成する
方法が与えられる。本方法は、1)主表面を有するキャ
リヤーを用意し、2)キャリヤーの主表面上に像形成組
成物を適用し、しかも前記組成物が前記主表面を濡ら
し、その上に前記グラフイック模様のフイルムを与える
のに充分な表面張力を有し、3)グラフイック模様のフ
イルムを乾燥し、4)前記グラフイック模様の上に、そ
の縁境界線を越え、それと実質的に整合した液体保護被
覆を適用し、しかも前記保護被覆組成物は前記グラフイ
ック模様を濡らすのに充分であるが、前記キャリヤーフ
イルムの主表面は濡らさない表面張力を有し、そして
5)保護材料の被覆を乾燥し、それによって乾燥中、前
記保護被覆は前記キャリヤーの主表面から完全にグラフ
イック模様上へ、濡れがとれて後退し、前記グラフイッ
ク模様との正確な整合を与える、ことからなる。もし望
むならば、適当な像状に、適当な色の像形成組成物の一
つ以上の付加的な層を適用することにより多色グラフイ
ック模様を与えても良い。
本発明の好ましい具体例として、グラフイック模様と下
の接着剤とを有する乾式転写グラフイック物品で、グラ
フイック模様と「正確に整合し」た(ここで定義する如
き)保護被覆をその上に有し、希望の基材に適用した
時、そのグラフイック物品が丸みを帯びた密封された縁
及びペイントに似た外観を有するようになっている物品
が与えられる。透明な保護被覆はグラフイック模様を覆
い、グラフイック模様及び下の接着剤の縁を密封し、そ
のグラフイック模様及び下の接着剤の縁の所に異物が集
まるのを防ぎ、摩耗力から転写グラフイックを保護する
ようになっている。更に透明な保護被覆は接着剤に予期
せざる溶剤抵抗を与え、それによってそのようなグラフ
イックの耐久性及び寿命を改善する。本発明はそのよう
なグラフイック転写物品を製造する方法も与える。
要約すると、そのような転写グラフイック物品製造方法
は、1)主表面を有するキャリヤーを用意し、2)その
上に接着剤、典型的には感圧性接着剤の層を被覆し、
3)その上に像形成組成層、例えば希望の色の重合体フ
イルム、又はインクの如き像形成組成物の層を適用し、
4)前記像形成層及び下にある接着剤を、例えば像状に
キスカットし、次にその非像状部分を除去することによ
り像状に縁どり、希望のグラフイック模様を与え、5)
前記グラフイック模様の上に、その縁境界線を越え、そ
れと実質的に整合した液体保護被覆を適用し、しかも前
記保護被覆組成物は前記グラフイック模様及び下にある
前記剤を濡らすのに充分であるが、前記キャリヤーの主
表面は濡らさない表面張力を有し、そして、6)前記保
護材料の被覆を乾燥し、それによって乾燥中、前記透明
な保護被覆は前記キャリヤーの主表面との濡れがとれ、
後退し、前記グラフイック模様との正確な整合を与え、
前記グラフイック模様及び前記下にある接着剤の縁を密
封し、丸みを帯びた輪郭を与えることからなる。もし望
むならば、像形成組成物、例えばインクの1つ以上の層
を像形成層に適用し、特別な効果、例えば多色グラフイ
ック等を上述の如く与えるようにしてもよい。本発明を
更にその好ましい具体例を例示している図面を参照して
説明する。図面は正確な大きさではないが、単に例示す
るためのものであって本発明を限定するものではない。
〔本発明の好ましい具体例についての詳細な記述〕
本発明は乾式転写グラフイック物品の製造方法で、典型
的にはインクの一つ以上の層からなる像層を基材表面に
適用し、その上にグラフイック模様を形成し、そしてそ
の上に透明な保護被覆で、グラフイック模様の縁境界線
を越えて、それと実質的に整合させて適用される保護被
覆を適用する諸工程からなり、しかも前記基材の表面エ
ネルギーは前記透明な保護被覆の表面張力に対して充分
低く、保護被覆による濡れない所が生じ、そのためグラ
フイック模様の縁の表面の所まで保護被覆がはい戻る(c
reep back)ようにしている方法に関する。従って保護被
覆はグラフイック模様と正確に整合しており、それによ
って美的感覚の良い一体化した或はペイントに似た外観
を与える。
「正確な整合」とはここでは約0.12mm(5ミル)以下の
幅でわずかに大きい境界を意味するものとして定義され
る。そのような境界はグラフイック模様及び、ある具体
例では下にある接着剤の望ましい保護及び密封を与える
が、肉眼では本質的に区別することが出来ず、従ってそ
のような境界を持つ透明な被覆はグラフイック模様と正
確に整合しているように見え、或は目で見て見てそれと
一致しているように見える。
好ましい具体例として、本発明は保護被覆を上に有する
転写グラフイック物品に関し、グラフイック模様及びそ
れと整合して下にある接着剤を含むその物品は丸みを帯
びた密封された縁を有する。そのような乾式転写グラフ
イック物品を製造する方法は、キャリヤー表面に像形成
層、例えば像形成組成物の一つ以上の層及び下の接着剤
を適用し、希望のグラフイック模様を形成し、その上に
透明な保護被覆で、像領域の縁境界線を越えて、それと
実質的に整合させて適用される保護被覆を適用する諸工
程からなり、しかも前記キャリヤーの表面エネルギーは
前記透明な保護被覆の表面張力に対して充分低く、保護
被覆によるキャリヤーの濡れが起こらず、そのためグラ
フイック模様及び下の接着剤の表面及び縁の所まではい
戻り、それらと正確に整合するようにすることからな
る。
キャリヤーは、本来低い表面エネルギーを有し、或は低
表面エネルギー被覆を有する材料、例えばシリコーン被
覆を有する紙又はポリエステルフイルムからなる。キャ
リヤーは充分な堅さを有する基礎表面を与える機能を果
たし、その上に接着剤を被覆し、像形成層、例えば重合
体フイルムを適用し、それを像状に、例えばキスカット
により縁を切り、不要部分を除去することにより縁どる
ことができるようにしているが、頂部透明液体保護被覆
がその上で乾燥する時、それはキャリヤー表面を濡らさ
ず、その表面からグラフイックフイルム及び下の接着剤
の所へ後退するのに充分な相対的に低い表面エネルギー
を有する。更にキャリヤーは剥離裏打ちとしての機能を
果たし、グラフイック転写物品がそれから容易に剥離で
きるようにしなければならない。即ちそれへの接着剤の
接着は剥離可能であるべきである。
像形成層は重合体フイルム或はインクの如き材料からな
る。フイルムは好ましくはキャリヤーの表面エネルギー
よりも大きな表面エネルギーを有する希望の色の材料か
らなり、透明な保護被覆を適用した時、それがキャリヤ
ー表面を濡らさず、その表面から像形成層及び下の接着
剤へ後退する。
下の接着剤は、最終的グラフイック模様が適用される希
望の基材及び像形成層に対し、大きな接着力を与えるべ
きであるが、キャリヤーに対しては剥離可能なように接
着すべきである。
接着剤をまずキャリヤーの上に被覆し、次に像形成層を
それに適用するか、又は最初に像形成層例えばフイルム
の上に被覆し、次に予め被覆した像形成層をキャリヤー
に適用しても良い。接着剤は少なくとも希望のグラフイ
ック模様の領域を覆う実質的に連続的な層を形成し、好
ましくは、少なくともそれをわずかに越えて伸びてお
り、その結果接着剤の層がグラフイック模様の実質的全
ての下にあり、基材への確実な接着を与えるようになっ
ている。適用な接着剤を予め被覆したフイルムの例に
は、ブランド名、SCOTCHCAL3650シリーズのポ
リ塩化ビニルフイルム、及びブランド名、SCOTCH
CAL5690シリーズのポリエステルフイルムが含まれ、
それらは裏側にアクリル型感圧性接着剤を有しており、
ミネソタ・マイニング・アンド・ナニュフアクチュアリ
ング社(3M)から入手することができる。
第1図は、接着剤(16)及び像形成層(18)が適用されてい
る。低表面エネルギーの表面(14)をもつ重合体フイルム
(12)からなるキャリヤー(10)を示している。
もし望むならば、例えば多色グラフイック模様のために
は、一つ以上の像形成組成物又は材料の層を希望の模様
で像形成層の上に被覆するか又は印刷しても良い。
像形成材料は基材の上にグラフイック像を形成するため
に従来用いられていた像形成材料、例えばインクの如き
ものからなっていても良い。像形成材料の正確な組成は
必要な最終用途の性質に依存する。像形成材料は、湿潤
組成物で、その組成物が像形成層を濡らし、その上で流
れ、フイルムを形成し、その上に目で見えるプリント模
様を与えるような表面張力特性を有する湿潤組成物から
典型的に構成される。像形成材料は着色していても、或
は無色でも良いが、着色した組成物が好ましい。希望に
より、もし組成物が、紫外線の下で見ることができるが
通常の周囲の光の下では無色である製品を与えるように
すると、特別な効果を達成することができる。商業的に
入手することができるビニルインク又はビニル アクリ
ル インクの如き従来のインクを用いることができる。
スクリーン印刷が可能なインクは、インクフイルムの形
成、及びそのフイルム形成のために用いられる溶剤に基
づいて分類することができる。例えば、溶剤を基にした
インクはそこに含まれる種々の溶剤を蒸発させることに
よってフイルムを形成する。即ち、湿潤フイルムは乾燥
される。硬化可能なインクは科学的変化によって重合体
にされるフイルムを与える。インクの例にはエナメル;
溶剤に基づくインク、例えばラッカー及び他の溶剤を含
むインク、ポスターインク、及び水を基にしたインク;
エポキシ、紫外線照射系、プラスチゾル等を基にしたも
のの如き100%固形物を含むインク;及び増量可能なイ
ンク、電気的特性を示すもの等の如き特別なインクが含
まれる。
像形成層の上に良好な濡れ、即ち最大表面接触を得るた
めには、インクの表面張力は像形成層の臨界的表面張力
に等しいか又はそれより小さくなければならない。換言
すれば、像形成層は、像形成組成物よりも高度の表面濡
れ性をもたなければならない。しかし像形成組成物によ
って形成されたフイルムの表面張力はキャリヤー表面の
表面張力よりも大きくなければならず、保護被覆が適切
にキャリヤー表面を濡らさず、グラフイック模様との希
望の整合を達成するようになっていなければならない。
もし像形成組成物によって形成されたフイルムの表面張
力がキャリヤー表面の表面張力よりも充分大きくない
と、透明被覆とグラフイック模様との正確な整合は得ら
れないであろう。特定の溶剤、表面活性剤、及び他の従
来から知られている添加物を、希望に応じて像形成組成
物に表面特性を変えるために用いても良い。
異なった色をもつような多重像形成組成物フイルムを、
もし望むなら、連続して印刷することにより形成しても
良い。
像形成層、もしあるとすれば、像形成組成物フイルム、
及び下の接着剤を、次に像状にキスカットし、そして望
まない部分即ち不要部分を除去するなどして像状に縁ど
り、希望のグラフイック模様を与える。キスカットをす
る時には注意しなければならない。何故なら余りにも深
く即ち、キャリヤー中まで切断すると、乾燥中、透明な
被覆組成物がキャリヤー濡らさなくなるのを不完全にす
る傾向があり、最終的な透明被覆がグラフイック模様及
び接着剤の縁を部分的にしか密封しないようになる傾向
があるのに対し、充分深く切るのに失敗すると、即ち接
着剤層を完全に通らないと、不要部分の完全な除去を阻
害することになるであろう。第2図は希望のグラフイッ
ク模様を形成するようにキスカットし、不要部分を除去
した後のキャリヤー(10)上の接着剤(16)、像形成層(18)
及び像形成組成物フイルム(20)を示している。
本発明は本方法の4つの部材、即ちキャリヤー表面、像
形成層、もしあると知れば像形成組成物、及び透明な保
護被覆の各々の表面張力特性を用いた方法に関する。通
常、キャリヤー表面の臨界的固体表面張力の決定から始
め、次に他の部材が必要な表面張力の条件を満たすよう
に構成する。フイルムの表面エネルギーは多くの方法で
決定することができる。例えば一連の既知の表面張力を
もつ液体を滑らかな試験表面に適用する。これらの液体
のその固体表面との接触角を測定し、そのデーターを次
に各液体の既知の表面張力に対してプロットする。その
ようなデーターを0の接触角まで外挿すると、固体表面
張力、即ちキャリヤー表面の表面張力を与える。何故な
らこの点では固体フイルムの表面張力はその液体の表面
張力にほぼ等しくなるからである。従ってこの表面張力
は臨界的固体表面張力になる。シリコーン被覆キャリヤ
ーに対してこの方法を用いると、表面張力は計算により
23.8ダイン/cmであり、それは文献に報告されている値
24ダイン/cmと一致している。
同様に、既知の値の液体表面張力を有する液体につい
て、表面自由エネルギーに影響を与える分散力及び分極
力による接触角を測定した結果を用いることもできる。
最後に、特定のフイルム基材の臨界的表面張力を決定す
るために濡れ張力試験装置が市販されている。
典型的な表面張力の値の例には、ポリ塩化ビニルに対す
る約32ダイン/cmがあり、それは典型的にはコロナ処理
により約60〜70ダイン/cmの値を生ずるようにすること
ができ、又典型的なビニルインクについての26〜35ダイ
ン/cmがあり、それもコロナ処理により60ダイン/cmよ
り大きな表面エネルギーを生ずるようにすることができ
る。
キャリヤー表面の臨界的固体表面エネルギーが一度び分
かれば、像形成層を選択することができ、それに対する
像形成組成物を、希望の正確さ、即ち目で見て一致した
整合で明確に被覆することができる良好なグラフイック
模様を与え或は生ずるように調製することができる。
希望のグラフイック模様がキャリヤー表面に適当に形成
されたならば、透明な保護被覆を溶剤選択、特定の樹脂
及び他の添加物に基づいて配合することができ、それら
が一緒になって、乾式グラフイック模様及び露出した接
着剤層を充分に濡らすことができるが、キャリヤー表面
を濡らすことができない配合物を与えるようにする。
他の臨界的条件には、被覆組成物の溶媒和及びその乾燥
速度が、その相対的表面張力の他に含まれている。
透明な保護被覆は典型的には樹脂状フイルム形成性材料
から作られ、その一つの例は、脂肪族ポリウレタンで、
それは転写グラフイック像のための上面保護被覆を与え
るのに現在習慣的に用いられている。
液体上面被覆は、例えばスクリーン印刷により、グラフ
イック模様の上に、その縁境界線をわずかに越えて、即
ち典型的には約2.54mm(100ミル)の幅まで余分に刷り重
ねて印刷し、グラフイック模様が確実に完全に覆われる
ようにする。この液体被覆が乾燥すると、その液体被覆
がグラフイック模様上に刷り重ねられていた所のキャリ
ヤーを濡らさなくなり、即ち剥がれて後退し、該グラフ
イック模様と正確な整合状態になり、そして従来のやり
方で硬化することができる。好ましくは、その液体はグ
ラフイック模様の縁を好なくとも0.12mm(5ミル)越え
て印刷され、その縁及び下の接着剤を確実に完全に密封
するようにする。刷り重ねの余分な幅を増大すると上面
被覆がキャリヤーの上に乗るようになり、即ちグラフイ
ック模様内の間隙、例えば自動車装飾のために用いられ
ている“レーシング”縞模様のために与えられているよ
うな平行なすじの間の間隙にまたがるようになる。
従って透明な保護被覆はグラフイック模様の表面に亘っ
て変動する大きな厚さを与え、グラフイック模様及び下
の接着剤の縁を密封する。このようにして透明被覆はグ
ラフイック模様及び下の接着剤を化学的侵食及び環境に
よる侵食から保護し、それによってその耐久性を増加
し、一体化したペイントに似た外観も与え、それによっ
てその魅力性を改善する。
透明被覆の最終的厚さは少なくとも0.01mm(0.5ミル)で
約0.1mm(4ミル)以下であるのが好ましい。透明被覆
が薄くなるほど、グラフイック模様及び下の接着剤に対
し与える保護の有効性が低くなる傾向があるのに対し、
上で示した範囲より実質的に厚いものはグラフイック模
様に望ましくない美的外観を与える傾向がある。
第3図は透明被覆(22)を乾燥した後、それによって与え
られる丸みを帯びた輪郭を示す。像形成層(18)、下の接
着剤(16)及び像形成組成物フイルム(20)の縁(24)は透明
被覆(22)によって密封されている。
転写物品の縁の所に異物が集まるのを防ぐ他に、透明被
覆はグラフイック模様、特に下の接着剤に対し優れた溶
剤抵抗を与えることが判明したことは全く意外なことで
あった。従って、透明被覆及び下の接着剤が互いに反応
して最適の密封を与えるようにするのが好ましい。例え
ばイソシアネート含有透明被覆組成物及びアクリル酸含
有接着剤は典型的に反応して接着剤層と透明被覆との間
に学的結合を与え、そのような結合は型的に接着剤層に
異常に高い溶剤抵抗を与える。
第4図に示すように、物品を次に従来の適用テープ(2
6)、即ち低粘着性接着剤(30)を上に有する可撓性フイル
ム(28)に積層することができ、それにより像形成組成物
フイルム(20)、像形成層(18)、下の接着剤(16)及び上の
保護被覆(22)をキャリヤー(10)から剥がし取り、そのキ
ャリヤーを捨て、転写物品を基材へ適用することができ
る。例えば押しぬぐうようにして、こする作用を与えた
後、適用テープを除去し、転写物品が基材に付着したま
まにする。第5図は、適用テープ(26)を部分的に取り除
いた後の基材(32)に付着した転写物品を示す。
このようにして自動車市場で特に有用性をもつ低い輪郭
の高性能で耐久性のあるグラフイック転写系が与えられ
る。例えば本発明は、本発明によって製造されるグラフ
イック物品が丸みを帯びた縁及び極めてペイントに似た
外観をもつ点で、外観及び性能特性について独特な自動
車用縞模様或は印しを与えることができ、その技術は転
写グラフイック系ではこれまで得ることができなかった
ものである。更にここに記載したグラフイック物品は非
常に耐久性があり、自動車仕上げ、例えば研摩作用、ほ
こりの衝突及び溶剤による侵食等によって典型的に受け
る力に対し、大きな抵抗性を有する。本発明を更に次の
実施例によって例示する。特に指示しない限り部は重量
による。
実施例1 シリコーンを被覆した紙製剥離裏打ちで保護したアクリ
ル感圧性接着剤を被覆したポリ塩化ビニルからなるブラ
ンド名、SCOTCHCAL3655フイルムを、像形成
層、下の接着剤及びキャリヤーとして用いた。
フイルム及び下の接着剤は、像状(“レーシング”縞模
様)に、テフロン被覆した、食刻マグネシウムダイスを
用い、175℃(350゜F)の温度で熱間キスカットし、薄くな
っていく輪郭をもつ縁を形成させた。
次にキャリヤーから不要部分を除去し、グラフイック模
様を形成させた。
次にグラフイック模様に、110メッシュ網を用い、約0.5
0〜1.0mm(20〜40ミル)の余分な幅で刷り重ねることに
より透明被覆を適用した。二成分ポリウレタンであるそ
の透明被覆は次の配合によるものであつた。
透明被覆は75℃(165゜F)で1時間硬化した。
適用テープを転写グラフイック物品に積層した。
グラフイック物品をペイントを塗った鋼板基材に適用し
た。
転写グラフイック物品は丸みを帯びた、ペイントの外観
に似た一体的外観をしていた。
グラフイック物品の溶剤抵抗を、グラフイック及び基材
を、無鉛ガソリン90部及びエタノール10部からなる溶液
中に室温で約40分間浸漬することにより試験した。取り
出した後、乾燥した転写グラフイック物品はその最初の
ペイントに似た外観を維持しており、認められる劣化は
受けていなかった。
実施例2 実施例1の如き、転写グラフイック物品を作り、基材に
適用した。
溶剤抵抗を、グラフイック物品及び基材をトルエン中に
室温で約5分間浸漬することにより、試験した。取り出
して乾燥した後、転写グラフイック物品はその最初のペ
イントに似た外観を維持し、目に見える劣化は受けてい
なかった。
実施例3 実施例1の如く転写グラフイック物品を作った。但し透
明被覆は次の配合を用いたラッカーアクリル系材料であ
った。
ペイントを塗った鋼基材に適用した後、転写グラフイッ
ク物品は丸みを帯びた、ペイントの外観に似た一体的外
観をもっていた。
実施例4 実施例1の如く転写グラフイック物品を作った。但し透
明被覆は次の配合をもつ紫外線硬化性材料であった。
透明被覆を、110メッシュ網を用い約0.12〜3.18mm(5
〜125ミル)の余分な幅で刷り重ねることによりグラフ
イック模様へ適用した。
透明被覆をリンデ(Linde)PS-121光硬化室中で窒素雰
囲気中9.1mm(30フイート)/分のベルト速度で化学線照
射することにより硬化した。
ペイントを塗った鋼基材に適用した後、転写グラフイッ
ク物品は丸みを帯びた、ペイントの外観に似た一体的外
観をもっていた。
実施例5 実施例1の如く転写グラフイック物品を作った但しイン
クを、キスカットする前の像形成層上にスクリーン印刷
した。インクはブランド名、SCOTCHCAL3905イ
ンクで、カーボンブラックで着色したポリ塩化ビニル/
酢酸ビニル共重合体に基づくインクであった。インクを
230メッシュ網でスクリーン印刷し、90℃(190゜F)で3分
間硬化した。
室温に冷却した後、透明被覆を実施例1の如く適用し
た。
実施例1の如くペイントを塗った鋼基材に適用した後、
転写グラフイック物品はペイントの二つの平行な筋、例
えばレーシング縞模様に似た丸みを帯びた一体的外観を
もっていた。
実施例6 ポリエステルフイルムに次のシリコーン組成物を被覆し
た。
(上記のものは全てゼネラル・エレクトリック社から市
販されている)。
次にインク組成物を110メッシュ網を用いてシリコーン
被覆ポリエステル上にスクリーン印刷した。そのインク
の組成は次の通りである。
上記組成物をジイソアミルでケトンで希釈し、1300cps
の粘度(ブルックフィールド粘度計、NO.3 スピンド
ルを使用)を与えるようにした。印刷後、溶剤を空気流
通炉で75℃(165゜F)で加熱することにより、蒸発させ
た。
実施例1で用いたのと同じ組成をもつ透明な保護被覆を
カルビトール アセテートで希釈し、500cpsの粘度にし
た(ブルックフィールド粘度計、NO.3スピンドルを使
用)。
次にこの配合物を、予め形成したインク像の上に、約0.
50mm(20ミル)の余分な幅で刷り重ねることによりスク
リーン印刷した。
次に上記構造物を 2時間約75℃(165゜F)で加熱した。
乾燥中、被覆組成物は濡らさなくなり、インク像の縁ま
で戻り、下のインク領域と優れた整合を与え、魅力的な
ペイントに似た外観を与えた。
ラミネイテッド・アンド・コウテッド・プロダクツ社(L
amimated and Coated Products,Inc.)から入手された。
低粘着性水性アクリル感圧性接着剤が被覆された0.06mm
(2.5ミル)ポリエチレン裏打ちを有する適用テープ、25
-508-LCを、ポリエステルフイルムへ、被覆されたグ
ラフイック模様上に積層した。ポリエステルフイルムを
取り除きグラフイック模様をポリエステルフイルムから
適用テープへ移した。
グラフイック模様の下側及び適用テープ上の低粘着性接
着剤の露出した部分を、500ワットのコロナ放電を用
い、6.1m(20フイート)/分の速度を用いて処理した。
19.6重量%接着剤重合体(74/22/4重量比のイソオクチ
ル アクリレート/酢酸ビニル/アクリル酸)及び80.4
重量%の酢酸エチルからなる接着剤配合物を室温で一緒
にそれら成分を混合することにより、調製し、その溶液
を、シェラー・リリーズ・ブロダクツ社(Schoeller Rel
ease Products,Inc.)から入手されたシリコーン被覆白
色ポリエチレンフイルム、05-4-HiD−ST6A/ST3
A−Whiteの上に湿潤厚さ約0.8mm(3ミル)まで被覆
し、溶媒を75℃(165゜F)で5分間加熱することにより蒸
発させた。このフイルムの接着剤被覆側を、適用テープ
及びグラフイック模様のコロナ処理側へ積層した。
シリコーン被覆ポリエチレンフイルムを取り除き、ソノ
物品をペイントを塗った鋼基材上に置き、接着剤をペイ
ント塗布鋼基材と接触させた。ポリエチレンの縁をフイ
ルム構造物の上で押しぬぐうようにしてその表面を押す
ことにより、中程度の圧力を適用テープに加えた。次に
適用テープを基材から剥がした。グラフイックデザイン
はペイント塗布鋼基材上に残り、グラフイック物品と整
合していない接着剤は適用テープ上に残った。
次に、物品の溶剤抵抗を実施例1の如くガソリン/エタ
ノール混合物中に浸漬することにより試験した。取り出
して乾燥した後、グラフイック物品を、その縁に沿って
溶媒侵食損傷があるか否かについて検査した。インク像
はその縁に沿って粗く波だつようになり、そのような領
域中の下の接着剤は浸出されてしまっていた。
比較例A 実施例1に記載した透明な保護被覆組成物の連続的層
を、ブランド名、SCOTCHCAL3655フイルムに11
0メッシュ網を通してその組成物をスクリーン印刷する
ことにより適用した。透明被覆は75℃(165゜F)で1時間
硬化した。
透明被覆、フイルム及び下の接着剤を、テフロン被覆し
た食刻マグネシウム ダイスを用いて像状(レーシング
縞模様)に175℃(350゜F)の温度で熱間キスカットした。
次に不要部分をキャリヤーから取り除き、グラフイック
物品を形成した。その物品の縁はペイントに似た外観と
して示されるような丸みを帯びた輪郭はもっていなかっ
た。
適用テープをそのグラフイック物品に適用し、その物品
を実施例1の如くペイントを塗布した鋼基材に適用し
た。
グラフイック物品の溶剤抵抗を、次の実施例1及び比較
例Aの如くガソリン/エタノール混合物中に浸漬するこ
とにより試験した。取り出して乾燥した後、そのグラフ
イック物品を検査すると、接着剤はグラフイック模様の
下からにじみ出ていたことが観察された。
実施例1〜6の各々について、本発明の全ての実施例で
は、製造されたグラフイック物品は丸みを帯びた輪郭及
びペイントに似た外観をもっていた。本発明の好ましい
具体例である実施例1と2の結果を、実施例6及び比較
例Aの結果と比較すると、透明な保護被覆がグラフイッ
ク模様と下の接着剤の両方を密封している本発明の好ま
しい転写グラフイック物品によって達成された溶剤抵抗
が例示されており、透明被覆がグラフイック模様にのみ
適用されて、下の接着剤の露出した縁には適用されてい
ない転写グラフイック部分の溶剤抵抗に比較して、改良
された溶剤抵抗が得られていることが例示されている。
本発明の種々の修正及び変化を、本発明の範囲から離れ
ることなく行なえることは当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図はキャリヤーに適用した像形成層及び下の接着剤
層の断面図である。 第2図は、像形成組成物を上に印刷し、希望のグラフイ
ック模様を、像状にキスカットし不要部分を除去するこ
とにより形成した後の第1図の構造の断面図である。 第3図は、液体保護被覆を上に適用し、乾燥した後の第
2図の構造の断面図である。 第4図は、適用テープを積層した後の第3図の構造の断
面図である。 第5図は本発明の好ましい転写グラフイック物品を基材
に適用した場合の断面図である。 10…キャリヤー、16…接着剤、19…像形成層、2
0…像形成組成物フイルム、22…保護被覆、26…適
用テープ、28…可撓性フイルム、30…低粘着性接着
剤層。
フロントページの続き (72)発明者 ケネス ゲーリー オルソン アメリカ合衆国ミネソタ州セント ポー ル,3エム センター(番地なし)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材に、模様を付けるため適用する乾式転
    写物品において、前記物品が、 A)グラフイツク模様; B)前記グラフイツク模様の下にそれと正確に整合して存
    在し、前記グラフイツク模様及び前記基材に接着を与え
    ることができる、接着剤層;及び C)前記グラフイツク模様及び前記接着剤層と正確に整合
    した樹脂状のフイルムを形成した透明な保護被覆で、丸
    みを帯びた輪郭を有し、前記グラフイツク模様を覆い、
    かつ前記グラフイツク模様及び前記接着剤層の縁を密封
    している保護被覆; からなることを特徴とする乾燥転写物品。
  2. 【請求項2】グラフイツク模様が更に、グラフイツク模
    様の表面の少なくとも一部を覆う少なくとも一つの像形
    成組成物のフイルムを有することを更に特徴とする前記
    第1項に記載の物品。
  3. 【請求項3】a)透明な保護被覆が紫外線照射で硬化する
    こと;または b)透明な保護被覆が接着剤と反応していること; のどちらかを更に特徴とする前記第1項または第2項に
    記載の物品。
  4. 【請求項4】a)物品が更に剥離裏打ちを有すること;ま
    たは b)物品が更に付着テープを有すること; のどちらかを更に特徴とする前記第1項〜第3項のいず
    れか一項に記載の物品。
  5. 【請求項5】基材上のグラフイツク模様で、その上にそ
    れと正確に整合した保護被覆を有するグラフイツク模様
    を形成する方法において、前記方法が、 1)主表面を有するキヤリヤーフイルムを用意し、 2)前記主表面上に像形成組成物の少なくとも一つの被覆
    を適用し、しかも前記像形成組成物が前記キヤリヤーの
    前記主表面を濡らしてその上に前記グラフイツク模様の
    フイルムを与えるのに充分な表面張力を有しており、 3)像形成組成物の前記被覆を乾燥して前記グラフイツク
    模様を形成し、 4)前記グラフイツク模様の上に、その縁境界線をわずか
    に越え、それと実質的に整合した液体保護被覆を適用
    し、しかも前記保護被覆は前記グラフイツク模様を濡ら
    すのに充分であるが、前記キヤリヤーフイルムの主表面
    は濡らさない表面張力を有し、そして 5)前記液体保護被覆を乾燥し、 それによつて、前記乾燥中、前記保護被覆は前記キヤリ
    ヤーの前記主表面から濡れがとれて前記グラフイツク模
    様上へと後退し、そして前記グラフイツク模様との正確
    な整合を与える、 ことからなることを特徴とするグラフイツク模様の形成
    方法。
  6. 【請求項6】主表面がその上に低表面エネルギー被覆を
    有することを更に特徴とする前記第5項に記載の方法。
  7. 【請求項7】a)保護被覆組成物が紫外線照射で硬化する
    こと;または b)保護被覆組成物が接着剤と反応すること;のどちらか
    を更に特徴とする前記第5項に記載の方法。
  8. 【請求項8】保護被覆を乾燥した後、それを硬化する工
    程を含むことを更に特徴とする前記第5項に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】基材にグラフイツク模様を転写することが
    できる乾式転写物品で、しかも、前記グラフイツク模様
    がその上にそれと正確に整合した保護被覆を有し、その
    保護被覆によって、下にある接着剤を密封している、転
    写物品の製造方法において、 A)主表面を有するキヤリヤーを用意し、 B)その上に接着剤層を被覆し、 C)その上に像形成層を適用し、 D)前記像形成層及び下にある接着剤を像状に縁どってグ
    ラフイツク模様を与え、 E)前記グラフイツク模様の上に、その縁境界線をわずか
    に越え、それと実質的に整合した液体体保護被覆を適用
    し、しかも前記保護被覆は前記グラフイツク模様及び露
    出した接着剤を濡らすのに充分であるが、前記キヤリヤ
    ーフイルムの前記主表面は濡らさない表面張力を有し、
    そして、 F)前記保護被覆を乾燥し、 それによつて、前記乾燥中、前記保護被覆は前記キヤリ
    ヤーの前記主表面との濡れがとれ、そこから後退し、そ
    して前記グラフイツク模様との正確な整合を与え、前記
    グラフイツク模様及びその下にある接着剤の縁を密封す
    る、 ことからなることを特徴とする転写物品の製造方法。
  10. 【請求項10】主表面がその上に低表面エネルギー被覆
    を有することを更に特徴とする前記第9項に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】像形成組成物の少なくとも一つの層が像
    状に像形成層に適用されていることを更に特徴とする前
    記第9項に記載の方法。
  12. 【請求項12】a)保護被覆組成物が紫外線照射で硬化す
    ること;または b)保護被覆組成物が接着剤と反応すること;のどちらか
    を更に特徴とする前記第9項に記載の方法。
  13. 【請求項13】保護被覆を乾燥した後、それを硬化する
    工程を含むことを更に特徴とする前記第9項に記載の方
    法。
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